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ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

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ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

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皆さまのご感想や情報など、お便りをお待ちします。

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[№52]東日本橋やげん堀商店会

歩いた日 H24.05.28 【中央区】 
 中央区の北東端、地下鉄都営浅草線の東日本橋駅と神田川に架かる浅草橋、隅田川に架かる両国橋などに囲まれた東日本橋二丁目を範囲とする商店会です。「やげん堀(薬研堀)」とは、江戸時代前期にこの地にあった矢の倉という米倉から隅田川の間に開削されたV字状の運河の名が今に残されたものです。堀は元禄年間に矢の倉の移転とともに埋められたとのことで、今はその姿を想像もできません。
 薬草などをひいて粉砕する製薬道具が「薬研」で、V字状の窪みの上で円盤状のローラーを上下させて使うものですが、薬研堀の名はこのV字形になぞらえたものだそうです。
 かつて堀があったと思われるあたりに薬研堀不動院があり、ビルの谷間に埋もれるようでありながらその独特な形状が目を引きます。天正年間からの由緒があるそうで、現在は川崎大師の別院でもあります。店舗は町内各所に点在していますが、不動院前の道路や地下鉄駅前の集積度がやや高く、そのあたりを中心に毎年末に「歳の市」と近隣の繊維問屋街の「大出庫市」が開かれます。
 東日本橋二丁目は旧町名が日本橋両国で、江戸期の両国橋西詰は両国広小路と呼ばれ、江戸随一の繁華街だったそうですが、今は都心の一角を占める位置にありながらひっそりとしています。馬喰町、横山町の繊維問屋街の延長上ですが、問屋の衰退により都心居住型のマンションや中小オフィス等も増えているようです。店舗はそれらにサービスする飲食系が比較的多いと見えます。
 台東区との境をなす神田川には多くの屋形船が繋留され、川に架かる柳橋とともに江戸の風情を感じさせます。かつては花街だった柳橋にも隣接する薬研堀界隈は落語にもよく登場しますね。また、ここは七味唐辛子の発祥の地でもあるそうで、両国橋近くには小さな唐辛子店があります。
 商店街としての賑わいは乏しいですが、江戸紫の街路灯もつき、歴史を辿りながら散策するには良いところと言えるでしょう。地区内には、雑然としたビルの谷間から正面にスカイツリーを眺められる街路もあり、また、両国橋の袂から隅田川越しにみるスカイツリーも絵になります。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

薬研堀不動院前の通り
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ビルに挟まれたような薬研堀不動院
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[№51]大鳥前商栄会

歩いた日 H24.05.26 【目黒区】 
 目黒駅から目黒通りの権之助坂を下っていくと、目黒川にかかる目黒新橋の向こうに魅惑的なアーケードが見えてきます。この日は、さらに先の元競馬場通りを歩き疲れて、バスで目黒駅に戻ろうとしたのですが、大鳥神社前の交差点まで来たところでこのアーケードに吸い込まれてしまいました。組織名は「大鳥前商栄会」ですが、アーケードの表示は「大鳥前商店街」です。
 大鳥神社の門前町の位置にあり、昭和初期からの歴史を持つそうで、戦後は露天街からスタートしたとのことですが、それにしてもこのアーケード、かなり年代物です。私が子どもの頃などには良く見かけたスタイルですが、今は貴重な存在ではないでしょうか。老朽化したアーケードの安全確保や更新・撤去などは今時の商店街が抱える大きな問題のひとつですが、ここでは、この昭和の雰囲気を懐かしみつつも、将来どうするのかが心配です。
 幅の広い目黒通りの両側歩道で、双方の行き来は両端の横断歩道でしかできず、向き合っていながらも分断されている感じで、北側と南側では雰囲気もやや異なります。北側は、下目黒小学校への進入路があり、精肉店、鮮魚店、クリーニング店等もありますが、全体にやや暗い感じです。南側の方が人通りは多いようで、飲食、物販、サービス等のお店が営業していますが、山手通り方面と目黒駅との間の人の流れをどれだけ吸収できているでしょうか。通行する人の年齢層に比べて商店街そのものが高齢化している印象です。
 と、ここで、デジカメで撮影しながらの一人で街歩き風のお姉さん(お嬢さん?)を発見。なぜか無意識に追いかけながら彼女がカメラを向けていた方を覗くと、階段を降りた路地に呑み屋などがあるそそられる空間が。さすがに目のつけどころが違いますね。結局、おじさんの私は声をかけることもできず、信号を反対側に渡り権之助坂をとぼとぼと登って目黒駅に戻ったのでした。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

大鳥前商店街の全景
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年代物のアーケードの下で
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[№50]大鳥前元競馬場通り商店街

歩いた日 H24.05.26 【目黒区】 
 目黒にかつて競馬場があったのをご存じでしょうか。明治40年に開設され、今の日本ダービーに相当する「東京優駿大競争」の第1回大会も開かれたそうですが、周辺の住宅地化に伴い昭和8年に閉鎖され、府中の東京競馬場に移転したとのことです。
 目黒駅から目黒通りを走る東急バスに乗ると3つ目の停留所が「元競馬場前」です。大鳥神社前からこの停留所を挟んで油面の信号あたりまでの目黒通りが「大鳥前元競馬場通り商店街」です。バス停を降りてすぐのところに、中央競馬会と商店街で設置したという立派な馬の銅像があります。
 目黒区商連ホームページの同商店街紹介コーナーには、「ここ数年、数多くのアンティークショップや家具屋さんが立ち並び、インテリア通りと称されるほど若者たちに人気」とありますが、確かにありますね、年代ものの家具や骨董品ともいえるアイテムを扱う店が道の両側にいくつも。米店の隣がアンティーク家具店といった光景も。きっと、最初に出店したところが話題を集め、類は友を呼ぶという形でこの集積ができたのでしょう。強烈な個性のオーラを放っています。
 店ごとにそれぞれ主張があるのでしょうが、古い瓦屋根の店舗もアンティークショップに変身していたり、店構えのバリエーションだけでもなかなか面白いものがあります。「煙突掃除承ります」なんていう表示も。バス停近くの「手作りハム工房」や「はらドーナツ」などという店も何となく古典的に見えてしまいます。
 この商店街の街路灯は馬のオブジェつきで、照明もどこかアンティーク調です。そうした中に、昔ながらの蕎麦店や肉まん店、うなぎの宮川があったり、「頑固蛸 目黒本店」というたこやき店に人が群がるなどの多様性もあり、また、日常生活ニーズには東急ストアが応えているようです。「東京バレエ団」や多摩大学目黒中学・高校があって通学路にもなっていますが、その並びには「目黒寄生虫館」なるものも。そーっと眺めるだけで通りすぎましたが。
 少々長くてまとまりには欠けますが、特定業種への特化路線は商店街のひとつの行き方かなとも思います。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★★☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

競馬場の名残を主張する銅像
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古い構えの店もアンティークショップに
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[№49]油面地蔵通り商店街

歩いた日 H24.05.26 【目黒区】 
 「油面」(あぶらめん)の名に惹かれて訪れました。角に交番がある目黒通りの「油面」の信号から北に伸びる商店街です。江戸時代にこのあたりで菜種栽培が盛んで、菜種油の製造により税が免除されたという「油免」→「油面」の由来説があるそうですが、今は一面の住宅地に囲まれています。
 信号から入るとまず「油面自転車」という自転車修理店、その並びには画廊があって、さらに面白い発見が期待されますが・・・・、歩くにつれて人通りも少なくなり、空き店舗も目立つようになります。しかも、狭い道路で歩道もなく対面通行となっており、背後の住宅地から目黒通りへの抜け道になっているらしく、かなり頻繁に行き交う自動車を避けながら歩かなければなりません。商店街に面して油面小学校もあるのに、安全性の確保対策がまず必要といえそうです。
 昼過ぎの時間帯に歩いたのですが、土曜にランチができる飲食店は少ないようです。小学校(ABURAMEN ELEMENTARY SCHOOL の表札あり)の向かいあたりにある電器店「東大でんき」は、その名の訳が気になります。そこから北へ行くほど空き店舗が増え、レトロ感が高まりますが、「あびこ屋ふとん店」あたりの風情は、わびしさと懐かしさが入り交じった不思議さを感じさせます。
 この商店街の「売り」は、商店街中程にある「油面子育地蔵尊(高地蔵)」でしょう。もっと大きなお寺のお堂のようなものを想像していましたが、パン店の脇にこじんまりと佇んで道行く人を見守っていらっしゃいました。育児の厄除けに霊験あらたかということで、毎月3の日に縁日が開かれ、毎年2月と7月には大祭が行われるようです。
 鉄道駅から離れたハンディを負いつつも、周辺の居住人口は多いはずで、拠点性を再び高めるべく、子育地蔵尊にあやかって何か話題性を高める工夫はないものかと思いながら歩きました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

レトロ感満載の商店街の北端付近
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油面子育地蔵尊(高地蔵)
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[№48]魚らん商店会

歩いた日 H24.05.26 【港区】 
 「魚籃坂」の名は、坂の途中にある魚籃寺に由来するということです。品川方面からこの坂を降りてくると魚籃坂下の交差点で、ここを中心に桜田通りなどに挟まれたほぼ三角形の一帯がこの商店街です。住所は高輪一丁目で、正確には「魚らん銀座商店会協同組合」が組織名ですが、「魚らん商店会」としてアピールしているようです。
 商店会ホームページによると、大正時代からの歴史を持ち、都電があったころは大いに賑わったようですが、今は、地下鉄白金高輪駅が目の前にできたとはいえ、地区を囲む幅広い3本の幹線道路の交通量が多く、その流れの勢いに圧倒されているように見えます。
 まず、麻布へ向かう6車線道路の歩道を歩くと、薬店の先にインド料理や焼き肉店、ちょっと高級そうな蕎麦店などが並び、路地側にイタリア料理店が見えたりしますが、生活感は乏しい感じです。
 緑地帯がある三叉路から魚籃坂方向に入ると、釣り具店や印章店、古書店、乾物店など、多少生活色が感じられるようになります。そして、お茶屋さんの店頭にまたまた発見、「まぼろしの飴」の表示を。見たのは3回目ですが結構有名なのでしょうか。私が知らないだけ? 一歩入った路地に商店会館がありますが、その2階が「どんどん」という焼鳥屋であることが微笑ましく、ホッとさせられます。
 魚籃坂下交差点を右に折れ、桜田通りの歩道を進むと、ここもまた車の流れが激しく殺伐とした感を強くしますが、その中に、「頑なにここで頑張っています」という風情の「たたみ」店があるのは、思わず応援したくなります。「畳 襖 壁紙」と大書され、異彩を放っているように見えました。
 いわゆる生鮮食品の店は見当たらず、周囲に居住人口がどれだけいるかわかりませんが、日常生活ニーズは大丸ピーコックがあるのでそこで満たされているということでしょうか。
 この商店街で好感が持てるのは、地下鉄出口や商店街内に商店街のマップが掲示されていることです。こうした案内・誘導、アピールの努力は重要ですね。商店会の組織力が維持されているのを感じました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

茶店、薬店などがある歩道
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「畳 襖 壁紙」のお店
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[№47]四の橋白金商店会

歩いた日 H24.05.26 【港区】 
 下町愛好派の私が港区白金などを歩くには少しばかり勇気が要ります。それでも、都心3区のひとつに数えられる港区にどれだけ商店街らしい商店街があるかを探索するために、地下鉄の白金高輪駅から地上に出ました。北里大に向かうバス通りを西に少し進むと、左に氷川神社の立派な鳥居があり、その向かいが商店街の入口です。ここから一歩入って安心しました。気取った雰囲気はなく、レンガ舗装の一方通行路でまず目に飛び込んできたのが100円ショップ「キャンドゥ」の赤い看板だったからです。
 歩くにつれ、美容室や理髪店、パン屋や300円弁当の移動販売、普通の街の電器店や文具店、クリニックに歯医者さん、さらにはクリーニング店が4店もあるなど、「日常」が溢れています。シロカネらしいスイーツ店やレストラン、ジュエリーショップなどもありますが、「日常」に溶け込んだ形です。
 ホームマートという食品スーパーやグリーンショップという看板を掲げる青果スーパーのほか、小さいながら魚屋もあって、生活臭が濃厚です。児童遊園ではお父さんが子どもを遊ばせています。
 そしてそして、古びた「郵政宿舎」に挟まれるように古色蒼然と構えるのは「四の橋市場」。青果、魚、精肉などの大きな看板を掲げ、中は下町顔負けの市場空間の様子。土曜の昼で本格営業時間から外れていたようですが、この存在自体にうれしくなってしまいます。周辺住民の所得階層は高いのでしょうが、生活のニーズはどこも共通ですね。それを支える商店街の存在が頼もしいです。
 商店街を抜けると、古川の上を首都高速二号線が覆う四の橋交差点で明治通りです。橋のたもとに「時計台広場」があってベンチが置かれ、休憩ができます。ここまで一往復しましたが、オシャレイメージが強い白金地区にこのような気さくな商店街があることにホッとさせられました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

「日常」感があふれる商店街
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「我が道を行く」風情の「四の橋市場」
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[№46]町屋駅前東口商店会

歩いた日 H24.05.20 【荒川区】 
 日曜の夕方、町屋の駅周辺を歩き回った後、京成電車で帰ろうとしたところ、駅の向こうに「町屋駅前東口商店会」の黄色いフラッグが連なっているのが見えました。駅前高層マンションビルの「イーストヒル町屋はいから館」1階の店舗も含めて、線路沿いの藍染川通りとその一本裏の通りからなる小規模な商店街のようです。駅前の地図看板の裏が商店街看板になっていて、そこに書かれた店舗名を数えると25店ありますが、それだけではないかもしれません。
 オリジン弁当の左から裏通り側に入ると、二階部分がなぜか白壁風の「はいから館」1階にスーパー「グルメシティ」があり、これもこの商店会の一員のようです。その向かいには薬局があります。石畳舗装の道には自転車がたくさん停められ、駅から住宅地への抜け道となっているようです。
 藍染川通りに出ると、いかにも効きそうな大きな親指の絵が書かれた指圧マッサージ店の看板や、焼肉店などが目立ちますが、そんな中で、呑み屋の扉の上に掲げられた「家へ帰ったら何もないぞ」というメッセージは楽しいですね。
 おじさんたちの夜の町と主婦たちの昼の買物の町が混在しているようなところですが、こじんまりとまとまって、それなりに健全な雰囲気で地域に溶け込んでいる商店街と見えました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

スーパーもある裏通り部分
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藍染川通り沿いの部分
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[№45]江戸道商店会/町屋銀座商隆会

歩いた日 H24.05.20 【荒川区】 
 町屋は、京成線と地下鉄千代田線、都電荒川線が交差する乗り換え穴場駅です。都電の踏切を挟んで尾竹橋通り沿いに賑やかな商店街が続いていますが、ここでも敢えて少し外れた商店街を目指します。頼りは「荒川区まちあるきマップ」。
 京成の線路沿いの藍染川通りから江戸道商店会の入口を探します。街路灯でそれとわかりますが、車一台がやっとという通りに商店街らしき雰囲気はありません。くねくねと道なりに歩くとすぐに町屋銀座商隆会に変わります。といっても歩いている時はその境界にも気づきませんでした。
 商店街の名前は風情があるのですが、閉ざされたシャッターの連続です。日曜日ということを割り引いてもやはり空き店舗が多いようです。そんな中で「グランドシューズ」と書かれた古いテント看板の店が開いており、中ではご主人が靴の修理を黙々としていました。修理専門のようです。また、若い元気そうな店主の焼鳥店に数人の人だかりがあり、ほっとさせられます。ここは注文を紙に書いて渡す仕組みのようです。
 他に開いている店がほとんど見当たらないまま、都電通りの町屋二丁目電停前に出てしまいました。入口角には餃子店と思しき店に数人のお客さんがありましたが、ご近所の人気店といったところなのでしょう。
 平日や夜には多少は賑わうのかもしれませんが、どうも時代に取り残されてしまったような感の強い商店街でした。若さを保てなかったということなのでしょう。見た限りでは、あの焼鳥店が希望の灯です。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

ここが江戸道商店会
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町屋銀座商隆会の焼鳥屋さん
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[№44]綾瀬四丁目仲通り商友会

歩いた日 H24.05.20 【足立区】 
 地下鉄千代田線とJR常磐線の接点である綾瀬駅は、イトーヨーカドーのほか、高架下や周辺に商店が集積して人通りも多いですが、足立区が提供している「足立区商店街マップ」を頼りに、敢えて少し外れた「B級」度の高そうなところを求めてここを訪れました。マップではずいぶん長い商店街が続いていることになっています。が、しかしです。
 線路沿いに西にしばらく歩いたところから北に向かって始まるのですが、ここでしばし呆然。この寂寥感はどうしたものでしょう。ここで間違いないはずですが、商店らしきものがない。仕方なく北へ歩き出しましたが、行けども行けども寂寥感が増すばかりです。周囲は住宅地で、西側には綾瀬川に沿った首都高速三郷線の高架橋が威圧するように並行しています。歩く人もまばらです。
 1㎞ほど進む間に営業している店は、江戸一万来館という料理店のほか、小さな洋品店、うなぎの看板の食堂、理髪店、中華料理店くらい。中華料理店も客はおらず、店内でおばちゃんが一人テレビを見上げています。シャッターを降ろした建物が多いですが、日曜で休業という雰囲気ではなく、看板もなく「空き店舗」どころかもはや「廃店舗」と言うべき姿のものが大半です。
 綾瀬6丁目(綾瀬病院前)の交差点まで歩道のレンガ舗装と街路灯は続いているのですが、これが維持できているのが不思議な気がします。この通りは、足立区のコミュニティバス「はるかぜ」号が1時間に4本程度も走るルートになっていてバス停もあるのですが、バス待ちの人の姿もありません。
 マップではさらに北東に商店街の赤い色塗りが伸びているのですが、そこには道がありません。ここで諦めて近くの綾瀬7丁目バス停から東武バスで駅に戻りました。私が肝心なところを見落としているのかと、再度マップ上で駅付近に赤塗りが枝分かれしているところを探そうとしましたが、やはりそんな道がない。狐につままれたようです。ずいぶんと空虚な思いにとらわれたひとときでした。
・なつかし度  ☆☆☆☆☆
・ぬくもり度  ☆☆☆☆☆
・ひょうきん度 ☆☆☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

寂寥感がただよう通り
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営業している理髪店とその周辺
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[№43]住吉銀座商店街

歩いた日 H24.05.19 【江東区】 
 全国に「銀座」を名乗る商店街が多い中で、ここは比較的目立ちにくいところかもしれません。江東区居住経験のある私も、申し訳ないことについ最近まで知りませんでした。で、土曜日の夕方に立ち寄ってみました。
 地下鉄都営新宿線と半蔵門線が交差する住吉駅から地上に出て、新大橋通りを西に進むと最初の信号の名称が「住吉銀座商店街」です。そこから北方向に、両側歩道上に一部途切れながらもアーケードが続く商店街があります。そして、おーっ、その先にはスカイツリーがほぼ正面に見えるではないですか。新たなビュースポット発見です。商店街のアピール素材にもなるのではないでしょうか。
 商店街に入るとすぐに魚屋の「池長」(いけちょう)、隣には青果店があって、地域の日常生活に溶け込んだ商店街であることをうかがわせます。青果店は商店街中程にもうひとつ。これに精肉店が加われば生鮮三品が揃うわけですが、ありました、「肉の川上」。早速コロッケを買い求めようとしましたが、揚げ物コーナーは、ん?空っぽ?。でももしやと思って店に入ると、「どうぞ、オーダーですから」とうれしい言葉。注文を受けてから揚げてくれるのです。揚げたてサクサクのコロッケ3つをゲットしました。
 この精肉店の向かいは高層マンションで、その1階にも商店がいくつかありますが、そこには「すみとし商工会」の表示が。「川上」のご主人に聞くと、住吉銀座商店街とは別組織になっているようです。マンション化の進展に伴い商店街も分解されてしまうのでしょうか。「このへんも変わってきちゃったねえ」とはご主人の弁。変わらない良さも守っていきたいものです。百数十メートルの短い商店街ですが、豆腐店や酒店もあり、小さいながらも生活密着型の良い商店街の印象を持ちました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

商店街の向こうにスカイツリーが見える
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揚げたてコロッケがうれしい「肉の川上」
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[№42]芝商店会

歩いた日 H24.05.16 【港区】 
 実はこの商店街内に、盛りがとても良い蕎麦店があるという情報を得ていて、平日の昼時、都内での移動ルートに近かったため、昼食に寄ってみようと思い立ったわけです。JR田町駅から第一京浜を浜松町方面にしばらく歩き、芝四丁目の交差点から西を見ると「芝商店街」入口のアーチが見えます。ここから北へ向かう道と途中から西の日比谷通り方向に向かう通り沿いが商店街の中心軸です。
 港区のビジネス街に囲まれた商店街ということで、店舗の中では圧倒的に飲食店が多い構成です。ビル一階でランチを提供する喫茶店や洋食店のほか、中華、寿司、蕎麦、うなぎなど種類も豊富です。お弁当を販売する店もあり、近隣のビジネスマンたちの胃袋を満たすのには事欠かないというところですが、そうした中に、魚吉という鮮魚店や日用品店などがさりげなくあって、生活対応の機能も健在なのがうれしいですね。法泉寺というお寺も自然な形で溶け込んでいます。「新橋ベーカリー」というパン店が併設する喫茶店の名が「ニューブリッジ」というのも微笑ましいです。
 「江姫ゆかりの地」のフラッグが続く一方、この商店街は「激辛ストリート」(芝辛)としてもアピールしていて、今年のKARA-1グランプリ「激辛グルメ日本一決定戦」で3位入賞したという「芝の鳥一代」さんも確かにありました。なかなかユニークな頑張りを見せています。
 さて、蕎麦店はその数が特に多いですが、その中に見つけました。お目当ての店「ざるそば屋」を。確かに普通でもかなりの盛りの量ですね。味も良し。満腹になりました。ここで間違って大盛りなど頼んだら大変なことになりそうです。
 店舗がびっしりと連なっているという程ではありませんが、ビジネス街とうまく共生している商店街と見えました。西へ抜けると都営三田線芝公園駅の入口がすぐそこです。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

飲食店が多い中に魚屋さんもある商店街
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大盛りの蕎麦店「ざるそば屋」
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[№41]お花茶屋商店街(プロムナードお花茶屋)


歩いた日 H24.05.13 【葛飾区】 
 日曜日の夕食のおかずにどうしてもコロッケが食べたくなりました。それもスーパーやチェーン店のものではなく、商店街の肉屋か惣菜店で揚げているコロッケが。そんな店を求めて下町ムードいっぱいのこの商店街に立ち寄りました。
 京成お花茶屋駅を背にして北に伸びる「プロムナード」という名の商店街に入ると、最初はかなりの賑わいですが、進むにつれて少しずつ人通りが少なくなります。日曜の夕方のせいか、閉まっている店もちらほらあります。中程で元気な呼び声が続く鮮魚店の「魚浩本店」では、窓の下の壁に魚の絵が並び、それぞれに名前が解説してあるのが微笑ましく見えました。
 共栄学園の前の信号を渡るとさらに別組織の商店街が続きますが、日が暮れてきたのでこの日はここまでにして引き返しました。美味しそうな蕎麦店が少なくとも2軒、でもここで蕎麦を食べるわけにはいきません。そうです、コロッケです。ところが、とんかつチェーン店や弁当店にコロッケはあるものの、私が求めるようなお店が見当たらないのです。それとも見落としたかな。ちょっとがっかりしつつ駅に戻りましたが、部活帰りらしい高校生の集団が賑やかに商店街に吸い込まれていくのを見て、若者にも親しまれている商店街だなと思い、気を取り直しました。
 お花茶屋は、鷹狩りに来て腹痛に倒れた将軍吉宗を、茶屋の娘お花が介抱して回復させたとの故事に因む地名で、そんな歴史的由来が活気づくりに活かせないだろうかとも思います。「『現代のお花さんを探せ』プロジェクト」なんてどうかな。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

日曜の夕暮れ時のプロムナードお花茶屋
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元気な呼び声が続く魚屋さん
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[№40]亀有銀座商店街(ゆうろーど)

歩いた日 H24.05.13 【葛飾区】 
 亀有駅南口が再開発ですっきりと整備されてからもう15年以上も経つのですね。駅を出ると左側に大きなイトーヨーカドーが入居する再開発ビル「リリオ」、そしてさらにその奥の環七沿いには巨大なショッピングセンター「アリオ亀有」があって、さぞや既存の商店街は打撃を受けただろうと思いきや、それぞれの商店街が元気に頑張っています。その後押しをしているのが亀有のヒーロー、「こち亀」の両さんこと両津勘吉で、あちこちに銅像が立ち、「両さんグッズ」も様々に作られています。
 亀有銀座商店街は駅前正面に伸びる通りで、正式名よりも「ゆうろーど」としてアピールしているようです。大きな「ゆうろーど」のアーチに誘われて入ると、店の上に大きな酒樽に跨がったおじさんのオブジェがある酒店や、その隣には行列が絶えないからあげ店、ずいぶん大きな構えのペットショップ「長妻商店」や亀有名物焼だんごの看板を掲げる和菓子の「伊勢屋」など、興味を引く店が多くあります。うなぎの「川亀」など亀のつく名の店が多いようにも見えます。
 旧水戸街道まで続く一本道のほか枝道も含めてA~Eの5つの街区で構成しているようで、それぞれに良い味を出しています。リリオ側に分岐するB街区はアーケード街で趣を異にしますが、シャッターを降ろした店が多いのは日曜日のせいでしょうか。韓国料理店が隣で韓国食材も売る店も構えるなどの面白さもありましたが。そして極め付きはD街区で「食品市場」の看板を掲げる不思議な空間。迷い込むと昭和30年代の市場のような中に青果店や惣菜店などが密集していて狭い通路を奥に進むとL字型に曲がって外に出ました。ここはどこ?どうやら枝道のC街区に出たようです。これぞ亀有ラビリンス。
 「こち亀みやげ」と銘打った両さんどら焼、両さんサブレや、「少年両さん像」をながめながら駅前に戻りました。本当に街にヒーローがいることの効果は大きいですね。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★★☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

ゆうろーどの中央部付近
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巨大のオブジェの酒屋と行列のからあげ店など
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[№39]亀有北口中通り商店街/亀有北口一番街商店街

歩いた日 H24.05.13 【葛飾区】 
 以前この欄で、葛飾区の商店街連合会のホームページが見当たらないと書きましたが、区役所のホームページに商店街マップを見つけました。「かつしか電子マップ」の中にあって、これで亀有駅の周辺に複数の商店街がひしめいているのを確認したのですが、どこに惹かれるかは行ってみないとわかりません。亀有駅のまずは北口側に出て、正面方向にあるのが亀有北口商店街ですが、駅前広場を一回り歩くと左側にそそられる商店街の入口をみつけました。それが「中通り」です。
 駅側の入口は寂しげですが、50mほど進んでから右(北)側にまっすぐ続く比較的人通りの多い道が現れます。これが中通りの主軸をなす通りで、途中で東西に交差する道の一部もこの商店街に含まれます。また、中央付近で交差する東西の通りのひとつは「一番街」として独立組織になっています。
 中通りは、亀有北口商店街の西側に並行する位置にありますが、空き店舗はちらほらあるものの裏通りというほどの雰囲気でもなく、地域の生活に溶け込んでいるように見えます。亀有といえば「こち亀」の両津勘吉が街のヒーローで、駅前などに銅像がいくつもあるのですが、この商店街に「ごち亀」という飲食店があるのも笑えます。元気の良い和菓子店と鰻店の並びが醸しだす懐かしい空気にも好感が持てます。角の花店が華やかさを演出し、ちょっと洒落た雰囲気のアロマセラピーの店があるなど、新しさも感じさせてくれます。
 一番街では、「つけめん 道」の前に30人ほどの行列ができていて、またその並びの「そうざい山口」にも次々とお客が訪れ、賑わいスポットとなっています。街の活気をリードするこういう小さな名店の存在が大事なのですよね。
 中通りを北に抜けるとすぐに足立区との区境で、この商店街は足立区民にも親しまれているようです。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★★☆☆

亀有北口中通り商店街の南北通り
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一番街のラーメン店の行列と元気な惣菜店
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[№38]折戸通り商栄会

歩いた日 H24.05.12 【豊島区】 
 山手線の大塚駅にふらりと降り立ち、駅の南北を一回りするといくつかの商店街がありますが、その中で最も「B級度」が高そうな折戸通りに足を進めました。駅前から直接見えにくい位置にあるせいか、他の商店街のように飲食店チェーンなどの看板はほとんどなく、地味な印象の商店街です。
 都電の線路を横切って商店街に入ります。車道の両側にやや狭い歩道がついていますが、人通りはそれほど多くありません。街路灯の下に「折戸通り商栄会」の青い共通フラッグが続いています。ほぼ南北方向の通りですが、適度なカーブが先への興味を誘います。シャッターを降ろしたままと思われる店もありますね。周囲は住宅地ですが、日常生活に密着した生鮮三品の店がほとんどないようなので、人が「溜まる」場がなく、皆が足早に通り抜けて行くという感じです。
 飲食店はいくつかあって、蕎麦店や「うなぎ」の看板を掲げる「天平食堂」などは、昭和の大衆食堂という感じのたたずまいを見せています。ラーメンの「大勝軒」も発見。大勝軒にはいくつかの系列がありますが、ここは東池袋系のようです。そういえば大塚は東池袋に近いですね。
 しばらく進むと左側のビルに「萬劇場」の文字が。「夢魔」という公演の案内が掲げられていました。こういうところにも「小劇場」があるのですね。立ち止まって見ていると若い女性が吸い込まれていきました。文化の「溜まり」場はあるではないですか。商店街もそれを活かせないでしょうか。現状では関連づけはほとんどなさそうです。
 都立文京高校が見えたら商店街はここまでです。さらに先に進むと西巣鴨界隈の商店街に行けるのですが、この日はここで引き返しました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

適度なカーブに沿った商店街
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「萬(よろず)劇場」
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[№37]神保町さくら通り

歩いた日 H24.05.12 【千代田区】 
 「本の街」神保町で東西の主軸をなす靖国通りの、神保町交差点と専大前交差点の間の南側に並行するのがさくら通りです。東側に続くすずらん通りは賑やかですが、こちらは歩く人も少なく、土曜日ということもあって静かで、駐車車両が目立ちます。神保町の一角ですが、書店はわずかしかありません。住友商事のビルなどオフィス街の中に商店が混在する感じで、ここの組織名も「神保町さくら通り実業会」であって、商店だけではないぞと宣言しているようです。
 すずらん通りから白山通りを渡ってこのさくら通りに入ると、すぐ左には有斐閣のビルがありますが、本の街の風情はここまで。ここから先、華やかさは乏しいのですが、途中の交差点の角にレンガ造り風の古風なビルが目を引きます。歴史的建築物とも見えるこの建物に入居しているのが「日本タイ協会」であることも面白いところです。タイ王国との友好親善の諸事業を行っている財団法人のようで、玄関にタイのポスターが貼ってありました。
 通りの西の端近くには、閉まっていましたが「大丸やき茶房」の看板を掲げる店があり、開いている時に覗いて「大丸やき」の正体を確かめたいところです。由緒正しき和風スイーツといったところでしょうか。また、柿島酒店の店頭に、足立区の商店街でも見かけた「まぼろしの飴」の文字が。喉や咳に効く飴のようですね。
 実はこの通りのもう一本南の通りに、以前何回か行った雰囲気の良い蕎麦店があって、それでこの通りは知っていたのですが、今回初めて全区間を通り抜けました。といっても250m程度ですが。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

さくら通りの西側入口
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日本タイ協会が入居する歴史的建築物
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[№36]神田一八通り商栄会

歩いた日 H24.05.12 【千代田区】 
 都心のビジネス街の中の商店街を土曜日に歩くのは賢明ではないかもしれませんね。ひっそりとして閉まっている店も多く、平日の喧騒が想像しにくいですが、逆にゆったりと落ち着いて歩けるぞと無理に自分を納得させて出かけました。でもここは、千代田区の商店街紹介サイトでは「神田一八通り商栄会」のはずですが、スリムな街路灯はポツポツあるけれど、どこにも商店街名の表示が見当たりません。
 中央通りの須田町一丁目の信号から西へ、外堀通りを跨いで本郷通りまで、ちょうど靖国通りの南側に並行しています。神田須田町、神田多町二丁目、神田司町二丁目、神田美土代町と、古き良き江戸の地名を残すエリアで、因みに多町と司町は二丁目だけがあって一丁目がないという町名です。
 周囲がビジネス街なので飲食店が多く、インド、上海、イタリアなど世界が高密度に集まっている感じですが、その中に、歴史ありそうな寿司店、蕎麦店、江戸小物の店、くずもちも扱う甘味処なども見られます。「一八すし」という寿司店が唯一商店街名と関係ありそうですが、「一八通り」の名の由良を知りたいところです。あの蔵前の有名ラーメン店「元楽」の支店も発見。
 この商店街の魅力は、主に外堀通りから東半分にあります。歴史を感ずる建築物の店舗が散見されるのです。多町二丁目の信号の角にはすばらしく年季が入った建物が。ここは現役のクリーニング店のようです。都心でもこうした生活サービス店が残っているところがうれしいですね。バブル期の地上げでこの種の個人商店はかなり減ったはずですが、人口の都心回帰時代に、こういう立地の商店街もこれからまたあり方を変えていくのかもしれません。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ☆☆☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

寿司や天ぷらなど和食店も混在
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超古典的建築物のクリーニング店
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[№35]大井三つ又商店街

■■■・・・映画の名場面の舞台となった商店街で、レトロ喫茶に入る
歩いた日 H24.05.09

 この商店街は30年以上前から知っていて、今も所用でよく通り抜けています。大井町駅の南側で池上通りが跨線橋で線路を越えていますが、そのルートがない時代は踏切からのこの商店街が池上通りだったそうで、狭い道を大きなバスが人波をかきわけて通過する昔の写真を見たことがあります。
 線路側の入口には「みつまたの時計台」があって目印になっています。商店街の店舗構成は時代と共にだいぶ変わりましたね。昔からの店も残っていますが、商店街入口左側の一角には大きなホテルが建ち、同じく右側も最近ビルに建て変わりました。また、外から丸見えの整骨院ができたり、ビルの上階に岩盤浴のリラクゼーション店があったりと、時の流れを感じさせます。
<線路側の商店街入口(みつまたの時計台)>
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 緩やかな上り坂の商店街を抜けたところが三つ又の交差点で、その角に「大井三つ又身代り地蔵」が小さな祠に収まってあります。地域の守り神となっているようですが、その斜め向かい、今は駐車場になっている小さな敷地に、以前は「時代屋」という骨董品店がありました。そう、昭和58年ごろの映画「時代屋の女房」の舞台です。若くして亡くなった主演の夏目雅子さん(「真弓」役)が日傘をさして渡ってきた片側が螺旋階段の歩道橋は今でも健在です。「真弓」がお地蔵様の前に座るシーンも確かあったと思います。そんなシーンの形跡が今は全くないのも残念です。
<三つ又身代り地蔵(右側が商店街)>
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 南の大森方面からきた池上通りがこの交差点でいくつかの道に分かれるのが、おそらく「三つ又」の名の由来でしょう。お地蔵様の隣の小さな青果店で、ご近所のご婦人客が明るくお買物をしているのに、なんだかほっとさせられます。

・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

再び歩いた日 H29.06.07
 平日の昼過ぎに、大井三つ又商店街の中ほどで、以前から気になっていた喫茶店「マロニエ」に入りました。大きなくすんだ看板の下から地下に降りる階段があります。入ってみれば店内は意外に広く、1時をまわっているとはいえ、お客はだれもいません。見渡せば、典型的なレトロ昭和喫茶です。
 「お好きな席へ」と言われ、中ほどで壁際のテーブルを選び、ランチセットのメニューを見ます。ビーフカレーの他に「北インドカレー」というのがあって、ややスパイシーとのことなので、それとコーヒーのセットを注文。ビーフカレーと両方楽しめる「二色カレー」もメニューにあります。
 隠れ家的な空間で、平日ながらゆったりとしたひとときを過ごしました。入口のビジュアルがお世辞にも綺麗とは言えないので、それを改善すればもっと客が入りやすくなるのに、なんて思いましたが、きっと「これで良し」なのでしょうね。
 商店街は一部建替えも進んで、また少しずつ環境が変わりつつありますが、店舗の歯抜けは少なく、機能はあまり衰えていないようなのが幸いです。

<商店街中央に構える「マロニエ」の入口>
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ご案内

当ブログをご訪問いただきありがとうございます。
少しずつですが商店街を歩いて記事を増やしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
記事をご覧になってのご感想やご意見などのコメントをぜひお寄せください。記事の中の誤りや関連情報などがありましたらぜひご指摘ください。
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まち歩きがお好きな方とのコミュニケーションも希望いたします。楽しいリンク先などをご紹介いただければ幸いです。
また、「B級」にふさわしい面白そうな商店街の情報がありましたらお教えください。歩きに行けるのは東京の下町を中心としたエリアに限られますが、新しい発見を求めてできるだけ出向きたいと思います。
なお、「B級」の基準があるわけではありませんが、地域と共存し、今後も長く人々に愛され、さらに様々に輝いていって欲しいという応援の気持ちを込めて「B級」という言葉を使っています。全国的に商店街は衰退傾向にありますが、ちょっとしたアイディアや頑張りで光を取り戻せる可能性は残されていると考えます。そんなきっかけにも少しでもなれたらいいなという密かな「野望?」も抱いています。こうした考えに多少なりとも共鳴してくださる方のご意見などのコメントを重ねてお願いいたします。
H24.05.10
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[№34]南千住仲通り商店会

歩いた日 H24.05.05
 都電の終点「三ノ輪橋駅」に隣接し、今や全国的に有名になった活気あふれる「ジョイフル三ノ輪」商店街を背に、日光街道を渡って少しだけ左に行くと南千住仲通り商店街がひっそりと迎えてくれます。ゴールデンウィークの真っ最中ということもあって、閉まっている店が多く、入口付近で「はんこ」の大きな看板を掲げる印章店もシャッターが降りていました。
 歩くにつれて、中華料理店や電機店、家具店、鮮魚店、蕎麦店など開いている店も増えてきて、だんだん人通りも多くなり、周辺地域の生活に溶け込んでいる様子が伺えるようになります。でも、シャッターを降ろしたままで看板も錆びたような本当の空き店舗も少なくないように見えました。さらに歩くと右側に「豊川稲荷」という小さな神社があって、ここがこの商店街の守り神となっているようです。
 商店街を抜けると右側に常磐線の高架線路がありますが、その手前に小塚原回向院が見えます。江戸三大刑場のひとつとされた小塚原刑場に由来し、かの吉田松陰らもここに埋葬された経緯があるそうで、そんな重い歴史を背負った地でもあります。
 ここから南千住駅はもうすぐそこですが、常磐線、地下鉄日比谷線、つくばエクスプレスの3線が停車する駅に近い割にこの商店街は控えめなたたずまいに見え、何かひとつ名物商品でもあれば注目度も増すのでしょうが、近くのジョイフル三ノ輪に刺激されるでもなく、ひたすらマイペースで近隣の生活サービスに徹しているような印象を受けました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

南千住仲通り商店街の風景
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商店街内にある豊川稲荷
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再び歩いた日 H26.05.24
 南千住商友会から南千住駅に戻る途中で再びここを通りました。前回(2年前)は5月連休中で静かな印象が強かったのですが、今回は「普通の」土曜日。前回よりは営業店が多いせいか、やや明るさを感じました。
 それでも、やはり空き店舗が目立つ部分もあり、駅近くなのに活気が乏しい状況は変わりません。ただ、懐かしい看板建築の構えの店が多いことに改めて気づかされるなど、「渋さ」の面では評価できるかなとも思います。古い建物を使った美容室などがあったりして、この「渋さ」を活かした工夫がさらにあれば全体の話題性を高めることもできるかもしれません。

看板建築が目立つ渋い街並み
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[№33]みちびき花の辻商店街

歩いた日 H24.05.05
 言問通りの浅草観音裏通り商店街を歩き終えて、ふと通りの向かい側を見ると、雷5656会館の右側に「みちびき花の辻商店街」の粋な感じの標識が目に入り、ふらふらと通りを渡って誘い込まれました。が、私にはこの商店街を語る資格はないかもしれません。最近は「奥浅草」と呼ばれるようになったこの一帯は多くの料亭などが点在する浅草花柳界の中心地であり、そういう世界は私のような庶民にとって全くの異次元空間であって、知らずして語ることは許されないと思うからであります。
 柳通りを歩いていくと、浅草地区内を無料巡回している「パンダバス」の「浅草見番」という停留所があり、それを見てやっと「あっ、ここが見番か」と気付く有り様。料亭、芸妓置屋、待合の三業の総合窓口とも言うべき見番の向かいには由緒ありそうな蕎麦店があったりして、しばらく見入っているとその前をお客さんを乗せた人力車やパンダバスが通りすぎていきました。
 台東区商連や都商連のホームページによれば、ここは最近できたばかりの加盟店数14の商店街だそうですが、東京都公園協会の「まちなか緑化活動支援」事業のモデル指定を受けて、竹垣の設置など緑豊かでエコな商店街づくりの活動に積極的に取り組んでいるそうで、確かに落ち着いた雰囲気を感じることができます。B級というには恐れ多い、申し訳ないと肩をすぼめながら、二本ほど東の通りへ「コの字」型に歩いて言問通りまで戻ってくると、その出口にも「みちびき花の辻商店街」の標識が。どうやら面的な広がりを持っているようで、そこに立っていると、歩いてきた道を台東区のコミュニティバス「北めぐりん」が走り抜けてきました。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ☆☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

雷5656会館脇の商店街入口
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三業会館・浅草見番付近
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[№32]浅草観音裏通り商店街

歩いた日 H24.05.05
 大小の商店街がひしめき大勢の観光客で大混雑の浅草は浅草寺南側に対して、北側は古くから観音裏と呼ばれてきましたが、こちらも近年は注目度が高まっているようです。その中で、観音裏通り商店街はずばり「観音裏」を名乗る割には比較的地味な印象です。東西に走る言問通りの南面だけで組織されているようで、西は西浅草三丁目交差点から東は雷5656会館の向かいあたりまで、長さにして300m程度でしょうか。
 それでも、外国人観光客も含めて多くの人が行き交い、祭用品店などを覗く姿が目立ちます。そんな中にスペイン料理の店が構えていたりして、和洋折衷も織りまぜた感じの通りとなっています。浅草寺を中心に浅草一帯を少し大回りにぐるっと回遊するには良いコースになっているのでしょうね。店舗数はそれほど多いわけではないけれど、店によってはそうした回遊客をうまく取り込んでいるようにも見えました。
 ところで、この言問通りから北側一帯は、最近は観音裏ではなく「奥浅草」と呼ぶようになったようで、浅草三丁目のバス停もいつの間にか「奥浅草(浅草三丁目)」に名前が変わっていて、ここに停車する日暮里行きの急行バスもできて、バス待ちの長い行列ができていました。鉄道駅ではないけれどこのような公共交通拠点を抱えることもメリットのはずですが、これをうまく活かしながらも、商店街の名称だけは「観音裏」を継承していってほしいなと思いながら歩きました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

祭用品店「めうがや」
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和洋折衷の面白さ
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[№31]浅草千束通り商店街

歩いた日 H24.05.05
 浅草ひさご通りから言問通りを渡って北に続くのが浅草千束通り商店街です。都営バスも走る2車線の車道を挟んでアーケードがついた両側歩道に商店が並んでいます。ここまでくると一大観光地の浅草の喧騒からやっと逃れた感じですが、それでも、外国人観光客が喜びそうな骨董品店があったりして、下町らしさが濃厚です。
 かつては旧吉原への通い道としてたいそう賑わったというこの商店街は全長が約1㎞にもおよび、さすがに北に行くほど空き店舗も目立ってきますが、それでも歩くのを飽きさせない面白い名前や構えの店が点在しています。「デンキヤホール」という名の喫茶店、「ナイモノワナイ」と銘打った大門という名の食堂(?)、餃子店の「末っ子」など。「マチダデンキ」も電気店なのに下町風情で固めたこだわりの店構えでした。
 このあたり一帯を最近は「奥浅草」と呼ぶようになったようで、「おくあさちゃん」というマスコットキャラクターも登場したらしく、商店街途中に「奥浅草観光案内所」なる看板を掲げた建物がありましたが、誰も居らず閉まっていました。ここはどういう施設なのでしょう。
 中程の浅草四丁目バス停付近がこの商店街の中心らしく、青果店や青果店と並んで「百貨丸重本館」という店舗にもご近所の住民がたくさん出入りしていました。長い商店街の中に、古本店も含めて書店が3軒あり、いずれも、店主がハタキでパタパタと本の埃をはたいていそうな懐かしい風情です。
 往復2㎞は少々疲れましたが、店舗数約160というこの商店街は、親しみの持てる商店街らしい商店街といえます。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★★★★☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

商店街中程の交差点
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生活感漂う「百貨丸重本館」の界隈
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[№30]浅草ひさご通り商店街

歩いた日 H24.05.05
 大型連休の最中で、普通の住宅地近くの商店街では休業店も多いだろうからと、敢えて盛り場周辺に繰り出すことにしました。浅草でも大小の商店街がひしめき混雑が激しい雷門周辺を避けて、少し奥まった位置にあるひさご通りへ。しかしここも、花やしきに近いせいもあってかなりの人出です。
 六区の興行街を北に抜けると浅草ひさご通りの立派なアーケードがお出迎え。「粋」をコンセプトに「江戸街構想」を掲げ各種事業を展開しているということで、「豊かでうるおいのある町づくりに貢献した」と都知事から表彰もされたそうで、これはもうB級と呼ぶのは失礼でしょうが、せっかく歩いたので敢えて取り上げさせていただきます。
 観光客相手に下町商品を売る店と、生鮮品も含めて生活用品を売る店が混在していますが、その中に百年の歴史を誇るというすき焼きの老舗「米久」本店や懐かしい雰囲気の喫茶店、甚平を売る店などがあったりして、浅草らしい雰囲気を醸しだしています。商店街中程に「江戸下町伝統工芸館」があり、多くの人が出入りしていました。今や日本有数の国際観光地と化した浅草では、様々な観光拠点施設が増えていますが、ここは台東区が運営する公共施設で、観光と同時に、長く受け継がれてきた下町の職人の技を紹介し伝える役割を担っているところです。そんな中を、ご近所の住民と思われる自転車がすいすいと走り抜けていたりするのも面白く見えます。
 浅草でも仲見世などからはやや離れ、不利な位置かなと思いきや、つくばエクスプレスの浅草駅が開業してアクセスも良くなったので集客力も高まった感じです。この商店街を抜けて言問通りに出たところで改めて振り返ると、いやあやはり立派なアーケードですなあ。朱塗りの柱が太い!。なお、「ひさご」とは、今はなき浅草公園のひょうたん池に因んだ命名だそうです。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★★★

明るいアーケードの下町らしい商店街
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江戸下町伝統工芸館
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[№29]業四市場商栄会

歩いた日 H24.04.29
 「スカイツリー前」という副名がついた押上駅の周辺は、スカイツリー開業前でも大賑わいで、皆が上を向いて歩いています。この付近の大通り沿いの商店街がこの機に活性化しようと頑張っているようなのですが、今回は敢えてそれを避けて、一歩裏の「業四市場会商栄会」を歩きます。「業四」とは業平(なりひら)四丁目という所在地名で、在原業平が隅田川の船上で歌を詠んだという伊勢物語の故事に由来します。
 それにしてもちょっと不思議な空間です。規模は小さく、中央の四つ角部分に賑わいが集中していますが、間近にあるスカイツリーの喧騒などに構わずマイペースといった風情の生活臭が濃い、まさに「市場」の名がふさわしい一角です。青果店に「イズミ」という生鮮ミニスーパー、中華料理店に天ぷら店、そして「さくらゆ」という銭湯もありました。
 ずっと長く下町のマーケットとして根付いてきたのでしょうが、スカイツリー見物の流れから溢れてきた(?)お客さんの立ち寄りもあって、この「下町の中の下町」という雰囲気が受けているようです。「すみだ観光まちびらき」の区内共通フラッグがここでも下がっているのですが、観光地を意識せずにずっとマイペースを続けた方が、逆に集客力を増進できるのではないかとも思います。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

下町のマーケットという風情の一角
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気さくな雰囲気の商店街
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[№28]コンニャク稲荷通り商栄会

歩いた日 H24.04.29
 名前が面白いと思い、少々交通は不便ですが行ってみました。墨田区の北東部、八広中央通り沿いに焼鳥店らしい古風な建物があって、そこに「コンニャク稲荷通り商栄会」の看板がありますが、中央通り沿いに数軒の店があるものの、看板から入る道には商店が見えません。
 少し歩くと右側にお社が背を向けており、境内に入るとそこが「三輪里稲荷神社」で、盆踊りができるくらいの広場になっています。ここがこんにゃく稲荷ですが、出羽湯殿山の羽黒大神から分霊されたそうで、「初午の日に当社が『こんにゃくの護符』を授与され、これを煎じて服用すればのどや風邪の病に効くとされることに依ります」との説明書きがあります。
 お狐様の視線を感じながら「商店街」の通りに戻りますが、商店らしきものはほとんどなく、赤錆びたシャッターとかすれた「パン店」の看板の建物などが哀愁をそそります。普通の住宅街の様相の中を歩くと八広はなみずき通りに出てしまいました。そもそも加盟店リストではこの商店街は6店しかありません。コンニャク稲荷をもっと活かせないものかとも思いますが、組織力にも限界があるのでしょう。
 八広中央通りに戻り、三輪里稲荷神社前のバス停から最近運行開始したばかりの墨田区内循環バス「すみまるくん・すみりんちゃん」に乗って押上に向かいました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★★☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

古風な焼鳥店の建物に商店会の看板
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三輪里稲荷神社(こんにゃく稲荷)
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[№27]八広新中通り商店会・八広南龍通り商店会

歩いた日 H24.04.29
 墨田区内では東京スカイツリー効果で押上・業平周辺が俄かに観光地化して大変な賑わいですが、少し静かな商店街を歩きたいと思い、下町めぐりのサイトを物色したところ、京成曳舟駅と八広駅の中間あたりに商店街が集積しているように見えました。そこで早速出かけたのですが・・・。
 曳舟川通りの長浦神社前の信号から八広新中通り商店会の通りに入ります。それにしても寂しい。3連休の中日の昼間に来てしまったのがいけなかったのでしょうか。お店はありますが大半がシャッターを閉ざしていて人通りもまばらです。高架化工事中の京成の踏切を渡り多少の賑わいを期待して歩いたものの、まもなく八広中央通りに出てしまいました。商店街はここまでです。
 入口の角の蕎麦店や途中の青果店、和菓子店が開いていたのが救いですが、「おっ、懐かしい名前だ」と思った喫茶店「トワエモア」も閉まっていました。商店街の入口と出口に「八広子育地蔵尊」の標識もありましたが、往復してもついにお地蔵様は見つからず。帰ってから検索するとさらに本当に細い路地を入った奥にあったようです。
 この商店街からT字型に分岐する「八広南龍通り商店会」もさらに寂しく、数少ない店舗もほとんど閉まっており、普通の下町の住宅地という印象です。「来来軒」という懐かしい響きの中華料理店の看板や、「ランチやってます」の鮮魚店の幟もあるのですが。自転車の二人乗りのカップルが、「昔は栄えていたの?」「そうだよ」と会話しながら追い抜いていきました。もはや過去形で語られる商店街ですね。せめて平日の夕方は現在形であってほしいと思いながら、寺島小学校のところまで抜け出ました。
 なお、戦前は京成向島駅があり、このあたりは大変な賑わいだったとのことですが、東京大空襲で焼け野原になって駅も再建されず、かつての賑わいを取り戻しきれなかったようです。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

八広新中通り:懐かしい名の喫茶店「トワエモア」
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魚屋のランチの幟が虚しい八広南龍通り
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