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ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

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ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

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[№434]六号坂通り商店街

歩いた日 H27.07.04 【渋谷区】 
 幡ヶ谷駅付近の甲州街道から幡ヶ谷六号通り商店街を抜けて、水道道路を渡った先に続くのがこの「六号坂通り商店街」です。入口の左脇にあるのが六号坂上公園。しかし、しばらくは坂道の様相はありません。この公園前に商店街の案内図が掲出されているのは親切ですが、写真を撮り忘れました。通りの右側は本町六丁目、左が幡ヶ谷三丁目です。
 六号通りの延長上にあり、同様にレンガ舗装されていますが、商店街としての性格は少々異なるようです。六号通りは生活密着系の物販店が多いと見えましたが、こちらの六号坂は、飲食店は混じるものの物販店舗は少なく、どちらかと言うとサービス系の店が多いようです。クリーニングや医院、歯科医院、調剤薬局など。そんな中で、「水道・ポンプ・浴槽」と掲げる「村田工業所」は、年季の入った看板建築、渋い看板で歴史を感じさせます。その斜め向かいにお洒落に改装したカフェがあるのが好対照に見えます。
 蔵造りを思わせるどっしりした構えで異彩を放つ「ふるや(古賀音庵)」は創業七十余年という和菓子店で、「古賀音だんご」が看板商品だそうです。このあたりから道が下り坂になり、下りきったところの交差点の信号が「六号坂通り」。商店街はここまでと思いきや、同じ街路灯が数十メートル先まで続きます。ミニスーパーの「ピアゴ」のほかはマンションが多いですが、街路灯が途切れるところの左にあるのが幡ヶ谷新道公園。思い思いにくつろぐ住民の姿が見られました。公園で始まり公園で終わる商店街というわけです。
 帰りはさきほどの坂を上る形となりますが、けっこう勾配があります。その坂の途中に「精肉」というやはり渋い看板の建物があるのですがシャッターが閉ざされ、ネット上の商店街マップにも記載がありません。貴重な生鮮品店であったのでしょうが。空模様が怪しくなってきたのでそそくさと駅方向に戻ってしまい、見落とした良い店がありそうなのが心残りです。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

渋さ満点の「村田工業所」など
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和菓子の「ふるや」などの並び
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[№433]幡ヶ谷六号通り商店街

歩いた日 H27.07.04 【渋谷区】 
 甲州街道の初台から笹塚付近にかけての北側に並行してほぼ直線状に走る「水道道路」という道があります。これは、新宿の現在超高層ビル街となっている場所に淀橋浄水場が明治31年に整備されるに伴い、従来の屈曲した玉川上水を代田橋付近からほぼ直線で浄水場に導くために建設された新水路の跡で、この水路が大正の震災で崩壊した後に道路となったためにこの名がついたとのことです。
 この水路の南北の行き来を確保するために架けられた橋が、淀橋側から1号、2号と呼ばれ、今回訪れた六号通りは、甲州街道からこの6番目の橋につながる部分です。道幅4m程度の狭い道ですが、京王幡ヶ谷駅に近く、北側住宅地への通路となっているため人通りが多く賑やかです。レンガ舗装の両側の店舗密度は高く、店舗数110は笹塚・幡ヶ谷地区商店街で構成する「ささはた」地区で2位の規模だそうです。
 建物は新旧混在で、威勢の良い掛け声が飛び交う青果店や洋品店、靴店、薬局など、生活密着型の業種が揃っています。新宿にほど近い位置でこれだけ生活感の濃い商店街が栄えているのはうれしい限りです。「刀剣」の看板を掲げる「なまづ屋美術刀剣店」などという店も目を引きます。「六号通り調剤薬局」や「六号通り鍼灸整骨院」など、「六号通り」の名が店名にまでなっているのは、通り名が地域のアイデンティティとして共有されている証拠でしょう。
 「心庵梅むら」という歴史ありそうな和菓子店で、「栗あん最中」と「頑固職人のどら焼」を買いました。店はそれほど古くなく、喜多見の方から移ってきたとのこと。店の脇の路地に何やら行列ができているので何かと聞くと、若者に人気のラーメン店なのだとか。住所が同じなので問い合わせも多く困惑しているとのことでした。
 幡ヶ谷社会教育館のところで水道道路にぶつかります。ここに上水路があったとはとても想像できません。しかし、歴史を名称に残す商店街が元気に息づいているのが好ましく、地域を代表する商店街として活気を保ってほしいものです。信号を渡るとその先は「六号坂通り商店街」となります。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

威勢の良い「八百昭」などの賑わい
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和菓子の「心庵梅むら」のあたり
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[№432]西原商店街

歩いた日 H27.07.04 【渋谷区】 
 京王線幡ヶ谷駅は甲州街道下の新線のみにホームがあって、同街道の南北両方に出られます。まず南口へ。階段を上がったところの道を南にたどるとすぐに、「NISHIHARA STREET」の丸い立派な商店街アーチが目に飛び込んできます。ここから400mほど、西原一・二丁目の境の道が西原商店街です。幡ヶ谷と笹塚の駅周辺の商店街は連合組織を形成していて、頭上の街路灯に下がるフラグには「ささはた感謝祭」の文字。「ささはたドットこむ」というホームページもあります。
 アーチをくぐると間もなく「玉川上水跡」を横切ります。江戸の生活用水として重要な役割を果たした玉川上水ですが、役割を終えて暗渠化された上は緑濃き公園となっています。そしてここからがB級商店街としての魅力満載の区間。新旧の建物が混在しますが、古き良き商店街の風情が残っています。いわゆる看板建築も多く残ります。
 「昔ながら」という言葉がぴったりな青果店や雑貨店、「研究堂薬品」という名の薬局、「灯油の店」という懐かしい看板を掲げた「水垣燃料店」なども昭和ムード満載で立派に現役です。建物は新しくても店の雰囲気がしっとりと好ましい酒店や魚料理店なども興味を惹かれます。ゴルフ練習場などを見ながら高齢者福祉施設「渋谷区けやきの苑・西原」のあたりまでくると住宅地の様相が強くなりますが、それでも洋品の「ミドリヤ」、「カスタムテーラー吉岡」や「東寿司」などが良い味を出しています。商店街南端には北と同様の立派なアーチがあります。ここから坂を下っていくと元代々木町方面に行くことができます。
 昼食を「手打ちそば濱の」でと思ったのですが、北側の「六号通り」方面を歩いているうちに2時を過ぎてしまい「支度中」になってしまったので、カレーの「スパイス」へ。正月の箱根駅伝の観戦が命という明るいママさんとお客さんの会話を楽しく聞きながら、ポークとビーフのミックスカレーをいただきました。駅付近のレトロ感たっぷりのコーヒー店「ひだか」にも惹かれましたが、降りだした雨に追われるように駅に戻りました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★★
・ローカル度  ★☆☆☆☆

生活感あふれる玉川上水横断部付近
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懐かしい構えの燃料店など
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「研究堂薬品」などがある一角
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[№431]えびす通り高松商店会

歩いた日 H27.06.20 【豊島区】 
 地下鉄要町駅付近の「えびす通り商店街」のアーチから「えびす中通り商店会」、「えびす通り仲見世商店会」と歩いてきたら、またいつの間にか街路灯が変わって「高松商店会」になりました。確かに、両側の地名は高松一・二丁目になっています。街路灯に下がるフラグには「まぁるい笑顔の高松ストリート」の文字とふくよかなえびす様のイラストが描かれています。
 商店街の境目付近にあるのが古風なたばこ店や理髪店の並び、その向かいには和菓子の風月堂。店先に鳥籠がぶら下がる古い店舗の黄色い日除けテントには「襖」の大文字が。こういう店は今となっては貴重ですよね。
 やはり商店の連続性は保たれなくなっており、一般住宅化した部分も見受けられます。ここも何やら建て替え工事中の区画の隣に、小さな庚申塔が大事に守られるようにありました。花が飾られ、小さな賽銭箱も置かれています。こういう歴史を伝える事物は大切に残したいものです。
 その先で道が右(東)に折れてすぐのところに「山形屋」という惣菜店がありますが、視線を前方に移すと、正面に高層ビルがそびえ立っているのが見えます。あとで確認すると「シティタワー池袋ウェストゲート」という高層マンションのようで、寂れた商店街とのミスマッチ景観が印象的です。
 定食店や米穀店などが現れますが、そこはもう「高松商店会」からは外れていて、この先はさらに店舗密度が薄くなりそうなのでここで引き返しました。でも、そのまま進めば池袋駅方面まで商店街が連続しているはずです。
 池袋から要町、椎名町付近を巡って池袋駅方面へもどる連続商店街ルートの中ほどをつまみ食い的に歩いただけですが、やはりどこも時代の流れにはついていきにくいようです。昭和おじさんがノスタルジーを感じる価値しか持たないようになっているとしたら寂しいですが、そうした中でも現役の店にはできるだけ頑張ってほしい、そしてできることなら、リノベーション等で新しい価値を生み出してほしいとも思うわけです。「言うは易し」ですがね。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★★
・ローカル度  ★★☆☆☆

高松商店会の南側入口付近
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正面の高層マンションとのミスマッチ風景
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さりげなく残る庚申塔
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[№430]えびす通り仲見世商店会

歩いた日 H27.06.20 【豊島区】 
 要町駅側から「えびす中通り商店会」を北方向に歩いていくといつの間にか街路灯が変わって、そこには「仲見世商店会」の表示が。ここもずっと「えびす通り」のお仲間です。
 やはり渋いですねえ。シャッターを閉ざした「あづまや呉服店」の隣には「うれし野」という手打ちうどん店。その隣には昭和からそのままという感じの青果店。呼び込みの声が元気です。こういう生鮮品店が健在だとうれしくなります。通りすがりのご婦人の「どれが美味しいの?」の声かけに「全部だよ」と返す、そんな掛け合いが微笑ましいです。
 「コンビニエンスストアIzumiya」と掲げる店はシャッター店と化していますが、その向かいには「絆 がんばろう東日本」と大書された建物が構えます。町会の会館のようです。商店街と町内会が一体化しているようで良いですね。向かいには、薬局と小さなベーカリーが営業中です。
 交差する路地をわずかに左に入ったところには「延命地蔵尊」がおわします。由緒は不明ですが、小さいながらがっしりしたお社にお入りになって、道行く人たちを見守っています。街の盛衰を見続けてきたことでしょう。今の商店街をどのようにご覧になっているか、訊ねたいところです。
 店舗の並びが途切れているところもあって、「仲見世」というわりには商店街としての衰退感は免れませんが、道の細さゆえか安心してゆったりと歩ける雰囲気が好ましいです。
 で、「昔はこういう店がよくあったよなあ」と思わせるようなたばこ店や理髪店、和菓子の「風月堂」などが現れて、またほのぼの感が増したと思ったら、その上の街路灯がまた変わっています。ここから先は「えびす通り高松商店会」。本当に小さな商店街の連続です。これらの商店街が、周辺の人口密度の高い地域の賑わいの軸として機能していた時代があったわけで、そういう時代には小さな商店街組織が競い合って栄えていたのでしょう。今の環境では、その小さい組織が維持されているだけでも健気に見えてしまいます。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★★
・ローカル度  ★★☆☆☆

気さくな昭和ムードの青果店やうどん店など
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ベーカリーや薬局などの並び
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延命地蔵尊
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[№429]えびす中通り商店会

歩いた日 H27.06.20 【豊島区】 
 以前、何かの記事で、池袋駅西口付近から要町、椎名町付近を巡ってまた池袋駅付近まで、延々と商店街が続いているという情報を読んだ記憶があり、改めて検索してみると、落語家の三遊亭円丈さんの「日本一長~い連続商店街はどこ?」と題したその歩行記録を見つけました。さすがにそれを全部一度に追跡するのは大変そうなので、中間地点の要町あたりを覗いてみることにしました。
 池袋から和光市方面への地下鉄有楽町線を作るときに同時に拡幅整備された都道放射36号線(要町通り)は広い歩道つきの立派な道路ですが、これで分断された細道の商店街入口に「えびす通り商店街」の時計付きのやや古びたアーチがかかっています。要町駅の千川寄り出口からすぐのところです。円丈師匠の記事でも商店街が実に細かく分かれていると説明され、たぶんこのアーチ下の導入部分は要町通り沿いと一緒に「要町新栄会」に属しているのですが、アーチからこの通りに入ると間もなく「えびす中通り商店街」となるので、今回は一体として扱います。
 やはりかなり衰退感が強く、空き店舗や一般住宅化している部分もありますが、道の細さもあって全体には昭和ムードを味わえます。看板、店構えなど懐かしい雰囲気のものが多く残ります。青果店、鮮魚店も健在です。池袋に近いものの木造密集住宅街の様相が強いこの界隈の生活を長く支えてきたという風情です。青果店を若い女性数人が覗き込んでいるのも良い光景です。
 なるほど個々の商店街は短く、気づけば街路灯が変わって別の商店街となるのですが、次の「えびす通り仲見世商店会」から「えびす通り高松商店会」までは「えびす通り」の名を共有しているようなので、そちらまで往復歩き、ここに戻ってから昼食にしました。入ったのはとんかつの「丸幸」。チキンセット定食と迷った末にコロッケセット定食700円也を注文。気軽な街の食堂という雰囲気で、隣に座った近所の方と思しき男性もマスターと友達らしく、地元の話題で盛り上がります。理髪店の跡継ぎがいない話など、商店街の行く末を考えさせられる話題も。
 まあそれでも、コロッケと一緒にほのぼの気分も味わったひとときでした。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★★
・ローカル度  ★☆☆☆☆

青果店を若い女性たちが覗く
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レトロなここはたぶん「要町新栄会」の範囲
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[№428]荻窪すずらん通り商盛会

歩いた日 H27.06.06 【杉並区】 
 荻窪駅の北口側をぶらぶらしてから、ショッピングセンタービル「タウンセブン」の脇で線路を跨ぎ、こんどは南側にやってきました。跨線橋から見下ろすと、一帯が商業地ですが、中でもひときわ立派なアーチがあるけれど実際はB級度が高そうな「すずらん通り」へ踏み込みます。東西方向の線路沿いと南北の環八通りを斜めに結ぶ抜け道になっているらしく、自動車の通行が多くて落ち着きませんが、全面レンガ舗装の商店街基盤は整っています。
 「御膳そば松月庵」や「ぎょうざの満州」などの看板が目立ちますが、その他には、整骨院、薬局、不動産店、ラーメン店、中華料理店などが続きます。人通りは多いのですが食料品関係の店が少ないからでしょうか、駅直近の商店街としてはやや物足りない感じです。「自家焙煎」を掲げる珈琲店などは良い感じですが。
 ほぼ直線の緩い下り坂だった道がやや右に折れると、南北の交通大動脈である環状八号線にぶつかります。商店街組織としては、この先信号を渡って善福寺川にかかる界橋まで続いているようですが、環八で完全に分断され、商店街は実質環八までというところです。
 さて、戻りながら遅めの昼食場所を探します。環八近くにもふと足を止める店があったり、駅近くの「松月庵」も魅力的だと思ったのですが、この日は体調が少々思わしくなかったので、元気をつけようと「とんかつ力」へ入りました。昼食には遅い時間なのにグループ客や一人客などで半分くらいの席が埋まり、多くの人に愛される店ですね。ランチAセットの「ロースカツ定食」を注文。820円也。なんとなく「力」がついたような感じ。御夫婦で30年以上やっているそうで、その地道な姿勢にも好感が持てます。
 商店街として物足りないなどと失礼なことを書きましたが、「力」をつけて満足の気分で駅に戻り、この日の荻窪散策を終えました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

駅側入口付近からみた商店街
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力をもらった「とんかつ力」など
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[№427]荻窪寿通り商店会

歩いた日 H27.06.06 【杉並区】 
 荻窪駅から超庶民的な荻窪銀座街を抜けて、インテグラルタワーのところで青梅街道に出たところで信号を渡ると、正面には「天沼八幡通り商店会」のアーチがありますが、このもうひとつ西側に並行して、よりB級度が高い「ことぶき通り商店街」があります。道は狭く、南北に100mほどと途中で交差する東西の短い区間というごく小規模な商店街ですが、小さいなりに個性を主張しています。
 街路灯ごとに取り付けられた「ことぶき通り商店街」の銘板の下に下がるフラグがなんともカラフルで、そこには愛嬌のあるキャラクター漫画が描かれています。よくみると、「なないろこみち」の文字とともに、色ごとに異なるキャラクターとして「トントンビョウシ」、「パンコクテン」、「フクフクロウ」、「ポンポコティ」、「ピョンピョコテン」など。中ほどの店先にはその可愛い像たちが置かれています。七福神の妖精だそうで、他に、確認はできませんでしたが「メデタイニャン」、「マカセトケン」もいるようです。
 このように遊び心満載ですが、この「なないろこみち」は商店街としてはかなり地味などころです。キャラクター像が置かれていてもシャッターが閉まっていたり、空き店舗化しているものもあり、抜け道としては使われているようですが、商業的なにぎわいは乏しいようです。
 そんな中で、店名が面白いのが「炒飯の万博」。チャーハン好きには見逃せない店のようですね。たばこ店の隣には陶芸教室の「土いじり工房」。また、台湾料理店の隣にあるラーメン店の名が「なないろ」というのも偶然か意図的かわかりませんが微笑ましく見えます。他には、理髪店、不動産店、そば処、居酒屋など。いわゆる生鮮三品の店は見当たりません。
 せっかく妖精たちを集めたのですから、各店がそれを活かしながら個性を強調していけば良いのにと思います。かなりユニークな試みと思いますが、ネット検索しても意外にその話題性は乏しいようです。イベント等は行われているのかもしれませんが、もっと外向きにアピールしていけば、注目度を高めることもできるのではないでしょうか。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★★☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

店先の「フクフクロウ」と「パンコクテン」
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「炒飯の万博」などが並ぶ一角
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[№426]荻窪銀座商店会

歩いた日 H27.06.06 【杉並区】 
 商店街の看板は「荻窪銀座街」。中央線の車窓からも見えます。線路と青梅街道の間の路地を含めた一帯を範囲としますが、駅寄りの「荻窪北口駅前通り商店会」は別組織のようで、また、「アサヒ通り」という路地も混在します。全体に、山の手のお洒落な雰囲気とは程遠く、土地に根ざしたという感じの中小店の集積で、実に庶民的な空気で満たされています。
 駅から線路沿いの道では、焼き鳥の「鳥もと」や名物串かつ「田中」といった大きな看板が目立ちますが、「肉汁餃子製作所」「餃子とビールは文化です」と謳う居酒屋もインパクト大です。道が線路沿いから青梅街道方向へ曲がってすぐのところにあるのが中古レコードの「月光社」。CDではなく「レコード」です。良き文化が守られている感じです。
 青梅街道にぶつかるところの右角に近代的で立派な再開発ビル「インテグラルタワー」があるのが逆に異質に感じるから不思議です。このビルには、区の施設や杉並区商連の事務所なども入っているのですが。
 この違和感に背を向けて引き返し、今度は路地を覗きます。縦横に狭い路地があり、赤提灯や飲食店、ラーメン店、インド料理店、洋品店などがあります。昼から酒盛りの男女で賑わっている店もあります。建物は概して古く、全体の雰囲気はかなりディープです。夜はさらにディープさが増すことでしょう。特に「アサヒ通り」は明らかに夜の街の雰囲気で、中には空き地もあって少々不気味な空間です。闇市が原点の街らしく、「戦後」を濃厚に感じます。そしてこれらの中に、手押し式の井戸も見つけました。よくぞ今に残してくれたと思います。
 荻窪というと若者に人気の街というイメージを先入観として持っていましたが、かつての若者も歳をとる。おじさんたちも気取らずにくつろげる庶民空間がこうして残されているのはある意味必然でしょうか。車も入れないような路地は防災上も問題でしょうが、この昭和の若者たちにマッチした空間の雰囲気はできるだけ残していきたいものです。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★★☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

線路沿いの庶民的店舗の並び
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懐かしい空気で満たされた路地空間
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中古「レコード」店など
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