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ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

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ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

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[№209]葛西仲町西組商店会/葛西中央商店会

歩いた日 H25.05.25 【江戸川区】 
 葛西は、昭和44年の地下鉄東西線開通後に急速に発展した街です。街自体も若いですが、住む人の年齢構成も比較的若いように見えます。地域の多くは整然と区画整理され、マンション等が林立していますが、古くからの歴史の名残を感じさせる街並みや地名などもわずかに見られます。ここもそのひとつで、葛西駅に近いながらも北西から南東に斜めに伸びる狭い2車線道路とその周辺は区画整理の波に飲み込まれずに残ったようで、この道路沿いを中心に2つの商店街組織があるようです。
 「仲町西組」は、東方にある「仲町東組」とともにバス停名にもなっていますが、現在その地名はなく、中葛西八丁目、東葛西七・八丁目にまたがります。江戸川区の商店街マップを頼りにここを訪れたのですが、2つの商店会の範囲や境界が判然としません。環七の西側(中葛西)から歩き始めましたが、「葛西仲町西組商店会」の範囲であるはずのこちらには店舗があまりなく、むしろ住宅地の様相です。環七から東側に進むと密度低く店舗が立地していますが、商店会名称の表示もなく、どうやらいつの間にか「葛西中央商店会」の領域に入ってしまったようです。
 環七も東西線もないころは、おそらくこの通りが地域のメインストリートで、「仲町」や「中央商店会」の名もその現れなのでしょうが、今はほとんど忘れられてしまったようです。駅近くなのに空き店舗や昼はシャッターを閉ざした夜の店も目立ち、全体がくすんだ感じに見えるのは物悲しい思いです。本当はこの商店街のどこかで食事を、と思っていたのですが、そば店も閉まっていて、願いは達せられませんでした。環七との交差点脇に建つ玉崎稲荷大明神の狐様たちも寂しそうです。
 帰ってから区のホームページでこの商店街の構成店の情報をたどると、どうやら仲よし保育園のあたりが両商店会の境のようです。その並びの神社裏手の道沿いにある「シェルボン洋菓子店」も葛西中央商店会の一員とわかりました。それにしても、周辺人口は多いはずなのに、自己アピールがほとんどなく、商店街としての存在感が希薄になってしまった感が強いところです。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

寂寥感ただよう「中央」商店街
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環七交差点付近にたたずむ玉崎稲荷大明神
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[№208]ドレミファ商店会

歩いた日 H25.05.25 【江戸川区】 
 なんとも楽しそうな名前で、思わず鼻歌を奏でながらスキップしてしまいそう・・・そんな空想を抱きたくなる商店街ですが、実態を確かめたくて土曜の昼時に訪れました。地下鉄東西線の葛西駅から環状七号線を南へ向かうバスに乗り、「総合レクリエーション公園」で下車。総合レクリエーション公園は幅100mほどの東西に帯状の大規模公園ですが、その南に公社の堀江団地があって、目的の商店街はその団地の東縁沿い、環七の一歩西側に並行する通り、のはずです。
 で、その通りに足を踏み入れてみると・・・、ドシラソファー。スキップどころか呆然と足が止まってしまいました。団地の脇なので片側は緑が豊富なのですが、その向かいの家並みは、「本当にここが?」と思わせる光景です。確かに商店は数店ありますが、開いているのは中ほどの精肉店「三角屋」くらい。あらら、という感じで通り抜けてしまいました。
 その先の環七沿いの交番でお巡りさんに聞くと、「商店街?」と首をかしげられ、住宅地図を広げて確かに「ドレミファ商店街」の名があるのを初めて知ったという様子。まあ、間違いはないという確証が得られたので、もう一度南から北へ歩き直しです。
 「三角屋」さんで商店街のことを聞いてみると、以前はもっと店もあったんだけど、みんなやめちゃったね、とのこと。隣に鮮魚の「魚芳」がありますが、店を開けるのは夕方からだそうで、全体に夕方にならないと人が来ないようです。「隣に団地があるのに?」と聞いても、「団地の人は来ないね」だって。それではどんな人が買物に来るのでしょうか。
 「三角屋」では焼き鳥が自慢のようで、ここの焼き鳥を求めて千葉方面からもお客さんが来るとのこと。なるほど。誇れる逸品があることが秘訣なのですね。ここで、コロッケとハムカツをひとつずつ、計103円のところ「100円でいいよ」とサービスしてもらい、総合レクリエーション公園の相撲場のベンチで食べました。おじさんが公園のベンチでコロッケを食べている光景はおかしいでしょうかね。結局、鼻歌も出ないまま、再びバスに乗り込みました。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

閑散とした通り。左は堀江団地
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鮮魚「魚芳」と肉の「三角屋」
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[№207]品川駅港南商店会

歩いた日 H25.05.22 【港区】 
 品川駅は品川区ではなくて港区にあります。この駅の港南口といえば、かつては薄暗い地下道から出る場末的な裏町であった時代が長く続いたのですが、今は再開発され、「品川インターシティ」や「品川グランドコモンズ」などの高層ビル群に、ソニー、三菱重工業をはじめとする名だたる企業の本社等が林立する一大ビジネス街へと大変貌を遂げています。周辺には、ウォーターフロントを売り物にするマンション群もあります。新幹線の駅ができてもう10年になるのですね。
 港南口への広い橋上通路は、朝夕は通勤客で大混雑となるのですが、昼食時も相当の人波です。その人波の多くは駅を背に左右の高層ビル群に吸い込まれていますが、今回の目的地は正面に見下ろせる商店街です。遅めの昼食のための立ち寄りです。ここだけ中低層の建物が目立つところで、ランチ営業をする居酒屋を含めて飲食店が主体で、周辺ビジネスマンの食需要に応えているようです。無機質な高層ビル群だけでは疲れてしまうので、こういう空間も必要ですね。
 港南口に昔からあるのは、東京海洋大学(元東京水産大学)と中央卸売市場食肉市場です。商店街の通りをまっすぐ進むと、中小飲食店の集積は途切れ、左に大きなビルが現れますが、その向かいに「肉の消費者センター カネカ畜産」の看板を掲げる店があって、すぐ裏に広がる食肉市場の存在を想起させます。突き当たりに東洋水産の本社ビルが見えるのも港南口らしさというものでしょう。
 駅方向に戻りながら横道を見ると、建物の間にスッと人が吸い込まれる光景が。覗くと幅2m程の路地があって小さな居酒屋等が集まる空間が見え、何かほっとする発見でした。
 さて、昼食ですが、商店街入口脇のビルを見上げると「カレー」の文字があり、そこに行こうと決めましたが店の入口がわかりません。ビルのまわりを一回り歩いて階段があったので昇ってみるとありました。カレー「キラリ」。控えめな店構えですが、15席ほどの店内は賑わっています。ここは食肉市場に敬意を払ってポークカレー大盛りを注文しましたが、何と、ソテー状のポークの固まりが乗ったカレーが登場。このポークがとても柔らかく、カレーもピリリと辛くて非常に美味でした。コーヒーかコーラもサービスでつきます。良い店を発見した満足感にひたりながら駅に戻りました。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ☆☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

駅側から見下ろす商店街入口
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飲食店主体の商店街
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[№206]西小山ニコニコ通り商店会

歩いた日 H25.05.08 【目黒区】 
 西小山駅から西小山商店街(通称にこま通り)を抜けて信号を渡った先に、この西小山ニコニコ商店街が現れます。にこま通りに対して左斜め方向に折れる方向に伸びているので連続感は乏しく、雰囲気もだいぶ異なります。入り口に立派なアーチがありますが、そこから入る商店街はかなり昭和色が強いものです。特に導入部分は、何の店かもわかりにくい時代物の店舗が並んでレトロ感満載です。
 幅4m程度の道で、空き店舗が混じったり一部住宅に建て変わったりした部分もあって、連続性に欠けますが、それでも鮮魚店や日用品店、寿司店等が営業していて、上空の街路灯とともに商店街らしき風情は保っています。小さな交差点があって、その先20mくらいのところにある電器店の上に出口のアーチがあります。商店街はここまで、というわけです。交差点の左右にも若干の店舗がありますが、全部合わせても営業店は十数店というところでしょうか。
 その小交差点の手前にある「三金」は青果店ですが、店先に段ボールを大雑把に積んであるところが庶民的で良いですね。店の主人とご近所のご婦人が親しそうに立ち話をしていました。まさにほのぼのです。また、通りの中ほどにトランクルームが商店街の一構成員としてあるのが少々特異です。
 ところで、「ニコニコ」は商店街名として時折見かけますが、ここではどのような由来なのでしょうか。にこま通りと同じく「西小山」をもじっているのかな。ここの地名はにこま通りと同じく原町一丁目ですが、にこま通りとはかなり賑わいの格差があり、商店街の立地、性格も異なるようなので、もっと独自性あるアピールをした方が良いのではないいかとも思われます。
 周囲を住宅地に囲まれ、おそらく各営業店は独自の固定客を持っているのでしょうが、それらは高齢者層が多いでしょうし、若い世代には縁が薄そうです。このまま寂しさを増していくか、何か新展開がありそうか、興味深いところです。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

アーチがある商店街入り口
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ほのぼのした雰囲気の青果店「三金」あたり
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[№205]西小山商店街(にこま通り)

歩いた日 H25.05.08 【目黒区】 
 東急目黒線沿線で有名商店街と言えば武蔵小山の「パルム」が有名で、全国的知名度を持ち視察団の来訪も絶えない超A級であるわけですが、そのひとつ隣の駅の商店街がどのようなものかとの興味が生じ、昼食時の都内移動の途中で西小山駅に降りてみました。お隣の武蔵小山からの刺激を様々な形で受けているであろうし、それをどう受け止めてがんばっているのかが見たかったわけです。
 目黒区と品川区の境にある西小山駅は地下駅となり、線路の上に広場ができてその周辺にいくつかの商店街が立地しています。西小山商店街は目黒区側の代表的な商店街で、愛称は「にこま通り」。果物の「一実屋」から始まる通りは幅が4m程度で、駅西側の歩行動線軸となっており人通りが多く、住民たちの立ち話や挨拶風景がそこかしこで見られます。誠に生活密着型商店街の様相です。
 業種構成面でもバランスがとれているように見え、食材から衣料品、各種生活サービス店などが200m強ほどの直線道路の両側に展開しています。この手頃なスケール感や生活ニーズの充足度、各店舗のさばけた雰囲気などは非常に好ましく見えます。武蔵小山「パルム」よりも落ち着いた環境と思われ、それでいて程良い活気を感じ、十分に武蔵小山とは差別化できていると見えます。
 中央付近にあるその名も「中央百貨店」はいいですねえ。中通路の両側と奥に青果、精肉、鮮魚、惣菜の店が並ぶ昔ながらのマーケットのつくりで、こういう空間が残されていることがうれしいです。
 さすがに駅から離れると人通りも少しずつ少なくなりますが、西側終端に近いところの食料品店「末広屋」や「清水海産」なども懐かしさも感じる店構えです。その向かいあたりに目黒区立西小山公園があり、商店の並びが途切れるものの明るい空間を提供しており、商店街は共通の「庭」を持っているとも言えそうです。
 中ほどの長寿庵を当てにしていたら定休日だったので、一歩入ったラーメンの「藤平」に、「大盛り無料」の表示に誘われて入りました。大阪中心の店舗展開からの東京進出店のようで、久々のラーメンでしたがその味は気に入りました。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

温かい雰囲気が漂う駅側の商店街入口
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懐かしいマーケット空間の「中央百貨店」
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[№204]あけぼの橋通り商店街(住吉町商工会)

歩いた日 H25.05.04 【新宿区】 
 この通りは、元「フジテレビ通り」と言った方がわかる方が多いのではないでしょうか。今、臨海副都心のお台場で存在感を誇っているフジテレビは、昭和30年代の開局から平成9年の移転まで新宿区河田町にありました。この通りはそのお膝元として賑わっていたところです。昭和55年に地下鉄都営新宿線曙橋駅が開業してからは、駅とテレビ局を結ぶ通りとしてますます賑わいを増したようですが、「主要顧客」を失ってかつての繁華な雰囲気は衰え、「普通の」商店街になりました。
 しかし、商店街を抜けた先に東京女子医大病院があることや、フジテレビ跡地が公団により超高層マンション「河田町コンフォガーデン」として再開発されたこと等から、極端な衰退には至らず、一定の賑わいを保っています。通り全体が住吉町に属し、組織名は住吉町商工会ですが、通り名は「あけぼの橋通り商店街」としてアピールしており、商店街入口のアーチには両方の名が明示されています。
 ゴールデンウィーク中の途中下車で訪れましたが、祝日のわりに閉店率は低く、地下鉄駅から流れ出た周辺住民等の買物の場として機能しているように見えました。テレビ局のお膝元だったせいか、飲食店が多いように見え、その分、食料品の店が少ないようです。日常の食料品は、大半が駅近くのスーパー「三徳」で賄われているようです。
 和菓子の「玉屋」が落ち着いた雰囲気を醸し、生花店が通りに彩りを添えていますが、駅から離れるにつれて通行する人の数は少なくなります。「河田町コンフォガーデン」に吸い込まれる人も多く、テレビ局に代わる商店街の顧客層として定着しているのでしょうか。生活型の商店街としてはもう少し業種の多様性が欲しいとも思われます。
 商店街中ほどに「安養寺」の門柱があり、この地がテレビ局以外にも独自の歴史を持つところであることがわかります。安養寺坂は余丁町方面へ登る風情のある坂ですが、この日は夕暮れ間近だったので入口から覗くにとどめ、駅に戻りました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

曙橋駅(靖国通り)側からの商店街入口
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スーパー「三徳」など
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[№203]江北仲通り商店会

歩いた日 H25.04.27 【足立区】 
 足立区江北の三丁目と四丁目の境をなす小道沿いを主に、古き良き時代の名残を濃厚に感じさせる商店街です。この日は、荒川土手から北に向かう鳩ヶ谷街道側から入ったので、西から東への散策です。おそらくこの道だろうと入った路地の延長上にまず現れたのは民家の一階部分を店にしたつくりの「珈琲ル・ビアン」。ここから街路灯の並びが始まって、商店街であることがわかります。
 左に分かれる道沿いにも中華料理店や蕎麦店などいくつかの店がありますが、連休はじめの土曜の昼下がりとあって暖簾がしまわれているなど閑散としています。
 東方向へ、左右に微妙にカーブする道を進むと、懐かしい佇まいの店舗の並びが見られますが、シャッターが閉ざされ空き店舗化した店も多く、衰退感が否めません。それでも青果店や洋品店、理髪店などがかろうじて営業していて、ほっとさせられます。
 一度、店の並びが途切れ、一般住宅化したものが目立つようになり、左に開発工事中のエリアが現れます。ここは都営上沼田第二住宅だったところで、この商店街はその団地を背景に栄えていたのだろうと想像されますが、今、その役割は失われてしまったようです。団地は再整備の途上のようですが、この商店街が新たな顧客層を獲得して再生することはできるでしょうか。
 多少道が広くなって、再び店舗が現れます。「暮しの店すずき」や青果店、食料品店、電器店、銘茶店、精肉店などが営業しています。人通りは少ないものの、この一角は懐かしい商店街らしい雰囲気です。生鮮品の店が健在なことが救いですね。
 まもなく南北方向の新しい都市計画道路にぶつかって商店街は終わります。見上げると商店街名のゲート灯がありますが、通過する車両からどれだけ認知されているでしょうか。このような目立たない位置にこうしたレトロな商店街空間が残されているのを発見できたのはうれしいですが、この風情が周辺の住宅開発等の波の中で何らかの形で活かされていってほしいと思いますし、そのエネルギーが残されていることを期待したいものです。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

土曜の午後の静かな商店街
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懐かしい雰囲気の商店の並び
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[№202]沼田商栄会

歩いた日 H25.04.27 【足立区】 
 東京駅丸の内北口から「荒川土手」行き(東43)という都営バス路線があって、かつてよく都心の喧騒の中でそののどかな行き先表示を興味深く眺めていたものです。このバスの終点「荒川土手操車場」があるあたりに伸びるのが沼田商栄会です。足立区江北二丁目に属し、操車場が面する「江北バス通り」には、都営バスのドル箱路線のひとつで池袋と西新井を結ぶ「王40」系統も頻繁に走ります。
 どちらの系統でも江北橋で荒川を渡った先に位置し、「土手」下の河川敷には広々とした空間が広がりますが、川沿いに首都高速道路の高架が覆い被さります。商店街は、その高架下から、北東に向かう江北バス通りと、北へ向かう通り(鳩ヶ谷街道)の双方を範囲とするようですが、どちらも店舗密度は高くありません。特に江北バス通り沿いは哀愁が濃く漂います。古い佇まいのままでシャッターを閉ざした建物が目立ち、ミニスーパーの「ピアゴ」が唯一現役商店らしき息づかいを見せるという状況です。
 バス通りとはいえ歩道もなく狭い道で、商店街の立地環境としてはかなり厳しいですね。「鈴木印店」などはレトロ色満載の姿です。そんな中にある操車場で、係員がバスの後退を誘導しているのも懐かしい風景です。バスの乗客は多いのに、ここを歩いて買物する人はほとんどいなくなってしまったようです。西新井、王子、池袋へ便利に出られるので不便はないというところでしょうか。
 一方、土手から北へ伸びる鳩ヶ谷街道は南向きの一方通行で、店舗数は少ないですが、氷川神社の緑で特徴づけられます。右奥には地福寺もあって、落ち着いた雰囲気です。一般住宅化したものが多い中で、「ジャンボたい焼」と掲げる店が慎ましくあったり、その先に「花之枝米店」、「紅屋」菓子店があったりしますが、この通りの商業的な香りはほぼそれで全てという感じです。
 かつては賑わいもあったのでしょうが、操車場という交通ターミナルの存在も活かせないまま、時代に取り残された感の強い商店街です。このあと一歩裏の江北仲通り商店会を歩いてから再びバス通りに戻り、王子方面行きの満員バスに乗り込みました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

江北バス通り沿いのレトロ感いっぱいの店舗
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氷川神社の緑で特徴づけられる鳩ヶ谷街道沿い
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[№201]舎人団地前商店街

歩いた日 H25.04.27 【足立区】 
 ここは、地図で見る限り都区内で最も北にある商店街です。以前、都区内で一番東の「篠崎新町商店街」(江戸川区)、一番南の「六郷土手商店会」(大田区)について書きましたが、今回は一番北へ行ってみようというわけです。ゴールデンウィーク初日の土曜日、日暮里から日暮里舎人ライナーに乗って終点の見沼代親水公園駅で下車、そこから10分ほど歩いてたどり着きます。
 いくつもの中層棟が建ち並ぶ都営舎人町アパートに隣接する商店街で、スーパーの「ライフ」が核的な存在として営業しています。商店街の規模は比較的小さく、東西の100mちょっとの道沿いと、途中から北方向に入る50mほどの路地を範囲とし、この路地から抜けられるライフの駐車場を商店街も共用しているようで好感が持てます。
 小規模ながらも、鮮魚店や米店、豆腐店、焼き鳥店など、庶民の日常食生活に密着した業種の個店が健在で、「ライフ」との共存関係をなんとか維持しているように見え、路面がレンガ舗装されていることもあって明るい感じがします。電器店や自転車店、洋品店なども混じります。5年前に日暮里舎人ライナーができたとはいえ、やはり交通不便な地で、周辺地域の生活ニーズを満たす場としてそれなりに重宝されていると言えそうです。
 この商店街の東端で接する南北道路は、神領堀親水緑道という散歩に適する道で、北端でつながる見沼代親水公園とともに緑のネットワークを形成しており、楽しみながら買物ができる環境に恵まれているとも見られます。各個店の事業環境は厳しいでしょうが、この明るい雰囲気は今後も持ち続けていってほしいと思います。ライフの隣の、商店街西端の区画は整地工事中でしたが、ここには何ができるのかが気になりました。
 ここで昼食と思っていたのですが、手頃な店がなく断念しました。飲食のニーズは少ないのでしょうか。舎人団地からは赤羽や川口方面へのバスが走り、足立区ですが北区や埼玉県との関係が深いところです。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

明るい雰囲気の東西の商店街通り
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豆腐店などがある北へ入る道
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[№200]二葉中央商店会

歩いた日 H25.04.22 【品川区】 
 二葉は、大井町の品川区役所入口交差点から中延に接する第二京浜国道までの東西に長い地区で、東流する立会川の北岸に沿う位置にあって、大井町側から一丁目、二丁目と、四丁目までが連なっています。ここを貫く「三間通り」と言われる道に沿って商店街が連続しており、今回は都内移動途中でJR西大井駅を利用する関係で、同駅に近い中央部の二葉中央商店会を歩きました。
 この一連の商店街も昔はたいそう賑わったのでしょうが、今は櫛の歯が欠けるようにだいぶ寂しくなりました。周辺の人口密度はかなり高いはずなのに、各商店が時代ニーズの変化に十分対応しきれないまま推移してしまったという感が強いですね。昭和62年に横須賀線西大井駅が開業するに際して、このあたりの商店街は結束して駅前再開発での大型店出店を阻止しましたが、そのパワーは自らの変革には必ずしも向かなかったということでしょう。
 これらの商店街がある「三間通り」は東行きの一方通行で、第二京浜に接する荏原営業所から大井町駅に向かう東急バスが走りますが、逆方向の荏原営業所行きは南側の立会川を暗渠にした上の「立会道路」上を走ります。そんな狭い道なので、向かいの店に声が届く環境なのですが、現状ではそうした雰囲気はなくなってしまっています。
 二葉中央商店会部分は、文字通り二葉の中央部分で、JR横須賀線と新幹線のガードの両側にわたり、花水木(?)の並木が美しいですが、駅近くの商店街という賑わいはなく、歩く人もまばらで、シャッターを閉ざした店も多くられます。「フルーツ」の店はありますが、日常の食品が揃う店舗構成ではありません。畳店やタンス店が向き合う位置にあるのが面白いです。
 遅めの昼食をどこかでと期待しましたが、そういう店もこの商店街内には見当たりませんでした。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

人通りが少ない商店街
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フルーツ店などが営業中
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[№199]大島らかん通り商店街

歩いた日 H25.04.20 【江東区】 
 明治通りの五ノ橋から都営新宿線西大島駅がある新大橋通りとの交差点までの区間の商店街ですが、「らかん」の名はこの交差点脇に羅漢寺があることによります。かつてこの地に、元禄時代に彫られた五百体以上の羅漢像を持つ五百羅漢寺という寺があり、大いに人々の人気を集めていたそうです。それが明治になって没落し、二度の移転を経て目黒の地に移ってから再建されたとのこと。確かに、目黒区下目黒の目黒不動尊の隣に天恩山五百羅漢寺があります。
 江戸時代の羅漢寺は広い境内に本堂や回廊、「さざい堂」などを持つ大寺院だったようで、北斎の富嶽三十六景にも描かれ、落語「五百羅漢」の舞台ともなっています。今、ここにある羅漢寺は、上記の羅漢寺とは全く関係がないものだそうで、八王子から移転してきた寺が地元の意向により「羅漢寺」と名を変えたものだそうですが、地元では羅漢さんと呼ばれ、商店街名にもなって親しまれているとのことです。
 北の五ノ橋側から歩くと、まず和菓子の伊勢屋から始まり、どちらかというと通りの西側面の方が店舗が多く連なっています。お茶の「丸玉園」のような古くからやっていそうな店がある一方で、インド料理店がさりげなくランチを提供していたりします。東側面の中ほどには、ちゃんこ料理の「時津浪」がどっしりと構えているほか、羅漢寺に近いあたりでは「からあげのジョー」が異彩を放っています。
 江東区の南北軸のひとつとも言える明治通り上にあって、地下鉄駅前の立地も得た有利な条件の商店街と思われますが、それほど人通りは多くなく、いまひとつパンチに欠ける感じもします。食品販売系の業種店が少ないせいでしょうか。せっかく商店街名に採用している羅漢寺の活用や、五ノ橋下にオープンした三代豊国五渡亭園を活かした亀戸側(五ノ橋豊国通り商店会)との連携など、さらに活性化するための工夫の余地はあるようにも思えます。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

お茶の「丸玉園」など明治通り沿いの商店街
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羅漢寺
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