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ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

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ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

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皆さまのご感想や情報など、お便りをお待ちします。

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[№417]山王商店会

歩いた日 H27.05.02 【大田区】 
 このあたり、大田区と品川区の境界が入り組むところで、この「山王商店会」は、品川区側からの西大井本通りが環七とジャーマン通りの馬込銀座交差点にぶつかる手前一帯を範囲とするようです。30年ほど前にここから北の西大井四丁目に住んでいたことがありますが、「馬込銀座」の名のインパクトが大きく、「山王商店会」の存在は認識していませんでした。今回、名入りの街路灯を追うことで再認識したしだいです。
 西大井本通りはそれ自体が区境になっており、「山王商店会」はその大田区側のみ、品川区側は「山王銀座商店会」のようです。大田区側にあるのは小さなスーパーと青果店、雑貨店等。ここから西大井本通りを少し北に進んだところに「蘇峰公園」があります。明治から昭和にかけての言論人で雑誌「国民の友」を発刊した徳富蘇峰の居宅(山王草堂)の跡を大田区が譲り受けて公園にしたもので、蘇峰の銅像や山王草堂記念館を中心に起伏のある和風庭園となっています。しばしここを散策。
 「山王銀座商店会」を往復した後、ジャーマン通りに出ました。この通り沿いも、「馬込銀座会」と「ジャーマン通り商店会」に挟まれた区間が「山王商店会」に属しているようで、中国料理店やとんかつ店もありますが、ここでは午後2時近くでもさりげなく暖簾を出している「栄すし」に入店。鉄火丼ランチ700円也を注文しました。65年営業しているそうで、ご近所の常連客らしい男性もいて、「商店街も変わりましたね」と話しかけると、「昔は大混雑だったよ。自転車で通ったら怒られたもんだ」とのこと。商店会の構成については、やはり区境なりの複雑ないきさつがあったようです。
 昔この並びに「淳正診療所」という内科があって診察を受けた記憶もあるのですが、「道路の向かいで息子が継いでいるよ」とのこと。確かに、ジャーマン通り向かいに「じゅんせいクリニック」がありました。単独の商店街としては小規模で散漫な現状ですが、昔の記憶を呼び起こされる感慨にも浸れたひとときでした。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ☆☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

区境の西大井本通り。左面が山王商店会
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ジャーマン通り沿いの飲食店等
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蘇峰公園の入口
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[№416]馬込銀座会

歩いた日 H27.05.02 【大田区】 
 大田区の環状七号線が大森駅周辺の市街地集積を迂回するように向きを変えるところに、大森駅からの「ジャーマン通り」がぶつかる交差点の信号名称が「馬込銀座」で、大森駅からの「馬込銀座循環」の東急バスも頻発し、同名のバス停もあって利用者も多く、「馬込銀座」はそれなりに知名度のある地名です。因みに「ジャーマン通り」は大正末期から平成3年までドイツ学園があったことによる命名で、ドイツとの関わりが深いところです。
 ただ、「馬込銀座」はその知名度のわりには商店街の実態が判然としません。このあたり、大田区と品川区の境界が複雑に入り組むところで、両区にまたがる形で「山王商店会」、「山王銀座商店会」もあるのですが、その区分がよくわからないのです。街路灯の標識を頼りに「馬込銀座会」の区域を推測すると、交差点からジャーマン通り上のほんの60~70mほどと、品川区の西大井本通りにつながる狭い道路区間に囲まれた小さな三角形の範囲に限定されているようです。
 そして、この範囲だけでみると、商店街としての実体はかなり小振りです。店舗は、表通り南面の酒店や「いすゞ質店」という名のリサイクルショップ、電器店、バイクショップ等の並びと、その向かい北面の生花店、そして裏側の手作りケーキの店「ROYALE」が目立つ程度。小さくても健気に「馬込銀座」のブランドを守っているという風情です。
 実際には、「山王商店会」、「山王銀座商店会」と一体的に認識されているようで、市民にとっては名称の区分はどうでも良いというところなのでしょう。区境に位置していることも、組織の明確化の障害になっているかもしれません。このレポート記事も一体で扱っても良いのかもしれませんが、地名化している「馬込銀座」に敬意を表して独立して扱ったしだいです。因みに実際の地名は、この三角形で大田区山王、南馬込、東馬込、品川区西大井が接するという形です。大田区の案内によれば、このあたりも「馬込文士村」の一角に含まれます。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ☆☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

パンとケーキの店などがある一角
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交差点からジャーマン通り沿いの商店群
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[№415]赤羽中央街商店街

歩いた日 H27.04.29 【北区】 
 喧騒を極める赤羽一番街も北半分は静かな通りとなりますが、ちょうどその中ほどの、賑わいと静けさの境目あたりから右側にさりげなく姿を表すのがこの「赤羽中央街」です。
 通りの入口右角は昔懐かしい感じのペットショップで、その先の商店街アーチをくぐって進むと、右側は赤羽小学校ですが、その向かいには「北部セントラル病院」や電器店、古い看板建築の寿司店などが並びます。閉じた店が多いのはやはり祝日のせいでしょうか。上空の万国旗が寂しげです。
 学校北端の四つ角の左右にも「中央街」の街路灯がありますが、ここは直進します。昭和後期ごろの商業長屋建築の南端部分を占めるのは「合カギ、研ぎ」と大書された「栄屋刃物店」。すだれが下がり、たわしなども並び、古き良き日本文化を思い出させてくれる良い雰囲気です。
 ここを抜けて北側のアーチがかかる四つ角に位置する駄菓子屋(「種屋」)には子どもが多く入り、これもまた古き良き光景です。その向かいのどっしりした看板建築は「丸全社」。一見すると何の店かよくわかりませんが、刺繍加工、彫刻加工、表札などを扱うようです。職人技ですね。この四つ角の各方向も中央街の領域のようで、青果の「八百英」などが元気に営業しています。
 さて、昼食ですが、先ほどの商業長屋建築の中央部付近に、私の好物の広島お好み焼きが食べられる鉄板焼き店があるとの情報を事前に仕入れており、店先のランチメニューの中に「広島焼きハーフ+半ライス」の文字を見つけて迷わず入店。祝日でもランチ営業はうれしい限り。外観はレトロ感あふれる並びですが、中はきれいです。若い店主で、お目当てのランチセットはサラダとスープがおかわり自由で850円。お好み焼きはビールとセットにしたいところですが、ご近所のご婦人連れや男性一人客もランチスポットとして利用しているようで、他には鉄板オムライスや鉄板ナポリタンなどのメニューもあります。広島との関係を聞くと、お父様が広島の方なのだそうです。
 大好きな広島焼きが食べられた満足感で店を後にし、一番街方面に戻りました。斜陽感はありますが、レトロの中に充実感ある店もある面白い商店街と見えました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

懐かしいペットショップがある商店街入口
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刃物店や鉄板焼き店等が並ぶ一角
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駄菓子屋、青果店、そして「丸全社」
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[№414]赤羽一番街商店街

歩いた日 H27.04.29 【北区】 
 ご存じ、赤羽を代表する賑わいエリアのひとつ、一番街です。赤羽駅を東口側に降り、左(北)に進むと正面に「1番街」の大きなアーチのかかる入口が見えます。看板類の大半は「一」ではなく「1」なのですね。「1番街」は、ここから北へ400mほど続く道沿いと、入口付近の一歩東側のレトロなアーケードの飲み屋街「シルクロード」、及びそれをつなぐ東西の路地等で構成されています。
 メインの通りを入口から北に進むと、最初の1区画はチェーン店も多いものの、その先は雑多な魅力の賑わいのある独特な賑わい空間となります。昼でも気がねなく飲めるのがこの界隈の売りで、そうした飲食店はもちろん、ラーメン店や青果店、眼鏡店などの普通の物販店もありますが、それらが混沌と入り交じって独特の空気を醸しだしています。しかも、老若男女入り乱れての健全さを維持しているようです。次の角にある「鯉とうなぎのまるます家」には空席待ちの行列ができています。
 シルクロードも昼から盛況で、祝日のせいか閉まっている店もありますが、やはり行列の飲み屋があったり、店先で男たちが立ち飲み、立ち食いを楽しんでいたりしています。建物は相当に年季が入っていますね。安らぎを求める人たちのパラダイスというところでしょうか。
 メインの道で賑わいは最初の150mほどの区間で、以北は急に静かな通りとなりますが、そこも同じ「1番街」。北端近くのスーパーホテルの向かいには、南の方とは全く異なるお洒落な雰囲気の北欧風カフェ「グッドニュースカフェ」があったりします。喧騒に飽きたらこういうところで思索に更けるのも良いですね。「1番街」は酒飲み天国というだけではない魅力もあるということです。
 和菓子店も頑張っていて、きれいな外観の「伊勢屋」では時節柄、柏餅が良く売れていましたが、私は喧騒に挟まれた「銘菓處 越村」で足を止めました。豆菓子や煎餅類など昔懐かしい菓子類の袋詰めが100円から並んでおり、男性年配客も多く覗き込んでいました。豆菓子と「栗しぐれ」を購入。本当にほのぼのとした味で、食べ出したら止まらない、あっと言う間に食べ切ってしまいます。
 なかなか夜に来る機会はないのですが、昼でも十分に楽しめる「1番街」でした。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

雑多な魅力あふれる「1番街」のメイン区間
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行列のうなぎ店「まるます家」
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シルクロードの飲み屋にも行列店
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[№413]赤羽OK横丁グルメ会

歩いた日 H27.04.29 【北区】 
 「昭和の日」に、品川で所用のあと、3月に開通した上野東京ラインに乗って久しぶりに赤羽にやってきました。東口に出て、今回は混沌とした空気を求めて一番街に足を踏み入れたのですが、まずは入ってすぐ左の路地、「OK横丁」を覗いてみたわけです。言わずと知れた飲み屋街。ここぞ赤羽!ともいうべき空間で、祝日の真っ昼間ですが営業中で中から歓声が聞こえる店もあります。
 ふつうは、この手の飲み屋街の昼間は白けた空気が漂っているものですが、ここは昼でも十分に稼働中です。夜に備えて「準備中」の店も多く、店頭にダンボールが散乱していたりする部分もあるのですが、それでも寂寥間を感じないのは、ここが飲みの客だけでなく、普通に抜け道としても使われていること、ここだけではなくて一番街も含めたエリアで飲む店を探すグループやカップル等の回遊路の一角をなしていること、等によるのだと思います。親子連れや老夫婦なども普通に通り抜けていたりします。
 「若大将」にはじまり、「鳥光」、「八起」、「枯淡」、「小樽」、「光牛」、「かしら屋」、「だるまや」など、いかにも・・という看板が続きます。親切なことに、出口に大きな「OK横丁」の表札と、店舗一覧の案内図があるのですね。これを数えてみると28店が集積しているようです。飲んべえ天国の赤羽の中でも格別の空間でしょう。OKの名の由来は不明のようですが。
 戦後の闇市からのスタートとはいえ、早期に区画整理された上への立地で、健全な庶民派飲食街と言えるのではないでしょうか。ありがちなアジア系の侵食も感じないし、店の新旧入れ代わりもあるのでしょうが、日本のおやじたちのオアシスに見えます。いや、おやじだけではない、女性客も多数混じっています。男女問わず昼夜楽しめる街ですね。
 OK横丁を抜けた先にもうひとつ「明店街」という飲み屋街が口を開けています。入口に寿司店やうなぎの店等がありますが、こちらは少し違う雰囲気のようで、今回は踏み込みませんでした。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

昼も普通に通り抜けに使われる小路空間
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北側入口からみたOK横丁
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[№412]松島商交会

歩いた日 H27.04.25 【江戸川区】 
 新小岩駅南口から賑やかなルミエール商店街を中ほどまで進み、交差する新小岩松島通りを右に折れて、その先の信号から南へ続くのがこの商店街です。松島地区の生活幹線道路のひとつで、中川堤防にぶつかるまでほぼ直線で、その延長はルミエール商店街とほぼ同様の600mほどに及びます。同じ街路灯が中川までずっと続いています。
 しかし、商店街らしさを感じるのはルミエールに近い北端の部分のみで、南へ行くほど店舗密度は薄まり、寂しさが増します。北端付近にあるのは、酒店、蕎麦店、クリーニング店、居酒屋など。畳店もあります。「さかなや清ちゃん」なんていう鮮魚店があるのはうれしいですが、その南方にある青果店は、土曜のせいなのかシャッターが閉まっていました。
 長い区間の中に点在するようにコンビニが3軒とブックオフがあり、若い人を含めた生活ニーズを満たす場となっているようですが、そうした「今風」の店の勢いも霞むように、全体が古くからの商店街という印象で、空き店舗も含めて商店のつくりも古いものが目立ち、懐かしい印象です。
 この商店街の南端付近からちょっと東へ入ったところに、高校野球の出場回数多数を誇る関東一高があるのですが、通学路としてこの商店街の道は使われているのでしょうか。土曜なので学生らしき姿も見かけませんでしたが。
 面白い発見は、中ほどの3階建てビルの一階に、2店舗は空き店舗化していますが、残った1店舗が居酒屋「ハリマオ」。庇テントにはドクロのマークとともに「空を自由に飛びたいな」の文字が。「怪傑ハリマオ」は昭和30年代のテレビ映画で、そのテーマソングは「まっ赤な太陽・・・」だったような。「空を自由に飛びたいな」はドラエモンの主題歌の歌詞でしょう。まあ、この店主はユーモア好きなんでしょうね。良いじゃないですか。
 南端まで歩いて中川の堤防に昇ってみました。首都高速が目障りではありますが、悠久の川の流れが時代を超越させるように感じられます。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

ルミエールに近い商店街北端付近
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古い商業建築が目立つ商店街
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商店街南端に近い中川の流れ
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[№411]新小岩松島通り会

歩いた日 H27.04.25 【江戸川区】 
 総武線新小岩駅の南口側は、延長500m以上に及ぶアーケード街の「ルミエール」商店街の賑わいを軸として、その脇道、裏道など多くの商店街がひしめいていますが、このうち、駅から400mほど離れた地点でルミエールと交差する道に展開するのがこの商店街です。ルミエールに並行する平和橋通りにぶつかる地点から、ルミエールを横切って次の信号のある交差点までおよそ200mほどがその範囲で、ルミエールから東は葛飾区ですが西は江戸川区となります。両区の商店街マップに記載がありますが、西側の方がやや延長が長いので、江戸川区として扱います。
 江戸川区側の地名は松島で、信号から先は「松島商交会」という別の商店街が続き、これを合わせた「松島通り」の名がこの商店街の名称になっています。
 ここより駅に近い側に密集するルミエール以外の商店街は、夜型飲食店も多い混沌とした雰囲気の通りが多いのですが、ここは比較的健全な環境です。松島通りの性格が、単なる「路地」ではなく、松島地区の生活中心道路のひとつであることや、それにふさわしいそこそこの幅員を持つこと等がその要因と考えられます。
 葛飾区側にあるのは、精肉店、男性用洋品店等で、そこに居酒屋が数軒混じる程度。江戸川区側にも居酒屋がありますが、そのほかには、和菓子店の「伊勢屋」や私が好きな広島風お好み焼きの店、理髪店など。お好み焼き店は夜に改めて訪れたいところです。いずれも店舗密度はそれほど高くないのですが、ルミエールの賑わいと棲み分けしつつ、商店街の体裁を保っているという感じです。
 松島商交会を往復してからまたここに戻り、この日の間食用にと「伊勢屋」に入りました。それにしても和菓子店に「伊勢屋」は多いですね。時節柄、柏餅が売り出し中でしたが、どら焼と栗饅頭、そして「すあま」を買いました。「すあまって懐かしいね」と言うと、店内にいた老婦人客が「私も子どもの頃から好きだったよ。男の人も食べるのねえ」と妙に盛り上がりました。素朴でシンプルですが、適度な甘みでパクパク食べられる本当に懐かしいお菓子です。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

ルミエールから江戸川区側を見る(伊勢屋など)
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葛飾区側の区間(交差するアーケードはルミエール)
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[№410]練馬銀座本通り商店会

歩いた日 H27.04.11 【練馬区】 
 西武池袋線練馬駅の北東側で、南北方向の弁天通り大門通りを南端付近で東西に結ぶ150mほどの商店街です。駅から近いため人通りは多いですが、道が狭いので車はあまり通らず、マイペースで歩けます。先に、弁天通り大門通りと歩いてきたので、東から駅に戻る方向への散策です。
 大門通り側の入口に門型アーチがあり、その下の角はビルになって一階にミニスーパー「マイバスケット」が入っているので、全体に近代化が進んでいるかと思えばさにあらず。歴史を感ずる良い雰囲気の個人商店が多く並びます。いわゆる「看板建築」も多く残されています。
 染織工芸の「あさひや」、お茶の「高野園」、「都寿司」など、懐かしい風情の店、昭和の商業建築物が並び、私などの年代はこういう風景にノスタルジーを感じてうれしい限りです。しかし、弁天通りや大門通りでも見たように、こうした個人商店は後継者がいない場合が多いでしょうから、いつまで存続できるでしょうか。道路が狭いので高いビルにはなりにくいでしょうが、行く末が心配です。
 さて、そんな昭和を彷彿させる古風な商店の脇の駐車場入口に椅子で陣取るのは「包丁研ぎます」の札を掲げたおじさん。どれだけの需要があるのかわかりませんが、今どきこのスタイルは感動ものです。その先にある手作り惣菜の「ナカムラヤ」も風格ある看板建築で、年配のご婦人客たちに重宝しているようです。
 道がややカーブしながら西端の弁天通りとの接点に向かいますが、この微妙なカーブ区間にも渋い看板建築の商店が並びます。目を奪われて、向き合うファミリーマートの存在が霞んでしまうようです。理髪店の構えも良い感じです。
 そして、弁天通り側の入口に構えるのは「丸川水産」。建物は新しくなっていますが中身は昭和の「魚屋」のままという風情。手書きで「イワシ」とか「えいひれ」とか「くさや」とかべたべた貼ってあるのが素敵です。ここから駅まではほんの100mほどなのですが、この100mほどで時代を行き来できる、そういう練馬の貴重な魅力を発見したひとときでした。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

懐かしい雰囲気の店が並ぶ商店街
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丸川水産のある駅側の商店街入口
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 「包丁研ぎます」の光景
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[№409]大門通り商店街

歩いた日 H27.04.11 【練馬区】 
 練馬駅方面から弁天通りの商店街を歩いてくるとこの大門通りと合流します。弁天通りとここから先の大門通りは、狭いながら「都道」なのですね。地図を見ると板橋区の赤塚方面まで続く道です。
 「大門」というと吉原大門をはじめ色街を連想しがちですが、ここは「だいもん」です。商店街の範囲は西武線の線路付近を南端としてこの合流点の北まで続き、総延長600mほどにも及びます。まずは練馬二丁目郵便局を左手にみながら北へ進みます。しかし、ここから北は駅からも遠くなるためか半ば住宅地化しており、商店建築も空き店舗となったものが多い状況です。「鳳来寺そば」の看板に惹かれましたが閉まっていました。
 「大門通り」の名入り街路灯が途切れるのを確認して引き返し、先ほどの合流点から同じ「大門通り」をさらに南下します。この通りの右(西)は練馬一・二丁目、左(東)は桜台四・五丁目です。南下するにつれて少しずつ現役店が増えてきますが、その大半の建物は古く、歴史を感じる看板建築も多く見られます。
 やっと商店街らしさが感じられるようになり、青果店と精肉店が並んでいたりするのにややほっとしつつ進むと、この商店街の核的存在ともいえる食品スーパー「あまいけ」が人を集めています。周囲に溶け込んだ雰囲気で、商店街の存立に欠かせない存在とも言えそうです。米店と一体化しているのも良いですね。渋さ満点の「あけや豆腐店」、地域の老舗らしき「割烹甲州」、店頭に大きな招き猫がいる「でんきのこだま」などを楽しく眺めながらさらに進むと、行列のラーメン店もありました。こういう名物店の存在も商店街には大きな力となると思います。
 練馬銀座と接続する交差点の先、線路の手前までがこの商店街の範囲のようですが、全体に昭和的空気を濃厚に感じる商店街で、長い区間内の南北の格差が大きいと感じました。途中2箇所ほどに、ややくすんだ感じの商店街案内図があり、そのくすみ加減がまた哀愁を誘う感じです。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

青果店や精肉店の並び
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大きな招き猫のいる電器店など
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