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ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

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ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

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皆さまのご感想や情報など、お便りをお待ちします。

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[№254]浅草地下商店会

歩いた日 H25.10.26 【台東区】 
 仕事が多忙で商店街歩きもままならない中で、やっと土曜出勤の途中でどこかに寄り道をしようと思ったら台風接近。降りしきる雨を避けてもぐり込んだ先が浅草駅の地下でした。国際観光地と化して喧騒極まる浅草にあって、ここは唯一変わらぬ風情を保つ地下空間です。何度か覗いたことはあるものの、しみじみ歩く機会は意外となかったので、改めて観察してきました。
 地下鉄銀座線の改札脇から「観音様、仲見世近道」の大表示に導かれるように足を踏み入れると、そこは昭和30年代ごろを彷彿させるレトロ空間。大衆酒場風の「福ちゃん」の向かいにはたくさんの腕時計などをぶら下げて売る店、その先も、配管むき出しの天井下の通路に沿って、居酒屋やCDショップ、占いの店やタイ料理、ベトナム料理の店、寿司店などが続きます。立ち食いそば店も盛況です。
 女性には敬遠される雰囲気かと思いきや、タイ料理やベトナム料理店には女性客があふれていたりします。途中の横道から入る先は松屋浅草の地階売場(デパ地下)。全く違う雰囲気の空間が扉ひとつで隣り合っているのも面白いところです。突き当たり手前の左の横道から地上への狭い階段があり、そこを上がると新仲見世にぽっと出ます。なるほど近道ですが、タイムスリップ感も合わせて味わえるというところですね。
 「浅草地下商店会」でネット検索すると、「日本最古の地下商店街」、「戦後東京の文化遺産」、「古き浅草のノスタルジー」、「実は一番浅草らしい」などの文字が踊っています。「浅草美人がいる」という噂も。この地下街の開業は昭和28年とのことですが、地下鉄開業は昭和2年。一見、戦前からあるのではないかとも思わせます。完成当時はハイカラな空間だったのでしょうね。
 「福ちゃん」の名物、浅草やきそばを大盛りで注文しました。カウンターの丸椅子で素朴な味のやきそばを食べましたが、こういう全く気取らない雰囲気、私は好きです。怖そうな店員も実はやさしく、忘れ物の傘を持ち走ってお客を追いかけたりしていました。気っぷの良い「浅草美人」に400円を払い、なぜかさわやかな気分で地下鉄の改札へ向かいました。
・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

地下鉄改札口横の商店街入口
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レトロ感満載の日本最古の地下商店街
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[№253]梅田神明宮通り商店街

歩いた日 H25.10.12 【足立区】 
 ここは足立区梅田。「ゆめろーど千代田商店街」を東から西に抜けたところから北へ150mほど歩くと、左手にまたレンガ舗装の一方通行道路が現れます。街路灯に「神明宮通り」の表示が続きますが、しばらくは普通の住宅地の様相で、商店街らしさが見られず、歩くにつれ商店が見えてきます。
 レンガ舗装と街路灯が続く商店街範囲は350mほどに及びますが、主に商店が集積するのは中央部の50m程の区間。ドラッグストアのイシナベから始まり、理髪店、焼き鳥とおでんの居酒屋「とも」、都せんべいの看板を掲げる「小島商店」などと続きます。鉄道駅から遠い住宅街の中で、小さな個人商店が肩寄せ合ってつつましく現役を保っているという感じです。酒店の向かいにはパンとケーキの「MONTE ROZE」が美味しそうに営業しています。
 その先もポツポツと店舗がありますが、連なってはいません。しかし、その中に、鮮魚店が1件、そして西側商店街出口角に青果店があることにほっとさせられます。
 さて、この商店街名の由来でもある梅田神明宮が、西側出口手前の北側にあります。石造りの鳥居から参道が続き、その奥に緑に包まれた静粛な雰囲気で社があります。思わず引き込まれ、二礼二拍手一礼です。慶長年間創建の由緒ある神社だそうで、禊教発祥の霊場との説明もあります。商店街は、この神明宮の門前町という位置にありますが、神社が人を集めるのは一年のうち限られた日のみでしょうから、商店街も静かです。華やかさには縁遠い感じですが、神明宮と同じく清潔な佇まいで、何となく好感が持てます。
 商店街を西へ抜けるとバス通りで、ずばり「梅田町神明通り」のバス停があります。ここは、浅草から来る都営バス路線「草41」の終点「足立梅田町」のひとつ手前の停留所。バス通りとしてはやや狭いですが、大型のノンステップバスがやってきます。結局ここでは何も買わず歩いただけだったことを少しだけ悔やみながら、浅草寿町行きのバスに乗りました。このバスは、町屋、三河島、鴬谷の各駅前を通りますが、結局浅草まで乗り、その喧騒に身を浸すと、あの静かな商店街と一本のバス路線でつながっていることがやや不思議に思えてきます。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

通り中央部付近の商店の集積
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梅田神明宮神社
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[№252]ゆめろーど千代田商店街

歩いた日 H25.10.12 【足立区】 
 北千住駅から都営バスに乗り千住新橋で荒川を渡った先のバス停「千住車庫」で下車。広々としたバスの車庫を眺めながら、その裏あたりから始まる千代田商店街を目指します。この商店街は立派なホームページを持ち、イベント等を盛んに行っているようで、この日も入口アーチの下には「臨時フリーマーケット」の掲示が。毎月第一土曜日が恒例のようですが、この日は第二土曜日で「臨時」のようです。
 道幅は4~5m程度でしょうか。レンガ舗装されていますが、土曜のせいかシャッターを降ろした店、空き店舗らしき建物も多く目立ちます。ただ、それらのシャッターの前にはフリマの売り手が品物を並べており、寂しさを補っている感じです。フリマでは、衣料品から文具に至るまで様々なものが扱われ、それを覗いて歩く人も多く、定期的なイベントとして定着しているようです。
 建物は新旧混在ですが、それほど暗い感じはありません。菊谷和菓子店やレストランもりもと、山川呉服店、厚焼玉子の山雄商店などが渋い感じで私の目を引きます。みどり理容院とその向かいのフリーマーケットショップ「ねこじゃらし」は、常設のフリマショップでしょうか。その建物も時代を感じさせます。青果店が3軒ほど見られましたが、そのうちのハマヤ果実店の並びにある蔵を使った質店「鈴や」は良い風情ですね。質店が顕在なのも良いし、蔵というのもグッときます。その少し先の「高塩製麺所」は麺を販売しているところで、これも思わず覗き込んでしまいます。
 西側出口付近のそば処「やぶ忠」で昼食に「ぶっかけ月見そば」をいただきました。北海道のそばを限定で使っているそうで、腰のある美味しい蕎麦でした。女将さんが出て行ったと思うと、向かいの青果店に「八百屋さん、まだきゅうりある?」と声をかけるあたり、下町らしい支え合いを感じます。フリマは、前週の土曜が雨だったのでこの日に「臨時」開催したとのこと。閉まった店が多いね、と問いかけると、「みんな跡継ぎがいなくてねえ」と、商店街の典型的な問題を訴える答が返ってきました。
 商店街ホームページでは、プチテラスという小広場に「夢見石」なる神秘の石があるとのことですが、迂闊なことに見逃してしまいました。商店街を出ると正面にスーパー「Big-A」があり、厳しい競争環境に晒されていることがわかります。石のパワーで商店街の奮起を期待したいところです。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

蔵を使った質店や果実店など
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フリーマーケット会場となった商店街
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[№251]赤羽西口辨天通共栄商店会

歩いた日 H25.10.11 【北区】 
 埼玉方面に仕事で出かけた帰りに、少しだけの息抜きと自分に言い訳して赤羽駅に途中下車しました。今回は西口へ。駅前にはヨーカドー等がある「パルロード」という再開発ビルが整った風景を見せていますが、その間の道を抜けてその裏へ。赤羽台団地の下を抜けるトンネルを正面に見て左折、ここから200mほどの直線道路沿いに続くのがこの商店街です。少々急ぎ足で往復しました。
 最初の50mほどは再開発事業で拡幅されていますが、建物は近代的ながらその一階部分で畳店や古本店などが営業しているのにはうれしくなります。その先、幅員が狭まりますが、2車線の車道と両側歩道が確保されていて、西が丘方面からの国際興業バスが頻繁にやってきます。
 全体に沿道はマンション化されている部分が多いのですが、その一階部分も含めて、商店は懐かしさを感じさせるものが多く、新旧混在の街という様相です。車の通行もそれほど多くなく、両側の行き来が比較的容易なのも良いですね。ただ、昼間の歩行者の姿はそれほど多くなく、生鮮品の店がほとんどないこともあって、商店街としての賑わい感はありません。しかし、どことなく落ち着いたこの雰囲気が、なぜか穏やかな気持ちにしてくれます。
 その雰囲気の源が、商店街中央付近に奥まってある「亀ケ池弁財天」ではないでしょうか。マンションに囲まれ、見下ろされるような位置に、小さな朱塗りの鳥居と池を跨ぐ太鼓橋、その奥に社があります。「辨天講」と大書された説明板には、商店街組合をはじめ地域の後援団体「辨天講」により維持管理されている旨が記され、「長寿」や「子宝安産」の文字も見えます。商店街の皆さんの心の支えになっているのでしょうね。
 道が折れて弁天坂下のバス停があるあたりまでが商店街の範囲のようで、このバス停名からも、この商店街が谷筋に展開していることがわかります。周囲の台地上や斜面は赤羽台団地をはじめとする住宅地で、多くの人が駅への行き来にこの道を使っていると思いますが、皆、弁財天に癒されながら歩いているのでしょうか。今回は短時間でしたが、またゆっくり歩いてみたいところです。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

どことなく落ち着いた風情を感ずる商店街
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マンションに囲まれた亀ケ池弁財天
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[№250]京急新馬場商店街

歩いた日 H25.10.09 【品川区】 
 京急新馬場駅は普通列車しか停まらないけれど長いホームを持ちます。これは、昭和51年に北馬場駅と南馬場駅を統合したためで、2つの旧駅方向に出口があります。京急線の東に並行する旧東海道は、このあたりが品川宿の中心で、旧東海道沿いの商店街はそれぞれ歴史的風情を強調した個性化を図っており話題性豊かですが、今回訪れたのはそれと京急新馬場駅北口(旧北馬場駅)方面を結ぶ商店街です。
 西端は第一京浜国道で、それを挟んで小高い品川神社があり、地区のシンボル的存在です。この商店街は、昨年春に景観整備事業が完成しており,電線類が地中化され、立派な街路灯や鳥居風のアーチ等が整備されました。それを機に、「北馬場参道通り商店街」と、「北馬場」の名を復活させたようで、この名称が各街路灯に誇らしげに表示されています。
 道はきれいになりましたが、店舗は歴史を感じさせるものが多く、駅近くの大塚酒店に始まり、堂々たる銅葺きの看板建築等の並び、「湊屋」の木製看板を掲げる畳店、琴や三味線の「亀屋」など、興味深く眺めながら歩けます。生鮮品店はほとんど見られませんが、そこそこ人通りはあります。ここも品川宿の一角をなしているとうかがえますが、旧東海道筋とは一線を画しているようでもあります。
 旧東海道筋はまたの機会として、駅方向に戻りながら、ランチ「オムライスのミックスシチュー添え」と書かれた食堂に入りました。ここの店主が話好きで、自慢の焼き鳥のタレの話から始まり、祭の時しか出さない絶品焼きそばの話、借家の商店は経営が大変という話、商店街は大型店に対抗できるはずがなく全部飲食店になって精進すべきだとの論、果ては政治談義に至るまで、元気よく止まりません。壁を見ると「創業寛永九十二年、初代当主小山高之承明麻呂、長年の努力でタレの極みを深め・・」の文字。「寛永九十二年?」「ジョークだよ」って。いやあ楽しい店主で、思わず長居してしまいました。店の名は「覇句羽来」(ぱくぱく)。その謂れを聞くとまた長くなりそうなので、失礼してきました。
 この店主によると、景観整備事業は区が行い、商店街は負担していないとのこと。個性化・観光化の誘導かもしれませんが、行政の独走にならないか少々心配です。商店街内や付近には正徳寺などの古い寺社もあり、個性化と地域密着性をうまく調和させていって欲しいと思います。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★★☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★★★

立派な看板建築も並ぶ歴史ある商店街
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景観整備された道路と古い建物の調和
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[№249]新橋駅表口通り愛柴会

歩いた日 H25.10.03 【港区】 
 まずはこの名称が謎なのです。港区の商店街マップによる愛宕地区の中で、ここは新橋駅から一番遠く、浜松町・大門駅との中間に近い位置にあります。それなのに「新橋駅表口」を名乗るのはなぜか。もしかして「汽笛一声」の旧新橋駅(後の汐留貨物駅、今のシオサイト)か? いや、それでも表口ではないはず。今の新橋駅にも烏森口や銀座口はあっても「表口」という出口はないし。
 それから「愛柴」も謎です。芝公園が近いですが「芝」ではなく「柴」。そんなわけで、ちょっと気にかかっていたのですが、たまたま近くに所用があり、ここへ立ち寄ってみました。
 新橋六丁目の第一京浜のひとつ西側に平行する道で、街路灯に「愛柴会」の表示があってすぐにわかります。延長は100mちょっとの短い商店街。いや、商店街という雰囲気はないですね。オフィス街の裏通りという感じ。北側の入口角に「サンアントン」というパン店があって、かろうじて「商店」の存在を感じ取れるというところ。その隣には不動産店と思しき店。
 そのほかは飲食店が主体ですが、数は少なく、どれもビルの一階部分で、寿司店や牛たん店、イタリア料理店に喫茶店と、少々高級そうで庶民的とは言い難い雰囲気が漂います。実際入ってみればそうでもないのかもしれませんが、昼時でもなく、眺めるだけにしました。少し入りやすそうな喫茶店もありますが、商談には適していそうです。イタリア料理の「Giglio」はやはり敷居が高そうですが、ランチタイムなどは意外とリーゾナブルかもしれません。
 いずれにしても、商店街らしい喧騒とは無縁の様相で、すぐに通り抜けてしまいますが、その先、大門方向には「新七会」の街路灯が続きます。これもまた謎ですね。新橋は六丁目までしかなく、「新七」は何の略なのか。区商連のリストにもない名です。
 この日は時間が乏しく、謎の解明への聞き取りの間もなく新橋駅に戻ってしまいましたが、いつかまた勇気を出して食事に入り、探ってみたいとも思います。これはちょっとしたミステリーですな。
・なつかし度  ☆☆☆☆☆
・ぬくもり度  ☆☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ☆☆☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

「新七会」側から見た「愛柴会」の通り
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イタリア料理店「Giglio」など
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[№248]西瑞江四丁目商店会

歩いた日 H25.09.28 【江戸川区】 
 今回途中下車したのは地下鉄都営新宿線の一之江駅。この駅は、環七と今井街道の交差点の南にあって、その双方の側に出口と駅前広場があります。今井街道側に出ると、ここから松江方向に商店街が続くのですが、今回は敢えてB級度濃厚な商店街を求めて反対方向へ。今井街道を瑞江大橋のすぐ手前まで歩いてから南に折れます。
 江戸川区商店街マップによると、西瑞江四丁目商店会は、ここから南西へ向かい新大橋通りを跨いで南東方向へ続くことになっており、まずはそのルートで進みます。新大橋通りまでは歩道つきの2車線道路ですが、沿道は住宅やマンションが多く、商店街らしさはありません。ラーメンや寿司などの飲食店や電器店、理髪店などがパラパラとあるだけです。
 新大橋通りを渡って南東に入る道沿いも商店はほとんどありませんが、しばらく進むと右前方にすばらしくレトロな二軒長屋の看板建築が見えてきます。「味噌醤油」の文字がかすれた明らかに空き店舗の「木村屋」と、これは夜営業しているかもしれない「居酒や」の「たぬき茶屋」。その奥には都営西瑞江第二アパートが控えており、おそらくそれをターゲットにして立地していたのでしょうが、世の流れから完全に隔絶された感じです。
 その先も、住宅の中に商店(の跡)がまばらにある程度で、かろうじて現役風の「季節料理しま」や煙草店なども寂しくたたずみ、これはもはや過去形の商店街という状況です。救いは、スーパー「やなぎや」が客を集めていることで、商店街の核店舗というよりも最後の砦的な存在です。「木村屋」の前から北東方向の路地も街路灯があり商店街の一部ですが、空き店舗が続き、新大橋通りへの出口角にある蕎麦店の「大島屋」だけが生命を感じさせます。ただし昼食時を過ぎて休憩時間のようでした。
 商店街の衰退から消滅に向かう典型的な姿を見せられた気がします。周囲には真新しいマンションも増え、後背人口も多いのでしょうが、それらとは無縁に、忘れ去られているようです。きっとどの店も店主が高齢化して継ぐ人もいなかったのでしょう。何か空虚な思いで足どり重く駅に戻りました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ☆☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

蕎麦「大島屋」が唯一現役風に見える商店街
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レトロ感濃厚な「たぬき茶屋」などの建物
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[№247]板橋本町商店街

歩いた日 H25.09.21 【板橋区】 
 旧中仙道の板橋宿は延長2km以上の規模を持ち、日本橋側から順に平尾宿、仲宿、上宿で構成されていたとのことで、この商店街は上宿の位置に相当します。区名の由来にもなった「板橋」から北の区間です。旧中仙道を北から歩きましたが、坂町商店街が「縁切榎」付近で終わり、その先の交番前付近からがこの商店街になります。
 交番脇に「上宿」の説明板があり、望楼が再現された広場があります。その先、文具も扱う「やまさ書房」のあたりから商店街らしい街並みとなります。新井屋米穀店は風格ある構えで歴史の重みを感じさせます。その隣には銘茶店の「新井屋」もあります。二階部分に大きな力士像を掲げる力士料理の「くらち」などを見ながら進むと、これまた古風な構えながら人を集めている青果店があって頼もしい感じです。しかし、空き店舗も多く、賑わいの連なりは見られません。
 そして、石神井川を跨ぐ「板橋」に到着します。木製の欄干が旧街道の雰囲気を高めており、橋の南詰に道標と橋の由来の案内板があります。江戸時代の板橋は太鼓状の木橋だったと書かれています。
 板橋本町商店街はこの橋までで、ここから南は仲宿商店街となります。橋から南北を見比べると、やはり仲宿側の方が華やかに見えます。仲宿には本陣跡もあり、宿場の中心だったところで、そうした歴史が現代にも引き継がれているということでしょうか。上宿側も再起を期待したいところですが、この時代にそれを求めるのは難しいことでしょうね。
 ただ、旧街道の雰囲気は同様にあり、個店の努力と演出方法しだいでは存在感を高められる素地はありそうで、板橋宿全体での盛り上がりが望まれると言えそうです。この日は時間の都合で「板橋」で引き返し、板橋本町駅に戻りましたが、商店街内に「アルファ」という懐かしい感じの喫茶店があって、余裕があればそういうところでゆっくりと過去に思いを馳せるなど、してみたいところです。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

青果店などがある上宿の街並み
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「板橋」から板橋本町商店街を見る
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