FC2ブログ

ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

# プロフィール

ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

# 最新記事

# 累積ご訪問者数

# おたよりはこちらから

皆さまのご感想や情報など、お便りをお待ちします。

名前:
メール:
件名:
本文:

[№350]ファミリーショップ商店会

歩いた日 H26.09.06 【世田谷区】 
 奥沢駅の下り線改札から左方向には諏訪山商店街がありますが、その駅前寄りひと区画の大きなビル内の店舗だけは、ファミリーショップという別組織になっているようです。ビルの駅前側には大きく「サンケイプラザ」と表示されていますが、これは「三敬ビル」だそうで、上階は住宅(三敬奥沢マンション)となっているようです。この1階の道路面と内部に店舗が連なっていて、これがファミリーショップ。何か独特の空気を感じさせます。
 区商連ホームページ上の紹介文では、当初の計画の過大が災いし、結局2、3階を区民センターと図書館に、地下1階を生協に売却することを余儀なくされ、昭和47年にようやくオープン、と記され、この構成は今もほぼ変わっていないようです。当初は一大ショッピングセンタービルの形成を目指していたのですね。
 道路側中央の入口から、上の区民センター等へ上がる階段や地下のCo-opへ降りるエスカレータがあり、一応、駅前の集客核機能をかろうじて保っているようですが、築後40年以上経ったビルはさすがに老朽感を隠せません。
 道路面には、書店やクリーニング店、薬局等が肩を寄せ合うように並び、中に入ると狭い通路に沿って洋品店や写真店等のほか百円ショップも入っているのがなぜか哀愁を誘います。一番奥でがんばっているのが弁当や惣菜販売の「稲毛屋」。目立ちにくい位置ながら地元住民の強い支持を受けている様子です。
 それにしても、落ち着いた高級住宅地が連なる奥沢にあって、このどこか下町的、庶民的な香り濃厚な空間は貴重なオアシスのようにも見えます。この先の諏訪山商店会が区商連のリストに見当たらないのに対し、このファミリーショップ商店会はちゃんと商連に加盟して存在感を示していますが、今後いつまでこの雰囲気を保っていけるか気になるところです。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

三敬ビル1階に展開するファミリーショップ
DSC09690.jpg

ビル内部の店舗群
DSC09691.jpg
スポンサーサイト



 | ホーム | 

[№349]諏訪山商店会

歩いた日 H26.09.06 【世田谷区】 
 奥沢銀座の2商店街を歩いて昼食に蕎麦を、と思ったのですが蕎麦店が見つからず、奥沢駅から東方向に伸びるこちらの商店街(諏訪山通り)に足を踏み入れました。駅前隣接部分にあるサンケイプラザビルの1階部分は独特の雰囲気の店舗街なのですが、ここはファミリーショップという別組織のようなので、別レポートにするとして先に進みます。全体に落ち着いた雰囲気の商店街です。
 すぐ左側に感じの良いベーカリーがあり、その隣には「田園調布あけぼの奥沢店」が清楚に構えています。高級住宅地と言われる奥沢らしい佇まいですが、ほかは比較的親しみやすい雰囲気で安心できます。空き店舗化したものも含めて昭和の店舗建築が連なる部分もあったりして、逆に意外な気もします。そして、私好みの庶民的蕎麦店を発見。更科「川志満」です。
 昼食にはやや遅い時間だったので他に客はおらず、ゆったりと大もりそばをいただきました。ボリューム、味ともに満足ですが、メニュー表を見ると「たぬき」「きつね」に並んで「いたち」の文字があり、壁には「むじな」の表示も。「いたちそばとは?」と尋ねると「たぬき」と「きつね」の両方が入ったもの、とのこと。「むじな」も同じものだそうです。確かに、ムジナもイタチ科のアナグマ類ですね。ちょっと物知りになった楽しい気分でした。でも、これはここだけの命名かな?
 東へ進むほどにマンションや一般住宅が混じるなど、商店密度は薄くなります。そしてまもなく、街路灯とフラグが変わって奥沢東通り商交会の領域となりますが、この日はここで引き返しました。生鮮品店が揃っているわけでもなく、華やかさには欠ける商店街ですが、満腹になったせいか、この落ち着き感になんとなく好感が持てました。「昔の奥沢のメインストリートは諏訪山通りだった」という記事もあって、そんな歴史の重みがあるからでしょうか。
 それにしてもこの地域全般に、広い道路が乏しいせいか自動車交通量は少なめ。歩行者には安心ですが、時折現れる乗用車にはアウディやBMWなどの外車、高級車が多く見られ、さすがは奥沢、高級住宅地だと納得させられるのでした。空き店舗もある商店街に少々不釣り合いな感もありますが。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

「田園調布あけぼの」等がある駅に近いあたり
DSC09677.jpg

蕎麦の「川志満」前から東方向を見る
DSC09688.jpg
 | ホーム | 

[№348]奥沢銀座会/奥沢親交会

歩いた日 H26.09.06 【世田谷区】 
 東急目黒線で、奥沢駅だけが唯一世田谷区内の駅なのですね。というわけで、世田谷区内初レポートです。田園調布や自由が丘に近く、ここは私の中では十分に「山の手」で、下町贔屓としては身構えるところですが、駅前には「普通の」商店街風景が見られたので多少安心して一歩を踏み出します。
 駅から南側で、自由通りから右斜めに入る道に「CITY OKUSAWA」のアーチを掲げるのが奥沢銀座です。入口角には寿司懐石の「入船」が存在感を示し、さすが山の手と思わせますが、歩くほどに下町と同様の構えの店が多く現れ、安心させられます。お洒落感、高級感を漂わせるのは、懐石の「満る川」。そーっと前を通りすぎるだけにします。一方、商店街内に豊島工務店があるのが異色ですが、店先で簡単な木工棚製品や端材を売っていたりして親しみが持てます。
 いつの間にか街路灯が変わって「奥沢銀座会」から「奥沢親交会」の領域へ。徐々に人通りが少なめになりますが、ほぼ同様の雰囲気で続いています。親交会に入ってすぐの豆腐店「古ばや志」は歴史がありそうです。フランス料理店等も混じりますが、全体にそれほど華やかな印象は感じません。
 奥沢神社例大祭のフラグが下がるのは両商店街共通なのですが、親交会のフラグには「丸山稲荷通り」の文字が。中ほどからちょっと脇に入ったところに「丸山稲荷大明神」の小さな稲荷社があり、これがこの商店街のアイデンティティとなっているようです。両商店街合わせて「奥沢銀座」とはいうものの、微妙に異なる空気を持っているのですね。
 商店街を抜けたあたりに昭和3年から10年まで「新奥沢駅」があったとのことですが、その痕跡は見つけられませんでした。雪谷から国分寺を目指した池上電鉄(現・東急池上線)の支線の終点駅で、これが現存していれば2駅を結ぶ商店街として違った姿になっていたことでしょう。
 現状は全体に「普通の商店街」という感じで、特に大きなインパクトは感じません。これだけの商店街ならばぶらりと入れる蕎麦店のひとつもありそうですが、それもなく、ここでの昼食はあきらめました。うどん店「伊予」にそそられますが、少々入りづらい小綺麗な雰囲気ですし。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

「入船」のある奥沢銀座会の入口
DSC09647.jpg

丸山稲荷通り(親交会)の豆腐店など
DSC09655.jpg
 | ホーム | 

[№347]高砂サービス通り商店会

歩いた日 H26.08.31 【葛飾区】 
 葛飾区ホームページの「かつしか電子マップ」は、区商連未加盟も含めて全商店街の位置を知ることができて便利です。それによると、京成高砂駅の南側は、イトーヨーカドーを含めて広い範囲が「高砂南町商友会」となっていますが、ヨーカドーの裏(東側)の南北100mほどの区間だけが「高砂サービス通り商店会」として別組織になっていることがわかります。
 しかし、現地を歩く限りでは街路灯も共通のようで、ほとんど区別はつきません。この日は日曜日でしたが、北口側の高砂エビス通り商店街を歩いてから踏切渡ってこの商店街区間だけを歩いてみました。ヨーカドーの建物の裏側に面しているため、ほとんど道路片面だけの商店街です。それでもヨーカドーの出入り口や駐輪場があるため人通りはそれなりにあり、大型店の相乗効果で一定の集客力を持っていると言えそうです。日曜ですが、ヨーカドーに合わせて営業している店が半数ほどあり、考えてみればそれが正道なのですが、大型店から良い意味での影響を受けているとも言えます。
 生花店や日用・洋品店と並んで、ヘアカット専門店の二階に「純喫茶アイドル」があるのが微笑ましく思えます。「純喫茶」という響きが懐かしいではないですか。その先にある「ビートコーヒー」も、今どきのコーヒーチェーンとは別路線で「我が道を行く」的な落ち着いた喫茶店のように見えます。この日はどちらも入ることなく通りすぎましたが。
 道幅5~6m程度で自動車の通り抜けもほとんどありませんが、両側1mほどずつ段差つき歩道となっており、そのままの道幅でさらに南に商店街は続きますが、そこはもう「高砂南町商友会」の領域。サービス通りの南端角には青果店が営業中で、大型スーパーとの棲み分けができているように見えました。それにしても、ここだけ別組織になっているのはヨーカドーとの関係で何か特別の理由があるのでしょうか。今後もうまく共存していってほしいものです。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

京成線踏切側からみた商店街(右はヨーカドー)
DSC09638.jpg

高砂南町商友会に続く南端部分
DSC09643.jpg
 | ホーム | 

[№346]高砂エビス通り商店会

歩いた日 H26.08.31 【葛飾区】 
 日曜日に柴又の商店街を見た後、京成電車で高砂に来ました。高砂駅は金町線だけが高架化され、本線とは一度改札を出ての乗り換えとなっているため、せっかくだからと駅北側に出てみました。高砂エビス通り商店街は、バス通りの踏切前から金町線の線路に沿う形で弓なりに北東方向に向かう通りで、本線電車内からも街路灯が見えるため、いつか歩こうと思っていたところです。
 しかしやはり日曜日に来たのは間違いだったかもしれません。全体に閉まっている店が多く、平日の姿を改めて見ないと正確なレポートはできないと思いました。駅直近の商店街にしては人通りが乏しく、寂しい印象ですが、日曜の情景ということでお許しください。
 最初の百メートルほどは、京成の敷地に沿うため建物は片側だけで、飲食店やカラオケ店、時計店などが並びますが、この先の線路沿いに京成電鉄の電車区の建物があり、駅との間を社員が行き来するため、それらの店も京成社員のいこいの場となる場面が多いと思われます。
 そこから先は線路からやや離れ、幅4mもないような道の両側に看板建築風も含めた建物が並びますが、日曜のせいか営業店はちらほらで、人通りもまばらとなります。完全に空き店舗と化したものや一般住宅化したものもありますが、古びた建物ながら健気に営業している店もあって、商店街らしき風情は保っています。それもかなり懐かしい空気を感じさせながら。
 しかしその中にも、比較的新しい造りのイタリア料理店やベーカリーがあったりして、新陳代謝の兆しもかすかに感じられます。面白いのが、洋館風の緑色の住宅の脇に、子育地蔵尊の古い祠と、半ば住宅を兼ねたような寺院「妙栄院」があることで、ここが古くからの街であることを伺わせます。
 北東端の商店街出口付近に「魚由」の看板の店がありますが、ここも閉まっていて、平日には生鮮品提供機能が残されているだろうことを確かめたくなります。やはり日曜は寂しいと思いながら引き返すと、踏切の向こうにはイトーヨーカドーが普通に営業中。改めて商店街の競争力のなさを思い知らされるのでした。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

古い街並みの中にイタリア料理店も
DSC09623.jpg

駅に近い飲食店等の並びの部分
DSC09636.jpg
 | ホーム | 

[№345]柴又西口商店会

歩いた日 H26.08.31 【葛飾区】 
 柴又駅周辺には、帝釈天参道として賑わう「柴又神明会」を含めて4つの商店会があることを事前に葛飾区ホームページの電子マップで知り、帝釈天とは反対の駅西側に「柴又西口商店会」があることを確認していました。そして、駅前広場から踏切を西に渡って続く道がそれだろうと思っていたら、食事に入った蕎麦店でそこはこの前に歩いてきた東側の「柴又親商会」の延長であると教えられたのです。「この裏にもうひとつシャッター商店街がある」とのこと。食事後、改めて踏切に戻ると、確かにその脇からレンガ舗装の道があります。
 しかし、とても悲しい風景を見てしまいました。本当に文字通りのシャッター通りです。線路沿いから直角に右に曲がるL字型の区間ですが、入口の居酒屋「さくら」以外はほとんどシャッターが閉まって閑散としています。踏切の向こうは喧騒を極める観光地だというのにこの落差はなんぞや。
 L字の屈折部分でカメラを構えていたら、自転車をとりにきたご婦人に不審な眼で見られ、「何か?」と問われたので「商店街を見ている」と答えると、「ご覧のとおり」とのこと。「ここを開けてくれるように運動しているんだけどね」と指さす先には駅の臨時改札口が。今は正月でもこちらの改札を使わなくなってしまったそうです。「観光地なら黙ってても人が来るんだけどね」と。要は、観光地から外されてしまったということ。寅さん像のある広場の側だけが玄関口というわけです。
 店が閉まっているのは「日曜日だから?」と問えば「いつもこう」だと。角には「名代栗きんとん最中」と書かれた菓子店「満寿堂」が固くシャッターを閉ざし、ここが土産物店として賑わっていたのだろうと思うと悲しくなります。歩けば、古書店、寿司店、クリーニング店、写真店など、ことごとく閉店です。単なる近隣住民の駅への通り抜け通路と化しています。レンガ舗装と可愛い街路灯が逆に哀愁を誘います。たぶん商店街としての再生はあり得ないと思われる、本当に悲しい風景でした。線路を挟んだ明暗の差があまりにも顕著で、帝釈天の御利益も期待しがたいでしょうね。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ☆☆☆☆☆
・ひょうきん度 ☆☆☆☆☆
・ふだん着度  ☆☆☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

踏切脇の入口部分(奥は使われない臨時改札口)
DSC09607.jpg

文字通りのシャッター通りと化した姿
DSC09614.jpg
 | ホーム | 

[№344]柴又親商会

歩いた日 H26.08.31 【葛飾区】 
 京成金町線柴又駅前の「寅さん」像のある広場から帝釈天に向かう参道は、いつも大勢の観光客、参拝客で賑わっており、そちらはA級といえる「柴又神明会」ですが、柴又駅周辺にはこのほかにも商店街があるのです。このうち、生活型商店街の性格が濃いのが、同じ駅前広場につながる「柴又親商会」です。こちらには、入口部分を除き、ほとんど観光客の回遊は見られません。
 駅前広場横の商店街入口部分にあるのが「おりつ地蔵尊」。由来書によれば、昭和7年に父親に虐待され5歳で殺された「律子」を哀れんで近隣住民が建立し、子育て地蔵となったそうですが、帝釈天に向かう人がここを拝む姿はあまり見られません。
 ここから商店街に入りますが、観光色を感ずるのは入ってすぐのたこ焼き店とみたらし団子等を扱う「いせや三神」、和食の「りゅうき」くらいで、その先は普通の下町商店街風になります。道なりに進むと一気に寂しさが増し、シャッターを降ろしてくすんだ感じの店が並ぶのは日曜のせいだけでもなさそうです。途中、年季の入った昭和風情の模型専門店「くらぶ」がありますが、親子連れのお客がいて、「ありがとうございました」と元気の良い声が聞かれたのが何よりです。
 この道の途中から東方向に向かう2本の道もこの商店会の範囲で、特に北側の道が商店街らしい佇まいです。ここはレトロ感満載で、日用品店、電器店、クリーニング店、時計・眼鏡店など、懐かしい構えに思わずうっとりしてしまいます。圧巻は「玉うどん」と大書した製麺所。日曜でも営業しているのが健気に見えます。柴又街道側出口脇には川魚・佃煮の「鮒泉」が情緒を醸しています。
 この懐かしい商店街をなぜ観光客が回遊しないのかと思いつつ駅に戻ると、踏切の反対側にも同じ街路灯が見え、そちらも「親商会」の領域のようですが、駅前の喧騒とは無縁のような静かな空間です。その中の蕎麦店「前野屋」で大もりそばを食し、駅周辺の商店会の構成を教わりました。何年も前の正月に帝釈天に来た時はこちらから参拝客を誘導していた記憶がありますが、今はそれもなく、生活型商店街と割り切っている様子でした。「前野屋」のお客さんも地元の人ばかりのようですし。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★★☆☆

レトロ感満載の店が並ぶ商店街
DSC09586.jpg

「おりつ地蔵」がある駅前の入口
DSC09566.jpg
 | ホーム | 

[№343]ピアタ会

歩いた日 H26.08.27 【港区】 
 1年ほど前に、田町駅前の「森永エンゼル街」をリポートしましたが、田町駅前でその森永プラザビルとペデストリアンデッキを挟んで向かい合う位置にある「田町センタービル」の3階から地下1階の商店群が「PIATA」として商店街組織になっており、港区商連にも加盟しています。この日も、平日都内移動の途中、昼食時に立ち寄りました。
 このビルの竣工は平成6年と比較的新しいため、商業フロアも向かいの森永エンゼル街ほどの懐かしさは感じません。ごく普通のきれいな駅前オフィスビル内商店街という感じです。隣接の新田町ビルと合わせて、三菱重工系の会社が保有管理しているようで、「PIATA」の1階部分には新田町ビル方面に抜けられる通路があります。
 「PIATA」の構成店舗はやはりビジネスマン向けの飲食店が多いですが、2階には「洋服の青山」、「文明堂」や化粧品店、眼鏡店があり、1階にはパチンコ店が大きな面積を占めます。飲食店では、立ち呑みの大衆酒場や焼き鳥店も含め、夜型飲食店が目立ちますが、それらも多くはランチを提供し、昼食需要に応えています。
 中華、とんかつ、寿司等の店のほか、和風居酒屋「竹取の庭~遊庵~」や「喫茶室ルノアール」が大人の空間を演出しているようです。「謙徳蕎麦家」が2階と地下1階の2箇所に店を構えているのも目を引きます。
 昼食は、その「謙徳」にしようと思ったのですが、1階の通り抜け通路に面した「カレーショップ伊豆美」に引き込まれてしまいました。奥行きの非常に浅い店舗で、横一列のカウンター席の座る位置によって入る扉を選ばないといけません。ラジオからFM東京のDJが流れる素朴な雰囲気の中で、素朴な味のコロッケカレーを賞味し、地下一階の連絡通路から都営地下鉄三田駅に消えました。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ☆☆☆☆☆

2階のペデストリアンデッキからの入口部分
DSC09554.jpg

カレーの「伊豆美」がある1階の通り抜け通路
DSC09561.jpg
 | ホーム | 

[№342]大森銀座商店街(ミルパ)

歩いた日 H26.08.23 【大田区】 
 この日は、大田区内の他の商店街を目指していたのですが、雨模様になってきたので急遽行き先をアーケードがあるこの商店街に変更しました。大森銀座商店街は「ミルパ」の愛称を持ち、大森駅の南東側に位置しますが、実は大森駅を北口に降りて、その付近で盛りの良さで有名な蕎麦店に入り、苦しいほどの満腹になってしまい、その腹ごなしも兼ねてこのアーケードの下までやってきたというわけです。「ミルパ」の中で飲食できなくてごめんなさい。
 アーケードはJRのガード前から東に続いていますが、アーケードが終わったさらに東にもこの商店街は続いているのですね。沢田通りと八幡通りの交差点手前にある小さな公園付近までがこの商店街の範囲で、建物は新しいながら長く営んでいるらしき書店や蕎麦店、天麩羅料理店、時計店などが目を引きます。その中で、店と店に挟まれるように鳥居があるのが「鷲(おおとり)神社」で、ビルに囲まれるように小さいながら美しい社殿が厳粛な空気を放っています。
 周囲に事業所も多いので、土曜日ですがビジネスマン風の通行も多く、それらに混じってアーケードの下に戻ると、新旧取り混ぜた構えの店々の中で、渋さを感じさせる店もいくつか見られます。室内装飾品とたばこ店を兼ねたような「広島屋」や「守半海苔店」、「岩城陶器店」、「靴のナカムラ」などが私の足を止めさせます。
 線路に近づくにつれて全国チェーン店や飲食店が多くなり、人通りも増えます。途中で交差する道もこの商店街の範囲なのですが、アーケード下から出たくなかったのと相変わらず満腹で苦しかったのとで、覗くだけで済ませてしまいました。その中の広島お好み焼き店「こてうま」に以前食べにきたことがあります。東京で広島を味わえる貴重な店のひとつでしたが8月で営業終了の情報も。
 商店街ホームページによると「Milpa(ミルパ)」の愛称は昭和62年から使っており、Mill parkの略語で、そぞろ歩く公園(または広場)と言う意味だそうです。駅と背後の市街地を結ぶ立地で、比較的しっかりした力を持つ商店街と見えました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

新旧入り交じる雰囲気のアーケード街
DSC09548.jpg

鷲神社を擁するアーケードのない東側区間
DSC09529.jpg
 | ホーム | 

[№341]薬師あいロード商店街

歩いた日 H26.08.16 【中野区】 
 新井薬師(梅照院)は、武相四大薬師のひとつとも言われる真言宗豊山派の大寺院で、門前町をなす商店街がいくつかあります。薬師あいロード商店街はこのうち中野駅側からのアプローチとなる部分で、早稲田通りから山門入口の新井一丁目交差点までのメイン区間は400mほどの長さがあります。この日は、中野駅北側の商店街群の散策で「昭和新道」なる飲食街を抜けると、早稲田通りを挟んだ正面にあいロードの入口が見え、自然に足が向きました。
 商店街ホームページによると、昔は「薬師通り」、「新井銀座」などとして賑わっていたものが昭和39年に組織化され、現在の規模になったのは平成元年とのことです。なるほど歴史を感ずる構えの商店も多く見られます。早稲田通りに近い部分の「文具のさんわ」ややきとりの「鳥喜」等の並びもいい味を出していますし、中ほどの、味噌醤油の「坂本」、豆専門店の「新井但馬屋」、和菓子の「富士見野」などの集積も時間の重みを感じます。煎餅の「雷神堂」、銘茶店「金子園」なども個性を引き立てています。この商店街には銭湯(ことぶき湯)もあります。
 300mほど進んだ四つ辻を右に折れるのがメイン区間で、お茶の「千葉商店」などが興味をそそりますが、その先右側の「泥棒市場」は何の店か良くわからない不思議さです。せっかく来たので新井薬師に参拝。眼病治癒の御利益もあるそうで、「あいロード」の名もこれに因むものだとか。
 ここまで来ると西武線の新井薬師前駅の方が近いのですが、もう一度あいロードを通って中野方面に戻りました。商店街中ほどに、期間限定で秋田県鹿角市のアンテナショップらしき店舗「鹿角屋」があるのに気づきました。きりたんぽ発祥の地とのこと。飲食もできるようで、このような特定地方と商店街のつながりは好ましい方向と思います。どのような縁があったのでしょうか。
 この日の間食をどこかで入手、と思ったら、ベーカリー「ボングー」の店先にまさに「おやつセット」なる小さなパンの詰め合わせをみつけ、手にとって店内へ。昔ながらのパン屋さんという感じで、「暑いですねえ」など会話も楽しく、何か得した気分になりました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

老舗が軒を並べる商店街中央付近
DSC09498.jpg

門前らしい風情の新井薬師山門に近い区間
DSC09481.jpg
 | ホーム | 

[№340]中野北口昭和新道商店街

歩いた日 H26.08.16 【中野区】 
 昭和遺産的なレトロ空間「新仲見世」を抜け出たところが「ふれあいロード」(もと「仲見世」)で、ここも十分に興味深いのですが、さらにその一本東側の「昭和新道」の情報を得ていたので、そちらに向かいます。中野駅北口側の混沌とした商業エリアの東縁をなす位置にありますが、全体の印象は、バー・スナックや小料理店などが連なる夜の街的な様相が濃厚です。ただ、一部マンションとなった部分や表具店が混じるなど、少なくとも昼に歩く分には歓楽街の猥雑性はあまり感じません。
 延長約200mで幅員は4mに満たない南北の路地的空間ですが、中央と南北端に「昭和新道商店街」のアーチがあります。「しんどう」ではなく「しんみち」です。商店街のホームページには「天然ものの「昭和」だよ」とありますが、「新仲見世」を歩いてきた後のせいか、ここではそれほどの懐かしさは感じません。純粋昭和風というよりそこそこ化粧直しされている建物が多いことにもよるのでしょう。
 マンション化された部分では、それを隠すように「板塀」が設置され、その前にはベンチがしつらえられており、ご老人がゆったりと休憩していました。板塀には「昭和と今が出会う街」と書かれた商店街の名入りの掲示板がありますが、特に掲示物はありません。板塀は好ましいですが、その真新しさが逆に昭和的香りを遠ざけているようにも見えます。
 やはり各店が時代に合わせて変わっていこうとする中で、昭和のコンセプトを貫くことには限界があるのかもしれません。道幅の狭さから、急速なビル化はなさそうですが、並行する「ふれあいロード」との差別化による個性の強調がどれだけできるかが注目されます。でも、夜の雰囲気を見ずに、昼の印象だけで語ってはいけませんね。各飲食店等は常連さんがたくさんいるでしょうから、余計な心配は無用というものでしょう。美人ママさんもたくさんいるかな。
 北へ抜けるとそこは早稲田通り。信号を渡った先には「薬師あいロード商店街」が全く違う風情で私を誘います。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

表具店も混じる商店街中央付近
DSC09438.jpg

「板塀」に続く夜型の飲食店群
DSC09449.jpg
 | ホーム |