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ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

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ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

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皆さまのご感想や情報など、お便りをお待ちします。

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[№803]南新宿商店会

■■■・・・玉川上水に由来する葵通りも含め、新旧の新宿が混在する面白さ
歩いた日 R01.07.27 【渋谷区】 

 小田急沿線にお住まいの方でも、新宿のひとつ手前、「南新宿」駅で降りた経験のある方は少ないのではないでしょうか。小田急の利用者数最下位の駅だそうで、非常に目立たない駅です。「南新宿商店会」は、この南新宿駅北側一帯を範囲としますが、メインは新宿駅南口に隣接する甲州街道沿いあたりです。所在は渋谷区代々木二丁目。新宿駅に近接するエリアであっても、甲州街道から南側は渋谷区なのです。
  <新宿駅にほど近い甲州街道(国道20号)沿い>
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 四谷大木戸の項で触れた玉川上水が、ここでも大いに関係します。京王新線・都営新宿線の新宿駅上部にあたる甲州街道(国道20号)南面もこの商店会範囲なのですが、その一本南に並行する「葵通り」もそうで、この位置にかつては玉川上水が流れ、これに沿って京王線の線路も敷かれていました。昭和40年に玉川上水が使命を終え、暗渠化されるとともに京王線もこれに沿って地下化され、その上部が葵通りになったというわけです。
  <葵通りの情景>
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 「葵通り」の名は、今、JR東京総合病院があるあたりにかつて紀州徳川家の下屋敷があったことに由来し、通りの東端の位置で上水を跨いでいた橋を「葵橋」と呼んでいたそうです。この葵通りは、新宿駅直近にありながら、車が通過しにくい位置関係から、比較的落ち着いた雰囲気です。その西側の突き当たりは、交番の後ろが公園になっていて、寛ぐ人の姿が見られます。
  <玉川上水流路跡に沿う部分(右は公園)>
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 さて、そこから南の、南新宿駅にかけてのエリアですが、面的範囲に店舗が点在している、という情景です。路地に大行列ができている小さな店があり、何かと思えば、「うどん慎」です。打ちたて、切りたて、茹でたての「3たて」が自慢の名店だそうで、こういう「光る店」の存在は貴重ですね。
  <行列の「うどん慎」などがある通り>
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 小さなT字路の角にある渋い二階建ての昭和建築は「竹内薬品」。二階の窓に洗濯物がはためく風景は、新宿駅徒歩数分の環境とは思えないのどかさです。片や甲州街道の喧噪、片やこののどかさ、こういう二面性がこの商店会の特徴であり魅力であるかもしれません。
  <渋い昭和建築などの並びはのどかさ漂う>
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 この日は、神宮前方面から渋谷区の「ハチ公バス」で代々木一丁目で下車し、南新宿駅下からこのエリアに入ったのですが、駅南側は代々木商店街の領域で、ここもいずれまたゆっくり歩きたいと思います。

・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

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[№802]神宮前二丁目商和会

■■■・・・原宿の喧騒からやや離れて、「普通の」商店街らしい雰囲気
歩いた日 R01.07.27 【渋谷区】 

 原宿・表参道一帯は、多数の外国人を含め若者たちが街を埋めつくしている感じで、おやじの散策は全く場違いです。「キャットストリート」は隠田川の痕跡探しと割り切り、川跡を上流側へ辿って神宮前二丁目まで来ました。外苑西通りと交差する道沿いは「キラー通り」として、ブティックやギャラリー、レストラン等が集積するお洒落ストリートとなっており、ここもおじさんには無縁です。
 しかし、外苑西通りの西側奥の一帯はやや落ち着いたエリアとなっており、ここに「神宮前二丁目商和会」が形成されています。隠田川跡からは少々外れますが、南西側から足を踏み入れます。
 渋谷神宮前郵便局があるあたりまでは「原宿通り」の街路灯が並び「原宿商店会」の領域ですが、その先、小公園があるあたりからが二丁目商和会の領域となります。ここも原宿の延長上なので、若者向きの横文字名の店舗などがあるのですが、全体の雰囲気はそれほど垢抜けた感じでもなく、中央の道沿いは「普通の」商店街らしい空気が漂っています。まいばすけっとやセブンイレブンがふつうの雰囲気で溶け込んでいるのに、妙に安心したりする私でした。
  <商店街の南西側入口の風景>
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  <原宿の延長上らしからぬ落ち着いた雰囲気>
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 ビルの半地下のような店舗前に行列ができているのは、カレー店の「ヨゴロウ」のようです。こうした行列店の存在は、周囲も刺激されて街全体の自信にもつながると思います。そして、道が突き当たるT字路の角に「リカリスイ」と大書した渋い建物が目立ちますが、これは何でしょう。バーという情報もありますが、近寄りがたいオーラを放っています。
  <行列のカレー店「ヨゴロウ」など>
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  <謎の「リカリスイ」の建物>
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 細い路地を分け入った中にも、点々と店舗があります。「えっ」と思うようなところにカフェバーのような店があったりもします。そんな路地を抜けたところの角が、この日の昼食のお目当てにしていた「とんかつまるや」でしたが、午後1時半だというのにランチ営業終了で看板が目の前でしまわれてしまいました。ああ残念。というわけで、北側に大きな道を渡って直進した先にある蕎麦店「ほそ島や」に入り、冷しきつね蕎麦を食して満足を得ました。
 渡った道路の右側が千駄ヶ谷トンネルで、ここが、2つの川筋の間に突き出た丘陵先端部であることを物語っています。この日は地形探索も目的のひとつだったので・・・。
  <「とんかつまるや」があるあたり>
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  <この先に蕎麦の「ほそ島や」がある>
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・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

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[№801]隠田商店会(キャットストリート)

■■■・・・原宿の若者文化の集積地で、ひとりかつての川の痕跡を探す
歩いた日 R01.07.27 【渋谷区】 

 江戸・東京は、武蔵野台地の東のはずれに造られた都市で、台地から海に向かう河川が谷を刻み、各所に坂の多い複雑な地形を生み出しています。そんな水の流れへの関心が高まり、今は暗渠化されてしまったけれどその流路をたどれる部分を歩いてみようと、たどり着いたのがここ、隠田商店会でした。考えてみれば、優良な商店街は谷筋に形成されることが多いのです。
 隠田(おんでん)川は渋谷川の上流にあたり、葛飾北斎が描いた富嶽三十六景のひとつ「隠田の水車」が有名ですが、当時の隠田村は水田が一面に広がっていたようです。隠田川の水源のひとつは玉川上水の「余水吐(よすいばけ)」で、四谷大木戸まで流れてきた上水を江戸市中に配水した残りの水が、今の新宿御苑の東側から渋谷川水系に流されたものです。
 隠田川は昭和39年の東京オリンピック前の都市整備の一環として暗渠化されましたが、表参道を横切る前後ではその暗渠上の道の両側が商店街となっています。表参道より南が「キャットストリート」の異名を持つ隠田商店会で、商店会の範囲は、川跡上だけでなくその両側の路地も含め面的に広がっています。
  <かつての隠田川上に展開するキャットストリート>
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  <微妙なカーブが河川跡であることを物語る>
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 地下鉄明治神宮前駅から地上に出ると、表参道の華やかな若者文化の真っ只中に放り込まれた気分でとまどいますが、道路の勾配が地形を物語っていて、その低い部分を目指します。商店街を構成する店舗群は、おじさんには全く理解不能なものばかりで、道行く人たちの会話も日本語でないものも多いのですが、そんな中に「普通の」青果店が「普通に」営業しているのがうれしく見えます。
  <さりげなくある普通の青果店>
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  <西側の路地部分も商店街の一部>
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 店舗群はコメントのしようがないので、「場違いなおやじ」は独り川の痕跡を探して歩きます。川の上は自動車乗り入れ不能の遊歩道化されていますが、当時の護岸にそのまま蓋掛けしたようで、両側より一段高くなっていて、数段の階段を降りて店舗に入る形です。そして、見つけました。「隠田橋」の碑のようなものを。親柱とは違うようですが、ここに橋があった証です。そして、表参道からの入口部分にも「参道橋」の、これは親柱らしいものが残されていました。
  <「おんでんばし」の碑>
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  <表参道との交差部の「参道橋」跡>
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 表参道から上流(北)側は「原宿神宮前商店街」の領域で、「ウラハラ」と呼ばれる一帯ですが、ここは歩いて通り抜けるだけにしました。

・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ☆☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

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[№780]渋谷百軒店商店会

■■■・・・歴史の中で変質してきた街も今は混沌、それを神社が静かに見守る
歩いた日 H31.04.20 【渋谷区】 

 渋谷は文字通り谷間にできた街ですが、駅を中心に大変貌中で、谷に吸い込まれるように集まってくるすさまじい人波がさらに激しくなると思うとぞっとします。その人波をかきわけるようにしてハチ公口から道玄坂を上り、「しぶや百軒店」のいかめしい大アーチの下までやってきました。
  <道玄坂に面した百軒店の「門」>
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 百軒店(ひゃっけんだな)については各所で紹介されているので改めての説明は不要でしょうが、関東大震災を機に下町方面の老舗や有名店を集めて百貨街を作ろうとしたのが最初で、戦前戦後にかけて映画館や飲食店が集積して空前の賑わいを見せるも時代変化の中で変質し、今に至るというのが概略の紹介です。もうひとつ奥の円山町と一緒に語られることも多いようですが、ここはここでひとつの商店会を組織し、渋谷区商連のリストにも名を連ねています。
  <店舗が連なる路地空間>
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 「日」の字型の街区で、その道玄坂側と円山町側の2箇所に「門」とも言うべき大きなアーチがあって、ここでひとつの世界を形成しているのだと主張しているようでもあります。戦災を受けていますが、古くから続くのは昭和元年創業という名曲喫茶「ライオン」と、戦後の立地ですが印度料理の「ムルギー」だけのようです。「ライオン」はその建物も含め文化財的存在ですね。
  <名曲喫茶「ライオン」など>
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 それにしても今の百軒店はピンク系の色彩がかなり濃くなっています。円山町と合わせて花街だった時代の名残とも言えるのでしょうが、入ってすぐのストリップ劇場「道頓堀劇場」は不動の存在のように見えます。そのほか、「無料案内所」や大人のおもちゃ店も堂々とあり、ラブホテルも林立する中を、様々な人達が陽気に歩いています。行列の中華料理店もありますが飲食店はむしろ少数派ですね。
  <「道頓堀劇場」は不動の存在>
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 「ムルギー」にも行列ができていたので、もうひとつのカレー店「フラヌール」に入りました。ステーキカレーが自慢のようですが、ランチのハンバーグカレーを食べました。
  <行列の印度料理店「ムルギー」>
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 そんな混沌とした百軒店ですが、ラブホテル等に挟まれるような一角に千代田稲荷神社があります。由緒は太田道灌の江戸築城まで遡るそうで、やはり関東大震災を機にここに遷座したとのこと。まさに百軒店の歴史をずっと見守ってきたわけです。社殿からは朗々とした祝詞の声が聞こえていました。
  <千代田稲荷神社>
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・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ☆☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

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[№739]氷川仲通朝日会

■■■・・・幡ヶ谷氷川神社の門前で商店街の「残像」のような風景
歩いた日 H30.11.10 【渋谷区】 

 甲州街道下の京王線初台、幡ヶ谷駅から北のエリアは渋谷区の北端にあたりますが「本町」という地名を名乗ります。そこで圧倒的存在感の「不動通商店街」を歩き通した後、近くにあるはずのこの「氷川仲通朝日会」という商店街を目指しました。区商連のホームページで存在を確認していたものの位置情報等が曖昧なまま住宅地内をうろうろと探して歩きます。
 本町二、四、五、六丁目が接するところにやってきて、見つけました。「氷川仲通り朝日会」の名入りの街路灯を。富士に朝日が昇る明るい図柄のフラグが下がります。
  <商店街の南側入口付近(右は渋谷学園グラウンド)>
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 最初の区間の右側は、かつて本町小学校があった敷地で、今は小中一貫校の「渋谷学園」としてかつての本町中学校の土地に統合され、今ここはグラウンドとなっています。不動産店などがあるものの空き店舗もあり、不動通りの賑わいとのギャップ感が大きいですね。暗渠になった神田川支流を跨ぐ「地蔵橋」を渡った先も現役店舗はわずかで、明るいフラグの街路灯だけが妙に目立ちます。
  <蕎麦店などがある商店街中央付近>
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 蕎麦店などが営業していますが、やがて道が左に曲がり、コンビニの周囲に商店街の「残像」のような風景が続く様子を見ながらさらに進むと、商店会名にも謳われている氷川神社が見えてきます。
  <コンビニ周囲の商店街の「残像」風景>
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 住宅地の中に忽然と現れるという感じで鎮座する幡ヶ谷氷川神社ですが、創建年代は不明なものの戦国時代にはあったとされ、幡ヶ谷村の鎮守社であったとのこと。不動通りの幡ヶ谷不動尊とも関係があったようです。いくつかの境内社もあります。姿勢を正して二拝二拍手一拝。
  <幡ヶ谷氷川神社>
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 神社の先にも商店がいくつかあり、道が二手に分かれるところなどは思わず見とれてしまうほどの年季の入りようなのですが、例の街路灯が途切れるので商店会範囲からは外れるようです。ここはもう中野区との区境に近く、方南通りも間近なはずで、氷川神社の門前町として形成され栄えたのであろう商店街であるものの、今は商店会の組織が維持されていることだけでも立派と言えます。
  <昭和の残影のような神社西側部分の風景>
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 戻る方向へ、先ほどの蕎麦店などを覗きながら歩くと、小さな信号交差点で左からヌッと「ハチ公バス」が出てきてこちらへ曲がってきました。わっ、こんな狭いところを走るんだ、と少々驚きです。渋谷区のコミュニティバス「ハチ公バス」は4ルートあり、ここは「春の小川ルート」なのでした。

・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

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[№738]不動通商店街

■■■・・・不動尊に見守られ、「生きている」すばらしき庶民派商店街
歩いた日 H30.11.10 【渋谷区】 

 2年ほど前に、「オペラタウン商店会」を歩いた時に、その延長上にこの「不動通商店街」の存在を認めながら引き返してしまったので、今回改めて訪れました。京王線初台駅中央口からオペラ通りを通り、水道道路を渡って不動通りへ入ります。商店街のメインはこれをさらに突き当たった東西方向であり、ここはいわば支線ですが、駅アクセスルートとして狭い道に人通りが多くあります。
  <初台駅からの道沿いの青果店など>
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 いかにも「八百屋さん」という感じの青果店や、小さな洋食屋という感じの「キッチンキクヤ」などが地域密着感を濃厚に漂わせ、近代的な東京オペラシティとは好対照の光景です。で、突き当たるとメインの商店街通りです。まず右へ行き、通り名の由来である鳩ヶ谷不動尊を拝んでいきましょう。
 荘厳寺という立派な寺院で、光明山真言院と号し、本尊は薬師如来像ですが不動堂の不動明王立像は江戸の三大不動のひとつとも言われるそうで、幡ヶ谷不動尊の名で親しまれているとのこと。
  <鳩ヶ谷不動尊(荘厳寺)>
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 商店街はこの門前の少し先の山手通りとの交差点から始まり、門前を通って延々と西へ700mほど伸びています。一方通行の通りに時折クルマが通りますが、新旧の店が両側にほぼ途切れなく続いています。空き店舗らしきものが目立ち一番寂しいのは意外にも不動尊の門前の前後で、初台駅からの人の流れは西へ折れるのがメインということなのでしょう。
  <「ファミリーセンターダイヤ」>
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 「ファミリーセンターダイヤ」というディスカウントスーパーが一応核になっているようですが、他を威圧する風では全くなく、商店街の一店舗として溶け込んでいる感じです。それにしてもこの「庶民派商店街」の典型のような空気はすばらしいです。昭和の看板建築も多く残り、景観的な懐かしさも大きいのですが、そういう建物をうまくリノベーションして現代風のカフェやレストラン等に使っているものもあり、各店が「生きている」という感じで並んでいるのです。まさにこの本町地域の生活の軸として機能しているというところです。
  <すばらしき商店街風景(1)>
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  <すばらしき商店街風景(2)>
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 そんな感じで「児童センター前」の信号まで続き、さらにその先2方向にも少し商店街範囲が伸びていますが、この北にある「氷川仲通朝日会」に足を伸ばした後に引き返し、そば処「松の家」でもりそばセットの昼食にて疲れを癒しました。
  <児童センター前交差点付近>
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・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★★★
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★★★☆

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[№674]上原水道通り商店街

■■■・・・谷筋に漂うクリエイティブ感とほのぼの感、そして昭和
歩いた日 H30.02.03 【渋谷区】 

 山手通りと井の頭通りという大きな道路の交差点の陰に隠れて、この「上原水道通り商店街」はあります。この通りは、「水道通り」という名から連想されるように、地形的には宇田川の支流の谷筋にあるため、なおさら目立ちにくいとも言えますが、それでも、代々木八幡、代々木公園の駅に近いので、そこそこの人通り、賑わいがあるようです。
<ほのぼの感漂う商店街中央付近>
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 大きな交差点から下に降りたところが商店街の中ほどですが、全体に新しめの建物が多いもののどことなくほんわかした空気が漂っているのは、道幅の狭さのせいでしょうか。南西方向へ進むと、井の頭通りにぶつかる手前に、ここだけは昭和の雰囲気を色濃く残した2棟の店舗が並びます。1軒は昔ながらの電器店、そして隣はタイ料理店として使われています。ちょっと意表を突く感じです。
<存在感ある2棟の昭和建築>
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 商店街はここまでかと思ったら、信号を渡った先にも続いていました。渡ったところにあるのが「ルヴァン富ヶ谷」というお洒落なベーカリー。人気店らしく、あとで調べた情報によると、買ったそのパンを隣の「ル・シァレ(Le Chalet)」で味わえるそうです。そこから先は、商店街の範囲ではあるもののその雰囲気はほとんどなくなりますが、ビル化した中で畳店がしっかり生きていたりするのがうれしいところです。
<人気ベーカリー「ルヴァン富ヶ谷」>
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 また信号を渡って引き返してくると、ビル一階の工房のようなところのガラス窓に「オリジナルノートつくれます」の文字が。「HININE NOTE」(ハイナインノート)という印刷会社から派生したものらしく、「パーツを選んで自分だけのオリジナルノートを作成できます。その組み合わせは数万通り以上!」とのこと。ここを含めて、クリエイティブ系が多く集積するような空気を感じます。
<「HININE NOTE」>
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 「ウエトミ」は飲食系のクリエイティブ店といったところでしょうか。「お惣菜スタンド」ということで、山の手風の感覚の角打ちとも言えそうです。「ウエトミ」とは、上原と富ヶ谷からの命名であるとの説明が店頭にありました。
<「お惣菜スタンド ウエトミ」>
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 昔から続いていそうな靴店や青果店などにほのぼの感を抱きながら進むと、山手通りが小田急を跨ぐ高架下に入り、線路が見えて、右に進むと代々木八幡商店会の領域です。
<青果店などがある駅寄りの部分>
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・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

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[№673]富ヶ谷商盛会

■■■・・・街路灯だけが空しく並ぶ寂しさの中に輝く和菓子の名店
歩いた日 H30.02.03 【渋谷区】 

 渋谷区富ヶ谷二丁目で、山手通りを東端とし、西端で東海大学通りに接する東西方向の道がこの「富ヶ谷商盛会」の区間ということですが、東海大学通りとの接点の角に建つ古色蒼然の建物を見ながらこの通りに入ると、「あれっ、商店街はどこ?」とつぶやきたくなるほど、普通の住宅街の様相が濃くなってしまっています。
 渋谷区商連ホームページのこの商店街の店舗リストでは26店舗ほどがあるはずなのですが、この通り以外も含まれているかも、という思いで割り引いても非常に寂しい情景です。数日前の雪が消えずに路傍に残っているのもその寂しさに拍車をかけます。
<東海大学通り側の商店街入口>
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 そんな中で、唯一救われる思いになったのは、簡素な木造建築ながら和菓子の名店「岬屋」が人を集めていることです。人が2~3人も入れば満杯という狭い店内のショーケースを外から覗くと、見るからに上品な品々が並び、お茶室で供されるにふさわしいと思える美しいものばかりです。ネット上の評価も高く、「全国の和菓子ファンから注目を浴びる」という店がこのようなところに忽然とあることが不思議です。入ろうと思ったものの外までお客さんが溢れて待っている状況だったので、今回は遠慮してしまいましたが、少々不便なところなので行列してでも買っておけばよかったと後悔しています。
<人が店外にあふれる和菓子の「岬屋」>
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 そのほかに商店として目立つのは、酒店の「津の国屋」と郵便局くらいでしょうか。私が見逃した名店が隠れているのならごめんなさい。
<酒店「津の国屋」がある部分>
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 とにかく、商店街の街路灯は続いているものの、あるのは一般住宅化した建物や中層の共同住宅風がほとんどで、商店街としての実体はほとんど失われており、「岬屋」の向かいでも、おそらくマンションになるのであろう建て替え工事が進行中でした。
 やはり、駅から離れた立地条件や、核となる商店が存在しないことなどが致命的な要因なのでしょう。渋谷駅から直線で2kmもない場所ですが、かつての栄華を偲ぶ余地もない風景に、「来るのが遅すぎたか」と絶句状態のまま通り抜けたのでした。
<街路灯のみが空しく続く東端に近い部分>
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・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ☆☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ☆☆☆☆☆

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[№672]東海大学通り商店会

■■■・・・大学前だが古さと新しさが同居する生活型商店街
歩いた日 H30.02.03 【渋谷区】 

 ここは、小田急線の代々木上原、代々木八幡、京王井の頭線の駒場東大前のいずれの駅からも500~700mほどの距離があり、渋谷区内ながら非常に目立ちにくい位置にある商店街と言えます。東海大学の代々木キャンパス(観光学部と大学院理工系博士課程の一部)と附属望星高校がここにあり、その正門前に形成された商店街だから「東海大学通り」とはわかりやすい名前ですが、歩いた感じでは学生街の雰囲気はほとんどありません。
 むしろ、住宅地が主体の富ヶ谷二丁目一帯の生活型商店街として形成されてきたのであろう情景が随所に見られます。小さいながら青果店、鮮魚店、精肉店が健気に営業を続けており、中層のマンション建築に混じって古色蒼然たる昭和の商業建築が残っていたりもします。空き店舗もあり、土曜日の昼のせいか人通りも少なく、やはり衰退過程にある商店街の一般的な姿と見えます。
<懐かしい雰囲気の青果店などが並ぶ部分>
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 ただ、その青果店の向かいにお洒落な感じのクッキー店「SAC about cookies」があり、ちょうど出てきたお客さんが店の写真を撮って帰っていきました。「インスタ映え」っていうやつですね。きっとクッキー界のちょっとした有名店ということなのでしょう。
<鮮魚店の並びにはお洒落なクッキー店も>
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 カレーの香りが漂ってきたなと思ったら、「サワーコーポ」というマンションの一階にカレーカフェの「山手茶屋」があり、ウッドデッキ風のテラス席にもお客さんが寛いでいました。こういう新しさと古さが同居しているところがこの商店街の面白さかもしれません。
<「山手茶屋」などがある商店街北部>
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 渋谷区商連ホームページのこの商店街の店舗リストには30店舗ほどの名前がありますが、東海大学もその一員に名を連ねているのが頼もしいところです。大学と商店街の連携もそれなりにあるようで、「観光学部」の力を借りてここの集客力を高めていくことが期待されますが、どうでしょうか。
<東海大学代々木キャンパス正門前>
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 一方、この商店街南端の突き当たりの先は広大な東京大学の駒場キャンパスですが、こちらは完全に裏側という位置関係なので、その恩恵はほとんどなさそうです。そんな目立たない商店街ですが、ここも一方通行ながら「ハチ公バス」(丘を越えてルート)の経路になっていて、20分毎にやって来る渋谷駅行きの可愛いバスを待つ人の姿が見られました。
<東大裏の商店街南端からの風景>
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・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

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[№671]上原仲通り商店街

■■■・・・渋さが濃厚に漂う地域密着型商店街で美味の蕎麦を食す
歩いた日 H30.02.03 【渋谷区】 

 小田急線と地下鉄千代田線の乗り換え駅である代々木上原駅から、急坂の上原銀座商店街を上ると井の頭通りに出ますが、それを横切った先にさらに続く商店街がこの上原仲通り商店街です。
<駅寄りの入口からレトロムード漂う>
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 上原銀座は駅に近いだけあって古さと新しさが混在し、どことなく華やかな空気も流れていましたが、この仲通りはぐっと渋みを増します。一部はマンションなどの共同住宅等になっているものの、建物の高さが抑えられているせいかそれほどの違和感もなく、全体が落ち着いたムードの商店街の雰囲気を保っています。なお、狭い道ですが渋谷区のコミュニティバス「ハチ公バス」が通ります。
<新旧混在の建物群だが落ち着いた雰囲気>
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 新しい建物になった店や、そういう建物でクリエイティブな仕事をしていそうなところも目に入りますが、昭和の商業建築風の古い建物の店も多く残り、私の目はそちらの方に向かってしまいます。特にどれが、というわけではないのですが、その渋さがたまらず、ノスタルジー全開となります。そんな中、明らかに空き店舗ですが古い木造建築が存在感を示していたりするのが面白いところです。
<存在感ある木造の空き店舗>
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 「美味蕎麦」の幟を掲げる「丹波屋」に迷わず入店。ここで昼食にします。建物は新しくなっていますが店内は清潔感があって落ち着いた雰囲気。中央にグランドピアノ型の大テーブルがあります。1時を過ぎてもお客さんが絶えない中で「ちから蕎麦」をいただいて身体を暖めました。
 上品な味で大きな餅が2つ入って大満足です。店名は「丹波」ですが京都方面とは関わりはないそうで、この地で何度か店舗を建て替えながら70年営業しているそうです。息子さんが継げば4代目になるのだそうで、文字通り地域密着の愛される店ですね。
<70年続く蕎麦店「丹波屋」>
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 上原小学校の手前にフランス料理店「ル ボークープ」がさりげなくあるのも素敵です。この周囲には高級住宅地といえるエリアも多くありますし、こういう渋い商店街でコース料理を気軽に賞味、なんていう生活もできたらいいな、というところです。
<上原小学校手前にはフランス料理店(右側)も>
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 さて、右側に上原小学校が見えて商店街も終わりかと思えば、その先にも、「ナカちゃん」のキャラクター入りのフラグが下がった街路灯が続いています。営業店はわずかですがそれらを見ながら進むと広い通りに出て、そこはもう目黒区との区境であり、道の向こうは東大の敷地です。

・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

●[№256]上原銀座商店街(渋谷区)を再び歩いたので、加筆しました。→こちら
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[№662]京王クラウン街笹塚商店会

■■■・・・クラウン=王様の街に並ぶユニークな名の店たち
歩いた日 H29.12.27 【渋谷区】 

 京王クラウン街は、その名のとおり京王電鉄が鉄道高架下等を活用して展開する駅ナカ、駅チカの専門店街のひとつで、「クラウン」の名は京王の「王」に由来するとのことです。ここ笹塚も、笹塚駅の高架下にあり、線路南側には隣接して、ビル内専門店外の「フレンテ笹塚」もあります。「京王クラウン街笹塚」はひとつの商店会を形成しており、渋谷区商連にもちゃんと加盟しています。
 暮れも押し詰まった12月末の平日の夜にここ「京王クラウン街笹塚」を訪れたのは、この中の飲食店でのお仲間会社の忘年会へのお呼ばれがあったからです。改札からお目当ての店舗までは中央通路を歩いて徒歩1分ほどなのですが、少し早めに着いて、「出会いの径」「語らいの路」「憩いの途」の3ゾーンからなるクラウン街全体をザッと観察です。
<改札口正面の入口風景>
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 3ゾーンの「みち」が全部違う文字で、かつ「道」じゃないのがミソですね。一番西の「出会いの径」だけは、中央に駅改札や駅施設を挟むため店舗は両サイドの外向きで、線路沿いの道に面する形で、駅に出入りする人の通路となっているため立地条件は良好です。北側面の向かいはスーパーの「ライフ」で、その補完機能を担っているという感じです。線路南側面は、歩道幅にかなり余裕があり、あとで地図で確認すると、旧玉川上水が暗渠で大きく蛇行する流路上であることがわかりました。
<スーパー「ライフ」に向き合う「出会いの径」部分>
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 中央の「語らいの路」は改札口の正面という好立地で、テナント構成には気を配られている様子が見て取れますが、その中で、青果を中心とした食料品販売の「Una casita」が清潔感ある店で興味をそそります。「おなかすいた」と読むようで、東京、埼玉、神奈川などに十数店舗展開し、手間を惜しまぬ和食文化を伝えることを理念としているとのこと。はじめて知りました。
<「Una casita」などがある「語らいの路」>
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 そうこうしているうちに時間が迫り、一番東(新宿寄り)の「憩いの途」東端近くにある「山陰海鮮 炉端かば」へ入店。鳥取・島根の食材を味わえる店で、こだわりの料理を堪能しつつ「憩い」のひとときを過ごしました。斜め向かいには博多料理の「博多かべちょろ」なんていう店もあります。「かべちょろ」は九州北部の方言で「ヤモリ」ですね。そのほかにも、不動産の「とまと館」があったり、先ほどの「おなかすいた」や「かば」なども含め、面白い名前の店が多いところです。
<「炉端かば」などがある「憩いの途」>
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・なつかし度  ☆☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

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[№634]代々木八幡商店会

■■■・・・八幡神社由来の駅の駅前商店街は、神社が見えず飲食店が主体
歩いた日 H29.08.26  【渋谷区】 

 地下鉄千代田線の代々木公園駅は、広大な代々木公園の南西の端からはみ出す位置にあって、公園へ行くには明治神宮前寄りの改札が便利なのですが、もうひとつ、ホームの代々木上原寄りの端を上がると「八幡口」という小さな改札があって、地上に出るとそこは代々木八幡商店会のど真ん中です。小田急代々木八幡駅が近接し、同駅は駅舎改良工事中で、上空を跨ぐ山手通りの下にあった踏切は西へ移設されており、商店街名になっている代々木八幡神社へは、その踏切を渡って数百m進み、また山手通りを渡らなければたどり着けません。
 それで門前町の商店街と言えるかどうかは少々疑問で、きれいに作られている商店街ホームページにも、神社に関する記載はほとんどありません。むしろ、商店街の名前は、「代々木八幡」という駅の駅前商店街という意味合いが主と思われます。
<西側(代々木八幡駅入口付近)から見た商店街>
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 代々木八幡駅の開業が昭和2年、代々木公園駅の開業が昭和47年ですから、商店街は八幡駅の駅前商店街として古くからあって、そこに地下鉄の出入り口が加わって発展した、という成り行きと思われます。千代田線は昭和47年から6年間はここが終点で、その時期は小田急との間で乗り換えの連絡運輸を行っていたこともあって、そのころが「発展」のピークだったのでしょうね。
<中央のマルマンストアが集客の核>
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 商店街の区間は2百mほどで、踏切から続く歩道つき2車線道路を軸に、南北の路地の一部にも広がっています。中央にスーパーのマルマンストアがあって集客の核となっていますが、全体の業種構成は飲食店が圧倒的に多いイメージです。昼型、夜型の飲食店が混在し、夜型の良さそうな店は路地を入った方に多そうです。お目当てにしていた蕎麦店「丸屋」は閉まっていました。
<南北方向の路地には飲食店等が点在>
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 山手通りの陸橋上から商店街の全景を撮ろうかと階段を上がったところで雨がパラパラと降ってきて、慌てて降りて、近くにあった「とんかつ工房」に雨宿りを兼ねた食事に入りました。小田急系の店のようですね。カツ丼を食べ終わっても天候が回復せず、とにかく蒸し暑さが尋常ではなかったので、本当はここから南東に続く富ヶ谷一丁目通り商店街へと散策を続ける予定だったのですが、さすがに断念しました。近いうちにまた来たいと思います。

・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ☆☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

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[№609]笹塚観音通り商店街

■■■・・・観音様に見守られた歴史ある商店街は新旧混在ながら賑わう
歩いた日 H29.06.03 【渋谷区】 

 京王線で、地下鉄都営新宿線からの直通電車が地下から高架に駆け上がって本線に合流するところが笹塚駅です。この駅の高架下やすぐ脇のビルなどに商業集積が形成されているほか、北側の甲州街道(国道20号)を渡った先には「十号通り」などの興味深い商店街もあるのですが、今回は南側へと向かいます。
 駅を背に少し歩くとすぐに「観音通り」のアーチが目に飛び込んできて、そこから目指す観音通り商店街が始まります。道幅はぐっと狭まり、ほぼ歩行者専用状態です。全体に飲食店が多い印象ですが、京王沿線は大学も多く、また新宿にも近いため、学生やサラリーマンたちの飲食需要を満たす場ということなのかもしれません。
<懐かしい雰囲気のお食事処「常盤」など>
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 店舗の建物は新旧混在の様相ですが、入口近くの「お食事処常盤」や中ほどの「ナショナル」の電器店、「宮田クリーニング」など、昭和の商業建築風のものもあり、特に南へ進むほどにそうした建物の連続も見られるようになって、歴史ある商店街であることを伺わせます。
<商店街中ほどの風景>
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<南半部分にある古い商業建築の並び>
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 さて、商店街名の由来となっている「笹塚観音」ですが、商店街中央付近で商店街事務所と一体となるように小さな観音堂があり、そこにおわします。この観音様の由緒についてはあまり情報がないのですが、かつてあったお堂が昭和20年3月の東京大空襲で焼けてしまい、焦土と化した中で、瓦礫の下からほぼ無傷の観音様が発見された、という情報だけが見つかりました。
 笹塚から幡ヶ谷あたりの複数の商店街で運営する「ささはたドットコム」によると、「毎月18日に笹塚聖観音のご開帳があります」とのことで、先ほどの商店街アーチにも「毎月18日は観音縁日」の文字がありました。毎年8月最後の週末には「笹塚観音縁日まつり」が盛大に催されるとのことです。
<笹塚聖観音と観音会館>
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 この商店街の南端は西方向に折れて、出口の先に橋があります。江戸時代の承応2年(1653)年に開削された玉川上水旧水路跡のうち開渠部分として残っているところで、都会の貴重な水と緑の空間というところです。
<玉川上水の開渠部分>
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・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

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[№538]オペラタウン商店会

歩いた日 H28.07.23 【渋谷区】 
 甲州街道の下を走る京王新線の初台駅は、新国立劇場を含む東京オペラシティに直結しています。新国立劇場ができたのは平成9年で、もともとその土地には国の工業試験所などがありました。初台駅の北側で甲州街道から水道道路方面を結ぶ道沿いの商店街は戦前からあったそうですが、昭和39年の東京オリンピックに伴う甲州街道の拡幅や首都高速道路の建設等で大きな影響を受け、一度は解散の憂き目にあったものの、その後本町1丁目商店会として再結成し、平成12年にオペラタウン商店会と名称変更したという苦難の歴史が商店会ホームページに綴られています。
 この道は、もともと今の水道道路が新玉川上水であった頃に、上水に架けられた4号橋に通ずることから4号橋通りとも呼ばれていたというのは、以前歩いた幡ヶ谷の六号通りと共通の歴史です。
 初台商盛会を見た後、甲州街道を歩道橋で渡ってこちらにやってきました。甲州街道との交差点に立つと、右側は新国立劇場が威容を誇っています。従って、商店街は左の片側のみです。建物は新しめのものと古くからのものが混在しています。店も新旧が混在し、劇場帰りの語らいに似合いそうなカフェや靴店があるかと思えば、庶民的ラーメン店や昔ながらと思われる薬局、弁当店、クリーニング店、それに「テーラートミヤマ」などが並びます。駅出口がある甲州街道との角がうどん・そば店というのもなかなかです。
 水道道路に近い方には古い建物が比較的良く残り、劇場への人の動線から外れていることを物語っています。水道道路を越えた先には不動通商店会のアーチがあり、いくつかの渋めの商店街が続いているのですが、そこはまたの機会として引き返しました。商店街中央付近に渋谷区コミュニティバス「ハチ公バス」の「オペラ通り」バス停がありますが、ここの乗降客はどれだけいるでしょうか。
 地下駅からの階段途中に商店街案内図があり、それによれば甲州街道北面西側の一部もこの商店会に含まれるようですが、すぐにカシオ計算機本社となり、その手前のココイチ(カレー店)までで途切れてしまう感じです。ということで、オペラシティ西側に面するオペラ通りのオペラタウンのレポートでした。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

甲州街道に近い駅出入り口があるあたり
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水道道路近くの古い建物等が残る一角
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中央のバス停前の風景
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向かいの新国立劇場
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[№537]初台商盛会

歩いた日 H28.07.23 【渋谷区】 
 京王線の新宿から1つ目の初台駅は、新国立劇場、東京オペラシティの下車駅として知られますが、それらは首都高速が上にかぶさる甲州街道(国道20号)の北側。反対の南側の一方通行路沿いには昔からの商店街があり、それが初台商盛会です。甲州街道の南北間は、駅地下道か歩道橋を通らなければならないため、北の近代的施設のお客さんが南に流れてくることは少なそうです。
 初台駅が地下にある甲州街道から南へ300mほど続く商店街ですが、駅に近い部分と南の区間では雰囲気がだいぶ異なります。この日は、参宮橋商店会から山手通りを渡ってこの南端にたどり着いたのですが、南半分の区間は高級住宅街の中の商店街という印象です。一部は立派なマンションとなり、その一階に整然ときれいな店が並び、建物が新しくても落ち着いた雰囲気です。それ以外の古い建物を使っている店舗もどことなくお洒落に演出されている感じです。そんな中に、「初台スーパー百貨店」なる2階建てがあって、何か古くからの山手マダム御用達の店という歴史を感じます。
 駅に近い区間はチェーンの飲食店なども混じって普通の山の手の駅前商店街の様相が強くなるのですが、その中間にあたる交差点前後は、レトロな昭和風情の建物が残っていて面白いところです。ただ、一部は空き店舗化しているのが残念ですが。
 だんだん賑わいを増す中を一度甲州街道まで突き当たって、戻りながら昼食場所を物色しましたが、蕎麦の「更科」に惹かれて近づいたら、そのとなりに「Milk&Cofee」と掲げる喫茶店「DANBO」を発見。思わずそちらに吸い込まれました。カレーライスのランチセットを注文しましたが、1時台なのにやがて客は一人となり、しばしゆったりとした時間を過ごします。
 山の手の駅前商店街と書きましたが、新宿の隣町らしい垢抜けた雰囲気の店も多い中で、こういう昔ながらの喫茶店や下町的なうなぎ店なども混じって、先ほどのレトロ感なども合わせて魅力度の高い商店街と見えます。この道は歩道なしの一方通行路ですが、道幅はそれなりにあり、渋谷行きのバスも走ります。バスが人波をかきわけるように走るのも楽しい光景です。9月にはここを会場に「初台阿波踊り」が盛大に催されるようで、地域の結束は強そうです。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

駅前商店街の性格を示す駅に近い区間
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「初台スーパー百貨店」などが並ぶ一角
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お洒落感と日常が同居する空間
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レトロ感も漂う中央部付近
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喫茶「DANBO」などの並び
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[№536]参宮橋商店会

歩いた日 H28.07.23 【渋谷区】 
 新宿から小田急の各駅停車で2つ目の参宮橋という駅は、明治神宮の西参道や国立オリンピック記念青少年総合センターなどが近いものの、目立ちにくい駅です。駅出口はそれら施設とは反対の西側のみにあり、その前(西側)一帯は狭い道が入り組む住宅や事業所の混在密集地域です。
 改札前の道も一方通行で、その道沿いに参宮橋商店会が展開されています。まず改札から右側に坂を上ってみますが、片側が線路のためあまり商業的色彩は見られません。駅前に戻り、反対方向に歩き始めます。全体に飲食店が多い印象です。すぐに道が二手に分かれますが、右手方向は商店街としての奥行きは深くありません。そちらもラーメン店や焼肉店、居酒屋、ネパール料理店のほか、マンション下のややお洒落系飲食店等で構成されます。
 戻って左直進方向に進みますが、やはり飲食店が多く、アジアン系が多い印象を受けます。このあたり、全体に坂の町で、この道も下り勾配のあと、また上りとなります。狭い道幅ですが人通りがかなりあり、そこに車の通行もあるので、少々落ち着かない面もあります。
 上り坂が始まるところに、渋い造りの商業長屋建築があり、私としてはこれがこの商店街のハイライトと見えました。棟割りの一番手前はお好み焼き店「えん」として使われています。「CLEANING」の看板の店も入っていますが、クリーニング店らしくない構えです。
 坂を上りきったところが商店街の終点で、そこにあるのがマルマンストア。周辺住民の生活消費の核店舗ですね。向かいには、台湾料理店、居酒屋、不動産店が並びます。全長にして300m程度でしょうか。参宮橋駅の駅勢圏はそれほど広くはないものの、新宿隣接の高密度市街地で、多くの人の通行に支えられて活力を維持している商店街と評価できます。
 数多くある飲食店のひとつひとつはそれぞれに個性を持ち、人を惹き付けている様子で、直近の新宿の繁華街とは明確に役割が分かれているといえます。この日はその飲食店どれかで昼食ということでもなく、先へ歩を進めてしまいました。因みに、ここの所在地名は代々木四・五丁目です。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

目を引く古風な商業長屋建築
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スーパーがある商店街西端の風景
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参宮橋駅前の坂道の情景
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飲食店が並ぶ一角
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[№434]六号坂通り商店街

歩いた日 H27.07.04 【渋谷区】 
 幡ヶ谷駅付近の甲州街道から幡ヶ谷六号通り商店街を抜けて、水道道路を渡った先に続くのがこの「六号坂通り商店街」です。入口の左脇にあるのが六号坂上公園。しかし、しばらくは坂道の様相はありません。この公園前に商店街の案内図が掲出されているのは親切ですが、写真を撮り忘れました。通りの右側は本町六丁目、左が幡ヶ谷三丁目です。
 六号通りの延長上にあり、同様にレンガ舗装されていますが、商店街としての性格は少々異なるようです。六号通りは生活密着系の物販店が多いと見えましたが、こちらの六号坂は、飲食店は混じるものの物販店舗は少なく、どちらかと言うとサービス系の店が多いようです。クリーニングや医院、歯科医院、調剤薬局など。そんな中で、「水道・ポンプ・浴槽」と掲げる「村田工業所」は、年季の入った看板建築、渋い看板で歴史を感じさせます。その斜め向かいにお洒落に改装したカフェがあるのが好対照に見えます。
 蔵造りを思わせるどっしりした構えで異彩を放つ「ふるや(古賀音庵)」は創業七十余年という和菓子店で、「古賀音だんご」が看板商品だそうです。このあたりから道が下り坂になり、下りきったところの交差点の信号が「六号坂通り」。商店街はここまでと思いきや、同じ街路灯が数十メートル先まで続きます。ミニスーパーの「ピアゴ」のほかはマンションが多いですが、街路灯が途切れるところの左にあるのが幡ヶ谷新道公園。思い思いにくつろぐ住民の姿が見られました。公園で始まり公園で終わる商店街というわけです。
 帰りはさきほどの坂を上る形となりますが、けっこう勾配があります。その坂の途中に「精肉」というやはり渋い看板の建物があるのですがシャッターが閉ざされ、ネット上の商店街マップにも記載がありません。貴重な生鮮品店であったのでしょうが。空模様が怪しくなってきたのでそそくさと駅方向に戻ってしまい、見落とした良い店がありそうなのが心残りです。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

渋さ満点の「村田工業所」など
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和菓子の「ふるや」などの並び
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[№433]幡ヶ谷六号通り商店街

歩いた日 H27.07.04 【渋谷区】 
 甲州街道の初台から笹塚付近にかけての北側に並行してほぼ直線状に走る「水道道路」という道があります。これは、新宿の現在超高層ビル街となっている場所に淀橋浄水場が明治31年に整備されるに伴い、従来の屈曲した玉川上水を代田橋付近からほぼ直線で浄水場に導くために建設された新水路の跡で、この水路が大正の震災で崩壊した後に道路となったためにこの名がついたとのことです。
 この水路の南北の行き来を確保するために架けられた橋が、淀橋側から1号、2号と呼ばれ、今回訪れた六号通りは、甲州街道からこの6番目の橋につながる部分です。道幅4m程度の狭い道ですが、京王幡ヶ谷駅に近く、北側住宅地への通路となっているため人通りが多く賑やかです。レンガ舗装の両側の店舗密度は高く、店舗数110は笹塚・幡ヶ谷地区商店街で構成する「ささはた」地区で2位の規模だそうです。
 建物は新旧混在で、威勢の良い掛け声が飛び交う青果店や洋品店、靴店、薬局など、生活密着型の業種が揃っています。新宿にほど近い位置でこれだけ生活感の濃い商店街が栄えているのはうれしい限りです。「刀剣」の看板を掲げる「なまづ屋美術刀剣店」などという店も目を引きます。「六号通り調剤薬局」や「六号通り鍼灸整骨院」など、「六号通り」の名が店名にまでなっているのは、通り名が地域のアイデンティティとして共有されている証拠でしょう。
 「心庵梅むら」という歴史ありそうな和菓子店で、「栗あん最中」と「頑固職人のどら焼」を買いました。店はそれほど古くなく、喜多見の方から移ってきたとのこと。店の脇の路地に何やら行列ができているので何かと聞くと、若者に人気のラーメン店なのだとか。住所が同じなので問い合わせも多く困惑しているとのことでした。
 幡ヶ谷社会教育館のところで水道道路にぶつかります。ここに上水路があったとはとても想像できません。しかし、歴史を名称に残す商店街が元気に息づいているのが好ましく、地域を代表する商店街として活気を保ってほしいものです。信号を渡るとその先は「六号坂通り商店街」となります。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

威勢の良い「八百昭」などの賑わい
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和菓子の「心庵梅むら」のあたり
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[№432]西原商店街

歩いた日 H27.07.04 【渋谷区】 
 京王線幡ヶ谷駅は甲州街道下の新線のみにホームがあって、同街道の南北両方に出られます。まず南口へ。階段を上がったところの道を南にたどるとすぐに、「NISHIHARA STREET」の丸い立派な商店街アーチが目に飛び込んできます。ここから400mほど、西原一・二丁目の境の道が西原商店街です。幡ヶ谷と笹塚の駅周辺の商店街は連合組織を形成していて、頭上の街路灯に下がるフラグには「ささはた感謝祭」の文字。「ささはたドットこむ」というホームページもあります。
 アーチをくぐると間もなく「玉川上水跡」を横切ります。江戸の生活用水として重要な役割を果たした玉川上水ですが、役割を終えて暗渠化された上は緑濃き公園となっています。そしてここからがB級商店街としての魅力満載の区間。新旧の建物が混在しますが、古き良き商店街の風情が残っています。いわゆる看板建築も多く残ります。
 「昔ながら」という言葉がぴったりな青果店や雑貨店、「研究堂薬品」という名の薬局、「灯油の店」という懐かしい看板を掲げた「水垣燃料店」なども昭和ムード満載で立派に現役です。建物は新しくても店の雰囲気がしっとりと好ましい酒店や魚料理店なども興味を惹かれます。ゴルフ練習場などを見ながら高齢者福祉施設「渋谷区けやきの苑・西原」のあたりまでくると住宅地の様相が強くなりますが、それでも洋品の「ミドリヤ」、「カスタムテーラー吉岡」や「東寿司」などが良い味を出しています。商店街南端には北と同様の立派なアーチがあります。ここから坂を下っていくと元代々木町方面に行くことができます。
 昼食を「手打ちそば濱の」でと思ったのですが、北側の「六号通り」方面を歩いているうちに2時を過ぎてしまい「支度中」になってしまったので、カレーの「スパイス」へ。正月の箱根駅伝の観戦が命という明るいママさんとお客さんの会話を楽しく聞きながら、ポークとビーフのミックスカレーをいただきました。駅付近のレトロ感たっぷりのコーヒー店「ひだか」にも惹かれましたが、降りだした雨に追われるように駅に戻りました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★★
・ローカル度  ★☆☆☆☆

生活感あふれる玉川上水横断部付近
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懐かしい構えの燃料店など
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「研究堂薬品」などがある一角
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[№393]恵比寿銀座

歩いた日 H27.02.11 【渋谷区】 
 以前から、JR恵比寿駅西口正面の「恵比寿銀座」のアーチが気になっていました。建国記念日の昼時に昼食の寄り道をしようと山手線に乗り、恵比寿駅に下車しました。駅は巨大な「アトレ」に包まれるようにありますが、それを背に西口側広場正面のアーチ方向に向かいます。
 アーチは「恵比寿銀座」なのですが、図上の街路灯に下がるフラグには「恵比寿新栄会」の文字。同じフラグは、南に並行する道や前後の交差道路にも連なり、つまり、「恵比寿銀座」はひとつの商店街組織ではなく、周囲も含めた「恵比寿新栄商店会」の一部ということなのです。
 さて、この街路灯、ネット情報によれば「ソーラーハイブリッド街灯」だそうで、ソーラー関係地元企業と商店街が連携してこの恵比寿銀座の街路灯を更新したのがつい昨年とのこと。確かによく見ると街路灯の上部に太陽光パネルがついています。ライトはもちろんLED。これによって商店会(つまりは各商店)が支払う電気代が大幅に節約できたとのことで、なかなか先進的商店街組織なのです。
 ところで、恵比寿駅の西側一帯は、何か得体の知れない街という印象を私は長く持っていて、それは若いころに何かの宴会の後の流れで訳もわからず連れて行かれたところが確かこのあたりのニューハーフのバーだったという記憶によるものなのですが、今回、祝日の昼間に踏み込んだ商店街は、人通りこそ多いものの怪しげな印象は特にありません。
 飲食店やパチンコ店、コンビニ等が混在し、飲食店はちゃんこ料理店や24時間営業の磯丸水産などが目立ちますが、平日夜には目立つ店はまた違ってくるのでしょう。昼は目立たない佇まいの飲食店も夜は様々なこだわりの輝きを見せるのであろうと思うのは、私の先入観のなせる技でしょうか。「プレハブ酒場」などという看板の店も気になります。
 気軽に昼食に入れる店は意外に少なく、結局、「旭川らあめん うえだ」にしました。店内には旭川冬まつりのポスターや北海道方言を列挙した暖簾が貼ってあったりして、いたって健全な店です。身体が暖まったところで駅に戻りました。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

雑多な雰囲気の「恵比寿銀座」
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「プレハブ酒場」などの店が並ぶ
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[№258]地蔵通り商店会(代々木上原)

歩いた日 H25.11.02 【渋谷区】 
 小雨降る中、代々木上原駅から線路北側の上原駅前商店街を東に向かって歩いていくと、しだいに華やかさが薄らぎ、気がつくと頭上のフラグが変わっていることに気づきました。上原駅前商店街のものと似ていますが、そこにある文字は「地蔵通り商店会」。大きく可愛いお地蔵様が描かれています。両端がカラーレンガという路面舗装が上原駅前商店街と同一なので、気づかなかったわけです。よく見ると街路灯も異なっています。
 人通りはそれなりにあるものの、華やかさをあまり感じないのは、食料品店や飲食店があまりなく、目立つのは木材店、金物店、理容、電気設備店などで、一般消費者の日常的な需要に対応する業種が少ないことによります。小規模なビル化しているものが多いですが、空き店舗化した古い平屋の建物に政治家のポスターがベタベタと貼られているなど、上原駅前側とは異なる雰囲気が見られます。
 やがて道は突き当たり、その角に由緒ありそうな構えの「そば処大野屋」がありますが、昼食時でもないので眺めるだけです。ここから南北にもしばらく同じフラグが続き、商店会の範囲のようで、北に行けば山手通りを挟んで代々木八幡神社があります。南へ行くと、山手通りの高架の下に小田急の踏切があり、その先に代々木八幡駅が見えました。代々木上原からひと駅歩いてしまったというわけです。
 ここは引き返し、もう一度地蔵通りを見ながら歩きます。ここの住所は「元代々木町」。代々木は代々木公園なども含む広い範囲の地名ですが、「元」がつくのはここが元祖ということでしょうか。このあたり、宇田川の谷筋であることは上原駅前商店街と同様で、南北に斜面を控えています。
 この商店会は、渋谷区商連に加盟しているようですが、商連ホームページの上原・富ケ谷ブロックのリストから漏れており、存在感が薄いことを象徴しているようで気の毒に思います。そもそも「地蔵通り」というからにはどこかにお地蔵様がいらっしゃるのだと思いますが、裏通りを覗いても発見できず、気軽に尋ねられそうな店舗もないことから、不明のままになってしまいました。雨がやや強まり、足早に代々木上原駅方向に戻りました。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

古い建物も残る商店街の通り
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「元代々木町」の信号の下で
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[№257]上原駅前商店街

歩いた日 H25.11.02 【渋谷区】 
 代々木上原駅の北東側の線路に沿って主に東西に伸びる商店街です。地形的には宇田川の谷筋にあたり、地名では西原三丁目がメインで、一部が元代々木町になります。このあたりは、駅西側で井の頭通りが交差しますが、それ以外には大きな道がなく、狭い道が不規則に続く典型的な山の手の住宅街が広がっており、この商店街も一方通行道路です。特に駅近くは道がクランク状になっていて、車が突然現れたりして少々安全性に難ありです。
 大型スーパー等は見当たらず、全体に小規模な個店の集合体です。人通りはかなりあり、場所柄若い人の通行も多いですが、各店舗がどれだけそれらを顧客として取り込めているか、興味深いところです。雨模様のため、各店舗をゆっくり覗くこともしませんでしたが、こだわりの強そうな店も多く見受けられました。何店かある生花店はそれぞれ美しい彩りを見せていますし、飲食店も個性ありそうな店がちらほら見られます。東の端近くにある陶器店などもシックで良い感じです。
 生花の「花市場」の角から北方向への道沿いにも店舗の連なりがあり、これをたどって行くと上り坂にぶつかり、ここでも谷筋の商店街であることを実感させられます。坂の上に住む人たちがこの谷筋を通って駅に行き来するわけですが、電車に乗れば新宿や原宿が間近という立地で、買い物先はそれぞれに使い分けられているのでしょう。見かたによっては厳しい立地条件とも言えますが、商店街ホームページを見るとハロウィンやひなまつりなどイベントも盛んで、ファンを獲得しているようです。
 業種構成は、飲食店が多めで衣料品店は少なめですが、美容・理容や薬局、自転車店、クリーニング店など生活サービスの店も目立ち、地域に溶け込んだ商店街と言ってよいでしょう。
 中程の八千代銀行の並びに商店会の事務所が入った立派なビルがあります。商店街関係の掲示等はありますが、土曜の夕方で閉まっており、こういうところこそお休み処的な使い方をすれば良いのに、と勝手に思いました。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

飲食店や生活サービスなどの業種が混在
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洒落た構えの飲食店等も混じる商店街
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[№256]上原銀座商店街

■■■・・・急坂沿いでありながら不屈に魅力を保つ商店街
歩いた日 H25.11.02 【渋谷区】 

 地下鉄千代田線に乗ったついでに終点の代々木上原まで行ってみました。ここは小田急線との接続駅で、これまで乗り換えは何度もしていますが外へ出るのは初めてです。降りて気づくのは、この駅がかなりの急斜面に設けられているということ。渋谷川の支流の宇田川が刻んだ谷を挟んで南北に斜面があり、その南側斜面に駅が貼りつくようにあるために、改札から駅南側にはすぐ出られるのに対し、北側にはさらに階段を降りることになります。
 上原銀座は、その駅南側にあります。千代田線建設時に駅を200mほど西に移動したとのことで、改札から高架内を東に進んだ先の右側に現れます。そして驚くのは、この商店街が斜面を昇る急坂の道沿いに形成されていることです。メインの坂道は「旭坂」と呼ばれるそうで、鉄道のガード下から始まり見上げるような一方通行の坂道の左右に店舗が展開されています。
<坂の中腹から下の線路方向を見下ろす>
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 山の手の商店街らしく、お洒落そうな店もあり、坂の下近くの生花店などが文字通り花を添えています。しかし、坂を昇るほどに生活密着型商店街の様相が顕著となって、畳店などがさりげなくあるのも良いですね。その向かいの中華「大勝軒」は、あの東池袋か永福町ラーメンの流れを汲む店でしょうか。坂を昇りきった先に豆腐店や青果店があることにもほっとさせられます。やがて道は井の頭通りにぶつかりますが、その出口にも生花店があります。
<井の頭通り側から商店街を見る>
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 駅方向に戻るために坂を降りていくと、降りきる手前で左に入る路地があり、ここにも商店街のフラグが下がっています。駅からの抜け道のひとつになっているようで、いくつかの店があり、うなぎ店やバドミントンショップなどが目を引きます。
 駅の反対側(北側)には上原駅前商店街が広がっていますが、駅の南北で商圏をうまく分け合っているようにも見えます。新宿や渋谷の副都心が近いせいか、ターミナル駅の割には大型店も見当たらず、そこそこ元気な商店街にも見えますが、駅構内にも店舗があり、周辺住民はそれぞれに使い分けているのでしょう。なお、井の頭通り沿いには古賀政男音楽博物館があります。

・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

再び歩いた日 H30.02.03 【渋谷区】 
 久しぶりに代々木上原駅に降りて、南の「上原仲通り商店街」に向かうために再び上原銀座を通りました。メインの通りである急坂部分は、過酷な環境でありながら駅近くという地の利を得て、不屈の精神で頑張っているように見えます。ふとん店の「ドリームライフふきの」のように古くから続いていそうな店もある一方で、適度に新陳代謝もしているようで、衰退感は見られません。
<下から見上げた急坂の商店街(ふとん店など)>
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 南側の上原二、三丁目方面から駅への通り道になっているはずですが、40年前に移転したという駅位置との微妙な関係から流れが分散しているようで、この急坂商店街を通らずとも駅に行ける近道があるのがやや難点ですが、坂を上がったところにマルエツがあって人を集めているのが幸いしています。
<駅近くの脇道も商店街の一部>
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 マルエツ向かいあたりの飲食店から人が出てきて、何の店かと思ってみるとブータン料理の「Gatemo Tabum(ガテモタブン)」という店です。ブータン料理って辛いんですよね。
<坂を上がったところのマルエツなどがある部分>
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 というわけで、井の頭通りの信号を渡って、その先の「上原仲通り商店街」に突入です。

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[№235]恵成商店会

歩いた日 H25.08.03 【渋谷区】 
 JR恵比寿駅の南東側、恵比寿ガーデンプレイスとの間の恵比寿四丁目を範囲とする商店会のようですが、渋谷区商連のリストにはなく、商連未加盟のようです。お洒落なブランド店等が集積する恵比寿ガーデンプレイスは、ビール工場跡地の再開発として平成6年に誕生し、サッポロビールの本社もここにありますが、それらへの駅からのアクセスは「スカイウォーク」という動く通路がメインであり、こちらの街を歩く人はほとんどいません。
 全体に、駅前の喧騒からも外れた雰囲気で、商業的な賑わいは乏しい感じです。渋谷と田町を結ぶ都営バスが走る道路が北側の境界ですが、ここも店舗が連続するわけではなく、拡幅予定らしく建物前面も不揃いで、人の通行も足早です。唯一ほっとする空間は、この通りの中ほどの恵比寿四丁目信号から南へ入る勾配のある道沿いで、クリーニング店や、青果物を前面に出した全日食チェーンのミニスーパーがある一角です。
 この脇に小さな児童遊園地があって、商店会のホームページによるとここで秋に「恵比寿ビール坂祭り」が開催されるようです。これは「ビールがメインのお祭りではない」そうで、この坂道がかつてサッポロビール恵比寿工場の従業員たちが多く歩き、ビールの運搬にも使われた道なので「ビール坂」と呼ぶとのこと。工場があったころは、その門前町だったというわけですね。
 面的な広がりを持つ商店会で、全ての道を歩いたわけではないので見落としも多々あると思いますが、他に特に目を引く店舗等がないままに駅に戻ってしまいました。むしろ、高級そうなマンションがいくつかあって、ここにはどのような方たちが住んでいるのだろうと、余計な想像をしてしまいます。恵比寿ガーデンプレイスはそこだけで完結した街空間ですが、せっかく隣接しているので、駅との間の動線を少し工夫して、こちらの方にも人の流れを呼び込むことはできないものか、そんなことも考えました。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

生活型の商店が貴重な「ビール坂」の一角
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商店が不連続なバス通り沿い
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[№234]東恵比寿商栄会(2)

歩いた日 H25.08.03 【渋谷区】 
 山手線恵比寿駅東側で異彩を放つ、というか格別の渋さを漂わせる空間が「えびすストア」と「恵比寿横丁」です。いずれも東恵比寿商栄会エリアにありますが、商店会との関係はわかりません。それぞれ独自のホームページを持っていますが、ここでは前回の続きの同商店街の一部として扱います。
 「えびすストア」は、線路沿いの道とその向こうのバス通りとの間をつなぐ形で建つ年代物のビル一階を占めています。50年以上の歴史を持つそうで、3方向に出入り口があり、内部は狭い通路に沿って店舗が貼りついています。線路側からは鮮魚店と青果店の間が入口で、商品の間を縫うように中へ入ると、昭和にタイムスリップした感の空間が現れます。
 生活型の店舗が多い構成で、かつては周辺住民に重宝されたのでしょうが、夜間人口の減少や生活スタイルの変化で支持者を減らしてしまったのでしょう。通り抜ければ駅への近道ともなるのですが、歩く人もまばらで、閉店してしまった区画も多く見られます。
 この「えびすストア」とバス通りを挟んで向かい合うようにあるのが「恵比寿横丁」です。ホームページによると、かつて「山下ショッピングセンター」という公設市場だった跡に、「喰いもん屋が軒を連ねる横丁として姿を変える」ことで商店街再生を目指したものだそうで、5年ほど前のオープンとのこと。意欲的なプロデューサーの存在をうかがわせます。
 夕方から深夜に営業の店が大半のようで、夜は魅惑的な雰囲気になるのでしょうが、昼間なのでその実態はつかめませんでした。個性的な店を集めているようで、中に「ガールズバー姫島」などという店もありますが、ここに集まる「ガールズ」はどのようなお姫様たちなのでしょうか。
 この「恵比寿横丁」の裏手にまわると「山下ショッピングセンター」の表示が未だに壁面に残り、歴史を語っています。そこからほど近いところに「たこ」の滑り台がある「たこ公園」と呼ばれる公園があり、東恵比寿商栄会は「恵比寿たこ公園商店街」を通称としているようですが、数人の親子が遊んでいる静かな公園でした。
・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

閉店した店舗が目立つ「えびすストア」内部
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昼はひっそりとした「恵比寿横丁」の裏側入口
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[№233]東恵比寿商栄会(1)

歩いた日 H25.08.03 【渋谷区】 
 渋谷区内商店街の初レポートです。今まで避けていたわけではないのですが、渋谷区は商店街のマップ情報が見当たらず、区ホームページに区役所で商店街マップを販売との情報があり訪ねてみても、売り切れで増刷予定もないとのこと。区商連ホームページの商店街紹介の店舗住所から地図で追うか、数少ない商店街サイトを手がかりにするしかないわけです。「行き当たりばったり」に近い境地で、都心での所用から日比谷線で足を延ばし恵比寿駅に降り立ちました。
 恵比寿は、ガーデンプレイス等はあるものの、何か混沌とした街のイメージが頭にあって、特にJR駅西側はどこをどう歩いて良いのか見当がつかないので、わずかながら事前情報をつかんでいた東側に向かいました。山手線と渋谷川の間の駅東側一帯が東恵比寿商栄会の領域となっているようです。渋谷橋へ向かう駒沢通りで線路をくぐるとすぐに目に入るのが「えびすストア」の建物。その先の信号を越えたところにはやはり年代物の「恵比寿横丁」がありますが、この2つは別項で書くことにしましょう。
 副都心の渋谷に隣接する山手線駅前ということで、やはり雑然とした感が濃いところで、やや垢抜けた感じの飲食店が多い反面、バス通り沿いに「三葉商店」という青果店があったり、理髪店の三色サインポールが回転する隣に「めし処こづち」などという庶民的定食店があったりと、下町的な雰囲気も漂っています。こちら側の街を歩くのは、主にこの界隈に仕事や住居などなんらかの縁がある人たちなのでしょう。電車でやってきた人たちの非日常的な買物需要は、駅上のアトレが吸収する度合いが大きいと思われます。
 ところでこの商店街、ネット上では通称名「恵比寿たこ公園商店街」と紹介されています。「たこ公園」とは、渋谷川沿いの区立恵比寿東公園のことで、ここに「たこ」の形をした滑り台があることからそう呼ばれ、これを商店街のシンボルにしたいようですが、歩く限りでは特にそのようなイメージづくりの成果を感ずることはありません。表通りから裏通りまで面的な広がりを持つ商店街で、共通のイメージづくりは難しいのかもしれませんが、駅西側とは違う特徴づくりが望まれるところです。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

駅前デッキから見下ろした商店街の一部
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バス通り沿いの青果店などが生活感を漂わす
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