FC2ブログ

ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

# プロフィール

ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

# 最新記事

# 累積ご訪問者数

# おたよりはこちらから

皆さまのご感想や情報など、お便りをお待ちします。

名前:
メール:
件名:
本文:

[№300]戸越公園中央商店街

歩いた日 H26.04.23 【品川区】 
 以前、戸越公園駅から南側の戸越公園駅前南口商店街をレポートしましたが、今回は北側の戸越公園中央商店街です。大井町線の戸越公園駅はホームが延伸されて、以前のような一部車両扉の締め切り扱いはなくなりましたが、上下線別の改札はそのままです。下り列車だと踏切の南側に出ますが、この商店街は踏切の北側だけかと思いきや、商店街ホームページを見ると南側にも一部はみ出しているようで、確かにそこにも「とごし公園通り」の同じフラグが下がります。
 そしてそこにあるのは「戸越公園駅前ショッピングセンター」という名の昭和風情濃厚なマーケットです。銘茶店の脇から入ってL字型の狭い通路を通り抜けることができ、惣菜店やたばこ店等が営業しています。この別名を名乗るマーケット空間が同じ商店街組織に属しているかは不明ですが、いきなりの懐かしさ満載でうれしくなります。
 踏切を渡って北に進むと、都道補助26号線にぶつかるまでの150mほどの短い商店街なのですが、飲食店から生活洋品、食料品、衣料品、薬局などなど、業種構成は多彩で、駅隣接の商店街だけあって人通りも多くあります。「カメヤ靴店」などは下町的雰囲気が濃厚で好感が持てますし、青果店の「八百惣」が元気に営業している隣に「小澤いり豆店」が異彩を放っており、思わず覗き込んでしまいます。また、「美容室クレオパトラ」などという看板も微笑ましく見えます。
 補助26号線への商店街出口上に時計付きのアーチがかかります。ここまでの短い区間に気さくな雰囲気の店が密度濃く立地する中に、「3日間、木金土どんとく市」の幟が続き、周辺住民の生活に密着して支持されている様子がうかがえます。商店街ホームページが8年も前から未更新で、現状が情報とやや違っていますが、駅南口側と合わせて十分に商店街が機能している状況に安心しました。
 補助26号線はこの東のトンネルから先の区間が未開通で、交通量もさほど多くないですが、それを渡ってさらに「宮前商店街」に歩を進めました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

気さくな店が多い賑やかな商店街
DSC08365.jpg

駅南側の懐かしい雰囲気のマーケット空間
DSC08353.jpg
スポンサーサイト



 | ホーム | 

[№299]たから通り商店会

歩いた日 H26.04.19 【墨田区】 
 元気な商店街として有名な「キラキラ橘商店街」の南の端付近で交差する「曳舟たから通り」沿いの商店街です。「キラキラ橘商店街」もこのあたりまでくると空き店舗が見られたりするのですが、その交差部にあるのが「田丸神社」です。「ご利益がたまる」のだそうで、前が小公園になっていて買い物客たちの休息場所にもなっています。
 さて、この「たから通り」を田丸神社前から北西方向に歩きますが、ここも前に歩いてきた「十間橋通り商店街」と同様、昭和を濃厚に感じられるところです。賑わいでは「キラキラ橘」にとても及びませんが、それとは別の魅力が満載です。田丸神社の斜め向かいの自転車店と「スターワン」という靴店の並びなどは懐かしさ満点。その先で「千代田不動産」などが入る重厚な長屋建築、その向かいにも「ハッピー美容室」などが入る白い長屋建築が昭和度を競っています。
 ここもいわゆる「看板建築」の宝庫です。この建築様式は昭和の商業建築の象徴とも言えますが、前面は装飾等を施した洋風であっても中はタタキの奥に畳の茶の間というものが多く、いずれも老朽化していずれは見られなくなるでしょうから、ひとつの文化として記録にとどめておく必要があると思います。ここでも、建築の形だけ残して商店は廃業、空き店舗化しているものが多く見られます。
 ここ京島地区は戦災も免れた木造密集地ですが、この通りは直線状で両側に歩道も持つことから、戦後作られた道と思われます。京島一帯は防災上の課題が大きいことから面的な再開発が計画されており、この通りはいつまでこの懐かしい風情を残すことができるでしょうか。実際、京島二丁目交差点から先は片側が既に再開発され、残された片側も近代化が進んでいます。因みに、京島二丁目交差点は墨田区商連ホームページによれば東京都で最初にできたスクランブル交差点だそうです。
 中途半端な時間でしたが運良く営業中だった蕎麦店「浅野屋」で力そばを食し、その近くの「山口牛肉店」で間食用のコロッケを3つ購入し、いかにも昭和の共同店舗建築の中に営業中の銭湯があるのを発見したりしながら、京成曳舟駅に向かいました。
・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

田丸神社前からみる昭和の香り濃厚な商店街
DSC08321.jpg

立派な看板建築の商業長屋
DSC08328.jpg
 | ホーム | 

[№298]十間橋通り商店街

歩いた日 H26.04.19 【墨田区】 
 多くの人で賑わう東京スカイツリーからほど近い位置に、昭和の面影を色濃く残す十間橋通り商店街があります。錦糸町駅から青戸車庫行きの都営バスに乗ると「十間橋通り」というバス停がありますが、今回はそのひとつ手前の「押上三丁目」で降りて、商店街を南の端から歩きました。
 まずは北十間川にかかる十間橋の上に立ってみます。ここは川の正面にスカイツリーが見え、水面に映る「逆さスカイツリー」で有名ですが、商店街はこの橋が南の起点です。この通りは押上一・三丁目と文花一丁目の境をなしますが、交通量がそれほど多くないため容易に両側を行き来できます。
 昭和の商業建築を象徴するいわゆる「看板建築」が数多く残り、懐かしい構えで昔のままのような商いを続けている風情の店がそこここに見られます。酒庵「酔香」は昼間から満席で盛り上がり、その向かいでは和菓子店がしっとりと営業しています。その並びに、閉まっていますが「はかり」と大書した建物があるかと思うと、骨董品「釜屋」では和服姿の客と店主が値踏みをしています。
 看板も外して空き店舗になっているところも多いのですが、とにかく「昭和の商店」の宝庫です。「茶」の渋い看板と暖簾を掲げる店や、「複合トローチ」などという年季の入った看板の「くすり」店などなど、時間がゆっくりと流れている感じです。
 「はん古」と変体仮名の看板でがんばるレトロな印章店のところでバス通りはやや右に折れますが、直進方向に狭い道が続き、この両方に商店街の街路灯が続きます。バス通りを進むと、やがて「長谷尾花鳥店」の先で東武亀戸線の踏切となり、商店街はここまで。先ほどの「はん古」まで引き返して狭い直進路に入ると、中華料理店や生花店などがあって、やはり東武の踏切で商店街が終わりますが、踏切から先はあの有名な「キラキラ橘商店街」が続きます。
 この踏切付近に戦前まで「十間橋通り駅」があったそうですが、大空襲で焼失、廃止されたそうです。戦災で焼け野原になった後に形成された商店街でしょうが、地味ではあってもたくさんの看板建築など昭和の雰囲気を堪能できる懐かしさ満載の通りです。
・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★★☆☆

懐かしい「看板建築」が多く残る
DSC08291.jpg

商店街北東端付近から眺めるスカイツリー
DSC08306.jpg
 | ホーム | 

[№297]須田町北部商店会

歩いた日 H26.04.12 【千代田区】 
 靖国通り沿いに展開する多数の商店街が「靖国通り商店街連合会」を組織していますが、その北面の最東端を占めるのが須田町北部商店会です。実は、旧万世橋駅跡に半年ほど前にオープンした「マーチエキュート神田万世橋」を見に行こうと、地下鉄都営新宿線小川町駅から地上に出たら、この商店街区間を歩くことになったというわけです。
 明治45年に甲武鉄道(現・中央線)のターミナルとして開業した「万世橋駅」は、東京駅丸の内駅舎と同じ辰野金吾の設計による赤煉瓦の堂々たる建物でしたが、関東大震災で焼失、中央線の東京駅への延伸等の環境変化とともに衰退し、昭和18年に休止されました。その後にできた交通博物館も平成18年に営業を終了しましたが、その煉瓦のアーチやホームの遺構等を活用した商業施設として再活用されることになったというわけで、個性的な店舗とレトロな構築物が人を集めています。
 これに近接する神田須田町交差点は、市電→都電が健在の時代は交通の要衝でしたが、今は拠点性が失われています。この須田町北部商店会の区間も華やかさはありません。ただし、名店があります。商店街は知らなくとも店の名は知っているという人も多いでしょう。蕎麦の「神田まつや」は池波正太郎も贔屓にしたとのことで、この日も行列の盛況ぶりです。さすがに諦めて、その並びでカレー好きには良く知られた「トプカ」に入り、印度カレーを食しました。
 表通りから一歩入ると、さりげなく出世稲荷、延寿稲荷といった小さいが由緒ある神社があったり、あんこう鍋の「いせ源本店」や、揚げまんじゅうが名物という甘味処「竹むら」、鳥すきやきの「ぼたん」など、重厚な名店が控えています。ここから淡路町にかけての一帯は奇跡的に戦災を免れたところだそうで、拠点性が薄れたこともあって歴史の香りが残されていますね。「竹むら」は東京都選定の歴史的建造物だそうです。「山本歯科医院」の建物なども昭和の趣を良く残しています。
 交通拠点性が薄れたといっても、ここは秋葉原や神田駅にも近く、訪れるのは容易です。都心の喧騒から逃れて一息つきたい時にふと迷い込むのにはお勧めのスポットと言えそうです。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ☆☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

華やかさは乏しいが「まつや」の行列が見える
DSC08204.jpg

出世稲荷や「いせ源」などがしっとりと佇む
DSC08208.jpg
 | ホーム | 

[№296]山王小路飲食店街

歩いた日 H26.04.09 【大田区】 
 JR京浜東北線大森駅の山側は山王口といって、背後に山王のお屋敷町も含む住宅地が広がりますが、駅前広場がほとんどなく、線路に並行する池上通り上にバス停がひしめき、広い駅前広場がある東口とは対照的な環境です。大森駅は武蔵野台地終端の崖線部にあって、東口広場、線路、池上通りの順で標高が高くなり、それもかなりの高低差です。山王小路飲食店街は、池上通りと線路の間の細長い部分にあり、池上通りから階段を降りてしか踏み入ることのできない特異な空間です。
 ここは完全に夜の歓楽街で、昼に訪れるなどは無粋というもの。それを承知で階段を降りてみます。「地獄谷」の異名も持ち、池上通りの喧騒を「表」とすればここは「裏」。線路に並行する細い路地の両側に居酒屋やバー、スナック等がびっしりと貼りついているため駅ホームからも様子はほとんど見えず、周囲から隔絶された異空間と呼ぶにふさわしいところです。
 降りる階段は3箇所。うち2つに「山王小路飲食店街」のアーチがかかっています。昼なのでどの店も営業時間外で、全体に白けた空気が漂っていますが、夜ともなれば酒飲みの天国となり、怪しげな空気で満たされることになります。千鳥足で階段が昇れず帰れなくなるので「地獄谷」なのだとか。
 昼に唯一営業している南端の階段下のラーメン店「長崎屋」に入り、とんこつラーメンで昼食にしました。テーブル3つにカウンター8席ほどの小さい店で、私の後ろのテーブルでは夜の飲食店従業員風の女性二人が煙草をふかしスマホをいじりながら、ビールを飲み、ラーメンを食べていました。そんな光景が全く違和感なく感じられる平日午後1時です。
 かつては、池上通りと駅の間のここを再開発して駅前広場などを作ればいいのに、と思っていた時期もありますが、今となってはこの猥雑性ある庶民空間が貴重に見えます。ただ、建物はいずれも古く、防災上も問題ありでしょうから、この空気をいつまで保つことができるか心配になりますが、帰ってから「JIGOKUDANI」公式ホームページというのがあるのを見つけました。「40の個性あふれる店舗が軒を連ねるノスタルジック街」だそうで、まだまだ元気ありそうです。
・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

異空間「地獄谷」への入口の階段
DSC08180.jpg

飲食店等が密集する小路、昼の景
DSC08175.jpg
 | ホーム | 

[№295]小豆沢商友会

歩いた日 H26.04.05 【板橋区】 
 小豆沢は「あずさわ」と読みます。国道17号(中山道)の志村坂上交差点から東方向へ、北区との区境までの1km弱の区間を範囲とするのがこの商店街です。両側に歩道がつき、赤羽駅から高島平操車場などを結ぶ国際航業バスが走ります。志村坂上交差点から入りましたが、中ほどで緩やかに坂を下った「小豆沢公園前」交差点までは店舗が少なく、商店街としてのメイン区間はそこから東側のようです。
 この交差点に接する小豆沢公園は、スポーツ施設が充実し、桜の名所としても知られ、折しも桜が満開の週末で、花見客で賑わっているようでした。これを横目に、東へ進みます。
 このあたりは、住宅地であると同時に周囲に工場も多かったところで、それらの中心商店街として形成されてきたのでしょう。看板建築風の商店も多く見られます。ただ、生鮮品店が少ないせいか、活気は乏しい感じです。かつては賑わいを極めた時代もあったのでしょうが、今は比較的静かな商店街です。小豆沢公園前交差点から東端に近いスーパーいなげや手前まで、一部で建物が新しくなっていますが比較的昭和の商店街風情を残していると言えそうです。
 いかにも歴史ありそうな「平岩製パン店」で間食用の菓子パンを求めました。「古くからのお店のようですね」と問いかけると、「昭和25年から」とのお答え。もう60年以上、私が生まれる前からの営業ですね。脱帽です。
 志村四小前信号の先の「いなげや板橋小豆沢店」は10年ほど前の開店のようですが、地域の日常生活ニーズ充足の場として定着しているようです。そしてその先、商店街の終端となる区境の交差点の手前、背後の工場跡地再開発による大きな近代的マンション(これは北区)に見下ろされるように、時代を感じさせる長屋風の店舗の連なりが見られます。この新旧対照の妙に感動を覚えつつ北区側に入り、赤羽北3丁目バス停から、ちょうどやってきた赤羽駅行きのバスに乗り込みました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

「平岩製パン店」などが並ぶ商店街
DSC08152.jpg

近代的マンションと昭和店舗の対照の妙
DSC08159.jpg
 | ホーム | 

[№294]志村銀座商店街(しむらん通り)

歩いた日 H26.04.05 【板橋区】 
 地下鉄都営三田線の志村坂上駅に初めて降りてみました。北側の改札から地上に出ると、国道17号(中山道)はここから北に向かって下り坂で、ここは確かに「坂上」です。で、その坂上交差点から左に入る道が「城山通り」。でも商店街の愛称は「しむらん通り」。街路灯に下がるフラグにも「しむらん通り」の文字。正式名称の志村銀座の表記は見当たりません。
 片側2車線、両側歩道つきのバス通りです。国道17号からの入口に青果店があり、商店街はここから約400mほど、志村2丁目の交差点付近まで続きます。志村坂上駅ができたのは昭和43年ですが、古くから地域の商業軸として機能してきたように見えます。ただ、青果や精肉等の生鮮食品店は少なめです。土曜のせいかシャッターを閉ざした店もあり、セブンイレブン隣で「かまぼこ」の看板を掲げる「増田屋」も閉まっています。
 この商店街から脇に入る路地を覗くと、小さな居酒屋などが肩を寄せ合うようにあるのが面白く見えます。商店街中ほどで少し奥まったビルの一階が通り抜けられるようになっていて、なにやら市場のような空間ですが、薄暗くて入るのに少々躊躇します。入口には立ち食いそば「おくちゃん」が繁盛しているようなので、現役のマーケットと思われます。
 志村2丁目交差点手前にあるのがスーパー「三徳」。生鮮品はここで間に合いますね。駅方向に引き返すと、途中にあるベーカリーは「板橋のいっぴん」にも選ばれたなど華やかな貼り紙で、長く地元に愛されてきた名店なのでしょう。
 「手もみそば」の「尾張屋」で昼食にしました。お昼のスペシャルメニューのいか天丼ともりそばを注文。北海道深川市音江町産のそば粉を使用とのこだわりの掲示があちこちに貼ってあります。もりそばが丼に入って出されましたが、底に簀の子が敷いてあって納得。上品な味の蕎麦でした。
 毎年9月にはこの商店街で『サンバ in SHIMURA』が開催されるそうで、浅草に続くサンバのメッカとの記事もあり、そういう情熱を秘めていることが頼もしく思います。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

城山通りの「しむらん通り」
DSC08116.jpg

鮮魚店の二階がふぐ料理店
DSC08131.jpg
 | ホーム | 

[№293]行徳かもねぎ商店会

歩いた日 H26.03.29 【千葉県市川市】 
 「かもねぎ」とは、「鴨が葱を背負ってくる」という慣用句の略で、鴨を捕えるだけで鴨鍋の材料が揃う、つまり好都合が重なるという意味ですね。ここで買い物をすることで幸せが倍加しますよ、という訴えかけを商店街名に託したようにも見えます。この「行徳かもねぎ商店会」と「行徳駅前商店会」が共同で運営する「かもちゃん.jp」というWebサイトがあるのですが、そこでは名の由来の説明はなく、別のサイトで、「商店街が鴨、商品が葱で、鴨が葱をお客様にさしあげる」という説明を見つけました。
 東西線行徳駅の西側で、行徳駅前商店会の外周を固めるような位置にあり、両商店街は一体的に捉えた方が良いのでしょうが、今回はこの名前に惹かれて来たので、忠実に「かもねぎ」の範囲の通りを歩きました。街路灯に商店会名が表示されているので、範囲が明確にわかります。
 「行徳かもねぎ商店会」はいくつかの道路で構成され、規模はそこそこですが、全体の印象はどこか散漫で捉えどころがない感じです。駅近くでビル一階に全国チェーン店が入る一角があるかと思えば、歴史ありそうなとんかつ店「ほりき」がちょっと離れてあったり、居酒屋が長屋風に軒を並べていたりと、景観もまちまちです。「セレクション」や「マルエツ」といったスーパーが存在感を見せているかと思うと、理容室や整体店がさりげなくあったりします。
 2つの商店街では毎年夏に共同で「かもねぎ祭り」を開催するなど、「かもねぎ」を強調しているようですが、歩く限りではお得感倍増というほどの魅力は感じられません。面白いネーミングですが、その名に込めた思いがイベントだけでなく日常の商売にどれだけ表現できているでしょうか。
 遅めの昼食に、ランチタイム終了間際の「カレー&ハンバーグ メイプル」に入りました。注文したビーフカレー(850円)は、大きなサイコロ状のビーフがごろごろとたくさん乗ったリッチさで、とろみの少ない私好みのスパイシーな味にお得感を感じました。味わって初めてわかる「かもねぎ」かな。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★★☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

どこか散漫な印象の商店街(左側に「メイプル」)
DSC08095.jpg

居酒屋等が連なる道
DSC08100.jpg
 | ホーム | 

[№292]ハイパー通り商店会

歩いた日 H26.03.29 【千葉県市川市】 
 市川市商連が発行しホームページ上で公開している「わたしのまちの商店会」というパンフレットで行徳駅周辺の商店街案内を眺めていたら、何やら楽しそうな名前の商店街を二つ発見。その名も「行徳かもねぎ商店会」と「ハイパー通り商店会」。早速、地下鉄東西線行徳駅に降りて、この2つを探訪です。まずは駅からやや距離がある「ハイパー通り商店会」から。
 「ハイパー」とは「超」とか「超越している」という意味で、どんなにすごいところかと期待しつつ駅を背に東方向へ向かいます。上記パンフの略地図を頼りに行徳駅東口商店会を通り抜けて、カリフォルニア通りのひとつ裏の通りを進みます。景色は住宅街ですが、やがてその中に衰退感濃厚ないくつかの商店の並びが現れます。略地図上ではここが現場です。地名は末広一丁目。
 美容室「グッピー」からやや間隔を置いて、「ナイトパブ ティーアップ」の看板の先の小交差点の周辺に寂しげに店舗が並びます。角のタイ料理店は営業しているのかどうかわかりません。「肉のマルマン」や「マスモト」酒店は営業中。居酒屋がランチを提供しています。「Custard」という色あせた看板は何の店だったのでしょうか。その隣の4軒長屋風の中で「中村米店」は米の銘柄をしっかりと表示してこだわりを感じさせます。この道を抜けた角に中華料理「菜鳳」がぽつんとあって、商店街はここで終わりのようです。
 で、なぜここが「ハイパー」?。およそ賑わいとは程遠いこの雰囲気のどこが「超越」なのでしょう。この疑問を解明すべく「中村米店」で聞いてみると、「この向かいに「ハイパー」っていうスーパーがあったのよ。マンションになっちゃったけど」とのこと。納得です。スーパーの「ハイパー」を核とした商店街だったわけですね。核がなくなって取り残されたというわけか。
 帰ってからグーグルのストリートビューで見てみると、「ハイパー通り」の標識柱がいくつかあったようですが、今はひとつもありません。商店街表示も撤去されて、果たして商店会組織は健在なのでしょうか。それを聞くのを忘れました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

寂寥感漂う住宅地内の店舗の並び
DSC08089.jpg

健気に営業する「肉のマルマン」など
DSC08086.jpg
 | ホーム |