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ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

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ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

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皆さまのご感想や情報など、お便りをお待ちします。

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[№153]お茶の水茗溪通り会

歩いた日 H24.12.24 【千代田区】 
 世の中一般はクリスマスイブという日、そんなこととは縁遠く、三連休も仕事が目一杯というおじさんの私は、ちょっとだけ寄り道で遅めの昼食を兼ねてお茶の水駅に下車。かつて十年間ほど通勤の乗り換え駅にしていた駅ですが、最近は降りることも少なくなりました。大学や病院などを控えているので、平日ならば行き交う人が多い街ですが、三連休最終日は何か空虚な雰囲気が漂っています。
 JRお茶の水駅には東の「聖橋口」と西の「お茶の水橋口」という2つの改札があり、駅の南側でその2つの改札口を結ぶ位置にあるのが茗渓通りです。商店会のホームページがあって、江戸時代にこのあたりの神田川両岸が景色の良い崖だったことが「茗渓(めいけい)」の名の由来と書かれています。しかし、両側に建物がびっしり並んだ現在の通りから神田川を見下ろすことはできません。
 飲食店が多い店舗構成ですが、丸善の書店と文具店はかつてよく利用していたところです。書店の丸善の前ではいつも何かのワゴンセールのようなことをやっていて、人だかりが絶えません。道路北面の中ほどに「レモン画翠」があって、ここは建築やデザイン関係の学生さんや専門家の御用達の店です。デザイン用品や画材などの品揃えが豊富です。以前は向かいの丸善文具店の二階にも店舗があって、私もよく図面作成の関連用品などを買いにきていました。今はパソコンでマーキングや色塗りの処理などもしやすいですが、手作業の時代はこれらの用品が結構重宝したものです。
 さて昼食ですが、時刻も3時に近く、休日で閉じている店も多いですが、聖橋側に近い部分に2mほどの狭い間口の飲食店が数軒並んでいる一角があります。この風景は以前から変わりません。よくもこんなに凝縮したものだと見るたびに感心します。しかも一階と二階が別店舗だったりもします。迷った挙句、その隣にある「楽釜製麺所」でうどんを食べました。東方見聞録や月の雫などの居酒屋チェーンと同じ系列のようです。
 周囲には湯島聖堂やニコライ堂など見どころも多いところですが、身近過ぎて逆になかなか訪れることなく、忙しく通りすぎるだけの街になってしまっているのが申し訳ないような気もします。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ☆☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

「レモン画翠」などが並ぶ休日の茗渓通り
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見事に建て詰まった飲食店の集積
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[№152]芝浦商店会

歩いた日 H24.12.19 【港区】 
 田町駅界隈で昼食にしようと途中下車。三田側ではなくて反対の海側へ。こちらは芝浦口(東口)というのですね。芝浦商店会は、この芝浦口を降りた駅前通りの新芝橋までの左側と、新芝橋を渡った先の右側一帯を範囲とするようです。全域が芝浦三丁目に属します。
 芝浦は、江戸時代までは海の中。すべて明治以降の埋立地で、文明開化のころは海水浴や月見の名所でもあったとか。戦前は花街としても発展し、芝浦芸者が隆盛を極めました。その後は工場や倉庫が建ち並びましたが、今はオフィス街の様相が濃くなっています。商店街のある三丁目には、芝浦工業大学や東京工業大学附属科学技術高校などもありますが、学生街の印象はあまり感じません。
 新芝橋手前の駅側は、ビジネスマンや学生向けの飲食店が並んでいます。駅前の広い道路に面しているので明るい感じです。そして新芝橋を渡ります。芝浦は運河が数多く走り、どこに行くにも橋を渡らなければならないという島の街なのです。商店街のある「島」内の道路には愛称がつけられていて、駅前通りの延長が「なぎさ通り」、それに交差する道路には「ももよ通り」、「かすみ通り」、「しおかぜ通り」、「さざなみ通り」などの名がついています。
 「なぎさ通り」は駅前からの延長の雰囲気ですが、交差道路に入ると少し印象が異なります。全体に飲食店が圧倒的に多いですが、「しおかぜ通り」などを歩くと表通りの飲食店とは異なるひと時代前の空気を感ずる店や古い建物を活かした店なども見受けられます。そんな雰囲気の店で昼食にしようと、「藪そば」に入り、カレー南蛮と半ライス(900円也)を注文しました。周囲が高層ビル街に変貌する中でなぜか低層のまま残ったところで、昭和の「食堂」の雰囲気を感じさせる蕎麦店です。午後1時を過ぎた店内は空いていて、ストーブの前の空席に猫が大人しく座っていました。
 旧海岸通り沿いには、2階建ての建物を使った饂飩店などもありました。時間をかけて歩けば歴史を感じさせる資産を見ることもできるのかもしれませんが、師走の慌ただしい中での昼食タイムだったので、再びビジネスマン達の流れに混じって駅に吸い込まれました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ☆☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

駅前通りの延長の「なぎさ通り」
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猫がいた「藪そば」
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[№151]ユースロード上野

歩いた日 H24.12.16 【台東区】 
 日曜日は生活型の商店街は休業の店が多いので、繁華街の商店街を歩くことにしました。師走の上野界隈ではアメ横の賑わいがダントツですが、上野、御徒町駅周辺には他にも商店街が入り乱れています。この日は、アメ横に並行して上野駅と御徒町駅付近を南北に結ぶ何本かの通りのうち一番東側で昭和通りに近く、最も裏町的でB級度が高そうな「ユースロード上野」を歩きました。
 台東区商連のホームページの紹介文によれば、ここは戦後、アメ横用商品供給のための卸問屋の倉庫街となっていたところだそうで、その後、現マルイの開業と前後して商業の街に変貌してきたとのことです。上野側から入ると、マルイの大きな建物の左脇から入る形ですが、マルイの大きな建物が右側に壁のようにそびえていて、商店街としては不利な環境のようです。
 上野のマルイは、かつては京成百貨店だったことを思い出します。京成デパートは、最盛期には1都2県に5店舗を展開していましたが、今は水戸にあるだけです。時代の変化を感じますね。ただ、上野のマルイは今でも京成が建物の所有権を持っているようです。
 さて、今のユースロードは、繁華街の裏町的な位置にあるだけあって、飲食店、喫茶店などが多くを占める中に、マッサージ店などが目立つようです。ただ、昼間の時間に歩く限りでは、いかがわしさはほとんど感じません。アロママッサージ店の派手な入口の隣に「油そば」の店があったりします。「マドンナー」という名の喫茶店には思わず頬が緩みます。
 進むにつれて、やや古そうな建物の料理屋なども現れますが、ビジネスホテル、カプセルホテルなどもあります。上野駅のターミナル性が薄れつつある現在、ここにはどのようなお客が宿泊するのでしょうか。駅とは無縁の別の需要も多々あるのでしょうね。
 中ほどの東西の道との交差点角にある「武骨」は行列のできるラーメン店として有名です。この日も店外に10人ほどの行列ができていました。そこから先、少し人通りが少なくなって、間もなく御徒町駅近くの春日通りにぶつかります。一駅間の長さを持つ商店街ですが、やはり裏町的でやや捉えどころのない印象がぬぐえないままです。それにしてもなぜ「ユースロード」なのかな。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

マルイの裏にあたる通り沿いの喫茶店など
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ホテルも何軒かあるユースロード
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再び歩いた日 H28.04.29
 ゴールデンウィーク初日の「昭和の日」に上野へ行ってみましたが、アメ横や上野公園は人波で酔ってしまいそうなので、線路の東側へ移動。この界隈は近年、アメ横側も含めて屋台型の店舗が増えたように感じます。上野東京ラインの開通なども背景に、業態構造が微妙に変化してきたのでしょうか。
 ところで、このあたりには、「純喫茶」への関心が最近急速に高まった私が興味をそそられる店がいくつかあります。「ギャラン」や「丘」も良さそうですが、線路近くの喧騒を逃れてまた丸井の横のユースロードへ。「王城」も魅力的ですが、名前がユニークな「マドンナー」へ入店しました。1階、2階、地階がありますが2階へ。ゲーム機のテーブルが並び、カーペンターズ等の曲が流れ、まさに昭和レトロ喫茶。一人客から3人ほどのグループまでがそれぞれの時間を過ごしています。
 食事と飲み物つきで700円均一というのも良いですね。外は風が強い日でしたが、ミートソースとコーヒーで一人ゆったりとした時を楽しみました。こういう空間、ずっとあり続けてほしいと思います。
(「王城」にも後日行きました。満席になるほど、人気店であることが伺えました。)

純喫茶「王城」
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[№150]原町商店会

歩いた日 H24.12.12 【品川区】 
 品川と鶴見の間を大森・川崎経由の東海道本線と別ルートで結ぶ貨物線を「品鶴(ひんかく)線」と呼んでいましたが、これが旅客線化されて横須賀線の列車が走り出したのが昭和55年、そして駅がなかった品川区内に西大井駅ができたのが国鉄民営化と同じ昭和62年でした。
 この開業前は、旧大井原町と重なる西大井二丁目やその周辺の人々は、滝王子通りとも呼ばれる道と池上通りを走るバスで大井町駅に出るのが一般的でした。品鶴線の原踏切の手前にバスの折り返し場があり、「原小学校」が終点バス停でした。この西大井駅開業前後の時期に西大井4丁目の住民であった私は、そんな当時の記憶を呼び覚ましながら、久しぶりにこの商店街を歩きました。滝王子通りと、交差する西大井本通りの一部を範囲とする商店街です。
 西大井駅開業後、バス路線は同駅まで延長され、元の折り返し場は公園になっています。バス停名にもなっていた原小学校はすでになく、伊藤中学校に合体して小・中一貫校の「伊藤学園」になりました。バス停名は「大井原町」と旧町名を復活させているのがうれしいですね。
 西大井駅前は2次にわたる再開発事業で高層マンションが並び建ち、その低層階に商店が入りましたが、それほど大きな商業集積ではありません。それでも人の流れが大きく変わり、原町商店会は当時からさらに寂しくなったように思います。人通りはまばらで、空き店舗化した建物や、土曜ですが店を閉めているところもあります。西大井二丁目郵便局は当時と同じ佇まいで営業していますが。
 原踏切手前で、当時は確か「いなげや」だったスーパーは、「文化堂」に変わっていました。商店街の範囲はここまでですが、踏切先の右側には伊藤博文公の墓所とそれを囲む森があります。この踏切を渡った先の一方通行道路にもかつては荏原営業所までのバスが走っていて、「元伊藤町交番前」などという名のバス停があったことを思い出します。そんな感傷にひたりながらも、昼食時でしたが結局商店街内での食事は諦め、西大井駅前に出てしまいました。ここから電車で、東京駅まで15分足らず、湘南新宿ラインもあって新宿までも同程度の時間で行けるとう環境の地域なのです。駅近商店街としての再起は夢でしょうか。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

人通りまばらな滝王子通りの商店街
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西大井本通りの街並み
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[№149]滝王子商店会

歩いた日 H24.12.12 【品川区】 
 昭和60年代のはじめごろに西大井地区に住んでいた関係で、今もこの近くに通う用事があり、そのついでに久しぶりにこの通りを歩きました。池上通りの大井町と大森の中間にある大井5丁目の交差点から西に入る道が通称滝王子通りです。歩道のない狭い2車線道路ですが、大井町と西大井駅を結ぶ東急バスが走ります。
 品川区の大井地区の地名は、大井、西大井、東大井のそれぞれ○丁目という味気ないものになっていますが、昔の地図を見ると、大井滝王子町のほか、大井山中町、大井原町、大井倉田町など、惹かれる地名が多くあったことがわかります。滝王子通りは旧大井滝王子町の中心通りで、近くに滝王子稲荷があります。
 大井警察署の前を過ぎたあたりからこの商店会の範囲になるようですが、全体に店舗密度は高くありません。印象としては昭和60年代とそれほど変わらない感じです。平日の昼時ですが人通りは少なく、活気に乏しいですが、それでも肉の「鳥安商店」と青果の「南部屋」が営業しているのが救いです。中ほどにある割烹の「大井竹むら」は、建物は新しくなっていますが昔からここにあるという落ち着いた風情です。「森田屋」という比較的新しめの食堂を発見しましたが、昼時ですが入るのを躊躇して結局通りすぎてしまいました。
 大井警察から2つ目の信号までがこの商店会の範囲で、その信号の手前にあるバス停が「伊藤学園」。伊藤学園とは私立学校のような名前ですが、区立の小・中学校です。昔ここは伊藤中学校でしたが、品川区は小中一貫校の整備を進めており、ここもそのひとつです。9年間同じ学校に通うわけですね。因みに、「伊藤」とは伊藤博文に由来し、初代内閣総理大臣であった伊藤博文公の墓所が、この先の横須賀線踏切を渡った向こうにあり、そのあたりの旧地名は大井伊藤町でした。
 この信号をわたると原町商店会が続きます。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

交差点角の青果店「南部屋」
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昔と変わらない雰囲気の商店街
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[№148]かんかん森商興会

歩いた日 H24.12.08 【荒川区】 
 地下鉄日比谷線三ノ輪駅付近から北西方向に伸びる正庭商栄会の中程に西側からぶつかる道があり、そこに「かんかん森通り」の標識があります。正庭商栄会と同じくここも桜並木の道ですが、冬の今は木々も裸です。「かんかん森」という不思議な名前に惹かれて、以前入手していた「荒川区日暮里まちあるきマップ」を手に東から西に進みますが、桜の木の下の街並みは商店街らしくなく、営業店はところどころに点在、という感じで、明らかに空き店舗という建物も目立ちます。
 風格ある昭和建築なのに「金物荒物」なんていう看板を掲げたままシャッターに「テナント募集」などのポスターが貼られた姿などは痛々しく見えます。一般住宅やマンションになったところも多くあります。地名はいつしか東日暮里一丁目から二丁目に変わり、信号のある交差点の角に交番があって、お巡りさん、というより駐在さんと呼ぶ方が似合う方が立っていられたので、「かんかん森」の名の由来を訊ねてみました。いろいろ資料を探してくれましたが結局よくわからず、丁重に御礼を言って先に進みました。隣の店のご主人が詳しいということですが、そこは本日休業でご不在。
 その並びの「乙女堂」という和菓子・たばこ店はなかなか懐かしい良い構えです。中華料理店やドラッグストアなど数少ない営業店を眺めながら、左にスーパーの「ユータカラヤ」が現れるとその先の信号交差点で商店街は終わりです。
 で、その交差点を渡ってすぐの右側にあるのが猿田彦神社。荒川区教育委員会の説明板があって、江戸時代、「第六天社」と称したこの地を「カンカン森」と呼んだとの記載があります。第六天社はその後「胡録神社」に改称、さらに「猿田彦神社」に改めたとのことですが、なぜ「カンカン森」なのかまではわかりません。神社にお賽銭をあげて拝み、南へ抜けて下根岸のバス停からバスに乗りましたが、商店街の営業店の少なさと地名の由来が解明できないもどかしさで、何か消化不良の感覚です。どなたか詳しいこと教えていただけませんでしょうか。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

桜並木のかんかん森通りと乙女堂
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カンカン森の猿田彦神社
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[№147]正庭商栄会

歩いた日 H24.12.08 【荒川区】 
 「正庭」と書いて「まさにわ」と読みます。かつては三河島村字正庭だったそうですが、今は東日暮里一丁目です。荒川区は古くからの地名を大胆になくして統合し、地名が7つしかなくなってしまった区で、台東区境の地下鉄日比谷線三ノ輪駅に近いここが東日暮里と言われても、どうもピンときません。「正庭」の地名の由来は不明ですが、古き良き地名を商店会名に残しているのには好感が持てます。
 昭和通りと国際通りが合流して日光街道となる三ノ輪交差点のスーパー「ワイズマート」の脇から北西に入る道で、入って数十メートル行ったところの信号で交差する道が区境です。ここから荒川区で、正庭商店会もここから始まります。店舗が途切れなく連なっているわけではありませんが、生活密着型の業種の店が多く、看板を眺めて歩くと、精肉店の「金子屋」から始まって、「小関とうふ店」、生花の「NAKAMURA」、そば「大和屋」などが続きます。自然食品の「ふれあいガーデン」では何やら店内に人が集まって講習会のようなことをやっており、華やかとは言えないけれど商店街が生きているという感じです。
 「ヤマノヤ」は酒店のようですが、「安くて旨いものを探す店」というホームページがあります。そして、しばらく進んだ先の左側に長蛇の行列ができているのは「肉のたけうち」。松阪牛などを扱っているようで、どうやらこの日は大特売日らしく、熱気を感じました。こういう店の存在が貴重ですね。その先には、「コーヒーショップ杉」や「ダイニングパブ朋」などが静かに佇んでいますが、お洒落な美容室なども見られます。
 ただ、空き店舗と思しき建物も多く、かんかん森通りがぶつかる交差点角の堂々とした構えの建物もシャッターを下ろしたままで、何の店だったのでしょうか。また、「正庭湯」という銭湯が廃業または休業中との情報があり、実際気付かずに通りすぎてしまいました。そんな寂しさもありますが、この通りは桜並木になっていて、春は華やかに花見が楽しめることでしょう。地域に愛される商店街であり続けてほしいですね。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

桜並木の商店街(三ノ輪側入口)
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行列の「肉のたけうち」
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[№146]新橋西口通り

歩いた日 H24.12.05 【港区】 
 都内移動の乗り換えと昼食を兼ねて新橋駅に降りました。この駅の烏森口周辺は気取らない雑多な要素が混在する、私が好きな繁華街のひとつです。新橋は立ち飲み天国などとも言われ、霞が関の官庁街や銀座に近接しながら目一杯庶民的で猥雑性も混じり、おじさん達のパラダイス的空間とも言えます。
 そんなおじさんの街には商店会がいくつか形成されていますが、今回は南西側の烏森口を出てすぐ左の「新橋西口通り」へ入ります。組織名は「新橋西口通り共栄会」ですが、入口に「新橋西口通り」の大きなアーチがかかります。ここへ来た理由は、アーチをくぐってすぐ左側に広島お好み焼きの「ちんちくりん」という店が1年ほど前にできていて、ぜひランチタイムにそこに寄りたかったからです。私は広島お好み焼きが好きで、瀬戸内方面に出張で通っていたころには現地でよく食べていました。
 「ちんちくりん」は広島市内で複数店を展開する有力店ですが、いよいよ東京進出となったわけで、よくぞ新橋においでくださったという思いです。JRのホームからも大きな看板が見えるので迷うことなくたどり着いた・・・はずが、ん?、昼時なのに何の案内も出ていない。3階の店まで上がってみると、社員研修のためランチタイム臨時休業との貼り紙が。ショック!。
 目的を果たせず残念ですが近々また来ることにします。東京の広島お好み焼き店は、広島市東京事務所がホームページで推奨店を紹介していて、新橋には他にもあるのですが、この日は西口通りにこだわりたかったので素直に諦めました。
 通りを先へ進むと大半が飲食店で、ランチ営業をしている店も多いため人通りはかなり多く、そのほとんどがサラリーマン風です。居酒屋のランチや、ラーメン、うどん、寿司などのサラリーマン達の胃袋を満たす店の連なりの間に、夜はキラキラと人を誘うであろう風俗店らしき店の看板も混じります。本当に都心の一角にあってその表裏が共存する街です。
 共栄会の範囲は百メートルちょっとで終わりますが、その先の饂飩店「みなと屋」で昼食にしました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

飲食店等が集積する西口通り
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広島お好み焼き「ちんちくりん」があるビル
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[№145]小村井駅通り会

歩いた日 H24.12.01 【墨田区】 
 かつて、小村井村という村がありました。江戸期からの古い地名ですが、明治22年の町村制施行時に周囲の村々と合併して吾嬬村となりました。しかし、小村井の名は東武亀戸線の駅名として今に伝わっています。小村井駅通り会は小村井駅から南側の明治通り沿いを範囲としますが、立花二丁目の信号交差点で東あずま本通り会と直角に接続する形となっています。この日は東あずま側から来たのですが、商店街散策の前に、少し外れますが香取神社に寄り道し、お参りしてきました。
 経津主神(ふつぬしのかみ)を祭神とする古い神社で、小村井村の氏神として長く拝まれてきたようです。この東隣にはこれまたかつて「小村井梅園」があったそうで、さぞかし風光明媚であったことでしょう。今は南に花王の化粧品工場があってそんな風情は想像できませんが、神社は豊かな鎮守の森に守られてしっかりと鎮座しています。
 さて、商店街です。片側4車線の明治通りですが、歩道の人通りは少なく、店舗も途切れがちです。土曜の午後ですがシャッターを閉ざしたままの店もあります。そんな中で、「山口製畳」は職人が多い墨田区らしさを感じさせますね。小村井駅近くは営業店がやや多くなり、上下各10分おきに発着する電車の乗降客がありますが、踏切から北方向に行き来する人が多いように見えます。
 現在の地名は、通りの東面が立花二丁目、西面が文花二丁目。似ていますが通りが町境をなしています。文花側の駅隣には「浅野屋」という蕎麦店がありますが、私はその数軒先の「びっくりそば」と書かれた店に入り、天麩羅そばをいただきました。亀戸から40年前に移転してきたそうで、「びっくり」の意味を訊ねると、「安い、早い、美味しい」という答が返ってきました。浅野屋さんは正統派、こちらは庶民派で棲み分けできているようです。
 生鮮品店がない商店街ですが、パン店「メイプルリーフ」で間食用の菓子パンを購入して小村井駅から電車に乗りました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

「山口製畳」などがある立花側
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浅野屋蕎麦店やびっくりそばが並ぶ文花側
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[№144]東あずま本通り会

歩いた日 H24.12.01 【墨田区】 
 東武亀戸線は2両編成の電車が10分毎に走る下町のローカル風情たっぷりの路線で、その中央にある「東あずま」駅はユニーク駅名と紹介されることが多いですが、「あずま」は「東」ではなくて、かつてこの地域一帯の地名だった「吾嬬町」のことです。吾嬬の名は北十間川にかかる福神橋近くの吾嬬神社に由来します。そんな由緒ある「吾嬬」の地名が消えてしまっているのは惜しいですが、今の地名の「立花」は吾嬬神社に祀られるオトタチバナヒメによるそうなので良しとしましょうか。
 さて、東あずま駅の踏切から西に続くのがこの商店街ですが、南面は「サンタウン立花」という大きなマンションで、その1階部分が商店街になっています。一部はシャッターが降りていますが、美味しそうな蕎麦店などもあってなかなか良い雰囲気です。「くりた青果」や「ミートショップ臣」のあるあたりが活気の中心で、このあたりから正面に東京スカイツリーが見えます。下町商店街とスカイツリーの取り合わせはなかなか面白いショットです。
 スーパー「グルメシティ」の手前、サンタウンの中通路を奥に抜けると立花一丁目団地があり、この商店街はこの団地とともにあるということがわかります。その中通路に、たちばな帝釈天の祠が築かれていて、「ぼけ封じ地蔵尊」の幟がはためいています。祠は新しいですが地蔵尊は歴史がありそうです。
 道路の北面にも店舗がありますが、北面には歩道がないため人の通行がまばらです。さらに西に進むと南面の歩道もなくなりますが、左に「立花吾嬬の森小学校」があり、その先両側にも店舗が続きます。明源寺という立派な寺院があり、ほどなく明治通りとの交差点に出ますが、その手前右側に「亀屋かめぱん」というパン店があり、その数軒先に「キッチンKAMEYA洋食館」があります。亀戸からはやや距離がありますが、亀へのこだわりがあるのでしょうか。
 「キッチンKAMEYA洋食館」のメニューにはこの先の駅名になっている「小村井」の地名をとった「小村井飯」というオムライスがあるそうで、ぜひそれを食べたかったのですが、うろうろしている間にランチタイムが終わり「準備中」になってしまいました。残念。でもなかなか味のある庶民的商店街だと思います。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★★☆☆

スカイツリーが正面に見える商店街
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「亀屋かめぱん」など
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[№143]昭和橋通り会

歩いた日 H24.12.01 【江東区】 
 江東区の亀戸地区にある商店会のひとつなのですが、非常に目立たない存在といえます。亀戸六丁目の京葉道路(国道14号)から南に入る道で、南の端は上を首都高速が走る竪川の昭和橋です。この橋を渡ると大島六丁目団地なので、徒歩や自転車での通行者はそこそこあるのですが、商店の連なりという商店街らしさに乏しく、私もつい最近までこの商店街の位置をはっきり認識していませんでした。
 京葉道路側の入口には大きく商店街名を記したアーチがかかるのですが、そこから入っても商店はまばらな感じです。区商連のリスト上では19店舗あることになっていますが、そんなにあるでしょうか。以前はもっと店舗があったのでしょうか。立地条件は悪くないと思うのですが、どこか寂しい感じです。通りの中程で、「ふぐ料理」の幟を出した「割烹馬目(まのめ)」が目立つくらいです。馬目という苗字は福島県あたりに多いので、そちら方面との関わりがあるのかな。
 竪川はほとんどが埋め立てられて公園的に活用されていますが、首都高速の下なので暗い感じが否めず、それを含めてこの商店街周辺には緑が少ないことなども寂寥感を増す要因になっているように思います。温かみのある雰囲気づくりをすればだいぶ印象が変わるのではないでしょうか。
 立地条件が悪くないと書きましたが、すぐ近くに「亀戸サンストリート」があり、そちらの影響を多分に受けていると思います。サンストリートはその中で人の流れが閉じてしまいがちなので、滲み出し効果を狙うのは難しいのでしょう。商店街としての体裁を維持していくには苦労が多そうです。
 京葉道路に近い部分に「六東会館」と大書した建物があるのですが、「六」はたぶん「六丁目」のことでしょう。町内会事務所なのか商店会が入っているのか不明ですが、地域力を感じさせる構えではあるので、少しでもこの通りを目立たせる努力を期待したいところです。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

アーチがかかる京葉道路側の入口
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「割烹馬目」など
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[№142]みのり商店会

歩いた日 H24.11.24 【葛飾区】 
 11月も下旬の肌寒さを感じる季節となって、「実りの秋」というには遅すぎる感がありますが、晩秋の土曜の昼のひとときを「みのり商店会」の散策で過ごしました。新小岩駅北側の、蔵前橋通りと平和橋通りが交差する巽橋交差点に斜めにぶつかる道がありますが、それをしばらく進んだ左側にこの商店街が現れます。ほぼ南北の直線状に600mほど続く、なかなか魅力的な商店街です。
 南から入ってすぐのところでいきなり空き店舗が目につきますが、寂しいのはそこだけで、進むにつれて活気が増していきます。酒店の「とちぎや」から始まって、庶民的な雰囲気の店が続きます。和菓子の「伊勢屋」ではドーナツも売っているのが不思議です。隣の「川井豆腐店」も懐かしい店構えです。全体に昭和の下町の風情を良く残していると言えるでしょう。
 小さな信号交差点の角には「肉の青木」と惣菜の「なかむら屋」が並び、庶民の台所の様相を濃くしています。信号を渡った右側には鮮魚店が2軒並び、さらに家庭用品店や鶏肉店を挟んでもう一軒魚屋があるなど、豊富な選択肢を提供しています。その向かいのスーパー「マルセイ」を挟んで青果店も複数あるあたりが、この商店街の中心的な部分と言えそうです。スーパーと個店がちゃんと棲み分けできている点がすばらしいです。
 そこを過ぎてもまだまだ気さくな感じの店が続きます。パン店の「ぜべっと」の先、豆腐の「三嶋屋」やリカーショップ「やまぐちや」の並びなどは、昭和の風情が濃厚で良いですねえ。さらにその先、「みのり生花店」などをながめながら進む間に、また「伊勢屋」という和菓子店が現れました。ここに限らず、和菓子店に「伊勢屋」の名が多いのはなぜでしょうか。
 とにかく飽きることなく下町商店街の魅力を楽しみましたが、青果店、精肉店、鮮魚店、菓子店などがそれぞれ複数で競い合いながら充実しているのが頼もしいです。飲食店は少ないですが、地域の日常生活にがっしりと根を下ろしていることを実感できる商店街です。商店街を抜けた左にスーパー「マルエツ」もあるのですが、しっかり共存できているようです。そのマルエツの前の東須磨橋バス停からバスで新小岩に戻りました。
・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★★
・ローカル度  ★★☆☆☆

複数の鮮魚店や青果店等が並ぶ気さくな商店街
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懐かしさ漂う店舗の並び
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[№141]新小岩北口商店会

歩いた日 H24.11.24 【葛飾区】 
 総武線新小岩駅の周囲には、実に庶民的なまちが広がっています。バスターミナルのある南口に対して、北口側は駅前のオープンスペースが狭く、裏口的な雰囲気ですが、きれいに整っていないところが逆に魅力かもしれません。駅北口から蔵前橋通りを結ぶ通りと、それに直交する何本かの路地を合わせて、新小岩北口商店街が構成されています。
 特に駅近くはパチンコ店がジャラジャラと賑やかだったり、娯楽街の印象も強いですが、でも全体に暗い印象、危ない雰囲気は(少なくとも昼間は)ほとんど感じません。居酒屋系などの飲食店の比重が高いですが、その中に混じってメガネ店や持ち帰り寿司店、お茶と海苔の店などが周辺の生活支援型の色彩を滲ませています。駅に隣接して書店(第一書林)があることも、猥雑化の抑制効果になっているかもしれません。
 印象に残る店名をあげてみると、ホームベーカリー「あんですMATOBA」、惣菜店の「おかずや」、かなりレトロ風の喫茶店「バンビ」、パスタ店の「ベーネ」、たこ焼きの「たこせん」など。から揚げの「鳥丸」には行列ができていました。
 この商店街の最大の特徴は、商店街内に大学があることでしょう。東京聖栄大学がそれで、健康栄養学部を中心とした大学です。キャンパスの面積自体は狭そうですが、駅前大学、まちなか大学という風情で、商店街と一体になった便利な大学ということもできます。大学があることで商店街に若者の流れができることは大きなメリットですね。大学生の力を商店街の振興にも期待したいところです。また、商店街を抜けたところの蔵前橋通り際には立体の駐輪場(サイクルパーキング)があり、自転車利用者も商店街を通り抜けて駅にアクセスするということも、商店街にとってはプラスでしょう。
 そんな商店街内のとんかつ店「かつ善」で昼食をいただき、「おかずや」で1つ30円のコロッケを3つ買って電車に乗りました。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

駅北口からみた商店街
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レトロな喫茶店「バンビ」など
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