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ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

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ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

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[№524]桜上水商店会

歩いた日 H28.05.28 【世田谷区】 
 京王線桜上水駅東側の踏切を挟んで、南方向に伸びる商店街です。踏切の北は区境までの50mほどで、その先は杉並区の「桜上水商店睦会」となります。一文字違いですが別の組織ということです。
 街路灯に「日本大学文理学部」のフラグが下がり、大学とともにある商店街という感じで、踏切の南北に跨がりますが、この踏切がなかなか開かない。文字通り「開かずの踏切」です。北側区間は京王ストアと昭和信金の存在感が大きいですね。むしろ、杉並区側商店街の導入部という感じです。
 踏切から南はすぐ二手に分かれますが、その分岐点に建つ重厚な瓦屋根の2階建ては、元野菜果物店だったという「新田屋」の建物。現役でなくなってしまったのが惜しいところです。この二股から左方向は日大文理学部方面への最短ルートでもありますが、延長は100mほどで、電器店や居酒屋、中華料理店、理髪店、コンビニなどといった雑多な構成です。
 右側も、居酒屋やらコンビニやら、ミニスーパーの「ピアゴ」があるという具合で、延長は150mほど。起伏がありますがこの道路は直線で、実はここは「荒玉水道道路」と呼ばれる都道428号高円寺砧浄水場線の一部に相当します。「荒玉」とは、荒川と多摩川を結ぶ構想の名残で、関東大震災後の山手地域の都市化に対応するため、多摩川沿いの砧浄水場から中野区の野方給水所、板橋区の大谷口給水所までの給水管が埋設され、その上が道路となったもので、地図で見ると、同区間に延々と直線道路が伸びでいるのがよくわかります。
 私はこの水道道路が「桜上水」の名の由来かと思っていました。しかしこれは間違いで、杉並区側の玉川上水の堤の桜から桜上水の名がついたというのが正解ですが、それにしても、直線とはいえ、ずいぶん起伏ある地形の下を大正時代によくぞ水道管を通したものだと感心します。
 因みに、世田谷区商店街マップでは、この商店街の南方に「富士見湯通り商店会」という小さな商店街があるはずですが、見つけられず、徘徊したのは閑静な住宅街の中。「土々原道」、「そよ風坂」、「槇の道」などと名付けられた道沿いに高級住宅が並んでいます。少々落ち着かない気分でそそくさと駅に戻ってしまいました。駅周辺で蕎麦でも、と思ったものの、蕎麦店もみつからず、です(笑)。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

踏切南の二股分岐点。左が日大文理学部方面
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荒玉水道道路上の区間を南側から見る
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分岐点脇に建つ元「新田屋」
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京王ストアの北側から開かずの踏切を見る
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[№523]向陽商店会

歩いた日 H28.05.28 【杉並区】 
 京王線桜上水駅の東側踏切から桜上水商店睦会の道を北に進み、甲州街道を横切った正面の道を入ると、玉川上水跡の帯状の公園が左右に現れます。玉川上水が流れていたのは高いところで、その先が下り坂になりますが、そこから頭上の街路灯に「向陽商店会」の表示が続きます。街路灯には桜上水商店睦会と同じ「杉並 FC東京」のフラグも下がります。しかし、入口部分では民家の軒先のような構えの「コインランドリーミネ」はあるものの、商店街らしさは見られません。
 坂を下ってそのまま歩いて行くと、ポツポツと商店が現れますが、半ば以上が普通の住宅という様相で、商店街らしい賑わいや華やかさはありません。それでも「向陽商店会」の街路灯は延々と続きます。商店の並びが見られるのは、中間付近の牛乳店やヤマザキパン店、中華料理店等の並びの部分、及びその先の青果店と一歩脇に入ったベーカリーの並びというくらい。街路灯が並ぶ延長は400mほどに及びますが、商店は少数。小さな電器店等を見ながら進んだ先に「ひろ永福クリニック」があるところが北端になります。ここから神田川を渡ると井の頭線の西永福駅も近い位置です。
 この北端近くに、注意しないと見落としそうな小さな鳥居と社があります。注連縄が張られた鳥居をくぐると、「田中稲荷大明神」で、かわいいきつね様が睨みをきかせています。ゆっくり南方向へ戻ると、やはりお客さんの姿があるのは先ほどの青果店くらいです。奥に並ぶ「藤乃木ベーカリー」は「手づくりのパン」と掲げるつつましい構えのパン屋さん。全体に4mほどの一方通行の細い道で、時折クルマが通りますが、静かな住宅街の様相が続きます。
 「向陽商店会」の名は、付近にある向陽中学校に由来すると思われます。向陽中学校ホームページによると、昭和31年に「下高中学校」から校名変更したとのことですが、その名の由来は定かではありません。そういう地名があったのでしょうか。陽に向かうという良いイメージということかな。
 ところで、杉並区の商店街マップによると、この商店街の入口部分にあたる甲州街道から玉川上水跡の間付近に「公園通り商店会」の表示があり、実際そこは向陽商店会の街路灯はなく、ごく少数の商店や空き店舗の並びが見られるのですが、商店会としての実体は確認できませんでした。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

最も商店街らしい一角の店舗の並び
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一番元気に見える青果店
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田中稲荷大明神
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玉川上水跡の公園
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[№522]桜上水商店睦会

歩いた日 H28.05.28 【杉並区】 
 京王線の快速停車駅である桜上水駅に初めて降り立ちました。京王線と甲州街道(国道20号)がずっと並行していますが、このあたりでは、線路と国道の中間の小道が世田谷区と杉並区の区界になっていて、桜上水の地名は駅がある世田谷区側であり、杉並区側は下高井戸です(隣駅の下高井戸駅は下高井戸にない)。ということで、まずは杉並区側へ。
 駅東側の踏切から続く道の区界から甲州街道にぶつかるまでの短い区間と甲州街道沿いの一部が「桜上水商店睦会」を形成しているようです。世田谷区側の「桜上水商店会」に「睦」の一文字を加えた名称は紛らわしいですが、区も違えば組織も違うということですね。区が違う証拠に、街路灯に下がるフラグの文字は「杉並 FC東京」です。
 区界すぐの角にあるカフェレストラン「ティファニー」は、ご近所住民の憩いと語らいの場と言うにふさわしい雰囲気。そこからの幅4~5mほどの道の両側には、オリジン弁当や松屋などのチェーン店も目立ちますが、生花の「はなよし」や文具店、美容室、中華料理店、居酒屋、郵便局などもあります。「鮮魚 甲州屋」は土曜のせいか閉まっていました。人通りは多いですが、自販機が店頭を覆った空き店舗も見られ、快速停車駅の駅前商店街といえども厳しさを伺わせます。
 甲州街道沿いには、「茶道具ゆがわ」や神戸が本店という「瓦せんべい亀井堂本家」などの看板も見えますが、頭上を高速道路が覆い、交通量が多い国道沿いでは可哀相な感じもします。年季の入った「あぶらーめん」の店は若者には受けそうです。「COFFEE万国屋」は欧米アンティークグッズの店らしいですが、不思議な雰囲気です。
 そんな感じで、ややとりとめがないようでもあり、どこへ入ろうというのでもなく、さらに甲州街道を渡った先にあるはずの商店街へと足を進めてしまいました。この先の玉川上水の堤に桜並木があったことが「桜上水」の名の由来とのことですが、その由来の地も下高井戸三丁目。何か妙な感じです。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

商店街の南側入口(手前は世田谷区の桜上水商店会)
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商店街中ほどの風景
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甲州街道に近い部分
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甲州街道沿いの不思議な「万国屋」
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[№521]池袋坂下通り進商会

歩いた日 H28.05.07 【豊島区】 
 池袋駅から北西方向で、トキワ銀座の延長上の「ロード十三通り」、元ファミリーロード(池袋仲通り商店街)と抜けていくとその先に現れるのがこの商店街です。「ファミリーロード」は商店街の看板を下ろしてしまったのに対し、この坂下通りは現役で、街路灯に商店街名を染め抜いた大きなフラグが並びます。「進商会」という名前が良いですね。前向きに進むという姿勢の表現でしょうか。
 しかし、全体の雰囲気は、先進性どころか逆に十二分にレトロです。池袋のエリア内にこんなに昭和感満載の商店街が残されていることに驚きさえ感じます。古い建物の商店が多く、街路灯の効果もあって商店街らしさは保っているのですが、連休中の土曜日に来たのが悪かったのか、シャッターが閉まった店が多いのが残念です。これらが本物のシャッター店ばかりでない(連休なのでたまたまお休みが多い)と思いたいものです。
 そうしたシャッターの店も含めて、青果店の看板が多いことに救われます。「八百久」、「八百しん」、「八百芳」といった具合。このうちこの日に営業していたのは「八百芳」のみで、道の両側に同名の店を構えています。このほか、目を止めさせるのは、ちょっといい感じの豆腐店、薬局の隣で焼き鳥等を扱う古風な構えの「鳥元商店」など。
 それらを眺めながら進み、上空に首都高速がかぶさる山手通りが近づくと、いつのまにか庚申通り商店会の領域となります。谷端川緑道(ここが区界)が境界ですね。うるおいの小道と言いたいところですが、池袋という場所柄、夜は怖そうな感じです。庚申通り商店会は、山手通りの向こうへと続いており、そのまま進むとえびす通り高松商店会など要町の商店街群に続くはずで、「延々と続く商店街」の風情はできるだけ残していきたいものです。
 この日はここまでとしますが、坂下通り進商会の中ほどから北東方向を見ると、池西十字商店会のはずれ部分が見えます。そちらの一帯はもと三業地だったエリアのはず。三業通りという通りもあるようですが、その探索はまたの機会としましょう。最近拡幅された道沿いには御獄神社があって、古くからこの地を見守ってきたようです。池袋の奥深さの一端に触れた思いで駅に戻りました。
・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

シャッター店が目立つ南東側入口付近
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2つの「八百芳」があるあたり
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「TOFUとうふ」の店
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「鳥元商店」など
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[№520]十三通り商店会(ロード十三通り)ほか

歩いた日 H28.05.07 【豊島区】 
 土曜日の昼に、ぶらりと池袋駅に降りました。池袋駅周辺には商店街が多数あるので、どこか見ていこうと西口へ。地上に出て北方向を見ると、ロマンス通り、エビス通り、西一番街中央通りなど、夜はキラキラと輝き、酔っぱらい天国になる商店街がひしめいていますが、これらを昼に観察するのも無粋なので、そこは通り抜けて東西方向のトキワ銀座へ出ます。
 ここもまだ繁華街の延長上で、ラブホテルなども目立つところ。どうもレポートの対象にはならないなと西に進むと、道が急に狭くなり、そこから「ロード十三通り」の街路灯が並びます。やっと繁華街から生活型の通りに移ったという感じで、歩調を緩めます。とは言うものの、やはりここも池袋の一部。外国人の姿も多いですね。それにしても「ロード十三通り」という名前には少々笑えますね。「ロード」と「通り」って。「十三」は何を意味するのでしょう。
 ネット情報ではこのあたりに「ワンコイン」が売りで外壁全面が「メニュー」になっていたという「カツ膳」という店があったそうですが、閉店してしまったようで、見当たりません。今あるのは、「キッチンみのるや」や「ダイニングバーあかずきん」など。ほかには?と思いながら歩を進めると、あれっ、もう終わっちゃった。百メートルにも満たない「通り」でした。
 しかし、街路灯は途切れますが、その先にもポツポツと商店が見えます。どうやらそこは「ファミリーロード(池袋仲通り商店街)」と呼ばれていた区間のようですが、商店街の看板を下ろしてしまったのですね。関野病院や池袋幼稚園の園庭が面しているので明るく、その斜め向かいには公園があって、その奥には池袋図書館もあります。でも確かに商店街らしさは失われています。
 以前にも紹介した三遊亭円丈師匠の「日本一長~い商店街」の始まりの部分をなすところで、その記事には「ファミリーロード」の記載があるので、商店街の看板を下ろしたのは最近なのでしょう。せっかくの商店街の連続性が途切れてしまったようで悲しく思います。公園の先の下り坂沿いにもいくつかの店がありますが、坂下からは「池袋坂下通り進商会」の街路灯が並ぶ現役商店街の区間に戻ります。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

「ロード十三通り」の東側入口付近
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「ロード十三通り」を西側から見る
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旧「ファミリーロード」の状況
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旧「ファミリーロード」の西端付近
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[番外5]久留里商店街

歩いた日 H28.05.03 【千葉県君津市】 
 大型連休中のせめてもの息抜きにと、木更津から房総半島中央部に分け入るローカルなJR久留里線のぶらり旅に出かけました。田園や里山風景の中を走り、房総横断を目指しつつ途中までしか開通できなかった路線で、終点の上総亀山駅は山里に溶け込むようにポツンとある駅でした。その帰路に、路線名にもなっている久留里駅で途中下車し、昼食を兼ねて街と近くの久留里城を散策してきました。
 きれいに整備された駅前広場から国道410号に出ると、そこは昔ながらの街道筋の商店街。頭上にかかる「久留里商店街」のアーチの中央には久留里城を模したミニチュア(といってもかなり大きな)が乗っています。房総半島の城としては本多忠勝の大多喜城の人気が高いようですが、南総の里見氏との所縁が深い久留里城も、地域の大きなシンボルとなっているようです。
 少々遅めの昼食をどうするか。事前のネット情報では駅近くの軒下の狭い路地にある「喜楽飯店」も興味深いのですが、国道を少し南に下ったレストラン喫茶「バンカム」に入りました。地元の元気なお兄さんたちがいたり、店内には祭の写真がいっぱい貼ってあったりしますが、ご主人は物静か。
 このご主人に、久留里城への道はかなりキツイ、と聞かされましたが、確かにキツかった。急な坂の連続を30分くらいかけて上ります。でも天守からの眺めは爽快でした。房総の穴場スポットと言えるかもしれません。
 さて、商店街へ戻ると、蔵づくりも含め風情ある古い建物が多く残っており、歴史を感じさせます。シャッター店化したものもありますが、生活用品店のほか鮮魚店もあったり、地区の中心をなす商店街としての機能がまだ生きているという感じです。蕎麦店も何軒かあります。街なかや周辺には、上総掘りの自噴井戸が無数にあり、平成の名水百選にも選ばれ「久留里の銘水」と言われます。
 商店街中央から東へ向かう県道沿いの菓子店「宝月堂」で、「久留里城最中」を買いました。粒餡、こし餡、白餡が入った天守閣の形をした最中です。駅入口の角にももう一軒、和菓子店があります。そんな散策をしていたら列車の時刻を逃してしまい、ちょうどやってきた鴨川からの千葉行き高速バス「カピーナ」号で千葉に向かいました。少々疲れたけれどちょうどよい息抜き旅でした。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★★★

久留里城のモニュメントが乗った商店街アーチ
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歴史を感ずる商店街の街並み
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商店街中央部付近
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蔵造りなども残る城下町風景
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急な坂道を上った先にある久留里城
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[№519]西町買物通り商店会

歩いた日 H28.04.30 【墨田区】 
 東武スカイツリーライン鐘ヶ淵駅に降りたのはほぼ4年ぶり。ここで見落としていた商店街があるのを、とあるサイトで気づかされ、確認しようというわけです。そのサイトで紹介の商店街名は「西町買物通り商店街」。しかし、墨田区商連のリストにその名はなく、実態不明なのですが、20年ほど前の地図本では確かに鐘ヶ淵駅から線路の東側に沿って南方向に、商業地を示す赤い帯が見られます。
 駅前の踏切から南東方向にまっすぐ続くのが「鐘ヶ淵通り商店街平和会」で、これも以前と変わらず十分にレトロで魅力的なのですが、目指すのは踏切際からすぐ右(南)に入る小道。入口部分だけは「平和会」と同じ街路灯なので、その先に別の商店街があるとは思えず、前回見落としたのですね。で、入ってみれば、これまた十分な「昭和の風景」です。
 商店街としては相当に衰退しており、小奇麗な一般住宅化しているところや空き店舗化した建物も多いのですが、懐かしいオーラを放つ鮮魚店、米店、青果店などが現役で残っています。「近所のお店」の役割がまだ健在ということですね。居酒屋や蕎麦店、中華料理店、そして、部屋着、普段着を店先にいっぱいぶら下げた洋品店も営業中で、懐かしい空気を目いっぱい漂わせています。近所の子ども達がこの道を遊び場のようにして通り抜けていくのも、昭和的な風景です。
 そんな商店街ですが、冒頭の商店街名の表示は見当たりません。商店街の看板を下ろしてしまったのかも。商店街組織があるのかも疑問ですね。わずかに、北の端付近にある「西町通り接骨院」が、その名残のように見えます。全体にレトロな雰囲気で満たされていますが、喫茶店「ポット」は唯一新しくお洒落な構えで、なぜかうれしくなりますね。
 南がどこまでなのかよくわからないのですが、道が入り組んだ地域で、東方向へ分け入れば、いろは通り方向へも「抜けられ」そうです。そんな脇道のひとつに、「おーっ」と叫んでしまいそうな現役の銭湯の、正面のRが魅力的な懐かしい建物があります。その近くには、店舗か住宅かよくわからない建物の前に大きな招き猫が置かれ、微笑ましい限りです。
 来て良かった、生きた下町の風情に触れられた、という思いに浸りながら駅に戻りました。
・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★★★
・ローカル度  ★☆☆☆☆

青果店などが営業する中央部付近
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ほのぼのとした下町風情が漂う
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ちょっと洒落た「コーヒー・ポット」
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懐かしく優美な銭湯
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大きな招き猫
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[№518]足立中央梅島商店街

歩いた日 H28.04.30 【足立区】 
 梅島駅の下を南北に横切る旧日光街道で、梅島駅前通り商店街の北に続くのがこの「足立中央梅島商店街」です。「足立中央」を名乗るところにプライドを感じますが、駅から離れるにつれ店舗密度や人通りも少なくなってきます。それでも環七との交差点まで、商店街らしい体裁は保っています。
 商店は新旧混在という様相。駅に近い南端部では、大きなパチンコ店や中華の「上海亭」などが目立ちますが、先に進むと落ち着いたムードとなり、旧街道沿いらしく、広い敷地の旧家のお屋敷があったりもします。看板建築風の古い店が並ぶかと思うと、お洒落な洋菓子店「パティスリー ラヴィアンレーヴ」という横文字の店があったりして、飽きることなく歩けます。
 南端近くに、「日比谷せんべい」、「岡埜榮泉」、「花畑食糧」という三つの看板の古い店舗が並ぶ一角があり、その光景だけでも芸術的ですが、そのうち「日比谷せんべい」に入りました。「創業明治40年」という草加煎餅の店で、かつては製造もし、生地を卸していたとのことで、生地の見本も展示してありますが、今は西新井で製造しているそうです。堅焼きの煎餅を試食させていただき、それも含め、胡麻や磯の香など4種類ほどを買い求めました。
 そのほか、お茶の「山本園」や店頭に懐かしいサトちゃん(佐藤製薬)がいる「小川薬局」、蕎麦の「よろづや」など、街道筋で古くから営んできた風情の店が興味を引きますが、「とうふはうすMIYATA」なども建物は新しいながらもこだわりのオーラを感じさせます。
 精肉店のある環七との交差点までがこの商店街のようですが、足立区商連HPのこの商店街の頁によると、この先の島根鷲神社までの店舗の連合が原点のようで、その後環七に分断されたとの記述があります。また、環七の南には、この通りに東西からぶつかる道があり、角に立派な「大正新道記念碑」がありますが、その由来の説明はなく、ネット検索でも情報が得られませんでした。
 「日比谷せんべい」の北あたりから東の足立区役所方面へ向かう道沿いに「ベルモント公園」があり、足立区の姉妹都市であるオーストラリアのベルモント市に因む赤レンガの陳列館や美しい花壇が印象的です。和洋新旧と様々な風情を楽しめる商店街でした。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

懐かしい構えの店舗も並ぶ環七に近い部分
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「日比谷せんべい」などのレトロ店の並び
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新旧の店が混在する南端付近
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ベルモント公園
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「大正新道記念碑」
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