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ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

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ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

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皆さまのご感想や情報など、お便りをお待ちします。

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[№140]大岡山北本通り商店街

歩いた日 H24.11.19 【目黒区】 
 東急目黒線と大井町線の乗換駅である大岡山駅の北側に大岡山北口商店街(北商)が駅前商店街の様相で続きますが、その西側に並行してもうひとつ商店街があります。それが大岡山北本通り商店街で、名前は似ていますがだいぶ様相は異なります。この通りは、大田区北千束と目黒区大岡山の境をなしますが、商店街の所属は目黒区商連となっています。
 駅前に直接接していないこともあって、賑わいは「北商」に大きく譲っている感じで、その裏手でひっそりと佇んでいるという風情です。「北商」からやや狭い横道を抜けると、その先にこの商店街が現れます。全長は「北商」よりも長いようで、リストではそこに43店舗があることになっていますが、全体に人通りは少なく、寂しい感じです。
 あまり時間がなくやや急ぎ足で通り抜けたので、魅力的な店を見落としている可能性も多々あるのですが、「志波田」という蕎麦店が、商店街の南の端近くと北の端近くに2件あることが印象に残っています。また、「明治牛乳」の看板の懐かしい店の光景にも惹かれるものがありました。中程のマンション一階に商店街事務所がありますが、ここも何かの店舗跡という構えで、ガラス戸に大きな字で振興組合の名称を記した紙が貼られ、素朴な心意気を感じます。
 手元にある十数年前に発行された地図帳をみると、この通りにスーパーのマークが2つあり、「大岡山百貨店」と「ダイイチ」の名が記されているのですが、それらしきものは見当たりませんでした。並行する「北商」の方にエネルギーを吸い取られているように見えるのは、平成9年の大岡山駅の地下化の影響もあるのでしょうか。駅の構造が変わると人の流れが変わることがあるのですが、駅の上に東急ストアがあることも影響しているかもしれませんね。
 短時間の歩行で不本意なので、機会あればまたゆっくり歩いてみたいと思います。見落とした魅力があるとしたら申し訳ないので。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

人通りが少ない商店街
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懐かしい構えの牛乳店(?)
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[№139]大岡山北口商店街

歩いた日 H24.11.19 【大田区】 
 昼間の都内移動で少々空き時間ができたので、ちょっと遠回りして東急大井町線と目黒線が交差する大岡山駅に降り立ちました。駅前に東京工業大学があり、周囲は山の手色が濃い住宅地です。ここや隣の奥沢駅周辺などは、かつて東急の前身の目黒蒲田電鉄が郊外田園都市として開発したことから始まるまちで、全体が落ち着いた雰囲気に包まれています。
 大岡山駅は、昭和50年代頃までは両線とも緑色の3000系という旧型車両3~4両編成の列車が発着するのどかな駅で、今の目黒線は目蒲線、大井町線は田園都市線でした。その後、路線名も変わり、駅も大きな地下駅となりステンレスの大型車6両編成が行き交います。
 地上に出ると南に大学がありますが、北方向に続く商店街があり、それが大岡山北口商店街(北商)です。駅に近い部分では飲食店も多いですが、クリーニング店や薬局、靴店や食料品店、日用品店などが混在し、学生街というよりは生活型商店街の性格が強いように見えます。駅から離れるにつれてその印象は強くなり、豆腐店や、「八百屋」というのがふさわしいような青果店などが生活感を伝えています。商店街中程に商店街事務所がありました。オープンな感じで好感が持てます。
 基本的には南北方向の一本道ですが、一本だけ横道があり、そこを進むと大岡山北本通り商店街という別の商店街につながるのですが、その手前に、「なるほどう印房」という看板の印章店があります。良く見ると「鳴穂堂」で、思わず「なるほど」とうなずいてしまいました。
 昼食時間だったので、駅近くの「みんなの豚カレー」でパーコーカレーをいただきました。お客は学生風だけでなくサラリーマン風も混じっています。
 全体に清潔で健全な印象の商店街に見えるのは、東工大のお蔭でしょうか。ところでここは、大岡山北口を名乗りますが、地名は大田区北千束なのです。「なるほどう」の先が目黒区大岡山で、区界が入り組んでいるのですね。また、商店街ホームページがありますが、組合の青年部が「昭和会」として別のホームページを持っているのも興味深いところです。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

駅側入口付近の商店街
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「なるほどう印房」などがある脇道
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[№138]ダービー通り(錦糸町)

歩いた日 H24.11.18 【墨田区】 
 錦糸町は、下町の混沌とした雑多な要素をぶちまけたような街で、少々危ない部分もありますがその雑然とした魅力が人を惹きつけます。猥雑さがそこかしこに感じられる中に、立派な音楽ホール(すみだトリフォニーホール)や高級ホテルがあったりお洒落な再開発ビル(オリナス)があったりもするモザイク模様が魅力です。今回は駅南口正面のマルイの裏へと潜入しましょう。
 マルイを挟むようにウィンズ錦糸町の西館と東館がそびえ立ち、駅からの競馬新聞片手のおじさん達の流れがそこに吸い込まれていきます。ギャンブルをやらない私はそこには縁がないのですが、マルイの裏で西館と東館を結ぶ位置にある通りがそうしたおじさん達のパラダイス空間と化しているのを見るのが面白くて時折足を踏み入れます。
 この通りがずばり「ダービー通り」。もちろん正式名ではなく通称です。錦糸町には加盟店数100前後の「錦糸町商店街振興組合」という組織がありますが、そのカバー範囲は駅南北にまたがって広く、その範囲内の実際の店舗数は100をはるかに超えると思われます。ダービー通りの店はおそらくそうした組織の範疇外でしょう。ここはここだけで独自の世界を形成しています。
 その大半が飲食店、というよりも競馬ファンのたまり場という方がふさわしいですね。もう昼間から酒盛りの大盛況です。呑み屋も喫茶店も「競馬中継やってます」なので、競馬ファン以外は居場所がない感じです。路地を入ったところにある、蕎麦好きの間で定評のある老舗蕎麦店の「丸花」も覗いてみましたが、満席の客が競馬中継に釘付け状態で、蕎麦の昼食はあきらめました。その並びを含めて周辺には風俗店も多くあり、夜はまたすごい状態になるところです。
 そんな一角に、「江東観世音」という観音様のお堂があるのも面白い一面です。世間の裏側をずっと見守っているというところでしょうね。千手観音なのであらゆることに御利益がありそうで、勝負の世界での武運を祈る人も多いようです。こうした街の状況をどう見るかは人それぞれでしょうが、いずれにしても「商店街」と呼ぶべきところではないかもしれません。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★★☆
・ふだん着度  ★★★★★
・ローカル度  ★★★☆☆

ウィンズ東館前からみたダービー通り全景
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競馬ファンのたまり場空間
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[№137]新小岩ルミエール商店街

歩いた日 H24.11.17 【葛飾区】 
 新小岩周辺にはいくつか訪ねたい商店街があるのですが、この日は土曜日なのに雨模様のため、駅前の全蓋式アーケードのこの商店街に駆け込みました。新小岩を代表する商店街で、「ルミエール」の愛称で親しまれていますが、正確には、駅に近い半分が「新小岩銀座街商店街」、その先が「新小岩ドリームウェイ商店街」と二つの組織にまたがり、アーケードの微妙な形の違いでその境界がわかります。
 全長420mの葛飾区内初のアーケードが昭和34年に設置されたと、商店街ホームページに誇らしげに記されています。このアーケードの下は多くの人で賑わい、B級商店街として紹介するのは失礼だとは思いますが、私も何度か歩いているところであり、親しみを込めてとり上げました。
 下町らしく、低価格の衣料品店や食料品店など様々な業種の店が並び、目を飽きさせません。面白いのは、呼び声も勇ましく華やかな店が居並ぶなかに、古色蒼然たる昭和の香り満載の構えの米店や自転車店などが混じっていて、戦後の時の流れが凝縮された風情を感ずることです。駅から離れるにつれ空き店舗もちらほら見られるようになり、何となく哀愁のような雰囲気が濃くなります。空き店舗を週代わり店舗のようにして活用もしているところもあるようですが。
 また、この商店街は直線状ですが、これと交差する小道ごとに別の商店街組織が横断する形で形成されている点も興味深いところです。それらはそれぞれに異なった様相を見せ、少々怪しげな気配を漂わせるところもありますが、また別の機会に個々にレポートしたいところです。なにしろこの日は雨でアーケードから出たくなかったので。
 実は、以前ルミエールに来た時に、精肉店で美味しいコロッケを買った記憶が鮮明で、今回もそれが目当てで来たというのが本当なのですが、何と、そこは閉店してシャッターを閉ざしたままの空き店舗になっていました。ショックです。向かいの魚屋さんで聞くと、今年7月ごろに店を閉めたとのこと。店主が高齢化し跡継ぎもいなかったのが理由とか。典型的な商店街問題がこのルミエールでも顕在化していることが恐ろしく感じます。で、コロッケの代わりに、「小饅頭本舗」で小さな饅頭を買いました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

威勢の良い呼び声が飛び交う商店街
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レトロな自転車店も混在
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[№136]柳小路商店会

歩いた日 H24.11.10 【北区】 
 京浜東北線王子駅の中央口から東側へ都電の線路を超えてまっすぐの方向に伸びる明治通りの裏手に、独特な風情が漂う路地の一角があり、それが今回の目的地、柳小路です。ここは、戦後の闇市の生き残りなのだとか。百メートル四方にも満たない路地裏酒場的な横丁空間です。駅の反対側で今年1月に火事で焼けたさくら新道との兄弟分という情報もあります。
 東武ストアが入るサンスクエアのビルを右に見て、「フルーツ・タバコ」の「オクダ」の右の道を入ります。日本製紙の「用紙発祥の碑」があり、このあたりが製紙産業のメッカであったことを教えてくれます。この奥には印刷局の王子工場が控えているのです。たちのみ「漢祭」から始まり、その先には「すし屋のやすけ」が鮮魚店を隣に従えながら営業しています。日除けのカーテンでほとんど中が見えませんが、隙間から覗くと大衆的な価格で美味しそうな寿司のメニューが豊富に揃っているようです。
 その鮮魚店の角から左へ、良い雰囲気の路地が続いています。基本的には夜の街なのでしょうが、昼の寂しげな風情も抜群ですねえ。「小料理屋」という呼び方がぴったりの構えの小さな店がいくつか。店の名も、「紅蘭」「菊の家」「文緒」「旅路」「福助」など。まさに昭和の小路という感じです。小料理店風の店がカラオケ店に変身していたりもします。
 明治通りに出たところのカレーハウス「じゃんご」で昼食のカレーをいただき、この柳小路のことをたずねてみると、やはり最盛期は昭和20~30年代ごろだったとのこと。周囲に製紙会社をはじめ工場が多かったことで、夜の街として賑わったそうです。今は店も人も高齢化してしまったけれど、雰囲気が良いので映画のロケに使われることもあるとか。さもありなん、ですね。
 明治通りに面する部分は柳小路の範疇外なのでしょうが、路地に一歩入るだけでタイムスリップという感覚が何とも言えません。そんな路地の入口にあるミートショップ・イイダで、その日の間食用に大きなコロッケ2つ入りのパックを買いました。
・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

小料理店などが並ぶ路地裏横丁的な風情
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長い日除けで隠された「すし屋のやすけ」
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[№135]森下通り商店会

歩いた日 H24.11.10 【北区】 
 森下通りといっても江東区ではありません。京浜東北線王子駅の北口に降りると東側にはバスターミナルがあり、その先の北本通り沿いに繁華な王子銀座商店街が続いていますが、今回は逆の西側に出てみます。すぐに音無川親水公園がありますが、その両側は歓楽街的な様相です。そして右側、線路に沿う形でこの森下通り商店街が始まります。
 全体に物販店は少なく、飲食店主体の商店街です。すぐ目を引くのは「平澤かまぼこ」。かまぼことは言ってもおでん屋さんですね。店頭では美味しそうなおでん種を売り、奥は居酒屋風になっているようです。駅隣接ということで人通りは多いですが、少し進むと、ややっ、堂々とラブホテルがビニールカーテンの口を開けているではないですか。子供の通行もあるのにいいのかなあ、と思ってしまいます。その一階の隅にはコーヒーショップがありますが、ここに入るのは躊躇してしまいそう。
 そこから先には、韓国料理店に上海料理店、やきとり居酒屋に大衆酒場、とんかつ店、定食屋にキッチンハマダと、飲食店が続きます。夜は大いに賑わうのでしょうが昼も店を開けているところが多いので寂しさはありません。そして、「ニューヨークスタイル」のピザ店の先の信号交差点の角にはがらっと雰囲気が違う昭和レトロの建物が。袋小物などの「さがみや」さんが営業しています。
 その先にもしばらく商店街が続きます。お茶の「王子園」には、「行列の羊羹」の看板が。この看板、時々見かけますが、吉祥寺「こしの」の製品のようです。吉祥寺には早朝から行列ができるという「小ざさ」とこの「こしの」が有名なようですが、ここでは全く行列もなし。その隣のカフェ・フレールでは店内でフリーマーケットもやっているようで、店主が店先で案内し女性客が足を止めていました。なかなかの商売上手かも。
 ところで、この商店街の所在地は北区岸町一丁目。台地と低地の境をなす崖線の下に沿う位置で、そんな地形による地名でしょうか。また、森下通りとは、その斜面も含む森の下という意味かな、などと勝手な解釈をしながら駅に戻りましたが、戻らずにまっすぐ進むと名主の滝公園に行けるようです。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

飲食店が多い商店街
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お茶の王子園とフリーマーケットも行うカフェ
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[№134]京浜蒲田商店会(あすと)

■■■・・・巨大な駅とは対照的な人間サイズの下町商店街
歩いた日 H24.11.03 【大田区】 

 長らく高架化工事が続いていた蒲田付近の京浜急行線ですが、先月(10月)21日に上下線が高架に切り替わり、渋滞の元凶として悪名高かった第一京浜国道と環状八号線の踏切がなくなりました。京急蒲田駅は本線と羽田へ向かう空港線の分岐駅で、上下線を縦に重ねた二重高架構造の駅になり、都心及び横浜方面と空港を結ぶ列車も大増発となりました。そんな駅の変化の様子を見たくて、風邪の身体に鞭打って京急蒲田まで行ったわけです。
 いやあ、外から見ると二重高架は圧巻ですねえ。巨大な軍艦か宇宙基地のような存在感です。で、その西側に昔からあるこの商店街です。高架駅にへばりつくような道から直角にいきなり始まるアーケード街が中心ですが、巨大でピカピカの駅とは対象的な人間サイズの下町商店街の風情です。
<スーパー「ライフ」がある駅側の入口>
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 ここを歩くのは久しぶりで、入口右側にはスーパー「ライフ」がありますが、歩を進めるにつれて様々な飲食店や雑貨店、洋品店、薬店、眼鏡店、パチンコ店、百円ショップなどが混在し、混沌とした魅力を醸しだしています。直角方向の路地にもアーケードが延長され、雑多な店がひしめいています。祝日の昼間なので怪しげなムードは感じませんが、夜はどうなのでしょうか。
 それにしても、ディスカウントストア「旭屋」はすごいですねえ。道を半分ふさぐようにバッグなどの商品が溢れています。少し先のビデオ店も負けてはいません。「激安」の大表示の下で商品が道に大きくはみ出しています。そんな豪快な雰囲気の中で、つつましく歴史を刻んでいる感じの「豆の但馬屋」や「お食事処井戸屋」などが健気に見えます。ラーメン店が並んでいるのも楽しいですね。「あすと」とは、Amenity、Security、Trendということだそうですが、セキュリティはともかく、トレンドはむしろアンチトレンドを売りにした方が良いようにも思えます。
<豪快な雰囲気のディスカウントストア>
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 商店街西側の出口寄りの片面は再開発工事中で、これが完成すると雰囲気が大きく変わりそうです。でもきっと、それ以外の部分は雑然とした魅力を保ち続けてくれることでしょう。ここからJR蒲田駅東口も近いのですが、そこまで歩く元気がなかったので、商店街内の蕎麦店で昼食にして、巨大駅から京急電車に乗り込みました。

・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

再び歩いた日 H29.12.02

 久しぶりに京急蒲田駅に降り立ち、この日の目的は駅東側だったのですが、ふと西側を見てびっくり!。なんと駅前広場ができているのです。その右側には再開発ビルと思しき「あすとウィズ」がドーンと建っています。ということは、以前は線路脇の狭い道からすぐ直角に始まっていたアーケード商店街の「あすと」は、1区画分がざっくり削られてなくなったということです。
<再開発ビルの「あすとウィズ」>
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 広場上のペデストリアンデッキから見下ろすと、確かに以前からは1区画引っ込んだ位置に「あすと」入口の新しいアーチが見えました。降りて足を踏み入れてみると、そこからは見覚えのある商店街風景が続いていて、まあ、ひと安心というところです。
<1区画分入口が後退した「あすと」入口>
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 入口間近の位置になってしまったディスカウントストア「旭屋」や豆の「但馬屋」も以前と同じノリで営業しています。削られた最初の1区画にあった店の中には「あすとウィズ」に入ったものもあるようですね。スーパーの「ライフ」もそうですし、小さい店ながら1階で外向きの位置にあるたばこ店「長田屋商店」や「ダイモン薬品」も再出発組のようで、健闘を祈りたい気分です。
<入ってみれば変わらぬ風情の商店街>
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 以前レポートした時にも風邪気味でしたが、この日も喉を痛めていたのでした。それでも、本来の目的地、駅東側へ足を進めた私です。

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[№133]大井サンピア商店街

歩いた日 H24.10.31 【品川区】 
 JR大井町駅東口前から品川区役所入口まで、東急大井町線の高架に沿う都道補助26号線上の商店街で、片側は大井町線の高架下です。ここも私は30年以上前から知っていて、かつては高架の裏側の国鉄大井工場の従業員や同大井アパートの住民などをお得意さんとして賑わったところです。今、大井工場は隣接の山手電車区と合わせてJR東京総合車両センターとなり、働く人の数も減ったようで、商店街の性格も変わってきたようです。
 変化をもたらしたひとつの大きな「事件」は、都道下にりんかい線(東京臨海高速鉄道)を建設するに当たって東急の高架も改良することになり、高架下部分の店舗が一時移転を強いられたことでした。りんかい線大井町駅開業が平成14年ですから10年以上前の話ですね。高架下の一部には地下店舗街もあり、呑み屋がひしめき合って鉄道職員たちの社交場となる混沌とした空間であったものですが、改良後は小奇麗になり、かつての怪しげな雰囲気はなくなりました。
 高架改良部分では地上部分の商店街も新しくなって復活しましたが、改良から外れた区役所寄りの部分は老朽化してシャッターを下ろしたままの店が多くなっています。全体に入居店舗もずいぶん入れ代わっている感じで、昔あった書店や24時間スーパーなどの記憶も薄れていますが、一方で高架下で長く続いていると思われる靴店などもあります。
 高架の対面はビルが並び、その下が商店街となっていますが、駅側にイトーヨーカドーがドカンとできたのが平成9年。これも通りの印象を変える大きな「事件」でした。さらに今は、区役所入口交差点にぶつかる旧一本橋通りの拡幅事業も進み、その角には新たなビルも建つなど、環境変化が続いています。人通りはかなりありますが、商店街の店舗がどれだけ顧客を取り込めているでしょうか。
 平成22年に、高架裏側のJR用地の一部を使って劇団四季の大きな「四季劇場[夏]」がオープンし、「美女と野獣」などの観賞のお客さんが商店街から高架下をぞろぞろとくぐり抜けるようになりました。これを活性化のチャンスとして新たな顧客層の取り込みができるようになると良いのですが。
 それにしても、いつから「サンピア」と名乗るようになったのか、記憶が定かでありません。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

ヨーカドー前から始まる鉄道高架沿いの商店街
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高架下部分の飲食店群など
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再び歩いた日 H28.05.04
 ゴールデンウィーク中ですが、また大井町への用事があり、最近、私のささやかな趣味のひとつに加わった純喫茶でのゆったりとした時間を過ごすために、サンピアで以前から気になっていた喫茶店で昼食にしました。駅に近い位置に「カフェ・ド・キネマ」という喫茶店が2つ向かい合うような位置にあり、そのうち、駅からすぐの「カフェ・ド・キネマ グランキネマ店」に入ったのです。
 東急大井町駅の高架下ですが、祭日の昼下がり、クラシックが流れる落ち着いた空間で、パスタセットを食べながら緩やかな時間を過ごしました。ここのパスタはなかなか美味です。店内にはやはり一人でゆったりと過ごす客が数人。
 商店街の雰囲気は少しずつ変わっています。区役所側の線路下は高架の補強工事中で店舗が立ち退いており、その向かいの区役所入口の交差点角には大きな高層マンションができていました。この道路は都市計画道路補助26号線の一部であり、戸越公園方面での延長工事が進んでいるため、今後さらに様相が変わってくることでしょう。昔の記憶が少しずつ失われていくのが寂しくもありますね。

カフェ・ド・キネマ グランキネマ店
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[№132]ハッピーロード七福商店会

歩いた日 H24.10.27 【江戸川区】 
 江戸川区の南北方向の幹線道路のひとつである船堀街道から500mほど東側を、やはり南北に走る通りが同潤会通りです。この通りの北からニコニコ商店街を通り抜けて、国道14号京葉道路との交差点を渡るとこの商店街が続きます。かつて同潤会アパートがあった歴史が「同潤会」のバス停名にも残ります。まずそこで、「とんかつレストランちから」が食欲をそそりますが、ここは歩を先に進めます。
 今井街道にぶつかる手前までの7~800mほどに及ぶ長さの商店街ですが、ニコニコ商店街と比べて店舗密度は薄く、空き店舗が目立つほか、マンションや一般住宅化したところも多く、全体にまとまりに欠ける印象です。
 北から歩くとまもなく黄色く大きな建物のヤマダデンキがそびえ、車での客を迎え入れていますが、その隣で目を引くのが、「ファミリーショップTwin’sひまわり」です。無機質な感じのヤマダデンキとは対照的に、雑多な生活用品を溢れんばかりに並べている、というか、実際に道に溢れています。カーペットから半纏、タオル、Tシャツ、スリッパなど「日常」生活の気さくな応援店という感じです。ヤマダデンキの向かいにある三角屋根の洋菓子店が、この「ひまわり」と対照の妙を醸しています。
 商店街らしさがあるのはこのあたりに限られ、そこから南は「ハッピーロード七福」の街路灯が寂しげに続きます。ポツポツとある営業店の中で、昔よくあった「角のたばこ屋」がビル化して近代化したような店があったりするのが面白いとは思いますが、なかなかハッピーな気分にはなれません。「七福」とは七福神にあやかろうとする命名でしょうか。
 首都高速7号線の下をくぐる手前で、青果店と鮮魚店が並んで現れ、ほっとさせられます。しかし人通りは少ないですね。さらに南に進んで寂しげな空き店舗が並ぶ一角を過ぎると、スーパーのいなきや、区の松江図書館があって人通りが増えますが、そこはもう松江大通り商店街の領域です。今井街道を軸としたそちらの商店街も興味深いですが、少々疲れたのでまた別の機会に歩くことにします。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

溢れんばかりの生活用品の「ひまわり」
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青果店と鮮魚店が並ぶ貴重な一角
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[№131]ニコニコ商店街

歩いた日 H24.10.27 【江戸川区】 
 JR新小岩駅の、駅前広場ではなくて駅の下を横切る平和橋通り上の停留所に発着し、一之江駅、葛西駅方面に向かう都営バス「新小29」「新小30」という系統があります。一時間に3本ほどというマイナーな路線ですが、これに乗って「大杉小学校前」で下車します。
 この南北方向のバス通りは同潤会通りと言って、次の停留所はまさに「同潤会」。その周辺にかつて同潤会アパートがあった名残です。関東大震災後の復興での住宅供給を目的に設立されたのが同潤会で、都内各所に同潤会アパートはありましたが、通りやバス停の名に残っているところは少ないでしょう。
 この両停留所の間に続くのがニコニコ商店街で、鉄道路線から離れた地域としてはまとまった規模と言えるでしょう。両側の歩道上にはそこそこの人通りがあり、古い建物の店が多く、必ずしも店舗が連続しているわけではないのですが、地域の生活拠点の役割は果たしている感じです。
 中程で、スーパー「中村屋」と「リビングストアクマゲヤ」が向かい合っているあたりが中心のように見えます。その並びで「モリシタ」靴店もがんばっているようです。南に向かってその少し先の和菓子店「伊勢屋」が古風で魅力的な構えなので覗き込むと、店の奥で製造している歴史ある店のようです。かりんとう饅頭を買い求め、帰ってからいただくとカリッとした食感の美味でした。
 その少し先には桧山水産と青果の「モモヤ」が並び、青果店はさらに先にももうひとつあって、そういう生鮮品店の存在が商店街の活気の維持への力になっているのだと思います。麺一筋という感じの「東屋製麺」を見ながら進むと、「餅を愛し餅一筋に生きる」の看板の「もち吉」がありますが、餅は見当たらず、煎餅店だとのこと。ここでも美味しそうに並ぶ煎餅の中から一袋を買い求めました。
 沖縄物産の「がじゅまる」やパンの「ナミキ」などを眺めて歩くと、間もなく国道14号京葉道路との交差点で、この前後に「同潤会」バス停があります。地図で見るとこの交差点周囲の区画割が整っていて、大正から昭和初期の計画的な整備の跡が感じられます。というわけで、饅頭や煎餅をゲットして少しニコニコできた商店街でした。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

スーパーとリビングストアが向かい合う
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青果店と鮮魚店が隣り合う
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[№130]北神実業会

歩いた日 H24.10.22 【千代田区】 
 神保町は本の街。私もよく行きますが、ここの道路下は都営地下鉄2線と東京メトロ半蔵門線の乗り換え駅でもあります。特に、都営新宿線と半蔵門線の乗り換えは九段下寄りの改札が穴場ルートです。両社の乗り換えは30分以内ならば乗り継ぎ割引が効くので、地上に出てみましょう。A2出口から出たところがこの商店街です。目の前は専大前交差点で、神保町交差点とは200m程離れています。
 靖国通りの北面だけの100mほどの短い区間に専大通り沿いの一部を加えた範囲がこの商店会で、小売や飲食店だけではなく企業会員も多いようで、だから商店会ではなく実業会なのでしょう。実際、銀行や不動産店などが目立ちます。ただし、神保町であってもこの範囲には書店はほとんどありません。
 北神実業会の名は「北神保町」に由来するようです。今は神田神保町二丁目の一部ですが、かつては北神保町の地名があった歴史を、区のみちしるべ標識の記載で知ることができます。江戸時代には武家の屋敷が集まっていたというこの界隈も、現在は専修大学をはじめとする学校や出版・印刷関係の企業等が多く、神保町交差点方面との通路にあたる靖国通りの歩道上は人の流れが絶えません。
 専大通り沿いの千代田工芸は、バッジやカップ、トロフィーなどの専門店のようで、店頭には記念メダルなどが飾られているのが目を引きます。また、靖国通り上の地下鉄A2出口すぐのところに、私が好きな「ボーイズ」というカレー店があります。神保町は有名カレー店の集積地でもありますが、さらっとした感触のここのカレーが私好みで、本屋巡りの際に良く食べに寄るのです。「ボーイズ」という店名は北海道開拓の父として知られるクラーク博士の「Boys, be ambitious.(青年よ大志を抱け)」の言葉によるとのことです。クラーク博士らは、当時の日本人の身体が貧弱なのは米食の偏重によるものだとし、札幌農学校の寮規則に「生徒は米飯を食すべからず」と記載していたと伝えられていますが、そこには「但し、ライスカレーはこの限りにあらず」と添え書きされていたそうで、その趣旨の記載が「ボーイズ」の店内にありました。
 乗り換えの合間にここでカレーを食べるだけなら、乗り継ぎ割引を享受できる場合が多いですよ。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

カレーの「ボーイズ」などがある靖国通り沿い
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バッジやメダル等の千代田工芸
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