FC2ブログ

ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

# プロフィール

ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

# 最新記事

# 累積ご訪問者数

# おたよりはこちらから

皆さまのご感想や情報など、お便りをお待ちします。

名前:
メール:
件名:
本文:

[№246]坂町商店街

歩いた日 H25.09.21 【板橋区】 
 都営三田線板橋本町駅・大和町交差点付近の国道17号の東側に並行する旧中山道の商店街ですが、板橋区商連のリストには名前がありません。2km以上に及んだという板橋宿の北の端近く、板橋区の名の源である石神井川に架かる「板橋」から北に板橋本町商店街がありますが、そこからさらに北に続く位置にあります。この日は、曙商店会を歩いた後に、北から南へ歩きました。
 環七から北の部分はノスタルジックな商店街として紹介する記事があるのですが、ちょうど「THE ITABASI テラス」という大型マンションが竣工分譲中で、これが通りの雰囲気を大きく変えてしまったようです。スーパーの「大黒屋」などがあり人通りもそこそこあるので、マンション完成を契機に商店街が前向きな動きを見せれば良いのですが、どうでしょうか。
 環七を渡って南へ進むと、駅に近いこともあってやはり人通りはそれなりにありますが、生鮮品など生活必需型の店舗はほとんど見られず、空き店舗も目立ちます。その中で、「大口米店」がひとり頑張っているように見えました。道は緩やかな下り坂になります。
 やがて現れる小さな信号交差点の名前は「縁切榎前」。この角にあるのが縁切榎です。区の登録文化財で、榎の大木の下に小さな祠があります。男女の縁を切りたい時にこの樹皮を削いで煎じて飲ませると成就するとされ、嫁入りの際にこの下を通ると縁が短くなるとのことで、幕末の和宮下向の際もここを避けて迂回したとの説明が書かれています。
 この交差点の少し先で街路灯が変わり、板橋本町商店街となります。坂町商店街は、縁切榎という資源?を持ちながらも、商店街としては今ひとつインパクトに欠ける印象です。板橋宿の一番北の外れで、仲宿などの勢いに押されてしまっているということでしょうか。駅に近いメリットを活かしきれていない感じです。商連に加盟しないのは独自の道を行くという強さの現われなら良いのですが、それにしては情報も乏しく、アピール不足かなと思いながら、そのまま板橋本町商店街へと歩を進めました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

「大口米店」などの並び
DSC06898.jpg

縁切榎
DSC06867.jpg
スポンサーサイト



 | ホーム | 

[№245]曙商店会

歩いた日 H25.09.21 【板橋区】 
 大きな通りからは一歩奥まって目立ちにくい位置にある商店街です。地下鉄板橋本町駅の北側、国道17号の東に平行する旧中山道から東に入る2本の道沿いにあり、この2本が中央で交差するX字型の構成です。旧中山道もここまでくると板橋宿から外れて住宅地の様相が濃くなりますが、そんな旧中山道の板橋清水郵便局の脇からこの商店街に入りました。幅3~4mの細い道です。入口に「曙まつり」の提灯がかかりますが、あまり商店街らしい風情は感じません。
 進むほどに商店が現れ、「せんべいあられ」の「七福米菓」などを見ながら歩くと、まもなくシックな建物の「いた金青果店」が見えてきます。ここがX字型の交点で、まずは左の北方向に進んでみます。商店はポツポツある程度ですが、そば処「田中屋」はそそられる構えを見せています。空腹時ならば迷わず入るところですが、この前に「板橋イナリ通り商店街」で食事をしてきてしまったため今回はパス。いつかまた訪ねてみたいところです。「おでんBarびーなす」なども興味深いですし、その先の豆腐店も渋いですね。
 「いた金」前に戻って今度は東へ。割烹「みやび(雅)」が昼間でも暖簾を掲げており、自転車で追い抜いていった少女が停まったところが惣菜の「菊屋フーズ」。ここでその日の間食用にコロッケを買いました。ここから先も商店街のフラグが続きますが商店は途切れるようです。
 再び「いた金」前に戻り、最後は南へ向かいます。空き店舗も見られる中で、中華の「曙軒」や「一元」などが庶民の食堂ぶりを発揮していたり、自転車店や和菓子店も営業していますが、一番目を引くのは「わたなべ米店」でしょうか。まもなく旧中山道に出ますが、地下鉄駅からはここが一番近く、直近では大型マンションも分譲中で、この入口での人を呼び込むしかけづくりをすれば、曙商店街も存在感を高められるのではないかと思いました。
 現状では、周辺地域の生活にしっとりと溶け込んだ感じではありますが、静かな商店街という印象が強いところです。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★★
・ローカル度  ★★☆☆☆

旧中山道からの南側の商店街入口
DSC06860.jpg

北側の通りの「そば処田中屋」など
DSC06844.jpg
 | ホーム | 

[№244]板橋イナリ通り商店街

歩いた日 H25.09.21 【板橋区】 
 地下鉄都営三田線の板橋本町駅から、上を首都高速が通る国道17号を300mほど北へ進んだところで、左方向に現れるのがこの商店街です。幅4mにも満たない道沿いに商店が続いています。街路灯には商店街名を記した提灯が下がりますが、そこに「2020東京」の文字と五輪マークが貼られ、商店街入口にも「祝2020東京オリンピック決定、レスリング正式競技継続決定」と華々しいデコレーションが飾られています。商店街で招致活動を行ったようで、その写真も掲示されていました。
 商店街を歩きます。入口角が生花店というのも爽やかで良いですね。その先に、中華の「喜楽」と「五十番」が向かい合っています。洋品店やパン店、書店、化粧品店などもあります。どれもこの地で歴史を刻んできたという風情を見せています。「フォルテシモ」という喫茶店も昭和の香りがします。それらの中で「溶岩焼」の表示を店頭に掲げる「越前」という店はちょっとモダンな感じです。
 商店街は、一部が駐車場化されているのは少々寂しいですが、全体に元気を保っている様子です。その力の源は、商店街に面する「清水稲荷神社」でしょうか。入口の鳥居の脇には樹齢約500年という区指定天然記念物の大イチョウがあり、周囲にパワーを発しているようです。社殿に導かれるように足を向け、手を合わせました。創建年代は不明とのことですが、相当に古い歴史を持つようです。
 神社の向かいにあるのが「コン太村」という店。駄菓子屋、ゲーム博物館、お休み処等からなる地域ふれあいステーションとのことで、子供達などのたまり場に最適というところですね。懐かしい10円ゲーム機なども置かれ、昭和の子供気分を味わえるところ、とのことです。
 昼食は、お食事処「銀月」でスパゲティをいただきました。メニュー豊富でご近所の皆さまの社交場という雰囲気でした。オリンピックについて聞いてみると、レスリングの吉田沙保里選手などが訪れた経緯から商店街あげて応援してきたそうで、なるほど商店街のホームページを見ると、近くの西が丘にナショナルトレーニングセンターがある関係で、スポーツとの縁が深い事情が書かれていました。「アイアイプロジェクト」の名で活性化に取り組んでいるようでもあり、駅から離れた立地ながら神社パワーとスポーツパワーで今後も元気を保ち続けていって欲しいと思います。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★★★
・ローカル度  ★★★★☆

庶民的な風情の店が並ぶ商店街(正面は大イチョウ)
DSC06817.jpg

守り神?の「清水稲荷神社」
DSC06826.jpg
 | ホーム | 

[№243]まいろーど四つ木商店街

歩いた日 H25.08.31 【葛飾区】 
 京成四ツ木駅の北側のバス通りに沿って弓なりに続く古典的な商店街です。駅から直接は見えず、「四ツ木の灸」などという看板のある古風な建物などを見ながら路地を進み、綾瀬川沿いの首都高速の下、交番前の交差点でバス通りに出たところから商店街が始まります。
 最初の250mほどの直線区間は、歩道はありませんが、なんとも良い風情です。いきなり右側に見えるどっしりした和の構えは和菓子店。その隣のシャッターを閉ざしたままの看板建築は何の店だったのでしょうか。空き店舗化した店も多いものの、懐かしい雰囲気の昭和の商店街の風景が続きます。
 やがて道が二手に分かれ、右斜め方向がバス通り。ただ、曳舟川親水公園に連なる直進方向にも同様の雰囲気の商店街が続きます。分岐の間に構える陶器店も存在感があります。バス通りはここから歩道がつき、新しめの建物が多くなりますが、その中で、味噌醤油の「坂本商店」は堂々たる風格の看板建築で歴史を感じさせます。清潔な店内には多くの味噌樽が並び、店主が睨みを効かせていました。
 その先でさらに道がやや右にカーブしますが、そこにある「岡崎金物店」も昭和時代を彷彿させる懐かしい空気を目一杯漂わせています。ここから最後の直線区間は、道路の拡幅事業が始まっているようで、一部の店舗が取り壊されています。できることなら、道路拡幅はせずにこの懐かしい風情を残してほしいなどと勝手なことを考えずにはいられません。
 このすぐ近くの平和橋通り沿いには大きなイトーヨーカドーがあるのですが、当然にその影響を強く受けながらも、懐かしい雰囲気を保ちながら商店街を維持している姿には感動すら覚えます。昭和30年代には「葛飾の銀座」と呼ばれ、大いに賑わったそうで、その誇りが支えになっているのでしょう。ただ、酒店はあるものの生鮮品店がほとんど見当たらず、日常の買物ニーズを満たせる空間でなくなってしまっているようなのが残念です。
 先ほどの「坂本商店」の隣の「やぶそば」で食事にしました。ご近所の高齢者が常連さんの、気さくな雰囲気の店で、大盛りそばを美味しくいただきました。厳しい暑さの中でしたが、何か穏やかな気分で駅に戻りました。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★★
・ローカル度  ★★★☆☆

古い構えの和菓子店などが並ぶ懐かしい商店街
DSC06812.jpg

味噌醤油の「坂本商店」と「やぶそば」の並び
DSC06805.jpg
 | ホーム | 

[№242]渋江商店街

歩いた日 H25.08.31 【葛飾区】 
 京成の四ツ木駅周辺に関しては、「寂れた下町」ぶりを強調する記事が多く、「場末」、「廃墟」、「下町ディープゾーン」などの言葉が乱れ飛んでいます。確かにそのような情景も見られますが、それだけでこの街を語っては気の毒というものです。この地域にもたくましい庶民の生活があり、それを支える現役の店舗もある。その確認の意味も込めて、8月最後の土曜日の昼時に四ツ木駅に途中下車しました。
 高架化された四ツ木駅の改札を出ると、繁華な雰囲気は全くありませんが、東側に渋江商店街の入口が静かに迎えてくれます。この商店街を通って駅に出入りする人の流れがそこそこあり、その流れをたどるように足を進めます。
 京成線から南東側の今の地名は東四ツ木ですが、この一帯の旧地名が「渋江」で、由来は不明ながら室町時代からの古い地名だそうです。日本のセルロイド工業発祥の地で、一時は多くのセルロイド工場が集積していたところでもあります。そんな歴史が、住工混在の下町イメージを固定化させることにもつながっているのでしょう。でも、工場は物の製造を通して活力を生む場であり、私は住工混在はそれほど悪いこととは思いません。このあたり、地図でみると小さな町工場の名前がまだ多く見られるのが頼もしく思えます。
 さて、商店街は微妙な曲線を描きながら500mほど続きます。古い建物も多いですが、さすがに建て替えも進んでおり、言われるほどの寂寥感は感じません。青果の「イグチフルーツ」や衣料の「おおき」、中華料理の「宇田川」などが素朴に営業し、看板建築風の店構えも一部に残って、なかなか良い味を出しています。「ブーケ加賀」は生花店でした。その手前にも「ベルフラワー」という生花店があります。商店街は水道道路にぶつかるところまでですが、その角には喫茶店のような構えの「ヘアサロン・タマガワ」があり、その先には「みかわや」というミニスーパーがあります。
 何かほっとした気分で駅に引き返す途中、「ナポリ」という綺麗なパン店で間食用の菓子パンを買いました。ご近所の老婦人が店主と和やかに会話していました。静かではあるものの、新旧取り混ぜて生活感の染みついた親しみをもてる商店街だと思います。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★★
・ローカル度  ★★☆☆☆

素朴に営業する「イグチフルーツ」
DSC06762.jpg

渋さ?が漂う商店の連なり
DSC06771.jpg
 | ホーム | 

[№241]横山町大通り(問屋街)

歩いた日 H25.08.28 【中央区】 
 ここは普通の商店街ではありません。多くの店が「小売りしません」と表示する衣料品の問屋街です。問屋街としては超A級なのでしょうが、一般庶民には馴染みが薄いという意味で敢えて取り上げます。ここの顧客層は全国から仕入れにやってくる衣料小売店の人たちなのです。
 日本橋横山町、馬喰町界隈は、衣料問屋街としては全国有数の集積規模を持ちます。江戸通り、清洲橋通り、清杉通りで囲まれた三角地帯を中心に多数の問屋がひしめき、平日の昼間は全国からの仕入れ客で賑わいます。小売店の直接持ち帰りのほか、各店頭には小売店へ発送する品が山積みされ、宅配業者が次々と集荷していきます。
 横山町大通りはその中心的位置を占めるところで、両側歩道のついた道沿い両側に各種衣料品の専門問屋がびっしりと並んでいます。大きく目立つところでは、山久山田、宮入、複数店舗を持つイチオクマーケット、呉服問屋の丸中や辻和など。清洲橋通り側入口脇には白衣の専門問屋もあります。
 問屋街の組織は、この大通りだけでなく一帯全域をカバーしているようで、その中心になっているのが「横山町奉仕会」のようです。大通り中央に「奉仕会館」を有し、ホテルも経営。「電脳問屋街」という立派なホームページも運営しています。
 私が良く行くのは、この奉仕会館の隣にある「サカゼン」。ここは問屋ではなく、都内各所に支店を持つ坂全の本店です。ビジネスからカジュアルまであらゆる紳士衣料を購入でき、すぐ近くに馬喰町店もあって、いつも両方を見比べて気に入るものを見つけます。そのほか、小売りする店としては、アクセサリー・雑貨の「スリーナイン」があり、ここは全品400円の「400円ショップ」です。
 このように特異な賑わいを見せる問屋街の中央ストリートですが、流通構造の変化は着実にここにも押し寄せているようで、エリア全体に問屋は減少を続けており、その跡地がマンションになる例も多く見られます。大学や専門学校などがここを舞台に各種プロジェクトを展開したりしていますが、今、問屋、卸売業はそのあり方を問われていると言えるでしょう。小売りお断りの現状スタイルのまま、どこまで続けていけるのか、新たな展開、変革も期待されるところです。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

平日昼の横山町大通り(清洲橋通り側から)
DSC06751.jpg

横山町奉仕会館とサカゼン本店の並びなど
DSC06753.jpg
 | ホーム |