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ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

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ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

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皆さまのご感想や情報など、お便りをお待ちします。

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[№828]霜降銀座栄会

■■■・・・谷筋に展開し、新旧が刺激しあう活気の見本のような商店街
歩いた日 R01.12.28 【北区】 

  <入ってすぐのあたりの商店街の情景>
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 霜降銀座、染井銀座といえば、商店街通の間では有名どころなので、B級として紹介するのはどうかと今まで避けていたのですが、令和元年も押し詰まった12月の末に敢えて訪れてみました。と言うのも、最近東京の地形に興味が深まり、ここが谷田川の谷筋に位置しているからで、そうした地形観察の意味合いを兼ねてということです。
 谷田川は、大昔は石神井川の下流に当たり、不忍池を形成しつつ神田付近を経て東京湾に注いでいたのですが、今の王子駅付近で石神井川が日暮里崖線の壁を突き破って荒川(隅田川)に合流するようになったために取り残された流路なのです。ですから、川は小規模でも谷間の幅は広く、流路は現在すべて暗渠化されたものの、左右の丘陵との間の斜面など地形の妙を味わえます。
 江戸・東京では、谷間は庶民がひしめき合って住むところで、商店街はそういう谷間に形成されることが多いのです。霜降銀座、染井銀座もその典型で、ほぼ流路上の細道に形成されています。
 駒込駅から、本郷通りの妙義坂を下り、霜降橋の信号の左手から商店街が始まります。霜降橋という名が川筋であることを証明しています。
 道幅は3~4m。温泉街を思わせる「しもふり」のアーチが魅力的で、入口両側の店舗も懐かしい構えです。右側の精肉店が特に良いですね。アーチをくぐって歩きだすと、左右の店舗群はいずれも生活密着型で、「これぞ商店街」というムード満点です。年末なので正月飾りなどを店頭で売る風景も各所に見られます。
 「スターフルーツ」という青果店では、店主らしき方とお客とのかけあいが賑やかで、野菜の蘊蓄を聞くことができました。道がやや広くなるところに近年オープンしたらしいうどん店の「なごみ」があり、「ここ、人気だよね」と言いながら親子が入っていきました。わらび餅が美味しそうな「すみ田」も清潔で好感が持てます。
 決して古さだけではなく新しい風も吹いているようで、「飯粉屋」(ぱんこや)は、「おなかにどっしりくるパン」を提供するというベーカリー。また、古い建物をリノベーションしたカフェ風の店も見受けられます。
 というわけで、商店街の見本のような風景が続くと思えば、いつのまにか染井銀座の領域に続いています。
  <「スターフルーツ」など>
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  <中間のアーチも温泉街を思わせる>
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  <懐かしい風情が漂う風景>
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  <染井銀座へ続くあたり(左端が「なごみ」>
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・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★★☆☆

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[№827]五反田遊楽街

■■■・・・島津山、池田山というハイソな台地に挟まれた低地の歓楽街
歩いた日 R01.12.14 【品川区】 

 本当は、五反田駅東口で、区の商店街リストにある「五反田仲通り共栄会」を歩こうと思ってきたのです。ネット上でも、「清泉女子大学下からJR五反田駅方面にある」という説明書きくらいしか情報がなかったのですが、「行けばわかるだろう」程度の感覚で、五反田駅の東、清泉女子大側の一角へ足を踏み入れたのです。
 そこは、ソニー通りと桜田通り(第二京浜)の間のエリアなのですが、入口部分に「五反田遊楽街」あるいは「ゆうらく通り」の門型アーチがある歓楽街です。堂々と風俗の「無料案内所」が並び、ラブホテルも複数あって、清泉の清楚なイメージとはほど遠い雰囲気です。欲望うずまくちょっと危ない夜の街という様相です。あふまりふらふら歩いていて、知った人に見られたりしたら誤解されそう。清泉女子大の近くまで行ってみましたが、「仲通り」は見つかりません。私の歩いたところが悪かったのでしょうか。それにしても、清泉の学生さんたちはどの道を歩いて通っているのかな。
  <「五反田遊楽街」のゲート>
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  <「五反田ゆうらく通り」のゲート>
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  <ラブホテルなどが集積>
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 品川区の商店街リストには、このほかに「有楽会綜合組合」の名があって、「東五反田1丁目にある商店街」とだけ書かれています。確かにここは東五反田一丁目。「遊楽街」や「ゆうらく通り」の名はまさにこの組合の自己表現と受け止められます。まあ、「仲通り」の探索は別の機会に委ねるとして、今回は昼間の「遊楽街」の散策に、タイトルも含めて変更です。道を散策しただけで、「施設」には入っていませんよ。
 ところで、このエリアは、地形的には台地に囲まれた谷間に相当します。城南五山に数えられる島津山は、まさに今の清泉女子大のあたり。桜田通りの向こうは池田山です。歴史ある高級住宅地に囲まれた低地の歓楽街というわけですね。これも地形と都市形成の関係の妙というところでしょう。「島津山眼科」というのもありました。
  <こんな通りも――「壱番街」>
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  <「島津山眼科」の看板があるあたり>
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 というわけで、エリア内を右往左往しただけで、駅方向に戻ったのでした。蛇足ですが、「五反田」の地名はもともと大字「下大崎」の中のひとつの小字にすぎなかったのが、駅名になったが故に大躍進し、「下大崎」の地名を駆逐した、ということを最近読んだ本で知りました。

・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

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[№826]五反田Gタワー商睦会

■■■・・・ビルの低層部で組織の実態不明ながら、カレーのランチで満足
歩いた日 R01.12.14 【品川区】 

 五反田駅周辺で、区商連加盟の五反田周辺商店会は、五反田商店会(振)と五反田駅前商店会(ソニー通り)くらいですが、区のHPには他にいくつかあり、実態不明ながら訪れました。
 まずは区のリストにある「五反田Gタワー商睦会」です。「Gタワー」とは、駅からすぐの「リビオ五反田プラグマGタワー」のことらしく、その地下~3階に店舗があって、そこでこの「商睦会」が構成されているのだと思われます。規模はそれほど大きくなく、1階に生花店、3階にクリニックや歯科などがありますが、他の大半は飲食店です。
  <「リビオ五反田プラグマGタワー」の全景>
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  <低層階の商店街部分>
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 昼食に、1階の「金子迦哩 かれー王国」へ。ビル全体の雰囲気から、おじさん一人で入ってもおかしくないかと思って扉を開けると、意外にも若い人やカップルがほとんど。少々場違いな空気を発散しつつ、メンチカレーをいただきました。ボリュームたっぷり。キーマベースの美味です。インド系とおぼしき方一人で切り回しており、好感が持てます。
  <1階の「金子迦哩 かれー王国」など>
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 このビルのすぐ前は目黒川で、大崎橋が架かります。川沿いに「GOTANDA RIVER STATION」のアーチが誇らしげな五反田ふれあい水辺広場が整備されています。水面を眺めながらの休憩場所として好適そうです。
 これに面して、区の商店街リストでは「西五反田ふれあい会」というのもあるはずなのですが、不明です。「五反田ふれあい水辺広場に面したビルの中にある飲食店街」とのことなので、隣の(池上線高架をくぐった先)ホテルロイヤルオーク五反田のビル内下の店舗群のことでしょうか。確かに飲食店が集積しているようですが、昼は入る雰囲気ではなく、夜でなければわからなさそうです。
 このあたり一帯が五反田商店会振興組合の範囲にも含まれるので、「Gタワー」も含めその関係が不明です。
 それにしても、ここの池上線高架は文化財級(いや、文化財か)ですね。その下には、川を挟んで大崎広小路駅との間に「池上線五反田高架下」が展開しています。昨年オープンし、話題のようです。グッドデザイン賞も受賞というお洒落空間で、「中目黒高架下」に続くシリーズでしょうか。
 逆側のJR高架の隣には、行列のうどん店「おにやんま」があり、本当に行列が絶えません。五反田は飲食には困らないまちの印象が強いですね。
  <「五反田ふれあい水辺広場」と池上線高架>
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  <行列のうどん店「おにやんま」>
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・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

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[№825]北新宿四丁目商友会

■■■・・・魅力的な飲食店も散在する長い商店街の西端は桜並木の神田川
歩いた日 R01.11.30 【新宿区】 

  <商店街の東側入口部分>
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 短い「北新宿四丁目親交会」を抜けるとそのまま「北新宿四丁目商友会」に続きます。2文字違いで紛らわしいですが別組織で、こちらは神田川の大東橋まで400m以上に及ぶ規模を持ち、交差点ごとに商店会名入りの片アーチがあって、「親交会」よりは商店街らしさを感じます。
 こちらも、昭和25年に「柏木五丁目商友会」として発足したものが同46年に「北新宿四丁目商友会」に改名したそうで、「親交会」と同一歩調です。アーチ上の表示は商店会名ですが、裏からみると「マイロード大町」です。「親交会」と一体的に「大町通り」を自認しているのですね。
 「昔ながらのお店が集う頑張る商店街」と紹介文にありますが、確かに、そういう雰囲気は感じます。特に、気軽に入れそうな感じの飲食店が散在しています。「とんかつ太一」からはじまり、「キッチン早苗」はボリューム満点の定食が食べられる店とのこと。中華料理の「味楽」も大衆食堂感の魅惑が強烈です。「ダイニングカフェアロン」は、ちょっと扉を開けるのに勇気がいりそうですが、淀橋市場で働く人にも支持されているとのことです。いろいろ迷いながら見て歩いたのですが、結局、この日の昼食は「親交会」の「MISTRAL」になったのですがね。
  <西寄りの大東橋に近い部分>
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  <「ダイニングカフェアロン」など>
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  <中華料理「味楽」があるあたり>
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 このほか、鮮魚店「魚繁」も元気そうですが、目を引いたのは「新宿氷業」。後で調べると、上質の純氷を販売しているとのこと。商店街で氷屋さんにお目にかかるのは稀なことです。貴重なお店です。
 この長い商店街は、周囲に公園がいくつかあり、憩いの場に恵まれていると言えそうです。大東橋公園、北柏木公園などがあるほか、西端の神田川にかかる大東橋の脇には新宿区立神田上水公園があり、この川沿いは桜並木になっていて、春は賑わいそうです。この神田川が区界で、その先は中野区となり、東中野駅も近いのですが、ここは引き返しました。
 全体に自動車交通量も少なく静かな道ですが、商店街の様相を保っており、新宿区内とはいうものの駅から離れたこういう位置にこれだけの規模の商店街があることに、少々驚きの感も得たのでした。
  <「新宿氷業」など>
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  <神田川沿いの桜並木>
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・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

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[№824]北新宿四丁目親交会

■■■・・・淀橋市場に近接する小さな商店街の喫茶店でゆったりランチ
歩いた日 R01.11.30 【新宿区】 

 北新宿四丁目は、JR中央線の線路と小滝橋通り、神田川に囲まれた三角形のエリアですが、ここも旧町名は柏木の一部。新宿区商連HPの紹介文では、昭和25年に「柏五親交会名」として結成したものが昭和46年に町名変更に合わせ「北新宿四丁目親交会」に改名したとのこと。
 この四丁目エリアで最も目立つ施設は淀橋市場です。昭和14年に開設された青果市場で、現役で稼働しており、道路から塀越しに市場稲荷神社も見えます。そして、「北新宿四丁目親交会」は、この市場から1ブロック隔てた北側で小滝橋通りから西に入る道沿いの100mほどの短い商店街です。入口向かいの小滝橋通り沿いには新宿消防署があります。
 この通りには「大町通り」の名がついていますが、その由来は現地でも手がかりはありません。後で調べると、明治から大正期の詩人、歌人、随筆家であった大町桂月(おおまちけいげつ)という人物の旧居がこのあたりにあったという情報があり、通りの名はこれに由来するのではないかと推察されます。この人物の著作「人の運」は処世訓集として当時のベストセラーになったとのこと。
 商店街の区間が短く、すぐに続きの「北新宿四丁目商友会」(名前が似ていて紛らわしいですが)の領域に入ってしまうのですが、その手前角にある銭湯の「柏湯」が非常に渋い味を出しています。こういう銭湯って、今では本当に少なくなりました。貴重な存在です。この名前は旧町名の「柏木」に由来するのでしょうか。
  <商店街全景・右が「柏湯」>
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 上記商連HP紹介文では、この商店会の会長は「おぎはら電気」さんで、「モヤモヤさまぁーずでいちばん初めに撮影されたお店で、看板娘のおばあちゃんがいました」とのことですが、敢えて確かめませんでした。
 この先の「商友会」区間を往復した後、「MISTRAL」で昼食にしました。バーのようなつくりでもありますが、夕方6時まで営業の純粋な喫茶店とのこと。コーヒー付のランチでゆったりとしたひとときを過ごしました。昼時なのに空いているのは土曜日のせいかな。
 これらの他にこの区間ではあまり目立つ店もなく、どの駅からもやや距離がある立地で、商店街としての環境は厳しいと見えます。ただ、市場関係者や出入り業者が贔屓にしている部分があるとすれば救いですね。
  <「おぎはら電気」などがある商店街中央付近>
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  <喫茶店「MISTRAL」>
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・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

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