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ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

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ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

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皆さまのご感想や情報など、お便りをお待ちします。

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[№198]大島銀座通り商店街

歩いた日 H25.04.20 【江東区】 
 全国に銀座を名乗る商店街は数あれど、ここほど哀愁が濃い「銀座」は他にないと思います。亀戸駅から明治通り(五ノ橋豊国通り商店会)を通り、五ノ橋の下に昨年できた「三代豊国五渡亭園」を見学したあと、都営新宿線の西大島駅に向かってそのまま明治通り(大島らかん通り商店街)を南下すると、その途中右側にこの「大島銀座通り」が現れました。
 幅3mもないような道で、商店街のゲート灯と街路灯はありますが、肝心の商店があまり見当たりません。いや、商店はあっても営業している店が少ないのです。土曜の午後ですが、店を空けているのは、クリーニング店に豆腐店にたばこ店など数軒のみ。いずれも相当使い込んだ年代物の建物です。唯一、美容室が近代的な姿で営業しているのが、逆に異質に見えます。
 人通りもあまりなく、周辺住宅地から西大島駅への抜け道の動線にも乗っていない感じです。賑わった時代もあったのでしょうが、ここに「銀座通り」ができたのはどういういきさつなのでしょうか。おそらく、地下鉄がない時代の大島は交通が不便で、地元消費の拠点として機能していたのでしょうね。地下鉄駅ができて人の動線や集積点が変わり、忘れられてしまったということでしょう。
 以前、この商店街のホームページがあったように記憶しているのですが、それも見当たらなくなってしまい、江東区商連ホームページの商店街名簿にも掲載がなくなってしまいました。商店街組織自体が存続しているかどうかも疑問です。「大島銀座通り」で検索しても、ヒットするのは商店街入口付近の居酒屋「大吉」の記事が大半です。
 しかし、懐かしさを求めて散策するには良い空間です。150mほどの「銀座通り」を抜けると、越中島貨物線のガードにぶつかります。貨物列車が一日に何本かしか走らないこの貨物線を区の南北交通に活用する案が検討されているようですが、この商店街の再生にはおそらく無縁の話でしょう。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

越中島貨物線ガード下からみた「大島銀座通り」
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居酒屋「大吉」などの数少ない店舗
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[№197]五ノ橋豊国通り商店会

歩いた日 H25.04.20 【江東区】 
 江東区の亀戸界隈が最近いろいろと面白くなっています。駅北側の亀戸天神近くについ先ごろ、和風の観光交流施設「亀戸梅屋敷」がオープンし、ここやスカイツリーを起点とする水陸両用バスが走り始めたりしていますが、一方の駅南側では、竪川河川敷五ノ橋下に本格的日本庭園「三代豊国五渡亭園」が昨年(平成24年)8月に開園しました。
 三代歌川豊国は江戸時代後期に人気を博した浮世絵師で、「本所五ツ目」(竪川の五つ目の渡し場=今の五ノ橋)に生まれ、生涯を亀戸周辺で過ごし、狂歌師の蜀山人から贈られた「五渡亭」の号を愛用したのだそうです。駅前の京葉道路交差点から五ノ橋に向かう明治通り沿いの商店街は、「亀戸駅前五ノ橋通り商工会」と名乗っていましたが、この開園を機に「五ノ橋豊国通り商店会」と名を改めました。
 駅からは交差点の歩道橋を渡らないといけないのが難ですが、その歩道橋上から商店街の全貌を眺めることができます。銀行やオフィス等のビルも混じる中に、「佐野味噌醤油店」などの老舗も着実な支持を集めているようです。生鮮三品店はなく、地場の生活型商店街とは言えませんが、古くからの洋品店なども見ることができ、歴史ある商店街であることを感じさせます。
 また、駅前交差点やこの通りの周辺はラーメン店が集積するところで、一時期は私もよく通いました。商店街南端の五ノ橋の際には、モダンなビルの一階に「らーめん潤」があります。
 さて、五ノ橋の下にあった竪川は、隅田川と中川を結ぶ東西の運河ですが今は埋め立てられ、そこにできた「三代豊国五渡亭園」は、なるほど日本庭園の風情です。上空には首都高速7号線が走り、その柱が目障りですが、鯉が泳ぐ池の上に朱塗りの太鼓橋がかけられ、東屋もしつらえられています。五ノ橋の下はギャラリーとなり、三代豊国の浮世絵が展示されています。
 この竪川沿いの道が旧千葉街道で、このあたりは歴史資源が様々に埋もれていそうですが、商店街がこれらを活かしてどのような展開をしていけるかが注目されます。因みに、商店街街路灯の柱にある銘板の図柄は「亀戸大根」です。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

「佐野味噌醤油店」などがある商店街
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三代豊国五渡亭園
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[№196]御徒町通り会

歩いた日 H25.04.17 【台東区】 
 この通りに関しては説明をせずともご存じの方が多いと思います。御徒町駅前の春日通りで、上野松坂屋前の中央通り交差点から多慶屋のある昭和通り交差点までを範囲とします。上野の繁華街の一角をなし、上野駅方面との間のアメ横をはじめとするJRの線路に沿った南北方向の多くの商店街がここにぶつかります。たぬき小路などという小さな路地を覗くこともできます。
 御徒とは武士の中でも歩兵ですね。馬を持たない下級武士たちの多くが長屋住まいをしていたところから御徒町と呼ばれたわけですが、そのエリアは主に駅から東の方向のようです。ただ、現在は「御徒町」という地名はなく、この通りの南側は上野三・五丁目、北側は四・六丁目で、「御徒町」は昭和39年の改変で消えてしまいました。しかし駅名はJR「御徒町」のほか、地下鉄日比谷線「仲御徒町」、大江戸線「上野御徒町」と御徒のオンパレードで、これに銀座線の「上野広小路」を加えた4駅を結ぶ位置にあるのが御徒町通り会というわけです。
 JR駅前で長年馴染んだ「吉池」ビルは建て替え工事中で、完成すれば松坂屋と並ぶ新しいランドマークとなるでしょう。それでもこの乱雑な雰囲気は容易には変わらないでしょうね。小さな飲食店などの並びの中に、アメ横からはみ出したような鞄や靴の店なども混じり、混沌とした盛り場の風情を生み出しています。御徒町といえば、最近は宝石類の店の集積で知られますが、それはここから南一帯で、この表通りにはそうした雰囲気はほとんどありません。
 この日ここに降りたのは昼食目的で、お目当ては、御徒町通り会には属さないかもしれませんが駅改札を出てすぐ右にある「パンチョ」というスパゲティ店。「ナポリタンとミートソースがあればいい」という表示の狭い階段を降りていく地下店舗で、小、並、大盛が同じ値段。並でも満腹になるボリュームで味も良し。入店したのは2度目ですが癖になりそうです。
 そういう様々なこだわりがおもちゃ箱のように詰まった上野一帯のメインストリートがこの通りなのです。奥深い上野の探索の起点といっても良いでしょうね。北面の上野御徒町中央通りの入口角には江戸風の時計塔ができていました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

雑多な雰囲気の商店街
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時計塔がある東側の通り
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[№195]石原中心会

歩いた日 H25.04.13 【墨田区】 
 石原地区の蔵前橋通り沿いに続く4つの商店街の中で、「中心会」を名乗るとなれば、ここが最も密度高い商業集積があると期待しますが、実際の店舗密度や人通りは前後の商店街とほぼ同様で、特に顕著な「中心」性は見出しにくい様相です。他の3商店街と違うのはアーケードがあることですが、それもかなり年季が入ったもので、しかも途切れている部分も多く、区商連ホームページでの「下町情緒の残る・雨宿りできる商店街です」という紹介文も少々虚しく響きます。
 もうひとつ、地元スーパー「福助」の存在がありますが、蔵前橋通りに面してあったという建物は壊され、おそらくマンションになるであろう工事中です。その後ろの建物で健気に営業していますが、「中心」の核としては目立ちにくいようです。しかし、その向かいに青果店があったり、それらの入口角で和菓子や米飯を扱う「尾張屋」は地区の老舗という感じの風格を漂わせており、かろうじて「中心」性の名残を感じさせます。
 店名を見て歩くと、小料理の「なんでやねん」や、パンの「らんらんベーカリー」など、楽しそうなものもあり、それぞれが周辺住民の支持を得ているのでしょう。「たいやき」の赤い幟の店で、この日の間食用に、鯛焼きを3つ買いました。ふぐ・ちゃんこの大きな赤い提灯の「鳥義」などでは、夜は地元のおやじさんやお兄さんたちが賑やかに語り合うのでしょう。
 区商連ホームページ上の紹介文では「戦後の復興とともに作られた商店街」とのことで、かつては賑わっていたのでしょうが、現状では鉄道駅から離れた立地で人の流れをつなぎ止めるのはなかなか難しそうです。老朽化したアーケードの維持も大変ではないでしょうか。ところで、「石原」は「いしはら」ではなくて「いしわら」なのですね。石原の名は、隅田川の石の河原からきているそうですが、三丁目のこのあたりは隅田川からは少々距離があります。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

途切れながらもアーケードのある商店街
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「尾張屋」などの並び
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[№194]石原二丁目商店会

歩いた日 H25.04.13 【墨田区】 
 墨田区の南部を東西に貫く蔵前橋通りの石原一丁目から四丁目にかけて、石原一丁目商店会、石原二丁目商店会、石原中心会、石原四丁目振興商店会という4つの商店街が丁目ごとに連なっています。この日は、本所吾妻橋から地蔵共栄会を抜けてきたので、蔵前橋通りに出たところが石原二丁目でした。
 石原地区は、JRの両国、錦糸町の両駅からやや距離があり、特に大型店の立地も見られず核の形成が難しいらしく、4商店街にわたり商店が密度薄く散在している様相です。石原二丁目商店会もその典型で、商店街としての印象は薄い感じです。沿道にマンション建設なども進む中に古い建物が残るという風景ですが、特に強く目を引く商店があるわけではありません。
 西側交差点角に「石原呉服店」と掲げる古い2階建て建物がありますが、シャッターが固く閉ざされています。その並びで鞄店がディスカウント風の値札を付けて営業しているのがうれしく思えます。家庭用品店の「稲垣商店」は、昔ながらの金物店という感じで、昭和建築というべき建物が懐かしく、こういう店が並んでいた時代を彷彿させますが、今は人通りの少ない中で寂しげな佇まいです。
 あてにしていた蕎麦の「寿々喜屋」は閉まっていて、ここでも昼食機会を逃しました。区商連ホームページ上の商店街の紹介文では「駅まで足を延ばさなくてもお買い物を楽しんでいただけるように、また地域の皆様に楽しんでいただけるようなイベントを開催しています」とありますが、生鮮品店もない構成では、やはり駅まで足を延ばさないといけないようです。何か集客力のある名物店のひとつでもあれば、逆にそこを中心とした人の流れができるかもしれませんね。
 東へ進んでアーケードが見えてきますが、そこは次の石原中心会です。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ☆☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

人通りの少ない蔵前橋通りの商店街
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家庭用品「稲垣商店」など個人商店の並び
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[№193]地蔵共栄会

歩いた日 H25.04.13 【墨田区】 
 地下鉄都営浅草線の本所吾妻橋駅から浅草通りを西へ、区役所通りの交差点を超えて、角に「こんぶの岩崎」がある次の信号から南へ続くのが地蔵共栄会の通りです。源光寺がある春日通りまでほぼ南北一直線で、狭いながら両側に歩道がつき、車道は南方向の一方通行です。喧騒を極める浅草やスカイツリーを間近に控え、多少は人の流れが滲み出していると思いきや、案に相違して嘘のような静けさです。
 通りには商店が連続しているわけではなく、空き店舗も多く見受けらます。「商店街」や「商店会」を名乗らず「共栄会」なのも頷けます。しかし、建物が概して古く、昭和の下町情緒が色濃く感じられるのは、幼少期の記憶を呼び起こされるようで良いですね。「駄菓子屋」と呼ぶにふさわしい小さな店先に子どもたちが群がっているところなど、まさに昭和の風景の再現といった感じです。お好み焼き店が昼間から何やら賑やかに盛り上がっているのも下町らしい風情です。
 事前の情報収集で昼食のあてにしていた蕎麦店「美加和屋」は土曜のせいか閉まっていましたが、そのはす向かいでこれまた懐かしい構えのフライ・惣菜の「駒形軒」にはお客さんの姿が見られました。その並びには銭湯「星の湯」もあります。
 さて、区商連ホームページでの紹介文では、「篠塚子育地蔵尊のお地蔵様を守る商店街」とのことですが、そのお地蔵様は、年代物の建物に挟まれた幅1m強ほどのところに佇んでいらっしゃいました。漫然と歩くと気付かずに通りすぎてしまいそうです。新田義貞が鎌倉の北条氏を攻めるのに加護があったのが起源とのことですが、義貞は武蔵の西郊を鎌倉に向かったはずで、なぜこの地にその地蔵尊が安置されたのか疑問です。その後、太田道灌らの篤い信仰も得たようで、安産の地蔵として多くの人に親しまれたそうですが、東京大空襲で地蔵堂が焼失するなどの経緯で今の姿になったとか。それにしても慎ましいお地蔵様です。
 こうした歴史にも縁がある通りをうまくPRし、下町散策コースのひとつとして浮上させることはできないか、などと考えるのは余計なお世話というものでしょうか。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

懐かしい構えの「星の湯」や惣菜の「駒形軒」など
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建物に挟まれ慎ましく佇む篠塚子育地蔵尊
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[№192]五反田駅前商店会

歩いた日 H25.04.08 【品川区】 
 平日の都内移動で、昼食場所を求めて少し回り道し、山手線で五反田駅に降り立ちました。西口側にも目黒川を挟んで商店街が広がりますが、この日は東口へ。東急ストアを右に見て駅から東に続く大通りは、かつてソニーの本社があったことからソニー通りと呼ばれますが、正式な?愛称は八ツ山通りだそうです。五反田駅前商店会は、この通り沿いの駅前から信号2つ分くらいの区間が範囲のようです。
 駅前の歩道橋からこの商店街の全貌を見下ろすことができます。通りの両側の多くが高いビルで埋めつくされ、行き交う人もビジネスマン風が多く、庶民的な雰囲気や生活感はあまり感じられません。歩道を歩いても、銀行やコンビニ、カラオケ店や紳士服チェーン店、ファミレスなどが目立ちます。
 そんな中で目を引くのは、味噌・醤油の「坂本商店」。大正10年創業で全国各地の味噌を量り売りしているそうで、オフィスやマンションなどが多い無機質なビル街の中で健気に和の風情、うるおいを醸しだしています。中野や大森などにも支店があるようですがここが本店。有名店のようで、この日も熟年客が暖簾をくぐる姿が見られました。
 そしてその隣が「手作りカレー」の黄色い看板の「HOT SPOON」。昼食は迷わずここに決めました。ここも人気店のようで、1時を過ぎても満席です。牛すじ煮込みカレーを注文。「大盛り無料」の表示に思わず大盛りを頼んでしまい、どんなボリュームで出てくるか心配になりましたが、美味しく完食できる量だったのでひと安心。接客も気持ちよく、真面目なこだわりを感じました。臨席では外国人ビジネスマンの二人連れが会話をしながら普通にカレーを食べているのが、少々不思議な気がしました。
 さて、この通りの一歩裏の一帯は五反田有楽街で、入口からすぐのところに風俗店案内所があったり、夜は誘惑満載となるエリアです。昼はさすがに閑散としていますが、駅の東西の間近にこのような歓楽スポットが集積するのが五反田の特徴でもあるわけです。有楽街の延長上には清泉女子大や島津山の高級住宅地もあるわけで、そのコントラストが面白い街とも言えます。五反田駅前商店会は、健全な表側の顔というわけですね。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

駅前歩道橋からみた五反田駅前商店会
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「坂本商店」と「HOT SPOON」の並び
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[№191]新橋柳通商店会

歩いた日 H25.04.04 【港区】 
 JR新橋駅の烏森口からニュー新橋ビルの左の烏森通り(烏森商店会)を進み、最初の信号交差点から左に入るのが新橋柳通りです。等間隔に設置された街路灯に、4つずつ「志ん橋柳通り」の提灯が下がっているのがユニークです。
 港区商連のホームページからリンクする「新橋タウン情報」での紹介地図では、この商店街の範囲は次の信号までの100mほどのようですが、通りの名前は前後も含めて柳通りとなっているようです。この日は都内移動の途中で南から北へ通り抜けました。
 新橋駅に近いため、飲食店やカラオケ店などが目立ちますが、その中に理髪店や釣り道具店なども混じっています。このあたり、夜は歓楽街となりますが、昼に歩けば猥雑さはほとんど感じません。ランチタイム以外には誘惑も少なく、あっと言う間に通り抜けてしまいそうなところです。大半がビル化されていますが、南側東面の一角には2階建ての古い建物が残っていて、居酒屋などになっているのがやや親しめる風景です。
 南側の信号の向かいにはJRAの「ウィンズ新橋」があり、ちょっとしたランドマークとなっていますが、それに向かい合う商店街角が青果店というのも面白いとりあわせだと思います。平日の昼間で「ウィンズ新橋」も閑散としていました。
 ふと気付くと、「柳通り」というのに、この商店街区間の並木は柳ではなく、商店街区間を抜けたウィンズの先からが柳並木となります。その柳並木区間も飲食店等が続き、雰囲気がやや地味になって、私はそちらの方が落ち着いた気分になれますが、それも程なく環状2号線(マッカーサー道路)の建設工事で分断されてしまいます。
 道路は一方通行ですが、商店街区間は片面にパーキングメーターが置かれて半分駐車場化しているのも、風情を薄める要因になっているのかも、と思いました。提灯だけでなく「柳通り」らしい演出を工夫すれば魅力を倍加する可能性もあるのではないかとも思います。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

街路灯に提灯が下がる商店街
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青果店の向かいに「ウィンズ新橋」
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[№190]日の出会商店街

歩いた日 H25.03.30 【台東区】 
 アサヒ商店街の続きが日の出会商店街とは、示し合わせたようなネーミングですね。吉野通りの東浅草二丁目の信号から土手通りの吉原大門まで400mほどの商店街です。通りの南面は東浅草二丁目、北面は日本堤一丁目です。やはり両側歩道つきの2車線道路で、都営バス「上46」系統が走り抜けますが、商店街内にあるバス停は台東区のコミュニティバス「北めぐりん」のものです。
 店舗密度や業種構成などはアサヒ商店街と比べてやや散漫な感じがします。商店街内や周辺にビジネス旅館なども混じり、このあたりが山谷に近い労働者のまちであることを伺わせます。建物は3~4階建てのビル化しているものも多いですが、その間に挟まるように時代を感じさせる古い建物の店舗があったりします。豆腐店のほか、酒店の「千葉屋」や喫茶店などが、昭和建築の魅力を漂わせながら営業しています。黄色い看板の「レストランシャトレ」は瓦葺き2階建てのなかなかどっしりした建物です。中ほど交差点角の「一八寿司」も存在感がありますね。
 吉原大門が近づいても賑わいが増すわけでもなく、少々拍子抜けの感じもします。台東区商連ホームページの紹介文によれば、関東大震災後「吉原大門通り日の出会」として誕生し、吉原との関係が深く、桜鍋・鮨屋そして床屋などが並んだのだそうで、戦後再発足したものの昭和33年の吉原遊郭廃止で大打撃を受けたとのこと。その後「街を明るく美しく」と活性化に努め、「浅草北部指折りの景観商店街として復活をとげた」のだそうですが、今の賑わいは乏しく、衰退感が否めません。
 吉原大門側出口のすぐ手前には警視庁第六方面本部の建物がものものしくそびえ立ち、人々の通行に目を光らせているように見えます。そば処「大黒屋」に入り、昼食に大もりそばをいただきました。とても素朴な味でした。この商店街と吉原の関係を聞いてみましたが、ご主人はここで昭和28年からやっているけれど、あまり関係はないね、とのことでした。遊廓街とともに栄えたのはやはり戦前の話だったのでしょう。今はひっそりとした商店街になっています。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

新旧の建物が混在する静かな商店街
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そば処「大黒屋」とその周辺
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[№189]アサヒ商店街

歩いた日 H25.03.30 【台東区】 
 浅草の北にあたる台東区北東部一帯は、鉄道交通が不便なところです。しかしそのために、古き良きものがよく残っているところでもあります。観光客でごった返す浅草の喧騒を背に、南千住行きの都営バス「東42乙」で北へ。待乳山聖天、今戸神社などを車窓に見て清川一丁目で下車。目の前の交差点から左へ続くのがアサヒ商店街です。左右入口の時計つきのゲート標識が迎えてくれます。
 両側歩道つきの2車線道路ですが、いやあなかなか良い感じの商店街ですねえ。交通量がそれほど多くないので随時右左に横切りながら西へ向かって歩きます。建物は新旧混在ですが、店舗上部の看板は(全部ではないものの)左右に連続するようなシックなデザインのベースに統一されていて、好感が持てます。シャッターを閉ざしたままの店も多いのが残念ですが、総じて生活密着型の業種が多く、地域とともに生きる商店街という感じです。
 なぜか飲食店、食品店が多いように感じますね。そば店や寿司店、和風の構えのカレー店「ニューダイカマ」、喫茶「ラブ」、活魚料理の「光」、「谷島豆腐店」など。寿司の「松むら」は、統一看板の下に独自の「稲荷寿司」の看板を掲げ、文字の横に赤い鳥居を描いているのがユニークです。「マルイ洋品店」が店先の一角でたこ焼きを売っているのも面白いですね。
 比較的新しい建物でも、店の雰囲気はどれも昭和の香りが濃厚です。子どものころにこういう店があったよなあ、と思うような風情の店が並んでいます。中ほど交差点角の「秋元園茶舗」などはシャッターが閉ざされているものの歴史を感じる昭和建築ですし、昭和30~40年代ごろに流行った長屋風の建物が古びた佇まいで残っているのも、残しておきたい風景です。店の奥に店主が座って、時折ハタキで埃を払っていそうな書店などもあって、懐かしいです。
 商店街のホームページによると、「江戸末期から明治期にかけてこの辺りは東京一の別荘地とされた地域」だったそうですが、今は「山谷」が近いこともあって庶民的な空気で満たされています。「鳥泰」のやきとりにも惹かれましたが、東側入口付近の「肉の上岡」まで戻って、午後の間食用にコロッケとハムカツを買いました。西に抜けて吉野通りを横切ると、日の出会商店街に続きます。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

アサヒ商店街の東側入口
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看板が統一された店舗の並び
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[№188]三角商店会

歩いた日 H25.03.23 【江戸川区】 
 地下鉄の葛西駅、船堀駅、一之江駅を結ぶ三角形の中心付近、道が三方から集まる三叉路にある都営バスの停留所が「三角」(さんかく)です。ここは、全国の親水公園の先駆けとなった「古川親水公園」があるところですが、今回ここを訪れたのは「新川千本桜」を観るためでした。
 例年になく桜の開花が早い今年、商店街に近くて手近な桜の名所を探したらここになりました。新川は、江戸初期に狭くて屈曲の多い古川に代わって開削された運河で、江東区の小名木川と合わせて行徳の塩や東北の米などを江戸に運ぶ物流の大動脈でした。この新川の両岸に桜を植樹し、江戸情緒の街並みを整備しようとする「新川千本桜計画」が江戸川区により平成19年度から進められているのです。
 葛西駅からバスで新川橋を渡って三角で下車。商店会はこの三叉路から三方向に伸びていて、全体に店舗密度は高くありませんが、新川橋前後のバス通りには、鮮魚店「魚信」や、「ペンと毛筆」の店、和菓子の「伊勢屋」、喫茶「マリン」、きしめんの「ふじや」など個性ありそうな店が続いています。
 さて、新川千本桜です。3月半ば過ぎというのにもう七分咲きくらい。両岸に遊歩道が整備され、川を跨ぐ木製デッキの広場も設けられて、良い風情です。来てよかった。遠くに東京スカイツリーも見えます。桜はまだ若木ですが、立派に根付いています。計画はやや縮小されたようですが完成は平成26年度とのこと。江戸川区を東西に貫く桜の帯ができあがることになります。
 三角の三叉路に戻って、船堀方向の陣屋橋通りへ。特に目を引く店舗に出会わないまま、東船堀商店会の領域に突入してしまいますが、今回はここで折り返し、一之江通りから分岐する二之江中央通りへ。ここも三角商店会の領域のようで、「釣船・屋形船」の店などもあります。このあたりは旧地名が「二之江」というのですね。三角の三叉路に面する部分も自転車店や酒店などがありますが、商業的賑わいは乏しく、むしろ区の葛西図書館の存在が目立ちます。
 三叉路近くのそば処「砂場」で昼食にしました。大せいろをいただきましたが、しっかりした味わいの蕎麦でした。1時を過ぎているのにお客が絶えず、建物は新しいけれど長く親しまれている店のようです。蕎麦の味わいと花見ができた満足感を抱えて、バスで船堀駅に向かいました。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★★★☆

三角の三叉路(商店密度は高くない)
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新川千本桜
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[№187]蒲田東急駅前通り会

歩いた日 H25.03.20 【大田区】 
 蒲田駅でJRの線路に直角に突き当たるのが東急多摩川線と池上線。どちらも3両編成の電車が行き交う下町のローカル線です。JRとの接点には東急プラザのショッピングセンタービルがありますが、それを背に東急の高架線路の右側に貼りつく幅4mほどの道がこの商店街です。ほぼ完全に夜の飲食街で、「バーボンロード」の愛称があります。
 並行して「サンロード」、「サンライズ」という、いずれも「蒲田西口商店街振興組合」に包含されるアーケード街があり、そちらは昼型商店街として喧騒を極めています。こちらのバーボンロードは昼はひっそりとしていますが、隣の大きな組織にも飲み込まれずに独自の組織を形成しています。
 片側は東急の高架下で、その向かい側も含めて、居酒屋やスナック、アジア料理店などがひしめいています。夜は飲んべえたちのパラダイス空間になるのでしょうが、祝日の昼間ではその雰囲気を窺い知ることはできません。きっとおやじ臭が濃厚な酔どれ横丁なのでしょう。でも、店によっては素敵なママがいたりするのでしょうね。
 そんな中に、コインランドリーなどが混じっているのが面白いと思います。どういう人が利用するのでしょうか。また一部には昼間から営業している中華などの料理店もあり、昼1時過ぎという時間帯ですが、出入りする人の姿はほとんど見られませんでした。
 一方、東急プラザ側の入口角の高架下には「24時間営業中」という「磯丸水産」が海鮮類の丼ものなどを提供していて、ここにはそこそこの客が入っていました。ここだけは東急プラザから滲み出た人の通路の立地が生きている感じです。
 多摩川線(元目蒲線)と池上線の歴史は古いですが、この商店街はいつごろからあるのでしょうか。「東急駅前通り会」の名入り街路灯とともに居並ぶ看板の店名を見て歩くだけでも楽しいところです。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

東急プラザ側の「バーボンロード」入口
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線路沿いにひしめく飲食店群
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