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ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

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ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

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[№291]豊洲商友会

歩いた日 H26.03.15 【江東区】 
 いわゆる湾岸エリアに属するこの一帯は、戦後の埋め立て地で歴史が浅く、商店街も個性は少なかろうと今まで足が向かなかったのですが、考えてみればコンビニの草分け、セブンイレブン1号店が豊洲にできたのが昭和49年、もう40年も経っており、それなりの歴史を刻んでいるのではと思い直し、有楽町に所用で出かけた土曜の昼、地下鉄有楽町線で4駅、豊洲駅に降りてみました。
 やはりこのエリアは高層マンションが次々と建ち、近年は「アーバンドックららぽーと豊洲」ができるなど変貌著しいところで、今後も、築地市場の豊洲移転などさらなる変化が予想されます。豊洲駅前の大きな交差点に立つと、ゆりかもめの豊洲駅や近代的なオフィス・商業ビルが隣接し、圧倒させられますが、交差点の東側に相当する道路面の部分が少々年季の入った商店街となっています。
 計画的に作られた区画に面する建物群なのでやはり歴史を感ずるには無理がありますが、でもビルの規模や古さが道路対岸の高層ビルとは明らかに異なり、何かほっとする気分です。この裏には都営豊洲四丁目アパート等があり、もともとIHIなどの工場地帯だった豊洲で最初に居住機能が導入された部分で、商店街はそれらとともに形成されてきたのでしょう。
 商店街を歩く人は多く、比較的若い層が目立ちます。マクドナルドには行列ができ、つけ麺「さとう」も繁盛しているようです。都営アパートへ抜ける小道には下町風の居酒屋も数軒あり、食品の「たつみチェーン豊洲店」も近隣集合住宅の住民生活を支える役割の一端を担っているようです。
 そして、セブンイレブン豊洲店。ここが1号店ですが、特に気取る風でもなく、普通のコンビニの構えで粛々と営業しているのに好感が持てます。昼食は、駅近くの中華料理「龍泉」でうま煮そばと半ライスセットを食しましたが、その後、セブンイレブン向かいの「肉のイチムラ」で間食用のコロッケを買い求めて店を出ると、その2階に「味処いちむら」があることに気づきました。うーっ。
 広い道路の向こうには「スーパービバホーム」が威容を誇っていますが、この商店街はそれらとは一線を画して地道に周辺住民に奉仕し、支持されているという印象です。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ☆☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

周辺住民の生活との関わりを感ずる商店街
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ここがセブンイレブン1号店(豊洲店)
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[№290]東小路(大井東口商店街)

歩いた日 H26.03.14 【品川区】 
 ここは典型的な路地裏飲食街です。JR大井町駅を跨いで直行する都道補助26号線沿いの駅から東方向に展開するのが大井銀座ですが、その北に並行する2本の裏路地を昔から「東小路」と称し、小規模な店が密集する飲食街が形成されてきました。大井町には国鉄大井工場などがあったことから、多数の労働者の飲食需要に応えてきたところです。周囲の環境はかなり変わりましたが、ここの雰囲気はほとんど変わっていません。
 幅2mにも満たないような路地の両側に、多くの飲食店が貼りついています。建物は古いものばかりですが、店舗はそれぞれに趣向を凝らして内装しているようです。焼き鳥系の居酒屋や寿司、小料理、スナックなど、おやじたちの夜の世界ですが、新たな趣向の店も登場していると、以前「アド街ック天国」でも紹介されていました。
 30年近く前に東大井・西大井に住み、今でも所用で大井町によく行く私ですが、近年はここで夜の飲み食いのチャンスはほとんどありません。今回たまたま夕暮れ時に近くに所用があったので改めて覗いてみたわけです。この手の飲食街は昼間は寂しいものですが、灯がともり始める時間に行くと、怪しげな夜の雰囲気が漂ってきます。
 昔、独身時代に時々食事をした洋食店「ブルドック」は、雰囲気もそのままに健在です。中華そばの「永楽」は、小さい店ですがラーメン通には知られた人気店で、いつも行列ができています。並んでゆっくり味わっていきたいところですが、残念ながらこの日も時間がありません。夜じっくり歩いて店を物色すれば、いろいろと面白い発見がありそうな通りですが、まだその本当の面白さをよく知らずにレポートするのは気が引ける部分もあります。
 東へ抜けるとそこは「すずらん通り」という普通の商店街。これはまた別の機会にレポートします。東小路を振り返ればやはりいかにも古い。昭和が凝縮されていますが、防火・防災面の対策はくれぐれもしっかりしたいものです。この雰囲気、長く続いてほしいですから。
・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

看板の灯が入り始めた黄昏時の東小路
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昔から変わらぬ洋食「ブルドック」
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[№289]京成江戸川商栄会

歩いた日 H26.03.08 【江戸川区】 
 仕事が多忙を極める年度末ですが、少しは息抜きも必要と、土曜出勤の通勤経路を少し外して途中下車したのがこの京成江戸川駅です。ここは東京の東のはずれ、江戸川を挟んで千葉県市川市と向かい合うところで、江戸川河川敷には小岩菖蒲園などもあります。今の地名は北小岩3・4丁目ですが、かつては伊予田村と称したそうで、「佐倉道」、「元佐倉道」、「岩槻街道」が接続する交通の要衝だったようです。
 小岩・市川の渡しには関所の役割を果たす「御番所」があったとのことで、「御番所町とも云う」との説明板があり、宿場町でもあったようです。そんな誇らしい歴史をもつ町も今は静かな住宅地ですが、それでも旧家らしきお屋敷や、宝林寺、本蔵寺などの寺社が風情を感じさせます。宝林寺の山門前には庚申塚のお地蔵様が並び、伊予田村の鎮守という北野神社には民俗文化財という茅の輪くぐりが伝えられるなど、これら歴史の遺産ともいうべき事物は後世に残していきたいものです。
 商店街は、高架下の駅改札前に面し線路と直行する「佐倉道」、「元佐倉道」に相当する道に面しますが、駅から南の蔵前橋通りとの間にはあまり店舗がありません。錆びついた看板の空き店舗などが寂しく佇みます。駅北側に商店街らしい店舗の連なりがありますが、その区間は短く、その先も商店会の街路灯は続くものの住宅地の様相が濃くなります。
 豆腐店の向かい、米店の隣に構えるのは洋品店ですが、店名は「高級ブランドブティック マダム・トキコ」です。何か歴史あるまちのプライドを感じますね。飲食店は数店ありますが、生鮮系の食品店はなく、日常の買い物需要は、駅改札向かいの高架下にあるスーパー「リブレ京成」で賄われているようです。ここはJR小岩駅にも近く、そちらにはスーパーや商店街が集積していて、ここの商店街の立地環境は厳しそうです。江戸川駅も各駅停車のみが停車する静かな駅ですし。
 駅近くの蕎麦店「三河屋」で昼食にしました。元気をつけたかったので「力そば」を大盛りで注文したところ、大きな餅が2つ入った本当に大盛りが出てきて、苦しいほどの満腹になりました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★★★☆

駅北側の商店の集積
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宝林寺山門前の庚申塚
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[番外]新梅田食道街

歩いた日 H26.03.03 【大阪市北区】 
 久しぶりに大阪に出張し、JR大阪駅に降り立ちましたが、駅とその周辺の変貌ぶりには驚かされます。大阪駅は、全ホームを覆う大屋根と、その下には天空広場とも言うべき空間ができ、北側には三越伊勢丹等が入る巨大なビルがあり、その先にはこれまた巨大なグランフロント大阪がそそり立っています。昼食をと思いましたが、それらのお洒落なビルはおじさん一人では落ち着かず、駅を出てJR高架下の「新梅田食道街」に足を踏み入れました。
 近代的なビル群は東京と変わらない感じですが、この「食道街」はいかにも古く、大阪らしい気さくな空気で満たされています。場所は、阪急梅田駅・三番街と阪急デパートの間ですが、一歩踏み込むと雰囲気が一変する面白さです。昭和25年からの歴史があるそうで、現在97店が営業中とのこと。狭い通路が縦横に走り、そこに小さな店舗がびっしりと貼りついています。夜はおやじ達のパラダイスとなりそうですが、昼もランチ営業している店が多くあります。
 一階をひととおり歩いた後、オムライスやカレーライスを提供する「北斗サッポロ」に入りました。カウンター席のみの奥行きが浅い横長の空間で、席によって入る扉を選ばないといけないようなつくりです。700円のオムライスを注文。スープがついてくるのがうれしいです。夜は洋風居酒屋風になるようですが、ランチ客もおじさんばかりかと思いきや、女性の一人客もいました。
 なぜ「梅田」でなくて「新梅田」なのか、なぜ「食堂街」ではなくて「食道街」なのかは不明ですが、周囲が変貌を続ける中にあって、この昭和的空間は貴重です。東京でいえば新橋の裏道に近い雰囲気でしょうか。大阪も、ミナミではなくキタの、しかも大阪・梅田駅のすぐ隣にこのような空間が残されていることがうれしくて、番外として紹介することにしました。
 この日は、仕事のあと天王寺まで足をのばし、全面開業直前の「アベノハルカス」も下から見上げ、変わり行く大阪を実感してきましたが、市内にはまだまだ魅惑的で庶民的な商店街がたくさんあります。いつか時間を作ってゆっくりと探訪してみたいと思いますが、いつになることやら。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

奥行きの浅い飲食店がびっしり貼りつく
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行列のできる店もある魅惑の空間
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[№288]蔵前商店街

歩いた日 H26.02.22 【台東区】 
 蔵前は、地下鉄都営浅草線と大江戸線の乗換駅ですが、この乗換駅の扱いは大いに問題ありで、改札口から地上に出て江戸通りを200m以上歩いてまた階段を降りるという「地上乗換」を強いられます。蔵前商店街とは、この乗換で歩く江戸通り沿いあたりを中心としたエリアのようですが、はっきりしません。台東区商連のリストにも名称はなく、東京23区の商店街情報サイト「マチキタ」での掲載が唯一の情報源です。
 この日は、大江戸線から浅草線への乗り換えでこの江戸通り区間を歩きました。蔵前は、江戸幕府がこの地に米蔵と船着場をつくり、そこに札差や米問屋が集まって栄えたところですが、その後は玩具などの卸問屋が集積する地としても知られます。それらの問屋群とこの商店街との関わりは不明で、そもそも商店街組織があるのかどうかも不明ですが、この乗り換えで歩く範囲には飲食店や銀行などが並び、商店街の体裁をなしています。
 その中でひときわ異彩を放っているのが、牛丼店と居酒屋に挟まれた「浅草御蔵前書房」の年代物の建物です。古びた看板の文字は「大江戸・大東京開運・相撲文献」と読めます。正面から見ると傾いているようにも見え、よくぞ先年の大地震にも耐えたものだと感心してしまいます。大通りに面しながらこの古風な佇まいを変えずにいるこの店は、もう文化財級と言ってよいのではないでしょうか。
 この通りから一歩裏へ入るとまた別の風情があります。ラーメンの「元楽」は、ラーメン通にはよく知られた名店でいつも行列が絶えません。逆側の裏道には、広島お好み焼きの「くわちゃん」があります。広島お好み焼きファンの私は以前ここでも食したことがあり、下町で本場広島の味が堪能できる貴重なスポットです。この日は先を急いでいたため、何も食せず地下鉄に吸い込まれました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★★☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

喫茶「シャレード」などがある江戸通り
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異彩を放つ古風な「御蔵前書房」
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[№287]末広会商店街

■■■・・・「戦災を免れた下町希有の商店街」は懐かしき商業建築が良く残る
歩いた日 H26.02.22 【台東区】 

 御徒町駅から昭和通りへ出て少し南へ下ったところから東へ入るとこの商店街が現れます。大きい通りに接していないため目立たず、しかし、それがゆえに昔から変わらぬ佇まいを良く残しているところです。所在は台東区台東三丁目。東西に400mほどのレンガ舗装された道で、華やかさはありませんが、古い建築物などを観賞しながら歩くには良いところでしょう。
 「戦災を免れた下町稀有の商店街」だそうで、古い建物が残るのも、そういう歴史や盛り場から一歩離れた地理的条件などによるものと思われます。角に米店がある商店街入口の頭上には商店街名を記したアーチ街路灯があり、その下を入ると早速、懐かしき看板建築の連続です。営業店は少ないですが、「パーマ」などの看板が歴史を語っています。
<天丼が自慢の「天正」などがある一角>
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 中ほどできれいなビルになっているのは「但馬屋」。落花生など豆菓子の老舗のようです。隠れた名店ということなのでしょうね。鮨の「松山」は店内掃除中なのか椅子を道路に並べて座布団を干しているようです。その先の「天正」は山形飯豊産の米が自慢のようで、天丼メニューが人を呼んでいます。「安藤鰹節店」は創業昭和4年という鰹節の老舗。でも気取った風はなく店頭にお手頃価格の品物を並べています。
<「安藤鰹節店」などの並び>
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 目立ちにくい位置にありながら、こうした歴史ある名店も息づき、しっとりとした雰囲気の中にも各店舗がそれぞれにお客をつなぎ止めているという、なかなか趣ある商店街に見えました。青果店や薬局などもあって、周辺住民の日常生活ニーズにもそこそこ対応できているようです。
 東へ抜けると、これまたレトロ感あふれる佐竹商店街にぶつかりますが、その手前にも絵に描いたような古びた銅板建築の建物や、昭和の高度成長期の共同店舗建築の名残のような風景に出会えます。防火防災面では問題もあるでしょうが、こうした風情はぜひ残したい昭和遺産と思えます。表通りの喧騒に疲れた時に歩くにはおすすめのエリアです。

・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

再び歩いた日 H29.06.24

 佐竹商店街を抜けて、ここを再び訪れました。前回は冬でしたが、今回は真夏のような暑さの中です。現役の商店の数はとても少なくなってしまった商店街ですが、豆の「但馬屋」も「安藤鰹節店」も変わらず営業しています。空き店舗が多いながらも古い商業建築が良く残っており、戦災を免れた地区での貴重な景観として記憶にとどめておきたいものです。
<古い建物が多く残る末広会商店街>
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 昼食に穴子天丼が名物という「天正」(てんまさ)に入りました。店内はびっくりするくらい斬新なデザインで、穴子のほか海老やいか、春菊が乗った「江戸っ子天丼」を美味しくいただきました。店は昭和30年から続き、3代目に引き継ぐに際して3年前に店を新装したそうです。頼もしいです。このあたりが戦災を免れたのは、住民が必死でバケツリレーを行ったためという話も、ここで伺いました。

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