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ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

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ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

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皆さまのご感想や情報など、お便りをお待ちします。

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[№701]川島商店街

■■■・・・孤立型ながら立派に現役。一見の価値あるレトロ感濃厚な商店街
歩いた日 H30.05.26 【中野区】 

 ここ川島商店街は、以前何かの記事で、レトロ感濃厚との紹介を読んだ記憶があり、一度来たかったところです。駅から離れたところに孤立的にある商店街で、この日は中野新橋駅から中野新橋商店街を抜けて西側の入口にたどり着きました。入口の道路向かいにあたる位置に川嶋地蔵尊があります。宝歴7年に川嶋村の村人が総出で建立したとのことで、中央の地蔵の左右に六地蔵が祀られ、地域の歴史を物語っています。
  <川嶋地蔵尊>
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 商店街は入口が目立たないながら、レンガ舗装でそれとわかります。で、入ってみればそれはそれは懐かしい商店街風景です。すぐ左側が生花店、その隣に「室井果実店」、さらに道を挟んで両側に「肉のジャンボ」と続き、先への期待が高まります。看板建築もかなり残っており、確かに昭和レトロ感が濃厚です。青果店、銘茶店、和菓子店「伊勢屋」などの並びが良いですね。空地を利用したと思われる小公園は「コスモくんひろば」。
  <商店街入口付近の風景>
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  <レトロ感濃厚な店舗の並び>
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 これも空き店舗を利用したと思われる商店街事務所は「コスモ会館」です。この商店街は振興組合組織となっており、イベント等も盛んにやっている模様で頼もしいです。「昔ながらの元気な商店街」がキャッチフレーズで、毎月2日・16日は特売日、毎月最後の日曜日は朝8時から10時まで朝市を行なっているとのことで、確かに「明日の朝は朝市」の立て看板がありました。毎年8月最終の金・土曜日は、商店街の青年部を中心に「川島夜店市」も催され、多くの人で賑わうそうです。
  <歴史ありそうな店舗が続く>
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 脇道を入ったところにさりげなくスーパーの「オリンピック」があって共存しているのも良いですね。そして、格別にすばらしき昭和空間は「松島市場」。この中の店で、私の好物の「小女子」の佃煮を見つけて買いました。スーパーなどではなかなかない小女子だけのもので、200円だけの買い物ですがお店の方も「私も好きなのよ」と明るく応対してくれました。
  <すばらしき昭和空間「松島市場」>
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 お目当てにしていた蕎麦店の「いな垣」は本日臨時休業で残念でしたが、孤立型商店街にしては立派に現役な商店街で、やはり来てよかった。新宿にも近い位置でこの懐かしい空気感をぜひ長く保っていって欲しいと思いながら中野新橋駅方向に戻ったのでした。
  <商店街東端付近の光景>
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・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★★
・ローカル度  ★★☆☆☆

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[№700]中野新橋商店街

■■■・・・赤い欄干の橋が歴史を語り、レトロ店からパンの新店まで揃う商店街
歩いた日 H30.05.26 【中野区】 

 地下鉄丸ノ内線の中野坂上から分かれる方南町支線で一つ目の駅が中野新橋です。この駅前商店街は、区商連ホームページの紹介文によると、「料亭や芸妓さんのいる町として昭和3年に出来」たとのこと。神田川に架かる「中野新橋」の凝宝珠のついた赤い欄干がその名残だそうです。商店街組織は振興組合となっており、しっかりした運営がなされていると見られます。
  <赤い欄干の中野新橋>
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 駅はきれいになっていますが、改札を出て左正面に、いきなりレトロな洋品店とふとん店の並びが見られるのが感激です。同じ駅正面の喫茶店「BELL」にもそそられますが、あいにく休業でした。
  <駅前のレトロな洋品店とふとん店など>
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 橋を挟んで南北の道沿いが商店街の中心ですが、まずは北から。愛犬同伴可飲食店の「aneacafe中野新橋店」が興味深いところ。また、「パン&コーヒー」と掲げる「HATOYA TOKYO」は、南九州発祥のベーカリーでつい先頃東京初出店を果たした店だそうです。
  <愛犬同伴可飲食店の「aneacafe中野新橋店」>
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 駅前へ戻ってこんどは南へ。街路灯が比較的新しくユニークで、柱の「Shopping Road中新」の文字が際立ちます。「スーパーMARUSHO」が小さいながらも集客の核という感じですね。書店「みつわ書房」があることにも好感が持てます。東西方向の交差する道の一部もこの商店街の範囲で、「すっぽん・ふぐ」の「久松」など興味をそそる店があり、地図を見ると東の方にはマルエツもあるようですが、うまく棲み分けているように見えます。
  <「スーパーMARUSHO」があるあたり>
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 この通りは、中野区内にありながら通る京王バスは1時間に1~2本程度というのどかさ。でも、地下鉄で新宿にも近く、住むには良さそうな街と感じます。近くには「貴乃花部屋」もあるそうで、じっくり歩けばいろんな有名人にも会えそうですね。
 さらに南へ進むと、上り坂になって、お茶の「福屋本店」あたりまでがこの商店街の範囲です。この日はここからさらに南の川島商店街を散策し、戻ってきてからこの坂の下あたりにある手打ち蕎麦の「丸福」でランチにしました。いか天もりの表示に惹かれたのですが、2時までのランチメニューとのことで、かきあげ丼セットをそば大盛りで注文。素朴ながらしっかりとした蕎麦という印象でした。
  <商店街南端の坂上付近>
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  <手打ち蕎麦の「丸福」など>
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・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆


●[№70]東麻布商店会(港区区)を再び歩いたので、加筆しました。→こちら
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[№699]初音商店会

■■■・・・商店街らしさが薄れた麻布の街並みに、わずかに残る生活臭
歩いた日 H30.05.19 【港区】 

 以前、東麻布商店街を歩いた際に、それに隣接する初音商店会の存在は港区資料で認識していたのですが、その際は時間がなく、今回改めて訪れたという次第です。
 この日は、赤坂アークヒルズ方面から歩いてきたのですが、改めて東京の地形の複雑さを思い知らされました。飯倉片町交差点から外苑東通りを少し進んだところから南へ入り、鼠坂を狸穴町へと下りましたが、その起伏の激しさから、東京が武蔵野台地の東の外れにまたがって形成された都市であることを再認識させられます。狸穴公園には狸穴稲荷大明神が地域の変貌を見守っています。
  <狸穴稲荷大明神がある狸穴公園>
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 前置きが長くなりましたが、その狸穴公園の一区画東の小さな交差点から初音商店会の領域が始まります。東端は東麻布商店街にぶつかる地点で、そこまで約300mですが、全体に商店街らしさは失われています。現役店舗は少なく、マンションや事業所ビルらしきものが多く目立ちます。
  <商店街らしさの乏しい街並み>
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 しかし、そんな中に、古くからの「八百屋」と呼ぶのがふさわしい「山信商店」が木造二階建ての建物の下で営業しているのが感動的でさえあります。その向かいには魚料理店の「魚亀」とイタリア料理店が並び、商業的香りを放つ貴重な一角をなしています。
 同じく木造二階建ての「美濃屋」は、もはや過去形の商店のようですが、何の店だったのでしょうか。一方、西端付近に喫茶の「オリーブ」は現役の息づかいを感じる良さそうな店です。
  <青果の「山信商店」と飲食店が向かい合う一角>
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  <貫祿を見せる「美濃屋」の建物>
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 周辺にはロシアやアフガニスタンの大使館などもあり、庶民には縁遠いエリアのようでもありますが、このように生活臭が多少なりとも感じられるのは、やはりここに住み生活する人がいるからこそであり、地域固有の歴史も刻まれているわけです。今の地名は東麻布二丁目ですが、「初音」の名の由来は何かといろいろ調べたものの結局わかりませんでした。どなたかご存じの方、ご教授ください。
 なお、入口が何とも怪しげな「ファッションホテル・アルファイン」は、SMプレイランドの老舗で愛好家の密かな聖地だそうで、覗き込んだりすると疑われてしまいそうです。一方、東の東麻布商店街との接点にある「Geiateria」の看板を掲げる「アザブ ファブリカ」は、健全なジェラートの店で、ちょうどカップルがカラフルなジェラートを持って出てきました。
  <「アザブ ファブリカ」がある商店街東端>
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・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

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[№698]日赤通り商栄会

■■■・・・西麻布・青山という高級感の中に庶民的店舗も混じる面白さ
歩いた日 H30.05.19 【港区】 

 渋谷駅から日赤医療センターへの都営「学バス」に初めて乗りました。広い六本木通りをしばらく走った後、いきなり狭い道に入りくねくねと行くのが面白い路線です。日赤医療センターの現建物は、平成22年に完成したという近代的なもので、前面はきれいに整備され、渋谷・恵比寿両駅からの都営バスと港区の「ちぃばす」が発着するちょっとしたバスターミナルになっています。
  <日赤医療センターとバスターミナル>
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 今回散策対象とした「日赤通り商栄会」は、その敷地の北の外れの前から六本木通りの高樹町交差点までのほぼ直線の通りで、商店会名を記した青いフラグ付きの街路灯で、一目でそれとわかります。医療センターは渋谷区広尾ですが、商店会は港区の西麻布四丁目と南青山七丁目の境をなす、という位置関係です。港区の最西端部分というところですね。
 医療センターの近くの西面には処方箋薬局が並びますが、その中に古くから続くと思われる書店「明徳堂」が目を引きます。その向かい(東側)は「広尾ガーデンフォレスト」という高級マンションになっていますが、ここはもともと日赤の敷地だったところのようです。
  <処方箋薬局や書店「明徳堂」などが並ぶ一角>
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 その先の商店街区間は道幅がそれほど広くないのに自動車は両面通行で、安全性の面がやや気になりますが、通行するのは高級車が多い印象です。さすが西麻布、青山という土地柄ですね。横文字のお洒落系レストラン等も目につきます。しかしそんな中に、ビルの一階とはいえ、長く続いていそうな食料品店「アキバストアー」があったり、「ワガヤデンキ」という電器店があったりするので、ほっとします。生花店「花長」があるのも「日赤通り」らしい、というところでしょうか。
  <お洒落感と庶民的感覚が混じり合う商店街>
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 そして、これも庶民的雰囲気の蕎麦店「麻布布袋家」に迷わず入店しました。豚バラ肉セイロを注文しましたが、麵は腰を感じる美味でした。その隣はいかにも西麻布らしい高級寿司店ですが。
  <蕎麦店「麻布布袋家」>
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 商店街の北端は高樹町交差点で、その手前右は西麻布三井ビルの敷地であり、交差点の向こうには富士フィルムのビルが見えます。首都高速高樹町ランプはありますが、今、高樹町という地名はありません。交差点を渡った先に地名の由来の説明板があり、さらに奥まったところには永平寺の東京別院という長谷寺(ちょうこくじ)が見えました。
  <高樹町交差点寄りから日赤方向を見る>
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・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

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[№697]小岩四南通り商店会

■■■・・・昔の地名にこだわる?通りは、無秩序感が強い裏通りの様相
歩いた日 H30.04.28 【江戸川区】 

 小岩駅から全体にレトロ感濃厚な「サンロード」を歩いていくと、中央通りと柴又街道の間、「サンロード一番街商店会」の中程付近で、左(北)方向に「小岩四南通り」の名を掲げる商店街らしき道が見えます。一連のサンロードの商店街とは別物という感じで、総武線の線路下まで続いています。江戸川区商店街マップによると、小岩駅南口周辺にひしめく商店街群の中で、ここだけが区商連未加盟の商店街のようです。でも、独自の街路灯があります。
  <サンロード側の「四南通り」の入口>
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 サンロード側の入口付近の1ブロックではあまり商店街らしさを感じませんが、小岩駅前郵便局があるあたりから店舗の連なりが見られるようになります。それにしても、決して駅前じゃないのに「駅前郵便局」とは、少々「看板に偽りあり」の感を抱きますね。そしてその先の「岩井整形外科内科病院」が、この商店街で最も存在感がある建物というところでしょうか。
  <飲食店が目立つ「岩井整形外科内科病院」の向かいあたり>
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 その向かいも含めて、ここから線路までの区間は小規模な飲食店が目立ち、特に、アジア系の飲食店が多いという印象です。それらの中に、調剤薬局やコンビニ、生花店などが混在し、全体に無秩序感が強いというところです。この通りと駅の間の一帯は地蔵通りを中心とする少々猥雑な空間で、特に夜は女性の一人歩きはお勧めしかねる裏通りの集合体というところなのですが、その雰囲気がここまで滲み出しているということです。
  <商店街中央付近>
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 ところで、この商店街があるのは江戸川区南小岩八丁目ですが、「小岩四南通り」という名称はなぜ?と思っていたら、ここは「かつては小岩町四丁目であり、そこからの命名と思われる」との記事に出会いました。サンロードの中には、区役所が昭和30年代に移転してなくなったのに今も「区役所通り」を名乗る商店会があったりするし、歴史へのこだわりが強い地域ということでしょうか。因みに、江戸川区役所はさらに現在、再びの移転の話があるようで、いやはや、時代の流れを感じますな。
  <「小岩四南通り」の街路灯>
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 「小岩四南通り」は総武線の線路下までで終わりますが、高架の線路をくぐった先には、私好みのレトロ喫茶店「モナリザ」がある「小岩北口栄通会」の道が続くという位置関係になります。
  <北端の線路下付近から南を見る>
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・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

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[№696]小岩区役所通り商店会

■■■・・・区役所がなくなって半世紀以上経っても「区役所通り」の意地
歩いた日 H30.04.28 【江戸川区】 

 小岩駅前からサンロードを東へ進むと、「あけぼの会」、「一番街」の先に続くのがこの「区役所通り商店会」ですが、普通の市民にはそんな組織の違いなどは意識されません。でも、ここだけ「サンロード」を冠しない商店会名です。かつて(昭和30年代までですが)江戸川区役所があったことから、サンロード全体が区役所通りと呼ばれていたのですが、区役所のお膝元だったこの区間だけが今でも「区役所通り」の名を残しているという次第。
 江戸川区商連の紹介文では、「柴又通りから区民館までの商店会です」となっていますが、アーケードの色の違いから判断して、柴又街道との交差点の前後は「一番街」の領域で、交差点を過ぎて「石井文具店」を超えたあたりからが「区役所通り」の領域のようです。アーケードの色が白く変わります。アーケード下の店名標識は一番街と同じ黄色ですが。
  <「区役所通り」の西側の始まりと思われる部分>
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 「エビス薬局」や居酒屋「のんき」などが看板建築で古き良き昭和の風情を伝えています。「松丸製畳所」という畳店が健在なのもいいですね。
  <居酒屋「のんき」などの看板建築>
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  <「松丸製畳所」などがあるあたり>
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 そうした昭和風情とは対照的に、小岩警察と区民館が威容を誇っています。その先の東京東信用金庫の向かいに、これらと張り合うように3階建てで堂々と構えるのが酒店の「山田や」。このあたりまでが「区役所通り」の範囲のようで、ここから先、一里塚交差点までは「小岩サンロード昌栄会」とまた組織が変わりますが、この日の散策はここまでとしました。区民館の向かいに、「角のたばこ屋」という風情の店があるのが、これまた昭和の風景を彷彿させる感じでうれしくなりました。
  <小岩警察、区民館が威容を誇る>
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  <3階建ての酒店「山田や」など>
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 ところで、この区間の南奥に江戸川女子高校があり、土曜の昼の下校時間帯で、女子学生が続々と湧きだしてきて商店街の歩道を駅方向に向かっていきます。賑やかというか華やかというか、でも女子高生たちには商店街のお店にはあまり縁がないのでしょうね。歩道幅が狭いのもこうした集団の通行には少々難あり、というところです。
 この「区役所通り」区間は、小岩駅周辺の再整備エリアからは外れていますが、その影響を受けることは間違いなく、今後どのように変貌していくことでしょうか。

・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

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[№695]小岩サンロード一番街商店会

■■■・・・昭和の香り濃い良き商店街も、道路拡幅後の先行きが心配
歩いた日 H30.04.28 【江戸川区】 

 小岩駅前から一里塚交差点に向かう「サンロード」で、最も駅寄りの「あけぼの会」に続く位置で、中央通り交差部から柴又街道交差点までの区間がこの「サンロード一番街商店会」です。現状では微妙なカーブを描いていますが、小岩駅周辺の「まちづくり基本計画」ではこの区間は拡幅と直線化がなされることになっており、主に北面(駅を背に左側)が大きく削られるようです。
 「あけぼの会」のアーケードが赤色だったのに対し、「一番街」のそれは青色の簡素な明るいタイプで、その下の店舗標識も黄色に変わります。店名の下に赤文字で「小岩サンロード」とありますが、一部にかつての名称の「区役所通り」の文字も残ります。それもまた歴史を感じるおもしろいところ。
  <微妙なカーブを描くサンロード(「成田や」など)>
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 建物は古いものが多く、ずいぶん前に閉店したままという風情のものもあり、また一部は空地化もしています。そんな中で、私の興味をそそる店舗としては、寿司の「三代目成田や」、うなぎ蒲焼や佃煮の「川福」、蕎麦の「かどや」、たこやき店「じゅうじゅう」など。でもこの日は、駅前の喫茶店「白鳥」でランチと決めていたのでぐっとこらえます。
  <佃煮店「川福」などの並び>
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  <蕎麦「かどや」などが並ぶあたり>
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 柴又街道との交差点近くの小公園に道路拡幅計画の掲示板がありますが、これらの店のうちどれだけが残り、あるいは再生できるのか、気になります。交差点角は「八百幸本店」で、計画図ではこの建物も削られることになりそう。貴重な生鮮品店の将来が心配なところです。「須永表具店」の店舗標識がありますが、そこには既に建物がありません。道路拡幅後に、「商店街」の実態が継続できるのかどうか、見守りたいところです。
  <柴又街道交差点の「八百幸本店」など>
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  <看板だけ残る表具店の跡など>
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 「一番街」は柴又街道までと書きましたが、その先の「石川文具店」のあたりまで同じ青色のアーケードが続いており、同組織のようです。京成バスが頻繁に走りますがこの区間に停留所はなく、篠崎方面行きはサンロードをさらに直進、金町行きは柴又街道へ左折していきます。バスの車窓からのこのレトロ商店街の風景もまたオツなものでしょう。
  <柴又街道から東の石川文具店」など>
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 「近代化」は必要とはわかっていても、遠ざかりゆく昭和の香りを懐かしむ身としては、それが失われてしまうのが勝手ながら惜しくてなりません。

・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

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[№694]小岩サンロードあけぼの商店会

■■■・・・変貌間近の駅前レトロ空間を堪能し、昭和風情の喫茶でランチタイム
歩いた日 H30.04.28 【江戸川区】 

 JR小岩駅南口からは放射状の3方向に商店街が伸びていて、このうち正面方向の昭和通りと並んで、左(東)方向のサンロードもレトロ風情を良く残しているのですが、小岩駅周辺の再開発事業を含む整備計画が動き出しており、今のうちに記録しておかなければと思い、降り立ったわけです。
 サンロードは、千葉街道と篠崎街道が交わる一里塚交差点まで、駅から1㎞ほどの長さを持つのですが、商店街組織は細分化されており、一番駅寄りの百数十mほど、小岩中央通りとの交差部までが「あけぼの商店会」です。この区間は、道路自体が拡幅の対象で、一部は駅前広場拡張に飲み込まれる形となるため、現在の風情は近い将来ほぼ失われることになります。
  <大きなアーチがかかる駅前広場側の入口>
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 駅前広場側の入口には、太陽を模した装飾の大きなアーチがかかり、狭い歩道上の古びたアーケードも時代を感じさせます。この区間の商業核的な存在は、業務スーパーと百円ショップのダイソーといったところですが、生花店のヤマキも広い間口で存在感があります。不動産店が使っている看板建築の建物も魅力的で、南面にある書店の名前が「どですか書店」というのもユニーク。
  <駅前からいきなりのレトロムード(生花店「ヤマキ」も)>
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  <看板建築やらダイソーやら>
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 小岩中央通りとの交差点の角の「大忠青果」は、長く愛されている街の八百屋さんという雰囲気。この交差点から先は「小岩サンロード一番街」という別組織になりますが、町並みとしてはほぼ一体的なものと捉えられます。古き良き親しみやすい町並み風景が続きますが、確かに、区の資料にあるように「商店街の活力低下」が課題であり、しかし、それをごっそり壊して作り替える再整備事業が果たして「活力」を再生させることになるのかと考えると、少々疑問も感じます。
  <懐かし風情のアーケード>
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  <「どですか書店」や「大忠青果」などの並び>
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 さて、あけぼの商店会には属さないと思いますが、駅前広場に面した二階のレトロ喫茶「白鳥」でランチタイムとします。以前から一度入りたかった店ですが、階段脇に「鉄道用地使用許可」のかすれた文字があります。駅高架化以前は鉄道施設があったということでしょうか。新緑の樹木が美しい駅前広場を見下ろしながら、カレーのセットメニューを注文し、くつろぎのひとときを過ごしました。
  <駅前レトロ喫茶「白鳥」>
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 この裏手のペガサスビルも、上部はマンションですが一階部分はちょっと怪しげで不思議な通り抜け空間となっており、小岩の街の混沌とした魅力を増幅させています。

・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

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