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ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

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ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

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皆さまのご感想や情報など、お便りをお待ちします。

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[№768]春日町富士街道商店会

■■■・・・立派な寺院もある歴史ある街道沿いは駅前なのに商店街らしさ薄く
歩いた日 H31.03.02 【練馬区】 

 富士街道は、「ふじ大山道」の別称で、北町付近で川越街道から分かれ、今の練馬区を斜めに縦断する形で相模の大山、さらには富士山へと道者たちが通った道です。「春日町富士街道商店会」は、練馬区のマップによれば、練馬春日町駅近くで環八の北側の富士街道沿いと、一部豊島園通り沿いも含めて構成されているようで、地下鉄大江戸線(当初は12号線)開通とともに駅前商店街の位置を占めるようになったというところです。
 しかし、駅上には、かつての豊島園通りを分断するように高層マンションのエリムが建ち、その下層階にスーパーの「サミット」があって、買い物需要はそこから面的に広がっているようには見えません。富士街道自体も道幅が狭く、拡幅の事業がかかっているようで、建物が部分的に後退しているなど何か中途半端な光景です。店舗密度も高くなく、生鮮食料品など生活型の店舗も見当たらず、せっかく駅前商店街になったのに、惜しい感じがします。
  <富士街道の練馬春日町駅から西方向の部分>
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 北へ向う豊島園通り沿いも同様で、両者の交差点が逆に分断要素になってしまっているようにも見えます。
  <豊島園通り沿いの北方向の部分>
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 「エリム」に入居している商店は、サミットも含め、「エリム春日町商店会」という独立組織を形成しているようで、商店街としての統一感の演出の難しさを感じさせます。
  <「エリム」1階の商店街入口>
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 富士街道を少し東に行った部分に愛染院(あいぜんいん)という立派な寺院があり、室町時代の創建で、愛染明王を本尊とする真言宗の寺院とのこと。境内には立派な鐘楼もあります。その門前に区教育委員会による「ふじ大山街道」の説明板があります。また、区ホームページによると、この前の交差点付近を中ノ宮といい、江戸時代には近くに名主役宅や高札場、郷蔵(ごうくら)などがあって村の中心であり、明治になってそこに村役場や小学校、登記所ができたということです。
  <富士街道東側区間(愛染院門前、富士大山街道の説明板あり)>
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  <愛染院に続く参道>
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 同じく愛染院境内には、昭和15年に建てられたという「練馬大根の碑」もあります。練馬大根の起源やその後の経緯などを記した区の説明板もあり、広大な農村地帯だった練馬の原風景が目に浮かぶようです。商店街にはやや消化不良でしたが、歴史を学ぶ収穫もある散策でした。
  <「練馬大根の碑」>
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・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

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[№767]練馬春日町サンリーム商店街

■■■・・・古い街道筋の商店街の古風な店でカツ丼を食し、餅を買う
歩いた日 H31.03.02 【練馬区】 

 練馬区春日町エリアで、地下鉄大江戸線は新たな都市計画道路の下を走り、練馬春日町駅もそれと環状八号線の交差点の下にありますが、以前のこの地域の幹線道路は、練馬駅方面から赤塚方面へ至る豊島園通りがほぼ唯一の存在でした。この通りは、春日町エリア内で緩いS字カーブを描き、その部分に早い時期から商店街が形成されてきたようです。
 練馬区ホームページでの紹介文によると、1958(昭和33)年に「農協前商店街」として創立したものが、1992(平成4)年12月に「練馬春日町サンリーム商店街」に改名したとあります。確かに、商店街中央付近に「農協前」のバス停があり、練馬駅と赤羽方面等を結ぶバスが停車します。
  <春日町本通り商店街に近い部分>
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 地下鉄開通(平成3年)後、駅に近い商店街となったわけですが、人々の生活スタイルの変化は、こうした身近な商店街の必要度を低下させてしまったようで、集客の核となる店舗も特にないままに大きな変化もせず、今日に至ったという印象です。豊島園通りも、環八で分断され、北方向への直進ができない構造となり、位置的にも目立たない状況になった印象です。
 交通量は少なめながらバスも通る2車線道路は歩道もなく、歩行者がそぞろ歩く環境も良好とは言えません。それでも東には春日町本通り商店街が続き、歴史ある通りの貫祿は見せています。
  <新旧が混在する商店街風景>
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 カーブの手前に、昭和の商業建築を象徴する看板建築の並びがいくつか見られる中に、文化堂書店が営業しているのに好感が持てます。街の書店が減少している中で、こうした存在は貴重で、その名の通り「文化」の拠点としてがんばってほしいものです。
  <懐かしき看板建築の並び>
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  <「文化堂書店」などの看板建築群>
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 同じ並びで、これまた古風なまちの食堂風の「まいこや」に入店し、カツ丼で昼食にしました。変化を頑なに拒否しているような建物、店構え、店内の雰囲気は感動もので、接客も明るく気持ち良いです。これもまた貴重な存在ですね。そして、やはりどっしりとした歴史を感じる建物の「相原屋米店」では、店頭に大きな壺を並べてなにやら販売中。米店が作る壺焼き芋や餅を土曜日限定で売っているそうで、いかにも美味しそうな餅が並んでいたので、カツ丼を食べたばかりなのに間食用に買ってしまいました。旨かったです。あっ「サンリーム」の由来を聞き忘れました。
  <レトロ食堂「まいこや」など>
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  <餅を買った「相原屋米店」>
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・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

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[№766]みすず商店会

■■■・・・美しい響きの名の商店街も今はその実体をなくして・・・
歩いた日 H31.03.02 【練馬区】 

 降りたことのない駅に初めて降りるのはなんとなくわくわくするものです。都営大江戸線で終点の光が丘のひとつ手前、練馬春日町駅に降りてみます。改札はひとつですが、前と後の両方向に地上出口があるのは、その中間を環状八号線(環八)という幹線道路が横切っているからで、この巨大な道路の出現によって分断された両側地域のそれぞれに出口を設けたということなのでしょう。
 それにしても環八の存在感は圧倒的ですね。かつては静かな住宅地、さらにその前は農村地域であったのでしょうが、こうした幹線道路の整備は街の風景を大きく変えてしまうものです。この日のお目当ては、主に豊島園通り沿いの商店街を歩くことだったのですが、まずはこの環八に沿って少し歩いてみます。本線は半地下に潜っているのでそれほどうるさくはないのですが、その分幅員をとっているため、分断感が大きいのです。
 北東方向に信号2つ分ほど歩いたところから右に入る道に小さな商店街があるはずで、そこにたどり着いたのですが、商店街らしき表示も街路灯もありません。練馬区ホームページのマップによるとここが確かに「みすず商店会」のはずですが、既に商店街らしさは失われているようです。100mあるかないかの間に店舗がいくつかある程度です。
  <環八からの入口付近の情景>
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 長屋建築の一階が店舗になっていて、クリーニング店などが営業しているようですが、その隣の蕎麦店は営業しているのか不明です。「第一パン」の文字がある食料品店「アライ」は現役で、この存在が救いというところです。
  <長屋建築の一階の店舗>
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  <現役の食料品店「アライ」>
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 練馬春日町駅の開業は平成3年ですが、それまでこのあたりは交通不便の地で、この商店街も地域の身近な買い物の場として成り立ってきたのでしょうが、今は、環八沿いにスーパーのライフがあり、駅の上にはサミットもあって、生活消費需要はそれらの大型店や、地下鉄で結ばれた練馬駅方面に吸収されてしまったと思われます。
 それにしても「みすず」という美しい響きの名が気になります。周囲にはマンションやアパートが多く、住民も入れ代わり激しいでしょうから、この名や由来も知る人はほとんどいないのでしょうね。

・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ☆☆☆☆☆
・ひょうきん度 ☆☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ☆☆☆☆☆

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[№716]練馬駅前中央通り商店会

■■■・・・「中央」の自負を持ち続ける「おいしい街」には昭和の香りも
歩いた日 H30.08.04 【練馬区】 

 西武練馬駅の南側、地下に大江戸線の駅がある千川通りの「練馬駅前本通り商店会」で、古い建物で異彩を放つ乾物店「小松屋」の左から入る路地の入口頭上に「CHUO ST おいしい街」の文字が目立つ立派なアーチがかかり、その路地が「中央通り」であることを教えてくれています。南の端にも同様のアーチがあり、「ここが練馬の中央だぞ」と主張しているようです。南北百m余りですが中央付近で交差する東西の通りも範囲のようです。
  <千川通り側の「中央通り」入口>
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 区の商店街紹介のページには、「練馬駅前中央通り商店会はおいしい街」のあとに、「飲食店が多いので「グルメ街」の意味と、お得感のおいしさも含めて」という説明文がついています。「居酒屋、スナック、和食、中華など飲食店が多く出店し、グルメ街といった雰囲気を持つ商店会」という文面どおり、確かに飲食店が多く、夜の街の印象が強いのですが、そんな中に少々気になる店もちらほら混じります。
  <夜の飲食街の様相も強い>
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 中ほどの小さな交差点角にあるのがレトロ調の商業長屋建築で、その角側の店が「むらたはきもの」。昭和の香りを色濃く漂わせています。同じ棟内にあるメロンパン店の「アルテリア」は、店頭に「閉店SALE」の大きな文字とともに「もうあかん やめます」の表示も。せっかくだから買おうとしたのですが店員不在で買えず。商店街南端付近の鉄道模型店「ポニー」にも思わず足を止めました。かつて少しだけ触った私としては興味深く、今では貴重な専門店です。
  <昭和の香り濃い「むらたはきもの」等>
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  <鉄道模型専門店「ポニー」>
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 この中央通りもレンガ舗装と電線類の地中化ですっきりした景観です。上記紹介文の中には、「以前は当商店会を経由して区役所へ行く人の流れがありましたが、練馬駅西口新設以降は大きく変化しました」ともあります。確かに地図で見るとそういう位置関係にあり、鉄道高架化に伴う整備が街の構造にも大きく影響するということがわかります。「中央」の自負はそういう歴史的背景も包含しているのだと思います。
  <商店街の南側入口>
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 ところで、北側入口の千川通りはかつての千川上水に由来するものですが、その暗渠化から早や60年以上が過ぎ、そういう歴史もここを歩く人たちにはすでに無縁のものとなっているのでしょうね。

・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

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[№715]おとり様商店会

■■■・・・駅に間近な路地空間は、おとり様に守られた平和な商店街
歩いた日 H30.08.04 【練馬区】 

 練馬駅前の千川通りの南側の路地群で構成される商店会で、「おとり様」は文字通り商店街内にある大鳥神社を示します。大鳥神社はそれほど広い敷地ではありませんが、駅周辺の喧騒の中にあって静寂な異空間をなしており、思わず二礼二拍手一礼にて参拝いたしました。この神社は、正保2(1645)年に三羽の鶴が飛来し、瑞祥として保護したが死んでしまい、その霊を祀ったことが起源ということで、毎年11月の酉の市は地域全体のお祭として熊手を求める人たちで大いに賑わうそうです。
 大鳥神社はこの商店街だけのものではなく、駅南側の6商店街の連携の要にもなっているようで、この境内にある石薬師尊にあやかり「石薬師市」を8の日ごとに共同で開いているとのこと。ありがたい神様です。
  <大鳥神社>
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 また、商店街の中央角に背を向ける形で建っているのが「東神社(とうじんじゃ)」です。神社なのに鳥居がなく、都内でも貴重なお水取り神社ということで、八大龍神と天照大御神の二柱を祭神とし、境内には手水舎の代わりに天明水の水汲み場があって、パワースポットとしても話題のようです。思わぬ発見をしました。
  <パワースポットとも言われる東神社>
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 さて、真夏の普通の土曜の昼の商店街は静かです。抜け道にも使われる南北の道がメインですが、東神社がある東西の道や、東に平行する南北の路地なども商店街範囲で、レンガ舗装と電線類地中化がなされています。一部に生花店なども混じりますが、全体が夜型飲食店の集合体という印象です。居酒屋やバー、スナックなどが混在しています。
  <千川通りに近い部分>
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  <中央部分の生花店など>
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 東側の路地などは、本当に「路地」と呼ぶのが相応しい魅惑的空間で、夜の姿を見てみたいものですが、大半の店が、その夜に向けての仕込みや掃除などの最中です。タオルや布巾などが店頭に干してあるところも。そんな中に人が満杯の店があると思ったら、ラーメン店でした。見るからに暑そうです。
  <ディープな雰囲気の東側の路地>
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 南側出口の角はあの「串カツ田中」ですが、ここも昼過ぎでも営業中で、地域の大人たちの憩いの場となっているようです。神様に守られた平和な商店街ですね。
  <南側出口からみた商店街>
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・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

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[№714]練馬駅前本通り商店会

■■■・・・駅前の賑わいの中に老舗らしき店も混じる商店街で喫茶店ランチを楽しむ
歩いた日 H30.08.04 【練馬区】 

 以前、練馬駅の北側を歩いたので、今回は南側をと思い、西武電車に乗ってやってきました。とはいえ殺人的な猛暑で長く歩くことは避け、駅前周辺のみと決めていました。しかも、密かな目的は、前回入りそびれた喫茶店「アンデス」でランチを、ということです。この「アンデス」があるのが「練馬駅前本通り商店会」なのです。
 西武線の南側に平行し地下に大江戸線の駅がある千川通り沿いの商店街ですが、練馬区の商店街マップではこの商店街は通りの南面のみのようです。北面は「練馬アーケード商店会」という別組織で、名に反してアーケードはほとんど残っておらず、日当たりが良すぎて今回そちらはパス。
  <駅から正面の「アンデス」があるビル>
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 駅を出て通りを渡る信号の正面のビル2階が「アンデス」で、すごく目立ちますが、いかにも渋そうな喫茶店。最後に入ることにしてまずは歩きましょう。全体的印象としては、銀行やファストフード店など駅前商店街らしい店舗構成ですが、その中に、長く続いてきたと思われる店が混じります。
  <「アンデス」の一階にある「伊藤金物店」>
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 近代的ビルに入っていますが文具の「二葉屋」や、「アンデス」のビルの一階にある「伊藤金物店」のほか、「石山葬儀社本社」、「石井風呂店」なんていうのもあります。「風呂店」といっても銭湯ではありませんが。そして、目を釘付けにされるのが、古い看板建築で2階窓に「鰹節、煮干、昆布」などと赤で大書した「小松屋」。シャッターが降りていますが土日が休みの現役店のようです。これを見ただけでも、暑い中を歩いた甲斐があったというものです。
  <「石山葬儀社」なども混じる駅前商店街>
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  <「石井風呂店」は銭湯ではありません>
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  <昭和レトロ建築の典型のような「小松屋」>
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 商店街の東端部分には消防署があって、うろうろしていたら急に消防車がけたたましくサイレンを鳴らして出てきて交差点を押し分けるように曲がっていきました。商店街間近に消防署があるというのも心強いのではないでしょうか。
  <商店街東部の「二葉屋」文具店付近>
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 そしてお目当ての「アンデス」です。ランチメニュー3種が飲み物付で800円はお得感。焼き肉ランチにしました。レトロ喫茶の部類に入れてよいか迷うところですが、建物は古く、交差点を見下ろす窓際の席からは、渡る人々の表情観察や、高架の駅に発着する西武のほかメトロや東急の車両を眺めることができて、ゆったりとした時を過ごせました。

・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

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[№661]旭丘千川通り商店会

■■■・・・江古田二又から始まる新旧混在の街並み
歩いた日 H29.12.09 【練馬区】 

 江古田駅南東側の旭丘地区の千川通りに連なる商店街群の一番駅に近い部分にあたるのがこの商店街です。駅からだと細い道を抜けて駅南口の信号交差点に出たところがこの商店街の北西端ということになります。元禄年間に整備された千川上水に因む命名の千川通りですが、ここは桜並木もまばらで、駅から出てきた人も各方面に散っていくので、正直言ってあまり商店街らしさは感じません。
<商店街中ほどの風景>
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 この日は、東側の旭丘東商店会旭丘中央商栄会の方向から駅に戻る形でここを通り抜けたわけですが、申し訳ないことに特に興味を惹かれる店もないままに駅南口の交差点まで来てしまいました。この商店街にも自転車店「サイクルショップマルキン」があり、3つの商店街にそれぞれ自転車店が比較的目立つ形であるのが興味深いところ、というくらいです。
<ここにも自転車店>
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 建物は鉄筋・鉄骨の中層のものが多い中に、一部古い建物の店が残っており、パステル調のカラフルな比較的新しい巣鴨信用金庫江古田店の並びに「岡村製麺所」の看板を残してもう廃業してしまった風の古い看板建築があるのが対照の妙といった感じです。
<新旧の建物の対照の妙>
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 さて、旭丘地区の千川通り上の商店街3つを歩いてきたわけですが、ここから西は「駅南口」交差点で千川通りがやや左へ折れ、直進方向は狭い道ながら「江古田銀座」のアーチがあります。この道は、踏切を超えて栄町本通り商店街(ゆうゆうロード)に続きますが、そちらの方が商店街らしい賑わいを持っていますね。
<駅入口交差点付近>
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 ところでこの交差点には、中野方面からバスが頻繁にやってきて、駅から離れているものの「江古田駅」のバス停がありますが、もうひとつ、新宿から曙橋・目白を経由してはるばるやってくる都営バスの路線があって、そのバス停は「江古田二又」。旭丘の千川通り上は片方向の走行ですが、それとは別に、この「江古田二又」が終点の国際航業バスの路線もあります。池袋サンシャインシティ南からやってくる豊島区支援による「地域公共バス」で、1日8往復。東京にありながら地方都市のようなほのぼのとした時刻表です。
 3大学を駅勢圏に抱える江古田ですが、旭丘を含めあまり学生街の雰囲気は感じないところでした。

・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

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[№660]旭丘東商店会

■■■・・・千川上水跡の桜並木は練馬区最東端の商店街
歩いた日 H29.12.09 【練馬区】 

 江古田駅付近から南東に続く旭丘地区の千川通りで、旭丘中央商栄会のさらに東に続くのがこの「旭丘東商店会」で、豊島区との境までを範囲としています。
 こちらも建物は新旧混在で、やはり駅から距離があるせいか生鮮食品店やスーパーなどもなく、商店街としては勢いを失っている感じですが、桜並木は中央商栄会の領域よりも立派です。春は良き花見スポットになることでしょう。歩道が広くなって花見には好都合にも見える区間があるのは、この下に暗渠化されている千川上水との関係によるものでしょうか。
<冬の桜並木の商店街>
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 そんな桜並木に面して古い建物が並ぶ中に、ちょっと洒落た「Mockingbird」という横文字看板で営業するアメリカンケーキの店があり、その並びが居酒屋の「やなぎ」だったりするのが面白いところ。その少し手前の向かいには、「ねりまだいこん酵母パン」の看板を掲げる「デンマーク江古田工場売店」がオレンジ色の外観で目立っています。
<桜並木に面する古い建物に新旧の店が並ぶ>
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 南東端近くの古いマンション形態の建物の一階で存在感を見せているのは、ここでも自転車店の「セオサイクル」です。千葉県船橋が本社ですが、関東各県をはじめ広範囲に店舗展開しています。その先の交差点から先は豊島区ですが、暗渠化された千川上水はここで直角に曲がり、有楽町線千川駅方向に向かうとのこと。直進方向はぐっと道幅が狭くなります。
<区界に近い部分の「セオサイクル」等>
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 道の反対側を戻りながらみると、「内外鳥獣 小鳥」という看板のペットショップが興味をそそります。そして、北に入る路地を跨ぐ注連縄つきの立派な赤鳥居には「穴守稲荷」の文字が。入っていくと路地の右側の民家のような建物にへばりつくように石の鳥居と赤い格子扉があって、どうやらこの建物の中にお稲荷さんがいらっしゃるようです。この建物、町会会館を兼ねているのもユニークです。
<「小鳥」の看板のペットショップ等>
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<町会会館と一体の建物の「穴守稲荷」>
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 千川通りに戻って、その近くの蕎麦店「江戸清」で肉南蛮そばの大盛りをいただきました。本当に昔ながらの「街の蕎麦屋」という感じの店です。なお、千川通りから一歩北に入ったところには練馬総合病院があり、その病院も商店会の一員に名を連ねているようです。これは心強いとも思えますが、病院を訪れる人が商店街の店を利用するというパターンはあまりなさそうです。

・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

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[№659]旭丘中央商栄会

■■■・・・「炭」の店などを見ながら千川上水の歴史をしのぶ
歩いた日 H29.12.09 【練馬区】 

 江古田駅から旭丘文化通り商店街を南東端まで歩いてから、並行する千川通りに出ると、そこが「旭丘中央商栄会」の領域でした。千川通りは両側歩道付きの2車線道路ですが、ここは駅から500m前後離れていることもあって駅周辺の喧騒からは遠く、歩道の人通りも多くはありません。
<中層の建物が並ぶ商店街>
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 商店街としても、駅に近い「旭丘千川通り商店会」と逆の「旭丘東商店会」に挟まれた延長200m足らずのこの「商栄会」区間は、日常の買物需要に応える生鮮食品店や核となるスーパー等があるわけでもなく、失礼ながら何かとりとめがない感じで、一番目立つ存在が自転車店の「ダイシャリン」や日立の電動工具店だったりするわけです。
<自転車店「ダイシャリン」など>
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<電動工具店等の並び>
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 建物も、中層のマンション化したものの一階が店舗利用されているというものが多いのですが、そんな中で私の目を引いたのは、残された古い低層の商業建築の並びにある「木下薪炭店」です。今どき、「薪炭」なんていう言葉が生きているのが嬉しいですし、「炭」の大きな一文字の立て看板も懐かしさをそそります。「高田神仏具店」もシックな感じで、こういう店がずっと続いてほしい、などと思ってしまいます。
<懐かしさ抜群の「木下薪炭店」など>
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 ところで、ここも含めて千川通りは、「千川上水」に因む通り名で、この通りの下に暗渠で通っている千川上水とは、Wikipediaによると、元禄9(1696)年に徳川将軍綱吉により、玉川上水から分流させて江戸の城北地域への給水を目的に開削が命じられたもので、現在の西東京市新町と武蔵野市桜堤との境界付近にある境橋(旧武蔵国多摩郡上保谷村地先)に分水口があり、ここから豊島区西巣鴨まで、武蔵野台地上を東西に流れる、というものです。
 豊島区の有楽町線にも「千川」という駅があることや、文京区にも千川通りがあることなどもこれで納得がいきます。農業用水としても長く使われた歴史があるようですが、昭和20~40年代に暗渠化され、水の流れはほとんど見られなくなりました。練馬区内の区間では、その暗渠上の千川通りが桜並木となっている部分が多いようですが、並木には疎密があるようで、この商店街区間ではあまり「並木」を強く意識できません。もっとも今は冬だからで、春に来れば良いのかもしれませんね。

・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

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[№658]旭丘文化通り商店会

■■■・・・こだわりスーパーを中心に「文化」を主張する健気な商店街
歩いた日 H29.12.09 【練馬区】 

 西武池袋線の江古田駅は、以前、北口側を歩いたので今回は南口側に降りてみました。駅前直近には広い道路がなく、「江古田銀座」を名乗る商店街もあるのですがその範囲が明確に捉えられず、とりあえずパスし、もう少し落ち着いた雰囲気を求めて東方向の旭丘に歩を進めました。
 旭丘は江古田駅の東側に広がるエリアの地名で、練馬区の最東端に位置します。まずは、千川通りの北に並行する「旭丘文化通り」へ。駅に向かい合うパチンコ店の両側の道から「文化通り商店会」の名入りの街路灯が始まりますが、その一角は駅前の喧騒の延長という感じで、「落ち着いた雰囲気」はその裏から始まる直線状の道にあります。
<駅近くでいきなり現れる懐かしき建物の並び>
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 いきなり昔ながらの看板建築を利用した商店の並びが現れて思わず足が止まります。入っている店は美容室だったりするわけですが、何となく新旧の時代が混在している雰囲気が何とも言えません。街路灯に下がる少々くたびれた感じの商店街フラグもそんな雰囲気にどことなくマッチしています。
 その先、右側が空き地になっていて何か大きな建物が建ちそうですが、その向かいにあるのがこの商店街の核ともいえるスーパー「生鮮館まるたか」です。「鮮度抜群の野菜と安心価格が魅力のこだわりスーパー」で、肉は自家所有の神明牧場からの仕入れとのことですが、神明牧場はどこなのでしょう。店頭のパラソルの下に並ぶ野菜たちがすごく気さくな感じです。
<気さくなこだわりスーパー「まるたか」など>
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 とんかつ「藤」などを見ながら進むとだんだん店舗密度が薄くなります。前面を異様に飾りたてた民家か店かわからない建物と小公園が向かい合うところがあったり、「かぐやひめ」という名前の夜のスナック風の店があったり、シャッターが閉まりかけているものの昔ながらのたばこ店風の店があったりしますが、やはり土曜のせいかシャッターが閉じた「岡田精肉店」の先、駅から500mほどの地点で商店街街路灯が終わります。
<とんかつ「藤」などの並び>
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<懐かしいたばこ店等の風情>
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 東京西郊の住宅地内で、ややくたびれた空気が全体に漂う通りではありますが、この商店会は「ASAHIGAOKA BUNKA DORI」という洒落たホームページを持ち、周囲の大学等を背景にして「安くておいしい飲食店、かわいらしい生活雑貨などが立ち並ぶ」と紹介されているのです。

・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

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[№599]地下鉄赤塚駅前商店会

歩いた日 H29.04.15 【練馬区】 
 田柄地区の商店街を3つほど歩いてから、ポツポツ降り出した雨に追われるように赤塚方面に出てきました。「地下鉄赤塚」駅から帰路につくつもりだったのですが、川越街道(国道254号)にぶつかるひとつ前で交差するハッスル通りの延長にあたる都道442号線上に、「地下鉄赤塚駅前商店会」の街路灯があるのに気づきました。
 で、思わず吸い込まれたのですが、狭い道で一方通行路ながら通り抜けの車の交通量が多く、危ないですねえ。この道沿いの区間では、美容室や整形外科、古いふとん店などがありますが、その中で圧倒的存在感を示しているのは、呉服店の「白瀧」です。創業嘉永六年の東京で一番大きい呉服専門店だそうで、かなり格式が高そうです。冴えないおじさんの私には無縁ですね。
 この道が川越街道にぶつかる手前で交差する小道の左(西)方向にも、同じ商店会の街路灯が続きます。雨が一時的にやんで薄日も刺してきたのでそちらに歩いてみます。米店やクリーニング店、生花店など、周辺住民にサービスする商店街らしい店舗が並びます。地図を見ると、この道の先には都営アパートやURの団地などが控えているので、それらの住民には重宝しているのかもしれません。
 城北地区に店舗展開している「スーパーみらべる」の下赤塚店はこの商店会の一員でしょうか。
 さて、川越街道に出ると、この広い国道が板橋区との区境です。練馬区側となる国道南面の店舗の並びがこの商店会の範囲に含まれるようです。「どらっぐぱぱす」の派手な看板がやけに目立ちますが。
 そうこうしているうちに、また雨がパラパラと降ってきました。ここから板橋区側の北に入ると東武東上線の下赤塚駅があり、そちらの周辺にも魅力的な商店街が複数あるという情報を得ているのですが、そちらはまた今度近いうちにゆっくりと歩くことにして、雨を避けるべく国道下の地下鉄赤塚駅に入ってしまいました。
 「地下鉄赤塚」駅は、できたころは「営団赤塚」という名でしたね。今は副都心線もできて、横浜への直通電車も走り、本数も増えて便利になりました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

商店街の南側の入口付近
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東西方向の道沿いの店舗の並び
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東京最大という呉服店「白瀧」
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川越街道沿いの風景
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[№598]田柄中央商店会

歩いた日 H29.04.15 【練馬区】 
 どの駅からも離れたところで、周囲の住宅地にサービスする役割を地道に果たしてきたという位置にある商店街です。ここもやはり南北に細長い区画を仕切る南北方向の道沿いです。100mほど東で並行する坂下通りに比して、こちらはまだ商店街らしさを保っているように見えます。
 区ホームページの紹介文によると、「1966年4月に田柄中央商店会創立、1997年11月に街路灯48基新しく建替え完成」、とありますが、この街路灯完成から既に20年経っています。
 小さいながらも信号がある田柄一丁目北の交差点から北に向かって歩きます。商店街らしい店舗の並びがそこそこ見られます。古い看板建築もちらほら残りますが、空き店舗化したものや建築計画の表示があるものも。
 古色蒼然の看板建築の鶏肉店「鳥新」のコロッケに惹かれます。大きくてひとつ85円。その日の間食用に2つ買い求めました。良い感じの女将さんです。じゃがいもほくほくで旨かったです。そば処「ともえ屋」も良さそうですねえ。2時過ぎても暖簾が出ています。でも、ハッスル通りで蕎麦を食べてきた後なので入れません。
 商店街の中央付近を田柄川緑道が横切り、愛宕橋があったという証拠の表示があります。緑道沿いにも割烹や寿司店あり、町内の人たちにご贔屓にされているのでしょう。愛宕橋の角に巣鴨信用金庫がありますが、その駐車場の壁の前に、商店街案内図があり、またその横には「みどりの町練馬、住みよい町田柄」という中央商店街名の表示板があります。町内会みたいかな?
 そこから北も商店街街路灯が続きますが、店舗密度は低くなる感じです。全体に、商店街の環境は厳しそうですね。ハッスル通りのように核となる店舗がないせいかもしれません。
 商店街北端近くの区の田柄地域集会所あたりまできた時に、にわか雨がぱらぱらと降ってきました。今回の町歩きはここで終了ですね。でもどうする? バスもないぞ。折り畳み傘を広げて下赤塚方面に向けてとぼとぼと歩きました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

商店街南端の田柄一丁目北交差点から
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「鳥新」と小料理「胡蝶蘭」など
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中ほどの田柄川緑道の交差部から南を見る
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商店街の北半部の情景
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[№597]田柄坂下商店会

歩いた日 H29.04.15 【練馬区】 
 「ハッスル通り」商店街の練馬田柄東郵便局の角から西に向かいました。このあたりは鉄道駅から離れ、武蔵野台地のかつての耕地整理による南北に細長い短冊型の区画が目立つエリアです。その東西と南北方向の幅4m程度の狭い道沿いにこの商店街がありました。「ありました」という過去形が似合うような、商店会名入りの街路灯がなければ気づかずに通りすぎてしまいそうなところです。
 区ホームページの紹介文では、1963年12月に田柄坂下商店会創立とあり、この西隣にある田柄中央商店街よりもわずかに古いのですが、今や商店街としての店舗の連続性、実体は失われ、ほとんど普通の住宅街化しつつあり、マンションも混じっているという状況です。
 それでも、東西の道には小さなクリーニング店や美容室、中華料理店などが残り、南北の通りには「木戸商店」という化粧品というか日用品の店などが健在です。特に南北の通りには、かつては商店だったのであろう看板建築の建物が複数残っており、ここが商店街だった(失礼!)ことの証といえます。
 それにしても、ぽつりぽつりとある街路灯が寂しげで、哀愁を誘います。交通不便で、ハッスル通り田柄中央商店街に挟まれて忘れ去られたような、非常に目立たないところですね。名前のとおり、ここは確かに坂下です。南に進むと上り坂で、その先の台地上には東西に走る田柄道があります。
 逆に北の端では田柄川緑道が交差します。区ホームページによれば、昭和30年代からの宅地化で田柄川が生活排水路と化し、大雨ごとにあふれ出す「やっかい堀」になってしまったため、昭和47年ごろから暗渠化され、緑道に「変身」したとのことです。都内にはこの種の「緑道」が多くありますが、ここも含めてあまり活かされていないところが多いように思えます。
 ところで、同じく区ホームページによると、「田柄」は、江戸時代には今の約2倍の広さにわたる地名だったそうですが、その由来は定かではないとのこと。駅がないだけに、地名自体もあまり知られない存在であるのが惜しいところですね。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ☆☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

いくつかの商店がある東西の通り
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南の坂上から見下ろす南北の通り
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看板建築が商店街であることの「証」
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[№596]ハッスル通り商店会

歩いた日 H29.04.15 【練馬区】 
 練馬区の商店街マップでこの名を発見し、ハッスルして訪ねてみました。地下鉄の平和台駅に初めて降ります。地上では新大宮バイパスにつながる放射35号線の工事が真っ盛りですが、それを横目にバス通り(2車線道路)を北西へ行くと、バス路線は左に折れ、直進方向は道が急に細くなります。少し先で左から合流する道があり、狭いながらもこれが都道442号線。時折通り抜け車両がありますが、それを避けながら歩くと、練馬田柄東郵便局の先から商店街の街路灯が始まります。
 古き良き商店街の風情が残ります。昭和の看板建築の並びが見られます。中華の「大豊」は地元客で繁盛しているようですね。そして「フレッシュスーパーおおき」。「酒」の看板もあるので、酒店が母体の地域密着型スーパーでしょう。こういう店は最近少なくなりましたね。貴重です。これがこの商店街の核的な存在というところ。
 中央付近で田柄川緑道と交差します。かつては橋がかかっていたのでしょう。その先にも商店街は続きます。空き店舗化したものもありますが、青果店「もりた」が健在ぶりをアピールしています。斜め向かいにはやきとり店「鳥信」も。夕方ここで焼き鳥を買って家で晩酌、なんていうパターンでしょうか。スーパー以外でも肉や野菜が揃うのは商店街の強みですね。「三笠屋中沢酒店」やクリーニング店があるあたりまでが商店街の範囲です。
 戻りながら、蕎麦店「竹中庵」で昼食に力そばを賞味。オレンジがデザートに添えられ、素朴な味です。ご主人は高齢ですがお元気そう。こういう商店街にこういう店があるのはうれしいものです。
 ところで、帰ってから「三笠屋中沢酒店」のブログを発見し、そこには、「とても活気のある商店街で、夏は七夕祭りでそれぞれのお店が飾り付けを競い合い、8月後半には夏祭りもやっていました。今は最盛期の半分しかお店がなく、寂しくなりました」と、現状の厳しさが表現されています。また、ハッスル通り商店街応援団が結成されたとの2013年11月付の記事もあり、フェイスブックもありますが、最新更新が1年半ほど前というのが気になります。
 それにしても、ハッスル通りとは誰の命名なのでしょうか。1965年4月創立ということですが。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

中華「大豊」などがある商店街南端付近
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青果「もりた」や「鳥信」があるあたり
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「フレッシュスーパーおおき」
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田柄川緑道との交差部から北側
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商店街の北端付近
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[№533]北一商店街

歩いた日 H28.06.25 【練馬区】 
 旧川越街道の下練馬宿の中宿~下宿に相当し、連続する商店街群の東の守りを固める位置にあります。「きたまち商店街」の浅間神社の少し先に「KITAICHI」の立派な時計つきアーチがかかり、存在を主張しています。途中、環八で分断された形ですが、連続性は確保されているようです。
 入ってすぐ、ここにも和菓子の「伊勢屋」があります。その隣がパンの「オーロール」。同名のパン店が大田区にもあったことを思い出し入店すると、いかにも家族経営の風情。3人で野球中継に夢中です。この日の間食用に菓子パンを購入。大田区の店とは特に縁がないようです。
 ビル化したもののどっしりとした構えの大木酒店などを見ながら進むと右側に看板建築の「ヌマヤ」。衣料品店のようですが店先に生地を干すようにぶら下げています。その隣が空き店舗なのが残念。空腹だったので「Cafe亜絽魔」でアイスコーヒーにパスタをつけて昼食としました。なかなかお洒落できれいな店内です。宿場町でこういうひとときもなかなかオツなものです。
 その隣は小料理の「きたまち」、その先では精肉の「あまいけ」が目立ちます。看板建築の「高田書店」も渋くて良いですね。外装工事中ながら営業中のスーパー「ユータカラヤ」の位置が、本陣木下家のあったところらしいです。そして、これまたどっしりの「田端屋呉服店」の先で、環八が下を通る上が広場になっていて、そこに「下練馬の大山道道標」と「東高野山道標」があります。若干位置が動かされたらしいですが、ここから大山道とは意外です。
 さて、この環八から東が北一商店街の醍醐味と言えるかもしれません。いきなり大きな「畳」暖簾の看板建築があるかと思えば、下町感満載のディスカウントショップ、さらに豆腐店とおでん種店の向かいの「内田屋呉服店」が激渋です。お茶の「丸美屋」も看板建築。鮮魚の「松本水産」はどっしりの旅籠風で良いですねえ。向かいの「味の大関」は惣菜が旨そうです。
 商店街東端にもアーチがありますが、その手前の米店「野瀬商店」はほぼ昭和です。その脇にまた「旧川越街道の歴史を活かしたまちなみ協定 北町旧跡研究会」の高札があり、下宿には鍛冶屋、紺屋などがあり、鷹狩りの餌となる「けら」を扱う「けらや」もあったこと等が記されています。何気なく訪れた商店街群でしたが、歴史散歩気分を味わえ、「来てよかった」と満足して駅に戻りました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

しっとりとした宿場町の商店街
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風格ある「松本水産」など
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「田端屋呉服店」のある環八交差部付近
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渋い!「内田屋呉服店」など
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東端付近の「野瀬商店」はほぼ昭和
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[№532]北町アーケード

歩いた日 H28.06.25 【練馬区】 
 街歩きの参考にいつも閲覧させていただいているあるサイトで、このアーケードの存在を知りました。今回、東武練馬駅に降りて北町の商店街を歩きに来たのも、ここが一番の目当てだったと言っても過言ではありません。旧川越街道の下練馬宿であった部分の中心を占める「きたまち商店街」の中ほどに、ぽっかり口を開ける異空間、それが「北町アーケードショッピングセンター」です。
 「きたまち商店街」をはじめ旧川越街道沿いに連続する商店街群は、下練馬宿の歴史を大事にしており、古い建物も残ってしっとりとした良い雰囲気で続くのですが、そういうしっとり感に妙に溶け込みつつ、でも異なった空気を漂わせるこのアーケードの入口は容易にみつかりました。
 いやでも目立つ「北町アーケードショッピングセンター」の大きなアーチ看板と、その奥に続く錆びた薄暗いアーケードの屋根。この空間はいったいどういう経緯でできて、どのような歴史をたどってきたのでしょう。薄暗く感じるのは、アーケードの構造もありますが、途中でくの字に折れた路地であるため、先に明かりが見えないことにもよりますね。
 さて、このL字型空間に足を踏み入れると、両側はほとんどスナック街です。こういうところに昼間来てしまったのは無粋というものでしょうが、この白けた空気感は何とも言えずですねえ。「奴」、「雪国」、「元気」、「奈々子」、「ブラックピア」、「のほほん」などのお誘い看板が並びますが、どこも開店前。夜は各店が常連さんたちを迎えて賑わうのでしょう。一見さんには入りづらい雰囲気かも。
 入口付近には中華「光楽」もありますが、ここも夜の営業でしょうか、シャッターが閉まっています。唯一営業中なのは、「練馬ペットセンター」という名のペットショップ。アーケード下の路上の真ん中にゲージを置いて、ハムスターやうさぎを展示しながら販売しています。飲み屋街の中のペットショップとは、、普通に考えるとなじみにくいですが、ここでは違和感ないのが不思議です。
 アーケードを抜けると、その正面には真新しい瀟洒な住宅が並び、何か違う時代が向かい合っているような面白さを感じます。昭和40年代ごろの「昭和」がまだ生きている、ただ「見た」だけですが、何か満たされた思いで、「きたまち商店街」の散策に戻りました。
・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

きたまち商店街側の「北町アーケード」入口
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「北町アーケード」の内部①
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「北町アーケード」の内部②
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[№531]きたまち商店街

歩いた日 H28.06.25 【練馬区】 
 東武練馬駅南側の北町で、旧川越街道沿いの「下練馬宿」に展開する商店街群の中核をなす部分が「きたまち商店街」で、駅前一帯を含み、上宿~中宿の部分に相当します。駅前周辺は飲食店も多く、一見普通の郊外の私鉄沿線風ですが、ここにも「旧川越街道の歴史を活かしたまちなみ協定 北町旧跡研究会」の高札があり、宿場町の歴史がわかりやすく綴られています。
 徳丸方面への古道が分かれる部分に北町観音堂(石観音堂)があって、観音様とともに2体の仁王像が睨みをきかせています。高札風の説明板には、この街道を参勤交代に使ったのは川越藩主だけなので、下練馬宿には旅籠が少なかったこと、川越芋の宣伝文句の「栗より(九里四里)うまい十三里」は江戸・川越間が十三里であったことに由来することなどが書かれています。また、別の高札には、下練馬宿の本陣は、下宿の木下家の後、ここ(上宿)の大木家が継いだこと、五代将軍綱吉の脚気を治したことにより練馬大根の名が広がったことなども記されています。
 東方向へ少し歩きだすと、宿場町らしい風情を感ずるようなります。昭和の残像的な店構えも散見され、「宗正刃物」の看板を掲げる店など興味深いのですが、シャッターを下ろしてしまっているのが残存です。その脇の路地は何やら荒れ果てた感じの飲み屋街に見えますが、まだ現役でしょうか。このほか、この商店街の中央付近に、「北町アーケード」という特異な雰囲気の空間があるのですが、これは項を改めて書くことにします。
 江戸への旅人になった気分でさらに歩き、そして見えてくるのが浅間神社。浅間神社といえば富士信仰ですが、ここにも「下練馬の富士塚」があります。江戸時代に下練馬上宿、中宿の丸吉講により築かれたとされ、7月1日に山開きが行われるそうです。さて、その向かいに寝具の「うるし原」などしっとりとした感じの店もありますが、そのき先からはさらに深い感じの「北一商店街」となります。そちらを往復してまたここに戻りましたが、石観音堂の前に魅力的な「喫茶ボタン」があるのに気づいたのは、「北一商店街」で食事を済ませた後の帰り道でした。時間の関係で寄ることができず残念。また来ましょう。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

昭和の残像を感じる商店街風景
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浅間神社前付近の街並み
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東武練馬駅付近の情景
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北町観音堂(石観音堂)
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富士塚のある浅間神社
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[№530]ニュー北町商店街

歩いた日 H28.06.25 【練馬区】 
 東武東上線は下板橋から成増までの大部分が板橋区内を走りますが、その中に「東武練馬」なる駅があります。このあたり、ほとんど線路が区境ですが、東武練馬駅はぎりぎり板橋区。南口に降りると練馬区北町となります。この付近では、線路に並行する旧川越街道沿いに商店街が約1㎞にわたり連続して形成されていますが、かつては下練馬宿という宿場町だったところ。西から順に、上宿、中宿、下宿と呼ばれたようですが、まずは西の上宿方面から散策します。
 駅から旧川越街道へ出て右方向へ向かうと間もなく街路灯が変わり、「ニュー北町商店街」となります。一連の商店街群の中では西の守りを固める位置にあり、駅前の賑わいからは距離がありますが、古そうな建物や商店が並ぶなど、街道筋らしいしっとりとした雰囲気が好ましく見えます。
 書道用品を扱う御筆処「鳴鳳堂」の隣には「追川氷室」があり、その斜め向かいのだんご・おにぎりの「伊勢屋」は地元の人気店のようです。ビル一階ながら白壁風の構えの「東京トロフィー」は、トロフィーやカップ、メダルなどの専門店とのこと。看板建築で並ぶのは、ローヤルゼリーの店「吉田養蜂」、てづくりの洋食屋「キッチンストック」、その他にも良い感じの看板建築長屋があります。
 そうした中に、練馬区立北町上宿公園があり、また、何か所かに「旧川越街道の歴史を活かしたまちなみ協定 北町旧跡研究会」による高札風の下練馬宿の案内表示があります。コンビニのミニストップもなにやらレンガ倉庫風で、実はこの建物が商店街会館になっていて、「北町アートプラザ」でもあり、様々な活動の拠点として使われているそうです。「伊勢屋」の右側の線路に向かう路地には、入口に狸のような門柱があり,これは別組織なのかもしれませんが、いくつかの店舗が見えます。
 ミニスーパーの「マイバスケット」があるところまでが商店街の範囲のようで、全体に賑わいは乏しく、昭和の香りを感じ、空き地や空き店舗も見られますが、立派なホームページがあって、組織はしっかりしているようです。「ニュー北町」ですが、歴史を大事にし、オールドの良さを継承しているように見えます。線路の向こうにはイオンの大きな看板も見えますが、地域通貨やポイントカードの取り組みもアピールされ、マイペースで頑張る頼もしさのようなものも感じられました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

和菓子の「伊勢屋」楽しげな路地の入口
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トロフィーの店などが並ぶ風景
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蜂蜜店などがある古風な建物等
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コンビニが入る商店街会館の建物
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[№508]貫井中央商店会

歩いた日 H28.04.02 【練馬区】 
 貫井(ぬくい)の地名は、弘法大師がこの地の水不足を憂い、杖で地面を突くと泉が湧きだしたという伝承によるのだそうです。貫井の範囲は、中村橋、富士見台の駅周辺から北の目白通りを越えた石神井川までと広いのですが、この商店街は文字通りその中央部付近にあり、駅周辺の喧騒からは無縁の環境です。周囲は貫井中学校などもある住宅地です。
 中村橋駅方向からだとサンツ中村橋商店街から左に折れてしばらく進んだ先にありますが、まず下り坂、その後上り坂で、横切る谷筋には暗渠化された貫井川の緑道があります。このあたりの光景が非常にレトロで、看板建築のふとん店や寿司店、営業しているかどうかわからない喫茶店、薬局などの表示の建物が郷愁をそそります。そこから南に入る路地などは、うらぶれたスナックなどが残る古い建物密集の横丁空間で、時の流れから取り残されたようです。
 西に坂を上っていくと、マンションなども混じる中に、長屋風商業建築の一区画を最近リニューアルしてできた風の「おみせ」という看板の店があります。箱物道具とイベントスペースの店だそうで、レトロ商店街に新風を吹き込むものとして興味深いですが、それにしてもその左右が空き店舗ばかりで寂しすぎるというところです。
 坂を上がりきってしばらく進んだ先には、居酒屋、スナック、中華料理店などが並ぶ一角が現れますが、その中に「貫井浴場」がさりげなくあるのが意表をつきます。どっこい生きてる東京の銭湯という感じで、中では飲食もできるようです。しかしここも周囲は昭和風情で、人通りもまばらです。
 さらに西の突き当たりは区立の「ガラクタ公園」。ちょうど桜が満開で、予定外の花見ができました。それにしても、小綺麗な小公園なのに「ガラクタ公園」とは。あとで調べると、かつて民間所有の荒れ地でそう呼ばれていたところを区が公園に整備して名前はそのまま、ということのようです。商店街の西端をなす公園向かいの角には、農業用倉庫のようにも見える建物があり、とにかく懐かしい空気が充満している商店街なのでした。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

ふとん店や寿司店が営業中の坂下の部分
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「貫井浴場」などがある区間
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レトロなスナックなどがある古い横丁空間
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「ガラクタ公園」の桜
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[№507]坂下通り商工会

歩いた日 H28.04.02 【練馬区】 
 練馬区の地図情報「ねりまっぷ」によれば、貫井二丁目の目白通りの南に、南北方向の「坂下通り商工会」の表示があり、中村橋駅から駅前通りの2商店街を抜けた後に足を伸ばしてみました。目白通りの下り勾配を降りたあたりから左へ入る道に、確かに「坂下通り商工会」の表示があります。
 「坂下」の命名は、この通りのすぐ西側を緑道化された貫井川が並行し、谷沿いに位置することによるものと思われます。北から南に進む形で、右にややカーブした後に道は直線状になりますが、商店街らしき実態はありません。沿道はほぼ住宅地化しており、マンションや戸建て住宅等が目立ちます。
 点在するという感の事業所の中には、「商工会」の名のとおり、印刷業、プラスチックフィルムの「新生紙工」などもあり、あとは、学習塾、台湾料理の「欣来」、呉服の「まるやま」、美容室、クリーニング店、電器店といったところ。これでほぼ全てです。人通りもほとんどなく、静かです。それでもこれだけの区間で「商工会」という組織を保っているから立派とも言えるでしょう。
 空き店舗らしき様相の建物もあるので、昔はもっと賑わっていたのでしょうか、想像もできませんが、今は特に覗き込みたくなる店もなく、あっという間に通り抜けてしまいました。
 突き当たる道は貫井中央商店会で、そちらもいきなり昭和風情の喫茶店らしき建物が見えるなど、かなり衰退感があるレトロな雰囲気ですが、まだ商店街らしさが多少は残されており、それと比べても「坂下通り」は寂しさが際立ちます。
 ところで、この谷筋を構成する貫井川は、上井草方面からうねうねと約4㎞、石神井川に合流するまでの流路とのことですが、全区間が暗渠化されており、地図上でも河川としてたどることはできません。いろいろ調べると、このあたりにはかつて貫井池という池があったようで、そのころの風景はどのようなものだったのか、練馬の台地を刻む谷と池、タイムトラベルして見てみたいものです。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

商店街らしさのない通り
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南端近くの店舗の並び
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[№506]中村橋駅前通り貫商会

歩いた日 H28.04.02 【練馬区】 
 賑やかな「サンツ中村橋商店街」の北に続くのがこの商店街です。従って「駅前通り」であっても「駅前」ではありません。「貫商会」の「貫」は地名の「貫井」によると思われます。独自の街路灯が並びますが、この区間に入ると急に寂しくなり、「サンツ」側との賑わいの差が歴然です。駅から離れるだけ不利ではありますが、この差は少しショックでもあります。
 シャッターを閉じた米店「こいずみ」から始まり、骨組みだけになった庇の空き店舗、その周りに歯科医院や居酒屋など営業店がいくつかあるもののすぐに店舗は途切れ、そこから先は時間貸し駐車場などを挟んでミニスーパー「マイバスケット」などが点在するという感じで、目白通りに突き当たるまで続きます。商店街としての体裁をなしているとは言いにくい状況です。
 沿道にはマンションなどもあって、半ば住宅地化している様相でもあります。練馬区を代表する商店街のひとつとの評もある「サンツ中村橋商店街」にすぐ隣り合ってのこの衰退ぶりは、思わず「あらぁ」とため息が出ます。「サンツ中村橋商店街」ホームページに記載されている商店街の歴史では、昭和40年代に千川通りから目白通りまでが「中村橋駅前通り商店会」となり、平成3年に商店会を法人化して「サンツ中村橋商店街振興組合」となったとありますが、この「貫商会」分離の経緯には触れられていません。何か切り捨てられたようで、少々可哀相でもあります。
 ところで、「サンツ」も含めてこの道は、都道である「中杉通り」の最北端部を構成します。中杉通りは中村橋駅南の千川通り以南では阿佐ヶ谷方面までバスも走る幅員がありますが、この区間は狭いままで自動車は一方通行です。東京の山の手地区には、このような狭いままの「都道」がいくつかあって、面白いところですが、これが拡幅されて幹線道路ネットワークに組み入れられることはまずないでしょうね。目白通りに出ると大型コンテナトラック等が轟音とともに駆け抜け、圧倒されます。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ☆☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

「サンツ中村橋商店街」側の入口部分
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店舗密度の薄い中間部分
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目白通りに近い部分
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[№505]サンツ中村橋商店街

歩いた日 H28.04.02 【練馬区】 
 池袋から西武池袋線に乗って練馬のひとつ先、中村橋駅に降りると、駅の南北に賑やかな商店街があります。これがサンツ中村橋商店街。「サンツ」は商店街を意味するフランス語に由来するそうで、ここは練馬区を代表する商店街のひとつという評もあることを帰ってから知りました。B級として語っては申し訳ないですが、なかなかユニークな一面もあるので敢えて紹介します。
 街路灯に下がるフラグには「猫飛」のキャラクターの下に「美術館のある街」の文字もあり、練馬区立美術館への矢印をたどっていくと、確かに立派な美術館があります。「国芳イズム―歌川国芳とその系脈」の企画展を開催中でした。ここへの道沿いも商店街の一部です。
 さて「猫飛」ですが、「にゃんぴー」と呼びます。ラーメン店横に小さな祠があり、溺れかけた猫を助けた権兵衛さんが、その猫に恩返しされたという「伝説」の主人公で、金色の像の下に説明書きがあります。イベント等の際には着ぐるみが街に繰り出し、そのしっぽを触ると良いことが起こるのだそうで、ニャンピーせんべいなどという名物もあるようです。
 歴史ありそうなお茶の「山下園」の隣はその名も「下町食堂中村橋」。和菓子の「風月堂」の並びにはスイーツ専門店の「どんぐりの木」もあり、生鮮市場の「アキダイ」も大賑わいで、線路高架下の「西友」とともに集客の核になっています。その向かいのカラフルなベーカリーの「nukumuku」は名物店のようで、ここも大繁盛の様子です。
 そんな中で、蕎麦の「辰巳屋」で食事にしました。鮭いくら丼とそばのセットを注文。2時近くでもお客さんが絶えません。ここでも「みんな猫ちゃんが大好き」と聞きました。楽しそうな商店街です。年3回、「猫飛夕市」のイベントがあるほか、阿波踊りも盛大で、40年続いているそうです。
 北側はそのまま「中村橋駅前通り貫商会」へと続きますが、南側起点の千川通りに出ると通り沿いの桜並木が見頃でした。この角にも「富士見庵」という蕎麦店があります。やはり歴史あるパンの「YOU」で間食用の菓子パンを買いました。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★★☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

生鮮市場「アキダイ」があるあたり
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商店街の千川通り側入口
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祠と「猫飛」の像
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練馬区立美術館
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[№453]新桜台駅前商店会

歩いた日 H27.09.05 【練馬区】 
 練馬区ホームページの「ねりまっぷ」によれば、江古田駅から栄町本通り商店街(江古田ゆうゆうロード)を抜けて環七(地下に新桜台駅あり)を横切った先にも「新桜台駅前商店会」、「新桜台商店会」と商店街が続いているのですが、「新桜台駅前商店会」に入ると、両側歩道つき2車線道路に変わり、それまでの「ゆうゆうロード」の商店街らしい雰囲気はばったり途絶え、「ここが商店街?」と疑問符が膨らみます。地図上の道路名は「正久保通り」となっています。
 環七から北への抜け道になっているらしく、車の通行量が多くて落ち着きません。酒店に始まり店舗はあるのですがその連続性は乏しく、歩道の人通りも多くありません。シャッターを閉ざしたままの空き店舗も目立ちます。街路灯は立派に並んでいるのですが・・。しばらく進むと「阿部クリニック」の立派なビルがありますが、目の前の道路は信号待ちの車の列が絶えず、何かせわしない感じです。この信号の名前が「開進三小前」。道は上り坂になりますが、その左が開進第三小学校です。
 「駅前商店街」の範囲はこの坂を登ったところまでですが、この角の学校敷地に「埼玉道」の石碑と「練馬区独立記念碑」があります。「埼玉道」の説明板によれば、この道は今の江古田駅南の二又で清戸道(千川通り)から分かれ、「正久保橋」を渡り埼玉県戸田市方面に向かう道とのことで、手前のゆうゆうロードにあった庚申塔は羽根沢(羽沢の旧地名)の人たちが造立したものとのことです。
 そして、昭和22年に練馬区が板橋区から分離独立した際にここに区役所が置かれたということで、このあたりが当初の練馬区の中心地だったということです。往時を偲ぶものはこの碑のみですね。
 疲れたのでこの先の「新桜台商店会」は諦めて引き返し、そば処「やぶ重」で昼食にしました。大もりそばを注文。「商店街も店が少なくなっちゃって」とは店主の弁。おそらく昔は江古田駅方面からの一連の商店街だったのでしょうが、環七による分断がその前後の明暗を分けたということでしょう。満腹になって環七の地下の西武新桜台駅に吸い込まれました。駅開業は昭和58年ともう30年以上経っていますが、「駅前」で立派な歴史を持つ通りなのに、商店街の衰退ぶりが残念でなりません。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ☆☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

「商店街」の環七側の入口付近
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「駅前」なのに商店街らしさは乏しい
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「埼玉道」と「練馬区独立記念碑」
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[№452]栄町本通り商店街(江古田ゆうゆうロード)

歩いた日 H27.09.05 【練馬区】 
 江古田駅の北側、駅西の踏切前から北西方向へ、環七に突き当たるまでの間が栄町本通りで、「ゆうゆうロード」の愛称を持つ良い雰囲気の商店街が続いています。地図で見るとこの道は、江古田駅の南で千川通りから分岐して氷川台方面に続く道の一部をなしており、街路灯には氷川神社の「祭」のフラグが下がります。この日はちょうど祭の一日目で、スピーカーから祭り囃子が流れています。
 江古田と言えば、日大芸術学部や武蔵野音大が思い浮かびますが、この商店街はそれらとはやや筋が外れていて、学生街的な雰囲気はなく、住宅地の中の生活型商店街の空気が濃厚です。踏切前の入口アーチをくぐると、いきなり、コーヒー豆の「ビーンズ1」、生花の「浅見園芸」、「千葉屋果実店」、日用品の「LIFE SHOPオシダ」と渋めの雰囲気の店が続きます。建物が新しい店も目立ちますが、その中に昭和を感じさせる建物の店が混じります。中でも「相沢畳店」などは懐かしさ満載です。その隣の「珈琲舎歩歩(BUBU)」はショーケースになぜか骸骨が並んでいます。
 その少し手前で古い建物ながら「環」は「暮らしを美しむ小道具の店」ということで、ユニークな和風小物が人を惹き付けています。新品や中古のレコードやCDを扱う「Otomushi」は年代物の看板建築の建物で営業中です。
 この「Otomushi」がある角に、祠に入った庚申塚があります。庚申信仰の説明板が添えてありますが、こういうところからも、この道が古くからの道であることが窺い知れます。このあたりからややB級度が増すように感じられ、やがて環七にぶつかります。出口右側にはスーパーのライフがあり、営業時間が深夜12時までなのですが、商店街内にも、青果、精肉、鮮魚の生鮮3品の店が1店ずつあって、これらの店は独自の顧客をつかんで頑張っているのでしょう。
 商店街に戻り、庚申塚の近くの和菓子店「ささや」で最中とどら焼を買いました。栗最中の「千雀」は美味でした。「お祭ですね」と語りかけると、「今年は陰(かげ)なんだけどね」とのこと。陽の年はもっと賑やかということですね。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

渋めの店舗が並ぶ駅側の商店街入口付近
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中央付近のレコードの「Otomushi」など
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歴史を伝える庚申塚
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[№451]江古田市場通り商店会

歩いた日 H27.09.05 【練馬区】 
 西武池袋線江古田駅の北にあって昨年(平成26年)末に閉場した江古田市場については、既に多くの方がレポートし、閉場前の様子などが様々に報じられており、江古田駅に降りたこともなかった私にはここを語る資格は全くないのですが、市場と一緒に歩んできたはずの市場通り商店街がどっこい生き残っているということで、本当に初めて江古田駅に降り立ち、まずここを目指しました。
 北口に降りるとすぐのところに浅間神社があります。拝殿の後ろには富士塚があり、この地区の象徴的な場所となっているようです。しかし、これに隣接し、浅間通り、駅前通り等で構成される「江古田駅きたぐち商店会」の街路灯にぶら下がる「祭」のフラグの文字はなぜか「氷川神社」。この周辺に氷川神社はいくつかあるのですが、この祭礼は、だいぶ遠いですが氷川台の氷川神社のようです。因みに、江古田の地名は今はこの駅周辺にはなく、1㎞ほど南の中野区内にあり、そこにも氷川神社があります。
 さて、江古田駅きたぐち商店会と栄町本通り商店街(ゆうゆうロード)に囲まれたような位置にある「市場通り」へ入ります。確かに、小道に面して歴史を刻んできたという感じの青果店、鮮魚店、精肉店などが営業しています。ただ、中央にぽっかり空地があり、ここが市場があった区画なのでしょう。90年の歴史があったということで、「練馬のアメ横」とも呼ばれ人があふれていたとの光景は想像がつきません。当時を知る人にとっては今のこの風景はきっと空虚に見えることでしょう。さらに、その向かいでは一緒に栄えてきたのであろうスーパーのグルメシティが取り壊し工事中です。
 市場に入っていた店は、閉業したものと周辺に移ったものがあるようですが、商店街に店を構える惣菜の「大津屋」はその移転組のようです。市場の生き証人として頑張ってほしいものですね。日々の食材、生鮮品の店が集合した「市場」空間は、昭和30年、40年代ごろには各地に見られたものですが、次々に姿を消していき、ここもその例に洩れずというところで、現役の姿を知らない私でも寂しさを覚えます。戦後商業の歴史の現場に接した思いで、隣のゆうゆうロードへと歩を進めました。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★★
・ローカル度  ★★★☆☆

青果店や鮮魚店等が並ぶ市場通り
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市場の跡地と市場通りの店舗群
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[№410]練馬銀座本通り商店会

歩いた日 H27.04.11 【練馬区】 
 西武池袋線練馬駅の北東側で、南北方向の弁天通り大門通りを南端付近で東西に結ぶ150mほどの商店街です。駅から近いため人通りは多いですが、道が狭いので車はあまり通らず、マイペースで歩けます。先に、弁天通り大門通りと歩いてきたので、東から駅に戻る方向への散策です。
 大門通り側の入口に門型アーチがあり、その下の角はビルになって一階にミニスーパー「マイバスケット」が入っているので、全体に近代化が進んでいるかと思えばさにあらず。歴史を感ずる良い雰囲気の個人商店が多く並びます。いわゆる「看板建築」も多く残されています。
 染織工芸の「あさひや」、お茶の「高野園」、「都寿司」など、懐かしい風情の店、昭和の商業建築物が並び、私などの年代はこういう風景にノスタルジーを感じてうれしい限りです。しかし、弁天通りや大門通りでも見たように、こうした個人商店は後継者がいない場合が多いでしょうから、いつまで存続できるでしょうか。道路が狭いので高いビルにはなりにくいでしょうが、行く末が心配です。
 さて、そんな昭和を彷彿させる古風な商店の脇の駐車場入口に椅子で陣取るのは「包丁研ぎます」の札を掲げたおじさん。どれだけの需要があるのかわかりませんが、今どきこのスタイルは感動ものです。その先にある手作り惣菜の「ナカムラヤ」も風格ある看板建築で、年配のご婦人客たちに重宝しているようです。
 道がややカーブしながら西端の弁天通りとの接点に向かいますが、この微妙なカーブ区間にも渋い看板建築の商店が並びます。目を奪われて、向き合うファミリーマートの存在が霞んでしまうようです。理髪店の構えも良い感じです。
 そして、弁天通り側の入口に構えるのは「丸川水産」。建物は新しくなっていますが中身は昭和の「魚屋」のままという風情。手書きで「イワシ」とか「えいひれ」とか「くさや」とかべたべた貼ってあるのが素敵です。ここから駅まではほんの100mほどなのですが、この100mほどで時代を行き来できる、そういう練馬の貴重な魅力を発見したひとときでした。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

懐かしい雰囲気の店が並ぶ商店街
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丸川水産のある駅側の商店街入口
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 「包丁研ぎます」の光景
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[№409]大門通り商店街

歩いた日 H27.04.11 【練馬区】 
 練馬駅方面から弁天通りの商店街を歩いてくるとこの大門通りと合流します。弁天通りとここから先の大門通りは、狭いながら「都道」なのですね。地図を見ると板橋区の赤塚方面まで続く道です。
 「大門」というと吉原大門をはじめ色街を連想しがちですが、ここは「だいもん」です。商店街の範囲は西武線の線路付近を南端としてこの合流点の北まで続き、総延長600mほどにも及びます。まずは練馬二丁目郵便局を左手にみながら北へ進みます。しかし、ここから北は駅からも遠くなるためか半ば住宅地化しており、商店建築も空き店舗となったものが多い状況です。「鳳来寺そば」の看板に惹かれましたが閉まっていました。
 「大門通り」の名入り街路灯が途切れるのを確認して引き返し、先ほどの合流点から同じ「大門通り」をさらに南下します。この通りの右(西)は練馬一・二丁目、左(東)は桜台四・五丁目です。南下するにつれて少しずつ現役店が増えてきますが、その大半の建物は古く、歴史を感じる看板建築も多く見られます。
 やっと商店街らしさが感じられるようになり、青果店と精肉店が並んでいたりするのにややほっとしつつ進むと、この商店街の核的存在ともいえる食品スーパー「あまいけ」が人を集めています。周囲に溶け込んだ雰囲気で、商店街の存立に欠かせない存在とも言えそうです。米店と一体化しているのも良いですね。渋さ満点の「あけや豆腐店」、地域の老舗らしき「割烹甲州」、店頭に大きな招き猫がいる「でんきのこだま」などを楽しく眺めながらさらに進むと、行列のラーメン店もありました。こういう名物店の存在も商店街には大きな力となると思います。
 練馬銀座と接続する交差点の先、線路の手前までがこの商店街の範囲のようですが、全体に昭和的空気を濃厚に感じる商店街で、長い区間内の南北の格差が大きいと感じました。途中2箇所ほどに、ややくすんだ感じの商店街案内図があり、そのくすみ加減がまた哀愁を誘う感じです。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

青果店や精肉店の並び
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大きな招き猫のいる電器店など
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[№408]練馬弁天通り商店会

歩いた日 H27.04.11 【練馬区】 
 都心の有楽町から乗った有楽町線の列車は西武池袋線直通の小手指行き。地上に躍り出たところが練馬駅です。高架化された駅の南側は「繁華街」イメージが強いので、よりB級度が高そうな北口側へ。立派な駅前広場や文化センターができていますが、その右側方面に分け入ります。
 「つつじ公園通り」を名乗る練馬駅北口振興会の通りを抜けると、そのまま「練馬銀座本通り商店会」に続きますが、まずはその左に見える「練馬弁天通り」へ足を踏み入れます。
 入口付近はそうでもないのですが、少し進むと渋さが増してきます。古き良き時代の面影を残す店舗が見られるようになります。青果店が営業中の先の左側に「靴・カバン修理」を掲げる「スズヤ」は、その混沌とした店頭風景がすばらしいですね。金魚などを扱う「マルワ」もユニークだし、その向かいの「神宮豆腐店」も渋さ全開です。
 「石黒菓子たばこ店」のところで道がやや右に折れ、その先に大きな看板の「元気力発電所」という店がありますが、NPOが運営するリユースショップで、収益は自然エネルギーの普及や環境教育などに使われるそうです。さらにその先、大門通りに合流するまでそこそこの賑わいが続きます。
 午後2時を過ぎていましたが、商店街中ほどの蕎麦店「やぶ好」が開いていたので昼食に入りました。ボリューム感ある肉南ばんそばをいただき、「古い建物の店が多いね」と女将さんに声をかけると、「うちなんかまだ若い方。向かいの店のご主人なんて80代だし」とのこと。ここも高齢化、後継者不足が深刻で商店街の先行きは暗いようです。
 「弁天通り」という商店街名の由来を聞いてみると、この先を左に入ったところに弁天様があるとのこと。食事を終えて行ってみると、先ほどの「石黒菓子たばこ店」の前から左に入ったところに「豊島弁財天入口」の表示を確かに発見。家と家の細い隙間を恐る恐る入ると鳥居と小さな祠があります。目立たない弁天様ですが、延長400mに及ぶ商店街の名称になるのだから立派です。弁財天は財宝神でもあることから、商店街の活力維持に力をいただけると良いですね。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

「神宮豆腐店」など古い建物の商店も多い
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この左に豊島弁財天。右角には庚申塔も
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