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ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

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ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

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皆さまのご感想や情報など、お便りをお待ちします。

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[№603]浦安駅南口商店会

■■■・・・駅前一帯に広がりを持つ商店街のレトロ喫茶でランチタイムを過ごす
歩いた日 H29.05.06 【千葉県浦安市】 

 大型連休中の土曜日の昼に久しぶりに浦安駅に下車しました。駅南側へ出て左を見ると、「浦安駅南口商店会」の街路灯が続く道があります。この日のお目当ては、この通り沿いにあるはずの喫茶店「さくら」。最近、昭和レトロ喫茶の魅力に目覚めた私が、ネット情報から連休中でも開いていそうと目星をつけたところで、ゆっくりランチとコーヒーを味わいながら読書でも、と思ったわけです。
 道の左は西友の大きな建物が独占している形で、右側に雑多な業種の小売店が並びます。西友のビルの中ほどで裏側に通り抜けができることもあって、人通りは多いですね。
<駅からすぐ左に続く商店街(左は西友)>
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 これなら「さくら」も開いているだろうと探しますが、グーグル地図であるはずのところに「ない」!。そば処「利十」が営業中で、きょろきょろ見回すと、「利十」の左の路地の奥に、くすんだ「さくら」の文字を発見。でもいかにも裏口、勝手口で、どうもこちらは正面ではないようです。
<蕎麦「利十」などがあるあたり>
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 ありゃ、と思ってもうひとつ南側の道に回り込んでみると、そこにも「浦安駅南口商店会」の街路灯が。この商店会の範囲は駅南口一帯に広がっていることを初めて認識しました。で、その通りを駅前へ戻る中ほど、紳士服の「サカゼン」の向かいに「さくら」の建物を発見。こうでなくちゃね。
<一本南側の通り>
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 店内はランチタイムでかなり混んでおり、一番奥の席に導かれましたが、そこはさっきの勝手口の扉の横。なぁんだ。豊富な軽食メニューから喫茶店らしさを求めて、「五目ピラフ」のコーヒーセットを注文。でも、隣の人が頼んだ今日のランチの「生姜焼」もボリューミーで美味しそうでした。昭和ムードですが、やや落ち着かない感じなのは時間帯のせいですね。脇の勝手口から出入りする客もいて、地元の常連には勝手知ったるところなのでしょう。でもまあ満足なひとときを過ごしましたよ。
<喫茶店「さくら」>
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 駅前へ戻ると、広場の周囲にも同じ街路灯があり、広いやなぎ通りへの出口と一部やなぎ通り沿いまで続きます。やはり商店会の範囲は広いのですね。駅への入口には「浦安駅入口」の大きなゲートアーチがあります。店舗名が列挙されているので商店会が建てたのでしょうか。
<やなぎ通りからの浦安駅入口>
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 ディズニーリゾートのあるまち、かつての漁師町という色々な顔を持つ浦安ですが、東京隣接の住宅地を背後に控える商業・飲食街という別の顔の部分を歩いたという印象です。

・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

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[№602]木根川商店街

■■■・・・戦後の遺構のような壮絶なレトロ空間は時間が止まった感覚
歩いた日 H29.04.22 【葛飾区】 

 ここは商店街を名乗るものの、その残骸という感じのところです。だいぶ前に或る街歩きブログサイトで知って、ずっと来たかったのですが、やっと実現しました。木下川(きねがわ)という地名は荒川の左右にまたがり、墨田区側に「木下川小学校」、葛飾区側に「木根川小学校」があります。荒川放水路の開削で分断されたということです。このあたり一帯はかつて皮革産業の一大集積地だったところで、典型的な下町の住工混在地域でしたが、今は工業の衰退とともに普通の住宅地への変貌が著しいわけで、そんな中に残る「戦後」の遺構のような物件・・・、それを探して歩きます。
 上平井橋を渡って首都高速中央環状線の下の道を行くと、東四ツ木コミュニティ道路という小綺麗な道に比較的新しい住宅などがあって、あれー、なくなってしまったかと思ったら、その中に異様に古い建物を発見。これが「木根川商店街」かぁ。左右の新しい住宅に挟まれ、異質感200%です。
  <真新しい住宅に挟まれて残る「木根川商店街」>
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 中央にかすれかけた商店街名の看板がありますが、下地に「宝商店街」の文字が見えます。昔はここを通り抜けた先に宝湯という銭湯があったからという情報があり、確かに看板下から通り抜けられるようになっています。30mほどですが、何とも壮絶な印象ですね。
  <入口から覗いた「商店街」の光景>
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 廃墟と紹介される例もあるようですが、入口の理容店と中華料理「宮城」は現役で営業中。「宮城」の店内からは地元の方と思われる会話が聞こえますが、入るには相当な勇気が必要。鳥料理「つる家」、蕎麦「宝や」などは看板を残して廃業しています。良く見ると左右は長屋建築で、アーケードの痕跡も見られます。「防犯ベル相談所」のかすれた看板もあり、時間が止まった感覚。こんな空間が残っているのが奇跡に思えます。これも「見届けられた幸せ」でしょうか。
  <通り抜けて反対側から見る>
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 近くには、徳川将軍家祈願所とも言われる「木下川薬師」を擁する古刹「浄光寺」があり、山門には区指定有形文化財の「木造金剛力士立像」が睨みをきかせています。
  <木下川薬師がある浄光寺>
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 荒川に並行する綾瀬川にかかる東四ツ木避難橋という人道橋を渡ると、広大な荒川河川敷の運動公園があり、正面にはスカイツリー、上には間近に葛飾ハーブ橋という景観です。何か違う時代のものが間違って混在してしまっているような不思議な感覚を抱いたまま、四ツ木駅へ向かいました。
  <綾瀬川と葛飾ハーブ橋>
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・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

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[№601]上平井商店会

■■■・・・全体がセピア色の懐かしさ全開の商店街で感動しきり
歩いた日 H29.04.22 【葛飾区】 

 このあたり、今の地名は「西新小岩」で何とも味気ないですが、旧地名の「上平井」という名が商店街名や小学校名に残ります。大正期前後の荒川放水路の開削により今の江戸川区平井との間が分断されたということです。上平井は今の新小岩駅付近も含む広い地名だったそうで、この道も東西の古い街道だったのでしょう。「園成寺」という古刹があることからもその歴史が伺えます。
 交番がある平和橋通りとの交差点の商店街入口に誇らしげな門型アーチがあります。この「上平井商店街」はバス通りで、新小岩と市川駅の間をぐるっと四ツ木経由で結ぶ京成タウンバスがほぼ20分おきに走ります。2車線道路ですが交通量はさほどでもなく、比較的自由に左右に横断できます。
  <大黒通りがぶつかるあたりの風景>
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 商店街は、平和橋通りから中川に架かる上平井橋の手前まで800mほども続く規模で、歴史も古そうです。商店街内に「西新小岩」と「上平井町」という2つの新旧地名を象徴する名のバス停があります。空き店舗化した建物も目立ちますが、昭和の看板建築などが多く、懐かしさ全開です。極めつけは上平井小入口の角にある木造建築の青果店。よくぞ今まで残っていてくれた、というところ。全体がセピア色という感じで、オリジナルTシャツ店やケーキ店の情報に後で気づいたのですが、古い建物ばかりに見とれて見落としてしまったくらいです。
  <「西新小岩」バス停のあたり>
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  <古い木造の青果店>
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 道が緩やかにカーブして西に向かいます。その先に、うおーっ、なんだこの建築物は!。錆びついた商業長屋建築が異彩を放ってます。コインランドリー「洗太郎」のみ営業中の様子。かつての華やかな時代を無言で語っているような構えですね。左端の赤提灯は夜には営業するのでしょうか。
  <古色蒼然の商業長屋建築>
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 「越後屋食料品店」のところに商店街西端のゲートアーチあって、まもなく上平井橋。橋のすぐ南には上平井水門が見えます。このあたりはかつて水害常習地帯だったという歴史もあるのです。今は上空に、首都高速中央環状線のかつしかハーブ橋が近代的な曲線を描いています。
  <「上平井町」バス停付近>
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 下町の住工混在地域だったころは賑わった商店街だったのでしょうが、今は商店街の機能は大きく低下していますね。しかし、往時の建物が多く残されていることが救いです。その風景を記録することだけでも意味があると、ひとり納得して上平井橋を渡りました。

・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

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[№600]大黒通り商栄会

■■■・・・「大黒湯」のほか数少ない店舗が残るのみの通りだが、貴重な元気店も
歩いた日 H29.04.22 【葛飾区】 

 総武線新小岩駅から北口商店街を抜けて巽橋交差点を渡り、平和橋通りから西方向に入ってずんずん歩いていくとやがて南北方向の通りに「大黒通り商栄会」の名入り街路灯が続く道が現れます。このあたり、かつては住工混在地域で活気あったのかもしれませんが、今は駅まで徒歩十数分圏の住宅地というべきところ。マンションなどへの建て替えが進む状況も随所に見られます。
 「テクノプラザかつしか」の商店街紹介ページでは、加盟店舗数7店とのこと。全盛期はどのくらいの店舗があったのでしょうか。同ページのPR文には「下町の商店会として、気楽に買い物が出来ます。暗くなっても、商店会の街路灯が多くついているので、安心安全です。」とありますが、現状は、街路灯がなければ商店街とは気づかないほど店舗数はわずかです。一般住宅の間にポツポツと店舗がある、という感じで、空き店舗化したままのものも見られます。
  <哀愁漂う商店街南端部分>
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 南端の角は青果店跡で、建築行為のお知らせ看板があり、この風景も見納めです。その向かいにも長屋形式の店舗群跡が残りますが、いつまでこの佇まいが続くでしょうか。北へ向かって歩き出すと、マンション1階でつつましく営業する洋品店があり、「肉の高橋」も3階建てビルの1階で営業中です。生鮮のうち精肉だけでもあるのが救いですね。
  <精肉店などがある部分>
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 その向かいに大黒湯という銭湯がありますが、大黒通りなので大黒湯なのか、大黒湯があるから大黒通りなのか。どこかに大黒様がいらっしゃるのか、わからないままです。
  <大黒湯>
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 喫茶スナック「ポニー」や「エム美容室」の並びの精肉店が、「お弁当」の幟を掲げて多彩なメニューで元気に営業中なのがうれしいですね。昼時で数人の行列ができています。車で来て買っていく人も見られ、人気店のようです。こういう店の存在は貴重です。思わずエールを送りたくなります。
  <弁当が人気の精肉店>
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 中央の交差点から北はさらに店舗密度が薄くなり、空き店舗化した看板建築の建物などがあるほか、外壁がピンクのビューティーサロンや、居酒屋「都」がある程度で、その先で商店街の街路灯は終わります。さらにその先に「どらっぐぱぱす」やマンション1階のスーパー「グリーンマート」があり、そちらが人を集めている様子。そういうところのお客さんは、商店街とは無縁でしょうね。
  <商店街らしからぬ風景の北半部分>
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・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ☆☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

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[№599]地下鉄赤塚駅前商店会

歩いた日 H29.04.15 【練馬区】 
 田柄地区の商店街を3つほど歩いてから、ポツポツ降り出した雨に追われるように赤塚方面に出てきました。「地下鉄赤塚」駅から帰路につくつもりだったのですが、川越街道(国道254号)にぶつかるひとつ前で交差するハッスル通りの延長にあたる都道442号線上に、「地下鉄赤塚駅前商店会」の街路灯があるのに気づきました。
 で、思わず吸い込まれたのですが、狭い道で一方通行路ながら通り抜けの車の交通量が多く、危ないですねえ。この道沿いの区間では、美容室や整形外科、古いふとん店などがありますが、その中で圧倒的存在感を示しているのは、呉服店の「白瀧」です。創業嘉永六年の東京で一番大きい呉服専門店だそうで、かなり格式が高そうです。冴えないおじさんの私には無縁ですね。
 この道が川越街道にぶつかる手前で交差する小道の左(西)方向にも、同じ商店会の街路灯が続きます。雨が一時的にやんで薄日も刺してきたのでそちらに歩いてみます。米店やクリーニング店、生花店など、周辺住民にサービスする商店街らしい店舗が並びます。地図を見ると、この道の先には都営アパートやURの団地などが控えているので、それらの住民には重宝しているのかもしれません。
 城北地区に店舗展開している「スーパーみらべる」の下赤塚店はこの商店会の一員でしょうか。
 さて、川越街道に出ると、この広い国道が板橋区との区境です。練馬区側となる国道南面の店舗の並びがこの商店会の範囲に含まれるようです。「どらっぐぱぱす」の派手な看板がやけに目立ちますが。
 そうこうしているうちに、また雨がパラパラと降ってきました。ここから板橋区側の北に入ると東武東上線の下赤塚駅があり、そちらの周辺にも魅力的な商店街が複数あるという情報を得ているのですが、そちらはまた今度近いうちにゆっくりと歩くことにして、雨を避けるべく国道下の地下鉄赤塚駅に入ってしまいました。
 「地下鉄赤塚」駅は、できたころは「営団赤塚」という名でしたね。今は副都心線もできて、横浜への直通電車も走り、本数も増えて便利になりました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

商店街の南側の入口付近
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東西方向の道沿いの店舗の並び
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東京最大という呉服店「白瀧」
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川越街道沿いの風景
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[№598]田柄中央商店会

歩いた日 H29.04.15 【練馬区】 
 どの駅からも離れたところで、周囲の住宅地にサービスする役割を地道に果たしてきたという位置にある商店街です。ここもやはり南北に細長い区画を仕切る南北方向の道沿いです。100mほど東で並行する坂下通りに比して、こちらはまだ商店街らしさを保っているように見えます。
 区ホームページの紹介文によると、「1966年4月に田柄中央商店会創立、1997年11月に街路灯48基新しく建替え完成」、とありますが、この街路灯完成から既に20年経っています。
 小さいながらも信号がある田柄一丁目北の交差点から北に向かって歩きます。商店街らしい店舗の並びがそこそこ見られます。古い看板建築もちらほら残りますが、空き店舗化したものや建築計画の表示があるものも。
 古色蒼然の看板建築の鶏肉店「鳥新」のコロッケに惹かれます。大きくてひとつ85円。その日の間食用に2つ買い求めました。良い感じの女将さんです。じゃがいもほくほくで旨かったです。そば処「ともえ屋」も良さそうですねえ。2時過ぎても暖簾が出ています。でも、ハッスル通りで蕎麦を食べてきた後なので入れません。
 商店街の中央付近を田柄川緑道が横切り、愛宕橋があったという証拠の表示があります。緑道沿いにも割烹や寿司店あり、町内の人たちにご贔屓にされているのでしょう。愛宕橋の角に巣鴨信用金庫がありますが、その駐車場の壁の前に、商店街案内図があり、またその横には「みどりの町練馬、住みよい町田柄」という中央商店街名の表示板があります。町内会みたいかな?
 そこから北も商店街街路灯が続きますが、店舗密度は低くなる感じです。全体に、商店街の環境は厳しそうですね。ハッスル通りのように核となる店舗がないせいかもしれません。
 商店街北端近くの区の田柄地域集会所あたりまできた時に、にわか雨がぱらぱらと降ってきました。今回の町歩きはここで終了ですね。でもどうする? バスもないぞ。折り畳み傘を広げて下赤塚方面に向けてとぼとぼと歩きました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

商店街南端の田柄一丁目北交差点から
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「鳥新」と小料理「胡蝶蘭」など
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中ほどの田柄川緑道の交差部から南を見る
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商店街の北半部の情景
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[№597]田柄坂下商店会

歩いた日 H29.04.15 【練馬区】 
 「ハッスル通り」商店街の練馬田柄東郵便局の角から西に向かいました。このあたりは鉄道駅から離れ、武蔵野台地のかつての耕地整理による南北に細長い短冊型の区画が目立つエリアです。その東西と南北方向の幅4m程度の狭い道沿いにこの商店街がありました。「ありました」という過去形が似合うような、商店会名入りの街路灯がなければ気づかずに通りすぎてしまいそうなところです。
 区ホームページの紹介文では、1963年12月に田柄坂下商店会創立とあり、この西隣にある田柄中央商店街よりもわずかに古いのですが、今や商店街としての店舗の連続性、実体は失われ、ほとんど普通の住宅街化しつつあり、マンションも混じっているという状況です。
 それでも、東西の道には小さなクリーニング店や美容室、中華料理店などが残り、南北の通りには「木戸商店」という化粧品というか日用品の店などが健在です。特に南北の通りには、かつては商店だったのであろう看板建築の建物が複数残っており、ここが商店街だった(失礼!)ことの証といえます。
 それにしても、ぽつりぽつりとある街路灯が寂しげで、哀愁を誘います。交通不便で、ハッスル通り田柄中央商店街に挟まれて忘れ去られたような、非常に目立たないところですね。名前のとおり、ここは確かに坂下です。南に進むと上り坂で、その先の台地上には東西に走る田柄道があります。
 逆に北の端では田柄川緑道が交差します。区ホームページによれば、昭和30年代からの宅地化で田柄川が生活排水路と化し、大雨ごとにあふれ出す「やっかい堀」になってしまったため、昭和47年ごろから暗渠化され、緑道に「変身」したとのことです。都内にはこの種の「緑道」が多くありますが、ここも含めてあまり活かされていないところが多いように思えます。
 ところで、同じく区ホームページによると、「田柄」は、江戸時代には今の約2倍の広さにわたる地名だったそうですが、その由来は定かではないとのこと。駅がないだけに、地名自体もあまり知られない存在であるのが惜しいところですね。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ☆☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

いくつかの商店がある東西の通り
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南の坂上から見下ろす南北の通り
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看板建築が商店街であることの「証」
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[№596]ハッスル通り商店会

歩いた日 H29.04.15 【練馬区】 
 練馬区の商店街マップでこの名を発見し、ハッスルして訪ねてみました。地下鉄の平和台駅に初めて降ります。地上では新大宮バイパスにつながる放射35号線の工事が真っ盛りですが、それを横目にバス通り(2車線道路)を北西へ行くと、バス路線は左に折れ、直進方向は道が急に細くなります。少し先で左から合流する道があり、狭いながらもこれが都道442号線。時折通り抜け車両がありますが、それを避けながら歩くと、練馬田柄東郵便局の先から商店街の街路灯が始まります。
 古き良き商店街の風情が残ります。昭和の看板建築の並びが見られます。中華の「大豊」は地元客で繁盛しているようですね。そして「フレッシュスーパーおおき」。「酒」の看板もあるので、酒店が母体の地域密着型スーパーでしょう。こういう店は最近少なくなりましたね。貴重です。これがこの商店街の核的な存在というところ。
 中央付近で田柄川緑道と交差します。かつては橋がかかっていたのでしょう。その先にも商店街は続きます。空き店舗化したものもありますが、青果店「もりた」が健在ぶりをアピールしています。斜め向かいにはやきとり店「鳥信」も。夕方ここで焼き鳥を買って家で晩酌、なんていうパターンでしょうか。スーパー以外でも肉や野菜が揃うのは商店街の強みですね。「三笠屋中沢酒店」やクリーニング店があるあたりまでが商店街の範囲です。
 戻りながら、蕎麦店「竹中庵」で昼食に力そばを賞味。オレンジがデザートに添えられ、素朴な味です。ご主人は高齢ですがお元気そう。こういう商店街にこういう店があるのはうれしいものです。
 ところで、帰ってから「三笠屋中沢酒店」のブログを発見し、そこには、「とても活気のある商店街で、夏は七夕祭りでそれぞれのお店が飾り付けを競い合い、8月後半には夏祭りもやっていました。今は最盛期の半分しかお店がなく、寂しくなりました」と、現状の厳しさが表現されています。また、ハッスル通り商店街応援団が結成されたとの2013年11月付の記事もあり、フェイスブックもありますが、最新更新が1年半ほど前というのが気になります。
 それにしても、ハッスル通りとは誰の命名なのでしょうか。1965年4月創立ということですが。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

中華「大豊」などがある商店街南端付近
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青果「もりた」や「鳥信」があるあたり
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「フレッシュスーパーおおき」
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田柄川緑道との交差部から北側
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商店街の北端付近
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[№595]谷塚西口商店会

歩いた日 H29.04.08 【埼玉県草加市】 
 谷塚駅の東口側から西口側に移動しました。線路の高架化や東口再開発の前はこちらが駅前のメイン通りだったのではないでしょうか。高架下からまっすぐ西に続く道に、フラグが下がる「西口商店会」の名入り街路灯が延々と500m近く続きます。これは長いぞ。
 入口角が「長崎屋魚店」というのが良いですね。駅前再開発ビルのスーパー長崎屋は撤退してしまったようですが、長崎屋ここに健在!。いや、違うか(笑)。全体に、駐車場化した部分などもあって店舗の連続性は不十分なものの、古い店舗建築やいかにも昭和という感じの共同店舗建築などが続きます。青果店、精肉店も健在で、生鮮3品が揃うわけです。商店街ホームページを見ると、夏まつりが賑やかに行われるようで、そういう元気があるところがいいじゃないですか。
 20年ほど前の地図帳では、この道に「谷塚小通り」の記載があります。確かに西の突き当たりに谷塚小学校が今もあります。その20年前の地図にはない都市計画道路が中間で横切り信号交差点となっており、そこから西は衰退度が激しい感じ。それでも頑張って営業している店があるのが頼もしいところです。脇道にも、昭和丸出しの共同店舗建築が残るのを見つけたりして、感激ものです。
 さて、線路の際まで戻って、蕎麦処「とよ田」で食事にしました。「磯揚そば」を注文。地元客に愛されている感じの良い店です。
 そして、長崎屋鮮魚店の隣の和菓子店「みなもと」。店頭のお菓子がどれもきれいで美味しそうに見えたので思わず入店し、パックのセットを間食用に購入しました。店構えは古いですが、老齢の女将さんが明るく気さくで、ここで50年営業しているとのこと。和菓子店は他にもあったけれどみんなつぶれちゃったって。最後まで生き残っているのだからすごいじゃないですか。日持ちしないものだし、ご贔屓のお客さんから小さな注文でもあれば応えるから土日も休めないって。それが良い商売の基本ですよね。お客さんと日々接することで気持ちを若く持つことが大事だねって。なんだかうれしい気分になって駅に戻り電車に乗りました。
 西口側の市街地整備の話もあるようですが、こういうしっとりした良さを失わないで欲しいですね。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

駅側入口の鮮魚の「長崎屋魚店」や和菓子の「みなもと」など
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中間の交差点から東を見る
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懐かしい構えの共同店舗など
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人通りが少ない西側の部分
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昭和感満載の共同店舗
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