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ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

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ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

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皆さまのご感想や情報など、お便りをお待ちします。

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[№101]上野二丁目仲町通り商店会/池之端仲町商店会

歩いた日 H24.08.25 【台東区】 
 上野の仲町通りといえば夜の街ですね。20年くらい前にはよく歩いていましたが最近はあまり足が向かなくなっていました。しばらくご無沙汰の間に、上野広小路駅と京成上野駅の間の中央通り下に地下歩道と駐車場ができていて、その中程の階段から地上に出た付近にこの商店街の入口があります。
 平成6年にカラー舗装やアーチ、街路灯等の環境整備事業が完成したとのことですが、雑多な飲食店街の印象は変わりませんね。昼間なのに客引きが堂々と声をかけてきます。居酒屋系の店が多い中にある蕎麦店の蓮玉庵は、気さくな雰囲気で好きなのですがこの日は暖簾が出ていませんでした。
 このあたり、台東区上野に文京区湯島が入り組んでおり、かつてよく食事や接待に利用した「英鮨」がある交差点から東が上野二丁目仲町通り商店会、西の北面が池之端仲町商店会で、この二つは台東区ですが、西側の南面は文京区の白梅商店会に属しています。街路灯やフラグの違いでその区別がわかりますが、実質的には一体的な商店街といって良いでしょう。
 夜になると多くのサラリーマンやおじさんたちが繰り出し、飲み騒ぐ賑やかな通りとなりますが、一歩脇の路地に入るとスナックや風俗店などが密集するディープな空間が広がります。ただ、それらはこの商店会には属していないものと思われます。それらも含めて、都内有数の歓楽街を形成しているわけです。その意味では、B級の仲間として紹介するのは不適切かもしれませんね。
 しかし、猥雑な歓楽街というだけではありません。英鮨の向かいの池之端仲町商店会側の角には高級きもの店「藤井」があり、その隣には「有職組紐道明」の看板を控えめに掲げる店があります。また、日本画の画材店もあって、歴史を感ずることができます。帰ってから調べると、「有職組紐道明」(ゆうそくくみひもどうみょう)は、承応2年(1653年)創業だそうで、江戸時代は刀など武具を扱っていたそうです。明治大正のころは下谷芸者で名を馳せた一帯でもあり、そうした歴史の記憶はとどめていてほしいと思います。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

猥雑な雰囲気濃厚な飲食店街
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高級着物店や伝統ある組紐店、歴史を感ずる建物も
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[№100]日比谷商店会

歩いた日 H24.08.21 【千代田区】 
 このあたりに所用があって、月に一度くらい通るところです。都心部の銀座の隣接地、有楽町駅と帝国ホテルの間で、すぐ隣は日比谷シャンテや映画館等がありますが、レンガ造りのJR高架線下のこのラインだけは、それらのお洒落な雰囲気とは対照的な大衆的ムードを漂わせています。
 千代田区ホームページで、晴海通りから帝国ホテル東側までの線路沿い部分が日比谷商店会に相当すると見られるのですが、正確な範囲は不明です。線路西側に沿う電線類が地中化された通りの、高架下とその向かい側がそうなのだろうと勝手に解釈して、改めてゆっくり一往復歩きました。
 周辺のビジネスマンや都心を訪れる様々な人々を相手にした飲食店が大半を占めます。六本木「アマンド」の支店もありますが、和洋中華あらゆる食の店が入り乱れて並んでいるという感じです。線路の向かい側はビルの連続ですが、少なくともそれらの一階部分は大半が飲食店で、JRの高架下側も、柱と柱の間の丸い屋根の下に各種の飲食店が収まっています。夜も大いに賑わいますが、ランチタイムもかなりの盛況ぶりを見せ、また喫茶需要にも応えられます。さすが都心だけあって人通りが絶えることはなく、飲食店等の立地としては抜群の環境と言ってよいでしょうね。
 中程で線路の反対側に抜ける通路には、昼間からおじさんたちが酒盛りを繰り広げる居酒屋が構え、ある意味で貴重な都心の癒しスポットとなっています。都市の理屈から言えば、地価の高い都心部は高密度の利用で高質な商業や業務空間となるのが合理的なのでしょうが、人の営みには都心であっても猥雑性が必要で、ここはまさにそうした欲求に応えつつ成立しているというすばらしき空間なのだと思います。きれいなビル内の商店群だけでは余りにも無味乾燥ですからね。
 B級の仲間にカウントしては失礼なのかもしれませんが、敢えて取り上げさせていただきました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

ガード下も隙間なく飲食店等が並ぶ
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大衆ムード満載の高架下居酒屋
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[№99]地蔵坂通り商店会

歩いた日 H24.08.18 【墨田区】 
 東武、京成の曳舟駅から北へ、東向島三丁目の信号で国道6号水戸街道を渡った先に伸びるのが地蔵坂通りです。入口にかかる大きなアーチには、商店街名とともに「4日・14日・24日御縁日」の文字があり、月に3回の賑わいがありそうですが、この日はあいにく4の日ではありません。提灯が連なる歩道のない2車線道路は閑散としています。
 それにしてもレトロ感たっぷりの商店街ですね。建物の外観も営業している店構えも、昭和50年代頃から時が止まったような風情です。この感覚は、500mほどの商店街を先へ進むほどに高まります。通り全体が昭和博物館と言ったら失礼でしょうか。とにかく懐かしい雰囲気です。
 しばらく進むと右側に都立隅田川高校、左に第一寺島小学校、そして向かいに区立寺島図書館がありますが、いずれも商店街側の間口は狭いため、街並みが途切れるイメージはありません。土曜日の昼過ぎで、児童生徒の姿もほとんど見られません。児童生徒だけでなく人の姿自体が少ないのです。見通しの良い通りですが歩く人はまばらです。
 そんな中で営業している魚屋さんのガラスケースの中の鮮魚になぜかほっとさせられたりします。また、亀戸五丁目中央通り商店街でも見かけた「押上煎餅」の店がここにもありました。芸術的とも言える古びた空き店舗の建物などに感激しながら緩いSカーブを描く道をさらに進むと墨堤通りにぶつかって商店街が終わります。その左角に「日本一きびだんご」の看板を掲げる店があり、そして右角には子育て地蔵尊があります。これぞこの商店街のルーツであり支えとなっているお地蔵様です。200年前建立ということですが、道路騒音に晒され息苦しそうでもあります。
 商店街の両端にパン店があるのも面白いですが、中程にある和菓子の「龍昇亭 西むら」で名物という「地蔵まんじゅう」を買いました。素朴な茶饅頭です。スカイツリーができた影響を尋ねると、「むしろお客さんが減っちゃったね、みんなあっちへ行っちゃう」とのこと。スカイツリーを間近にのぞむ街ですが、喧騒とは無縁で頑なに昭和を貫いているという印象の商店街でした。
・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

人影のほとんどない商店街
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「龍昇亭 西むら」付近の古い家並み
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[№98]イーストコア曳舟商店会

■■■・・・再開発エリアを含みながらも新旧様々な顔を持つ下町商店街
歩いた日 H24.08.18 【墨田区】 

 木造密集地域を抱え、古い下町の代表格のように言われてきた墨田区の京島・曳舟地域も、徐々に再開発が進行しておりその様相を変えつつあります。京成曳舟駅は高架化工事中ですが、押上寄りの改札を出るとその右側(北西側)はビル群に変貌しており、左側もこれから再開発が進みそうです。
 北西側の線路と曳舟川通りの間の再開発ビルにイトーヨーカドーが平成22年秋にドカンとオープンし、それに伴い周辺商店街が再編されたようです。商店街紹介のサイトによると、旧曳舟商店会が解散し、その一部と新しい町「イーストコア曳舟」がひとつになって新しい商店会を結成したとのこと。ヨーカドーも商店会のメンバーに入っています。
 商店会の範囲は、ヨーカドーも含めた曳舟川通り沿いと、それに交差する曳舟たから道及びその延長上の東武ガード下までとなっているようです。曳舟川通り沿いの片側は、墨田区文化センターやヨーカドーの再開発ビルですが、その向かいは、カレーダイニングやフランス菓子店、海鮮料理店、和菓子店など個性ありそうな店が並び、対照の妙を見せています。東武曳舟駅の入口もあって、その付近からはほぼ正面にスカイツリーが間近に見えます。
  <曳舟川通り沿いのカレー店、フランス菓子店等>
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 曳舟たから道の沿道は、ヨーカドーとビル一階の新しい店舗群です。そして、そこから曳舟川通りを渡って北に入る道沿いは、一転して古い雑然とした下町商店街の風情となります。居酒屋やお好み焼き店、ラーメン店などが並ぶ中に、ちょっと洒落た雰囲気の自然食品店があったりするのも良いですね。そしてその先にある「プラスワンショップ」というディスカウントスーパーは、道の両側に店を構え、「アメ横もビックリ」の標語を掲げて客を呼び、庶民的な雰囲気満点の様相を醸しています。ひとつの商店会が色々な顔を持っているという面白いところです。
  <東武ガード近くの「プラスワンショップ」など>
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 ところで、この商店会は京成と東武の曳舟駅に挟まれた好立地にあり、駅名は2つとも曳舟ですが、今の地名は京島、東向島で、曳舟という地名がないことがちょっと驚きです。商店街も地名の継承者として、今後もヨーカドーを核に多彩な顔を大事にして頑張ってほしいと思います。

・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

再び歩いた日 H30.09.15 【墨田区】 
 東武曳舟駅西側を歩いた後、所用があって東側のイトーヨーカドーに入り、出てきたところで曳舟川通りの向かい側に和菓子店「入船」の古き良き風情の建物の姿が視野に入り、思わず写真に収めました。ここは「イーストコア曳舟商店会」の領域です。相対するヨーカドーの大きく近代的な建物とは好対照の風景です。時間の関係で店内には入りませんでしたが、記録として加えておきます。
  <近代的ヨーカドーの向かいで古典的構えの和菓子店「入船」>
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[№97]金町栄通り商店会

歩いた日 H24.08.11 【葛飾区】 
 金町駅の北側を歩いたあと、南側の京成金町駅から電車で引き上げようとしたのですが、駅南側の商店街にも敬意を示さなければと少しだけ覗いたところ、この栄通りに足を引き込まれました。4両分のホームと線路が一本だけの京成金町駅のホームはずれの踏切(柴又6号踏切)を渡って入る商店街です。
 店舗密度はそれほど高くないですが、狭い道を挟んで焼き鳥やうなぎ、中華料理、居酒屋などの飲食店があり、夜の街という印象が強いように見えます。しかし、その中に洋品店や写真店などもあって、昼の街の要素も混在しています。歩行者用通路の感が強く安心して歩けますし、道に微妙な屈曲があって、先への興味を引かれ自然に足が進みます。
 やがて水戸街道(国道6号)手前にぶつかって商店街が終わります。この付近の水戸街道は上空に通過車両用のバイパス車線が高速道路のように覆い被さり威圧感があるので、早々に同じ商店街を引き返してきました。
 その途中、往きには見逃していた「重盛の人形焼」店を発見。人形町の老舗の出店でしょうか。下町らしいですね。ただ、道沿いの一部は駐車場や普通の民家になり、商店街の連続性が欠けつつあるように感ずるのは残念です。周辺住宅地への抜け道として重宝に使われる道であるようなのですが。
 上を見上げると、真新しい街路灯のポールに2種類のバナーフラグがかかっています。ひとつは、この商店街のキャッチフレーズなのでしょう、「買う街 飲む街 食べる街」という標語のような言葉が書かれているもの。夜と昼の混在という私の印象をそのまま代弁しているようです。もうひとつは、大きな「祝」の赤い字の上に「LED街路灯完成」の文字が。電気料金の節約になるとはいえ、街路灯の更新もなかなかできない商店街が多い中で、立派なものです。この小さな商店街でそれだけの事業ができる力があるというのは頼もしいことです。ちょっとほっとして、京成の改札からホームに上がりました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

夜型飲食店が目立つ商店街
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祝-LED街路灯が完成
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[№96]東金町昌明通り商店会

歩いた日 H24.08.11 【葛飾区】 
 真夏の蒸し暑さの中、歩くのも辛いのですが、金町駅北口側の金町駅前通り商店街を東に抜けた信号のない交差点から先、北に「金町しょうぶ通り」、北東に「昌明通り」という2つの商店街が続いており、ここまで来たらどちらかを歩かなければと思い、規模が小さそうな昌明通りを選びました。
 商店街入口には「上総屋」という鮮魚店と薬局が向かい合い、その先に庶民的ムードの街並みが続いています。細い通りですが全体に清潔感がある商店街という印象です。入ってすぐの「白樺」という蕎麦店の先のスーパー「フカイ」は廃業してしまったようですが、何かに生まれ変わるのでしょうか、内装工事をしていました。
 しばらく進んだ小さな四つ角には青果店とうなぎ店があります。うなぎの「関口屋」はうなぎ価格高騰の中でも頑張っている様子です。天ぷら店、生花店などを見ながら進むと「とうふ」の看板もかわいい良い雰囲気の豆腐店があります。その向かいには「あなたの街の肌着屋さん 大和」もあって親しめる風情ですね。その先の角には二軒目の小さな青果店。さらにその先で道がふたつに分かれますが、弁当店などがあって商店街が終わり、その先は住宅地となります。
 なお、この先にある金剛宝寺金蓮院というお寺は、水戸徳川家とも縁を持つ歴史ある寺院のようですが、ここまで来てにわか雨が降ってきたので、急ぎ足で駅方向に戻ることにしました。
 「昌明通り」という名の由来をどこかの店に尋ねようとも思ったのですが果たせず終い。帰ってネットで検索してもわかりません。読み方も「しょうめい」なのか「しょうみょう」なのか、それとも「まさあき」?それさえわからないままです。すみません。どなたか名前の由来をご存じの方、お教えいただけますでしょうか。
 金町地域は、東西方向の線路を挟んで南が金町、北が東金町という地名なのも不可解ですね。でもここはその東金町の中でも東側、それで正式名称が東金町昌明通り商店会というのは納得できます。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

思わず誘い込まれる商店街入口
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親しめる雰囲気のとうふ店や肌着店など
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[№95]金町駅前通り商店会

歩いた日 H24.08.11 【葛飾区】 
 葛飾区の北東部に位置する金町駅の南北には商店街がいくつも入り乱れていますが、蒸し暑い真夏の昼どきで歩くのがつらいため、まずは駅直近のこの商店街を選びました。北口側の駅前広場はこじんまりとしていて、それを挟んで東西両方向の線路と並行にこの商店街があります。駅正面には東急ストア等が入るビルがありますが、そこがこの商店街に属しているかはわかりません。
 まずは東側に歩を進めますが、駅近くにはカラオケ店や牛丼チェーン店などがあるものの、歓楽街的な雰囲気はわずかで、むしろ懐かしさやローカルムードを感ずる店が多く見られます。喫茶店も、駅側入口角には「COFFEE田園」、そして商店街中程には「純喫茶シャレード」が懐かしい風情を醸しています。もはや「純喫茶」という表示自体が貴重ではないでしょうか。
 駅近くの「音のデパートワカナ堂」さんは、敢えて今でも「レコード店」と呼ぶに相応しい印象ですね。東側出口付近のガチャポンがたくさん並ぶ古本店の隣の鍵・刃物店は、思わず覗いてみたくなるようなレトロな構えです。その向かいの「ディスカウントストアー トライ」や青果の「下金商店」も良い味を出しています。
 この通りの北側には飲食店等が多い金町中央商店街があるのですが、この商店街はそちらとは一線を画して独自のイメージを形成している様子です。和菓子の「立花本店」さんもきれいなお店でだんごや酒まんじゅうが美味しそうでした。
 一方、駅前から西側の区間は銀行や証券会社等もある中に飲食店も多く、やや異なる雰囲気ですが、「酒の市ヤマニ」までがこの商店街で、ここから先は金町銀座金町一番街という別の商店街となります。線路との間にある小公園はおじさん達の休憩場所になっていました。
 食事時だったので、駅前広場から東側に入ったところにあるそば・うどん店でカレー・そばのセットをリーズナブルにいただきました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

東側区間の駅側入口付近
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レトロ感ただよう鍵・刃物店(写真中央)
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再び歩いた日 H28.08.06
 ほぼ4年ぶりの金町再訪ですが、最近、昭和の「純喫茶」的な店への興味が深まり、金町一番街金町理科大商店会(旧金町銀座)を歩いた後に、駅前の「田園」に入って汗だくになった身体を癒しました。駅前広場に面した古いビルの狭い階段を上った2階はやはり昭和の空間です。食事は済ませていたのでアイスコーヒーのみですが、窓から高架の駅に発着する列車や駅前広場の風景を眺めながら、しばし「憩いのひととき」を過ごしました。
 この種の店は、常連客、年配客が多いものですが、ここは駅前という立地からかいろいろな層のお客が出入りしています。最近立地した東京理科大の学生がここに入るかどうかはわかりませんが。

駅前のビル2階にある純喫茶「田園」
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[№94]葛西駅前商店会

歩いた日 H24.08.04 【江戸川区】 
 東西線葛西駅西側の高架下商店街「メトロセンター」を抜けた先の線路沿い道路で上を見上げると、「葛西駅前商店会」の緑色の街路灯が続いていました。蒸し暑い日でしたが、ついつい誘い込まれるように歩き始めてしまいました。葛西駅は環状七号線(環七)側にバスターミナル等があってそちらが表側の感が強く、西のこちら側は、メトロセンターも含めて「駅裏」という風情です。
 街路灯の連なりを追うと、この商店街は線路沿いだけではなく、線路に垂直の南北方向の道も含むことがわかりますが、どうもその範囲がわかりにくいのです。環七西側に並行する南北道路の歩道を北に歩くと、最初の信号までが商店街範囲のようですが、そこで交差する東西道路の一部も同じ商店会に含まれるのでしょうか。この南北道路は、同じ緑色の街路灯の下にパチンコ店やマッサージ店などが連なり、街路樹があるとはいえやはり裏通り的な雰囲気が強い感じです。
 一方、線路沿い北側の道を西に進むと、線路側の一部にはメトロセンターの飛び地的な店舗群がありますが、向かいの北側面を中心に、中華料理店や海苔・お茶の店、婦人服店、煎餅店などが不連続的にあって、やはり表通りという風情ではありません。しかしこちらはパチンコ店もなく、夜の街という環境でもなさそうで、少々散漫な印象があります。線路の南側の一部も商店街に含まれているようですが、そちらも商店が連続しているという風ではありません。
 葛西一帯は比較的若い街というイメージがありますが、東西線の開通からもう40年以上も経っていて、新しさにもそろそろ年季が入っているのでしょう。特にこの商店街の線路沿い部分は、若者向きというよりは、周辺住宅地から駅に行き来する主に年配者に向いているように見えます。核となるような集客店がないのもその一因といえるかもしれません。
 歩いているうちにどうも雲行きが怪しくなり、にわか雨の様相となったのでそれ以上の探索を諦め、再び屋根のあるメトロセンターに戻り、食事をしてから電車に乗りました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

駅西側の線路沿いの商店街
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南北道路もやはり裏通り的雰囲気
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[№93]葛西メトロセンター会

歩いた日 H24.08.04 【江戸川区】 
 連日の猛暑で身体がバテ気味で、探索したい商店街は数あれど長い距離を歩く元気がなく、駅に直結した屋根つきのこの商店街を選びました。地下鉄東西線は、都心方向からくると南砂町の先から終点の西船橋まで高架上を走ります。葛西駅も環状七号線を跨ぐ位置にある高架駅で、メトロセンターは高架下商店街です。東京メトログループのメトロ開発という会社が運営するテナント店の集合体ですが、ちゃんと江戸川区商連に加入しています。
 駅直結とは言っても、改札の正面は環七に面し、バスターミナルがその両側にあったりしますが、メトロセンターへはそれを横目で見て高架下通路を環七とは反対側に行った先のやや目立たないところにあります。「西口」という表示がありますが、いかにも裏口といった感じです。
 で、この高架下の商店街も裏口的ムードが濃厚な雰囲気を漂わせています。ロッテリアや吉野家、ガスト、オリジン弁当などの全国チェーン店もあるのに、どことなく下町の路地裏的な空気が漂い、狭い通路をふだん着姿のおじさんが自転車でのんびり通り抜けていったりします。ここを自転車が走ること自体が意外な気もしますが、見ていると結構普通の風景になっているようです。
 中間で横切る道路を信号で渡り、両側に百円ショップのキャンドウがあったりする間を抜けていくと、線路北側の道路に出されます。この線路沿い道路には「葛西駅前商店街」の街路灯があって、全く別の商店街のようですが、高架下側の一部になにやら異質な構えに見える店舗群が実はメトロセンター会の所属で、中でも韓国料理店の隣の洋品店「クルクルボックス」は店先いっぱいに婦人服を吊るして並べ、独特の景観を作っています。
 さて昼食ですが、「西口」に近い「カレーハウス桃水」でやや辛めのカレーを美味しくいただきました。「ここで一番古いの。もう30年くらいやってる。」だそうで、土地に馴染んでいる様子です。葛西は人口構成が比較的若いはずですが、ちょっとレトロ感さえ感じるこのメトロセンターは、私のようなおじさんにも親しみやすい空間です。葛西駅開業は昭和44年ですが、ここはその当初からあったのかな。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★★☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

なんとなく懐かしさ漂う高架下商店街
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右側高架下の一角もメトロセンターの一部
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[№92]上野駅正面通り会

歩いた日 H24.08.01 【台東区】 
 上野で昼食にしようかと上野駅に降り立ち、アメ横方面ではなくジュエリーブリッジで昭和通りを東へ渡ってみました。重厚な上野駅の本駅舎はこちらに顔を向けており、その意味で、昭和通りから入るこの通りが「駅正面通り」を名乗るのは何ら不思議ではないのですが、観光地化している上野公園やアメ横方面と比べてこちらは裏町的な印象です。駅から直接見通せない位置にあるので、外来者が足を踏み入れるには抵抗があるのかもしれません。
 台東区商連のホームページでの紹介文では、上野駅正面通り会という名称で正式に発足したのは昭和35年だそうで、旧町会名「車坂通り」(くるまざかどおり)の愛称でも親しまれているとのことですが、歩いている間にはどちらの名称も目に入りませんでした。
 むしろ目を止めたのは、下町の歴史を刻んでいるとも言えそうな特徴ある店の看板です。入ってすぐ左にある松崎商店は「諸官庁払下品」の取扱店だそうで、ミリタリーショップと紹介しているサイトもある不思議な店です。その先の喫茶店「シャガール」の手前には「栄光武道具」店が構えています。何かあったら守ってもらえそうな頼もしさを感じます。さらにその先には、「鮒藤商店」という佃煮店が、いなごやはぜなどの佃煮を大きな器に入れて売っています。
 周辺はビジネス街のはずで、商店会員も銀行・商社・保険会社、卸商や小売店などで構成されるとのことですが、そういう中でこのような店がしっかりと根付いているのが面白いと思います。
 電線類が地中化されたきれいな印象の通りで、台東区の商店街マップでは商店街の範囲は佃煮店の先までとなっていますが、さらにその先も同じカラー舗装と街路灯が続き、永寿総合病院の先までがこの商店街のようです。病院の前には薬局が並びますがその先には和菓子の「竹隆庵岡野」がありました。
 ビジネスホテルも何軒かあって、上野駅利用の出張者にも重宝しそうですが、上野駅のターミナル性が低下しつつある中では別な需要で成り立っているのかもしれませんね。結局、めぼしい昼食ポイントにありつけないまま駅に戻りました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★★☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

駅前のジュエリーブリッジから見下ろす商店街
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思わず足を止めたくなる佃煮店
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[№91]亀戸五丁目中央通り商店街

■■■・・・活気衰えぬ下町の良き商店街は喫茶店ランチも超満腹
歩いた日 H24.07.28 【江東区】 

 亀戸の目抜き通りである十三間通り(明治通り)の中程、衣料スーパー「いなき屋」本店のあるところから東へ入り、延々650mほど続くのが「亀五中央通り商店街」です。駅前から亀戸餃子のある路地を抜けても行くことができます。下町の気さくな賑わいを感じる商店街です。商店街のホームページには、戦後、焼け野原からいち早く立ち上がって商店街活動を始めたという歴史が記されています。
 十三間通りに近い部分は飲食店も多く、餃子専門店藤井屋など亀戸らしい店もありますが、東へ進むほどに生活密着型業種の店舗が多くなります。八百関商店が賑わっていると思うと、次の角には栗田青果店がやはり活気を見せています。魚店、酒店なども複数あり、日常の食材や生活用品等のニーズに応えている様子です。銭湯「隆乃湯」の前では浴衣姿の女性たちが見られましたが、この日は隅田川花火大会の日でした。
<生活密着型業種店が多い商店街>
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 商店街中央のTSURUKAME(スーパー)入口付近には立派なアーチがかかり、さらにその先、東武亀戸線踏切までずっと商店街が続いていますが、ここまでくると賑わいが薄れ、店構えも古いものが多くなります。やはり駅から離れるにつれて先細りになる感じですね。でも、清信金物店などは昭和時代の子供の頃によくこういう店があったなあと思うような懐かしいたたずまいを見せています。
<懐かしい店構えの金物店>
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 十三間通り側の入口近くに戻り、精肉店でおやつのコロッケを買いながら店主に商店街のことを尋ねると、当事者の視点からの商店街論を語ってくれました。商店街が衰退するのは商店が客の求めるものを提供していないからだと。それで利益が出ないから後継ぎもいなくなるんだと。数ある商店街の中ではここはまだまだ元気があるように見えますが、多くの店では元気と創意工夫でお客を集める力がなくなってきている現実を突きつけられた感じです。
 お客の求めるものを提供し続けて利益を出せる店を増やすには個々の商店主の努力に待つしかないのかもしれませんが、亀戸天神という有力な求心点を持つ亀戸でさえもその環境は厳しく、これを打ち破る新しい流れが欲しいものだと思います。

・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

再び歩いた日 H29.09.18

 敬老の日という祝日。普通の商店街は休みの店が多いはずで、そんな日は無理をせず、純喫茶でゆったりとランチをしながらくつろぎましょう、というわけでネット情報から祝日でも開いていそうな喫茶店がある亀戸へ。亀戸餃子がある路地から亀戸五丁目中央通りの商店街へ出ると、意外にも多くの店が開いています。
 この商店街は活気を失っておらず、店舗の新陳代謝も少しずつ進んでいるようで、新しそうなベーカリーが目についたりしますが、それにしてもまた外国人が増えた感じですね。周辺に住んでいるのであろうアジア系がメインで、民族衣装らしき姿もあります。日本の商店街の姿のままインターナショナルタウン化しているというところです。
<店の新陳代謝も見られる祝日の商店街風景>
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 ここでの純喫茶には、「キャット」、「TANI」、「マシマ」などがありますが、なんといずれも祝日なのに営業中です。商店街中央のスーパー「マックスバリュ」脇の「マシマ」に入りました。しっとりとしたムードミュージックが流れる店内で、オムライスとナポリタンに飲み物がついた850円というお得なセットメニューを注文。小盛りの組み合わせかと思いきやほぼ1人前のナポリタンとオムライスが登場。喫茶店ランチでこんな満腹感を味わったのはかつてないことです。
 私の後に入店してきたお客2名も外国人でしたが、みな思い思いに静かに時間を過ごしておりました。別の喫茶店にもまた来てみたいと思います。
<ボリュームランチの喫茶店「マシマ」>
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