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ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

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ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

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皆さまのご感想や情報など、お便りをお待ちします。

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[№748]京栄会

■■■・・・京極稲荷神社を名に託して?守り伝える哀愁の商店街
歩いた日 H30.12.08 【品川区】 

 古くから目黒道と碑文谷道の交点であったという後地交差点から東へ、「親友会通り」の延長上の位置で続くのが「京栄会」です。どこまでも続く商店街という感じ。ここも、街路灯に「後地商店連合会」のフラグが続きます。
 かつては桐ヶ谷で中原街道から分かれ碑文谷に向かう街道だった道で、沿道地域の生活ニーズに対応して賑わっていた時期もあるのでしょうが、さすがに今は商店街としては輝きを失っているようで、立派な看板建築の建物が店の部分をつぶされた形になっているのが悲しく見えます。全体に、新旧の店舗建築が続き、いくつか見られる古びた昭和の商業建築が哀愁をそそります。
  <新旧の建物が混在する商店街>
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 そんな中で、書籍文具店の「USHIROJIDOH」が、「後地(うしろじ)」の地名をしっかり受け継ぎながら営業しているのが良いですね。親子連れの客が出入りしていて、「生きてる!」と叫んで応援したくなります。
  <書籍文具店「USHIROJIDOH」など>
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 小公園があって、その後方に「後地児童センター、シルバーセンター」があります。こうしたコミュニティの拠点施設と商店街がうまく共存していけると良いと思います。この公園の向かいにある「安藤鐡店」というのも良いですね。「鉄」ではなく「鐡」です。シャッターが閉じていますが。
  <公園向かいの「安藤鐡店」など>
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 そして出会ったのが「京極稲荷神社」です。京栄会の「京」はこの「京極」からの命名でしょうか。御由緒書と合わせて「丸亀藩京極家下屋敷跡」の説明板もあり、それらによると、この地に寛永12(1635)年から讃岐丸亀藩京極家の下屋敷があり、その地内にあった守護神の神殿を明治の版籍奉還で京極家が帰国するにあたり地元民に託したとのこと。境内には「後地大神輿」が大正年間から保管されていて、昭和20年の空襲でこの一帯が焦土と化してもその神輿だけは無事だったとの記載もあります。大切な神様を商店街としても名に託して守り伝えているということなのでしょう。
  <「京極稲荷神社」>
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 「ヨシナカベーカリー」まででこの商店街区間は終わりますが、この先には星薬科大学があります。でも、商店街と大学とのつながりはあまりなさそうです。お腹もすいてきたので、ここで引き返しました。
  <「京極稲荷神社」前付近の商店街風景>
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・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

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[№747]富士見通り睦会

■■■・・・朝日地蔵尊に見守られた商店街は目黒不動に通ずる歴史ある道
歩いた日 H30.12.08 【品川区】 

 武蔵小山駅の北方に位置する「八光会」、「親友会」と歩いてきて後地交差点までやってきました。すると、この交差点からさらに先、及び左にさらに商店街が続いています。まったく、まさに商店街天国です。超有名なA級商店街「パルム」と同地域でこれだけの商店街が共存できることが驚異的とも言えます。で、正面方向に続くのが「京栄会」、左方向が「富士見通り睦会」です。
 「後地」とは、このあたりの古い地名であり、この交差点は古くは「目黒道」と「碑文谷道」が交わる重要な交通結節点で、「武蔵の辻」「煤団子の辻」などとも呼ばれていたとのことで、「表通りの地蔵堂の後ろの土地」だから「後地」(うしろじ)なのだそうです。
  <後地交差点からみた「富士見通り睦会」入口>
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 この交差点で接続する「親友会」、「京栄会」、「富士見通り睦会」の3商店会の中の有志店で「後地商店連合会」を構成しており、その名を記した共通のフラグがそれぞれの街路灯に下がるほか、連合会のホームページがあって、季節ごとのイベントなどを共同開催しているようです。加盟11店で毎月28日には「目黒不動尊」の縁日に合わせ「にっぱちサービスデー」を開催との情報もあります。
  <朝日地蔵尊と道標>
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 交差点から「富士見通り睦会」の区間に入ってすぐの右側にスーパーの「ライフ」があり、ここが商業の核的存在と言えそうですが、その入口右側に「朝日地蔵尊」が小さな祠に守られておわします。縁起の記載はありませんが、いろいろな情報を総合すると、江戸時代初期に、九品仏浄真寺のお上人様が修行のため芝増上寺に通い、毎朝このあたりで朝日が昇ったことからその名がついたとのことのようで、安産、厄除け、子育てなどのご利益があるそうです。すぐ脇には「寛政元年銘石造道標」があり、「右、不動尊、左、仁王尊」と刻んでありますが、昭和31年の道路改修による移動で左右が逆になっているというのも微笑ましいということでしょう。
  <「永嶋糸綿寝具店」などがある部分>
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  <木造平屋の「樋口酒店」など>
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 「富士見通り睦会」は商店街としてはだいぶ元気が衰えた感じで、店舗の連続感が乏しい状況です。ここで長く商売しているという様子の「永嶋糸綿寝具店」が良い雰囲気です。古い木造平屋の「樋口酒店」は現役でしょうか。商店街は地下化された東急目黒線の上の緑道との交差部までですが、その手前の蕎麦店「長寿庵」から若いお客が出てきたのに、なぜかほっとさせられたのでした。
  <「長寿庵」などがある商店街北端部分>
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・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

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[№746]親友会通り商店街

■■■・・・昭和の香り濃厚な建物も混じる真面目な商店街はみんな親友?
歩いた日 H30.12.08 【品川区】 

 今回は武蔵小山駅周辺でも超有名なA級商店街「パルム」を敢えて外して、B級感を求めその周囲の商店街を回って歩いています。駅から地下化された線路に沿って北へしばらく行ったところの踏切跡から左は「八光会」ですが右がこの「親友会通り」の商店街です。
 商店街ホームページによれば、「北と西のお寺参りの分岐点としてにぎわい始めたこの一帯。古くから真面目に、真面目にお店を営んできた商店街」とのことです、北は目黒不動尊で、西のお寺は円融寺ということのようです。それにしても真面目は良いことです。
  <韓国食材店や「お茶の小澤園」など>
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 200mほどの区間に店舗数は20~30軒程度でしょうか。建物は新旧混在で、店の業種も硬軟いろいろといったところです。古めのマンション一階でマーケット風のつくりの韓国食材店の隣に「お茶の小澤園」があるのが良いですね。「掛川茶」や「知覧茶」の幟、せんべいも含めた品揃えですが「吉祥寺 行列の羊羹」の立て看板も。一部で「幻の羊羹」と噂される吉祥寺「小ざさ」の羊羹のことかな。聞きそびれました。
  <「やぶそば」があるあたり>
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  <商店街の東端近く>
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 昼食場所として「やぶそば」をチェックです。あとで来ようと思い、周囲の商店街も散策してから戻ったらランチタイムが終わり「準備中」でした。おー、残念!。近くにある寿司割烹の「巴」も良さそうなのですが、この日は財布の中身が厳しい状況なのでパスです。建物としては、2つの看板建築の並びの姿が昭和風情をぷんぷんさせて感動的です。ひとつは「岩川電気商会」、もうひとつは「中華料理 紘月」が使っています。
  <懐かしき看板建築2軒の並び>
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 この商店街の途中に南からぶつかるのが「武蔵小山一番通り」で、そちらの方が商店街としては賑わっていますが、「パルム」と直交する位置にあり、一部が駅前再開発で浸食されていることから、またの機会とします。
 で、「親友会通り」の東の終点は「後地」(うしろじ)交差点ですが、さらにその先にも別の商店街が続きます。後で調べたら、この交差点の南で「武蔵小山温泉」を名乗る清水湯も親友会の一員のようでした。ところで「親友会」って、お店どうしが皆親友ということですかね。
  <「後地」交差点からみた「親友会通り」>
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・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

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[№745]十三会商店会

■■■・・・高校前の小さいながら人気店も混じる商店街の名は旧番地に由来
歩いた日 H30.12.08 【品川区】 

 「八光会商店街」を歩いていたら、小山台高校の角から武蔵小山駅方向に戻る道に「十三会商店会」の街路灯があることに気づきました。片側は高校の敷地で、車一台やっとの狭い道ですが、その向かいの片側にいくつかの店が並んでいます。地図を見ると、小山台一丁目方面から駅への最短ルート、近道として便利なようで、人通りがずいぶんあります。反対の狭い路地から出てきた人の流れが「八光会」を横切ってこの通りに入ってきます。
 高校を右手に見ながら南方向へ歩いていくと、街路灯は150mほど続き、コンビニが見えたと思ったらそこはもう駅の北口の隣でした。で、再び戻ります。
  <左は尾山台高校、右は康斉会病院>
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 駅に近い区間の東面、つまり高校の向かいは康斉会病院が占めています。この病院も商店会の一員なのかもしれませんが、従って純粋な商店というべきものは「八光会」に近い部分の片側だけということになります。
  <「かおちゃん家deめしくい亭」>
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  <「一畳来福」の「三浦畳店」>
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 まず小さな居酒屋がありますが、その名は「かおちゃん家deめしくい亭」。ネット情報によると元女子プロレスラーの経営らしいです。その先には年季の入った長屋建築の中に「一畳来福」の文字を掲げる「三浦畳店」が現役なのが良いですね。「ビストロ5番地」の看板もある「レトロワ アン」は古い民家建築の利用ながら高級中華料理店のようです。そして居酒屋割烹の「亜壇」、割烹・小料理の「うえ村」、串かつ等の「玄鷹斎」、居酒屋の「穂のか」と並んで続きます。さらにその隣の蕎麦店「ちりん」は人気店のようです。
  <中華の「レトロワ アン」から始まる店舗群>
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  <「うえ村」、「玄鷹斎」、「穂のか」、「ちりん」の並び>
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 これだけの小さな商店街なので、「十三会」の名は店の数からきているのかと思ったら、中央付近の柱に表示がありました。曰く、「昔この通りは夜暗くて「小便横丁」と言われていました。そこで先人有志が皆様が安全に通れるように街路灯を建て、旧番地の小山三丁目十三番地から「十三会」ができました」とのこと。なるほど、そういうことか。
 その街路灯には、今は防犯カメラがしっかりとついていて、道行く人を見守っています。小さいけれどもしっかりとした商店街のようですね。
  <防犯カメラ付き街路灯>
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・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

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[№743]八光会商店街

■■■・・・駅から少し離れて、新旧の建物が混在する昔からの商店街
歩いた日 H30.12.08 【品川区】 

 東急目黒線の武蔵小山駅に降りました。武蔵小山と言えば優良(A級)商店街の代表格と言える「パルム」のアーケード街が余りにも有名ですが、その周囲にも多数の商店街があるので、今回はそれらを探訪しようというわけです。駅が地下になって久しく、また、「パルム」の一部を含めて駅前再開発が進行中で、武蔵小山の風景も変わりつつあります。
 線路敷地の脇の道を北東に歩くと、途中右側に飲食街の街路灯のある路地が見えますが、両側が再開発工事の仮囲いで、ここはパスします。まもなく、かつての踏切跡で、線路を横断していた道にぶつかりますが、この右も左も商店街です。まずは左側の「八光会」へ。いかつい感じの街路灯が続いています。
  <踏切跡付近から見た商店街(右が「幸寿司」、左が「大勝軒」)>
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 踏切跡近くの右側に「幸寿司」、左側にラーメンの「大勝軒」が向き合います。建物は全体に新旧混在で、新しめのマンションの一階にコンビニがあったりするのを見ながら進みますが、インパクトのある光景にはあまり出会いません。ただ、昭和の商業建築風もいくつか残り、そのひとつの「丸一食堂」の閉ざされたシャッターの柱に「本日休業」の貼り紙があるのが妙に気になります。ずっと「休業」でしょうか。また、これも古めの建物の「おでん くりこ」なんて、名前が良いですね。
  <新旧の建物が混在>
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  <「おでん くりこ」や「丸一食堂」など>
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 やがて左側に小山台高校が見えてきます。区の商店街紹介のサイト上の本商店街の説明文が「小山台高校の前にある商店街」で、まさにそのとおりです。そしてその向かいあたりに、スパイス料理の「インド茶店」があると思えば、並びにはフランス料理店もあるという国際色。その先で道が二又に分かれ、かむろ坂通りにぶつかるところまでがこの商店街範囲です。
  <小山台高校前の「インド茶店」やフランス料理店の並び>
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 ここのかむろ坂通りは20年くらい前の地図にはなく、山手通り方向から比較的最近伸びてきた道ですが、その名は、遊女小紫の禿(かむろ)が池に身を投げたという伝説に由来するとのことです。通りの向こうに小山台小学校が見え、その前をずっと進むと「林試の森公園」に行くことができます。
 この日の昼食は、散策の最後に、結局踏切跡のすぐ脇の「百時間カレー」というカレー店に誘われるように入ってしまいました。以前、神田でも入ったチェーン店です。

・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

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[№648]西小山商盛会

■■■・・・桜並木を横目に静かに佇む――かつての「商盛」は今いずこ
歩いた日 H29.10.28  【品川区】 

 「西小山パテオ」と銘打つ「東栄会」領域の江戸見坂通りを下っていくと、「西小山桜並木通り」と交差する「江戸見坂下」信号の先に、さらに別の街路灯が続いているのが見えました。これが「西小山商盛会」で、区資料には「西小山駅北東部に位置する商店街」とあり、確かにそのとおりです。
 しかし、駅から離れることもあって、「パテオ」や駅前のアーケードほどの人通りはなく、商店密度も薄くなって、商店街としての機能はかなり低下しているという印象です。
<江戸見坂下交差点からみた商店街全景>
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 桜並木通りとの角は「やってるよ」と文字で訴えかける陶器店の「まこと陶苑」。年輩の店主が客待ち顔で立っていました。その先、整体関係の店などがある中で、古い看板建築も混じるのですが、店舗の使命は終了しているようです。
<陶器の「まこと陶苑」>
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 商店街の街路灯は200m近く続くのですが、中央の交差点の先にある酒店の「かがた屋」が堂々とした構えで孤高の存在感を示しているという感じであるものの、そこから先の上り坂となる商店街北東側の半分はほとんど住宅地の様相であり、街路灯だけが虚しく続くというところです。「商盛会」という名前から察するに、ここにも店舗が続いていた時代もあったのでしょうが、今の状況からそれを想像することは困難です。
<孤高の存在感・・酒の「かがた屋」>
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 それでも一番端まで行ってみようと坂を上っていくと、なんと、終端の交差点の先に、さらに別の商店街街路灯が続いているではないですか。その街路灯には「小山五丁目銀座会」とあり、区資料では「武蔵小山と西小山の間に位置する商店街」とあります。おや、もう両駅の中間まで来てしまったのかと思い、さらに歩を進めようかとも思ったのですが、ここで雨が降り出してしまい、この日の散策はここまでとしました。武蔵小山駅周辺には、有名なA級商店街「パルム」の他にも多くの商店街があり、そちらはまた別の機会にゆっくり歩くことにしましょう。
<古い商業建築も残る>
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 ところで、桜並木通りとなっている道路は、立会川を暗渠化した上の道で、碑文谷方面から旗の台などを経て大井町方面へ続き、緑道となっている部分もあります。ここは桜並木で、春に来ると良さそうですね。でも「商盛会」は、特にそれを横目に静かに佇んでいるというところなのでした。

・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

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[№647]西小山パテオ(西小山商店街東栄会)

■■■・・・すばらしきレトロ店舗も存在感を示す魅力ある駅近の街
歩いた日 H29.10.28  【品川区】 

 西小山商店街のアーケードを抜けた先にも商店街が広がっています。直進方向が「すずらん通り」、左右の方向が「江戸見坂通り」で、通り名を記した個性的な街路灯が続いていますが、街路灯上部の標記は「西小山パテオ」。品川区ホームページの資料では「西小山商店街東栄会」が「西小山駅近くにあるT字型の商店街」とあるので、それがここであることは間違いなく、その愛称が「パテオ」なのでしょう。でも、「東栄会」という名称はどこにも見当たりません。
<江戸見坂通りの南方向を見る>
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 江戸見坂通りは、文字通りゆるやかな坂道になっていて、昔はこの坂から江戸の街が見渡せたからの命名と思われますが、歴史ある道らしく古い建物も残り、私好みの風情です。坂を上る方向の南へ進むと、「ヒノミドラッグ」がいかにも大衆的な雰囲気で人を集めていますが、その先、「売場全品毎日が特売」と大書したディスカウントショップ「大国屋」西小山店も存在感を示しています。「ここ、安くていいんだよー」と叫びながら子どもたちが飛び込んでいきました。
 その向かいには、またなんとも古典的なすばらしき建物の「八百宗」が営業しています。こういう店の青果物はスーパーなどとは違う良さがありますね。若い人も足を止めています。
<右は古典的建物の「八百宗」、左は「大国屋」>
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 その先の交差点を過ぎてもさらに1ブロック街路灯が続き、店舗密度は薄くなりますが、昭和の商業建築風の建物は多々見られます。最南端の角は酒店の「下宮商店」で、これも良い雰囲気です。
<商店街南端の「下宮商店」など>
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 戻って「すずらん通り」に足を踏み入れると、こちらは新旧の店が入り乱れますが、建物は古いものを改装して使っているところも見られ、駅前商店街の延長としての風格を保っているというところです。そんな中で「ランチ」の表示を掲げるのは、「島根ご縁食堂」と謳う「喰神」で、最近渋谷から移転してきたようで、島根県邑南町産の豚肉(石見ポーク)使用との記載も。商店街と地方の結びつきが増えると良いと日ごろ考えている私には、好例と見えました。
<新旧の店が入り交じるすずらん通り部分>
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 「江戸見坂通り」に戻り、坂を下る北方向に進むと、パチンコ店やスーパーの「サミット」がありますが、終端の西小山桜並木通りとの交差点信号は「江戸見坂下」。結局、「パテオ」という名の必然性を見出せないまま、その先の「西小山商盛会」の領域に進んでしまったのでした。
<江戸見坂下交差点近く>
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・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

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[№646]西小山商店街(西小山アーケード)

■■■・・・「昭和」が凝縮された駅前のアーケード街でラーメンを食す
歩いた日 H29.10.28  【品川区】 

 東急目黒線の西小山駅は、品川区と目黒区のちょうど境あたりにあって、以前、駅から西の目黒区側を歩いたことはあったのですが、今回は東の品川区側を歩いてみようと降り立ちました。
 地下化された駅から地上に出て改札口前の線路上部を利用した広場に立つと、右に目黒区の「にこま通り」商店街が見え、品川区側の左前方には駅の地図に「西小山アーケード」と記載されるアーケード街が見えます。この2つは向かい合う位置にあり、線路が地上の時代は駅を挟む形が明確だったのでしょうが、両区の資料では名称がともに「西小山商店街振興組合」です。
 はて、区をまたぐひとつの組織なのでしょうか。でも、「西小山商店街振興組合」のホームページは「にこま通り」のみを扱っています。この点、不覚にも現地で気づかず、確認しないまま帰ってきてしまいました。
<駅側の商店街入口付近>
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 さて、アーケード下の100mにも満たない商店街で、駅への通り抜けに利用され人通りも多いのですが、なかなかの渋さです。アーケードに隠れて上まで見えませんが、昭和の看板建築が多く並んでいるようです。比較的最近開業風のラーメン店などに利用されていたりもしますが、昔からの商売という感じの店も残ります。「ハイカラ横丁まるや」はまさに「昭和」を売っている店です。レトロなフィギュアやブロマイドなどが満載です。お茶の「五十嵐園」も昔のままという感じですねえ。
<昭和を売る「ハイカラ横丁まるや」など>
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<銘茶店「五十嵐園」など>
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 いかにも大衆食堂風の「たから食堂」で昼食にしようと思ったのですが、周囲の商店街を散策してから戻ってきたらランチタイムが終わってしまっていました。残念!。そこで、南側出口近くの函館ラーメン店「汐のや」に入り、味玉つき塩ラーメンを胃袋に収めました。人当たりの良いご主人と親切な女店員さんのかけあいが素敵です。
<「たから食堂」などの並び>
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 南出口角の、道にあふれんばかりに商品を並べた古着屋のようだが靴もあるという店名不明の店もまたすばらしいです。隣の和菓子店「青柳」で聞いたら、「アマテラス」?という店名だそうな。その「青柳」で、当日の間食用に、茶饅頭と栗饅頭を買いました。ここもまた懐かしい風情の店で、全体に、近代化された駅の駅前なのに昭和が凝縮されていると感じる商店街なのでした。
<東側出口角の古着店など>
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・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

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[№552]大井すずらん通り商店会

歩いた日 H28.10.19 【品川区】 
 JR大井町駅の上を跨ぐ都道補助26号線は、駅から東が大井銀座で、間もなくゼームス坂上の信号でゼームス坂の道が左に分かれますが、さらにその手前で左に入る道があります。これが大井すずらん通りで、200mほど先でゼームス坂に合流するまでの間でひとつの商店街を形成しています。
 入ってすぐに、戦後闇市の名残である魅惑的な路地「東小路」、「平和小路」と交差しますが、今回はすずらん通りの散策です。「すずらん通り」とはありがちな名前ですが、ここでの由来は不明です。ここは40年近く前から知っていますが、当時からこの名前だったと思います。
 駅と東側の住宅地等のエリアを結ぶ位置にありますが、アトレやヨーカドーの吸引力が大きい今の大井町では、生活型の商店街は役割を薄めつつあります。ここも、鮮魚と惣菜の店が残ってはいますが、全体には夜の飲食店が主体の印象が濃くなっています。
 大井町ポータルサイトからのすずらん通りのページの店舗案内では、この通り以外の店も含まれているようで、組織の範囲は多少の広がりを持っているようです。東小路・平和小路の店の一部の名も見えます。
 駅から離れるにつれ喧騒が薄らぎ、ゼームス坂との合流点手前には古い建物が連続している部分もありますが、シャッターが軒並み閉まっているのが水曜日のせいだと良いのですが。以前、確かこのあたりに、美味しいスープカレーの店があって一度入った記憶があるのですが、閉店してその場所もわからなくなってしまいました。また、その付近には袋小路状の公園がありますが外からの見通しがきかず、おじさんが休んでいる程度です。
 さて昼食ですが、とんかつの「凡」にも惹かれましたが、鴻隆閣の「ランチ限定メニュー500円」の誘惑に負けて、五目焼きそばのランチを食しました。3時までがランチタイムで、1時半を過ぎても一人客がちらほらと入ってきます。満腹感を得て駅に戻りましたが、やはり通り全体に個性・インパクトが乏しく、東小路・平和小路の存在感にも負けてしまっているように見えてしまいます。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

大井銀座側の入口から見たすずらん通り
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鮮魚・惣菜店があるあたり
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商店街の中間付近
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寂しげな小公園
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[№499]不動前駅通り商店街

歩いた日 H28.02.28 【品川区】 
 地下鉄都営三田線からそのまま東急目黒線へ直通してひと駅目の「不動前」駅。目黒不動への下車駅で、ここから商店街を見ながら不動尊へ参拝というわけです。目黒不動は目黒区ですが、駅の所在地は品川区西五反田。地下鉄直通化に合わせて移転・新装した駅の改札を出ると、その左右が、文字通り「不動前駅通り商店街」です。
 さて、商店街へと思ったら、駅に向かって独特の制服を纏った高校生の大群が押し寄せてきました。近くの攻玉社中・高校の学生たちで、ちょうど何か学校行事が終わった後のようです。攻玉社は、幕末から明治の教育者として知られる近藤真琴の創立による中高一貫の男子校ですね。坂の上の校門から続々と出てきます。この商店街は、目黒不動だけでなく学校の門前町と言っても良いようです。
 商店街は、改札から右側(南東側)方向への通りと線路に沿う方向の坂道、そして改札から左の目黒不動方向への道沿いに大別されます。全体に中小ビルやマンション化した建物の1階部分が商店という形が多いですが、その商店はそれぞれに個性的です。南東方向では、ミニスーパーのマルエツプチなどもありますが、その先の「からあげチャンピオン」が目立って興味を惹きます。
 線路沿い方向では、駅近くの角にある喫茶店「モンド」がなかなか良い雰囲気です。そして、線路をくぐって目黒不動方向は、道が鍵型に屈折し、先への興味をそそります。ここの雰囲気がまた全体に庶民的で良いですねえ。古き良き味を出している店が多く見られます。和菓子の「中村屋」のさきにまたキッチン用品の「なかむらや」、左に折れた先の「十字屋靴店」、その並びの「バーバーホソジマ」、右に折れてかむろ坂にぶつかる手前の「えびすや洋品店」、そばの「丸福」などなど。
 かむろ坂を渡る信号の正面にはスーパー「オオゼキ」がありますが、ちゃんと共存している感じです。このあと目黒不動まで往復し、戻ってから昼食と思ったら、丸福は暖簾を下ろしており、再び駅南東の蕎麦店「あざみ」へ入店。そば定食をいただきましたが、ママ友たちでしょうか、10人くらいの女性集団が賑やかでした。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

駅から南東方向の蕎麦店「あざみ」など
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駅北西側部分の懐かしさ漂う一角
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目黒不動方向へ向かう街並み
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[№463]旗の台稲荷通り商店会

歩いた日 H27.10.10 【品川区】 
 「愛があふれる旗の台愛タウン」と銘打つ旗の台駅の東・北側の3つの商店街を歩き、電車に乗ろうとしましたが、一回りして西口から乗ろうと、駅南側の三間通りに出ました。この通りは、大井町から二葉、荏原町を経てここまで続き、商店街が延々と続いていると言っても良い道です。特に荏原町駅付近はA級に格付けしても良いと思える優良商店街ですが、その延長上でこのあたりも、旗の台四丁目、旗の台中央、旗の台五丁目の商店街が連続しています。
 少々疲れてきたので、ここはまたの機会にゆっくり、と思い、踏切から駅西口に入ろうとしたら、同じ通りの踏切の先にB級度が増した商店街がさらに続いているのを見て、ついそのまま足を踏み入れてしまいました。それが稲荷通り商店街です。
 連綿と続く商店街群の一番西の端に位置し、駅に近いのに全体に昭和ムードが濃厚です。踏切の入口には鳥居を模した大きなアーチがかかり、昭和スタイルの店舗長屋に入る焼き鳥店や、その先の鮮魚店、とんかつ店、さらにその先の渋い看板建築の青果店などが懐かしさをかきたてます。やがて道がやや上り坂となり、そこにある蕎麦店や文具店「ほうらいや」なども良い雰囲気です。
 この坂の途中の一歩奥まったところに、商店街名の由来である「旗の台伏見稲荷神社」があります。まっ赤な鳥居をくぐって進むと、小さな社ですが神聖な空気に満たされた感のある特別な空間で、思わず柏手を打って頭を下げてしまいます。由緒書きには、大正15年建立で、太平洋戦争時にここに出征祈願した兵士120名が全員生還したこと、この地域が空襲を免れたこと等が記され、「神通力」の文字が誇らしげに見えます。
 駅に戻る途中、惣菜の「さかえや」でこの日の間食用にコロッケを2つ買いました。130円也。決して賑わっているとはいえない渋い商店街ではありますが、伏見稲荷の神通力に守られ、この「B級度」を保ち続けていってほしいなどと勝手なことを考え、今度こそ電車に乗りました。私をここに導いたのもお稲荷さんの神通力だったのでしょうか。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★★☆☆

渋い雰囲気が濃厚な商店街(青果店など)
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商店街の西端付近
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神通力の「伏見稲荷神社」
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[№462]旗の台三丁目商店会

歩いた日 H27.10.10 【品川区】 
 旗の台駅を東口に降りて、踏切から昭和大学病院方向に向かう東口通り商店街とは逆の南方向で、十字型の狭い道沿いに展開するのがこの三丁目商店会です。東口通り旗ケ岡商店街とは仲良しのようで、3者合同のイベント等を行い、「愛があふれる旗の台愛タウン」と盛り上げているようです。この東に文教大付属中学・高校があり、ちょうど下校の高校生の大群が駅に向かってきました。
 ユニークな街路灯で商店街の範囲がよくわかりますが、改札の正面に見える2本の細い路地にも同じ街路灯があります。そこに貼りついているのは居酒屋やラーメン店など。ちょっとディープな空間です。
 南北の通りは東口通り商店街に連なる駅前通りで、飲食店やカラオケ店等が目立ちます。東西の通りとの交差部の角にあるのが銘茶・海苔の「兼六」。渋い佇まいに惹かれます。ここから東方向へ、立会川緑道までの150mほどの商店街区間は高校生の通学路でもありますが、活魚料理の店「三友」や寿司店、広島お好み焼きの店などがあり、大人の雰囲気も漂わせています。
 「兼六」の角に戻って反対の西に向かうと、人通りが少なくなり、終端の居酒屋、スナックなどは哀愁が漂います。その途中にある蕎麦店「笛家」で昼食にしました。静かで落ち着いた雰囲気の店です。せいろの大盛りを頼みましたが、ガラス越しにご主人が蕎麦打ちしているのが見えます。打ちたて茹でたてというところです。店内に「常陸そば」の古いポスターが貼ってありましたが、震災後は入ってこないとのことで、今は福井や北海道産を使っているそうです。
 駅隣接の商店街ですが、道が狭いので車の通行がほとんどなく、人間サイズの生活型商店街に見えますが、実はここも生鮮食料品店がほとんど見られません。中学高校の通学路であっても学生向けの店が多いわけでもありません。ここから大井町線のガードをくぐった先で交差する三間通りに庶民派の商店街が連続しており、ここはそちら方面への通過地点になってしまっているようにも見えます。人通りは十分にあるので、さらに個性を持たせて人の足をとどめさせる余地はありそうです。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

飲食店等が多い南北の通り
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文教大学中高校へ続く東西の通り
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駅前の濃厚な路地空間
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[№461]旗ヶ岡商店街

歩いた日 H27.10.10 【品川区】 
 旗の台駅東口からの「旗の台東口通り商店街」が昭和大学病院前で中原街道にぶつかる信号のところから右側に、中原街道のカーブの外側に逆L字型を描く旧街道があり、この道沿いと、そこから南の池上線線路方向に向かう2本ほどの道沿いが、旗ケ岡商店街の範囲です。旗の台東口通り商店街の東に隣接し、立会川緑道がその境になっているようですが、人波が絶えない東口通りとは対照的に静かな雰囲気の商店街です。
 昭和26年ごろまで、池上線に旗ケ岡駅があり、そのころは駅前商店街として喧騒を極めたとのことですが、大井町線との駅統合で現在の旗の台駅となってから衰退したとのことで、駅前の賑わいを今の東口通りに奪われてしまったという格好です。中原街道の付け替えもこの商店街にとっては痛手だったのでしょうね。
 旧中原街道の部分は、「毛染専門店」の看板を掲げる美容室に始まり、洋菓子店、クリーニング店などが並びますが、道がほぼ直角にカーブしてから北に向かう区間では店舗密度も薄くなり、新しい建物も多いものの、どことなくレトロ感も感じるようになります。左右が空き地化して孤立した感のある看板建築の竹内金物店は側面に蔦がびっしりと絡まり、思わず見とれてしまいます。
 ちゃんこ料理店、魚料理店等を見ながら進み、この日の昼食にと思っていた蕎麦の「百々亭」は、現中原街道との合流点まで歩いて戻る間に「仕込中」になってしまって、残念!。他には夜型飲食店がいくつかありますが、食料品店はほとんど見られません。
 旧中原街道から南へ向かう道は、かつての駅前通りだったと思われます。商店街のフラグが下がった街路灯は続いているものの、商店はポツポツしかなく(唯一の生鮮品店「肉の丸萬」がありますが)、閑散とした感じです。線路手前のマンション敷地の脇に「子育て地蔵尊」があります。商店街ホームページによれば、池上線が開通した際に地域の安全を祈願して祀られたとのことです。線路を見ると、プラットホームの遺構のようなものが見えますが、これが旗ケ岡駅の跡でしょうか。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★★☆☆

旧中原街道沿い・・蔦の絡まる竹内金物店など
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旧旗ケ岡駅の駅前通りだったと思しき部分
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子育て地蔵尊
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[№460]旗の台東口通り商店街

歩いた日 H27.10.10 【品川区】 
 東急大井町線と池上線が交差する旗の台駅は、周辺に商店街が密集していることはわかっていたのですが、乗り換えでは使ったことがあるものの降りた記憶がなかったので、連休前の土曜日に行ってみました。2つ出口がありますが、東口に降りると、踏切から昭和大学病院までまっすぐの旗の台東口通り商店街があります。
 土曜の昼ですが、かなりの人出です。それだけ大学病院の集客力(?)が大きいということでしょうか。病院だけではなく、大学キャンパスもありますが。駅の踏切と、病院前の中原街道の信号のサイクルにより、人波がどっと流れてきます。延長200mほどの商店街としては最高の立地条件とも言えそうですが、業種としては飲食店が圧倒的に多いようです。学生相手や病院帰りの飲食需要への対応に特化した商店街とも言えそうです。
 病院の門前町に必須の薬局や生花店はありますが、その数が多いわけではなく、また、全般に物販店が少なく、これだけの賑わいの中でも特に生鮮食品店は見当たりません。近くに大型スーパーがあるわけではなく、周辺住民の日常生活ニーズへの対応は、他の商店街に委ねているということでしょうか。食品店と言えるのは、中原街道に面した亀屋万年堂くらいです。それでも、この南北のメイン通りには空き店舗らしきものは見られず、商店街として優秀に見えます。
 駅近くの左右の路地の一部もこの商店街に含まれ、そちらは静かな雰囲気ですが、そうした中にも、行列ができているラーメン店があったり、レストラン「じれっ亭」も満席のようでした。やや不利な立地ながらリサイクルブティックやうどん店もしっかり営業中です。
 商店街ホームページによれば、昭和26年の両鉄道線の駅統合を契機に発足したとのことで、過去との移り変わりマップの掲載や、「ボンダンスフェスティバル」(9月)といったイベント情報などもあり、組織力も高いようです。隣接の旗ヶ岡商店街旗の台三丁目商店街との共同事業も実施し、「愛があふれる旗の台愛タウン」がスローガンのようです。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

中原街道(昭和大学病院)側の入口
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駅近くから大学病院側を見る
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脇の路地の静かな佇まい
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[№418]山王銀座商店会

歩いた日 H27.05.02 【品川区】 
 大半が品川区西大井四丁目と大田区東馬込二丁目の境界をなす南北方向の道沿いの商店街です。30年ほど前、西大井四丁目に住んでいたころはまだ賑やかで、馬込銀座のバス停へ出る通り道だったのでここが「馬込銀座」だと思っていました。今改めてみると、「馬込銀座会」「山王商店会」「山王銀座商店会」が隣接して、この「山王銀座」のみ品川区の商店会名簿に名があります。実際には一体として認識され、わずかに街路灯の違いでその区分がわかるというところです。
 それにしても、30年ぶりに歩いてみると、ずいぶん寂しくなりました。看板建築風の店も残るのですが、空き店舗が目立ったり、マンションに建て変わっていたりで、土曜の昼ということを割り引いても、人の姿はまばらです。ご近所の台所として重宝していた昔の華やかさが懐かしいです。
 地形的には小さな谷筋に位置しており、狭いながら対面通行の車道の両側にこれまた狭い歩道がついた道の北端は新幹線と横須賀線のガード下まで続き、延長は400mほどに及びますが、今は長さをもてあましている感じです。残された店は昔から続くと思われるものが多く、その中に、コンビニや信金が混在しています。
 歩道上に大きな日除けを出した「相州屋」を覗きます。「おにぎり・団子」と書かれ、昔からここでやっているとのこと。当日の間食用に柏餅と栗まんを買いました。栗まんは栗が中ではなく上に露出して乗っているスタイル。包み紙には「各種折詰調整」「いなり寿し」「だんご」「のり巻き」の文字が並んでいます。店主御夫婦に商店街のことを訊いても、山王銀座か馬込銀座か混乱している様子。
 商店街中ほどに「山王ロマンチック通り」の大きな案内看板がありますが、3商店街をカバーした図になっており、街路灯に下がる「好きです!山王ロマンチック通り」のフラグも山王商店会と共通です。でも、地名としては山王のはずれに接するだけなのに、それでも「山王銀座」を名乗るのは、やはり「山王」のステータスへのこだわりでしょうかね。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

南端部分からみた商店街(右品川区、左大田区)
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古くからの店「相州屋」などが残る
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[№405]浅間台通り商店会

歩いた日 H27.04.01 【品川区】 
 満開の桜を楽しめるのはほんの数日。この日たまたま所用で訪れた大井町の、京浜東北線線路沿いの土手の桜が見事で、車窓から眺めるだけではもったいないと、所用の後の昼食を兼ねてその土手上の道に行ってみました。線路の上に覆い被さる大井町駅東口と「アトレ大井町2」の右側から入るその道は車の通行も困難ですが、さらに狭い魅惑の路地「東小路」の入口を過ぎると、なんと昔はイトーヨーカドーだったビルがあり、その先から左の土手に桜並木が続いています。
 この道沿いでひとつの商店街を形成しているとは思っていませんでしたが、品川区HPの「大井エリアの商店街」のトップに「浅間台通り商店会」の名前があり、「京浜東北線を下に見ながら買い物をする。春には桜見物が出来る商店会」との説明文は、まさにここに間違いありません。区商連HPや、大井町を網羅しているはずの「大井町ポータルサイト」には記載がなく、組織の実態は不明ですが、間近に花見ができる貴重な商店街と言えます。
 曇天でしたが、いやあ満開の桜は見ていて飽きません。向かいの商店群の観察がおろそかになってしまいそうですが、あるのは、薬局や小料理屋、珈琲店、洋品店、青果店、居酒屋、理髪店など。旧ヨーカドーのビルは「おおい元気館」として、フィットネスクラブやドラッグストア、マンガ喫茶等の雑居ビルとなっています。商店街として強いインパクトがあるとは言えませんが、この先の日本ペイントの施設等がある方面への抜け道になっているため、そこそこの人通りがあります。
 昼食は、これまでにも何度か入ったことのあるカレー店「トラトラ」へ。ご主人一人で切り盛りの店で、気軽に入れる雰囲気が好きです。「桜が見頃でいいねえ」と声をかけると、以前はもっと良かったが、苦情が出てこちら側(道側)の枝を切ったのだとか。JRの土地だが、何十年も前に隣の洋品店のおじいちゃん(今90歳くらいとのこと)が国鉄の許可をとって植えたものなのだそうです。なるほど、そういう歴史があるのですね。桜もあっと言う間だね、というと、桜吹雪もきれいだよ、と。風流ですなあ。桜の向こうに見えるのは、京浜東北線等の線路と、山手線の電車区です。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

桜並木に沿った狭い道沿いの商店街
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満開の桜の右下はJRの線路
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[№374]鮫洲商店街

歩いた日 H26.12.10 【品川区】 
 鮫洲は、東京都民には運転免許試験場で知られますね。昔は、京急鮫洲駅を降りると、駅前周辺に多くの代書屋が軒を並べ、客を呼び込んでいたものですが、今、高架になった鮫洲駅前にその名残は1軒しかありません。その鮫洲駅前を中心に、旧東海道上に展開するのが鮫洲商店街です。
 旧東海道もここまでくると品川宿からは外れ、宿場町の風情は希薄ですが、懐かしさを感じる古い建物が多く見られます。江戸期のこのあたりは漁師町。かつては街道の東の裏はすぐ海で、江戸前の魚や海苔の産地であったところです。駅のすぐ南にある八幡神社は360年の歴史を持つそうです。
 商店街は700mほどの長さがあり、この日は都内移動途中の平日ランチの寄り道で、鮫浜小学校に近い南端から歩きました。入口に「SAMZU」の文字があるアーチがかかりますが、南半の区間は商店街らしさは失われ、旧街道の風情は感じられるものの、シャッターを閉ざしたままの建物や、錆びついて文字が脱落した看板などが目立つ中に、ポツポツと営業中の事業所がある程度です。かつては商家だったであろう和風建築が残っていたりしますが、ひっそりとしています。
 器からはみ出すボリュームの穴子天丼が有名という蕎麦店「鈴乃屋」があるあたりからやっと商店街らしさが出てきます。やはり八幡神社や駅入口周辺が最も商業色が残された区間で、飲食店のほか青果店や生花店が現役営業中なのにほっとさせられます。さて、ランチですが、とんかつ、中華、蕎麦など選択肢はそれほど多くありません。丼物と蕎麦のセットの看板に惹かれて「しながわ食堂」に入りました。「まぐろ丼とそば」を注文。夜は地元民のたまり場になりそうな海鮮居酒屋です。
 商店街組合設立当初の昭和40年代には会員数200店を数えたという商店街も、今はノスタルジックという言葉が似合いそうな情景ですが、この商店街を紹介する「鮫洲本」という冊子があり、入手はできませんでしたが商店街ホームページ上で見ることができます。ここに住み着いた若手二人による企画編集だそうで、ユニークな情報発信方法だと思います。駅などで気軽に求められるようになると良いですね。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

「しながわ食堂」などがある駅に近いあたり
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商業色が薄れた南半の区間
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[№332]大井三ツ又中通商店会

歩いた日 H26.07.16 【品川区】 
 大井町駅の南西側、身代わり地蔵がある三ツ又の交差点から西へ、光学通りと合流するまでの300mほどの区間です。ここは、この先の光学通りと合わせて拡幅事業が行なわれ、最近完成した区間のため、沿道の建物は新しいものが多くなっています。三ツ又交差点から駅方向の三ツ又商店街と比べると賑わいには大きな段差がありますが、道が広がったため明るさがあります。
 交差点にかかる古い歩道橋に上ると、大井本通り商店街と合わせてこの商店街のほぼ全景を見下ろすことができます。昭和58年の映画「時代屋の女房」にも登場したこの歩道橋は、今や渡る人は非常に少ないですが、こうして街を見渡すのには重宝な存在です。
 最近、この商店街の比較的新しい建物に、旨いランチスポットを2軒みつけました。ひとつは、交差点から入ってすぐ右側の「幸丼」。同じ大井町の品川区役所近くに本店がある炙り焼豚丼等の人気店の支店で、この2月にオープンしたものですが、テイクアウトが主で店内の椅子は3席のみというミニ店です。しかしこれが旨い。柔らか肉が絶品で、後半はスープ割を薦められます。
 もうひとつは、少し先の左側にある「ハピネス」という洋食店。店外にはメニュー表示もないので入るのに少々躊躇しますが、ここは超大盛りスパゲティで知られる店。ナポリタン、ミートソース、カレースパ等が、普通でも山のような盛りで登場します。間違って「大盛り」と注文しないようにしましょう。暑さで汗をかいて入店したらクーラーの下の席を薦めてくれました。
 「幸丼」といい、「ハピネス」といい、ここは幸せがいっぱいの街ですね。私には満腹の幸せ感ですが。通りの名前を「幸せ通り」などにしてあげたいくらいです。「幸丼」の隣の「玉寿司」もお手頃の値段で「蒸し寿司」のランチを提供しているようですが、水曜日はお休み。またいつか訪問してみたいと思います。目立たない位置にあるものの、何かほんわか気分になれる商店街です。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

三ツ又交差点の歩道橋から見下ろす商店街
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洋食「ハピネス」のある並びの風景
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[№331]大井本通り商店街

歩いた日 H26.07.16 【品川区】 
 大井本通り商店街を含む池上通りの拡幅事業が始まるとの情報を聞いたので、今の状況を記録しておこうと歩きました。大井三ツ又商店街が接する三ツ又交差点から南へ、鹿島神社前までがこの商店街の範囲ですが、既に道路幅員は16mほどあり、これを20mに拡幅ということのようです。相当以前に都市計画決定済みのため、新しいビルは3階以上をセットバックして建てられており、拡幅は折り込み済みですが、古い建物で営業中の商店や建物も多く、今後の推移が気になります。
 ここは、大井町の駅からやや離れ、かつては周辺市街地の商業軸として機能していましたが、今は商店街としては衰退感が強いところです。古びたアーケードも既に片側は全面撤去され、普通のマンション等もずいぶん増えてきました。
 大井本通り商店街は自前のホームページを持っていて、そこに会長氏の興味深いコメントが掲載されています。曰く、「沿道及び周辺の商工業者や企業者、会の主旨に賛同する区会、都会、国会議員や区内の企業者約100名で構成される区内初のとても珍しい会員構成の商店街」ということで、産業振興や社会貢献活動で地域活性化をめざし、安全・安心なまちづくりを推進する組織として2005年に生まれ変わったとのことです。商業だけにこだわらない組織形態としても注目されます。
 アーケードが残る片側区間には、懐かしい感じの商店の連なりが見られます。家具の「和田屋」は30年近く前に私が本棚を買った店です。呉服店の「武蔵屋」や「まるなか」なども古くからある店と記憶しています。蕎麦の「吉田屋」は人気店らしいですが私はまだ入ったことがありません。この日は、海苔の「美味工房くぼい」の店頭に「しながわ観光協会」の銘が入った「品川煮」を見つけ、これに惹かれたので購入。「しながわ名物」と題した海苔の佃煮です。商店街内ではこのほか、和菓子・あられの「明楽」なども興味深く、鮮魚の「魚吉」なども頑張ってもらいたいところです。
 この通りが今後どのように変貌していくのか見守りたいと思いますが、懐かしい風情が失われてしまいそうなのは、勝手ながら少々残念とも思えてしまいます。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

拡幅が予定される大井本通り(池上通り)
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海苔の「美味工房くぼい」
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再び歩いた日  H26.08.11
 この日は、三ツ叉交差点に近い寿司店「十喜や」で昼食にしました。3種類のネタを選べるミックス丼が900円。店内の雰囲気も良く、ネタも良質で、900円以上の価値を十分に味わいました。

寿司店「十喜や」
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[№301]宮前商店街

歩いた日 H26.04.23 【品川区】 
 東急大井町線の戸越公園駅から戸越公園中央商店街(とごし公園通り)を抜けて、都道補助26号線を渡った延長上に宮前商店街があります。戸越4丁目と2丁目にまたがり、宮前という住所地名はありませんが、近くにある八幡神社に由来する名と思われます。商店街中ほどには区立宮前小学校もあります。
 駅から離れるだけあって、戸越公園中央商店街と比べて店舗密度は薄く、「古さ」も増し、人通りも少なくなります。それでも、入って間もない右側にスーパー「オオゼキ戸越公園店」があって、生鮮食品等を求める人で賑わっているのが救いです。店の前は自転車がいっぱいです。この隣に児童遊園がありますが、誰も利用者は見られず、こういう空間をもっとうまく活用したいものです。
 350mほどの商店街区間ですが、空き店舗化しているものも多いため、店舗の連続感が乏しくなっています。営業している店舗は古いつくりで「昔からやってます」風のものが多く、懐かしい感じで良いのですが、今後さらに空き店舗が増えそうな気配でもあります。食料品需要はほとんど「オオゼキ」で賄われているようで、鶏肉の「とりしょう」は日除けテントで中が見えない状態です。
 そのほかでは、衣料品店やそば店等が「現役」の香りを漂わせていて、畳店が店を開けているのも頼もしいですが、他は寂しい状況です。そして、ここでも昭和の商業建築を象徴するいわゆる看板建築がちらほら見られます。ただ、それらの多くが空き店舗化しており、いずれはなくなっていくことでしょう。近代的マンションと化した一階にコンビニが入っているのも多少恨めしくも思えます。
 「ラーメン」と暖簾を掲げた「平野屋」で昼食にしました。建物は新しくなっていますが、中身は素朴な中華料理店という感じです。
 商店街区間が終わって宮前坂を下ると交わるのはかの有名な戸越銀座商店街の通りです。このA級商店街の影で宮前商店街の存在感は薄く、埋もれてしまっているかな、というところです。そんなギャップを感じながら、戸越銀座を歩いて都営浅草線戸越駅に向かいました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

スーパー「オオゼキ」の向かいで営業する洋品店
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「古さ」が増す商店街北部の区間
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[№300]戸越公園中央商店街

歩いた日 H26.04.23 【品川区】 
 以前、戸越公園駅から南側の戸越公園駅前南口商店街をレポートしましたが、今回は北側の戸越公園中央商店街です。大井町線の戸越公園駅はホームが延伸されて、以前のような一部車両扉の締め切り扱いはなくなりましたが、上下線別の改札はそのままです。下り列車だと踏切の南側に出ますが、この商店街は踏切の北側だけかと思いきや、商店街ホームページを見ると南側にも一部はみ出しているようで、確かにそこにも「とごし公園通り」の同じフラグが下がります。
 そしてそこにあるのは「戸越公園駅前ショッピングセンター」という名の昭和風情濃厚なマーケットです。銘茶店の脇から入ってL字型の狭い通路を通り抜けることができ、惣菜店やたばこ店等が営業しています。この別名を名乗るマーケット空間が同じ商店街組織に属しているかは不明ですが、いきなりの懐かしさ満載でうれしくなります。
 踏切を渡って北に進むと、都道補助26号線にぶつかるまでの150mほどの短い商店街なのですが、飲食店から生活洋品、食料品、衣料品、薬局などなど、業種構成は多彩で、駅隣接の商店街だけあって人通りも多くあります。「カメヤ靴店」などは下町的雰囲気が濃厚で好感が持てますし、青果店の「八百惣」が元気に営業している隣に「小澤いり豆店」が異彩を放っており、思わず覗き込んでしまいます。また、「美容室クレオパトラ」などという看板も微笑ましく見えます。
 補助26号線への商店街出口上に時計付きのアーチがかかります。ここまでの短い区間に気さくな雰囲気の店が密度濃く立地する中に、「3日間、木金土どんとく市」の幟が続き、周辺住民の生活に密着して支持されている様子がうかがえます。商店街ホームページが8年も前から未更新で、現状が情報とやや違っていますが、駅南口側と合わせて十分に商店街が機能している状況に安心しました。
 補助26号線はこの東のトンネルから先の区間が未開通で、交通量もさほど多くないですが、それを渡ってさらに「宮前商店街」に歩を進めました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

気さくな店が多い賑やかな商店街
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駅南側の懐かしい雰囲気のマーケット空間
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[№290]東小路(大井東口商店街)

歩いた日 H26.03.14 【品川区】 
 ここは典型的な路地裏飲食街です。JR大井町駅を跨いで直行する都道補助26号線沿いの駅から東方向に展開するのが大井銀座ですが、その北に並行する2本の裏路地を昔から「東小路」と称し、小規模な店が密集する飲食街が形成されてきました。大井町には国鉄大井工場などがあったことから、多数の労働者の飲食需要に応えてきたところです。周囲の環境はかなり変わりましたが、ここの雰囲気はほとんど変わっていません。
 幅2mにも満たないような路地の両側に、多くの飲食店が貼りついています。建物は古いものばかりですが、店舗はそれぞれに趣向を凝らして内装しているようです。焼き鳥系の居酒屋や寿司、小料理、スナックなど、おやじたちの夜の世界ですが、新たな趣向の店も登場していると、以前「アド街ック天国」でも紹介されていました。
 30年近く前に東大井・西大井に住み、今でも所用で大井町によく行く私ですが、近年はここで夜の飲み食いのチャンスはほとんどありません。今回たまたま夕暮れ時に近くに所用があったので改めて覗いてみたわけです。この手の飲食街は昼間は寂しいものですが、灯がともり始める時間に行くと、怪しげな夜の雰囲気が漂ってきます。
 昔、独身時代に時々食事をした洋食店「ブルドック」は、雰囲気もそのままに健在です。中華そばの「永楽」は、小さい店ですがラーメン通には知られた人気店で、いつも行列ができています。並んでゆっくり味わっていきたいところですが、残念ながらこの日も時間がありません。夜じっくり歩いて店を物色すれば、いろいろと面白い発見がありそうな通りですが、まだその本当の面白さをよく知らずにレポートするのは気が引ける部分もあります。
 東へ抜けるとそこは「すずらん通り」という普通の商店街。これはまた別の機会にレポートします。東小路を振り返ればやはりいかにも古い。昭和が凝縮されていますが、防火・防災面の対策はくれぐれもしっかりしたいものです。この雰囲気、長く続いてほしいですから。
・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

看板の灯が入り始めた黄昏時の東小路
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昔から変わらぬ洋食「ブルドック」
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[№275]大井銀座商店街

歩いた日 H25.12.29 【品川区】 
 JR大井町駅の上を直角にまたぐ都道補助26号線沿いの、駅から東側部分の商店街です。西側部分には以前紹介した「サンピア商店街」がありますが、駅を挟んで東西の対をなします。歩道上の大半をアーケードが覆っていますが、一部途切れたところもあります。
 JRの駅東口のほか、東急大井町線とりんかい線駅の駅入口にも接するので、その直近部分は人通りが多く、全国チェーンの飲食店など多く、賑わっています。ただ、この賑わいも100mほど先のゼームス坂通りが分岐するあたりまでで、そこから先はガクンと静かになります。
 この手前、左にすずらん通りが分かれる角に、2年ほど前まで衣料品店の「ヤワタヤ」がありました。かつて一時期大井町に住み、今でもよく所用で訪れる私は、ここでワイシャツやら下着やらを買ったものです。小さいながら品揃えが良く、かつ安かったのです。気軽に入れる衣料スーパーという感じでした。63年間営業したとのことですが、残念ながら閉店し、今は1階と地下にマクドナルドが入っています。すずらん通りを挟んだその並びで、私が良く入ったドトールもなくなってしまいました。思い出がひとつずつ消えていきます。
 その向かいあたりで、かつてはちょっとしたローカルデパートのようだった時代もあると記憶している建物も、たしか電器店になったかと思いますが、今は「洋服の青山」です。そんな回想に浸りながら歩くと、やがて沿道に真新しいマンションも見えるようになり、仙台坂上の交差点に着きます。
 仙台坂は、仙台藩伊達陸奥守の下屋敷があったことによる名で、この交差点に面して仙台味噌の醸造所がありました。第一京浜へ直進する26号線道路の整備で仙台味噌は用地の大半を削られましたが、今も残された土地にログハウス風の店舗があり、遠方から買いに訪れる人も多いようです。
 駅直近部分以外は寂しくなった印象のある商店街ですが、駅やその周辺でのアトレやヨーカドーの立地などに加え、駅東側は西側に比べ商圏の奥行きが少ないことも影響していると思われます。ただ、大井町は鉄道3線が交差する乗り換え駅。駅前通りとしての個性づくりを望みたいものです。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

大井銀座の駅前隣接部の賑わい
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駅から50mほどの地点の歩道風景
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[№250]京急新馬場商店街

歩いた日 H25.10.09 【品川区】 
 京急新馬場駅は普通列車しか停まらないけれど長いホームを持ちます。これは、昭和51年に北馬場駅と南馬場駅を統合したためで、2つの旧駅方向に出口があります。京急線の東に並行する旧東海道は、このあたりが品川宿の中心で、旧東海道沿いの商店街はそれぞれ歴史的風情を強調した個性化を図っており話題性豊かですが、今回訪れたのはそれと京急新馬場駅北口(旧北馬場駅)方面を結ぶ商店街です。
 西端は第一京浜国道で、それを挟んで小高い品川神社があり、地区のシンボル的存在です。この商店街は、昨年春に景観整備事業が完成しており,電線類が地中化され、立派な街路灯や鳥居風のアーチ等が整備されました。それを機に、「北馬場参道通り商店街」と、「北馬場」の名を復活させたようで、この名称が各街路灯に誇らしげに表示されています。
 道はきれいになりましたが、店舗は歴史を感じさせるものが多く、駅近くの大塚酒店に始まり、堂々たる銅葺きの看板建築等の並び、「湊屋」の木製看板を掲げる畳店、琴や三味線の「亀屋」など、興味深く眺めながら歩けます。生鮮品店はほとんど見られませんが、そこそこ人通りはあります。ここも品川宿の一角をなしているとうかがえますが、旧東海道筋とは一線を画しているようでもあります。
 旧東海道筋はまたの機会として、駅方向に戻りながら、ランチ「オムライスのミックスシチュー添え」と書かれた食堂に入りました。ここの店主が話好きで、自慢の焼き鳥のタレの話から始まり、祭の時しか出さない絶品焼きそばの話、借家の商店は経営が大変という話、商店街は大型店に対抗できるはずがなく全部飲食店になって精進すべきだとの論、果ては政治談義に至るまで、元気よく止まりません。壁を見ると「創業寛永九十二年、初代当主小山高之承明麻呂、長年の努力でタレの極みを深め・・」の文字。「寛永九十二年?」「ジョークだよ」って。いやあ楽しい店主で、思わず長居してしまいました。店の名は「覇句羽来」(ぱくぱく)。その謂れを聞くとまた長くなりそうなので、失礼してきました。
 この店主によると、景観整備事業は区が行い、商店街は負担していないとのこと。個性化・観光化の誘導かもしれませんが、行政の独走にならないか少々心配です。商店街内や付近には正徳寺などの古い寺社もあり、個性化と地域密着性をうまく調和させていって欲しいと思います。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★★☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★★★

立派な看板建築も並ぶ歴史ある商店街
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景観整備された道路と古い建物の調和
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[№229]大井光学通り商店街

歩いた日 H25.07.17 【品川区】 
 所用で大井町に行った際に昼食で寄りたい蕎麦店があって、この商店街を歩きました。「光学通り」の名は、ここから西方向の西大井一丁目にある日本光学(ニコン)の工場の存在によります。国鉄民営化と同年の昭和62年に横須賀線西大井駅ができてそちらが最寄駅になりましたが、それまでは大井町駅からのこの通りが工場へのメイン通りであり、今でも「光学通り」と呼ばれています。
 駅から南西方向に伸びる形ですが、途中、拡幅事業がほぼ完成しつつある一本橋通りと交差するところまでがかなり以前から2車線歩道つきであり、その区間で商店街が構成されています。この日はニコン側から駅方向へ歩きましたが、両側歩道に「大井光学通り商店街」と書かれた立派な街路灯が等間隔に続いています。
 駅に向けて緩やかな下り勾配ですが、全体に店舗の密度はそれほど高くありません。ニコンの工場従業者のメイン通勤路だったころはもっと店もあったのでしょうが、今は事務所ビルやマンションが多くなっています。ビル化とともに商業色が薄くなってしまったのでしょう。ただ、そんな中でも、肉の「小和田屋」などは昔ながらの佇まいで営業を続けているのがうれしく思えます。店内では忙しく精肉の仕分け作業が続いていました。
 そそられる寿司店やラーメン店などもありますが、私のお目当ては蕎麦の「大井更科」です。品川区内には探訪したい蕎麦店が多くあり、若手蕎麦店による「品川蕎麦の会」も組織されていて、ここはその先頭に立っているとのことで、味への期待を大にしての訪問です。大井町は何度も歩いていますが、迂闊にもこの店の存在を知ったのは最近のことです。店内は落ち着いた雰囲気。ランチセットは蕎麦と丼物で、とろろご飯と蕎麦のセット(880円也)をいただきました。期待通り、蕎麦は腰があって旨く、ご飯もボリューム満点で満足でした。夜は蕎麦ダイニングバーとなるようです。
 商店街は、駅近くですが少々目立ちにくい位置にあり、背後に住宅地も広がっているのですから、人の流れをもっと呼び込める工夫が何かできないものかと思います。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

ニコン側からの商店街の入口
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飲食店などがある商店街
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[№214]桜新道共栄会

歩いた日 H25.06.05 【品川区】 
 品川区南大井地区で、南北方向に数百メートルの間隔で並走するJR東海道線と京浜急行線の中間を南北に貫く道が桜新道です。大正2年に耕地整理が終わった水田の中に作られた一本道だそうで、地元で桜を植えたのが名の由来とか。ここに商店が建ち並び、かつてはかなり賑わったようです。
 この通りの南半分は拡幅されて桜並木となり、そちらには「桜新道商盛会」がありますが、北側の狭いままの区間にある店舗が「桜新道共栄会」を構成しているようで、今回はそちらを往復しました。狭いままの道ではさすがに桜並木はありませんが、中間で面する浜川公園には桜が植えられています。
 北端の立会川の橋の近くは時折通るのですが、彩り豊かだった青果店も元気がなくなっているように見えます。その向かいの「喜久屋カレー店」で昼食のつもりでしたが、なんと閉店の貼り紙が。以前一度だけ入り、老婦人が気配りよく応対していた記憶がありますが、これは残念です。
 南に進むと、スーパー文化堂の前後にいくつかの店が並び、そのあたりがこの商店街の中心と言えそうです。その中の一軒が「夢商店」。何の店かと覗いてみると駄菓子店です。駄菓子を通じて子どもに夢を与えるということなのでしょう。そのネーミングに拍手です。
 浜川小学校、浜川公園の前後あたりは空き店舗もあって商業色は薄らぎますが、営業店が点在、という感じで続きます。古い建物のままの店も多く、かつての栄華を偲ばせます。道が広がる南端部の角には「水織音の里」という陶器店があり「京のうつわ」の文字が興味を引きます。
 その近くの「とん馬」という店で昼食にしました。夜は居酒屋なのでしょうが昼は定食店です。12時台の店内はほぼ満席。地元住民や近隣サラリーマンたちに愛されてきた店なのでしょう。メンチカツとまぐろぶつの定食をいただきましたが、ボリュームもあって満足できました。
 延長500mほどの商店街で往復約1㎞。北端付近に戻って京急立会川駅に向かいますが、その立会川沿いの道もこの商店会の範囲のようです。ポツポツと店があり、一歩入ったところに蕎麦店などもあったりして、それらを通じて同じ街路灯が続いています。全体に、鉄道駅に直接接していないせいか衰退感は否めませんが、地域密着型の親しめる商店街で、その風情を保ち続けてほしいと思います。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

「喜久屋カレー店」が閉店してしまった北端付近
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駄菓子の「夢商店」やスーパー文化堂など
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[№200]二葉中央商店会

歩いた日 H25.04.22 【品川区】 
 二葉は、大井町の品川区役所入口交差点から中延に接する第二京浜国道までの東西に長い地区で、東流する立会川の北岸に沿う位置にあって、大井町側から一丁目、二丁目と、四丁目までが連なっています。ここを貫く「三間通り」と言われる道に沿って商店街が連続しており、今回は都内移動途中でJR西大井駅を利用する関係で、同駅に近い中央部の二葉中央商店会を歩きました。
 この一連の商店街も昔はたいそう賑わったのでしょうが、今は櫛の歯が欠けるようにだいぶ寂しくなりました。周辺の人口密度はかなり高いはずなのに、各商店が時代ニーズの変化に十分対応しきれないまま推移してしまったという感が強いですね。昭和62年に横須賀線西大井駅が開業するに際して、このあたりの商店街は結束して駅前再開発での大型店出店を阻止しましたが、そのパワーは自らの変革には必ずしも向かなかったということでしょう。
 これらの商店街がある「三間通り」は東行きの一方通行で、第二京浜に接する荏原営業所から大井町駅に向かう東急バスが走りますが、逆方向の荏原営業所行きは南側の立会川を暗渠にした上の「立会道路」上を走ります。そんな狭い道なので、向かいの店に声が届く環境なのですが、現状ではそうした雰囲気はなくなってしまっています。
 二葉中央商店会部分は、文字通り二葉の中央部分で、JR横須賀線と新幹線のガードの両側にわたり、花水木(?)の並木が美しいですが、駅近くの商店街という賑わいはなく、歩く人もまばらで、シャッターを閉ざした店も多くられます。「フルーツ」の店はありますが、日常の食品が揃う店舗構成ではありません。畳店やタンス店が向き合う位置にあるのが面白いです。
 遅めの昼食をどこかでと期待しましたが、そういう店もこの商店街内には見当たりませんでした。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

人通りが少ない商店街
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フルーツ店などが営業中
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[№192]五反田駅前商店会

歩いた日 H25.04.08 【品川区】 
 平日の都内移動で、昼食場所を求めて少し回り道し、山手線で五反田駅に降り立ちました。西口側にも目黒川を挟んで商店街が広がりますが、この日は東口へ。東急ストアを右に見て駅から東に続く大通りは、かつてソニーの本社があったことからソニー通りと呼ばれますが、正式な?愛称は八ツ山通りだそうです。五反田駅前商店会は、この通り沿いの駅前から信号2つ分くらいの区間が範囲のようです。
 駅前の歩道橋からこの商店街の全貌を見下ろすことができます。通りの両側の多くが高いビルで埋めつくされ、行き交う人もビジネスマン風が多く、庶民的な雰囲気や生活感はあまり感じられません。歩道を歩いても、銀行やコンビニ、カラオケ店や紳士服チェーン店、ファミレスなどが目立ちます。
 そんな中で目を引くのは、味噌・醤油の「坂本商店」。大正10年創業で全国各地の味噌を量り売りしているそうで、オフィスやマンションなどが多い無機質なビル街の中で健気に和の風情、うるおいを醸しだしています。中野や大森などにも支店があるようですがここが本店。有名店のようで、この日も熟年客が暖簾をくぐる姿が見られました。
 そしてその隣が「手作りカレー」の黄色い看板の「HOT SPOON」。昼食は迷わずここに決めました。ここも人気店のようで、1時を過ぎても満席です。牛すじ煮込みカレーを注文。「大盛り無料」の表示に思わず大盛りを頼んでしまい、どんなボリュームで出てくるか心配になりましたが、美味しく完食できる量だったのでひと安心。接客も気持ちよく、真面目なこだわりを感じました。臨席では外国人ビジネスマンの二人連れが会話をしながら普通にカレーを食べているのが、少々不思議な気がしました。
 さて、この通りの一歩裏の一帯は五反田有楽街で、入口からすぐのところに風俗店案内所があったり、夜は誘惑満載となるエリアです。昼はさすがに閑散としていますが、駅の東西の間近にこのような歓楽スポットが集積するのが五反田の特徴でもあるわけです。有楽街の延長上には清泉女子大や島津山の高級住宅地もあるわけで、そのコントラストが面白い街とも言えます。五反田駅前商店会は、健全な表側の顔というわけですね。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

駅前歩道橋からみた五反田駅前商店会
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「坂本商店」と「HOT SPOON」の並び
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[№178]ニュー大崎店舗街

歩いた日 H25.02.27 【品川区】 
 大崎駅は、かつては山手線の中でも寂しい駅のひとつでしたが、今は違います。駅周囲にあった工場群の跡地が次々に再開発され高層ビルが林立するビジネス街に変貌しています。東京都の長期計画で7つの副都心のうちのひとつに位置づけられましたが、本格的な再開発が進んだのは15年ほど前からです。その中で、大崎駅西口商店会の主要部分をなすニュー大崎店舗街はそれ以前からあったビル内の商店街で、大崎の急激な変化の中で生き延びてきたところといえます。
 埼京線、湘南新宿ライン、りんかい線も乗り入れる大きな拠点駅となった大崎駅の北改札口から西口側に降りると、すぐ目の前にこの店舗街の入口がありますが、こちらに降りる人の数は少なく、いくつもの巨大な高層ビル群の脇で影に隠れてしまった感じです。でも、今となってはレトロ感さえ感ずるこの人間的サイズの空間の風情は、私は好きです。近代的高層ビルだけでは疲れてしまいますから。
 気さくな感じのパン店やそば店、中華料理店などの中に、サラリーマン価格でランチを提供するイタリア料理店もあり、好感が持てます。クリーニング店などもあって生活感が漂うところも良いですね。ビルを裏へ抜けるとその先には住宅地が広がっているので、周辺住民にはありがたい存在でしょう。
 中央付近に、洋風居酒屋の雰囲気ながら「東北白河」の看板を掲げる店があり、ランチ500円の表示があったので入りました。女店主さん(昼はご不在)が福島県白河の方だそうで、白河地方の地酒などを置いているとのこと。仕事で福島県と行き来もしている私は思わずうれしくなりました。ランチメニューの牛すじカレーは白河とのゆかりは特になさそうですが、「夜も来てください」と言われ、ぜひまたゆっくり白河の味を楽しみに来てみたいと思いました。
 この日は、平日の都内移動の途中の寄り道なので早々に引き上げましたが、満足感を得たひとときでした。これだから商店街散歩はやめられません。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

駅西側正面の店舗街の入口
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どことなく哀愁漂うビル内の商店街
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[№164]品川銀座商栄会

歩いた日 H25.01.23 【品川区】 
 品川銀座と聞いて品川駅周辺を想像してはいけません。品川駅は港区で、そこから京急線で南に向かうと次が北品川。そして次の新馬場、青物横丁にかけて並行する旧東海道沿いが品川宿だったところです。その旧東海道沿いには意欲的にまちづくりに取り組む商店街が連続していますが、品川銀座はそこからやや外れ、第一京浜国道を西に渡った先の南品川4~5丁目に位置します。
 大井町駅方面からゼームス坂通りを下りてくるとこの商店街に入ります。歩道つきの2車線道路ですが、旧東海道の商店街のような賑わいはありません。「銀座」を名乗っていても店舗が連続するわけではなく、空き店舗と思しき建物もあって、通行する人々も単なる生活道路として使っている様子です。
 「野菜・精肉・惣菜」の「ピアゴ」や、精肉店があるのはうれしいですが、仕事途中の寄り道散歩なので好物のコロッケを買うわけにもいいません。閉まっていますが「カット&パーマ」と「Fashion Life」の「イマムラ」と書かれた建物は、昭和風情たっぷりの瓦葺き2階建てです。これらの店が多くの客で賑わっていた時代もあったのでしょうね。
 商店街の体裁はなしているものの何となく散漫で、時代に取り残された感が否めないですが、ビル1階の「酒処よっちゃん」は珍しく今風なつくりでほっとします。が、そういう店は他には見当たりません。そんな雰囲気のまま天龍寺の門前で道が直角に右に曲がり、第一京浜にぶつかります。旧宿場町に隣接するこのあたりは寺が多いのも特徴です。この交差点周辺だけでも、海蔵寺、願行寺、妙蓮寺など。
 第一京浜を渡った先には京急の高架がまたぎ、その左に新馬場駅の南口があります。この駅は、地平時代は南馬場、北馬場という2つの駅だったものを高架化の際に統合したもので、こちらの改札は旧南馬場駅の位置になります。改札からホームまではかなりの距離を歩くことになります。
 13時を過ぎていたので商店街内で昼食をとろうと、これまた懐かしい構えの「洋食富士」に入りました。客は私一人で、メンチカツライスをいただきました。歴史ありそうな店ですねと問いかけると、もう40年やっているそうで、南馬場駅だったころは良かったと懐かしむ店主さん。今も、第一京浜の向こう側の会社関係のお客さんが来てくれるとのこと。こういうお店が長く続いてほしいものです。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

古い店が目立つ品川銀座
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40年の歴史を刻む「洋食富士」
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[№163]ゼームス坂通り会

歩いた日 H25.01.23 【品川区】 
 ゼームスとは、幕末期に来日し、維新後には海軍省で測量や航海術の指導にあたったというJ.M.ジェームスという英国人の名に由来します。来日後、日蓮宗に深く帰依したというジェームスはこの地に住み、急坂だった浅間坂を私財を投じてなだらかな坂に改修し、地元民に喜ばれたとのことで、以来この坂をゼームス坂と呼ぶようになったとのことです。
 JR大井町駅東口から大井銀座商店街を少し行ったところから左に入る道がゼームス坂通りで、大井銀座側は人通りも多く店舗密度もそれなりに高いですが、坂を下るにつれて店の数も少なくなり、古いままの店も目立つようになります。坂の途中に上記の由来を記した碑が立っていますが、そこで立ち止まる人は私の他にはいません。ジェームスが住んだところは、今は三越のマンションになっているところのようです。
 坂の下半分だけに「ゼームス坂通り会」の桃色の提灯が掲げられていますが、商店会の範囲は坂の上の方は含まれないのでしょうか。下の方だけだとすると、古びた店が多くを占め、寂しい商店街と見えます。坂下の端付近にある自転車店などはかなり年季が入った風情です。
 大井町駅から少々距離があるため、人々の流れから外れてしまっているようにも見えます。坂の中ほどに、ミニスーパーのマイバスケットとドラッグストアがあるため、近隣の日常的な消費ニーズはそこで間に合ってしまうのでしょう。大井町駅から渋谷に向かう東急バスが片方向だけこの道を走り、坂の上の方に「ゼームス坂」のバス停がありますが、下半分の範囲にはバス停がありません。
 そんな中で足を止めたのは、骨董や古民具を扱う「古今洞」という店。かつて大井町駅の反対側方向に映画にもなった「時代屋」という店がありましたが、それを思い出させます。古い店にもそれぞれの良さはあるのでしょうが、仕事の合間の寄り道散歩なのでゆっくり覗いて回る時間もなく、坂を降りきってしまいました。左前方に天理教の教会がある信号から先は、品川銀座商栄会に続きます。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

商店会名の提灯があるゼームス坂通り
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思わず足を止めた骨董の「古今洞」
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[№150]原町商店会

歩いた日 H24.12.12 【品川区】 
 品川と鶴見の間を大森・川崎経由の東海道本線と別ルートで結ぶ貨物線を「品鶴(ひんかく)線」と呼んでいましたが、これが旅客線化されて横須賀線の列車が走り出したのが昭和55年、そして駅がなかった品川区内に西大井駅ができたのが国鉄民営化と同じ昭和62年でした。
 この開業前は、旧大井原町と重なる西大井二丁目やその周辺の人々は、滝王子通りとも呼ばれる道と池上通りを走るバスで大井町駅に出るのが一般的でした。品鶴線の原踏切の手前にバスの折り返し場があり、「原小学校」が終点バス停でした。この西大井駅開業前後の時期に西大井4丁目の住民であった私は、そんな当時の記憶を呼び覚ましながら、久しぶりにこの商店街を歩きました。滝王子通りと、交差する西大井本通りの一部を範囲とする商店街です。
 西大井駅開業後、バス路線は同駅まで延長され、元の折り返し場は公園になっています。バス停名にもなっていた原小学校はすでになく、伊藤中学校に合体して小・中一貫校の「伊藤学園」になりました。バス停名は「大井原町」と旧町名を復活させているのがうれしいですね。
 西大井駅前は2次にわたる再開発事業で高層マンションが並び建ち、その低層階に商店が入りましたが、それほど大きな商業集積ではありません。それでも人の流れが大きく変わり、原町商店会は当時からさらに寂しくなったように思います。人通りはまばらで、空き店舗化した建物や、土曜ですが店を閉めているところもあります。西大井二丁目郵便局は当時と同じ佇まいで営業していますが。
 原踏切手前で、当時は確か「いなげや」だったスーパーは、「文化堂」に変わっていました。商店街の範囲はここまでですが、踏切先の右側には伊藤博文公の墓所とそれを囲む森があります。この踏切を渡った先の一方通行道路にもかつては荏原営業所までのバスが走っていて、「元伊藤町交番前」などという名のバス停があったことを思い出します。そんな感傷にひたりながらも、昼食時でしたが結局商店街内での食事は諦め、西大井駅前に出てしまいました。ここから電車で、東京駅まで15分足らず、湘南新宿ラインもあって新宿までも同程度の時間で行けるとう環境の地域なのです。駅近商店街としての再起は夢でしょうか。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

人通りまばらな滝王子通りの商店街
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西大井本通りの街並み
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[№149]滝王子商店会

歩いた日 H24.12.12 【品川区】 
 昭和60年代のはじめごろに西大井地区に住んでいた関係で、今もこの近くに通う用事があり、そのついでに久しぶりにこの通りを歩きました。池上通りの大井町と大森の中間にある大井5丁目の交差点から西に入る道が通称滝王子通りです。歩道のない狭い2車線道路ですが、大井町と西大井駅を結ぶ東急バスが走ります。
 品川区の大井地区の地名は、大井、西大井、東大井のそれぞれ○丁目という味気ないものになっていますが、昔の地図を見ると、大井滝王子町のほか、大井山中町、大井原町、大井倉田町など、惹かれる地名が多くあったことがわかります。滝王子通りは旧大井滝王子町の中心通りで、近くに滝王子稲荷があります。
 大井警察署の前を過ぎたあたりからこの商店会の範囲になるようですが、全体に店舗密度は高くありません。印象としては昭和60年代とそれほど変わらない感じです。平日の昼時ですが人通りは少なく、活気に乏しいですが、それでも肉の「鳥安商店」と青果の「南部屋」が営業しているのが救いです。中ほどにある割烹の「大井竹むら」は、建物は新しくなっていますが昔からここにあるという落ち着いた風情です。「森田屋」という比較的新しめの食堂を発見しましたが、昼時ですが入るのを躊躇して結局通りすぎてしまいました。
 大井警察から2つ目の信号までがこの商店会の範囲で、その信号の手前にあるバス停が「伊藤学園」。伊藤学園とは私立学校のような名前ですが、区立の小・中学校です。昔ここは伊藤中学校でしたが、品川区は小中一貫校の整備を進めており、ここもそのひとつです。9年間同じ学校に通うわけですね。因みに、「伊藤」とは伊藤博文に由来し、初代内閣総理大臣であった伊藤博文公の墓所が、この先の横須賀線踏切を渡った向こうにあり、そのあたりの旧地名は大井伊藤町でした。
 この信号をわたると原町商店会が続きます。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

交差点角の青果店「南部屋」
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昔と変わらない雰囲気の商店街
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[№133]大井サンピア商店街

歩いた日 H24.10.31 【品川区】 
 JR大井町駅東口前から品川区役所入口まで、東急大井町線の高架に沿う都道補助26号線上の商店街で、片側は大井町線の高架下です。ここも私は30年以上前から知っていて、かつては高架の裏側の国鉄大井工場の従業員や同大井アパートの住民などをお得意さんとして賑わったところです。今、大井工場は隣接の山手電車区と合わせてJR東京総合車両センターとなり、働く人の数も減ったようで、商店街の性格も変わってきたようです。
 変化をもたらしたひとつの大きな「事件」は、都道下にりんかい線(東京臨海高速鉄道)を建設するに当たって東急の高架も改良することになり、高架下部分の店舗が一時移転を強いられたことでした。りんかい線大井町駅開業が平成14年ですから10年以上前の話ですね。高架下の一部には地下店舗街もあり、呑み屋がひしめき合って鉄道職員たちの社交場となる混沌とした空間であったものですが、改良後は小奇麗になり、かつての怪しげな雰囲気はなくなりました。
 高架改良部分では地上部分の商店街も新しくなって復活しましたが、改良から外れた区役所寄りの部分は老朽化してシャッターを下ろしたままの店が多くなっています。全体に入居店舗もずいぶん入れ代わっている感じで、昔あった書店や24時間スーパーなどの記憶も薄れていますが、一方で高架下で長く続いていると思われる靴店などもあります。
 高架の対面はビルが並び、その下が商店街となっていますが、駅側にイトーヨーカドーがドカンとできたのが平成9年。これも通りの印象を変える大きな「事件」でした。さらに今は、区役所入口交差点にぶつかる旧一本橋通りの拡幅事業も進み、その角には新たなビルも建つなど、環境変化が続いています。人通りはかなりありますが、商店街の店舗がどれだけ顧客を取り込めているでしょうか。
 平成22年に、高架裏側のJR用地の一部を使って劇団四季の大きな「四季劇場[夏]」がオープンし、「美女と野獣」などの観賞のお客さんが商店街から高架下をぞろぞろとくぐり抜けるようになりました。これを活性化のチャンスとして新たな顧客層の取り込みができるようになると良いのですが。
 それにしても、いつから「サンピア」と名乗るようになったのか、記憶が定かでありません。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

ヨーカドー前から始まる鉄道高架沿いの商店街
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高架下部分の飲食店群など
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再び歩いた日 H28.05.04
 ゴールデンウィーク中ですが、また大井町への用事があり、最近、私のささやかな趣味のひとつに加わった純喫茶でのゆったりとした時間を過ごすために、サンピアで以前から気になっていた喫茶店で昼食にしました。駅に近い位置に「カフェ・ド・キネマ」という喫茶店が2つ向かい合うような位置にあり、そのうち、駅からすぐの「カフェ・ド・キネマ グランキネマ店」に入ったのです。
 東急大井町駅の高架下ですが、祭日の昼下がり、クラシックが流れる落ち着いた空間で、パスタセットを食べながら緩やかな時間を過ごしました。ここのパスタはなかなか美味です。店内にはやはり一人でゆったりと過ごす客が数人。
 商店街の雰囲気は少しずつ変わっています。区役所側の線路下は高架の補強工事中で店舗が立ち退いており、その向かいの区役所入口の交差点角には大きな高層マンションができていました。この道路は都市計画道路補助26号線の一部であり、戸越公園方面での延長工事が進んでいるため、今後さらに様相が変わってくることでしょう。昔の記憶が少しずつ失われていくのが寂しくもありますね。

カフェ・ド・キネマ グランキネマ店
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[№105]昭延会

歩いた日 H24.09.01 【品川区】 
 中延駅前通り商店街を歩いて、ずいぶんB級度が増してきたなと思っていたら、いつの間にか街路灯が変わっていました。街路灯には「昭延会」の文字が。そういう名前は区商連のリストにも載っていません。こういう未加盟組織は現地を歩いて始めて確認できるという場合が多いのです。
 中延駅前通り商店街の延長上で、西にむかって緩やかな下り坂ですが、店舗密度は薄くなり、シャッターを閉ざしたままの店や一般住宅化、駐車場化したところも目立つようになります。下り坂が終わるところの小さな交差点まで、100mにも満たない短い商店街で、その交差点の向こう側角には文化堂というスーパーがあって、「FRESH FOOD STORE」の看板どおり生鮮品等の日常生活ニーズはそこに吸収されているのでしょう。商店街内の店舗は古い構えのものが多いですが、その中で「オーガニック整体院」は新しくきれいな感じで営業しています。
 そして、ぐーんと私の目を捉えたのは「キッチンなかよし」。洋食店のようですが昭和の香り濃厚の「食堂」という風情の店です。土曜の13時半ごろで昼食をとりたかったので思い切って入ってみました。他に客はおらず、ここの自慢メニューと思われるハヤシライスを注文。壁に小さな貼り紙があって、この日がちょうど中延で開店して53年目と書かれていました。私の母くらいの年齢と思しきご婦人がお一人で切り盛りしており、それ以前は大井町の郵便局付近でやっていたとのこと。上京してそこに嫁がれて、以来ずっと商売を続け、18年前にご主人を亡くされてもずっと頑張ってきたそうです。
 店名の「なかよし」はご主人の姓と名から一文字ずつを仮名読みしたものだそうで、店内には大井町時代の店の写真も飾られていました。私が生まれたころから続いているわけですが、その間の街の変化をしんみりと語ってくれました。最近は商店街のお店も苦しさが増し、後継ぎもなく、人を雇う余裕もなくなっている店が多いと。この商店街も中延駅前通り商店街の一部だったものが、負担が大きいため分離したとのことです。
 で、ハヤシライスを美味しくいただき、お会計の際に、思いがけず53周年のお祝いだからと赤飯のおにぎりをいただきました。ほんのり温かい気分になって商店街をあとにしました。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

53年の歴史を刻む洋食店「キッチンなかよし」
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ゆるやかな坂道の商店街
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[№104]中延駅前通り商店街

歩いた日 H24.09.01 【品川区】 
 中延といえば「スキップロード」の愛称がついた中延商店街が有名ですね。立派なアーケード街でマスコミ露出も多く、「街のお助け隊コンセルジュ」の配置など話題性も豊富で、それはもうA級商店街と言って良いでしょう。で、今回はその入口部分に接する中延駅前通り商店街です。地下鉄都営浅草線と東急大井町線の乗り換えの際に一部を歩くことになるのがこの商店街で、大物商店街を後ろに控えて駅前の立地を活かして頑張っているけれども、大物の力に圧倒されているという感が強いところです。
 第二京浜国道から地下鉄入口、東急改札前を経てスキップロード入口の先あたりまでは人通りも多く、全国チェーン店も混じって賑やかです。地下鉄から出た正面にあるのが甘味処の「みなもと」。和菓子類に混じってここでもおにぎりを売っています。その並びには、中華ファンの間では評価が高い「天心」。そして、東急改札前を通りすぎた右側にあるラーメン店「でびっと」も、ラーメン好きサイトの世界では高評価です。俳優でお笑い芸人のデビット伊東さんの経営だとか。私も何度か入ったことがありますが、なかなかの美味です。
 そんな名店が並ぶ商店街も、スキップロード入口を過ぎると人通りが少なくなります。人の流れはアーケードの中に吸い込まれてしまうようです。しかし、歩いてみると面白い発見もありますよ。おっ、こんなところに、と思うようなインド料理店「カナ・カジャナ」があったり、古そうな寿司店があったり、「とこやのやまだ」と大書した理髪店があったり、そしてランドリーを併設する「金春湯」がデンと構えていたりします。「軟水風呂」の表示の下にサウナや打たせ風呂などのメニューが書かれており、スーパー銭湯というべきものでしょうね。
 スキップロード入口角のパン屋「リヨン」のパンは私の好みですが、この日はその向かいの精肉店でコロッケを買いました。この両店はアーケード側に店を開きスキップロードに属していそうですが、地下鉄出口前の中延駅前通り商店街案内図にも記載があります。まあ、あまり対立構図で見てはいけないのでしょうが、A級を目の前にしてB級度炸裂という感じの商店街であります。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

地下鉄と東急の間の店舗群(甘味など)
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右がスキップロード入口。商店街はさらに続く
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[№103]地下鉄中延東口商店会

歩いた日 H24.09.01 【品川区】 
 中延は都営浅草線と東急大井町線の乗換駅なので時々降りるのですが、第二京浜国道から西側の商店街を歩くことはあっても、東側に渡ることはこれまでありませんでした。浅草線改札前の壁の地図を眺めていたらこの商店街の名前が目に入り、誘われるように足を踏み入れました。
 「東口」を名乗っていてもこの商店街に直接出られる出口がないのが悔しいところです。第二京浜から東へ、150mほどの商店街で、区商連のリストにはありません。一方通行ですが抜け道になっているらしく車の通行が多いのが気になります。さほど広くない道ですが、なかなか道の真ん中を歩けません。
 国道から入ると右側にラーメン店が3店もあるのが注目されます。ほとんど1軒おきに並んでいると言ってもよく、壮絶なバトルが展開されているのなら活力源になって良いのですが、土曜の昼間でも人の出入りする姿は見られませんでした。その先左側には「松の湯」があります。銭湯が健在なのはうれしい限りで、少し離れてみると黄色く縁取られた立派な甍の屋根が見えました。
 信号がある小さな交差点の先には和菓子の「倉田屋」があり、みたらし団子などとともにおにぎりも販売しています。その先にある「岸田道具店」は、何のお店なのでしょうか。調度品などを売っているようですが、外から覗いた限りその品揃えにはちょっと説明しづらい不思議なものがあります。
 その先、コンビニのサンクスがあるところまでがこの商店会の範囲で、道はさらに戸越公園方面に続きますが、この道路には「大原通り」という愛称がついています。大原は、江戸時代から昭和初期まで続いた古い地名だということで、近くには大原小学校もあります。この商店街部分は今の地名では豊町六丁目と戸越六丁目の境をなしていて、駅名、商店街名の「中延」とは一線を画しているように見えます。いずれにしても、スキップロード(中延商店街)で有名な第二京浜西側の中延地区とは少々雰囲気が異なるひっそりとした商店街でした。住宅地を控える「駅前」商店街なのに生鮮品店がないのが寂しいところですね。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

立派な甍屋根の「松の湯」のある商店街
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和菓子の「倉田屋」など
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[№35]大井三つ又商店街

■■■・・・映画の名場面の舞台となった商店街で、レトロ喫茶に入る
歩いた日 H24.05.09

 この商店街は30年以上前から知っていて、今も所用でよく通り抜けています。大井町駅の南側で池上通りが跨線橋で線路を越えていますが、そのルートがない時代は踏切からのこの商店街が池上通りだったそうで、狭い道を大きなバスが人波をかきわけて通過する昔の写真を見たことがあります。
 線路側の入口には「みつまたの時計台」があって目印になっています。商店街の店舗構成は時代と共にだいぶ変わりましたね。昔からの店も残っていますが、商店街入口左側の一角には大きなホテルが建ち、同じく右側も最近ビルに建て変わりました。また、外から丸見えの整骨院ができたり、ビルの上階に岩盤浴のリラクゼーション店があったりと、時の流れを感じさせます。
<線路側の商店街入口(みつまたの時計台)>
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 緩やかな上り坂の商店街を抜けたところが三つ又の交差点で、その角に「大井三つ又身代り地蔵」が小さな祠に収まってあります。地域の守り神となっているようですが、その斜め向かい、今は駐車場になっている小さな敷地に、以前は「時代屋」という骨董品店がありました。そう、昭和58年ごろの映画「時代屋の女房」の舞台です。若くして亡くなった主演の夏目雅子さん(「真弓」役)が日傘をさして渡ってきた片側が螺旋階段の歩道橋は今でも健在です。「真弓」がお地蔵様の前に座るシーンも確かあったと思います。そんなシーンの形跡が今は全くないのも残念です。
<三つ又身代り地蔵(右側が商店街)>
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 南の大森方面からきた池上通りがこの交差点でいくつかの道に分かれるのが、おそらく「三つ又」の名の由来でしょう。お地蔵様の隣の小さな青果店で、ご近所のご婦人客が明るくお買物をしているのに、なんだかほっとさせられます。

・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

再び歩いた日 H29.06.07
 平日の昼過ぎに、大井三つ又商店街の中ほどで、以前から気になっていた喫茶店「マロニエ」に入りました。大きなくすんだ看板の下から地下に降りる階段があります。入ってみれば店内は意外に広く、1時をまわっているとはいえ、お客はだれもいません。見渡せば、典型的なレトロ昭和喫茶です。
 「お好きな席へ」と言われ、中ほどで壁際のテーブルを選び、ランチセットのメニューを見ます。ビーフカレーの他に「北インドカレー」というのがあって、ややスパイシーとのことなので、それとコーヒーのセットを注文。ビーフカレーと両方楽しめる「二色カレー」もメニューにあります。
 隠れ家的な空間で、平日ながらゆったりとしたひとときを過ごしました。入口のビジュアルがお世辞にも綺麗とは言えないので、それを改善すればもっと客が入りやすくなるのに、なんて思いましたが、きっと「これで良し」なのでしょうね。
 商店街は一部建替えも進んで、また少しずつ環境が変わりつつありますが、店舗の歯抜けは少なく、機能はあまり衰えていないようなのが幸いです。

<商店街中央に構える「マロニエ」の入口>
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[№26]立会川駅前通り繁栄会

歩いた日 H24.04.25
 立会川駅が高架になったのはいつごろのことだったでしょうか。かつては地平ホームで、交差する道路の商店街も踏切で二分されていました。この名残で現在も線路の東と西で商店街は別組織になっています。線路から東、旧東海道に向かう側が立会川駅前通り繁栄会で、旧東海道の立会川を渡った先までこの商店街に含まれます。立会川駅は大井競馬場の最寄り駅のひとつで、この商店街は競馬客の通り道にもなっています。
 一時は「ボラ」騒動で話題になった立会川一帯も、近年は「龍馬」でアピールしています。江戸時代に土佐藩の下屋敷がこの付近にあったこと、ペリー来航時にこの付近に築かれた浜川砲台の警護に坂本龍馬が関わったこと等から、平成22年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」を契機に「龍馬でまちおこし」の勢いがついたようです。駅近くの小公園の入口には、平成16年に高知市から贈呈されたという龍馬像が道行く人を見守り、「龍馬カレー」や「砲台そば」など龍馬をテーマにした独自ブランドの商品開発も進んでいるとのことです。
 街路灯の下には「りょうくん」のマスコットキャラクターが描かれたフラグがはためき、「ようこそ龍馬のまちへ」の横断幕も。旧東海道が立会川を渡る浜川橋には橋の由来の高札があり、この南の鈴ヶ森刑場に護送されてきた罪人がここで親族らと別れたことから「涙橋」をまたの名とする旨が記されています。組合員数37という商店街ですが、こうした歴史テーマを一過性のブームに終わらせず、持続的な魅力づくりの活動につなげられると良いと思います。
 旧東海道沿いに「たけのこせんべい」の暖簾を掲げたお店が気になりましたが、今回は時間がなくて立ち寄れなかったのが残念です。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★★☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★★★

石畳舗装の商店街
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商店街を見守るように立つ龍馬像
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[№25]立会川駅西口商店街

歩いた日 H24.04.25
 いやあ懐かしい商店街です。どの店を利用したというのではないのですが、昭和50年代後半に大井町に住んだ関係でこの商店街をよく通り抜けていました。当時と雰囲気はほとんど変わっていない気がします。データでは34店があることになっていますが、小道を挟んでひしめき合っているという感じで、昭和の香りがプンプンというところです。平成12年にテント式アーケードが新設されたとのことですが、記憶では当時も同じように屋根があったので、固定式アーケードだったのでしょう。
 エアポート急行も停車する京急立会川駅の直近にも商店街がありますが、そこから第一京浜国道を挟んだ西側の続きにこの商店街があります。商店街の南側の裏には並行して立会川が流れています。かつては悪臭を放つドブ川だった立会川は、下水道整備と併せ、地元関係者の努力により都心のJR総武線地下トンネル内に涌き出す地下水を導水・放流することで水質浄化され、平成15年には東京湾から大量のボラが遡上して大きな話題になりました。この「事件」は一時的なものに終わり、ボラちゃんフィーバーも収まっていますが、そんな「歴史」にも無頓着なようにこの商店街は静かにたたずんでいます。
 国道側入口近くには靴店、喫茶店、食堂などがあり、奥へ進むと精肉店や洋品店などもありますが、平日昼間でほとんどお客さんはおらず、近所のご婦人が世間話をしていました。山側出口の橋の上にも「西商」のアーチがかかっています。
 シャッターを閉ざした店もありますが、この雰囲気は今後も保ち続けてほしいと思います。今回は仕事の合間の急ぎ足の立ち寄りだったので、のんびり楽しむ余裕はなかったのですが、できれば夕方にでもゆっくりこの中の食堂でビールを飲みながら食事などしてみたいものです。
・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

長く変わらぬたたずまいの商店街
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良い雰囲気を出している食堂
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再び歩いた日 H26.09.17
 その後も何回かここを歩いていたのですが、今回、商店街中ほどに新しいカレー店ができたとの情報に釣られて寄り道し入店しました。店名は「ママズカリー」。いくつかの種類のカレーメニューと、2種類を組み合わせられる「ペアカリー」があり、大盛りも飲み物もサービスとのこと。ビーフと野菜のペアで注文。これがスパイシーで旨いのにびっくり。去年10月にオープンしたとのことですが、この土地に縁があったわけではなく、たまたま喫茶店だった後の物件を見つけたとのことです。向かいの韓国料理店も同時期にできたそうで、こうやって新しい店ができてくれると商店街も元気づくというものです。レトロな通りも少しずつ若返るかなと思い、出店に拍手です。店のホームページでは3人のママたちが始めたとの記載ですが、この日はご婦人一人と男性1名での切り盛りでした。また来たくなる良い店に出会えて、うれしい気分になりました。

美味に満足の「ママズカリー」
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[№7]のんき通り商店街

歩いた日 H23.12.04
 JR横須賀線の西大井駅の裏手、二葉町のバス通りから北方向にのびる細い通りが「のんき通り」です。ここについては、以前、コラムニストの泉麻人氏が何かの本で書いていたのを読んだ記憶がありますが、一番そそられるのはその名前ですね。泉氏がここを歩いたきっかけも、横須賀線の上を走る新幹線の車窓から見つけた「のんき通り」の街路灯に惹かれてとのことだったそうで。
 実際に歩くと、シャッター通りの様相が強く、商店街としてはもはやあまり機能していないようですが、「のんき通り」の街路灯の連続だけが妙に目立ちます。街路灯の設置密度はかなり高いのではないでしょうか。見上げれば「のんき通り」「のんき通り」「のんき通り」・・・・。
 あまりのんきに上ばかり見て歩いているとどこかにぶつかってしまいそうですが、この名前の由来が知りたいところです。それにしても、小規模な店舗(だった建物)がほとんどで、個人経営の後継者も途絶えて店じまいというパターンが連鎖したのだと思います。「それでも良い」というのんきな構えがそのまま表れた商店街といえそうです。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

数少ない営業店にお客さん一人
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街路灯は賑やか(のんき通り、のんき通り)
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再び歩いた日 H25.04.22 
 近くに来たので、再びこの商店街を覗きました。なんと、街路灯が付け変わっていて、「のんき通り」「のんき通り」・・・のユニークな光景がなくなっていました。新しい街路灯は青色の柱の明るい感じのもので、そのせいか、商店街の雰囲気も前回よりは多少明るく感じました。

街路灯が新しくなって雰囲気が変化
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[№6]戸越公園駅前南口商店街

歩いた日 H23.12.04
 戸越というと、A級商店街である「戸越銀座」が余りにも有名ですが、東急大井町線の戸越公園駅周辺も商店街の集積があります。戸越公園駅は踏切に挟まれてホームが短く、5両編成の列車も3両しか扉が開きません。そんな駅を降りてすぐ、この商店街があります。
 このあたりは、下町と山手の雰囲気が入り交じった住宅地で、昔の畑道の周囲がそのまま市街化したと良く言われるように、適度にカーブを続ける幅5m程度のレンガ舗装道沿いの商店街は、「この先に何があるのだろう」という興味を引き、自然に足が前に進みます。
 まだ12月に入ったばかりなのにクリスマスセールのバナー(フラッグ)が連なる下には様々な店舗が並び、夕方の人通りの多さと合わせて華やかかつ和やかな雰囲気が広がります。駅近くの青果店で、私の好物の「干しいも」が店先にあったので、おやつ代わりに店のおやじさんから一袋買いました。通りを進んでいくとだんだん人通りは少なくなりますが、何やらいかめしい看板の乾物店「勝男武士屋」や、店先に山のように商品を積み上げた金物店があったりして、なかなか面白い風情です。
 レンガ舗装が終わる交差点でこの商店街は終わりますが、その先は引き続き「ゆたか商店街」となります。夕暮れが近づいていたので、角の交番のお巡りさんの視線を感じながら写真だけ撮って引き返しました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

商品ではち切れんばかりの金物店
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ここで干しいもを買いました
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[№5]見晴らし通り商店街

歩いた日 H23.12.04
 今から30年近く前の昭和57年から59年にかけて、品川区の大井町駅に近いこの商店街近くのアパートに住みました。以後も私事でしばしば大井町には通っているのですが、この商店街界隈とはご無沙汰が続いていたので、久しぶりに歩いてみました。
 JR京浜東北線と京急線の間で南北に線路と並行の方向に走る道で、かつてはそこそこの店の集積があったと記憶しているのですが、やはり数十年の空白はあまりにも長く、商店街と言うには見る影もなくなった姿に呆然と立ちすくみました。それともかつての記憶が肥大化しすぎていたのでしょうか。
 シャッターを降ろしたままの空き店舗や一般住宅になってしまったところが多く、昔からあったセブンイレブンの看板が目立つ中で、他に興味を引くような店は見当たりません。この付近に住んでいたころに一人用の刺身パックを安く買っていた鮮魚店ももちろんなく、マンションビルが建ってその場所の特定もできなくなっています。たしかこのあたりだったような・・・・。
 大井町駅にはヨーカドーやアトレなどができ、身近にそれらの華やかな大型店が利用できるとあっては、商店街は無用のものということでしょうか。それにしても、大いなる寂しさを感じました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ☆☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

コンビニの他はシャッターと住宅ばかり
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こういうお店、昔はずいぶんあったけど
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