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ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

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ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

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[№477]ちんちん通り商店会

歩いた日 H27.11.28 【荒川区】 
 東京に1路線だけ残った都電「荒川線」。専用軌道区間が大半のため自動車渋滞の影響を受けることも少なく、逆に踏切で自動車や歩行者の横断を遮断して快調に走ります。いくつかの鉄道交差箇所を中心に利用客も多く、下町の庶民の足として定着しています。都電の魅力は、ひょいと下駄履きで乗れる気軽さと、「ちんちん」と鳴らす車内サインでしょうか。ワンマン電車なので乗客に注意を促す意味が主なのでしょうが、この「ちんちん」が親しみやすさを盛り上げます。
 地下鉄千代田線と京成線の町屋駅から西へ、都電が中央を走る都電通りの次の電停「町屋二丁目」近く、北面に位置する短い商店街が「ちんちん通り商店会」です。目の前をちんちん電車が走り抜ける、そのまんまの名称ですね。同じ北面の「稲荷前通り」を歩いてくるといつの間にかこの商店会区間に入ります。
 あまりに短い区間のせいか、また、町屋駅からやや離れるせいか、商店街としての活気はあまりありません。人通りはそれなりにあるのですが、元気に営業しているように見えるのは、生花店、電器店、それに和菓子の「竹隆庵岡埜」などのみ。空き店舗となっているように見えるところもあります。
 思わず注目したのは喫茶店「ファントム」。ここも庶民的な香りが濃厚そうな店ですが、近く(稲荷前通り)の「はまゆう」で食事にしたので、この日はパス。でも、こういうところで目の前を時折行き来する電車を眺めながら時を過ごすのも良いかなと思います。
 「ちんちん通り」といい、「ファントム」といい、名前が良いですよね。この商店街の西の端、町屋二丁目電停のところに、このブログの初期の頃に歩いた「町屋銀座商隆会」がぶつかってくるのですが、その今の姿を確認せずに町屋駅方向に戻ってしまいました。でも、町屋界隈は乗り換えついでに本当にぶらりと歩いてみたくなるところです。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★★☆☆

ちんちん通りの電器店など
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喫茶店「ファントム」
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「ちんちん通り商店街」の街路灯
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[№476]町屋稲荷前通り商店会

■■■・・・由緒ある稲荷神社を控えた都電通り沿いで喫茶店やら蕎麦店やら
歩いた日 H27.11.28 【荒川区】 

 町屋の都電通り沿い、町屋駅前電停とひとつ西の町屋二丁目電停の間には3つの商店会があるのですが、そのうち、北面の町屋駅前側を占めるのがこの商店街です。尾竹橋通りから都電通りに合流する一本裏の路地も含めて構成されているようです。
 この路地は下町らしい飲食店が多いのですが、その中に、はんこ・表札の店が混じっていたりするのも面白いです。都電通り沿いには、「鳥越せんべい」やお持ち帰り専門店と銘打ちいろいろな銘柄を揃えた「お米のスーパー」、歩道に商品がはみ出すディスカウント店「大黒屋」など。その間で、新しいビルの一階に構える陶器店と思しき「菊屋」の店頭には、来年の干支の申の置物が並んでいました。
 図上を見上げると、街路灯に下がるフラグには「稲穂会」の文字。「稲荷前通り」の別名のようです。「稲荷前」と言っても、お稲荷さんはこの通りには直接面しておらず、一歩北へ入ったところに原稲荷神社があります。天正年間に、三河の農民がこの地に移り住んで建立したものだそうで、以来、町屋村の鎮守の役割を果たしてきたとのこと。奥まっているため目立ちにくいですが、こういう歴史文化を大事に伝えていきたいものです。
 都電の電車がゴトゴトと走り抜ける光景は、下町らしいというか人間臭いというか、どことなく癒されますが、いよいよここらで空腹を満たさなければと思ったところに、いかにも「ご近所の喫茶店」というべき「はまゆう」が現れました。軽食メニューがありそうなので入店。扉の脇の席ではご近所の高齢のご婦人2人が世間話、昔話に花を咲かせています。カレー等のメニューがいくつかある中で、「ジャワ風カレーセット」を注文。店内はちょっとレトロなムードです。こういうところで隣席の昔話をBGMにしてゆったり過ごすのも良いものです。コーヒーがまた美味でした。
 商店街の規模は小さいけれど、生活に溶け込んだ雰囲気には好感が持てました。「はまゆう」効果かな? この先から西は、街路灯が変わって「ちんちん通り商店会」となります。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★★☆☆

  <「菊屋」などがある電車通り沿い>
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  <飲食店街の様相が濃い一本裏の路地>
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  <喫茶店「はまゆう」>
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●再び歩いた日 H28.02.13
 実は、以前ここに来た時には、空腹を満たすことを優先したため、商店街名の由来である原稲荷神社をしっかり見ていなかったのです。今回、乗換え時に改めて訪れてみました。
 境内の敷地はそれほど広くはないですが、社殿はどっしりと風格があります。正面に張られた注連縄が俗世間と隔てる「結界」を示しているようです。社殿脇に区教育委員会の解説板があり、町屋稲荷との通称もあるとのこと。五穀豊穣の神を祀り、創建は徳川家康の江戸入府時期と伝承されるとも。
 目立たない位置で市街地に埋もれるようでもありますが、きれいに掃き清められ、地域の守り神として大切に扱われている様子が感じられました。

  <原稲荷神社>
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●三たび歩いた日 R01.09.07
 熊野前方面から都電に乗って、千代田線に乗り換えるために町屋駅前で降りました。昼食がまだだったので電車通り沿いに歩くと、蕎麦店を発見。マンション一階で新しそうな感じです。「お喜奈」(喜は「七」が3つの字)の看板。店内もきれいです。しかも、もりそば450円とは良心的な価格。冷しきつねそばと半ライス(650円)で満足なランチタイムを過ごしました。

  <蕎麦店「おきな」>
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[№475]尾竹橋通り三栄会

歩いた日 H27.11.28 【荒川区】 
 町屋駅から北の尾竹橋通り沿い、600メートルほど続く「まちやアベニュー」も十分懐かしさを味わえるところですが、さらにその先、隅田川に架かる尾竹橋の手前付近まで続く「尾竹橋通り三栄会」も、さらにぐっと渋みが増す、おじさん好みの魅惑的雰囲気です。
 商店街が地図上に表示されて重宝する荒川区のまちあるきマップでは、この2つの商店街の境界が図上では判然としないのですが、一本松バス停付近から街路灯が変わるのでそれとわかります。実質的にはひと続きの商店街として機能していると言えます。
 実は、この日はこの商店街を北の端まで歩いていません。午後3時近くなのに昼食を食べておらず、なんだか足元がふらついてきたので、荒木田の交差点で駅方向に引き返してしまいました。南半分しか見ていないでレポートするのは気が引けるのですが、この渋い魅力を記録しておきたいと思います。北半分も全く見ていないわけではなく、以前バスで通過した際に車窓から眺めたことがあります。
 通りの西面の最初は「一期一会」と書かれた生花店。その向かいを見ると昭和の看板建築の宝庫です。その先左側で「仲よし」という居酒屋の隣の生蕎麦店「やぶ」も良いですねえ。さらにその先には熱帯魚の「トロピランド」がどーんと構えています。下町商店街の中でもしっくりと馴染んでいる感じです。
 角に「御婚礼家具調度品」という古風な店がある荒木田交差点から北の尾竹橋方向を遠望しました。同様な雰囲気で商店街が続いていそうです。こんどは東面を戻りながら、昭和ムードを味わいます。部分的に古びたアーケードが残る中に金物店等が営業している薄暗い雰囲気もまた哀愁を誘います。
 ところで、「三栄会」という名称は、3つの商店街の合体を表しているのでしょうか。そのあたり確認できないまま、すきっ腹を抱えて「まちやアベニュー」の領域に戻ってしまいました。両商店街とも、新しいビルやマンションになっているところもあるものの、全体に古き良き下町の香りが濃厚に感じられ、直線道路ながら充実した散策タイムを味わうことができます。
・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

懐かしい風情漂う商店街南端付近
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昔ながらの金物店など
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荒木田交差点
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[№474]まちやアベニュー

歩いた日 H27.11.28 【荒川区】 
 町屋は、隣の北千住などの影に隠れて目立ちにくく、華やかなイメージが持たれにくいかもしれませんが、京成線、地下鉄千代田線、都電荒川線の3線が交差する交通結節点であり、降りてみれば非常に気さくで懐かしい下町ムードが満載の街です。
 都電の線路と交差する尾竹橋通りの、千代田線駅出口と交番がある踏切から北に向かう区間が「まちやアベニュー」です。町屋の目抜き通りとも言える位置にあり、「アベニュー」なんて洒落た命名ですが、これがなかなか渋いのです。
 駅の近くには、ミスタードーナツに始まりコンビニやコーヒーチェーンなど全国区的店舗が見られるものの、すぐに懐かしい感じの店が続くようになり、ほのぼのした気分で600メートルほども続く商店街をいつのまにか歩ききってしまいます。尾竹橋通り自体は交通量が多いのですが、両側には看板建築の古い店舗も多く並び、焼き鳥店や店先に惣菜を並べた店、合い鍵や刃物の店、青果店、「なんでも屋」という古びたリサイクルショップ、古風な和菓子店などが続きます。
 向かいには「アメ横もびっくり」と書かれた雑多な感じのディスカウントショップなどなど。この幹線道路沿いでよくぞ今まで続けてきたというべき昭和風情の店の連続に感動すら覚えます。目立たない街だからこそ変わらずにこられたということでしょうか。脇道にちょっと入った先には銭湯も見えました。
 こういう街でチェーン店でない喫茶店のランチもたまには良いなと思い、事前のネット情報で2つほどリストアップしてあったのですが・・・・。看板建築を洋風にアレンジした概観の「パリジャンカフェ」は土日祝日はモーニングセットのみとのことで、空腹感絶頂だったのでパス。「昔ながらの純喫茶」との評判の「みどり園」に入ろうとしたら満席。人気店なのですね。
 結局、昼食はもう少しお預けにして、この先同じ尾竹橋通り沿いの「尾竹橋通り三栄会」や都電通り沿いの商店街を、空腹を抱えてさらに歩くことにしました。
・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

「なんでも屋」などの渋い店舗の並び
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懐かしい看板建築が連続する光景
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着物の「いかりや」など
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[№473]銀座ナイン1・2号館

歩いた日 H27.11.18 【中央区】 
 新橋駅から銀座方向に歩くと間もなく、高速道路の下の商業施設「銀座ナイン」が見えてきます。JRの線路側から海側に向かって1号館、2号館、中央通りを挟んで3号館と続いています。今回ここを訪れたのは、平日の都内移動の途中の昼食で、2号館地下にある「れすとらんはと屋」がお目当てだったからです。カウンター形式の気軽な洋食店で、なかなか美味しいのです。
 この2号館地下は、昼夜両用の飲食店が並んでいて、銀座のはずれでありながら新橋との境ということで、夜も比較的気軽なスポットとして重宝するところです。すぐ隣には博品館などもあります。
 「はと屋」のメニューは、フライものやハンバーグなどが主ですがその組み合わせが抱負で、何にしようか迷うところです。この日は「ミックスC定食」を注文。ヒレカツ、コロッケ、ハンバーグ、エビフライが盛り合わされた豪華版ですが、これで950円。ビジネスマンのランチで1,000円前後という値段はやや高く感じるかもしれませんが、銀座という場所柄を考えると良心的と言えるでしょう。時々来たくなる店です。食べている間にもお客さんが次々覗き込み、入れ代わっていきます。
 食べ終わって店を出ると、1時を過ぎているのに向かいのラーメン店「三吉」に行列ができていました。人気店なのですね。1号館を通り抜けて外堀通り側へ出ましたが、1号館の新橋側の外側にもいくつかの小さな飲食店が貼りついています。
 ところで、この上の高速道路は首都高速の一部のように見えますが、東京高速道路という民間会社が道路下のテナント収入で運営し、区間内の通行は無料。「KK線」とも呼ばれます。「KK」は株式会社のことでしょうかね。汐留JCTから京橋JCTまでの間に400以上ものテナントがあるとのことで、それらのビルの屋上をつないで高速道路にしているというわけです。開通は東京五輪の前後というから50年の歴史を刻んでいるわけで、銀座とはいえどこか垢抜けない雰囲気も納得できます。
 1階にはファッション系店舗もあるのですが、銀座と新橋の対照的空気が入り交じった独特の香りを持った空間とも言えそうです。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ☆☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

「はと屋」(左)などがある2号館地下一階
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飲食店が並ぶ1号店の新橋側の側面
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[№472]真間本通り会

歩いた日 H27.11.07 【千葉県市川市】 
 大門通り会真間大門会手児奈橋通り会を歩き、弘法寺、手児奈霊神堂に詣でたあと、市川真間駅から京成電車に乗ろうと、線路に向かってここを歩きました。「手児奈橋通り会」とひと続きの手児奈橋通りの両側ですが、こちらは市川市の木であるクロマツの並木が植えられ、丸い街路灯がつき、両側歩道となって、やや意気込みが強いように見えます。
 ただ、店舗の連続性は乏しく、生鮮食品店も見当たらないため、活気は感じられず、人通りはちらほらあるものの生活道路の様相が濃いというところです。看板を見ても、工務店や理髪店、不動産店などサービス系のものが多く、日々の生活に縁の深い業種があまり見られません。
 西から真間大門会の路地がぶつかってくる角にある懐かしい感じの井上陶器店が最も生活感があるようにも見えます。その向かいで、赤い建物でやや目立つ寿司店「林家」がランチメニューの表示を出していたので入りました。海鮮丼のランチ(800円)を注文。ご近所の方と思しきご婦人が店主と世間話をしながら食事をしています。
 明治7年創業とあるので、今何代目?と聞いてみると、4代目と5代目の親子で握っているとのこと。昔は千葉街道(国道14号)沿いの三本松の付近にあったのが移転してきたのだそうで、そのころの写真が店内に掲示されていました。ここで、弘法寺やこの地の歴史などについていろいろと教わりました。「弘法寺」(ぐほうじ)は、遠い昔には「救法寺」と書いたのだとか。また、「真間」という地名は「崖」を意味するのだそうで、国府台の崖線の下に開けた地だということです。
 さすがこの地に根ざして商売しているだけあって、市川の歴史に誇りを持っていると感じました。最後は、美女伝説の「手児奈」さんにひと目会ってみたいものですね、と笑い合いました。
 真間本通り会の範囲は京成の踏切より北のみで、クロマツ並木のこの道はまっすぐ行けばJR市川駅ですが、その割には寂しい感じです。乗客満載の松戸行きの京成バスも踏切の向こうで曲がっていってしまいます。ここから線路沿いに数百メートル歩くと京成市川真間駅です。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

人通りも少ないクロマツ並木の通り
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寿司の「林屋」などの並び
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[№471]手児奈橋通り会

歩いた日 H27.11.07 【千葉県市川市】 
 時は大化の改新より前の舒明天皇の時代、ここ真間の地に、飛鳥の都にまで噂が伝わったという美貌の女性「手児奈(てこな)」がいました。国造の娘だとか子供もいたなど諸説あるようですが、その美貌を求める男たちの争いが絶えず、自分がいなければ争いもなくなるだろうと真間の入江に入水したという「手児奈伝説」が伝えられています。手児奈を祀る「手児奈霊神堂」は、名刹弘法寺の一部ですが、本堂に上る石段の下の右手にあり、良縁成就、安産のご利益があるとされています。
 大門通り会真間大門会から続く弘法寺の参道には、当時の入江にかかっていた橋に因むという小さな欄干が置かれ、「真間の継橋(つぎはし)」との説明がありますが、その傍らに喫茶店「つぎはし」があって参詣客の休憩には便利です。
 市川市の資料によると、手児奈橋通り会は、ここを含め手児奈霊神堂の周囲のかなり広い範囲にわたっているようですが、商店の連なりらしきものが見られるのは霊神堂の裏手にあたる東側、真間小学校の正門前付近で真間川の橋を挟んだ部分くらいです。
 「角の八百屋」と呼ぶにふさわしい昭和のオーラ満載の青果店から北へ、資料で商店会の範囲とされる道を進んでみましたが、ほぼ住宅地の様相で、「伏見ヤ酒店」など、店舗は点在する程度です。付近には、観光資源ともされる芳澤ガーデンギャラリーなどもあるのですが、商店会との関係は薄いようです。狭い道なのに通過車両が多いのも気になりました。抜け道に使われているようで、市川市の道路事情の悪さを実感します。
 真間小学校前に戻り、手児奈橋で桜の名所の真間川を南へ渡った先の2車線道路の一部もこの商店会の範囲ですが、錆びついた感のある空き店舗等が目立ち、全体に門前町としての商業的機能は諦められているようです。ユニークな伝説資源を持ちながらも、その広域的知名度は高くなく、駅からやや遠いこともあって訪れる人もまばらということなのでしょう。美女伝説をもっとアピールできれば、などと考えながら南へ歩を進めると、そのまま「真間本通り会」の領域に入りました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★★★☆

真間小学校前の商店の並び
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喫茶店「つぎはし」(正面は弘法寺の石段)
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手児奈霊神堂
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絵に描いたような「角の八百屋」
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[№470]真間大門会

歩いた日 H27.11.07 【千葉県市川市】 
 市川市の名刹である真間山「弘法寺」に向かう参道で、大門通り会に続き、京成線踏切から真間川の橋までの区間と、途中で交差して東に向かう小道沿いで、真間大門会という商店街が形成されています。大正中期ごろから栄えたという門前町の中心的位置にありますが、住宅地化が進んでおり、賑わいはありません。
 踏切からすぐのところには「おにぎり処」、その先に和菓子の「大門岡埜」があり、店先には枕になりそうな大きさの「かきもち」が並んでいます。ここはこだわりの和菓子の名店のようです。さらに北に進むと、蕎麦の「甲州屋」や、「プロパン」のかすれた看板を掲げる燃料店とおぼしき「染谷商店」などのクラシック感にも惹かれました。
 ここでも、古代の美女伝説「手児奈」に因む万葉の歌が、民家の塀に掲出されています。正面に弘法寺の石段が近づいてくるのですが、その前に、途中のコンビニのある角で交差する東側の小道を歩きました。「上村豆腐店」、和菓子の「いろは」、小さなスーパー的な店などが昭和の味を色濃く出しています。どっしりした構えの「いろは」で、すあま、栗羊羹と酒まん2つを買いました。小道は間もなく真間本通り会の道に出ますが、その角の「井上陶器店」も渋くて良いですね。
 元の南北の道に戻り、また北へ進みます。この商店街は真間川の橋までですが、ここで弘法寺について記しておきましょう。飛鳥時代にこの地に住んだ絶世の美女「手児奈」が、彼女を求める男たちが争うのを見て、「自分がいなければ争いがなくなる」と真間の入江(当時はここまで海が入り込んでいた)に入水して果てたという伝説があり、後にこの話を聞いた行基菩薩がこの地に「求法寺」を建てて弔い、その後弘法大師により「弘法寺」(ぐほうじ)と改められ、さらにその後、日蓮宗の寺となったものです。この地は、近くに国府台という地名があるように、古代の下総国府があったとされ、そういう歴史を重んじる空気が、先ほどの万葉歌の掲示にも現れているわけです。
 この地の女神になった「手児奈」を祀った手児奈霊神堂については次の項で記すことにします。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★★★☆

「おにぎり処」や「大門岡埜」など
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東西の路地の和菓子店「いろは」など
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「染谷燃料店」付近から弘法寺をのぞむ
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[№469]大門通り会

歩いた日 H27.11.07 【千葉県市川市】 
 JR市川駅は直近に繁華街を抱えていますが、この日はそれを横目に、北口から国道14号に出て左折、次の信号を渡った先の大門通りに入りました。通りは4m程の道幅ですが、ずっとレンガ舗装が施され、商業色はだいぶ薄れてはいるものの、古き良き商店街の香りが残されています。
 入口の左角には市川公民館がありますが、右角には「日蓮宗真間弘法寺」の立派な石柱があります。そう、この道は名刹「弘法寺」にまっすぐ続く歴史ある参道なのです。弘法寺まで1㎞ほどの距離がありますが、その前半の京成線踏切までの区間で「大門通り会」という商店会を形成しています。
 周囲は駅徒歩圏の住宅地であり、行き交う人の姿は多いのですが、商店街としての機能はかなり減退しているようです。商店の連続性は途切れがちで、空き店舗化した部分もかなり目立ちます。それでも、古くから続くと思われる昭和の香りの店もある一方で、今風にリノベーションしたと思われる飲食店等も交じり、なかなか面白い雰囲気です。全体には、歴史を重んじている空気が濃厚で、住宅を含めた建物デザイン等も落ち着いたものに抑えられているようです。
 入口近くの家庭用品店の「アキモト商店」などはかなり渋い佇まいですし、その先の酒店も銅板建築のファサードを2階部分に残しながら1階をリニューアルしています。途中でバス通りと交差しますが、その角で、「たばこ、菓子」の懐かしい看板を掲げる「水谷商店」も(シャッターが閉まっていましたが)風情ある看板建築です。
 バス通りと交差したあたりから、民家の塀などに万葉の歌が掲出されています。これは、この地に伝わる手児奈という美女伝説に因むもので、これについては別項で記します。踏切手前の「肉の山崎」は、この地の老舗のようでネット上の評判も良く、コロッケなどを帰りに買おうと思ったのですが、帰りはこの先の商店街を見ながらルートを変えてしまったので寄れずに残念!。
 それでも全体にしっとりとしたムード漂う商店街でした。コロッケを買いにまた訪れたいと思います。踏切を渡った先には「真間大門会」が続きます。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★★
・ローカル度  ★★★☆☆

商店街入口付近の懐かしい家庭用品店など
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「肉の山崎」などがある踏切に近い区間
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バス通り角の懐かしい構えの菓子店など
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