FC2ブログ

ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

# プロフィール

ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

# 最新記事

# 累積ご訪問者数

# おたよりはこちらから

皆さまのご感想や情報など、お便りをお待ちします。

名前:
メール:
件名:
本文:

[№796]ミリオン通り商店街

■■■・・・かつての映画館に由来する通りは、今、多様な芸術活動息づく街へ
歩いた日 R01.06.29 【足立区】 

 この商店街の名は以前から認識していたのですが、梅雨の不順な天候の中、ぶらりと行ってみました。「ミリオン通り」という名は、かつてここにあった「ミリオン座」という映画館に由来するそうで、昭和25年開館、昭和57年閉館というから、30年以上も映画館の門前商店街だったということです。商店街としては昭和初期からあったとのことですが。
 北千住駅から南へ数百mほど離れるため、今は静かで、やはり衰退色が強いのですが、平成8年までは今の東京芸術センターの場所に足立区役所があったこともあり、賑やかだったと思われます。
  <東京芸術大学千住キャンパス向かいの北側入口>
DSC02354a.jpg

 平成18年にできたという東京芸術大学の千住キャンパスの向かいが商店街の北側入口です。入ってすぐの「花屋小梅」が好印象を与えてくれます。スナック「山椒魚2」が使っている看板建築の建物が目を惹きます。その先の「LA CULIYA (ラ クリヤ)」はフレンチベースのカリフォルニア料理店だそうで、隠れ家的というか、意外な名店が潜んでいるというところです。「まじ満」も、知る人ぞ知るうなぎの名店だそうで、映画館とともに人を集めていたと想像されます。
  <渋い建物の「山椒魚2」や「花屋小梅」など>
DSC02356a.jpg

  <「LA CULIYA」や「まじ満」など>
DSC02357a.jpg

 右側に足立区の千住庁舎がありますが、ここがかつて「ミリオン座」があった場所と推察されます。「かどのめし屋」という惣菜店も、昭和の香りの佇まいです。その先にも懐かしい構えの店が続きます。さらにその先に、おそらく空き地化した区画を使ったと思われる平成26年完成という小公園「ミリオン憩いのプチテラス」があります。雨模様なので憩う人は見られず、静かです。お茶やコーヒー等の「松田園」や「塚越薬局」なども懐かしい風情で営業しています。
  <「かどのめし屋」などを含む懐かしい構えの店の並び>
DSC02382a.jpg

 やがて左に仲町氷川神社の神域が見えてきます。元和2年(1616)に牛田から当地へ遷座したとの説明書きがあり、祭神は素盞嗚尊。境内社として関屋天満宮、江島神社(弁財天)などがあります。千住が宿場町であった時代はその鎮守として盛衰を見守ってきたことでしょう。
  <仲町氷川神社>
DSC02377a.jpg

 商店街は墨堤通りに突き当たって終わりますが、そのすぐ近くには、20年以上廃墟だった元銭湯とボーリング場をリノベーションして平成29年にオープンしたという劇場&カフェ「北千住BUoY(ブイ)」があり、若き芸術家等が様々な活動をしているようです。また、氷川神社の向かいには戦前の日本家屋を利用したという「仲町の家」があり、市民とアーティストが協働で「音」をテーマとしたプログラムをまちなかで展開するという「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」の拠点となっているようです。一見レトロな商店街ですが、今や多様な芸術活動が息づく地であるわけです。
 そんな中に、やはり最近のリノベーションと見られる「A TASTE(エーテイスト)」という店があり、本場アメリカのホットサンドイッチと生のクラフトビールが味わえるとのことですが、私が入ったのはその向かいの古風な和菓子店「福寿堂」。ここで買ったすあまが、卵型でしっかりとした味わいで良かったです。
  <「A TASTE」や「福寿堂」などがある商店街南端部分>
DSC02374a.jpg

・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

スポンサーサイト



 | ホーム | 

[№725]綾瀬二丁目商店会

■■■・・・面的に広がる範囲の商店会だが、大半は商業色をほぼ失った寂しさ
歩いた日 H30.09.08 【足立区】 

 綾瀬駅東口から南へ、「綾瀬駅東口みなみ商店会」の範囲と思われる部分を抜けるとやや広い東西方向の道に出ますが、ここに「ふれあいタウン綾瀬二丁目商店会」と記されたフラグが下がる街路灯が並びます。このフラグは、東の綾瀬二丁目の信号あたりまで続いているのですが、そちらの方はあまり店舗密度が高くなく、商店街らしさがあるのは駅に近い一部のみと言えそうです。
  <商店街らしさがある駅近くの部分(西方向)>
DSC00680a.jpg

  <商店街らしさがある駅近くの部分(東方向)>
DSC00686a.jpg

 足立区商店街マップによれば、この商店会の範囲はここから南へ広がっており、綾瀬二丁目の中央部を塗りつぶすように色が塗られています。事実、中国料理の「綾瀬飯店」の向かいから南への道にも同じフラグの街路灯が連なっており、商店会の範囲が続いていることを知らせていますが、そちらへ進んでみると、半ば住宅地化した中にシャッターを閉ざした店がちらほらある程度で、営業店はごくわずかです。
  <ほとんど住宅地化した南方向の部分>
DSC00694a.jpg

 このほか、東西へ歩き回ってみると、思い出したように同じフラグの街路灯があってその下にポツンと酒店があったりします。かつては面的に広がっていたのであろう商店街が、時代とともにその役割を終え、残骸のような姿となり、街路灯だけがその歴史を語っているという、日本の商業史の象徴的な光景であるわけです。概ね予想はしていましたが、予想以上のわびしさでした。先ほどの「綾瀬飯店」のあたりまで戻るとほっとするわけです。
  <ポツンと残る酒店>
DSC00698a.jpg

 ところで、この綾瀬二丁目は、足立区が葛飾区の中に丸く出っ張っている形をなしていますが、今は大半が暗渠化された古隅田川の蛇行流路に囲まれているのです。地区内を歩くと、町内会名や自転車置き場の名称に「普賢寺(ふげんじ)」の文字が見られます。調べてみると、今の綾瀬二、三、五丁目あたりは昔、綾瀬村大字普賢寺という地名だったようで、なるほどと頷けます。
 ただ、地図で見ると、現在、普賢寺という寺は南東にだいぶ離れた葛飾区東堀切三丁目にあり、逆に綾瀬二丁目で目立つのは「養福寺」という寺院です。この地名と寺の関係の謎は未だ私には解明できていません。川が大きく蛇行するくらいの平らな地形ですが面的に歩いたので少々疲れました。
  <養福寺>
DSC00702a.jpg

・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

 | ホーム | 

[№724]綾瀬駅東口みなみ商店会

■■■・・・駅直近ながら区界が入り組み範囲・性格ともに不鮮明な商店街
歩いた日 H30.09.08 【足立区】 

 地下鉄千代田線とJR常磐線の接点である綾瀬駅の南側は、足立区と葛飾区が入り組んでいて、地図で見ると、足立区綾瀬一丁目と二丁目の間に深く割り込むように葛飾区小菅四丁目があり、混乱させられます。この区境は、概ねかつて激しく蛇行していた「古隅田川」の流路に沿うものと思われ、江戸時代は千住宿で日光街道から分岐した水戸街道がこの蛇行の南側を東西に通っていたようです。
 そんな綾瀬駅南側に商店街らしきものがあるのは以前から見知っていたのですが、その区分がよくわからず今までじっくり歩いていませんでした。今回改めて訪れたわけですが、やはり正確には情報を把握しないままでの訪問です。駅東口の南側正面からレンガ舗装の商店街があるのですがここは葛飾区。数十メートル進むと両側に細長い自転車駐輪場があってこれが旧河川上の区境です。足立区商店街マップによれば、この先のごく狭い範囲が「綾瀬駅東口みなみ商店会」と色塗りされているのですが、どうみても上記葛飾区側にもまたがっています。しかし葛飾区のマップには何もありません。
  <駅側の入口(手前側半分は葛飾区>
DSC00673a.jpg

 ドラッグストアから始まり、パチンコ店や居酒屋チェーン店等が並ぶ道がほんの50mほどで突き当たり、その両側にもレンガ舗装が続きます。「もつ焼き大松」の看板が目立つその道沿いを中心とした部分が区のマップではこの商店会の範囲なのですが、さらに南へ進む2本の路地にも同様のレンガ舗装が続いているので、この舗装の部分をこの商店会の範囲と勝手に解釈することにします。
  <東西方向の道の東方向>
DSC00675a.jpg

  <東西方向の道の西方向>
DSC00676a.jpg

 名前のとおり駅東口に隣接する位置にあるのですが、生鮮3品など市民生活の日常ニーズは、駅北口のイトーヨーカドーや高架下の東急ストア等で間に合うようで、ここはどちらかというと夜型の飲食店系が多い街と言えます。駅直近の位置を活かしていると言って良いのか、活かしきれていないと言うべきか、迷うところですが、どうも、少なくとも昼間は駅への通り抜け通路の性格のみが強いところと見られます。
  <抜け道として使われている南北の道>
DSC00678a.jpg

  <夜型飲食街の様相のもうひとつの南北の道>
DSC00687a.jpg

 南へ抜けた先は「綾瀬二丁目商店会」の領域となりますが、西へ進んだ葛飾区側にも商店の集積があり、その中に、夜はガールズバー、昼は十割蕎麦店という「あや」という店に興味を惹かれました。入るには少々勇気が要りそうで、実際入りませんでしたが。
  <ガールズバー兼蕎麦店?の「あや」>
DSC00721a.jpg

・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

 | ホーム | 

[№621]日の出町団地名店街

■■■・・・思わぬところに団地商店街を発見!・・しかし寂しさ満載
歩いた日 H29.07.08  【足立区】 

 この日は、九州地方での豪雨災害が続く一方で東日本は梅雨明け前なのに真夏のような炎暑で、柳原地区から日の出町商店街で散策を終えるつもりだったのですが、足立区商店街マップでの日の出町商店街の表示が北側へ伸びていて、商店街らしさは全くないものの、もしやと思って進んでみたのです。やはり商店街の実態はなく、炎天下に無駄な動きをさせられたと区のマップを恨んだりしつつ引き返したのですが、URの日の出町団地の前で思わぬ発見をしたのです。
<団地入口にある商店街案内看板>
DSC078652.jpg

 それは、団地入口にある「日の出町団地名店街」の表示看板。「おっ」と叫んで、思わず団地内に足を踏み入れました。道沿いに壁のように立ちはだかるのは3号棟で、その1階には足立区総合ボランティアセンターがあったりするのですが、3号棟の南側から回り込んでみると、これと直角に建つ7号棟の1階部分に商店街が構成されているのが見えました。
<1階に「名店街」がある7号棟>
DSC078662.jpg

 区のマップにもない、本当に思わぬ発見で、また久々の団地内商店街です。しかし、多くの団地内商店街の例に漏れず、ここも寂しさ満載の状況となっています。店舗区画は10区画以上程度あるのですが、中央の数区画はシャッターが降ろされ、残りの区画に入居しているもので目立つのは保育所や学童保育室といったところ。
 最も商店街の構成店舗らしいのは理髪店というところでしょうか。団地内にあるべき生鮮食品店などの気配は全くなく、商店街としては役割を終えてしまったところのように見えます。店舗前の大きな庇が日よけの役割を果たしているので、時折ここを通る人がいますが、通り抜け通路にしかなっていないようです。
<半分が空き店舗となった寂しい商店街>
DSC078702.jpg

 散策の締めとしては少々寂しい風景ではありますが、北千住駅東側エリアの散策としては、様々な街の雰囲気を味わうことができ、有意義なひとときでありました。賑やかな千住旭町商店街(学園通り)を通って駅に戻りました。

・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★★
・ローカル度  ★★☆☆☆

 | ホーム | 

[№620]日の出町商店街

■■■・・・駅周辺の変化の恩恵もここまでは及ばず、商店街の実体を喪失か
歩いた日 H29.07.08  【足立区】 

 北千住駅東口からの千住旭町商店街(学園通り)が突き当たって左(北)へ進んだ終点部分でいくつかの道が交わります(五叉路)が、そのうち北東方向の荒川放水路の土手に向かう道沿いに「日の出町商店街」の街路灯が並ぶのが見えます。
<学園通り側交差点からみた商店街>
DSC078642.jpg

 しかし、足を踏み入れてみると、商店街とは名ばかりとなってしまった実態がわかります。店の看板としては、「池田商店」、「幸楽」などが見られますが、店舗らしき構えの建物自体が少なくなってしまっているようです。クリーニング店が営業しているのが救いですが、午後2時を回ってしまったせいか、蕎麦の「越後屋」も閉まっていて、空腹を満たせませんでした。
 街路灯の並びも100mほどで終わってしまい、商店街としてのもともとの規模も小さかったようです。実は、事前にチェックしていた足立区の商店街マップでは、この商店会の範囲はかなり広く表示されており、この道沿いも荒川の土手の手前まで、そして、入口の交差点から北に向かって日の出神社近くまで400mほどが範囲とされているのですが、そちらへ歩いてみても商店街らしき雰囲気は皆 無でした。
<商店街中ほど(荒川放水路の土手が見える)>
DSC078612.jpg

 起点の五叉路で鋭角に集まる道の角に、この商店街に属してはいないでしょうが、「さん角」という名の小料理店と思しき店があるのが目を惹きました。文字通り三角の角に三角形をして建っているのがユニークです。
<入口交差点角にある「さん角」>
DSC078762.jpg

 ところで、このあたりの地名は「日ノ出町」。区商店街マップでの商店街名表示も「日ノ出町商店街」ですが、現地の街路灯の標記は「日の出町商店街」です。「ノ」か「の」か微妙な違いですが、そんなことが妙に気になってしまいます。
 北千住駅周辺は、東京電機大学が進出するなど変貌著しい部分もあり、駅前通りである学園通りや、駅西側の商店街群などは恩恵を受けている面もあるのでしょうが、このあたりは駅徒歩圏にありながら、そうした波が及んでいないというところでしょうか。柳原のようなレトロ感で売れるわけでもなく、先が荒川の土手で遮られる条件から、商業の立地としては厳しいところのようです。

・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

 | ホーム | 

[№619]柳原商栄会

■■■・・・古き良き時代の面影が濃厚に残る異次元空間へのタイムトラベル
歩いた日 H29.07.08  【足立区】 

 渋さ満点の昭和レトロな路地というべき柳原千草通りの商店街を南側から通り抜けてくると、その北端近くで交差する道に「柳原商栄会」の名入り街路灯が並び、別組織のエリアに入ったことがわかります。この商栄会は、簡素ながらホームページを持ち、千草通り部分も含めた柳原地区全体のマップなどを掲載しており、夏の足立花火大会に合わせた沖縄民謡等による「メンソーレ柳原」や、柳原音楽祭などのイベントにも熱心なことがわかります。
 柳原地区は、牛田堀と呼ばれた弓なりの河道跡の道と荒川放水路に囲まれた島状のエリアで、北千住駅に近いながら大型開発の波が及ばず、全体に古き良き時代の面影を多く残しているところです。北千住駅東口から駅前通りとも言うべき千住旭町商店街(学園通り)の延長上にこの商栄会が続く位置関係ですが、影に隠れた感じで雰囲気がガラリと異なり、数十年の時代ギャップを感じます。
<商店街の西側入口付近>
DSC078352.jpg

 西(北千住駅側)の入口角でかすれた看板が「おたふく食品」と読める錆びついた建物は全体に傾き、何か異次元への玄関口の様相です。この商栄会は一本道ではなく、やや面的な広がりを持っていて、全体に店舗の連続感は乏しいですが建物は概して古く、むしろその中に最近できたと思われる住宅建築等が混じっていると違和感を覚えたりもします。
<看板建築の「池田屋酒店」>
DSC078382.jpg

 「池田屋酒店」は立派な看板建築であるほか、「ゑびす屋」や居酒屋「のり子」、「銀座堂」なんていう店名看板の店も良い雰囲気です。少し東へ行ったところに「大和湯」という立派な銭湯が健在なのもうれしいところ。その先には、稲荷寿司の「松むら」や鮮魚の「星乃家」なども渋く構えています。さらにその先、商店街の東端と思しき付近にある柳原稲荷神社は、元禄年間ごろからの歴史を刻むという村の鎮守で、境内社として高木神社や浅間神社などもあります。
<銭湯「大和湯」>
DSC078422.jpg

<鮮魚の「星乃家」や稲荷寿司の「松むら」など>
DSC078452.jpg

<柳原稲荷神社>
DSC078502.jpg

 西の方へ戻ったところで「パン工房かわぐち」に惹かれて入店し、この日の間食用の菓子パンを買い求めました。ここで60年営業しているそうで、昔は店もいっぱいあったし住むには良い場所なんだけど今は若い人が少なくて老人ばかりだね、と店の老婦人が語ってくれました。でも、歩く人には若そうな人も見られ、こういう街が意外に好まれる部分もあるのではないかとも思います。
<「パン工房かわぐち」などがあるあたり>
DSC078832.jpg

・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★★
・ローカル度  ★★☆☆☆

 | ホーム | 

[№618]柳原銀座中央通り商店会

■■■・・・春には桜のトンネルとなる大踏切通りの小さな小さな商店街
歩いた日 H29.07.08  【足立区】 

 ノスタルジック商店街である柳原千草通りの南端近くで東西に横切る桜並木の通りには「大踏切通り」という名称がついているようで、確かに、西へまっすぐ行った先には北千住駅南側でJRと東武の線路を渡る大きな踏切があります。
<桜並木の大踏切通り沿いの店の並び>
DSC077862.jpg

 この通りの、千草通りとの交差部を挟んだ百数十mほどの区間の北面のみ、千草通りとは異なる街路灯が並び、「柳原銀座中央通り会」と表示され、いくつかの店舗が並んでいます。角の「大関屋米店」がどちらに属するかわかりませんが、酒の「田中屋商店」、クリーニング店などの看板が並び、そうした中に「長谷川畳店」が、建物は新しいながら営業しているのが頼もしく見えます。東側には「岡田屋米店」があり、その少し先で街路灯が途切れますが、この短い区間に米店が2つというのも注目点です。ただ、単一商店街の規模としてはかなり小さいものと見られます。
<建物が新しい畳店など>
DSC077952.jpg

 足立区商店街マップ(平成25年3月現在)によると、この商店街名は97ある区内商店街名の最後に記載され、区商連未加入の商店会に区分されていますが、一方で、柳原千草通りに相当する柳原商店街振興組合の欄には「柳原銀座中央通り商店会を含む」の記載があって、地図上では独立した位置表示がありません。この2組織間の関係がどうなのか興味深いところで、通りの片面のみというとところもユニークですが、そんなことに関心を持つのは私だけでしょうね。
<もうひとつの米店などがある東側区間>
DSC078002.jpg

 ところで、この大踏切通りは桜の名所として有名で、夏の今は木陰が強い日差しを遮ってくれますが、春の開花の季節には花のトンネルとなり、「柳原桜まつり」が開催され「流し踊り」なども練り歩いて、大勢の人で賑わうとのことです。春にも来てみたいところですが、年に一度の人出が商店街の活性化にどれだけ力になっていることでしょうか。

・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

 | ホーム | 

[№617]柳原千草通り(柳原商店街)

■■■・・・千草園へ続く細道はまさにノスタルジックな昭和レトロそのもの
歩いた日 H29.07.08  【足立区】 

 千住柳原地区は、昭和の香りが濃厚に残るエリアとして紹介されることが多いのですが、これまでじっくり歩いたことがなかったので、改めて暑さもものともせずに南側から潜入です。京成関屋駅と東武牛田駅が向かい合い乗換駅となっていますが、その間の道を東へ進むと、東武線の下をくぐる桁下1.7mというガードがあり、それを前かがみになってくぐり少し行くと交差する小道があります。これが柳原千草通り。
<鮮魚・精肉・青果が並ぶ南側区間>
DSC077832.jpg

 右に行くと柳原千草園があります。区が工場跡地に整備した植物園ですが、この日は覗いただけで引き返しました。道が弓なりに曲がり、しばらく行くと桜並木の道路を横切った先に「柳原千草通り」のアーチが現れ、商店街区間となります。鮮魚店、精肉店、青果店と見事に生鮮3品が揃った先で交差するのがやはり桜並木の「大踏切通り」。この沿道にも店舗の並びがありますが、それは別記事で。
<「角の金物屋さん」の風情>
DSC078182.jpg

 細道の千草通りはさらに北へ続きますが、ここから百数十mの区間はまさに昭和レトロそのもの。半世紀もタイムスリップした気分です。陶器店から始まって、魚料理店、熱帯魚店、精肉店、金物店、雑貨店などなど、古き良き時代の佇まいのままで並んでいます。廃業したらしい建物も多く見られる一方、不動産店や整骨院までもが昭和30年代的な構えと古びた看板のまま現役で営業しています。
<昭和レトロそのものの街並み>
DSC078102.jpg

<営業店もしっかり残る商店街>
DSC078132.jpg

 軒先の緑も豊かで、典型的な下町の路地という風情。車が通れる道幅ではなく、これまた典型的な「木密」エリアであり、この風情がいつまで保てるか、というところですが、そういう道路条件だから大規模な開発から免れてきたとも言えそうです。昭和世代がノスタルジーに浸るには最適な空間がここにあります。
<懐かしさ満点の陶器店など>
DSC078042.jpg

 「柳原千草通り」という表示ですが、組織名は「柳原商店街振興組合」。足立区商店街マップによれば、区内の数ある商店街の中でも振興組合となっているのは26しかなく、そのひとつとして一定の組織力を保っているところと想像できます。北に続く柳原商栄会とともに北千住駅からも徒歩圏で、荒川河川敷や千草園にも近く、3年B組金八先生のロケ地にもなったこのあたりは、懐かしの散歩コースとしてお薦めです。
<北側入口付近の様子>
DSC078232.jpg

・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★★★
・ローカル度  ★★☆☆☆

 | ホーム | 

[№525]かもん宿商店街(千住仲町商店街)

歩いた日 H28.06.01 【足立区】 
 日本橋を起点とする日光・奥州街道の最初の宿で、水戸街道の分岐点でもあった千住の宿場は、徳川家光によって開かれた当初は今の千住1~5丁目あたりのみだったそうですが、その後南へ拡大し、「掃部(かもん)宿」や、さらに千住大橋を越えた今の南千住方面にまで伸びたとのことです。本陣があったのは、「宿場町通り」として今や半ば観光地化している部分ですが、そこから南へ、「本町センター通り」商店街を抜けた先の千住仲町にさらに続くのが「かもん宿商店街」です。
 近年、「千住仲町商店街」から改称したようで、「かもん宿」の名は、慶長3年にこの地を所領し元和年間に掃部堤を築造した石出掃部介(かもんのすけ)吉胤に因むそうで、商店街南側出口の墨堤通りとの角にはその菩提寺であるという源長寺があります。
 掃部宿は、千住宿の中でも有力商人が集積していたとのことで、商店街を歩くと、江戸期の医者、安藤昌益が書き残したという「『自然真営道』発見の地」や明治・大正期の経済史家という「内田銀蔵博士生花」などの説明板があり、文化の集積地でもあったことがうかがえます。因みに、北側入口付近には「高札場跡」の碑や「千住宿問屋場・貫目改所跡」もありますが、その背後には、東京芸術センターの高層ビルがそそり立っています。
 商店街を歩くと、「都せんべい中村屋」や「長谷川金物店」、「阿部ミシン商会」と読み取れる錆びた看板の店など、歴史ありそうな店が点在しますが、駅からやや遠いせいか全体にだいぶ住宅地化が進んでおり、足立区の千住庁舎もあるものの、北側の商店街の賑わいがここまでは及んでいない様子です。それでも、商店街中ほどには「掃部宿憩いのプチテラス」という小広場が整備され、歴史説明板があるなど、盛り上げの努力が感じられます。商店街名の改称もその努力の一環なのでしょう。
 墨堤通りから南も元宿場町らしい風情が続きますが、そこはもう千住河原町で「やっちゃば通り」の領域となります。国道4号との合流部には現代のやっちゃばである都の足立市場があり、その先は隅田川を跨ぐ千住大橋です。この日は、仕事で北千住に来た帰りだったのですが、束の間の歴史散歩をした気分で、京成の千住大橋駅から電車に乗りました。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

「かもん宿商店街」の北側入口付近
DSC049542.jpg

商店街の中央部付近「都せんべい中村屋」など
DSC049672.jpg

商店街南端付近の金物店
DSC049732.jpg

掃部宿憩いのプチテラス
DSC049662.jpg

源長寺
DSC049762.jpg

 | ホーム | 

[№518]足立中央梅島商店街

歩いた日 H28.04.30 【足立区】 
 梅島駅の下を南北に横切る旧日光街道で、梅島駅前通り商店街の北に続くのがこの「足立中央梅島商店街」です。「足立中央」を名乗るところにプライドを感じますが、駅から離れるにつれ店舗密度や人通りも少なくなってきます。それでも環七との交差点まで、商店街らしい体裁は保っています。
 商店は新旧混在という様相。駅に近い南端部では、大きなパチンコ店や中華の「上海亭」などが目立ちますが、先に進むと落ち着いたムードとなり、旧街道沿いらしく、広い敷地の旧家のお屋敷があったりもします。看板建築風の古い店が並ぶかと思うと、お洒落な洋菓子店「パティスリー ラヴィアンレーヴ」という横文字の店があったりして、飽きることなく歩けます。
 南端近くに、「日比谷せんべい」、「岡埜榮泉」、「花畑食糧」という三つの看板の古い店舗が並ぶ一角があり、その光景だけでも芸術的ですが、そのうち「日比谷せんべい」に入りました。「創業明治40年」という草加煎餅の店で、かつては製造もし、生地を卸していたとのことで、生地の見本も展示してありますが、今は西新井で製造しているそうです。堅焼きの煎餅を試食させていただき、それも含め、胡麻や磯の香など4種類ほどを買い求めました。
 そのほか、お茶の「山本園」や店頭に懐かしいサトちゃん(佐藤製薬)がいる「小川薬局」、蕎麦の「よろづや」など、街道筋で古くから営んできた風情の店が興味を引きますが、「とうふはうすMIYATA」なども建物は新しいながらもこだわりのオーラを感じさせます。
 精肉店のある環七との交差点までがこの商店街のようですが、足立区商連HPのこの商店街の頁によると、この先の島根鷲神社までの店舗の連合が原点のようで、その後環七に分断されたとの記述があります。また、環七の南には、この通りに東西からぶつかる道があり、角に立派な「大正新道記念碑」がありますが、その由来の説明はなく、ネット検索でも情報が得られませんでした。
 「日比谷せんべい」の北あたりから東の足立区役所方面へ向かう道沿いに「ベルモント公園」があり、足立区の姉妹都市であるオーストラリアのベルモント市に因む赤レンガの陳列館や美しい花壇が印象的です。和洋新旧と様々な風情を楽しめる商店街でした。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

懐かしい構えの店舗も並ぶ環七に近い部分
DSC046972.jpg

「日比谷せんべい」などのレトロ店の並び
DSC047172.jpg

新旧の店が混在する南端付近
DSC046822.jpg

ベルモント公園
DSC047142.jpg

「大正新道記念碑」
DSC047042.jpg

 | ホーム | 

[№517]梅島駅前通り商店街

歩いた日 H28.04.30 【足立区】 
 東武スカイツリーラインの梅島駅は、高架複々線化の際に用地幅が足りなかったため上下線のホームが縦の千鳥型に並ぶという珍しい構造です。この駅の下を横切る南北方向の道は旧日光街道で、この街道沿い及び東方向の道沿いの一部を合わせて、「梅島駅前通り商店街」が構成されています。
 旧日光街道沿いは、350mほどがこの商店街の範囲ですが、どちらかというと駅から南の区間が主で、南端は「エル・ソフィア前」の交差点です。「エル・ソフィア」とは、足立区の梅田地域学習センターや梅田区民事務所、男女参画プラザや消費者センター等の複合公共施設で、一歩裏には小・中学校もあって、この商店街は様々な層の人が行き交う駅前通りです。
 駅南側区間の中央付近にスーパーのココスナカムラがあり、これが商店街のひとつの核になっているようですが、駅高架下には東武ストアもあります。歩道を歩くと、「石黒の飴」や和洋菓子「富士屋」、豆富の工場直売所と掲げる「三代目茂蔵」など、歴史ありそうな店も構えるのが旧街道沿いらしいところです。それにしても、南端近くの「ファッションハウスバンビー」は全面オレンジ色の壁面が派手ですねえ。
 「手打ちそば」の文字に誘われ「藪重」へ。階段を2階へ上がると、あれっ?蕎麦打ち道場に迷い込んでしまったかと思い引き返そうとしたら「どうぞ」と呼び止められました。見ると半分は座敷の客席になっており、道場を兼ねているそうで、2時から蕎麦打ち教室が始まるとのことです。客席の周囲には高価そうな置物が多数置かれ、メニューは書き初め風の大きな半紙に達筆で書かれています。いか丼とそばのセットを注文。なにやら不思議な雰囲気の中で美味しい蕎麦をいただきました。
 駅より北の旧日光街道沿いは、ほどなく足立中央梅島商店街という別の商店街になりますが、線路沿いも含めた東側一帯は駅前通り商店街に含まれるようで、そちらも散策します。店舗の集積は少ないですが、ところどころに古い店舗の並びが見られたりします。反対の西側の裏に分け入ると、梅島天満宮がありますが、高架の線路脇で少々窮屈そうに見えました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

和洋菓子「富士屋」などがある駅南付近
DSC046572.jpg

「バンビー」などが並ぶ商店街南端付近
DSC046512.jpg

懐かしい香りの高架下部分
DSC046742.jpg

窮屈そうな梅島天満宮
DSC047212.jpg

 | ホーム | 

[№455]佐野二丁目北(六木団地南)

歩いた日 H27.09.12 【足立区】 
 都営六木団地のある足立区六木一丁目の南に、佐野二丁目が接しています。六木団地商店街のあまりの衰退ぶりにがっくりと肩を落とし、とぼとぼと南へ歩くと、団地商店街よりも商店街らしい通りが現れ、ほっとします。足立区の商店街マップにも区商連のリストにもないところです。
 100mちょっとの通り沿いですが、ここが商店街らしいと思うのは、東のバス通りとの角にスーパーの「ベニー」があり、西のはずれ付近にはドラッグストア(ヘルシードラッグポッポちゃん)があって、東西の核的な役割を果たしており、その中間にも現役店が少ないながらも並んでいるからです。
 人通りは少ないながら、飲食店(黒毛和牛の「牛兵衛」)や手作り惣菜の店「プラスパ」などもあり、バス通りの向かいには米店「いなほや」が、「ポッポちゃん」の向かいには青果店や銘茶店もあって、それらが鉄道駅から遠いこのエリアの日常生活の支えになっている様子です。「ベニー」の前には自転車がいっぱいです。隣接の六木団地の住民にも重宝しているのでしょう。
 これだけの集積があれば商店街組織があってもおかしくないのですが、それらしき名前や通りの名前の表示も見当たりません。各店がそれぞれにお得意さんを持っているというところでしょうか。しかし、2階に「牛兵衛」がある建物の一階部分に用意された商店区画はすべてシャッターが閉まった空店舗であるなど、地域の拠点としての役割は薄れているようです。
 「ベニー」向かいに「喜田家」があります。北千住に本店がある和菓子店で、老婦人が女将さんと話をしながら買物をしていました。ここでこの日の間食用に、「千住最中」やどら焼の「六人衆」などを買いました。尋ねてみるとやはり商店街としての名前や実体はないようです。「ずいぶんお店が減ってきた」とのこと。「住民も高齢化、店も高齢化」だと寂しそうに話されました。
 それでも、無名ながら商店街「的」な場を形成しているこの通りの姿は健気にさえ見えます。生活の支え機能を少しでも長く維持していけることを願って、勝手に「佐野ふれあい商店街」とでも名付けてあげたいところです。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

スーパーベニー(左)のある東側入口から
DSC026622.jpg

「ポッポちゃん」がある西端付近
DSC026512.jpg
 | ホーム | 

[№454]六木団地商店街

歩いた日 H27.09.12 【足立区】 
 久々の団地商店街レポートです。綾瀬駅から出るバスの行き先表示「六木都住」がずっと気になっていました。足立区の商店街マップに「六木団地商店街」の表示があり、ネット地図と照合してみると、かなり規模の大きい都営六木団地内の商店街であることがわかります。ただし、バス終点の「六木都住」はもっと北の埼玉県境の手前の別の都営アパートで、この商店街に行くには途中の「六木団地」バス停で降りるのです。
 綾瀬駅から「六木都住」行きは、東武バスと朝日バスの2系統あり、「六木団地」を通るのは東武バスの方。下車して少しだけ戻ると、団地の9号棟の1階とその先の道路沿いに商店の並びがあり、ここがお目当ての商店街のようです。古い地図では「あいあい通り」の名もついています。が、しかし、9号棟1階には「ほねつぎ」診療所や「佐野屋呉服店」、中華料理店等があるものの、お客の姿がありません。呉服店は店先に洋服を並べ、「SALE」の赤札を出しているのですが。
 道路沿いの方は、青果店が1店営業中で、2~3階の共同住宅の1階部分に電器店、接骨院等がありますが、ほか大半は空き店舗のようで、なんとも拍子抜けです。ここでも団地商店街の衰退をまざまざと見せつけられた感じです。路面はレンガ舗装され、歩道には星座のイラスト入りタイルがはめ込まれており、ここが商店街であることを主張しているのですが、歩く人の姿もまばらです。
 実はこの100mほど南に並行してもうひとつ商店街(無名)になっている通りがあり、そこにはスーパーの「ベニー」もあるのです。そちら(別記事にします)の方が人を集めているようで、この団地商店街はほぼ忘れられてしまったように見えます。
 その両者の中間の2車線道路沿いに「そばうどん」の「吉良」という店を発見し、昼食に入りました。牛丼セットを注文。夜は居酒屋になる店ですが、団地住民はあまり来ないとのこと。その後再び団地を抜け、花畑運河を渡り「六木都住」バス停まで20分ほど歩きました。途中、古い地図に「神明仲通商店街」と記された道があるのですが、これも商店街の実態は失われていました。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

六木団地9号棟1階の部分
DSC026392.jpg

団地向かいの数少ない商店の並び
DSC026452.jpg
 | ホーム | 

[№382]竹の塚駅前名店会

歩いた日 H26.12.27 【足立区】 
 東武スカイツリーライン竹ノ塚駅東口の正面に広がるのがUR(旧公団)の竹の塚第三団地。昭和40~41年に建てられたというこの団地の、主に駅側の棟の一階部分が店舗群となっており、「竹の塚駅前名店会」を構成しています。駅前広場、バスターミナルに面し、1、2号棟の一階はピーコックストアが占めています。3、4、5号棟の一階は小区画の個店群で、特に4、5号棟は駅前商店街のカリンロードに面し、青果店、鮮魚店、惣菜店、酒店などがあって駅前マーケットの様相で賑わい、向かいのカリンロード商店会と一体のように見えますが、組織は別で、竹の塚東口商店街振興組合にも属していません。
 3号棟の店舗群は、駅の正面にあたり、保木間方面へのバス乗り場に人が行列をつくる前にありますが、こちらには生鮮系の業種がなく、4、5号棟に比べると賑わいに欠けます。吉野家やマクドナルドに若い人たちが出入りするのが目立つ程度。それでも、洋品店や書店、西口に本店があるはずの「竹の塚煎餅」の表示を掲げる店など、生活型の商店が並び、前記事の、同時期にできたはずの「竹の塚ショッピングセンター」のような衰退感はあまり感じません。
 その3号棟の店舗群の一番北側、カリンロード入口角にある「キッチンホトリ」で昼食にしました。長く続いている駅前大衆食堂という感じの店で、メニュー豊富で値段も手頃。店頭の「エッグカツランチ500円」の表示に惹かれましたが、しょうゆランチ670円を注文。醤油ラーメンとハンバーグライスのセットで、この値段にして満腹ボリュームです。店内は地元住民と思われる一人客や家族客、グループ客が次々と出入りし、繁盛している様子でした。気軽に入れるこの手の店が元気に営業しているのは好ましいことです。
 駅を振り返れば、鉄道高架化工事が進行しており、この団地も間もなく築50年。今後どう変わっていくのか、この気さくな雰囲気を残していけるかどうか、気になるところです。それにしても、駅の名前が「竹ノ塚」、町や商店街、団地の名前は「竹の塚」。この微妙な違いが気になります。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

生鮮品店等も並び賑わう5号棟下部分
DSC00540.jpg

駅前広場に面する3号棟の商店群
DSC00593.jpg
 | ホーム | 

[№381]竹の塚ショッピングセンター

歩いた日 H26.12.27 【足立区】 
 竹ノ塚駅東口からまっすぐ東方向へ、駅前商店街ともいうべきカリンロードニコニコ通りを抜けると、マックスバリュのある信号のところで商店街は終わりますが、さらに直進し、次の信号で旧日光街道を右(南)へ行くと、ケヤキ並木のバス通りに出ます。その交差点から東方向を見ると、バス通りの南面に店舗の連なりが見え、「竹の塚ショッピングセンター街」の街路灯が続きます。建物のファサードは、最初の1ブロックが2階、それ以降は3階にほぼ揃えられ、整った街並み景観を形成しています。
 この先に、UR(旧公団)の竹の塚第一団地があり、おそらくそれと同時に計画的に配された商店街と思われます。しかし、竹の塚第一団地ができたのは昭和40年。約50年の時を経て、この商店街の役割も大きく変貌してきたことでしょう。外観は、前面のケヤキ並木も相まって整然とした美しさをそれなりに保っていますが、全体に色あせてくすんだ感じで、レトロ感を漂わせています。居並ぶ看板は、パブ、クラブ、スナック等の夜系のものが多く、団地の入口にあたる表通りなのに、と思ってしまいます。駅から7~800mの距離があり、団地を目前に帰宅拒否症のお父さんたちがフラフラと立ち寄る需要が多いのかもしれません。
 おそらく、50年前にできたころは、団地と一体の生活型商店街として賑わっていたのではないでしょうか。その名残を、花の「花松」、野菜果物の「国井青果」などに感じることができます。漢方薬局「凛」や歯科医院、東端のクリーニング店なども団地生活との関連を残す貴重な店と言えるでしょう。中ほどにセブンイレブンがあるのも救いです。
 団地住民も、今は日常の買物は大型スーパー等へ行くことが多いのでしょう。ここも、団地前商店街の役割はほとんど終えてしまったように見えます。駅からやや離れ、孤立したような位置にあるこの商店街。今後10年、20年先にどうなっているか、レトロを売りにするのはちょっと無理そうだがなくしたくはない、団地と一緒になんとか再生できないものか、などと考えつつ駅に戻ったのでした。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

時代の経過を感じる商店街の景観
DSC00566.jpg

夜の飲食店系が多い店舗構成
DSC00576.jpg
 | ホーム | 

[№380]ニコニコ通り商店会(竹の塚東口商店街)

歩いた日 H26.12.27 【足立区】 
 竹ノ塚駅東口からカリンロード商店街を抜け、左手に四季通り商店街を見ながら信号を渡ると、そのまま「ニコニコ通り」に入ります。ここも、竹の塚東口商店街振興組合の一員で、上空のフラグは「ニコニコ通り」の表記ですが、それが下がる街路灯はカリンロードと共通で、そこに刻まれた文字も「カリンロード」。組織は別ですが、実態として両商店街は一体のものと見て良いのだと思います。駅から離れる分だけ人通りはやや少なめになりますが、雰囲気はかなり似ています。ホームページも同じデザインですし。
 入ってすぐ右側の生花店は、年末という時節柄、門松の購入に人が群がっていました。その前後には宝石店。韓国食材の店やインド料理店などが目立ちますが、全体には物販店よりもサービス系の店が多いようにも見えます。そんな中で、ビル化してはいるものの歴史を感じさせる和菓子の「伊勢屋」は、これも時節柄、のし餅を幟でPRしながら元気に営業中。その隣には、京懐石の「紀仙」が赤い大きな暖簾を掲げて存在感を示しています。
 東側の出口付近には呉服の「おぐらや一越」が、長く地域に溶け込んできた風情でどっしりと構えています。こういう歴史の重みを感じさせる店は末永く続いていってほしいものですね。そして次の信号で商店街が終わり、右前方角にはイオン系スーパーのマックスバリュがドカッと構えています。屋上駐車場つきのスーパーは、日常的な食品消費ニーズを一手に吸収してしまったのでしょう。近くには大きなイトーヨーカドーもあり、商店街の立地環境は厳しいものとなっているようです。
 やはりカリン並木が葉を落としていたせいか目立たず、個性を感じにくいところでしたが、両商店街とも、足立区から美化推進地域に指定されているというだけあって、清潔感はあります。駅前からのメインストリートの延長でもあり、老舗の存在などを生かして、何か話題性を高められれば良いのではないかと思います。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

歳末セール中の商店街
DSC00553.jpg

風格を感じる「伊勢屋」と「紀仙」
DSC00584.jpg
 | ホーム | 

[№379]カリンロード商店会(竹の塚東口商店街)

歩いた日 H26.12.27 【足立区】 
 東武スカイツリーラインの竹ノ塚駅は高架化工事が始まっていますが、周囲は旧公団の大型団地も多い住宅地で、駅の東西に商店街が分布しています。駅東口側では、4商店街で「竹の塚東口商店街振興組合」を構成しており、結束の強さを見せていますが、「カリンロード商店会」はこの構成商店街のひとつで、駅正面に位置し、竹の塚の中心的位置を占めていると言ってよいと思います。
 商店会ホームページによると、イメージアップと活性化のために花と緑と実のなる木として「カリンの木」を植え、それに因んで昭和63年にカリンロードと改名したとのこと。カリンはのど飴などに使われますね。落葉樹なので訪れた年末の時期には街路樹としての存在感はいまひとつでしたが、カリン並木の商店街は珍しく、ネーミングとしても悪くないと思います。秋にできる実はどうするのでしょうか。
 駅前広場の左奥からまっすぐ東へ続く道がカリンロードです。最初の1区画の右側は「竹の塚駅前名店会」の一部でこれは別組織。その先も右が公園に面する明るい部分を経て東半分が両側商店街となります。駅前商店街らしい主に昼間型の業種構成で、農家直売の「元気畑」などが客を多く集め、活気を見せています。「百貨のみやうち」の看板を掲げる店は、雑貨類のディスカウントストアのようです。和菓子の「喜田家」は北千住に本店のあるどらやきが有名な店ですね。
 その斜め向かいの「やおうめ」で好物のほし芋を買いました。青果物だけでなく総合食品スーパーという感じです。燃料店の「瀬谷商店」なども良い感じの構えを見せていますが、商店街は全体的には強烈な個性を感じないまま通り抜けてしまいます。モスバーガーなどの全国チェーン店も目立つからでしょうか。カリンの実がなるころにはまた違った雰囲気を見せてくれるのかな。
 信号交差点から先も商店街は続くのですが、そこから先は「ニコニコ通り商店会」という別組織になります。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

公園に面する明るい雰囲気の商店街
DSC00541.jpg

懐かしさを感じる燃料の「瀬谷商店」など
DSC00548.jpg
 | ホーム | 

[№333]千住東町商店会

歩いた日 H26.07.26 【足立区】 
 東武スカイツリーライン(伊勢崎線)は、北千住駅に入る手前で牛田駅から右に大きく90度以上のカーブを描きます。この円弧の内側を短絡する直線状の道沿いにあるのが千住東町商店会です。地名は千住東(あずま)二丁目。北千住駅周辺には多くの商店街がひしめきますが、それらから離れた位置で「我が道を行く」的な風情でゆったりと構える商店街と見えます。
 牛田駅は道路を挟んで京成関屋駅があり、隠れた乗換駅として知られますが、駅前自体にはあまり商業色はありません。駅北側には柳原の古風な商店街もあるのですが、この日は西側の踏切を渡って東町の通りへ。踏切近くには焼肉店等がありますが、しばらくは商店街らしくない風景が続きます。
 中ほどの、左に都の建設事務所、右に東京電機大のグランドになった部分がある先から、商店街らしい街並みとなります。全体に古い建物の店舗が多く懐かしさが漂いますが、まず感動するのは、「加藤政商店」という酒店などの立派な看板建築の並びです。そしてその先のどっしりとした木造建築として残る青果店。店名表示が見当たりませんが、そんなことにはお構いなく長年地域に奉仕してきましたという立派な構えです。年配のお客さんと店の女将さんの温かいやりとりが繰り返されます。
 そして、さらに進むと見えてくるスーパー「TANAKA」の看板がつく建物も時代を感じさせる感動ものです。その先右側には馬頭観世音の小さな祠があります。きっと古い歴史を刻むエリアなのでしょう。JRや東武、東京メトロ等の線路で北千住の繁華街とは分断されてしまったような土地柄ですが、線路群を挟んだ西は日光街道の千住宿で、荒川放水路がない時代は千住宿から葛飾方面への街道のひとつだったのではないでしょうか。
 そんな感慨に浸りながらたどり着くのが大きな踏切です。その手前に見える「スナックマリン」などがこれまでの雰囲気とやや異なり、微笑ましく見えます。地下鉄日比谷線とつくばエクスプレスは高架ですが、東武線とJRの線路の踏切がなかなか開きません。右には真新しい東京電機大の建物が見えますが、それとの間には数十年の時間差があるように感じます。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

どっしりした構えの青果店など
DSC09251.jpg

懐かしい風情が漂う商店街風景
DSC09261.jpg
 | ホーム | 

[№314]東和中央商店街

歩いた日 H26.05.17 【足立区】 
 足立区東和で商店街というと、株式会社(アモールトーワ)を設立し各種の地域貢献事業を行っている東和銀座が全国的に有名ですが、今回歩いたのはそこから北に7~800mほど離れた東和中央商店街。同じ東和でもここはかなり地味なところです。
 足立区商店街マップでは、環七跨線橋下の大谷田橋交差点から西南西への直線道路沿いがメインのように見えますが、同交差点から歩道を歩いても商店街らしさはほとんど見られず、少数の店舗が点在する程度です。店舗らしきものの集積があるのは東和五丁目のバス停がある信号の前後くらいですが、それもシャッターを閉ざした店が多い状況。途中、左(南)方向にレンガ舗装の道があるのを認めましたが、商店の貼りつきは少なく半ば住宅地化しているようなので通りすぎてしまいました。
 しかし、次の信号の先、東淵江小学校の前までくるといよいよ商店街の雰囲気はなくなり、その先の信号を北に入ると前方に西友の看板が見えるものの周囲は住宅地です。で、改めて区商店街マップを見直すと、先ほどのレンガ舗装の道の部分に色が塗られており、そうか、しまった、とばかりにそこに引き返したのでした。
 「もつ焼 大吉」などは昼なので店を閉めており、舗装だけが商店街風の道を歩くと、やっと共通仕様の看板を掲げる複数の店舗を認めました。やはりここか。「小谷精肉店」、その先にも「肉の日立屋」、その向かいに「角のたばこ屋」という言葉がぴったりのたばこ店、そして突き当たり角にシャッターが降りているが現役風の「フレッシュフーズおんだ」があります。
 そして、うれしいことに、この日は商店街での昼食は諦めていたのですが、蕎麦の「相馬庵」が営業中。2時近くですが意を決して入ると数人の客がいて安心しました。600円の大もりそばを注文。初夏の日差しの中を歩いてきたのでほっと一息です。この並びには和菓子店やラーメン店も営業中で、すごくささやかながらここが一番商店街らしい一角と見えました。それにしてもやはり地味です。でも食事ができたことに満足し、近くの東和4丁目バス停から綾瀬駅行きの東武バスに乗りました。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ☆☆☆☆☆

商店の集積が乏しいバス通り
DSC08716.jpg

「相馬庵」などがある一角
DSC08723.jpg
 | ホーム | 

[№313]大谷田団地商店会

歩いた日 H26.05.17 【足立区】 
 環状七号線(環七)が無粋な陸橋で威圧するように大きく弧を描く下の大谷田橋交差点は七又路と言っても良い大交差点ですが、ここを南北に横切るのが葛西用水。交差点北側でそれに沿う道の東に面するのがUR都市機構(もと公団)の大谷田一丁目団地です。1~11号棟まである大型団地で、戸数は1300以上というから、ここだけでひとつのまちですね。そして、この中にある店舗群で商店会が構成されています。
 日立建機足立工場跡地に団地が開設されたのは昭和52年だそうですが、それでももう40年近い歴史を刻んでいることになります。団地内の店舗数はそれほど多くなく十数店舗程度。その核となっているのが11号棟を使用している食品スーパーの「主婦の店いずみ」です。ここで日常の買物需要はほぼ賄えそうです。その他の店舗はいくつかの棟に分散していますが、中心的なのは「いずみ」の向かいの4号棟1階部分で、「いずみ」と合わせて団地のセンター空間を形成しています。
 ここに「大谷田団地商店街」のアーチがかかり、団地内郵便局もあります。そのほか、米店、惣菜店、酒店、美容室、クリーニング店等が並んでいます。それぞれお客の出入りがあって、目の前のスーパーと棲み分けができているのは立派ですね。小規模で、特に強烈な個性もないようですが、40年近くを経ても商店街としての機能を保てている様子にひと安心です。このほか、診療所や歯科医院等のサービス系が分散的にあるようですが、目立ちません。
 団地内商店街ですが、食品スーパーがあるお蔭で周辺地域からの顧客吸引もできている点が良いのだと思います。亀有駅から1㎞強という微妙な距離感も商店街存立のプラス要因かもしれません。
 葛西用水は水と緑のプロムナードとして整備され、良き散歩道となっています。4号棟の背後には団地内公園もあり、交差点を挟んだ中川公園と合わせて憩いの空間には恵まれたところで、それらと組み合わせた商店街サービスの特徴づけなどはできないものか、などと考えつつ交差点の地下歩道をくぐりました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ☆☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

スーパー「いずみ」と向かい合う店舗群
DSC08706.jpg

東側から店舗の並びを見る
DSC08704.jpg
 | ホーム | 

[№312]大谷田商店街

歩いた日 H26.05.17 【足立区】 
 常磐線亀有駅から西水元循環の東武バスに乗り、中川に架かる飯塚橋手前の大谷田バス停で下車。ここは足立区の東端部です。橋に向かって上り勾配となるバス通り沿いの右(南)側は東京都の中川水再生センターですが、左(北)の側道を「大谷田温泉明神の湯」や焼肉店などを眺めながら進むと、左に「大谷田すずらん」と書かれた門型アーチが現れます。ここが「大谷田商店街」のようです。
 入口の左角に「ホームショップ小久保」が営業しているのですが、三~四十年前にはよくあった雑貨店兼食品店という感じ。その先はもう何年も前から空き店舗という感の建物で、商店街の衰退ぶりを象徴しているようです。右側は都営住宅で、北側半分が下駄履き商店街のつくりですが、ほとんどシャッターが下ろされたままで、店舗看板だけが何の店だったかを伝えているという状況です。その向かいのフランス菓子店、パン店も閉まっています。
 母子生活支援施設「足立区立あすなろ大谷田」の先に、やっと両側に営業店がある商店街らしい部分が現れ、ほっとします。といっても、店を開けているのは大衆酒場と洋品店、理髪店に酒店くらい。デイサービスの送迎車待ちらしいお年寄りとその付き添いの方が数人会話していたり、自転車の通り抜けがあったり、子どもたちが脇道から出てきたりしますが、商店のお客はいません。昼時なので昼食でもと期待して来たのですが、全くそれどころではない寂しさです。
 北側のアーチ下から東を見ると間近に中川の堤防。その手前左に常善院という立派な寺院があります。江戸時代に将軍家の鷹狩りの際の御膳所となったとの由緒書きがあり、樹齢三百数十年という二本の幹並立の大いちょうがそびえ立っています。地域のシンボルといったところでしょうが、足元の商店街の反映と衰退を見守ってきたことでしょう。その向かいには何の店だったのかもわからない廃店舗が打ち捨てられたようにありました。
 全体に、空き店舗、廃店舗の方が多い印象で暗澹たる気分になりますが、悠然たる中川の流れや、商店街につながれた犬の姿などに癒されながらバス通りに戻りました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ☆☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

「ホームショップ」がある商店街入口
DSC08660.jpg

営業店が向かい合う唯一の部分
DSC08690.jpg
 | ホーム | 

[№272]しょうぶ沼公園商店会

歩いた日 H25.12.21 【足立区】 
 地下鉄千代田線には、綾瀬から北綾瀬駅に向かう支線があります。車両基地へ向かう線路を活用したもので、3両編成のワンマン電車が日中は一時間に3~4本程度行ったり来たりというのどかな路線です。綾瀬駅からひと駅、3分ほどで終点の北綾瀬駅に着きますが、この駅の高架下に沿って形成されているのが「しょうぶ沼公園商店街」です。
 「しょうぶ沼公園」とは駅の南西側にある公園ですが、商店街はこの公園から高架の線路を挟んで東側にあります。改札口を出た先に立ちはだかる環状七号線道路から南の線路沿い150mほどが主ですが、東への脇道の一部にも「寄り道モール」の文字と商店街名入りのフラグが下がる街路灯があります。
 駅開業とともに形成された商店街らしく、小綺麗ではありますが、老舗らしい店があるわけでもなく、個性は乏しい感じです。洋菓子の不二家や大手ドラッグストア、銀行などが目立ち、個人商店は、生花店等が目を引きますが、他に興味をそそる店は見当たりません。商店街が終わった先の南側にあるのは「法立寺」(ほうりゅうじ)です。格式ありそうな寺院とみえました。
 駅の高架下空間も「メトロセンター」と称する商店街となっていて、おそらく東京メトロ系のテナント街なのでしょう。この中にスーパーの「ワイズマート」などがありますが、ここも商店街組織に含まれるのでしょうか。ただ、それ以外の多くは土曜のせいかシャッターが閉ざされていました。
 さて、しょうぶ沼公園ですが、季節が良ければ美しく菖蒲が咲き誇る光景を楽しめるのでしょうが、冬枯れの様相で人影もまばらです。ただ、水生植物園風に園路等の整備がなされ、沼地には花の種類等の立て札が整然と並んでおり、きちんと管理されている様子です。花の季節にまた来てみたいものです。それにしても、足立区北東部にあたるこの一帯は、意外に公園が多く、生活環境としては恵まれていると言えそうです。しかし寒いので、公園散策もそこそこに駅に戻りました。
 ところで、ここは「谷中二丁目」。駅名が「北綾瀬」というのがどうも合点がいきません。終点駅ですが駅前広場もなくターミナル性も弱い印象で、商店街ももう少し個性が欲しいところです。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

個性を感じにくい商店街
DSC07545.jpg

冬枯れのしょうぶ沼公園
DSC07553.jpg
 | ホーム | 

[№253]梅田神明宮通り商店街

歩いた日 H25.10.12 【足立区】 
 ここは足立区梅田。「ゆめろーど千代田商店街」を東から西に抜けたところから北へ150mほど歩くと、左手にまたレンガ舗装の一方通行道路が現れます。街路灯に「神明宮通り」の表示が続きますが、しばらくは普通の住宅地の様相で、商店街らしさが見られず、歩くにつれ商店が見えてきます。
 レンガ舗装と街路灯が続く商店街範囲は350mほどに及びますが、主に商店が集積するのは中央部の50m程の区間。ドラッグストアのイシナベから始まり、理髪店、焼き鳥とおでんの居酒屋「とも」、都せんべいの看板を掲げる「小島商店」などと続きます。鉄道駅から遠い住宅街の中で、小さな個人商店が肩寄せ合ってつつましく現役を保っているという感じです。酒店の向かいにはパンとケーキの「MONTE ROZE」が美味しそうに営業しています。
 その先もポツポツと店舗がありますが、連なってはいません。しかし、その中に、鮮魚店が1件、そして西側商店街出口角に青果店があることにほっとさせられます。
 さて、この商店街名の由来でもある梅田神明宮が、西側出口手前の北側にあります。石造りの鳥居から参道が続き、その奥に緑に包まれた静粛な雰囲気で社があります。思わず引き込まれ、二礼二拍手一礼です。慶長年間創建の由緒ある神社だそうで、禊教発祥の霊場との説明もあります。商店街は、この神明宮の門前町という位置にありますが、神社が人を集めるのは一年のうち限られた日のみでしょうから、商店街も静かです。華やかさには縁遠い感じですが、神明宮と同じく清潔な佇まいで、何となく好感が持てます。
 商店街を西へ抜けるとバス通りで、ずばり「梅田町神明通り」のバス停があります。ここは、浅草から来る都営バス路線「草41」の終点「足立梅田町」のひとつ手前の停留所。バス通りとしてはやや狭いですが、大型のノンステップバスがやってきます。結局ここでは何も買わず歩いただけだったことを少しだけ悔やみながら、浅草寿町行きのバスに乗りました。このバスは、町屋、三河島、鴬谷の各駅前を通りますが、結局浅草まで乗り、その喧騒に身を浸すと、あの静かな商店街と一本のバス路線でつながっていることがやや不思議に思えてきます。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

通り中央部付近の商店の集積
DSC07047.jpg

梅田神明宮神社
DSC07055.jpg
 | ホーム | 

[№252]ゆめろーど千代田商店街

歩いた日 H25.10.12 【足立区】 
 北千住駅から都営バスに乗り千住新橋で荒川を渡った先のバス停「千住車庫」で下車。広々としたバスの車庫を眺めながら、その裏あたりから始まる千代田商店街を目指します。この商店街は立派なホームページを持ち、イベント等を盛んに行っているようで、この日も入口アーチの下には「臨時フリーマーケット」の掲示が。毎月第一土曜日が恒例のようですが、この日は第二土曜日で「臨時」のようです。
 道幅は4~5m程度でしょうか。レンガ舗装されていますが、土曜のせいかシャッターを降ろした店、空き店舗らしき建物も多く目立ちます。ただ、それらのシャッターの前にはフリマの売り手が品物を並べており、寂しさを補っている感じです。フリマでは、衣料品から文具に至るまで様々なものが扱われ、それを覗いて歩く人も多く、定期的なイベントとして定着しているようです。
 建物は新旧混在ですが、それほど暗い感じはありません。菊谷和菓子店やレストランもりもと、山川呉服店、厚焼玉子の山雄商店などが渋い感じで私の目を引きます。みどり理容院とその向かいのフリーマーケットショップ「ねこじゃらし」は、常設のフリマショップでしょうか。その建物も時代を感じさせます。青果店が3軒ほど見られましたが、そのうちのハマヤ果実店の並びにある蔵を使った質店「鈴や」は良い風情ですね。質店が顕在なのも良いし、蔵というのもグッときます。その少し先の「高塩製麺所」は麺を販売しているところで、これも思わず覗き込んでしまいます。
 西側出口付近のそば処「やぶ忠」で昼食に「ぶっかけ月見そば」をいただきました。北海道のそばを限定で使っているそうで、腰のある美味しい蕎麦でした。女将さんが出て行ったと思うと、向かいの青果店に「八百屋さん、まだきゅうりある?」と声をかけるあたり、下町らしい支え合いを感じます。フリマは、前週の土曜が雨だったのでこの日に「臨時」開催したとのこと。閉まった店が多いね、と問いかけると、「みんな跡継ぎがいなくてねえ」と、商店街の典型的な問題を訴える答が返ってきました。
 商店街ホームページでは、プチテラスという小広場に「夢見石」なる神秘の石があるとのことですが、迂闊なことに見逃してしまいました。商店街を出ると正面にスーパー「Big-A」があり、厳しい競争環境に晒されていることがわかります。石のパワーで商店街の奮起を期待したいところです。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

蔵を使った質店や果実店など
DSC07033.jpg

フリーマーケット会場となった商店街
DSC07039.jpg
 | ホーム | 

[№230]綾瀬商店街(綾瀬中央銀座・プルミエ通り)

歩いた日 H25.07.20 【足立区】 
 綾瀬駅は、地下鉄千代田線とJR常磐緩行線の境界駅で、駅管理者は東京メトロです。そんなことは余計な話ですが、その綾瀬駅にまた途中下車しました。今回は西口から南西方向へ歩を進めます。足立区商店街マップでは「綾瀬商店街振興組合」というひとつの組織のようですが、この範囲には、「綾瀬中央銀座」と「プルミエ通り」という二つの顔があります。組織を統合したということでしょうか。
 南へ伸びるコミュニティ道路から斜めに分かれるのが「綾瀬中央銀座」の立派な街路灯が並ぶレンガ舗装の道です。ただ、ここに並ぶ店舗は居酒屋系の店が多く、夜の方が賑わいそうで、昼は閑散としています。「お父さんの店」などという居酒屋もありますが当然昼は閉まっています。店主がお父さんなのか、お父さんのお客が集まる店なのか、どちらでしょう。昼型の店としては、「打直し、ふとん仕立」の「よろづや」やクリーニング店等が目につく程度ですが、鮮魚店があるのが救いに見えました。
 ここを抜けてぶつかる南北の道も中央銀座に含まれますが、店舗密度は薄く、ささやかな青果店や寿司店などがかろうじて商店街であることを主張しています。「牛肉のサトー」で今日の間食用にひとつ70円のコロッケを2つ買いました。気さくな感じの店です。
 一方、「プルミエ通り」は、駅近くの信号から線路にほぼ平行して西に向かう通りで、街路灯も全く異なります。「プルミエ」とは、突き当たりにあるマンションの名前であることがわかりました。足立区の公共施設もいくつか併設しているので、行政が関与した複合開発だったのでしょう。ただ、そのマンション住民の生活ニーズを満たす生鮮品などの店はこの通りには見当たらず、やはり飲食店系が多い印象です。駅高架下にスーパーなどがありますからね。
 両通りの駅側の入口近くにある蕎麦店「尾張屋」で昼食にしました。実は、コミュニティ道路沿いの少し先にある「重吉」という蕎麦店の情報を得ていてそこに行こうとしたのですが、「ご飯物終わりました」の表示があり、空腹感が強かったので丼物とのセットがある「尾張屋」を選択したわけです。駅前食堂の風情濃厚な蕎麦店でした。今度また機会を作って「重吉」にも再チャレンジしたいと思います。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

鮮魚店もある「綾瀬中央銀座」
DSC06530.jpg

西側からみた「プルミエ通り」
DSC06540.jpg
 | ホーム | 

[№203]江北仲通り商店会

歩いた日 H25.04.27 【足立区】 
 足立区江北の三丁目と四丁目の境をなす小道沿いを主に、古き良き時代の名残を濃厚に感じさせる商店街です。この日は、荒川土手から北に向かう鳩ヶ谷街道側から入ったので、西から東への散策です。おそらくこの道だろうと入った路地の延長上にまず現れたのは民家の一階部分を店にしたつくりの「珈琲ル・ビアン」。ここから街路灯の並びが始まって、商店街であることがわかります。
 左に分かれる道沿いにも中華料理店や蕎麦店などいくつかの店がありますが、連休はじめの土曜の昼下がりとあって暖簾がしまわれているなど閑散としています。
 東方向へ、左右に微妙にカーブする道を進むと、懐かしい佇まいの店舗の並びが見られますが、シャッターが閉ざされ空き店舗化した店も多く、衰退感が否めません。それでも青果店や洋品店、理髪店などがかろうじて営業していて、ほっとさせられます。
 一度、店の並びが途切れ、一般住宅化したものが目立つようになり、左に開発工事中のエリアが現れます。ここは都営上沼田第二住宅だったところで、この商店街はその団地を背景に栄えていたのだろうと想像されますが、今、その役割は失われてしまったようです。団地は再整備の途上のようですが、この商店街が新たな顧客層を獲得して再生することはできるでしょうか。
 多少道が広くなって、再び店舗が現れます。「暮しの店すずき」や青果店、食料品店、電器店、銘茶店、精肉店などが営業しています。人通りは少ないものの、この一角は懐かしい商店街らしい雰囲気です。生鮮品の店が健在なことが救いですね。
 まもなく南北方向の新しい都市計画道路にぶつかって商店街は終わります。見上げると商店街名のゲート灯がありますが、通過する車両からどれだけ認知されているでしょうか。このような目立たない位置にこうしたレトロな商店街空間が残されているのを発見できたのはうれしいですが、この風情が周辺の住宅開発等の波の中で何らかの形で活かされていってほしいと思いますし、そのエネルギーが残されていることを期待したいものです。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

土曜の午後の静かな商店街
DSC05813.jpg

懐かしい雰囲気の商店の並び
DSC05820.jpg
 | ホーム | 

[№202]沼田商栄会

歩いた日 H25.04.27 【足立区】 
 東京駅丸の内北口から「荒川土手」行き(東43)という都営バス路線があって、かつてよく都心の喧騒の中でそののどかな行き先表示を興味深く眺めていたものです。このバスの終点「荒川土手操車場」があるあたりに伸びるのが沼田商栄会です。足立区江北二丁目に属し、操車場が面する「江北バス通り」には、都営バスのドル箱路線のひとつで池袋と西新井を結ぶ「王40」系統も頻繁に走ります。
 どちらの系統でも江北橋で荒川を渡った先に位置し、「土手」下の河川敷には広々とした空間が広がりますが、川沿いに首都高速道路の高架が覆い被さります。商店街は、その高架下から、北東に向かう江北バス通りと、北へ向かう通り(鳩ヶ谷街道)の双方を範囲とするようですが、どちらも店舗密度は高くありません。特に江北バス通り沿いは哀愁が濃く漂います。古い佇まいのままでシャッターを閉ざした建物が目立ち、ミニスーパーの「ピアゴ」が唯一現役商店らしき息づかいを見せるという状況です。
 バス通りとはいえ歩道もなく狭い道で、商店街の立地環境としてはかなり厳しいですね。「鈴木印店」などはレトロ色満載の姿です。そんな中にある操車場で、係員がバスの後退を誘導しているのも懐かしい風景です。バスの乗客は多いのに、ここを歩いて買物する人はほとんどいなくなってしまったようです。西新井、王子、池袋へ便利に出られるので不便はないというところでしょうか。
 一方、土手から北へ伸びる鳩ヶ谷街道は南向きの一方通行で、店舗数は少ないですが、氷川神社の緑で特徴づけられます。右奥には地福寺もあって、落ち着いた雰囲気です。一般住宅化したものが多い中で、「ジャンボたい焼」と掲げる店が慎ましくあったり、その先に「花之枝米店」、「紅屋」菓子店があったりしますが、この通りの商業的な香りはほぼそれで全てという感じです。
 かつては賑わいもあったのでしょうが、操車場という交通ターミナルの存在も活かせないまま、時代に取り残された感の強い商店街です。このあと一歩裏の江北仲通り商店会を歩いてから再びバス通りに戻り、王子方面行きの満員バスに乗り込みました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

江北バス通り沿いのレトロ感いっぱいの店舗
DSC05795.jpg

氷川神社の緑で特徴づけられる鳩ヶ谷街道沿い
DSC05804.jpg
 | ホーム | 

[№201]舎人団地前商店街

歩いた日 H25.04.27 【足立区】 
 ここは、地図で見る限り都区内で最も北にある商店街です。以前、都区内で一番東の「篠崎新町商店街」(江戸川区)、一番南の「六郷土手商店会」(大田区)について書きましたが、今回は一番北へ行ってみようというわけです。ゴールデンウィーク初日の土曜日、日暮里から日暮里舎人ライナーに乗って終点の見沼代親水公園駅で下車、そこから10分ほど歩いてたどり着きます。
 いくつもの中層棟が建ち並ぶ都営舎人町アパートに隣接する商店街で、スーパーの「ライフ」が核的な存在として営業しています。商店街の規模は比較的小さく、東西の100mちょっとの道沿いと、途中から北方向に入る50mほどの路地を範囲とし、この路地から抜けられるライフの駐車場を商店街も共用しているようで好感が持てます。
 小規模ながらも、鮮魚店や米店、豆腐店、焼き鳥店など、庶民の日常食生活に密着した業種の個店が健在で、「ライフ」との共存関係をなんとか維持しているように見え、路面がレンガ舗装されていることもあって明るい感じがします。電器店や自転車店、洋品店なども混じります。5年前に日暮里舎人ライナーができたとはいえ、やはり交通不便な地で、周辺地域の生活ニーズを満たす場としてそれなりに重宝されていると言えそうです。
 この商店街の東端で接する南北道路は、神領堀親水緑道という散歩に適する道で、北端でつながる見沼代親水公園とともに緑のネットワークを形成しており、楽しみながら買物ができる環境に恵まれているとも見られます。各個店の事業環境は厳しいでしょうが、この明るい雰囲気は今後も持ち続けていってほしいと思います。ライフの隣の、商店街西端の区画は整地工事中でしたが、ここには何ができるのかが気になりました。
 ここで昼食と思っていたのですが、手頃な店がなく断念しました。飲食のニーズは少ないのでしょうか。舎人団地からは赤羽や川口方面へのバスが走り、足立区ですが北区や埼玉県との関係が深いところです。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

明るい雰囲気の東西の商店街通り
DSC05791.jpg

豆腐店などがある北へ入る道
DSC05781.jpg
 | ホーム | 

[№177]千住旭町商店街

■■■・・・環境が大きく変わった「学園通り」は気さくな下町の雰囲気を失わず
歩いた日 H25.02.24 【足立区】 

 日曜日でも開いている店が多そうな商店街はやはり大きな駅の駅前だろうと、昼時に北千住駅に降り立ちました。マルイやバスターミナルなどがある西口ではなく、反対の東口へ。こちらは長らく駅前広場や広い道路もなく密集した市街地が広がっていましたが、昨年(平成24年)春に東京電機大学の千住キャンパスが開設されたことで雰囲気が変わりました。
 駅から伸びる商店街自体は形態を変えていませんが、駅を背に進むとすぐに右手の視界が大きく開け、真新しい電機大の校舎と交通広場が目に飛び込んできます。ここはかつて日本たばこ産業(JT)の社宅アパートがあったところですが、ここが大学に変わることで商店街の環境は大きく変わったことでしょう。問題はこの環境変化を商店街や個店がどう受け止めて対応するかでしょうが、千住旭町商店街の範囲は広く、大学が駅近くのため、商店街全体への効果の波及は難しそうです。
 千住旭町商店街はもともと「学園通り」の愛称をもっています。この「学園」とは商店街内に入口を持つ足立学園高校と中学のことなのですが、大学の新設で「学園」の意味が大きく広がりました。駅近くの部分では学生が好みそうな居酒屋や喫茶店などが目立つようにも見えます。しかし、それ以外は下町の気さくな商店街の雰囲気を変えていません。
<肉の「トキワヤ」付近から駅方向をのぞむ>
DSC05248.jpg

 そんな商店街を駅から東へ歩くにつれて、思わず目を止める店もいくつかあります。商店街中ほどの茨城県下妻市の特産品アンテナショップ「シモンちゃんの家」では野菜などを売っていますが、これは恒久店なのでしょうか。その隣には「ふどうさんやさん」と平仮名表示の不動産店が。工場直売と書かれた豆腐や麺の「茂蔵」、扇子や結納品などを売る「はせきよ商店」、和菓子の「ひので家」などなど。
 400mほどで突き当たる南北の道の両側もこの商店街の範囲です。時代を感ずる米と灯油の店などもあります。そして抜け道からさらに柳原の商店街が続きますが、ここは別の機会にしましょう。また、駅付近の南北道路も商店街に含まれ、風情ある銭湯が残っていたりします。
<商店街の南東のはずれ近くの古風な米店>
DSC05253.jpg

 商店街内の精肉店「トキワヤ」で、この日の間食用に男爵コロッケとコーンコロッケを買いました。ボリューム感たっぷりのコロッケで、満足しました。

・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

再び歩いた日 H29.07.08
 千住柳原地区のいくつかの商店街を歩いた後、北千住駅に出るのにここを通りました。北千住駅の側は、荒川放水路で遮られ、それほど奥行きのあるエリアではないのですが、ここはやはり駅前通りの貫祿を保っています。
 街路灯が新しくなっていますね。「GAKUEN」の文字が鮮やかです。商店街の正式名よりも「学園通り」の愛称が強調されていますが、東京電機大学の立地も大きなインパクトを与えているようです。
 この日はだいぶ歩いて空腹だったので、手作り定食「かあちゃん」で遅めのランチとしました。様々な年齢層のお客で繁盛しているようで、一番隅の席でコロッケ・エビの定食をいただきました。
<手作り定食「かあちゃん」の前あたり>
DSC078882.jpg

 ところで、この商店街の駅側入口角のビル2階に、いつか入りたいと思っていた純喫茶「サンローゼ」があったのですが、今年の春に閉店となってしまい、一度もその雰囲気を味わえなかったのが残念でなりません。

 | ホーム | 

[№157]西新井中央商店会

歩いた日 H25.01.05 【足立区】 
 「西新井中央」とはいっても、西新井駅からはだいぶ離れています。西新井大師裏の大師銀座商店街を南から北に抜け、そのまままっすぐ進むと、右側に「西新井中央商店会」と書かれた緑色のフラグが下がる道が現れました。この東西の道と交差する南北の道、さらにそれと交差するバス通りの一部が商店会の範囲のようですが、やはり1月最初の土曜日などに訪れたのは失敗だったようです。ほとんどシャッターが閉ざされ、開いている店がわずかしかない。それともいつもこのような状況なのでしょうか。明らかに空き店舗らしきものも多く見受けられますし。
 南北の道の北の先には西新井第三団地が控え、南には第二団地もあるのですが、見る限り生鮮品を扱う店もなく人通りも少なくて、冬の寒さも手伝い、寂寥感が濃厚です。見上げれば緑色のフラグもかなりくたびれて見えます。このフラグが下がる部分が商店街の範囲だろうと南北の道を南にたどっても一般住宅が多く、あるのは居酒屋と学習塾くらい。面する袋在家公園も真冬では憩う人の姿もありません。
 バス通りとの交差部あたりが一応の中心のようで、蕎麦処「とさきや」と向かいの「新井餃子店」が営業しているのが救いです。「とさきや」には惹かれますが、この前に大師銀座商店街で力そばを食べてきたばかり。バス通りでは薬局が一軒、店を開けていました。
 近くにマルエツとツルハドラッグがあり、日常の買い物ニーズはそこで済んでしまうのでしょうか。正月の西新井大師の喧騒を見てきた後だけに、それと対象的なこの静けさは少々ショックでもあります。それでもこの商店会は足立区商連に加盟しており、ぎりぎりのところで存在感を保っていると言えそうです。バス通りの「第三団地入口」バス停には西新井駅行きの2系統が毎時計5本程度やってきますが、私は再び喧騒を求めて初詣客で賑わう大師前駅方向に歩いたのでした。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ☆☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

蕎麦処「とさきや」がある商店街中央付近
DSC04759.jpg

バス通りは商店会の範囲が短い
DSC04766.jpg
 | ホーム | 

[№156]大師銀座商店街

歩いた日 H25.01.05 【足立区】 
 1月最初の土曜日でしたが、普通の商店街はまだ正月休みの店が多いだろうと思い、大きな寺社の近くならばと西新井大師に足を向けました。といっても、門前の西新井大師商栄会は、それはそれで古い建物も多く魅力的なのですが、人波でごったがえす正月は日常の姿ではないので別の機会にし、大師の裏に位置する大師銀座商店街を目指します。
 その前に、せっかくなので大師にお参り。本堂の左脇には弘法大師の像があります。それを拝みながら裏へ抜け一方通行道路を左に進むと右に大師銀座商店街が現れます。歩道つき2車線の南北の直線道路で、街路灯に「大師銀座」の赤いフラグが下がり、歩道には「花は桜木 人は武士」などの文字入り絵タイルが埋め込まれています。
 大師参詣の人や車がここまで溢れてきており、両側の歩道に面して新旧の店が一部途切れながらも続いていて寂しさはあまり感じません。和風の構えの「はんなり」は珈琲ショップで、落ち着いて休憩できそうです。向かいには、「丸大青果」と精肉店が並んでいて、大売出しの幟が目立ちます。ブティック「JUPITER」では婦人服を赤札値で販売しており、その隣が韓国食材店というのも面白いところ。
 その先の「鶴間青果店」で私の好物の干し芋を見つけました。なんと一袋150円。安い!。ご主人と言葉を交わしながら買い求め、帰ってから食べると甘くてやわらかい美味に満足でした。さらにその先にあるちゃんこ鍋の「大心」は休業日のようでしたが、元幕内の大心さんが店主のようです。
 さて昼食ですが、蕎麦の「はせ川」で力そばを頂きました。焼きたての餅が二つも入っているのが感動で、身体が温まりました。さすがに大晦日から正月三が日は忙しかったそうで、普段はどうかとたずねると、周辺の会社関係の需要もあるとのこと。必ずしも住宅地だけというわけではないのですね。で、商店街はどうかと重ねてたずねると、「商店街はダメ、死んじゃったね」と女将さん。あらら。
 そんな商店街の北の端は、交差点手前の「コジマ電気」と「東京靴流通センター」。商店街と競合というよりは、商店街の端の押さえとして存在感を示しているという感じです。いずれにしても、ここは門前町とは一線を画した生活型商店街といえるでしょう。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

干し芋を買った「鶴間青果店」など
DSC04737.jpg

おそば「はせ川」など
DSC04746.jpg
 | ホーム | 

[№88]千住いろは通り商店会

歩いた日 H24.07.21 【足立区】 
 いろは通りといえば、永井荷風の墨東綺譚の舞台である墨田区玉ノ井にあるのが有名なように、花街に馴染みやすい名前なのでしょう。ここもかつて千住遊廓があったところで、西から東へ、千住元町明光会、千住ニコニコ商店会、千住いろは通り商店会とほぼ直線状に続いている、かつては賑わったであろう商店街群の東の部分にあたります。
 見事なまでのシャッター街と化した明光会からニコニコ商店会を抜けて、そのままいろは通りに入りましたが、そのレトロ感は相変わらずで、西側入口の角にコンビニのローソンがあるのが却って違和感になるほどです。それでも、最も国道4号に近いせいか、営業している店が多少は見られるようになります。まあそれも、理髪店、鮮魚店、青果店など数えるほどですが、これも土曜日だからでしょうか。
 街路灯だけは前の2商店会と同様、立派に整然と続いており、その下に商店街名を記した比較的新しそうな緑色のバナー(フラッグ)が吊り下げられています。直線道路なのでこの緑色の連続が、モノトーンの商店街の最大のアクセントとなっているように見えます。
 建物は新旧が混在しており、よく見れば花街の風情を残すものもあるのかもしれませんが、そうした名建築も目に止まらぬまま、国道4号に出てしまいました。脇道に逸れれば面白い発見もあったのでしょうが、雨が降りそうだったこともあって、この日の散策はここで終わりにしました。
 あとで検索してみると、現代アートやパフォーマンスのイベントなども最近ここで行われたようで、そういうことができる組織力が健在であることがうれしく思います。日常の光景は寂寥感に満ちていますが、歴史の上に立って、新しい行き方を模索し、話題性を高める可能性もあるかもしれません。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

いろは通りの国道4号側入口
DSC03250.jpg

新しい建物もあるがレトロ感たっぷり
DSC03248.jpg
 | ホーム | 

[№87]千住元町明光会/千住ニコニコ商店会

歩いた日 H24.07.21 【足立区】 
 千住大門商店街、千住えびす会を見た後、少々疲れたので北千住駅に戻るつもりで千住桜木のバス停に向かって墨堤通りを歩いていると、右下にぐぐっと惹かれる一本道が見えました。「明光会」の街路灯が整然と続いていますが、その下に漂う寂寥感はただ者ではないという感じです。思わず足を踏み入れ、奥へ奥へと進んでしまいました。
 それにしても見事なシャッター通りです。商店街「だった」と過去形で語るのが相応しいと言ったら失礼とは思いますが、土曜の昼の歩行で、300mほどの通りで店を開けていると認められたのは、中華料理店、文具店、理髪店、ふとん店の4店だけでした。千住一帯は隅田川と荒川放水路に囲まれた島のような地形で、北千住駅周辺の商業が近代化する中で、はずれに位置するこうした商店街が生き残るのは難しいということでしょうか。古き良き風情の建物が続くものの時代の流れに置き去りにされてしまったような光景を複雑な思いで眺めながら、足はそのままその先のニコニコ商店会に進みます。
 ニコニコ商店会とはありがちな名前ですが、あまりニコニコできる雰囲気ではないですねえ。ここも千住遊廓華やかだったころは賑わっていたのでしょうが、今はひっそりとしています。それでも明光会よりは開いている店の数は多少多くなり、ハナヨシという花屋さんがかろうじて扉を開けていたり、帯ときものの「田村屋」が立派に営業していて街の歴史の誇りを感じさせたりします。
 鮮魚店では、一人用の分量に盛り合わせられた刺身を並べていて、昔独身時代にこういう店が有り難かったことを思い出しました。全体に骨董品的な建物が多い中で、不動産店の看板が「ニコニコ不動産」というのもいいですね。
 大正通りの延長部分にぶつかったところの信号までがニコニコ商店会ですが、その先には千住いろは通り商店会が続き、3つの商店街が直線状に1㎞近くにわたって連なっていることになりますが、いずれも街路灯だけは美しく整然と並んでいます。商店街としての機能が乏しくなっている状況で、これだけの街路灯を維持し続けることができるか、それもまた心配なところです。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

「商店街の遺構?」のような明光会の街並み
DSC03229.jpg

古い建物が寂寥感をさそう「ニコニコ商店会」
DSC03238.jpg
 | ホーム | 

[№86]千住大門商店街/千住えびす会

歩いた日 H24.07.21 【足立区】 
 かつて千住遊廓で栄えた千住柳町一帯には、当時の華やかさを偲ばせながらも今は寂しさばかりが募る商店街群が迷宮のように分布していますが、その中でもここは唯一活気を感じさせるところです。3~4mほどの幅のレンガ舗装の道で、花街の名残はほとんど見られませんが、古い建物が多く残り、しかし現役営業店が多く、ドラッグストアやミニ食品スーパーなども含め生活密着の機能を果たしている感じです。
 2つの商店街は同様の雰囲気で続いており、「おおもん」「えびす会」という街路灯の違いを気をつけてみないとどこが境かわからないくらいです。八百屋が向かい合っていたり、「双子鮨」などの寿司店や花店が複数あって、中での競い合いの空気もそこそこありそうなのに加え、惣菜店のほか焼鳥の具を売る「鳥ふじ」などが馴染み客を誘い込んでいるようです。
 良い味を出している構えだと思うのは、千住大門商店街では和菓子の「千住宿寺田家」や「太子堂」、えびす会では「えびすや豆腐店」や履物店、そして「TATAMI SHOP」の今風の看板を掲げる畳店などでしょうか。
 大門商店街内に喫茶店風の店があり、あまり興味を止めずに通りすぎてしまったのですが、帰ってから調べると、近隣の学生と商店街の交流の場として昨年オープンした「Cafeしゃべり場」だったようです。この商店街の先の墨堤通りを隔てた西側の隅田川沿いに帝京科学大学が昨年春に開学したことを商店街の活性化に活かそうとする試みのようで、もっとちゃんと見ておけばよかったと悔やまれます。地図でみると確かに大学と北千住駅を結ぶ最短ルートに当たっており、過去の歴史だけでなく新たな動きを取り入れる試みとして注目されるでしょう。そこを拠点に、学生の力を商店街活性化にさらに活かせると良いと思います。
 墨堤通り側の出口付近はさすがに寂しさが増しますが、懐かしい構えの店が多い中で下町庶民の生活臭が感じられる商店街でした。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★★☆☆

庶民的雰囲気が濃厚な千住大門商店街
DSC03218.jpg

惹かれる雰囲気の店も多い千住えびす会
DSC03223.jpg
 | ホーム | 

[№85]大門商店睦会

歩いた日 H24.07.21 【足立区】 
 「だいもん」ではなくて「おおもん」です。大門というと吉原を思い出すように、千住柳町もかつては遊廓街(千住遊廓)で、大正10年に日光街道沿いから移転させられ、関東大震災後の移転組も含めて栄え、昭和32年の赤線廃止まで営業していたようです。大門商店睦会は柳町の南の縁に当たりますが、このあたり、当時の名残とも言える多くの商店街が交錯するラビリンスのようなエリアですね。
 レトロ感たっぷりの千住大正通り商店街の中程、やきとり「大ちゃん」と居酒屋「まっちゃん」が向かい合うところから西に入るのがこの商店街ですが、その先にはそこそこの賑わいを見せる千住大門商店街が続くというのに、ここは時間が止まったような静けさです。錆びた看板と閉ざされたシャッター、現役商店街とは言い難いような光景を「大門商店睦会」の街路灯が見下ろしています。
 そうした中で、「手打そば鈴蘭」さんはなかなかしっとりとした構えで健気に営業しています。あいにくこの日もお腹を一杯にしてきてしまったので見るだけですが。その先にお好み焼き店らしき店(ニューマリモ)はありましたが、土曜日だからでしょうか、結局そのほかに営業している店らしい店はほとんど見ないまま、道が右にカーブした先で商店街が終わってしまいます。
 そこから左に、レンガ舗装の千住大門商店街が続きますが、いずれも道は広くなく、そんな道どうしの交差点の角にガソリンスタンドが、やはり時代を感じさせる風情で営業しています。狭い道に狭い敷地なので、車が2台も入るとその誘導が大変です。
 かつての花街の風情はほとんど感じられませんね。考えてみれば赤線廃止からもう半世紀以上も経っているのですから無理もないというところでしょうか。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

ひっそりとした大門商店睦会
DSC03211.jpg

良い構えの「手打そば鈴蘭」
DSC03210.jpg
 | ホーム | 

[№84]千住大正通り商店会

歩いた日 H24.07.21 【足立区】 
 土曜日に雨のやみ間を縫って北千住に出没です。駅西口からバス通りをまっすぐに、宿場町通りも国道4号も横切ると北千住昭和会商店街に入り、ぐっとB級度が増しますが、それが終わる信号から右に入る直線道路が千住大正通りで、さらにさらにB級度が高まります。何十年もタイムスリップした感じです。
 入るといきなり右側に店名もわからぬ八百屋が店を開けており、昭和30年代の八百屋は皆こんな感じだったなあと思いつつ向かいを見ると、シャッターをおろした魚屋の隣に暖簾を掲げた蕎麦店。その先右側になにやら近代的で大きな建物を建設中。介護老人保健施設だそうで、こういうところではもっとレトロ調の建物にした方が良いのでは、などと勝手なことを考えます。その向かいには畳店があって、店内で働く職人さんの姿が見えます。半世紀の時間差で向かい合っている風情です。
 そして間もなく、居酒屋の集積地が現れます。時代を感じさせる古い建物で、昼間なのでほとんどシャッターが閉ざされ寂寥感漂いますが、やきとり「大ちゃん」と居酒屋「まっちゃん」が向かい合っているのは微笑ましいです。ここから左に入る道は大門商店睦会という別の商店街になります。それを横目にさらに進むと、左に勝楽堂病院がありますが、その手前の銭湯「にこにこ湯」の雰囲気が良いですねえ。その前で、高齢のご婦人が福祉施設のバスに乗り込んでいました。
 信用金庫がある次の信号交差点で街路灯が途切れ、この商店街も終わりますが、その手前角にある「藪蕎麦」がまた良いではないですか。古風な構えが蔦で覆われ、時代の流れに構わずここで蕎麦を出し続けるという意地のようなものを感じます。
 この通りの住所は千住寿町、千住龍田町、千住柳町で、北千住駅周辺の喧騒もここまでは届かず、ゆっくりと時が流れているような不思議な空間でした。柳町界隈はかつての遊廓街。その始まりは大正時代のようで、「大正通り」の名もそれに由来するのでしょうか。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

商店街中央付近のすばらしき居酒屋集積地
DSC03200.jpg

商店街北端の風情ある「藪蕎麦」
DSC03203.jpg
 | ホーム | 

[№44]綾瀬四丁目仲通り商友会

歩いた日 H24.05.20 【足立区】 
 地下鉄千代田線とJR常磐線の接点である綾瀬駅は、イトーヨーカドーのほか、高架下や周辺に商店が集積して人通りも多いですが、足立区が提供している「足立区商店街マップ」を頼りに、敢えて少し外れた「B級」度の高そうなところを求めてここを訪れました。マップではずいぶん長い商店街が続いていることになっています。が、しかしです。
 線路沿いに西にしばらく歩いたところから北に向かって始まるのですが、ここでしばし呆然。この寂寥感はどうしたものでしょう。ここで間違いないはずですが、商店らしきものがない。仕方なく北へ歩き出しましたが、行けども行けども寂寥感が増すばかりです。周囲は住宅地で、西側には綾瀬川に沿った首都高速三郷線の高架橋が威圧するように並行しています。歩く人もまばらです。
 1㎞ほど進む間に営業している店は、江戸一万来館という料理店のほか、小さな洋品店、うなぎの看板の食堂、理髪店、中華料理店くらい。中華料理店も客はおらず、店内でおばちゃんが一人テレビを見上げています。シャッターを降ろした建物が多いですが、日曜で休業という雰囲気ではなく、看板もなく「空き店舗」どころかもはや「廃店舗」と言うべき姿のものが大半です。
 綾瀬6丁目(綾瀬病院前)の交差点まで歩道のレンガ舗装と街路灯は続いているのですが、これが維持できているのが不思議な気がします。この通りは、足立区のコミュニティバス「はるかぜ」号が1時間に4本程度も走るルートになっていてバス停もあるのですが、バス待ちの人の姿もありません。
 マップではさらに北東に商店街の赤い色塗りが伸びているのですが、そこには道がありません。ここで諦めて近くの綾瀬7丁目バス停から東武バスで駅に戻りました。私が肝心なところを見落としているのかと、再度マップ上で駅付近に赤塗りが枝分かれしているところを探そうとしましたが、やはりそんな道がない。狐につままれたようです。ずいぶんと空虚な思いにとらわれたひとときでした。
・なつかし度  ☆☆☆☆☆
・ぬくもり度  ☆☆☆☆☆
・ひょうきん度 ☆☆☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

寂寥感がただよう通り
DSC02522.jpg

営業している理髪店とその周辺
DSC02526.jpg
 | ホーム | 

[№21]関三通り商店街

歩いた日 H24.04.07
 足立区関原三丁目、だから「関三通り商店街」。これはわかりやすい。ただ、地図でみるとここは関原三丁目の東のはずれに近く、この西側に「イーストロード」があるというのも謎です。
 関原銀座会側から入ると、まず目につくのが角の惣菜店。看板がないので店名がわかりませんが、酒の肴になりそうな惣菜が山盛りになっている中で、スパゲティー(ナポリタン)も山盛りになっていて量り売りされているのが面白いです。この店は交差点の角にあるのでどちらの商店街に属しているのかわかりませんが。
 狭い一方通行のレンガ舗装道路の両側に、複数の青果店や精肉店、鮮魚店、頑固に味を守っていそうな餃子店など、日常生活に必要なものを扱う店が並び、人通りもほどほどにあって、西新井駅からやや距離があることを逆に地の利とした生活密着型の商店街として機能しているようです。それぞれの店の構えがどれも飾り気なくて親しみが持てますし、商店街らしい商店街と言えると思います。手書きのセール看板もほのぼのした気持ちにさせてくれます。また、商店街内に「商店街おやすみ処」があるのも、お年寄りや乳幼児連れにはありがたいですね。
 東の端に近い位置には「ココスナカムラ」というスーパーがありますが、うまく共存している感じです。このスーパーの向かいにある、これまた飾り気のない惣菜店で、野菜コロッケ(ひとつ30円)2個と「キャベツメンチ」ひとつ50円、合わせて110円というお得な買物をして、その日のおやつにしました。
 商店街を東に抜けると、さてどちらに進もうかと悩みます。地図では西新井駅と梅島駅がほぼ等距離。結局、亀田公園の満開の桜を愛でながら梅島駅まで歩きました。
・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★★★
・ローカル度  ★★★☆☆

飾り気なく親しみが持てる商店街
DSC01996.jpg

スパゲティーが山盛りの惣菜店
DSC019941.jpg

 | ホーム | 

[№20]イーストロード

歩いた日 H24.04.07
 南北方向に続く関原銀座商店街のマクドナルドがある角で交差する道のうち西側がイーストロードです。わずか100m程度の、足立区商店街振興組合連合会にも未加盟の小さな商店街ですが、元気な呼び声と人だかりに思わず誘い込まれます。その活気の源は「フレッシュマート・スワヤ」で、店先にあふれんばかりの野菜や果物が飛ぶように売れています。店先にずらりとレジ袋が吊り下げられ、それを次々ともぎとって野菜などを詰めてお客さんに手渡されます。
 この商店街には、このほかにも蕎麦店や寿司店などもあるのですが、「スワヤ」の存在感が圧倒的と見えました。このような集客力のある店舗の存在が商店街の支えとなるでしょうし、その活気に触発されて周りの店も頑張れると良いのでしょうが。帰ってからネットの地図で確かめると銭湯もあったはずなのですが、昼間だったせいか迂闊なことに気づきませんでした。コインランドリーがあったのでそこだったのでしょう。
 ところで、イーストロードという名前の由来を知りたいところです。所在地は足立区関原(せきばら)三丁目ですが、この東にはさらにその名も「関三商店街」が続くので、何のイースト(東)なのか疑問です。それというのも、頭上には「関原イーストロード」のバナー(フラッグ)が誇らしげにはためいているのですから。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★★☆☆

西側からみたイーストロード
DSC01986.jpg

威勢の良い呼び声が響く「スワヤ」さん
DSC01989.jpg
 | ホーム | 

[№19]関原銀座会

歩いた日 H24.04.07
 関原不動商店街から北に続く商店街が関原銀座会です。街路灯が丸形に変わります。やはり商店が連なるという雰囲気ではないですが、お店の密度は関原不動商店街よりは高まった感じです。狭いレンガ舗装の一方通行ですが、時折車両が通るので注意が必要です。
 小さな交差点の角に立派な看板を掲げる歴史ありそうな呉服店が目を引きます。こういう個店の存在が商店街の支えになっているのでしょうね。そして歩いていくと小さな交差点で交差する道の双方にも商店街が。右が関三通り商店街、左がイーストロードです。南北の関原銀座会よりもこの東西に交差する2つの商店街の方が活気があるように見えます。そして、その交差点の左手前角に、なんとマクドナルドがあるのです。小振りの店舗ですが、駅から離れた商店街内のマクドナルドというのも珍しいのではないでしょうか。地域の商店街がこうした全国チェーン店に浸食されると個性がなくなりつまらなくなるのが普通ですが、ここでは逆にこの存在が光に見えます。
 左右の商店街散策は後回しにしてそのまま北に進みますが、直進方向に西新井駅があるはずなのに、商店街はまもなく終わってしまいます。左から真新しい広い道路がぶつかり、歩いてきた商店街とは不釣り合いな大きなマンションが見えます。西新井駅南側の日清紡の工場跡地再開発によって生まれた新しい街ですが、関原銀座会はそうした新しい街を眼前にしながら、どれだけその顧客を取り込めているのか、ひたすらマイペースを続けているようにも見えました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

立派な看板の呉服屋さん
DSC01980.jpg

角にマクドナルドがある小さな交差点
DSC01993.jpg
 | ホーム | 

[№18]関原不動商店街

歩いた日 H24.04.07
 足立区は北千住駅周辺などに商店街が集積していますが、駅から離れた住宅街の中の商店街を求めてバスに乗ります。目指すは関原不動商店街とそれに続く関原銀座会で、荒川を渡ったところでバスを降ります。同じバス停で降りた男性が連れの方に「ここに昔は商店街があったんだよね」と過去形で言っていたのを聞いて「えーっ」と思いました。そして商店街入口に立つと・・・「あらぁ」という感じ。絵に描いたようなシャッター通りです。人通りもまばらです。確かに過去形で語りたくなりますね。街路灯と商店街看板は重厚な感じであって、商店街の体裁はあるのですが。
 足立区産業振興課がホームページで提供している「足立区商店街マップ」ではここから北に向かって長く商店街が連なり、実際に足元のレンガ舗装も続いているのですが、北に向かって歩くしばらくの間は開いている商店は数えるほどしかありません。その中のひとつの店に「まぼろしの飴」という何やら意味深な表示が。喉にやさしい飴のようです。
 由緒ありそうな八幡神社を左に見ながら進むと、前方に大きな甍の屋根が見えてきます。関原不動尊大聖寺で、威厳を持って存在感を誇っており、貴重な文化財も多くあるとのことです。関原不動商店街はその門前商店街だったのです。この商店街もかつては賑わいがあったのでしょうが、鉄道駅から離れたハンディもあって、今は長さを持て余している感じです。
 大聖寺を右に見ながら北に進むにつれて開いている店も少し増え、いつしか街路灯が変わって関原銀座会になります。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★★☆☆

人影少ない商店街から関原不動をのぞむ
DSC01975.jpg

「まぼろしの飴」を売るお店
DSC01969.jpg
 | ホーム |