[番外40]上町通り・仲町大通り(下仁田)
歩いた日 R04.12.03【群馬県下仁田町】
上信電鉄下仁田駅方面から昭和風情全開の中央通りを抜けると、南北方向の2車線道路に出ますが、その道路上を中心に、南が「上町通り」、北が「仲町大通り」となっていることが街路灯の表示からわかります。が、その前に、正面方向に鳥居が見えるのでそちらに向かいます。
諏訪神社は戦国時代の武田信玄による創建という地域の鎮守で、天保年間の再建とされる社殿の柱、梁、壁に龍や獅子の精緻な彫刻が施され、これは町指定の重要文化財だそうで、見事なものです。これを鑑賞しつつ、この地に来られたことに感謝して奉拝。左隣にある龍栖寺は真言宗の寺院ですが、明治初頭の神仏分離令により諏訪神社から分離されたものだそうで、どちらも町の歴史とともにある由緒正しき場所といえます。門前には六地蔵が静かに佇みます。
<諏訪神社社殿の見事な彫刻>

さて、「上町通り」へ。2車線道路ですが交通量はそれほど多くなく、歴史を感じる街並みが静かに、そしてしっとりと続いています。昭和世代としてはとても懐かしく、良い雰囲気で心休まります。どの建物や店がどのように良いとはなかなか言えないのですが、とにかく全体として「良い」のです。稚拙な表現ですみません。この通りは南に向けた下り勾配で、鏑川の橋まで続くのですが、その手前で引き返し、北の「仲町大通り」に歩を進めます。
こちらもしっとりムード満点で、「中江米穀店」、「森川商店」(酒店)、「文林堂洋品店」などが数十年そのままと思われる形で現役営業しているのが感動的でさえあります。蔵造りの建物の手前にある「蒟蒻百珍館」は、こんにゃくメニューなどもあるカフェとなっているようです。このような街並み自体がもはや文化財級とも思えますが、そこに生活感が息づいているように感じるのが好ましく思えます。
ところで、この道は県道45号だそうなのですが、この先正面にある下仁田町文化ホールの前を左へ折れるのが旧下仁田街道で、はるか信州の佐久方面まで続く道ですが、途中には荒船風穴などの観光スポットもあるようで、クルマなら良いドライブコースでしょう。徒歩の私は、ここから駅方向へ戻るのに、仲町本通りへと入りました。
<上町通りの風景(1)>

<上町通りの風景(2)>

<上町通りの風景(3)>

<仲町大通りの風景(1)>
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<仲町大通りの風景(2)>

・なつかし度 ★★★★★
・ぬくもり度 ★★★★☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度 ★★★★☆
・ローカル度 ★★★★☆
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