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ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

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ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

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皆さまのご感想や情報など、お便りをお待ちします。

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[№772]三田商店街

■■■・・・東京タワーを正面に見る通り沿いで、ユニークな和菓子やら蕎麦やら
歩いた日 H31.03.16 【港区】 

 三田の慶応義塾大学の東側を南北に貫く太い道沿いで、三田商店街振興組合が組織されています。南は第一京浜との札の辻交差点から、北は赤羽橋までの長い区間で、田町駅からの慶応仲通りがぶつかる三田二丁目交差点から北は国道1号(桜田通り)です。今回歩いたのはその全部ではなく、慶応義塾大学東側を中心とした中央部付近のみですが、北の正面方向に東京タワーをのぞむロケーションが良いですね。
  <東京タワーを正面にのぞむロケーション>
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 しっかりとした商店街のホームページがあって、それによると、かつて町会単位に商店会組織があったものを、道路拡幅に合わせ組織的対応力を高めるために昭和58年に振興組合組織を発足させたとのことです。道路拡幅に続き、平成15年から歩道のカラータイル化と街路灯設置、植栽等を行い、明るく気持ち良い歩道になったそうで、夏の三田納涼カーニバルではサンバパレードも行われるとのことですが、どのようなものでしょうか。
 場所柄から言って生鮮食品店などは見当たりませんが、ホームページの店舗リストによると、今回歩いていない赤羽橋寄りの区間に、琴・三味線の店や表具店などの名も見られます。また、慶応義塾大学も商店街組織の一員として名を連ねています。
  <札の辻方向を見る>
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 その慶応義塾の「東門」がこの通りに面して堂々とそびえ立ち、存在感を示しています。道路に面して工事中の仮囲いの土地にも慶応の何かの施設ができるようです。東門の北側には三田春日神社があります。現在地に遷座したのは戦国時代の天文年間とのこと。また、商店街ホームページでは、少し離れた三田三丁目にある御田八幡神社が「三田」の地名の由来とも知ることができます。
  <慶應義塾東門>
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  <春日神社>
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 この春日神社と東門に挟まれる位置にある和菓子の「文銭堂」が、私がここを歩いた目的のひとつでもあります。慶応のお膝元らしく「学問のすゝめ」なる商品があり、これは話題性あるお遣い物として重宝しそうです。新橋の本店では「汽笛一声」という商品もあるとのこと。ここでは文銭最中とどら焼(新虎焼)を購入し、帰ってから美味しくいただきました。そして、三田二丁目交差点正面という絶好のロケーションにあるそば処「朝日屋」でアツアツの肉南蛮そばを食しました。満足。
  <「学問のすゝめ」もある和菓子店「文銭堂」>
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  <そば処「朝日屋」など>
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・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

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[№771]三田地蔵通り商店会

■■■・・・お地蔵様に見守られ、慶應義塾正門前に続く坂道だが意外に静か
歩いた日 H31.03.16 【港区】 

 桜田門から南下してきた桜田通り(国道1号)は慶應義塾大学を右手に見る三田二丁目の交差点で右に折れますが、直進して札の辻方面へ向う方向の次の信号から右(西)に入る道が「三田地蔵通り」です。交通量も比較的少なく目立たない道ではありますが、地下には都営三田線が走り、田町から渋谷へ向かう都営バスも頻繁に走ります。
  <商店街中央のY字路(角に「太陽のトマト麵」>
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 入るとすぐにY字型に道が分かれ、その分岐から右方向すぐの左側に、通り名の由来である三田子育延命地蔵尊がこじんまりした建物に収まっておわします。扉は閉まっていて、覗いて拝むことになりますが、建物前面には多数の提灯が飾られ、地域で大切に守られていることがわかります。
  <三田子育延命地蔵尊>
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 この地蔵通りの商店会は、港区商連のリストにも名を連ねますが、位置的に目立たないせいか、商店の数はわずかです。お地蔵様の向かいにある割烹「山田屋」は、ふぐ料理・はも料理の店とのことで、周辺の事業所等の接待の場としても重宝しそうです。その隣はスペイン料理の「カサ・デ・マチャ」で、「隠れ家」的ともいえる会食の場として和洋の選択肢があるということですね。
  <「山田屋」などが並ぶ一角>
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 その先左側には青果店「なかむらや」があり、貴重な生鮮食品店として頑張ってほしいと思います。そのほか飲食系では、お地蔵様に近い位置にカレーの「ココイチ」もありますが、私が好きなラーメン店のひとつで錦糸町に本店がある「太陽のトマト麵」の三田店がY字路角の目立つ位置にあります。
  <坂道の途中の「なかむらや」など>
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 「なかむらや」前の地蔵通りは緩い上り坂の一方通行で、やがて桜田通りに合流するところの正面が慶應義塾の正門です。ただ、田町駅から大学へのルートは慶応仲通りが最短なので、この地蔵通りは学生の往来も少なく静かです。
  <慶應義塾大学正門>
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 Y字路まで戻って左方向も一部商店会の範囲のようですが、店舗はあまりなく、日蓮宗の蓮乗寺といった寺院が風格を見せています。ここから先の南西方向には寺が多く、地形的にも聖坂、潮見坂といった坂道が多くなります。こうした谷に挟まれた台地上に慶應義塾はあるということになります。
 そんな道筋を、港区のコミュニティバス「ちぃばす」が走り抜けて行きました。「ちぃばす」といっても意外に大型のバスなんですね。
  <聖坂に続く通り>
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・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

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[№770]慶応仲通り商店街

■■■・・・大学の門前商店街にも意外な歴史の痕跡や小さなお社あり
歩いた日 H31.03.16 【港区】 

 1万円札の肖像が福沢諭吉から渋沢栄一に変わるというニュースが流れていますが、福沢諭吉を創始者に仰ぐのが慶應義塾で、三田は、大学本部や女子校、普通部(中学)等が集積する「慶應の拠点」とも言ってよいところです。
 その慶應の最寄り駅であるJR田町駅、都営地下鉄三田駅から大学方面への最短ルートにあたるのがこの「慶応仲通り」で、慶應関係者には馴染み深いところでしょう。幅4mにも満たないような小道で、それから分岐する道沿いも含めて、学生相手などの飲食店等がびっしりと建ち並び、大学の門前町として形成され、育ってきた商店街の典型とも言えるところです。
  <田町駅向かいの商店街入口>
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 平日は学生たちの流れで埋めつくされますが、この日は土曜日。多少の余裕を持って歩けます。田町駅の改札から続くペデストリアンデッキから第一京浜(国道15号)の向こうに入口を見下ろすことができ、そこへ向けて国道を渡ります。商店街へ入ってすぐ道は左に折れ、そのまままっすぐ大学方向に向うのですが、その折れる部分の角に、東京都指定旧跡「水野監物邸跡」の説明板があります。
 元禄15年に吉良邸に討ち入った赤穂浪士47人のうち9人が預けられた岡崎藩水野家芝三田屋敷の一部がここに当たるとのことで、翌元禄16年2月に9人はここで自刀し武士の本懐を遂げたとのことです。忠臣蔵の歴史がここにも刻まれていることを、今さらながら知りました。
  <「水野監物邸跡」の説明板>
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 「慶應仲通り」は、飲食店やカラオケ店などが目立ちますが、そうした中に「制服御調整」の文字を掲げる「佐藤センイ洋服部」という店が混じるのも大学の門前らしいところでしょう。
  <飲食店等が目立つ通り>
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  <「制服御調整」の「佐藤センイ洋服部」など>
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 道はやがて緩い上り坂となって三田二丁目の交差点に出るのですが、事前のネット情報で、その手前あたりに「茶の木稲荷」があるとのことだったのですが、その狭い場所は空地になっており、「茶の木稲荷は商店街駅寄りの巌流稲荷に移転しました」の表示が。で、戻って「巌流稲荷」を確認しましたが、ビルの軒下で窮屈そうでした。「茶の木稲荷」はいろいろ調べても、市ヶ谷八幡神社境内の同名神社の分霊か、とのこと以外詳しいことはわからず、「巌流稲荷」についても同様です。
 このあたり一帯の大半は、前述の水野家の屋敷だったところで、それとの縁があるのでしょうか。
  <巌流稲荷>
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・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

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[№753]ニュー新橋ビル一階商店会

■■■・・・レトロ感増すビルの混沌とした魅力は変貌しつつも健在
歩いた日 H31.01.05 【港区】 

 ニュー新橋ビルを含む新橋駅前一帯の再開発は、権利関係が複雑なだけに一朝一夕にはいかないようですが、準備組合が設立されていることから事業化されるのはほぼ間違いなく、戦後の闇市を起源とするビルや猥雑感のある街並みが消えるのも時間の問題・・・というわけで、今のうちにその雰囲気をじっくりと味わっておかなければなりません。
  <ニュー新橋ビルの外観(南側から)>
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 地下から4階まで、フロアごとに商店会が形成されているニュー新橋ビルは、汐留や虎ノ門といった再開発が進む近代的エリアに挟まれながらレトロ感を際立たせており、金券ショップや怪しげなマッサージ店なども含む雑多な店舗構成がまた魅力的で、特におやじ達を惹きつけ続けています。
 このビルの一階に、満腹感が味わえるロメスパ(路面スパゲティ)店「スパゲッティキング」があって、以前は良く食べに行っていたのですが、最近しばらくご無沙汰していたので久々に行こうとしたら、なんと閉店したとの情報に接し愕然としたのです。お客はほぼ男性ばかりというすばらしき店だったのですが、神保町の支店ともども閉店ということで残念でなりません。
 1月最初の土曜日で、世の中がまだ完全始動していない中、この空虚感を抱えたまま新橋駅にぶらりと降り立ちました。確かに「キング」は見事になくなっています。これに限らず店舗の入れ替わりも激しいようで、一階だけでも喫茶店系が増えたようにも見えます。喫茶店と言えば二階にあった名店の「ポワ」も閉店してしまい、結局行けずじまいだったことも悔やまれます。
  <「スパゲッティキング」があった名残の一角>
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 そんな中で、長く行列の定食店として有名な「むさしや」が相変わらずの盛況ぶりなのが救いです。若いころここで何度かボリューミーなランチを食した記憶があります。
  <一階南側通路(奥の右が「むさしや」>
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 一階で大きなスペースを占めているのが「洋服の青山」で、サラリーマンがあふれる都心エリアの駅前のビル一階というのは最高の立地と言えるでしょう。
 このように長く変わらぬ店もありながら、一方で入れ替わりの激しさもあるということは、再開発の実現までにはまだ時間を要するということなのかもしれず、この独特な外観も含め、昭和46年からの歴史を刻むビルの雰囲気を記憶に留めるために通う猶予はしばらく残されているのかな。
  <「洋服の青山」が占める部分>
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・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆


●[№172]新橋駅前ビル商店会(港区)を再び歩いたので、加筆しました。→こちら
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[№699]初音商店会

■■■・・・商店街らしさが薄れた麻布の街並みに、わずかに残る生活臭
歩いた日 H30.05.19 【港区】 

 以前、東麻布商店街を歩いた際に、それに隣接する初音商店会の存在は港区資料で認識していたのですが、その際は時間がなく、今回改めて訪れたという次第です。
 この日は、赤坂アークヒルズ方面から歩いてきたのですが、改めて東京の地形の複雑さを思い知らされました。飯倉片町交差点から外苑東通りを少し進んだところから南へ入り、鼠坂を狸穴町へと下りましたが、その起伏の激しさから、東京が武蔵野台地の東の外れにまたがって形成された都市であることを再認識させられます。狸穴公園には狸穴稲荷大明神が地域の変貌を見守っています。
  <狸穴稲荷大明神がある狸穴公園>
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 前置きが長くなりましたが、その狸穴公園の一区画東の小さな交差点から初音商店会の領域が始まります。東端は東麻布商店街にぶつかる地点で、そこまで約300mですが、全体に商店街らしさは失われています。現役店舗は少なく、マンションや事業所ビルらしきものが多く目立ちます。
  <商店街らしさの乏しい街並み>
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 しかし、そんな中に、古くからの「八百屋」と呼ぶのがふさわしい「山信商店」が木造二階建ての建物の下で営業しているのが感動的でさえあります。その向かいには魚料理店の「魚亀」とイタリア料理店が並び、商業的香りを放つ貴重な一角をなしています。
 同じく木造二階建ての「美濃屋」は、もはや過去形の商店のようですが、何の店だったのでしょうか。一方、西端付近に喫茶の「オリーブ」は現役の息づかいを感じる良さそうな店です。
  <青果の「山信商店」と飲食店が向かい合う一角>
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  <貫祿を見せる「美濃屋」の建物>
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 周辺にはロシアやアフガニスタンの大使館などもあり、庶民には縁遠いエリアのようでもありますが、このように生活臭が多少なりとも感じられるのは、やはりここに住み生活する人がいるからこそであり、地域固有の歴史も刻まれているわけです。今の地名は東麻布二丁目ですが、「初音」の名の由来は何かといろいろ調べたものの結局わかりませんでした。どなたかご存じの方、ご教授ください。
 なお、入口が何とも怪しげな「ファッションホテル・アルファイン」は、SMプレイランドの老舗で愛好家の密かな聖地だそうで、覗き込んだりすると疑われてしまいそうです。一方、東の東麻布商店街との接点にある「Geiateria」の看板を掲げる「アザブ ファブリカ」は、健全なジェラートの店で、ちょうどカップルがカラフルなジェラートを持って出てきました。
  <「アザブ ファブリカ」がある商店街東端>
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・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

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[№698]日赤通り商栄会

■■■・・・西麻布・青山という高級感の中に庶民的店舗も混じる面白さ
歩いた日 H30.05.19 【港区】 

 渋谷駅から日赤医療センターへの都営「学バス」に初めて乗りました。広い六本木通りをしばらく走った後、いきなり狭い道に入りくねくねと行くのが面白い路線です。日赤医療センターの現建物は、平成22年に完成したという近代的なもので、前面はきれいに整備され、渋谷・恵比寿両駅からの都営バスと港区の「ちぃばす」が発着するちょっとしたバスターミナルになっています。
  <日赤医療センターとバスターミナル>
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 今回散策対象とした「日赤通り商栄会」は、その敷地の北の外れの前から六本木通りの高樹町交差点までのほぼ直線の通りで、商店会名を記した青いフラグ付きの街路灯で、一目でそれとわかります。医療センターは渋谷区広尾ですが、商店会は港区の西麻布四丁目と南青山七丁目の境をなす、という位置関係です。港区の最西端部分というところですね。
 医療センターの近くの西面には処方箋薬局が並びますが、その中に古くから続くと思われる書店「明徳堂」が目を引きます。その向かい(東側)は「広尾ガーデンフォレスト」という高級マンションになっていますが、ここはもともと日赤の敷地だったところのようです。
  <処方箋薬局や書店「明徳堂」などが並ぶ一角>
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 その先の商店街区間は道幅がそれほど広くないのに自動車は両面通行で、安全性の面がやや気になりますが、通行するのは高級車が多い印象です。さすが西麻布、青山という土地柄ですね。横文字のお洒落系レストラン等も目につきます。しかしそんな中に、ビルの一階とはいえ、長く続いていそうな食料品店「アキバストアー」があったり、「ワガヤデンキ」という電器店があったりするので、ほっとします。生花店「花長」があるのも「日赤通り」らしい、というところでしょうか。
  <お洒落感と庶民的感覚が混じり合う商店街>
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 そして、これも庶民的雰囲気の蕎麦店「麻布布袋家」に迷わず入店しました。豚バラ肉セイロを注文しましたが、麵は腰を感じる美味でした。その隣はいかにも西麻布らしい高級寿司店ですが。
  <蕎麦店「麻布布袋家」>
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 商店街の北端は高樹町交差点で、その手前右は西麻布三井ビルの敷地であり、交差点の向こうには富士フィルムのビルが見えます。首都高速高樹町ランプはありますが、今、高樹町という地名はありません。交差点を渡った先に地名の由来の説明板があり、さらに奥まったところには永平寺の東京別院という長谷寺(ちょうこくじ)が見えました。
  <高樹町交差点寄りから日赤方向を見る>
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・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

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[№657]新橋赤レンガ通り発展会

■■■・・・大名屋敷が軒を連ねた歴史の街で「切腹最中」を買う
歩いた日 H29.12.06 【港区】 

 平日の昼間、外出の途中でここを歩いたのは、ある和菓子店での買物という目的があったからです。その店の名は「新正堂」。そしてお目当ての商品は「切腹最中」です。この店の所在地は田村右京太夫屋敷があったところで、元禄14年に浅野内匠頭が殿中松の廊下で刃傷事件を起こし、即日この屋敷にお預け、そして切腹となったことに因み、現店主が考案し、周囲の反対を押し切ってつくった最中が大きく注目され看板商品になったというものです。
<「切腹最中」の「新正堂」>
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 12月14日の赤穂浪士討ち入りの日を挟むこの時期には売上も倍増するとのことで、大きく口を開けた最中から餡がはみ出す形の独特な形状は、ビジネスマンたちの客先への謝罪の品としても重宝され、「自分の腹は切れないが、この切腹最中でご勘弁を」とのこととか。私の購入目的は客先への謝罪などではなく単なる話題追いの興味本位ですが、そのために、この「新正堂」が所属する新橋赤レンガ通りを歩くことになりました。
 地下鉄御成門駅で降りて、愛宕警察の脇から北上する形で歩きましたが、江戸時代にこの周囲には多くの大名屋敷が軒を並べていたとの説明書きが警察署付近にありました。田村邸もそのひとつだったわけですね。「赤レンガ通り」のフラグが下がる街路灯の形がユニークです。
<雑多な印象が強い南半の部分>
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 南北方向のこの通りですが、近年その中間地点で、これと交差する環状2号線(新虎通り)の開通により大きく二分されました。「新正堂」も環状2号線に面する位置となって目立つようになりましたが、「赤レンガ通り」の連続感が分断されたとも言えそうです。そして、特にここから北側は、新橋の繁華街の一角ということもあって、車道の両側にパーキングメーターが並び、ほとんど半分駐車場と化している印象で、カメラアングルに商店街の全貌を捉えにくい状況です。駐車場収入が商店街の資金源になっているのだとしたら文句は言えませんが。
<新虎通りとの交差点北側付近>
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 業種は様々で、北上して新橋駅に近づくにつれて飲食店が多くなり賑わいが増しますが、そんな中に、とり肉の「加賀屋」、精肉店「藤川」があるのが目を引きます。多数ある飲食店向けの卸が主というところなのでしょう。で、全長900mにも及ぶ商店街を歩ききり、新橋駅に向かいました。
<烏森通りとの交差点付近>
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・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ☆☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

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[№612]白金北里通り商店会

■■■・・・白金の北里研究所門前に残るレトロ建築の姿や歴史遺産に感嘆
歩いた日 H29.06.10 【港区】 

 北里研究所は、日本の細菌学の父として知られる北里柴三郎博士の創立によるもので、北里大学や病院を擁し、100年を超える歴史をここ白金の地で刻んでいます。白金北里通り商店会はその門前町と言って良い位置にあり、やはり長い歴史を経ているようで、オシャレでハイソな街と言われる白金の中でも昭和の香りが色濃い街並みの姿を残しています。
 田町から渋谷行きの都営バスに乗り北里研究所前で下車。近くに聖心女子学院の初等~高等課があり、何か学校行事があったらしく、バス停には整った身なりの親子が列をなしていました。北里研究所はバス通りに面する部分で建物の建設工事中です。そしてその前あたりからバス通りを西へ、首都高速2号線が上を跨ぐ恵比寿三丁目の交差点までが商店街区間です。三光町交番がありますが、その名は今の白金一~六丁目の大部分がかつて芝白金三光町であったことに由来します。
<看板建築の商店の並び(後方は北里研究所)>
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 白金らしい高級感漂う店もありますが、全体に古い看板建築等の並びが多く残り、古き良き東京の景観が生きています。中華お食事の「野沢屋」なんて下町に多くありそうな佇まいですが、建物は古くても入居している店が今風というものも見られます。2軒の蕎麦店(「三合菴」と「佶更」)は敷居が高い雰囲気で、「寿司清」にも入るにも勇気が必要そうです。古い建築物をそのまま利用したオシャレ居酒屋の名が「牛泥棒」というのもユニーク。
<懐かしさいっぱいの豆腐店とだんご店>
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 銭湯料金で入れるスーパー銭湯的施設という「アクアガーデン三越湯」の脇に、石碑か国旗掲揚ポールの基礎のようなものを発見。「国威宣揚三光協和会 昭和12年1月3日建之」の文字が刻まれており、ここにもさりげない歴史遺産があるのです。その向かいにはレトロ感満点の「川越屋豆腐店」と「大久保だんご店」が並び、その左の路地から石段を昇ると児童遊園がありますが、その中央に奇妙な形のモニュメントがあります。説明書きによるとここは長く「雷神山」と呼ばれ病気平癒を祈る多くの人が訪れた神社があったそうです。静かにベンチでくつろぐ人の姿がありました。
<「雷神山」の奇妙なモニュメント>
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 商店街を西に進むと、おっ、と声をあげそうになる古い木造建築に、韓国料理「はな」や、古民家バーと謳う「きえんきえら」などが入っており、それらの並びにある洋食「ハチロー」でカニコロッケのランチを700円でいただきました。ここもファンが多そうなレトロな造りです。
<店舗として有効利用されている古い建築物等>
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<「ハチロー」などがある長屋建築>
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 途中から南西に分かれる道沿いの一部も商店会の範囲ですが、街路灯が異なるのが妙です。
<この左の道沿いも同じ商店会の範囲>
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・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

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[№550]モノレ浜松町

歩いた日 H28.10.05 【港区】 
 以前、世界貿易センタービルの地下飲食店街を記事にしましたが、その高層ビルとJR浜松町駅の間に挟まれるようにあるのが浜松町モノレールビルです。文字通り、羽田空港へ行く東京モノレールのターミナル駅のビルで、駅舎は3~4階にありますが、1~2階が店舗街となっており、東京モノレールの開業が昭和39年の東京オリンピック直前ですから、このビル自体がもう50年以上の歴史を刻んでいることになります。
 JRの改札を出て連絡通路を進むとこのビルの2階となり、そのまま世界貿易センタービル内にも進めますが、今回はモノレールビル内を散策します。モノレールに乗ることはあっても、この1~2階をゆっくり歩くことはめったになかったので、古いビルながら何か新鮮な感じがします。この店舗街が「モノレ浜松町」と名乗っているのを初めて知りました。
 2階の、JR~モノレールの乗り換え動線に最も近い位置にあるカフェレストランの「パラタン」は、ここで長年営業している貫祿十分の店ですが、場所柄、男性一人客も気軽に入れる雰囲気で、実際、3階のモノレール駅からどっと降りてくる人波からはみ出した男性出張客等が吸い込まれていきます。同じ2階には、夜は居酒屋、昼はカレー店というところもあります。
 1階に降りるとそこは「路地裏横丁」と名のついた飲食街。隣の貿易センターの地下よりもさらにはるかに庶民的な居酒屋街の印象で、それらの店がそれぞれに庶民価格でランチを提供しています。乗り換え動線から外れているので、近所のサラリーマンの昼食・社交場の性格が強いようです。
 「産直居酒屋」と掲げる店がいくつかある中で、「ないす」の特得ランチ590円に惹かれて入店。
ランチAのコロッケとチーズハンバーグを注文しました。平日の少し遅めの昼食時で、頭上で大きな3枚羽根の扇風機が回る店内はどことなく倦怠感が漂います。満腹感を得ましたが、ここでも厨房内には外国語が飛び交っており、これも羽田の玄関口での「グローバル化」の一面かと、思わず苦笑いしてしまいますが、店を出ればやはりここは「居酒屋横丁」で、ほっと安心です。駅直結の便利な安らぎ空間でした。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

カフェレストランなどがある2階
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1階の「路地裏横丁」
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2階北側の入口部分から
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[№436]世界貿易センタービル地下1階飲食店街

歩いた日 H27.07.20 【港区】 
 梅雨が明け、灼熱地獄のような都会では、つい冷房の効いたビルの中に入りたくなります。この日は祝日(海の日)でしたが、モノレール浜松町駅に隣接する世界貿易センタービルなら昼食時に開いている店も多かろうと、地下の飲食店街へもぐり込みました。
 世界貿易センタービルの竣工は昭和45年。日本初の超高層である「霞が関ビル」の次にできた40階建ての超高層ビルで、もう45年もの歴史を刻んでいることになります。別館には高速バス等のターミナルもあることはご存じのとおり。最上階は展望台で、東京スカイツリー等ができた今日でも立派に集客しています。
 祝日で、入居オフィスの大半が休みのせいか、1階ロビーは静かです。さらに地下へ。飲食店街は時代とともにリニューアルもしているのでしょうが、何となくレトロな雰囲気で、半世紀近い歴史の香りを漂わせています。
 「世界」貿易センタービルの飲食店街ですが、「世界」を感じるのは、イタリア、タイ、それに西安料理くらいでしょうか。トルコライスをランチのメインメニューに掲げる店もありますが、居酒屋や蕎麦屋、ラーメン屋、とんかつ屋等もあって、全体にリーゾナブル、気取りない空気で満たされています。平日は上階のオフィスのサラリーマンが昼の胃袋を満たすにはお手頃というところでしょう。祝日でお客は少ないですが、それでも多くの店が営業しています。
 そんな中で、夏らしくカレーの「からなべ屋」に入りました。この店名は他でも見たような気がするので聞いてみると、東京駅と銀座にもあったそうですが今はここだけになったとのこと。なるほど。この店は正月以外は無休で営業しているとのことです。野菜コロッケカレーを注文しましたが、ヘルシーカレーを強調しており、油に気をつかっているようで、じゃが芋、枝豆、にんじんを具にしたカレーは新鮮な感じでした。
 味にも満足感を得た後、外界の灼熱を避けるべく、連絡通路から地下鉄の大門駅に移動しました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

どことなくレトロ感漂う地下飲食街
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気取りのない店が多い
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再び歩いた日  H28.10.27 
 都内移動の昼食時、上の写真にもある「ワインコーナー」という店に入り、「トルコライス」を食しました。「トルコライス」は長崎のご当地料理で、ピラフ(またはドライカレー)とナポリタンに豚カツを乗せたミックスメニューですが、なぜ「トルコライス」というのかは不明だそうで、もちろん中東のトルコ国とも無関係とのこと。
 前回レポート時は祝日だったので全体が静かでしたが、平日のこの日はビジネスマンたちでかなり混み合っています。カウンター席で999円の「トルコライス」でしたが、知ったメニューの組み合わせと思うと、それほどの感動はありませんでした。でも、周囲の人達は皆同じメニューを注文していました。都内で「トルコライス」を提供する店は意外と少ないようです。

トルコライスが看板メニューの「ワインコーナー」
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[№398]品達

歩いた日 H27.03.04 【港区】 
 ここは商店街ではなく、フードテーマパークというべきところですが、飲食店が連なっているという意味で強引に商店街として扱います。場所は品川駅の高輪口から第一京浜国道を線路沿いに2~3分歩いた京浜急行の高架下。「品達」と銘打って「麺達七人衆」がオープンしたのが平成16年、「どんぶり五人衆」がその2年後の開業です。鉄道高架下空間の有効利用としても興味深い企画でした。
 品川駅とその周辺は、同駅がリニア新幹線の始発駅となることや、駅北側にあった広大な車両基地用地の再開発により今後大きく変貌します。東京都が先ごろ発表した「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン」によると駅自体も再編され、特に現在高架構造となっている京急の駅を地平化するとしています。そうなると「品達」があるこの高架下空間はなくなるわけで、記録の意味も兼ねて、平日の都内移動の途中で昼食に立ち寄ったというわけです。
 開業後10年前後が経ち、店舗の入れ代わりもありましたが、今も行列ができる店があるようです。「麺達」の方はラーメン店の競い合いという様相が続いており、各店独自のこだわりで固定客も掴んでいるようで、「土産処しなたつ屋」もあってテーマパークらしさを保っています。
 一方で「どんぶり」の方は、現状で5店のうち丼主体は2店のみで、他は、刀削麺を売りにする店、ゴーゴーカレー、そして最近オープンしたタンタンメンの店です。オープン当初は丼物主体の店を集めていたと記憶しており、コンセプトの維持は難しいようです。「どんぶり」の方が駅からの距離があり、目の前は交通量の激しい国道で、立地条件も厳しいものがあるのかもしれません。
 そんな中の「ホエーどん亭」に入り、十勝豚丼を注文しました。「ホエー」はチーズ製造の際に出る「乳清」ですね。これで育てられた豚の肉丼というわけで、肉が丼からはみ出るように盛りつけられており、魅力的なビジュアルで満腹感が助長されます。
 線路の地平化と言っても、JRの線路群をまたぐ必要から、この位置は相当の急勾配になると思われ、将来の姿も気になりますが、「品達」の行く末も大いに気になります。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

ラーメン店が並ぶ「麺達七人衆」
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「どんぶり五人衆」の外観
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[№368]栄通り(新橋)

歩いた日 H26.11.12 【港区】 
 ご存じ新橋駅前のSL広場の向かいから入る小路の商店街です。駅を背にしてSLの左後ろから入るのは「新橋仲通り会」ですが、その一本北、右後ろから入るのがこの「栄通り」です。仲通り会は港区商連や新橋タウン情報サイト(新橋ネット)にも名前がありますが、この「栄通り」は見当たりません。商連などに属さずに独自の道を行くという感じでしょうか。
 「椿屋珈琲店」のあるビルの右から入ります。平日の1時ごろで、通りの中にある「ゴーゴーカレー」の呼び込みが入口で頑張っています。駅正面にありながら、いきなり雑多な飲み屋街の路地という雰囲気です。それがまた新橋の魅力なのですが。この日はこの通りでのランチ狙いです。
 前半は小綺麗なビルの飲食店という感じで並びます。鰻割烹の「大和田」や酒蔵「心酔」など。後半は小規模居酒屋の羅列という風情で、ランチを提供している店が多く、迷うところです。脇へ入る細い路地は夜に満開になる世界で、一種怪しげな空気も漂います。それを横目に一度赤レンガ通りまで抜けて、再びどの店にしようかと迷いながら戻ります。それにしても頭上に下がるフラグの「栄通り栄会」の文字は正式な組織名なのでしょうか。不思議な名称ですが一応そのまま受け止めます。
 「ゴーゴーカレー」の隣の立ち呑み店「へそ」が道に出しているランチメニューに生姜焼き定食を見つけて入店。夕方以降はサラリーマンのおやじたちが集結するいかにも新橋らしい立ち呑み店ですが、椅子に座ってランチを味わえます。入ると各テーブルの客の前にはビールジョッキがそれぞれ置かれ、「ん?、昼からビール?」と思いきや、自分の前にもジョッキでお冷やが運ばれてきたので納得しました。生姜焼き定食720円也にも満足しました。
 おやじたちの天国である新橋にも、いよいよ再開発の波が押し寄せてくるようです。先ごろの新聞記事で、ニュー新橋ビルやSL広場も含め、そこから南の街区一帯での大規模な再開発計画が伝えられ、いくつかの魅惑的な路地や商店街が「犠牲」になりそうです。近代的なビルになってしまう前に、できるだけ混沌とした風情を楽しんでおきたいと思います。栄通りも影響を受けるでしょうからね。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

SL広場側からの「栄通り栄会」入口部分
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夜の居酒屋街や昼はランチタイム
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[№343]ピアタ会

歩いた日 H26.08.27 【港区】 
 1年ほど前に、田町駅前の「森永エンゼル街」をリポートしましたが、田町駅前でその森永プラザビルとペデストリアンデッキを挟んで向かい合う位置にある「田町センタービル」の3階から地下1階の商店群が「PIATA」として商店街組織になっており、港区商連にも加盟しています。この日も、平日都内移動の途中、昼食時に立ち寄りました。
 このビルの竣工は平成6年と比較的新しいため、商業フロアも向かいの森永エンゼル街ほどの懐かしさは感じません。ごく普通のきれいな駅前オフィスビル内商店街という感じです。隣接の新田町ビルと合わせて、三菱重工系の会社が保有管理しているようで、「PIATA」の1階部分には新田町ビル方面に抜けられる通路があります。
 「PIATA」の構成店舗はやはりビジネスマン向けの飲食店が多いですが、2階には「洋服の青山」、「文明堂」や化粧品店、眼鏡店があり、1階にはパチンコ店が大きな面積を占めます。飲食店では、立ち呑みの大衆酒場や焼き鳥店も含め、夜型飲食店が目立ちますが、それらも多くはランチを提供し、昼食需要に応えています。
 中華、とんかつ、寿司等の店のほか、和風居酒屋「竹取の庭~遊庵~」や「喫茶室ルノアール」が大人の空間を演出しているようです。「謙徳蕎麦家」が2階と地下1階の2箇所に店を構えているのも目を引きます。
 昼食は、その「謙徳」にしようと思ったのですが、1階の通り抜け通路に面した「カレーショップ伊豆美」に引き込まれてしまいました。奥行きの非常に浅い店舗で、横一列のカウンター席の座る位置によって入る扉を選ばないといけません。ラジオからFM東京のDJが流れる素朴な雰囲気の中で、素朴な味のコロッケカレーを賞味し、地下一階の連絡通路から都営地下鉄三田駅に消えました。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ☆☆☆☆☆

2階のペデストリアンデッキからの入口部分
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カレーの「伊豆美」がある1階の通り抜け通路
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[№308]高輪台商店会

歩いた日 H26.05.07 【港区】 
 平日昼時の移動で、都営浅草線高輪台駅に途中下車。地上に出ると、幅広い国道1号桜田通りがやや向きを変える交差点で、2つある地下鉄出口のうちのひとつは近年できたと思われるオフィスビルに組み込まれています。交番のお巡りさんが目を光らせる前で、商店街らしき風情を探します。
 この商店会はホームページを持っていて、それによるとこの交差点まわりに商店が集積しているはずなのですが、あまり商店街らしい雰囲気は感じません。国道の東面(高輪三丁目)には薬局や中華料理店、西面(白金台二丁目)の交番前後には24時間営業のコンビニのような食品スーパー「CORE」や青果店「ベジブル」があって、かろうじて生活感を見せています。周囲にはオフィスだけでなくマンションや白金のお屋敷なども控えていて、それらの需要があるということでしょう。
 国道沿いの「鮨 子史貴」や「てんぷら天寿」などはどこか孤立している感じですが、それなりに固定客を掴んでいるのでしょう。一方、白金側の裏道に入ると気さくな感じの洋食店や弁当店もありますが、それらも商店会の一員のようです。
 高輪側に渡ると、角には古書の「石黒書店」が悠然と構えていますが、この交差点から東の二本榎通りをつなぐ道沿いがやや商店街らしい様相です。しかしそれでも店舗の連続感は乏しく、少々拍子抜けの感。ただ、オフィス街らしくランチを提供する店はそこそこあって、その中のひとつ「蔵乃家」という蕎麦店に入りました。「20食限定」という「今週のランチ」がまだ残っているというので注文。ロースかつと蕎麦のセットで満足しましたが、隣のテーブルでは近くのオフィス従業員と見られる男女6人グループが談笑していました。
 高輪・白金という土地柄からお洒落な街並みを想像しがちでしたが必ずしもそうでもなく、医院や歯科医院などが多いのもオフィス街らしいパターンで、そういうサービス系も含めて今後も周辺需要に応えていってくれることでしょう。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

国道沿いの鮨店、てんぷら店等
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蕎麦の「蔵乃家」のある通り
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[№306]ニュー新橋ビル2階商店会

歩いた日 H26.04.30 【港区】 
 平日の都内移動でどこかに寄り道しながら昼食をと思ったのですが、あいにくの雨模様。で、また新橋駅前のニュー新橋ビルに駆け込みました。毎度おなじみ、洒落っ気のない完全「おやじビル」です。フロアごとに商店会が構成され、飲食店が集中するのは地階と一階ですが、二階にスパゲティの旨い喫茶店があるという情報を思い出し、昇りのエスカレータに乗りました。そして二階。うわっ、いやあ、いつの間にこうなってしまったのでしょう。まるでマッサージ店銀座です。
 中国式整体、指圧、マッサージ等の店が林立し、歩くほどに片言の日本語で誘いの声をかけられます。どれもそれなりにちゃんとした店なのでしょうが、何となく怪しげな雰囲気が漂います。「マッサージいかがですか」の声を振り切って飲食店を探します。
 ネット上の商店街タウン情報では、2階にも十数店の飲食店があることになっているのですが、増殖するマッサージ店の波に押されて数えるほどになってしまったようです。ゲーム店も目立ちます。中央付近にお目当ての喫茶店「ポワ」をみつけましたが、かなり広い区画で、男性の一人~数人連れの客がくつろいでいる様子が通路から丸見えのガラス張りで、少々躊躇して前を行ったり来たり。
 そうこうしているうちにもう一軒の軽食・喫茶店「サンマルコ」を発見。妖艶な雰囲気のマッサージ店とフラメンコスタジオに挟まれた位置ですが、思い切って入店。入ればカレーやスパゲティ、ピラフ等を提供する手頃なランチスポットです。客はおじさんばかりですが、やはり皆くつろいでいます。窓から山手線のホームが見えますが、こちらは時間がゆったり流れています。注文した和風スパゲティは私好みの味で、セットにしたコーヒーも美味でした。
 何か昼間から別世界に足を踏み入れた感じですが、階段を降りればいつもの喧騒。身近なところで異次元化しつつある空間、といったところでしょうか。でもやはり、普通の飲食店などもがんばってほしいな。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★★☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

マッサージ店等に囲まれた喫茶店「ポワ」
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健気に営業する軽食・喫茶の「サンマルコ」
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[№285]ニュー新橋ビル地下商店会

■■■・・・おやじビル地下の昭和空間でゆったりとしたランチタイム
歩いた日 H26.02.12 【港区】 

 ご存じ新橋駅前のSL広場に面するニュー新橋ビル。ここは戦後、日本最大の闇市があったところで、そこを再開発して11階建てのビルになったのが昭和46年。闇市跡に密集していた飲食店等も入居したとのことで、開業から40年以上経った地下1階から地上4階までの商業階は混沌とした昭和の雰囲気が漂っています。それらの店舗群のターゲットは専らサラリーマン層。だからおじさん一人でも気軽に入れるのが魅力で、私もしばしば愛用しています。
 ここの商店会はフロアごとに組織されていて、今回は昼食を求めて入った地下階をレポートします。階段かエスカレータで地下に降りると、そこは全体が昭和時代の懐かしさ。細かく区割りされて各店の規模は小さく、この階だけで60~70軒はありそうです。夜だけの営業で昼はシャッターを閉ざした店も多いのですが、ランチ営業をしている店はおじさんたちで賑わっています。
 焼き魚系の定食メニューを提供する店が多く、夜はそのまま赤提灯風の居酒屋になるのですが、それらに混じって、寿司や中華、韓国料理等の店もあって毎日通っても飽きないでしょう。しかも値段は皆リーゾナブル。上階のオフィスに勤めるサラリーマンたちは幸せですね。いつも長い行列ができる人気店もあります。
  <魚系の昼定食を出す店が多い飲食街>
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 そんな中で、「特製欧風カレー」の黄色い看板が目に入り、思わず入りました。店名は「瑞藻」(みずも)。カウンターのみのつくりでメニューは欧風カレー(ビーフ)の1種類のみ。お値段は500円。なかなかマイルドなカレーです。マスターは気さくな方で、「夜は?」と尋ねると、後ろのカーテンをチラッと開けて見せてくれました。棚に洋酒のボトルがズラリ。洋風居酒屋に変身する「二毛作店ですよ」って。夜はママさんがいるそうで、きっとファンが多く集まるのでしょう。
  <「瑞藻」の黄色い看板がある一角>
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 この懐かしい空間はずっとなくならないでほしいと思いますが、建物の築年数を考えるとどうでしょうか。新橋で乗り換えることが多いため、今のうちにできるだけ昭和を堪能しようと、これからも気軽に訪れようと思います。地上階はまた別の機会にレポートします。

・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

再び歩いた日 H30.07.07 【港区】 

 この街歩き趣味から派生して私の密かな楽しみのひとつとなっているレトロ喫茶巡り。「巡り」と言うほど数多く入っているわけではないけれど、喫茶店ランチで寛ぐひとときは心身の癒しタイムとして最高です。
 おやじビルとして知られ、戦後闇市の雰囲気を残すニュー新橋ビルを含む新橋駅西口一帯の再開発も間近と報じられ、このエリアに残る懐かしの店舗たちを目に焼き付けておかねばならず、何度も入ったビルではあるものの全体がレトロな魅力に包まれたニュー新橋ビルにまた足を踏み入れました。
 まず目指したのは2階で未入店の喫茶店「POWA」。ここのナポリタンセットがネット上で好評価なので、ぜひ、と思ったのですが、土曜日でお休み。2階は相変わらず怪しげなマッサージ店の呼び込みが盛んですが、それを振り切って地下の「フジ」へと目的の店を変えました。
 ここも昭和の喫茶店の風情満点で、チキンライスにアイスコーヒーのセットを注文。近くの席ではグループ客が声高に打合せなどしていて少々耳障りですが、まあ気にせず、ゆったりと読書などしながら時を過ごしました。人生にはこういう時間が必要ですよ。でもこの風景もあと何年か。時代の流れには逆らえませんね。

  <喫茶店「フジ」がある一角>
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[№249]新橋駅表口通り愛柴会

歩いた日 H25.10.03 【港区】 
 まずはこの名称が謎なのです。港区の商店街マップによる愛宕地区の中で、ここは新橋駅から一番遠く、浜松町・大門駅との中間に近い位置にあります。それなのに「新橋駅表口」を名乗るのはなぜか。もしかして「汽笛一声」の旧新橋駅(後の汐留貨物駅、今のシオサイト)か? いや、それでも表口ではないはず。今の新橋駅にも烏森口や銀座口はあっても「表口」という出口はないし。
 それから「愛柴」も謎です。芝公園が近いですが「芝」ではなく「柴」。そんなわけで、ちょっと気にかかっていたのですが、たまたま近くに所用があり、ここへ立ち寄ってみました。
 新橋六丁目の第一京浜のひとつ西側に平行する道で、街路灯に「愛柴会」の表示があってすぐにわかります。延長は100mちょっとの短い商店街。いや、商店街という雰囲気はないですね。オフィス街の裏通りという感じ。北側の入口角に「サンアントン」というパン店があって、かろうじて「商店」の存在を感じ取れるというところ。その隣には不動産店と思しき店。
 そのほかは飲食店が主体ですが、数は少なく、どれもビルの一階部分で、寿司店や牛たん店、イタリア料理店に喫茶店と、少々高級そうで庶民的とは言い難い雰囲気が漂います。実際入ってみればそうでもないのかもしれませんが、昼時でもなく、眺めるだけにしました。少し入りやすそうな喫茶店もありますが、商談には適していそうです。イタリア料理の「Giglio」はやはり敷居が高そうですが、ランチタイムなどは意外とリーゾナブルかもしれません。
 いずれにしても、商店街らしい喧騒とは無縁の様相で、すぐに通り抜けてしまいますが、その先、大門方向には「新七会」の街路灯が続きます。これもまた謎ですね。新橋は六丁目までしかなく、「新七」は何の略なのか。区商連のリストにもない名です。
 この日は時間が乏しく、謎の解明への聞き取りの間もなく新橋駅に戻ってしまいましたが、いつかまた勇気を出して食事に入り、探ってみたいとも思います。これはちょっとしたミステリーですな。
・なつかし度  ☆☆☆☆☆
・ぬくもり度  ☆☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ☆☆☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

「新七会」側から見た「愛柴会」の通り
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イタリア料理店「Giglio」など
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[№231]森永エンゼル街

歩いた日 H25.07.24 【港区】 
 JR田町駅前に森永プラザビルができたのが昭和49年。このビルの1階と地下1階にあるのが「森永エンゼル街」で、同じ長さの歴史を持っているようです。ビルの上階には、その名の通り森永製菓の本社があり、それらオフィスに働く人へのサービスというのが、そもそもの設置目的だったのでしょう。しかし、駅前という立地から利用者は多様であり、ホームページでも「地域密着の商店街」とアピールしています。
 「森永エンゼル街」の名で港区商連にもちゃんと加盟しており、ビル併設でありながらひとつの商店街として認識されます。1階は「虎ノ門書房」などをはじめとする物販店群、地下1階が飲食店街となっています。40年近い歴史を持つだけに、全体にどこか懐かしい空気が流れています。1階奥には上階に向かうエスカレーターがあるちょっとしたピロティのような造りになっていて、建設当時の斬新さを目指した設計者の意気込みを感じさせます。
 「虎ノ門書房」の向かいには、こだわりの強そうな「カメラショップ ナカジマ」などがありますが、私は昼食目当てなので地下への階段を降ります。地下は、狭い通路の両側に飲食店が並ぶ空間で、全体に温かみのある感じです。なぜか和食系の店が多く、菓子メーカーのビルにしてはユニークに見えます。
 時刻は1時近くでどの店もランチのピークは過ぎており、どこに入ろうかだいぶ迷いました。唯一の洋食店「ステーキハウス木馬」の「昔ながらのハンバーグ」にも惹かれますし、「酒処しゃら」の「しょうが焼き」も魅力的、焼き鳥「舞々亭」の親子丼もコストパフォーマンスが良さそうですが、結局、蕎麦の「謙徳」でそば定食にしました。このフロアでは一番面積が広い店舗です。蕎麦はもう一軒、立ち食い蕎麦の「まるちょう」もあります。
 企業ビルですが駅からの流れで気軽に入りやすく、実際「謙徳」にも、男女取り混ぜて通りすがりらしき客が多く見受けられました。外が雨模様であったため、こういう屋内型の商店街も助かります。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

森永プラザビル1階の「エンゼル街」入口
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地下一階のほっとする感じの飲食店街
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[№207]品川駅港南商店会

歩いた日 H25.05.22 【港区】 
 品川駅は品川区ではなくて港区にあります。この駅の港南口といえば、かつては薄暗い地下道から出る場末的な裏町であった時代が長く続いたのですが、今は再開発され、「品川インターシティ」や「品川グランドコモンズ」などの高層ビル群に、ソニー、三菱重工業をはじめとする名だたる企業の本社等が林立する一大ビジネス街へと大変貌を遂げています。周辺には、ウォーターフロントを売り物にするマンション群もあります。新幹線の駅ができてもう10年になるのですね。
 港南口への広い橋上通路は、朝夕は通勤客で大混雑となるのですが、昼食時も相当の人波です。その人波の多くは駅を背に左右の高層ビル群に吸い込まれていますが、今回の目的地は正面に見下ろせる商店街です。遅めの昼食のための立ち寄りです。ここだけ中低層の建物が目立つところで、ランチ営業をする居酒屋を含めて飲食店が主体で、周辺ビジネスマンの食需要に応えているようです。無機質な高層ビル群だけでは疲れてしまうので、こういう空間も必要ですね。
 港南口に昔からあるのは、東京海洋大学(元東京水産大学)と中央卸売市場食肉市場です。商店街の通りをまっすぐ進むと、中小飲食店の集積は途切れ、左に大きなビルが現れますが、その向かいに「肉の消費者センター カネカ畜産」の看板を掲げる店があって、すぐ裏に広がる食肉市場の存在を想起させます。突き当たりに東洋水産の本社ビルが見えるのも港南口らしさというものでしょう。
 駅方向に戻りながら横道を見ると、建物の間にスッと人が吸い込まれる光景が。覗くと幅2m程の路地があって小さな居酒屋等が集まる空間が見え、何かほっとする発見でした。
 さて、昼食ですが、商店街入口脇のビルを見上げると「カレー」の文字があり、そこに行こうと決めましたが店の入口がわかりません。ビルのまわりを一回り歩いて階段があったので昇ってみるとありました。カレー「キラリ」。控えめな店構えですが、15席ほどの店内は賑わっています。ここは食肉市場に敬意を払ってポークカレー大盛りを注文しましたが、何と、ソテー状のポークの固まりが乗ったカレーが登場。このポークがとても柔らかく、カレーもピリリと辛くて非常に美味でした。コーヒーかコーラもサービスでつきます。良い店を発見した満足感にひたりながら駅に戻りました。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ☆☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

駅側から見下ろす商店街入口
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飲食店主体の商店街
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[№191]新橋柳通商店会

歩いた日 H25.04.04 【港区】 
 JR新橋駅の烏森口からニュー新橋ビルの左の烏森通り(烏森商店会)を進み、最初の信号交差点から左に入るのが新橋柳通りです。等間隔に設置された街路灯に、4つずつ「志ん橋柳通り」の提灯が下がっているのがユニークです。
 港区商連のホームページからリンクする「新橋タウン情報」での紹介地図では、この商店街の範囲は次の信号までの100mほどのようですが、通りの名前は前後も含めて柳通りとなっているようです。この日は都内移動の途中で南から北へ通り抜けました。
 新橋駅に近いため、飲食店やカラオケ店などが目立ちますが、その中に理髪店や釣り道具店なども混じっています。このあたり、夜は歓楽街となりますが、昼に歩けば猥雑さはほとんど感じません。ランチタイム以外には誘惑も少なく、あっと言う間に通り抜けてしまいそうなところです。大半がビル化されていますが、南側東面の一角には2階建ての古い建物が残っていて、居酒屋などになっているのがやや親しめる風景です。
 南側の信号の向かいにはJRAの「ウィンズ新橋」があり、ちょっとしたランドマークとなっていますが、それに向かい合う商店街角が青果店というのも面白いとりあわせだと思います。平日の昼間で「ウィンズ新橋」も閑散としていました。
 ふと気付くと、「柳通り」というのに、この商店街区間の並木は柳ではなく、商店街区間を抜けたウィンズの先からが柳並木となります。その柳並木区間も飲食店等が続き、雰囲気がやや地味になって、私はそちらの方が落ち着いた気分になれますが、それも程なく環状2号線(マッカーサー道路)の建設工事で分断されてしまいます。
 道路は一方通行ですが、商店街区間は片面にパーキングメーターが置かれて半分駐車場化しているのも、風情を薄める要因になっているのかも、と思いました。提灯だけでなく「柳通り」らしい演出を工夫すれば魅力を倍加する可能性もあるのではないかとも思います。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

街路灯に提灯が下がる商店街
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青果店の向かいに「ウィンズ新橋」
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[№182]芝神明商店会

歩いた日 H25.03.12 【港区】 
 御成門駅の近くに所用があり、都営地下鉄大門駅に移動する途中でこの商店街を通りました。第一京浜国道の一本西側の裏に並行する南北の一方通行の通りで、地名は芝大門一丁目です。南北の入口には「芝神明商店街」と書かれた立派なアーチがかかっています。北側から商店街に入りましたが、北端部付近は店舗密度も薄く、飲食店がポツポツとある程度ですが、南へ歩くにつれて賑わいが増してきます。
 6mほどの道幅の両側にビルが続いているため少々暗い感じではありますが、徐々に密度を増す店舗群とビジネス街からの人通りの多さがそれを打ち消してくれます。中央部付近に昔ながらと言うべき店舗の連なりがあり、「八百栄深瀬商店」が店先に野菜や果物を並べているのは、この土地で今となっては貴重な風景でしょう。中ほど交差点角で印章・ゴム印を扱う「金山印舗」もなかなか風情があります。
 一方、飲食店などは構えをモダンに改装しているところが多く、その中で、「芝栄太郎」は特に真新しい様子でお客を集めていました。
 南の端に近づいたところの西側に、この商店街名の由来でもある「芝大神宮」があります。伊勢神宮の祭神を祀り、「関東のお伊勢様」とも呼ばれてきたそうで、かつては「芝神明宮」とも呼称していたようです。芝大神宮のホームページには、広重などによる江戸期の賑わいの風景画が掲載されています。今は神前結婚式で人気のようですね。
 さて、南端付近の食堂「三好弥」で食事にしました。ランチタイムはオムライスが主のようで、オムライスとイカフライのセットを注文。気さくな女将さんの話では、この土地での営業は長く、先代は東京タワーがだんだん出来上がっていくのを見ていたのだそうです。商店街のことを聞くと、「シャッター通りになっちゃったね。向かいにあったお茶屋さんもみんな出ていっちゃった」のだそうで、「これからの時代はどんな商売がいいのかねえ」だって。美味しいオムライスを長く続けてくださいよ。「また来てね」の言葉に送られて大門駅に入りました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

今では貴重な青果店などが並ぶ一角
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オムライスランチの三好弥など
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[№172]新橋駅前ビル商店会

■■■・・・レトロ感満載のおやじビルは心休まるが先行きが心配
歩いた日 H25.02.13 【港区】 

 昼食をとろうと新橋駅に降りましたが、風が強い日だったのでビル地下に逃げ込みました。東口側の新橋駅前ビルは、西側のニュー新橋ビルと並んで、地下から低層階の店舗群がレトロな雰囲気満載で、おじさん達のパラダイスとなっています。「おやじビル」とも呼ばれるそうです。
 このビルの完成は昭和41年。もう半世紀近くの歴史を刻んでいます。1号館と2号館に分かれ、その間に真新しいゆりかもめの駅を挟みますが、この新旧の空間の対照は面白い風景です。
 JRの地下改札から広場下の地下街「ウィング」を抜けて、そのままこのビルの地下一階に入れます。戦後の闇市の空気がまだ残留しているような屋台風の飲食店を中心とした空間が広がります。夜は立ち飲みの店でも、さすがに昼間は酒盛りのおやじ集団は見られませんが、それらの呑み屋がランチを提供しています。1階と結ぶエスカレータ近くに幅2mほどの路地のような空間があり、迷宮のように人を誘います。その中の一軒、呑み処「圭」の「まぐろ丼」の表示につられて入りました。おじさんの密かな一人飯にはぴったりの雰囲気です。夜の割引券になるカードをもらいました。
  <おやじ街の様相が濃厚な地下一階の空間>
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 そんな昭和満載のビル内でも、女性が気軽に入れるカフェのような店もできています。一階に上がると、老舗洋菓子店の「巴裡 小川軒」が特殊な風情を見せており、決しておやじだけのビルではないことがわかります。うなぎの「市松」からは良い香りが漂います。日本橋にも支店がある蕎麦の「本陣房」の本店もこのビルにあります。
 13時を過ぎているのに行列ができている洋食店もあり、文具店などの物販店や理髪店も混じります。さらに二階に上がると、稲庭うどんの「七蔵」にも行列が。なかなかの人気店も多いところです。こうした混沌とした空間風景は、長く続いてほしいと思いますが、このビルの古さを考えるといつまで続くかと考えてしまいます。
  <「小川軒」などがある一階の通路>
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 地下一階からはそのまま都営浅草線の駅に降りられ、その先には近代的なビル空間「汐留シオサイト」が広がります。新旧のタイムスリップを日常的に味わうことができるところです。

・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

再び歩いた日 H31.01.05 【港区】 
 新橋駅周辺では、西口側だけでなく東口側でも、この「新橋駅前ビル」を含めた再開発の検討が始まったとのことで、魅惑的な「おやじビル」の今後が心配になってきました。この一階で懸案だった喫茶店「ポンヌフ」への入店をやっと果たすことができました。
 1月最初の土曜日の2時近くで、「開いてるかな」と行ってみたら「開いてた!」。レトロ喫茶、純喫茶は今や絶滅危惧種であり、これを好む人種の間では名店として知られる「ポンヌフ」でのひとときは貴重な体験です。代表メニューともいえるハンバーグスパゲティをコーヒー付きで注文。隣では女性一人客がやはり同じメニューでお食事中。若いカップルもいて、この雰囲気に魅せられる人は性別や年齢を問わずいるようです。
 都心の駅前にありながらおやじ達も含め誰もが気軽に立ち寄れるこの空間は貴重です。
  <喫茶店「ポンヌフ」があるあたり>
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  <東側からみた新橋駅前ビルの外観>
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[№152]芝浦商店会

歩いた日 H24.12.19 【港区】 
 田町駅界隈で昼食にしようと途中下車。三田側ではなくて反対の海側へ。こちらは芝浦口(東口)というのですね。芝浦商店会は、この芝浦口を降りた駅前通りの新芝橋までの左側と、新芝橋を渡った先の右側一帯を範囲とするようです。全域が芝浦三丁目に属します。
 芝浦は、江戸時代までは海の中。すべて明治以降の埋立地で、文明開化のころは海水浴や月見の名所でもあったとか。戦前は花街としても発展し、芝浦芸者が隆盛を極めました。その後は工場や倉庫が建ち並びましたが、今はオフィス街の様相が濃くなっています。商店街のある三丁目には、芝浦工業大学や東京工業大学附属科学技術高校などもありますが、学生街の印象はあまり感じません。
 新芝橋手前の駅側は、ビジネスマンや学生向けの飲食店が並んでいます。駅前の広い道路に面しているので明るい感じです。そして新芝橋を渡ります。芝浦は運河が数多く走り、どこに行くにも橋を渡らなければならないという島の街なのです。商店街のある「島」内の道路には愛称がつけられていて、駅前通りの延長が「なぎさ通り」、それに交差する道路には「ももよ通り」、「かすみ通り」、「しおかぜ通り」、「さざなみ通り」などの名がついています。
 「なぎさ通り」は駅前からの延長の雰囲気ですが、交差道路に入ると少し印象が異なります。全体に飲食店が圧倒的に多いですが、「しおかぜ通り」などを歩くと表通りの飲食店とは異なるひと時代前の空気を感ずる店や古い建物を活かした店なども見受けられます。そんな雰囲気の店で昼食にしようと、「藪そば」に入り、カレー南蛮と半ライス(900円也)を注文しました。周囲が高層ビル街に変貌する中でなぜか低層のまま残ったところで、昭和の「食堂」の雰囲気を感じさせる蕎麦店です。午後1時を過ぎた店内は空いていて、ストーブの前の空席に猫が大人しく座っていました。
 旧海岸通り沿いには、2階建ての建物を使った饂飩店などもありました。時間をかけて歩けば歴史を感じさせる資産を見ることもできるのかもしれませんが、師走の慌ただしい中での昼食タイムだったので、再びビジネスマン達の流れに混じって駅に吸い込まれました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ☆☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

駅前通りの延長の「なぎさ通り」
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猫がいた「藪そば」
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[№146]新橋西口通り

歩いた日 H24.12.05 【港区】 
 都内移動の乗り換えと昼食を兼ねて新橋駅に降りました。この駅の烏森口周辺は気取らない雑多な要素が混在する、私が好きな繁華街のひとつです。新橋は立ち飲み天国などとも言われ、霞が関の官庁街や銀座に近接しながら目一杯庶民的で猥雑性も混じり、おじさん達のパラダイス的空間とも言えます。
 そんなおじさんの街には商店会がいくつか形成されていますが、今回は南西側の烏森口を出てすぐ左の「新橋西口通り」へ入ります。組織名は「新橋西口通り共栄会」ですが、入口に「新橋西口通り」の大きなアーチがかかります。ここへ来た理由は、アーチをくぐってすぐ左側に広島お好み焼きの「ちんちくりん」という店が1年ほど前にできていて、ぜひランチタイムにそこに寄りたかったからです。私は広島お好み焼きが好きで、瀬戸内方面に出張で通っていたころには現地でよく食べていました。
 「ちんちくりん」は広島市内で複数店を展開する有力店ですが、いよいよ東京進出となったわけで、よくぞ新橋においでくださったという思いです。JRのホームからも大きな看板が見えるので迷うことなくたどり着いた・・・はずが、ん?、昼時なのに何の案内も出ていない。3階の店まで上がってみると、社員研修のためランチタイム臨時休業との貼り紙が。ショック!。
 目的を果たせず残念ですが近々また来ることにします。東京の広島お好み焼き店は、広島市東京事務所がホームページで推奨店を紹介していて、新橋には他にもあるのですが、この日は西口通りにこだわりたかったので素直に諦めました。
 通りを先へ進むと大半が飲食店で、ランチ営業をしている店も多いため人通りはかなり多く、そのほとんどがサラリーマン風です。居酒屋のランチや、ラーメン、うどん、寿司などのサラリーマン達の胃袋を満たす店の連なりの間に、夜はキラキラと人を誘うであろう風俗店らしき店の看板も混じります。本当に都心の一角にあってその表裏が共存する街です。
 共栄会の範囲は百メートルちょっとで終わりますが、その先の饂飩店「みなと屋」で昼食にしました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

飲食店等が集積する西口通り
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広島お好み焼き「ちんちくりん」があるビル
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[№70]東麻布商店会

■■■・・・硬軟混在の少々不思議な商店街空間を散歩
歩いた日 H24.06.27 【港区】 

 平日の仕事の都内移動の合間にちょっとだけ回り道です。地下鉄南北線の麻布十番駅を地上に出て、あの有名な麻布十番商店街の入口を横目に見ながら、新一の橋交差点から古川・首都高速沿いの道を芝公園方面に向かいます。中ノ橋の信号までくると左に東麻布商店街の入口が見えます。門柱のように洒落た二本の白いポールが立っています。ポールには「東麻布商店街」の標記とともに「麻布いーすと通り」、そして「麻布のE街」の文字も。
  <東麻布商店街入口>
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 それほど広くない道ですが両側に歩道がつき、車道は一方通行です。入ると早々に中華料理店や韓国料理店が現れ、飲食店が多いようですが、午後の遅めの時間なので大半が営業時間外で、歩く人もまばらです。「麻布いーすと通り」のフラグが下がる歩道を進むと、「銘茶にしのえん」には「吉祥寺 行列の羊羹」の看板が。ここなら行列なしで吉祥寺の某有名店の羊羹が買えるということですね。魚料理の定食店という「魚ゆ」もお休み中。カレーの「PILIPILI」や高級そうな雰囲気のKOREAN DINING「KOSARI」、そしてうなぎの有名店「五代目野田岩」の離れのような店もあります。
 さすが麻布、下町庶民には敷居が高い雰囲気だなと思いきや、商店街中央付近には「やりたや」と「八百鈴商店」という2つの青果店が仲良く向かい合い、靴店や気軽な雰囲気の蕎麦店、とんかつ店、クリーニング店等もあって、生活感も失っていません。ビルと低層建物の個店が併存しています。
  <2軒の青果店が向かい合う一角>
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 商店街北端近くで道が右に45度ほど折れると、正面頭上に東京タワーがドカンと見えます。桜田通りに出ると、左手の野田岩本店の先に飯倉交差点がずいぶん高いところに見え、高低差、勾配の大きさに少々驚きです。商店街をまた南端まで戻りましたが、要人もお忍びしていそうな麻布の一角にありながら「かかしまつり」などのイベントも行う商店街だそうで、硬軟が混在した少々不思議な空間の散歩気分を味わったひとときでした。最寄りの地下鉄大江戸線赤羽橋駅から仕事モードに戻りました。

・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

再び歩いた日 H30.05.19 【港区】 

 以前、この東麻布商店会を歩いてから、早いもので6年が経過しています。今回は、これに隣接する初音商店会を西から東へ散策したところで、懐かしきこの商店街に再び出会いました。
 前回のレポートは平日でしたが今回は土曜で、そのせいかずいぶん静かな感じがします。平日なら周囲のビル街に勤めるビジネスマンたちの通行もあるのでしょうが、週末は少ない夜間人口のみというところでしょうか。
 それでも、蕎麦店や青果店、米店などが健在なのがうれしいところです。前回訪問時の記録を見ないまま歩いたので、正確な比較はできませんが、やはり店舗数は減ってきているのかもしれません。私好みの佇まいの喫茶「にしむら」に心惹かれましたが、この日は時間の余裕がなくなってしまったので、前回同様に赤羽橋駅へ急ぐ結果となってしまいました。南側の入口付近は、前回よりもやや麻布らしいお洒落感が増したようにも感じました。
 ところで、この商店会はホームページを持っており、そこにショップリストが掲載されていて、そこで店舗名を確認することができます。それによると、初音商店会の項で書いたジェラート店「アザブ ファブリカ」は、こちらの商店会所属であることがわかりました。

  <こういう店が健在だとほっとする>
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  <お洒落感がやや増したように感ずる南側入口付近>
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[№48]魚らん商店会

歩いた日 H24.05.26 【港区】 
 「魚籃坂」の名は、坂の途中にある魚籃寺に由来するということです。品川方面からこの坂を降りてくると魚籃坂下の交差点で、ここを中心に桜田通りなどに挟まれたほぼ三角形の一帯がこの商店街です。住所は高輪一丁目で、正確には「魚らん銀座商店会協同組合」が組織名ですが、「魚らん商店会」としてアピールしているようです。
 商店会ホームページによると、大正時代からの歴史を持ち、都電があったころは大いに賑わったようですが、今は、地下鉄白金高輪駅が目の前にできたとはいえ、地区を囲む幅広い3本の幹線道路の交通量が多く、その流れの勢いに圧倒されているように見えます。
 まず、麻布へ向かう6車線道路の歩道を歩くと、薬店の先にインド料理や焼き肉店、ちょっと高級そうな蕎麦店などが並び、路地側にイタリア料理店が見えたりしますが、生活感は乏しい感じです。
 緑地帯がある三叉路から魚籃坂方向に入ると、釣り具店や印章店、古書店、乾物店など、多少生活色が感じられるようになります。そして、お茶屋さんの店頭にまたまた発見、「まぼろしの飴」の表示を。見たのは3回目ですが結構有名なのでしょうか。私が知らないだけ? 一歩入った路地に商店会館がありますが、その2階が「どんどん」という焼鳥屋であることが微笑ましく、ホッとさせられます。
 魚籃坂下交差点を右に折れ、桜田通りの歩道を進むと、ここもまた車の流れが激しく殺伐とした感を強くしますが、その中に、「頑なにここで頑張っています」という風情の「たたみ」店があるのは、思わず応援したくなります。「畳 襖 壁紙」と大書され、異彩を放っているように見えました。
 いわゆる生鮮食品の店は見当たらず、周囲に居住人口がどれだけいるかわかりませんが、日常生活ニーズは大丸ピーコックがあるのでそこで満たされているということでしょうか。
 この商店街で好感が持てるのは、地下鉄出口や商店街内に商店街のマップが掲示されていることです。こうした案内・誘導、アピールの努力は重要ですね。商店会の組織力が維持されているのを感じました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

茶店、薬店などがある歩道
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「畳 襖 壁紙」のお店
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[№47]四の橋白金商店会

歩いた日 H24.05.26 【港区】 
 下町愛好派の私が港区白金などを歩くには少しばかり勇気が要ります。それでも、都心3区のひとつに数えられる港区にどれだけ商店街らしい商店街があるかを探索するために、地下鉄の白金高輪駅から地上に出ました。北里大に向かうバス通りを西に少し進むと、左に氷川神社の立派な鳥居があり、その向かいが商店街の入口です。ここから一歩入って安心しました。気取った雰囲気はなく、レンガ舗装の一方通行路でまず目に飛び込んできたのが100円ショップ「キャンドゥ」の赤い看板だったからです。
 歩くにつれ、美容室や理髪店、パン屋や300円弁当の移動販売、普通の街の電器店や文具店、クリニックに歯医者さん、さらにはクリーニング店が4店もあるなど、「日常」が溢れています。シロカネらしいスイーツ店やレストラン、ジュエリーショップなどもありますが、「日常」に溶け込んだ形です。
 ホームマートという食品スーパーやグリーンショップという看板を掲げる青果スーパーのほか、小さいながら魚屋もあって、生活臭が濃厚です。児童遊園ではお父さんが子どもを遊ばせています。
 そしてそして、古びた「郵政宿舎」に挟まれるように古色蒼然と構えるのは「四の橋市場」。青果、魚、精肉などの大きな看板を掲げ、中は下町顔負けの市場空間の様子。土曜の昼で本格営業時間から外れていたようですが、この存在自体にうれしくなってしまいます。周辺住民の所得階層は高いのでしょうが、生活のニーズはどこも共通ですね。それを支える商店街の存在が頼もしいです。
 商店街を抜けると、古川の上を首都高速二号線が覆う四の橋交差点で明治通りです。橋のたもとに「時計台広場」があってベンチが置かれ、休憩ができます。ここまで一往復しましたが、オシャレイメージが強い白金地区にこのような気さくな商店街があることにホッとさせられました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

「日常」感があふれる商店街
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「我が道を行く」風情の「四の橋市場」
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[№42]芝商店会

歩いた日 H24.05.16 【港区】 
 実はこの商店街内に、盛りがとても良い蕎麦店があるという情報を得ていて、平日の昼時、都内での移動ルートに近かったため、昼食に寄ってみようと思い立ったわけです。JR田町駅から第一京浜を浜松町方面にしばらく歩き、芝四丁目の交差点から西を見ると「芝商店街」入口のアーチが見えます。ここから北へ向かう道と途中から西の日比谷通り方向に向かう通り沿いが商店街の中心軸です。
 港区のビジネス街に囲まれた商店街ということで、店舗の中では圧倒的に飲食店が多い構成です。ビル一階でランチを提供する喫茶店や洋食店のほか、中華、寿司、蕎麦、うなぎなど種類も豊富です。お弁当を販売する店もあり、近隣のビジネスマンたちの胃袋を満たすのには事欠かないというところですが、そうした中に、魚吉という鮮魚店や日用品店などがさりげなくあって、生活対応の機能も健在なのがうれしいですね。法泉寺というお寺も自然な形で溶け込んでいます。「新橋ベーカリー」というパン店が併設する喫茶店の名が「ニューブリッジ」というのも微笑ましいです。
 「江姫ゆかりの地」のフラッグが続く一方、この商店街は「激辛ストリート」(芝辛)としてもアピールしていて、今年のKARA-1グランプリ「激辛グルメ日本一決定戦」で3位入賞したという「芝の鳥一代」さんも確かにありました。なかなかユニークな頑張りを見せています。
 さて、蕎麦店はその数が特に多いですが、その中に見つけました。お目当ての店「ざるそば屋」を。確かに普通でもかなりの盛りの量ですね。味も良し。満腹になりました。ここで間違って大盛りなど頼んだら大変なことになりそうです。
 店舗がびっしりと連なっているという程ではありませんが、ビジネス街とうまく共生している商店街と見えました。西へ抜けると都営三田線芝公園駅の入口がすぐそこです。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

飲食店が多い中に魚屋さんもある商店街
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大盛りの蕎麦店「ざるそば屋」
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