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ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

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ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

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皆さまのご感想や情報など、お便りをお待ちします。

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[№392]秋葉原ラジオセンター/秋葉原電波会館

歩いた日 H27.02.07 【千代田区】 
 秋葉原は、明治2年の大火のあと明治天皇の勅命により、鎮火社として遠江(静岡県)の秋葉神社を勧進したことから地名になったそうで、戦後は電気街として発展してきました。今は、メイド喫茶等で有名な「オタク」の街として人を集めていますが、電気街の風情もまだ色濃く残っています。
 JR秋葉原駅の電気街口を出ると、正面にあった「秋葉原デパート」は「アトレ」に変わっていますが、その先、中央通りとの間の総武線ガード下にはこまごまとした電気部品等を扱う店が密集する独特の空間があります。戦後、復員した電気通信技術者たちが集まってラジオ部品を売ったのが始まりだそうで、そのころからの混沌とした雰囲気をそのまま今に伝えているという感じです。
 高架下の細長い空間ですが、中には線路方向に狭い通路が通り、二階もあります。この空間は細長く3つの組織に分かれていたのですが、一番南側の帯の「秋葉原ラジオストアー」は一昨年(平成25年)11月に閉店となりました。残るのが、高架下中央を占める「秋葉原ラジオセンター」と北側の道路に面した帯の「秋葉原電波会館」です。
 各店それぞれにポリシーがあるのでしょうが、「素人」にはどこを覗いてもちんぷんかんぷんです。ケーブルだけを扱う店もあれば、言葉の響きが懐かしい「テスター」類を並べる店もあり、LEDランプも一粒?単位で売られていたりします。昔、ここで防犯用品を買った記憶があります。
 ほとんど電気の「玄人」のための店舗群という風情ですが、場所柄、興味本位で覗いていく人も多く、外国人観光客の姿も珍しくありません。残った「ラジオセンター」と「電波会館」は特に閉鎖や建て替えの情報もないので、今後もこの風情は続くのでしょうが、造りはかなり老朽化しているようにも見えます。記録の意味も込めて写真を撮り、記事にしたという次第です。
 この周辺には、似たような名前で、「東京ラジオデパート」、「秋葉原ラジオ会館」などがありますが、最近建て代わった「秋葉原ラジオ会館」はほとんどアニメやフィギュア等の専門店ビルと化していて、私のような昭和おじさんには用がないというところになっていました。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★★★

狭い通路に店がひしめく「秋葉原ラジオセンター」
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北側道路に面した「秋葉原電波会館」
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[№391]京成八幡商美会

 JR本八幡駅から北へ向かって歩くと、国道14号と京成八幡駅の間に数年前までは「八幡横丁」などの混沌とした空間が広がっていたのですが、今は再開発が完成に近づき、高層ビルになって京成電鉄の本社も移転してきました。そんな風景を眺めながら京成八幡駅西側の踏切を渡ると、そこは変わらぬ住宅地。あの文豪、永井荷風が戦後の晩年を過ごした地でもあります。
 踏切から北に続く道が「京成八幡商美会」で、「荷風ノ散歩道」のフラグが続きます。米の「岩澤商店」から始まり、うなぎの「三由」など、古くから地域の生活に密着していたであろう店が見られます。途中に明治6年開校という長い歴史を持つ市立八幡小学校があり、その門前には小学生御用達の文具店「ぶんぐぐっずHEIWADO」がありますが、その隣に「飯塚床敷物」という店があるのもユニークです。
 だんだん店舗密度がまばらになって、鮮魚店の先の小さな信号交差点でこの「商美会」区間は終わりますが、その延長上には菅野本通り商店会が続きます。ここで引き返し、途中の「三谷牛肉店」でコロッケがあるのを確認しましたが、このあと大黒家でカツ丼を食べるつもりなので我慢しました。
 踏切から線路沿いの一部も商店会の一部で、そこに「大黒家」があります。荷風が死の前日まで通って毎回食べていたというのがカツ丼。日記文学の最高峰と評される「断腸亭日乗」にも登場します。店に入ってみれば気取らない雰囲気の食堂で、壁に大きな古い柱時計がかかっています。荷風を偲んで「カツ丼」の並を注文。860円はこの店で最もお安いメニューですが、肉厚でグリーンピースが散りばめられた姿は懐かしい感じでボリュームも満足でした。
 後から入ってきたお客さんが軒並み注文していたのが「サラサラ」。何かと思ってメニューを見返すと「血液サラサラ定食」のことで、あじのたたきやあじフライ、鰯のつみれなどのセットのようです。青魚豊富なこれを食べに通えば血液がサラサラになるでしょうか。
 お隣のベーカリーも人気のようですが、満腹の私はそのまま踏切を渡りました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

米店、うなぎ店などが続く踏切北の商店街
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線路の反対側から見た「大黒家」
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[№390]八幡一番街商店会

歩いた日 H27.01.31 【千葉県市川市】 
 本八幡は、JR総武線と都営地下鉄新宿線の乗り換え駅なのでよく歩くところです。快速停車駅ではないものの、市川市役所が市川駅付近ではなくこちらということもあって、市川市の中心的な位置を占めます。この日も乗り換えついでに昼食を求めてこの商店街を訪れました。JRの北口広場に出て、駅を背にバス通りを進むとすぐ右側に見えるのが八幡一番街です。
 比較的古くからの商店街で、長く続いていそうな店が多いですが、それなりに入れ代わりも見られます。この商店街の中ほどに、あのイタリアンファミレスチェーン「サイゼリア」の1号店跡があります。以前、東京江東区の豊洲商友会でセブンイレブン1号店をレポートしましたが、あちらは現役営業中なのに対しこちらは店舗が閉鎖され、「サイゼリア1号店教育記念館」としてその「保存目的」という高尚な文章が表示されています。しかし階段入口はシャッターが閉ざされ、その前は下の青果店の商品がはみ出して並べられており、「教育」目的で使われそうな気配はありません。
 その向かいに木製引き戸の銘茶店、そして青果店がもう一軒など、生活型商店街の色彩もある中に、飲食店も混在しますが、雰囲気は全体に健全な感じです。商店街東端近くの日本料理「うえだ別館」は懐石コースも味わえる老舗で、法事や祝い事などにもよく使われそうな、この商店街の「主」的な存在感です。東端角のラーメン店「木尾田」は小さな個人店で、以前入ったことがあります。
 この日は、庶民派食堂的空気が濃厚な中華「トップ」でコーンラーメンを食べました。私のようなおじさんが一人で歩いてぶらっと入れる、そんな下町の路地的雰囲気が好きです。道沿いに、何に使われているかわからないしもた屋風の木造建築があったりするのもまた乙なものです。
 ところで、この商店街の東端からほんの50mほどの国道14号(千葉街道)沿い、市役所の斜め向かいにある小さな森は「八幡の藪知らず」と呼ばれ、入ってはいけない「禁足地」として知られます。立ち入ると二度と出てこられない、伐採すると祟りがあるとされ、市街地の真ん中にありながら手をつけられない不思議な場所です。駅から商店街を抜けた人の流れがその森の先へと続きます。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★★☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

親しみ感じる商店街(左にサイゼリア1号店跡)
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らーめん木尾田がある東端部(右が「うえだ別館」)
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[№389]平井北口商店会

■■■・・・行列の喫茶店やら、渋い蕎麦店やら、謎のショッピングセンターやら
歩いた日 H27.01.24 【江戸川区】 

 土曜日の昼食を求めて、総武線を平井駅に途中下車です。以前、南口の平井親和会商店街を歩いたので、今回は北口へ。地下駐輪場のある駅前広場周辺と、そこから線路及び蔵前橋通りの中間を北東へ伸びる通り沿いで「平井北口商店会」が構成されています。駅前から蔵前橋通りへ抜ける2本の道沿いにはそこそこの店舗が並び、その中の「ココイチ」でカレーを食べたことが何度かあります。
 メインは北東へ向かう直線の道で、ここは「すずらん通り」という名だったはずですが、「平井北口」という商店会名のフラグが延々と続きます。補助120号線道路との交差部までは電線類がきれいに地中化され、両側歩道がカラー舗装されています。その中ほどで何やら行列を発見。見ると「喫茶店ワンモア」への行列です。行列ができる喫茶店というのを初めて見ました。ホットケーキとフレンチトーストが有名らしいですが、1月の寒空に行列とは、さぞかし絶品の味なのでしょう。
<すずらん通り(左角が行列の喫茶店ワンモア)>
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 その隣が「ナイスミート田中」という精肉店。良い名前ですねえ。Nice to Meat youなんちゃって。並びには「肉のハナマサ」もありますが、そちらはスーパーとして核的な役割を果たしているようです。「Flower Shop 華美」が彩りを添え、中華料理店やインド料理店にも惹かれますが、さらに先に進むと、「小林米店」とクリーニング店がやや渋い感じで交差点の角を押さえています。
 交差点を渡った先も商店会のフラグが続きますが、歩道はなくなり電線、電柱も現れ、雰囲気はぐっと渋さを増します。途中に、寺の山門を思わせる旧家の門があったり、どっしりした古い構えの青果店があったりしますが、店舗密度は薄くなります。商店街の終端近くに蕎麦店「京屋」を発見。店頭にメニューがなく、そーっと入るとそこは普通の大衆食堂風。そば以外のメニューもありますが、肉南蛮そば600円也で身体を温めました。ちょっと暗いけれど落ち着く良い感じです。
<駅から離れた区間のどっしりした青果店など>
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 駅前に戻り、反対の南西へ数十mもこの商店会の範囲で、西友がありますが目立ちません。たい焼き店「なか川」で熱々のを3つ買いました。なお、江戸川区の商店街マップでは、この南西部の線路沿いに「平井駅前睦会」という別組織があるようなのですが、その実態はわかりませんでした。

・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

再び歩いた日 H30.03.10 【江戸川区】 

 訳あって平井駅周辺をまた歩きました。平井の街は、気取らない庶民の街という空気で満たされているところが魅力です。旧中川と荒川放水路に囲まれた島のような地形ですが、その昔は行徳街道が横切っていたという歴史もあり、蔵前橋通りを渡り脇道に入ったところに関東三聖天のひとつとされる平井聖天燈明寺と諏訪神社があり、街道の道標も残されていて、なかなか奥深い地でもあります。
 北口の商店街を歩くと、この日は「ワンモア」に行列はなく、ホットケーキを、とも思ったのですが、もうひとつ、駅前に興味を惹く建物があり、そちらに向かいました。駅前広場に面して一階にローソンが入る古びたビルの入口に「平井ショッピングセンター」の文字があるのですが、どう見てもショッピングセンターには見えない建物なのです。
 入るとすぐに年季の入ったエスカレーターで二階に導かれますが、その二階は狭い通路に飲食店などがちらほら。一番駅前側の突き当たりが「シャルモン」という喫茶店で、ここがなかなかレトロ。この日のお目当ては実はここだったのです。焼肉ピラフとコーヒーをセットで注文。店内には銀座の木村屋総本店名での「木村屋」号の使用許可証が誇らしげに掲示されていて、聞くと、かつてこの一階でパン屋を営んでいたとのこと。そういう由緒のある店なのです。この駅前レトロ喫茶は、地域の社交場というのがぴったりの雰囲気です。

<「平井ショッピングセンター」の外観(二階は「シャルモン」)>
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<ショッピングセンターの内部突き当たりが「シャルモン」>
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[№388]勝どきサンスクエア商店会

歩いた日 H27.01.17 【中央区】 
 中央区勝どきの勝どき商栄会を歩き、記事にしたのは2年近く前のことでした。この際にも、晴海通りと清澄通りが交差する勝どき駅前交差点の北角のビル内商店街は「勝どきサンスクエア商店会」という別組織であることを確認していたのですが、今回、月島を訪れた後に改めて行ってみたというわけです。交差点まわりにはさらに新たなビルが誕生し、2年の間に景観もかなり変わったようです。2020年の東京オリンピック開催が決まり、今後もこのあたりは大きく変貌していくことでしょう。
 市街地再開発で勝どきサンスクエアビルが誕生したのが平成8年。それまで晴海通り沿いにあった月島誠栄商業協同組合から店舗が移転するなどで、ビル内商店会が誕生したとのことです。ビルの1、2階及び地下1階の3層が商店群ですが、こうした誕生の経緯からか、入居店舗は街の個店という感じのものが多く、ビル内によくある全国チェーン店で目立つのはドトールコーヒーくらいです。
 大きな吹き抜けも有する整然とした空間で、独立した商業組織ではあるものの、近代的なテナントミックス等の管理がなされているようには見えず、夜の店が多い印象で、土曜の昼間では開いている店が数えるほど、という状況です。1階の晴海通りに面する個店の並び部分では、おそらく昔からの店舗が移転したと思われる青果店が営業していますが、他はほとんどシャッターを閉ざしています。
 周辺には急速に高層ビルが増え、その中にも新商店群が形成される中で、このビルの建設時期はある意味で早すぎたのかもしれません。旧来の路面型商店街をビル内に持ち込んでも、従来と同様の商売は難しいということでしょう。実際に再開発以前から続く店がこの中にどれだけあるでしょうか。
 昼食に、唯一営業中の飲食店といえる中華の「龍」で塩ラーメンを食べましたが、この店も開業は最近のようです。地下にエスカレーターで降りたところはスーパーの文化堂で、生活型消費はビル内ではここがほぼ独占している感じです。地下鉄勝どき駅に直結していますが、駅前商店街としての機能はほとんど見られないというところ。ビルがきれいなだけに少々残念です。区商連HPでは月島誠栄商業協同組合も残っていることになっていますが、ビル以外でその形跡は見つけられませんでした。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

青果店のほかは閑散としている路面部分
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吹き抜け空間だが昼の営業店はわずか
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[№387]月島中央会

歩いた日 H27.01.17 【中央区】 
 月島といえばもんじゃ焼き。その中心は月島西仲通り商店街で、「もんじゃストリート」とも呼ばれます。月島がもんじゃで注目されるようになったのは昭和60年頃からでしょうか。当時、「土手」を作る食べ方を知らずに鉄板上にぶちまけて大変なことになった記憶があります。今回久しぶりに足を踏み入れるとそこはもう立派な観光地。もちろん、もんじゃ焼きの店ばかりでなく、昔からの洋品店、食料品店、米店なども残るのですが、もんじゃを求めて歩くグループやカップルで賑わっていて、もはや立派なA級商店街と見えました。
 そこで、あまのじゃくの私は別の商店街を探します。西仲通りの左右には小さな路地が多くあって風情を醸すのですが、一部は更地化していたりして、ここにも再開発の圧力を感じます。「月島中央会」も西仲通りに交差する道ですが、ここは一方通行ながら歩道つきの立派な「道路」です。西仲通りと清澄通りの間の100mほどの区間ですが、独立組織のようで「月島中央会」の街路灯もあります。
 中央区商連のリストにはないのですが区の資料に名前があり、それを頼りに探し当てました。ここにももんじゃ焼きを提供する店が混じるものの、古い看板建築の並びが残ったり、普通の居酒屋や理髪店、薬局なども混じり、B級度が高い感じです。やはり全体に「下町」の風情は濃厚ですが、観光客たちのメイン動線からは外れているため、車の通りはあるものの静かな雰囲気です。
 清澄通り側に抜けたところの交差点の向かいには中央区の月島区民センターが構え、こちら側の角には「下町の底力スーパー」と銘打った「フジマート」があり、その上は中層の住宅になっていて、地区「住民」の生活に密着したエリアの性格が濃くなります。
 一方通行の車道は半分が完全に区画線つきの駐車場と化しているのが残念ですが、それでも一組織としての独立性を保っているところは立派とも思われます。西仲通りは観光地としての雰囲気を保ち続けるでしょうが、晴海、豊洲などの近代化が進むウォーターフロントエリアに近い環境の中で、この中央会部分が長期的にどうなっていくのか、気になるところです。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

月島区民センターに近い部分の居酒屋等
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古い看板建築の並び
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[№386]大師昭和通り商店街

歩いた日 H27.01.10 【神奈川県川崎市川崎区】 
 ここは文字通り、昭和の空気、それも昭和30~40年代ごろの風情が濃厚に感じられるすばらしきレトロ商店街です。正月2日に川崎大師周辺の賑わいから微妙に外れた位置にある大師銀座を歩いた時に、古色蒼然たる「昭和マーケット」なる一角と、その脇から続くこの「昭和通り」を発見したのですが、その時は時間がなくて断念し、翌週末に再訪したという次第。
 2日は全て正月休み中でしたが、翌終末は各店が営業中(とは言っても、空き店舗化した部分が多いですが)。大師銀座側の角にある「昭和マーケット」は、おそらくこの商店街の一部なのでしょう。L字型の内部通路は薄暗く、覗くのも怖いくらいですが、高度経済成長期前半ごろの「マーケット」がそのまま残ったという感じ。入口にある青果店は、私が子どもの頃によくあったような佇まいで、店内は薄暗いものの野菜果物類をいっぱい並べて現役ぶりをアピールしています。
 しかし、その向かいで、おそらくこの商店街の核的存在であったであろう「マルケイ食品」は閉店して固くシャッターを閉ざし、その先の日用衣料ディスカウント店と思しきものも閉店セール中。古き良き風景が急速に失われていくようです。それでも、先ほどの青果店のほかに「やお秀」が営業していたり、その隣で店頭によしず張りして「富士屋豆腐店」が開いていて、懐かしい空気を発散してくれており、店先では商店街の方同士が世間話に花を咲かせています。南端近くの「小関海苔店」も渋さ全開です。
 そして、これも長い歴史を感じさせる蕎麦店「美好屋」の扉を恐る恐る開けると、地元民らしき先客が2人。店主が調理場にいるものの気づかず、先客の一人が「お客さんだよ」と声をかけてくれました。力そばを注文。餅が腹を満たして、冷えきった身体も暖まりました。御勘定時には女将さんがいて、「古い商店街だね」と声をかけると、「寂しくなっちゃってね」と、本当に寂しそう。
 それにしてもよくぞ今に残ったこの魅惑のレトロ空間。でも閉店が進んでいるようなので、懐かしい空気に浸りたい方はお早めに、というところです。
・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★★★
・ローカル度  ★★☆☆☆

懐かしさ炸裂の「昭和マーケット」入口
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なんともレトロな商店街の南端付近
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