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ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

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ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

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皆さまのご感想や情報など、お便りをお待ちします。

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[№795]有楽町ビルヂング

■■■・・・都心の大人のオアシス的ビルで独り映画を楽しむ
歩いた日 R01.06.27 【千代田区】 

 平日の夕方に有楽町駅前の「有楽町ビルヂング」を訪れました。昭和41年竣工というから、三菱村のこの界隈でも古い方で、規模は大きくないものの外観にどことなく風格があります。この2階から地下1階までの低層部が商業フロアになっていて、これまでにも何度も入ったことがあります。
  <夕暮れの有楽町ビルヂング正面>
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 駅側正面から入ったところは2階までの吹き抜けとなっていて、左の階段を2階へ上るとすぐのところに「アメリカン居酒屋」を謳う「ビバリー」があります。ここは、ランチタイムに同じお手頃値段でサイズが選べるパスタを提供しており、何度か入って窓から行き交う電車を眺めながらパスタで満腹になったことがあります。この日はもう店頭表示が夜メニューになっていましたが。
  <「ビバリー」がある2階>
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 一階は中央の通路を挟んで反対側の出口まで見通すことができます。白い大理石の柱が清楚な感じを与え、「大人の街」の印象です。すぐ右側にあるのが喫茶店「ストーン」。正統派喫茶店の趣で、ここも大人の雰囲気。以前入った時もゆったりと寛げました。地下に「サンマルク」や「スターバックス」もあるのですが、おじさんはやはりこういうところが良いのです。
  <喫茶「ストーン」がある1階部分>
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 その地下は飲食街なのですが、それほど気取った感じがないのが良いです。そんな中に、なんと「カツミ」の店舗があります。「カツミ」と言えば、鉄道趣味界ではHOゲージの模型店の老舗として有名。ソフト鉄道ファンの私などにはやや敷居が高いのですが、コアなマニアが通いつめる店と言って良いでしょう。店頭には「国鉄」時代を彷彿させる車両達が展示されています。
  <地階の飲食店街>
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  <鉄道模型店「カツミ」の店舗>
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 さて、この日このビルを訪れたのは、2~3階にある映画館「スバル座」で映画を観るため。映画館は平日の夜の部が空いていて良いのですよね。歴史ある映画館でスクリーンはひとつ。建物とともに50年以上の歴史を刻んでいるだけあって、館内の雰囲気もレトロな良い感じです。
 お目当ての映画は「ある町の高い煙突」。新田次郎の同名小説の映画化で、史実に基づいています。舞台は私が若いころ3年ほど暮らした茨城県日立市。日立グループ創業時の日立銅山を舞台に、煙害対策として被害地域住民と会社が対立を乗り越え、大煙突を造り上げる物語です。ここでは映画の感想は述べませんが、独り秘密の時間を過ごした思いで、夜の駅の雑踏に再び身を投じたのでした。
  <正面入口の「スバル座」の案内塔>
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・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ☆☆☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

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[№763]東京交通会館

■■■・・・駅前の老舗ビルも店舗の入れ替わり多く、退店ショックやら新発見やら
歩いた日 H31.02.09 【千代田区】 

 ご存じ、JR有楽町駅前の東京交通会館です。地階から3階あたりまでが商業フロアで、ここを商店街として紹介するのもどうかと思うのですが、このビルも昭和40年の完成からもう50年以上経ち、再開発ラッシュの東京のど真ん中でいつどうなるかわからないので、記録の意味でとりあげます。
  <有楽町駅前にそびえる交通会館>
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 都のパスポートセンターが2階にあるので、そこに訪れたことのある人もいるでしょうし、地方のアンテナショップが多くあったり、1階の屋外でよく地方物産販売などをやっているので、それを目当てに来る人もいるでしょう。新幹線の車窓からも良く見え、東京着の場合、このビルが見えると席を立って出口に向うという人もいるのではないでしょうか。逆に、3階のテラス「有楽町コリーヌ」からは、走行する新幹線列車を間近に眺めることができます。
  <一階屋根下では地方物産展などが開かれる>
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 できた当初の頃は、最上階の回転展望レストランが話題になっていたものですが、これ、今もあるんですね。東京会館が運営する「銀座スカイラウンジ」として健在です。
  <商業フロアの内部風景>
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  <階段の壁画>
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 月に一度、有楽町に行く所用があるほか、乗換え等でよく降りる駅なので、このビルには気軽に入ることが多く、特に1~2階の三省堂書店は私のお気に入り書店のひとつです。この日もそこで本を数冊買ったのですが、実はもうひとつ目的がありました。
 近年、「純喫茶」の魅力に目覚め、喫茶店ランチを好むようになった私は、このビル3階に「しろばら」というレトロムードの喫茶店があるという情報を得て、そういえば3階までは行ったことがないなあと、階段を上がって行ったのです。が、・・・「ない!」。あるのは「ジュン」という喫茶店のみ。1階の案内のお姉さんに聞くと、今は無いとのことで、唖然としたのでした。今や絶滅危惧種とも言える昭和の香りの純喫茶。歴史あるビルでの懐かしい空気体験の期待は幻に終わりました。
 商業フロアの中には画廊などもいくつか混じり、飲食、ファッション、雑貨など店舗構成も多様ですが、改めて回遊してみると新発見して思わず足を止める場面もあります。1階の「タオル美術館」なる店は、タオルの産地の愛媛県今治市とのつながりがありそうですし、数ある地方物産店の中に大阪府の「大阪百貨店」というのがあるのも新発見でした。
  <画廊などがある一角>
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  <「タオル美術館」などもある>
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・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ☆☆☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

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[№749]神田駅東口一番街商店会

■■■・・・50年以上の時を刻む駅の脇の飲食中心の通りも土曜は静か
歩いた日 H30.12.15 【千代田区】 

 神田駅周辺で商店街として組織化されている部分はひととおり歩いていたつもりだったのですが、駅と線路にへばりつくように一番近いここをレポートしていませんでした。今回、西口側で贔屓にしている靴店に買い物に行ったついでにこちら東口側にも回ってみました。線路東側に沿う道で、南は神田駅前商店街、北は神田ふれあい通り商店街に挟まれる区間です。
  <「一番街」の南側入口(土曜なので静か)>
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 正式名称は「神田駅東口一番街商店街」ですが、中央通り側と平成通り側の両入口の門型アーチには「神田一番街」と大きく表示されています。商店街ホームページによると昭和39年に発足とのことで、通称「一番街」と自ら名乗っているようです。昭和39年というと前回の東京オリンピックの年ですね。50年以上の歳月を経て、またオリンピックを迎えるわけですが、その間の変化はどのようなものだったでしょうか。
  <西面は完全にJRの高架下>
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 南北方向の通りですが、西面はJRの高架下です。この高架は、東北・上越新幹線の真上に上野東京ラインが重なった二重高架で巨大な壁のようですが、その下にすっぽりと商店街の半分が収まっているという感じです。50年前にはこの高架上は在来線の線路だったはずで、それをつぶして新幹線を敷き、さらにその上にもう一度在来線を重ねたというわけです。
  <東面の飲食店等の店舗の並び>
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 歩いたのは昼時ですがこの日は土曜日。ふだんならビジネスマンたちで埋まる道も比較的静かです。駅直近でしかも神田という地の利からさすがに飲食店が大半を占め、その構成は時代とともに入れ代わってきているでしょうが、50年前から続く店があるでしょうか。土曜日ということで閉まっている店も多く、夜になれば開くところもあるでしょうが、気軽な昼食場所ともなりそうなそば店もシャッターが降りているほか、JTBの店舗も閉まっているのには驚きです。
  <平成通りからの北側入口>
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 神田は江戸から続く歴史あるまちで、「伝統と格式を受け継いでいる」との表現が商店会ホームページにもありますが、こうした店舗群に「伝統と格式」を感ずるのは少々難しそうです。唯一、飲食店がひしめく中にまぎれる形である理髪店「バーバーセキグチ」が時の流れを見つめつづけているように思えますがどうでしょうか。
  <理髪店「バーバーセキグチ」など>
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・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

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[№717]飯田橋セントラルプラザ・ラムラ

■■■・・・外堀の跡にそそり立つビルのショッピングフロアで避暑気分
歩いた日 H30.08.25 【千代田区】 

 セントラルプラザは、飯田橋駅の脇に建つランドマーク的な複合ビルで、その1~2階部分がショッピングセンター形態をなしていて「RAMLA(ラムラ)」の愛称で案内されています。このビルは、皇居の外堀の一部であった飯田濠を暗渠化した上に建ち、千代田区と新宿区に跨がっていて、ビルの住所は「新宿区神楽河岸1-1」なのですが、千代田区の商店街リストに「セントラルプラザ」として記載があるので、千代田区の分類として扱います。
  <セントラルプラザ(ラムラ)の北側入口>
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 飯田濠(いいだぼり)は日本橋川とつながって江戸城の外堀の一部をなし、ここまで舟が入れたそうで、「神楽河岸」は揚場の役割を担っていたそうです。現在、ビルと外堀通りの間が水を意識したような公園空間となっていますが、「河岸」であったころの情景は全く想像もつきません。
  <水辺を意識した造りの公園空間>
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 セントラルプラザには、東京都の飯田橋庁舎が入居しているほか、上層階は住宅棟となっています。都心の一角とも言える立地ですから、住宅棟といっても事務所利用も多いのでしょうね。ビルができたのが昭和59年なので、もう30年以上ここに存在しているわけで、風景の一部としてすっかり馴染んでしまっています。
 「ラムラ」には飯田橋交差点側と神楽坂通り側の両方から入ることができ、1階の中間部分にも外堀通りに面した公園側への出入り口があります。夏の暑い盛りなので、こうした屋内型の商店街はありがたく、空調も効いて快適です。
 1階は中央に食品スーパーの「三浦屋」があり、上の住宅や周辺の住民の日常ニーズに応えているほか、それより北はファッション街、南は飲食街の性格が強くなっています。案内上は、北が「EAST」、南が「WEST」となっていますが。その「WEST」の飲食店群の向かいに占いの店やペルシャ絨毯の店が並んでいると思ったら、「8月催事」の臨時出店のようでした。
  <一階の飲食店街部分>
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 2階はモール状になっていて、明るい透明屋根のアーケードがかかる部分が中心です。そこから一歩奥まったところにある書店「芳進堂」は、以前ここでお目当ての本を見つけて買ったことがあり、お気に入りの店のひとつです。今回もこの店内を徘徊し、涼しいひとときを過ごしました。
  <二階の明るいアーケード下の商店街>
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  <二階のオープン部分の商店街>
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・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆


●[№109]森下商店街(江東区)を再び歩いたので、加筆しました。→こちら
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[№689]南神実業会

■■■・・・世界最大級の本の街の風格を保ちつつ、新たな店舗スタイルも誕生
歩いた日 H30.04.12 【千代田区】 

 古書店等の集積で知られる神保町界隈は、靖国通りと白山通りが交わる神保町交差点を中心に、商店街組織がいくつにも分かれています。その中でも、交差点を挟んで靖国通りの南面が古書街の中心地と言えます。なぜ南面なのか・・・それは、北面だと南からの日差しを受けて店頭の本が痛むから、というのが通説です。
 この日は、ある書籍を買い取ってもらえる古書店を探しに訪れたのですが、事前のネット情報で目星をつけていた古書店が、この靖国通り南面、交差点西側の区間にあり、交差点角の岩波のビルから西の専大前交差点までの南面で構成される「南神実業会」という商店街組織の範囲です。
 岩波ビルには岩波ホールがあり、文化の殿堂というべき風格を保っているほか、別館にあるタイ料理店「メナムのほとり」なども有名です。また、神田古書センターは、神保町古書街のシンボル的存在で、創業明治8年という高山書店をはじめ各階に古書店等が入り、また、2階にはカレーの名店「ボンディ」もあります。
  <神田古書センター前付近の情景>
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 古書店も大半はビルになっていますが、「矢口書店」、「古賀書店」の一角はレトロな洋風建築で昭和風情を残しています。神保町は、価値の高い書籍が集まる場所として、米軍が空襲の対象から除外していたとのことで、そのために古き良き建物も残ったと言われています。
  <レトロ建築の「矢口書店」など>
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 数多くの古書店はそれぞれ専門特化しており、因みに先程の「矢口書店」は映画・演劇関係の書籍を中心に扱っているようです。因みに私は、比較的取り扱いジャンルの幅が広いという店に行ったのですが、結局、買取交渉は成立しませんでした。
 岩波ビルの隣に、真新しいカフェができていると思ったら、この前日にオープンした複合施設「神保町ブックセンター」だと、後で調べてわかりました。旧岩波ブックセンター跡地で、1~3階に、書店、喫茶及びコワーキングスペースを集約させたとのことで、1階は「本が読めて買える喫茶店」だそうです。本のまち神保町のニューウェイブというところですね。このように少しずつ変化している街ですが、世界最大級の本の街の風格は不動です。
  <新複合施設「神保町ブックセンター」>
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・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★★★

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[№579]有楽町産直飲食街

歩いた日 H29.01.21 【千代田区】 
 JR有楽町駅から新橋寄りの鉄道高架下を活用したスポットです。ここを訪れたきっかけは、「高架下」を扱った新聞記事で、最近オープンした「中目黒高架下」などとともに紹介されていて、「あれっ、そんなところあったかな?」と思い、行ってみたらありました。高架下外側の日比谷商店街などは良く歩いているのですが、高架下「内側」のここにはこれまで気づきませんでした。
 情報によると、昨年(平成28年)10月にオープンしたとのことですが、見るともう何十年もそこにあるような風情で、そのつくりは見事です。古い高架下中央で線路に並行する狭い通路がそのまま使われ、まさに「横丁」です。今風の綺麗さがないところが良いです。
 ここは、「有楽町産直飲食街ぶんか横丁」というのが正式名称のようで、運営するのは「㈱浜倉的商店製作所」という会社。そのホームページによると、「地方の生産者と消費者をつなぐ、地方生産者と地域活性化を目的としたプロジェクトとしてスタートした今までにない新しい地域専門性のPR店を集合させた横丁プロジェクト」というのがコンセプトで、地方のおいしい食材、郷土料理を、アンテナショップが集積する有楽町の地で消費者に提供する場として作られたようです。
 アンテナショップを持たない地方の自治体や生産者に対し、消費者への接点を提供する活動も行っているようで、代表の浜倉好宣氏は、商店再生や横丁プロジェクトなどを複数手がけているとのこと。以前歩いた「恵比寿横丁」などもこの方の手によるもののようです。
 帝国ホテルにも近い入口部分にあるのが「魚〇」(静岡)と「牛〇」(北海道)、そこを入ると「貝〇」(北海道)、「馬かばい」(熊本)、「むつ味」(東北)、「都久志屋」(九州)、それに「ちょい飲み餃子」という具合です。大半の店が24時間営業というのがまた良いですね。土曜日ですが、昼間からお酒を飲みながら肴をつついている人達もいます。明るい時間帯ですが、私が覗いている間にも何人かのグループが入店していきました。
 この日はこのあと仕事あるので飲むわけにはいかないけれど、そのうち誰かと誘い合って「貝〇」なんかに来てみたいなと思いました。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

レトロ感濃厚に造られた入口部分
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産直飲食街の内部(1)
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入口から中を覗く
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産直飲食街の内部(2)
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[№578]出世不動通り商店会

歩いた日 H29.01.17 【千代田区】 
 平日の昼過ぎ、仕事で大手町から神田駅に出るのにここを歩きました。内神田ですが旧地名は神田松下町。北に並行して神田駅西口商店街があるのですが、その喧騒はこちらにはなく、むしろオフィス街の印象が強く、商店街組織を形成しているものの普通の商店街らしさは乏しい感じです。
 商店街延長は500m程にも及び、神田駅から本郷通りとの交差点までの両側歩道つき一方通行道路ですが、途中の外堀通りとの交差点から神田駅寄りが比較的商業色が強いところです。この日は、本郷通り側からの進入です。都心の一角だけあって大小のビルが立ち並びますが、脇道も含めて、昭和風情を感ずる看板建築風の古い建物もまだ少し見られます。オフィスビルが多い中で、店舗の連続感はそれほどないのですが、ビジネスマン達の胃袋を満たす飲食店が多いように見えます。
 そんな中、ビルの間に挟まれるように、この商店街の名の由来である「出世不動」があります。小さいですが、きれいに管理されている様子です。出世不動は、千代田区観光協会ホームページによると、徳川家の鬼門除けとして祀られていたそうで、昭和20年の戦災で本堂は焼失したものの本尊は避難させていて無事で、戦後、出世不動通りが管理したとのこと。都内でも由緒ある不動尊で、明治の頃は縁日が盛況だったようです。出世とはおよそ縁がない私も、ここは慎ましく拝んで参りました。
 さて、その不動尊の並びの蕎麦店「浅野屋本店」に入り、遅めの昼食にしました。ここは明治5年創業という歴史ある店で、木鉢会にも名を連ねています。神田藪そば、まつやなどの名店と肩を並べる名店ということですが、気取ったところは全くなく、美味しくいただけました。
 そのさらに隣は豆腐店。女将さんらしき方が店頭に立って販売していました。他で目立つのは、ちょっと敷居が高そうな印象の「後富久ずし」でしょうか。でも、「神田でちょいと寿司を」なんていうのも粋で良いですね。「あい津」は、店頭のメニューを見る限り福島会津の店ではなさそうです。このほかにインドカレー店や、広島お好み焼きの幟を立てている店もありました。西口通りの喧騒を避けてこちらを通勤路にしている人もいるようで、各店それぞれに常連客も抱えて繁盛しているということでしょう。それもまた神田らしいところかもしれません。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

外堀通りとの交差点から神田駅方向を見る
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ビルに挟まれた「出世不動」
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古い建物もわずかに残る
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蕎麦店「浅野屋本店」
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[№551]柳原通り(神田須田町二丁目)

歩いた日 H28.10.15 【千代田区】 
 ここは商店街とは言えないと思いますが、興味深い通りなので記事にします。対象とするのは、神田川の南に並行する柳原通りの、昭和通りからJRガード付近までの短い区間ですが、その中ほどにある蕎麦店「匠」に一度行きたいと思っていたところ、そのビルが建て替えになるという情報があったので、これは食べに行かなくてはと、立ち寄った次第です。
 秋葉原駅からJR線路沿いの「ふれあい橋」という人道橋で神田川を渡っていくと、川沿いに「柳森神社」の社が見えます。この神社は、室町時代に京都の伏見稲荷神社を勧請して創建されたそうですが、それほど広い敷地ではないところに7つの神社(祠)が合祀されているのが特徴です。金比羅宮、秋葉大神、幸神社、おたぬきさん福寿神、明徳稲荷神社、浅間神社など、それぞれに由緒のある小さな祠がぎゅっと肩寄せ合うように同居しています。
 土曜日の昼ですが立ち寄って参拝していく人が絶えず、そんな境内にはまた、力石群、富士講関係石碑群、御衣黄桜などもあって、近所の勤め人や住民たちが思い思いに休息する場ともなっています。
 そんな神社の前の通りは、戦災を免れたところのようで、都心にありながら古き良き風情を残していましたが、最近急速に建て替えの波が押し寄せてきたようです。既に真新しいビルに変わってしまったところや更地になった区画もありますが、まだかろうじて古い建物がいくつか残っています。
 中でも目を引くのが、銅板建築の「岡昌裏地ボタン店」、その隣のビル1階には「ジャパンスーベニアショップ」という表示があるかと思うと、同じ並びには宮崎県都城市発祥という「雷々麺」で有名な「あたりや食堂」もあります。これまた貴重な看板建築である「海老原商店」の建物は正面がブルーシートで覆われ、いよいよ建て替えモードに入ってしまったのでしょうか。
 さて、お目当ての「匠」ですが、店名はご主人のお名前のようです。常陸秋蕎麦を使用だそうで、ざる蕎麦と田舎蕎麦の合盛りをおいしくいただきました。この時点で移転先がまだ決まっていないとのことで、どうなるか心配です。昭和通り近くのやはり古いビルにある喫茶店の明石屋(アカシヤ)も昭和の香り漂う純喫茶として有名ですが、この日は時間がなく断念しました。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

美しき銅板建築の「岡昌裏地ボタン店」など
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喫茶店「アカシヤ」が入る風格あるビル
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7つの神様が同居する柳森神社
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蕎麦店「匠」
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[№509]帝劇ビル・国際ビル地下街

歩いた日 H28.04.13 【千代田区】 
 有楽町駅に近く、お堀を隔てて皇居前広場とも向かい合う帝劇ビルは、ご存じ帝国劇場のあるビルで、連日の興業に多くの観客が押し寄せるところです。帝劇は東宝の直営劇場ですが、このビルに出光興産の本社が入っている関係で、ビル上階には出光美術館もあります。国宝や重要文化財を含む多くの書画などの古美術を収蔵し、ここの企画展には何度か訪れたことがあります。
 このビルの地下1・2階に飲食を中心とした店舗街があり、両階で隣接の国際ビルの地下街とつながっていて、一体の飲食街として利用されています。両ビルとも昭和41年の建設で、50年という時を経てだいぶ年季が入っているようにも見え、地下店舗街も、テナントは随時入れ代わっているとはいえ、全体の雰囲気はひと時代前のビル地下空間という感じです。
 入居している飲食店は、ビジネスマンのランチや気軽な飲み会用という感じのリーゾナブルな店が多く、どこも気軽に入れる感じなのが良いところです。その中で異色なのは、国際ビル地下一階にある「丸の内タニタ食堂」です。健康計測機器メーカー「タニタ」の社員食堂のレシピを再現して提供するもので、オープン時にはマスコミ等で大きな話題になりました。訪れた平日13時ごろには行列もなく、お客を呼び込む声が響いていました。
 もうひとつ、同じ国際ビル一階に「鹿屋アスリート食堂」があります。全国で唯一の国立体育大学である鹿屋体育大学と鹿屋市(鹿児島県)と健康食企業の連携によりスポーツ健康食を研究して提供するものだそうで、多くのビジネスマン等がランチタイムを過ごしていました。この地下階は「健康」指向が目立つようになったとも言えそうです。
 この日のランチに入ったのは帝劇ビル地下2階の蕎麦店「しなの路」。大山鶏の親子丼とそばのセットを注文しました。ビジネスマンたちのほか、観劇客と思われるご婦人たちも交じり、賑わっていました。同じ帝劇ビル地下2階の喫茶店「カフェ・ド・セントロ」も入ったことがありますが、懐かしい香りで落ち着いた時間を過ごせる空間です。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ☆☆☆☆☆

飲食店が並ぶ帝劇ビル地下2階
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「丸の内タニタ食堂」などがある国際ビル地下1
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階喫茶店「カフェ・ド・セントロ」等がある帝劇ビル地下
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出光美術館もある帝劇ビルの入口
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[№442]B-1グランプリ食堂 AKI-OKA CARAVANE

歩いた日 H27.08.08 【千代田区】 
 去る7月、秋葉原駅近くのJR高架下に「B-1グランプリ食堂」なるものがオープンしたと聞き、訪れてみました。「B-1グランプリ」は、「ご当地グルメでまちおこしの祭典!」と銘打って、平成18年から毎年場所を変えて開催されているもので、ここはその常設公認店だそうです。同グランプリの主催団体「愛Bリーグ」に加盟する団体の人気メニューを順次入れ換えて提供するとのこと。
 高架下の活用のため外から全体は眺めづらいですが、脇の歩道上には各参加団体の幟が並びます。14団体ほどのトレーラー屋台のブースが一列に並び、中央の券売機で買った食券またはスイカでの購入というシステムです。焼きそばだけでも横手、富士宮、ひるぜん、なみえの4種、そのほかには、八戸せんべい汁や北上コロッケ、久慈まめぶ汁、勝浦タンタンメンなど、有名どころが並びます。
 「B-1グランプリ」の「B」はブランドのBで、いわゆるB級グルメとは無関係、グランプリはグルメイベントではなくまちおこしイベントであると、ホームページに念入りに記載されています。グランプリの出展者(出店ではない)はまちおこし団体で、まちをPRすることが目的とのこと。A級に対するB級というマイナーなイメージで捉えてはいけないのです。その意味では、本ブログの「B級商店街」という命名も考え直すべきかもしれません。この食堂は決してB級ではないのですから。
 食べ比べできるようにハーフサイズでの提供が基本で、値段は300~500円。ドリンクもブース販売です。テーブル席は家族連れやグループ客で埋まっており、暑いので唯一空調がある立食席で、震災被災地応援の意味も込めて「浪江焼麺太国」の「なみえ焼きそば」をいただきました。太麺のユニークな焼きそばです。浪江町は全域が福島第一原子力発電所事故による警戒区域内で、町民は町外で避難生活を続けており、昨年のグランプリ開催地でしたが近隣の郡山市での開催でした。
 この区間の高架下には、南に隣接して日本全国の食の逸品を集めた「ちゃばら」があり、北にはものづくりをテーマにした「2k540 AKI-OKA ARTISAN」があって、JRの空間有効活用の一環とはいえ、魅力が連続するラインとして注目度が高まっているといえそうです。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★★★

鉄道高架下に展開する「B-1グランプリ食堂」
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参加団体のブースが並ぶ
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[№392]秋葉原ラジオセンター/秋葉原電波会館

歩いた日 H27.02.07 【千代田区】 
 秋葉原は、明治2年の大火のあと明治天皇の勅命により、鎮火社として遠江(静岡県)の秋葉神社を勧進したことから地名になったそうで、戦後は電気街として発展してきました。今は、メイド喫茶等で有名な「オタク」の街として人を集めていますが、電気街の風情もまだ色濃く残っています。
 JR秋葉原駅の電気街口を出ると、正面にあった「秋葉原デパート」は「アトレ」に変わっていますが、その先、中央通りとの間の総武線ガード下にはこまごまとした電気部品等を扱う店が密集する独特の空間があります。戦後、復員した電気通信技術者たちが集まってラジオ部品を売ったのが始まりだそうで、そのころからの混沌とした雰囲気をそのまま今に伝えているという感じです。
 高架下の細長い空間ですが、中には線路方向に狭い通路が通り、二階もあります。この空間は細長く3つの組織に分かれていたのですが、一番南側の帯の「秋葉原ラジオストアー」は一昨年(平成25年)11月に閉店となりました。残るのが、高架下中央を占める「秋葉原ラジオセンター」と北側の道路に面した帯の「秋葉原電波会館」です。
 各店それぞれにポリシーがあるのでしょうが、「素人」にはどこを覗いてもちんぷんかんぷんです。ケーブルだけを扱う店もあれば、言葉の響きが懐かしい「テスター」類を並べる店もあり、LEDランプも一粒?単位で売られていたりします。昔、ここで防犯用品を買った記憶があります。
 ほとんど電気の「玄人」のための店舗群という風情ですが、場所柄、興味本位で覗いていく人も多く、外国人観光客の姿も珍しくありません。残った「ラジオセンター」と「電波会館」は特に閉鎖や建て替えの情報もないので、今後もこの風情は続くのでしょうが、造りはかなり老朽化しているようにも見えます。記録の意味も込めて写真を撮り、記事にしたという次第です。
 この周辺には、似たような名前で、「東京ラジオデパート」、「秋葉原ラジオ会館」などがありますが、最近建て代わった「秋葉原ラジオ会館」はほとんどアニメやフィギュア等の専門店ビルと化していて、私のような昭和おじさんには用がないというところになっていました。
・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★★★

狭い通路に店がひしめく「秋葉原ラジオセンター」
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北側道路に面した「秋葉原電波会館」
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[№362]有楽コンコース

歩いた日 H26.10.25 【千代田区】 
 ここは都心のど真ん中ですから、一度は目にした人が多いのではないでしょうか。有楽町駅の南側、晴海通りをJRの線路群がまたぐ下の歩道部分が、レトロ感満載の異次元空間なのです。山手線、京浜東北線、東海道線、新幹線と計8本の線路の下の短い区間ですが、前後に「YURAKU CONCOURSE」(一部文字脱落)の表示があります。古いアーチ型ガード下の薄暗い空間なので、女性が一人で歩くのは少し怖いかもしれません。そんな特殊空間なので、ここを紹介するブログ記事も多いですね。私もあっさりとご紹介。
 「オロナミンC」とか「コカコーラ」とか「塩小売所」なんていう昭和30年代頃のホーロー看板があったり、昔の映画のポスターが貼られていたり、私より上の世代には懐かしくて涙が出そう、という表現がおそらく似合いそうな雰囲気です。ここを商店街と言えるかどうかはさておき、構成店舗は「まんぷく食堂」とうどん・そば屋台風の「慶屋」のほぼ2店。
 産婦人科・性病科の「有楽町診療所」、「有楽理髪店」、土地建物の「有楽不動産」の看板表示もあってそれらが商店街を形成しているのかと思いきや、その中はすべて「まんぷく食堂」。看板に偽りありで、嘘じゃないのは「トリスバー」の看板くらいですが、そこがまた面白い。店の前にはビール瓶ケースを積み上げて板を渡した上にメニューサンプルが置かれています。
 周囲には、マリオンや日比谷シャンテや帝国ホテルなど、お洒落で高級な施設が居並ぶ中で、時の流れに一人逆らい続ける頑固さが現れているようで、おじさん族は思わずニヤッとしてしまいますね。しかし、おじさんの端くれの私もまだこの店に入ったことがありません。誰かを誘ってブラリと入れば良いのでしょうが、何か少々勇気を要する気がします。この昭和空間は、2020年の東京オリンピック後もこのままあり続けるでしょうか。それまでにぜひ一度入店したいとも思います。
・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★★★
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

一部文字が欠落した表示の日比谷側入口
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懐かしい看板類が並ぶ「まんぷく食堂」店頭
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[№327]神田駅西口商店街

歩いた日 H26.07.02 【千代田区】 
 JR神田駅を西口に出ると正面から西に300mほど続く幅6mほどの賑やかな通りが神田駅西口商店街です。実はこの商店街の中に、ある理由で最近良く行くようになった靴店があり、この日も平日昼の都内移動の途中で、その靴店に行くべくこの商店街に足を踏み入れました。周囲は都心のオフィス街。1時を過ぎたといえども昼時なので人通りが絶えません。B級として紹介するのが申し訳ないようですが、神田という土地柄から飾り気のない雑多な雰囲気が魅力です。
 入口アーチには「7月3~4日 七夕絵どうろうまつり」の横断幕が。残念、一日違いか。この商店街は秋田県湯沢市との関係が深く、2年に一度この季節に同市との共催でこの祭を開催するのです。江戸初期にこのあたりに秋田佐竹藩の上屋敷があり、今は商店街中ほどに佐竹稲荷神社があります。湯沢は雪深い山間の地。元禄年間に京都から輿入れされた若き姫君の寂しさを慰めようと絵どうろうをかかげたことに因み、現地では8月に祭が行なわれるそうです。絵どうろうは大きく優雅なもので、それがこの商店街にもいくつも並ぶことになります。
 商店街は、飲食店が多いですが、まずはお目当ての「リズム靴店」へ。ここで靴を購入後、いざ昼食へ、と意気込んでみましたが、隣のカレー店に惹かれてすぐ入店。商店街内にカレー店はいくつかあるのですが、「本格欧風カレー&ハヤシライス専門店」と掲げるここ「100時間カレーB&R」の辛口カレーはなかなか刺激的でした。「100時間かけて作る」のだそうです。
 カレー店だけでなく、ラーメン、寿司、うなぎ、そばと、ビジネスマンランチの選択肢は豊富です。飲食店ばかりが目立ちますが、靴店のほか老舗のせんべい店をはじめとする物販店もあり、内神田を中心とした一帯の商業軸として立派に機能しているといえます。神田駅周辺は、オフィス街でありながら下町らしい雑然とした雰囲気がそこかしこに充満し、抵抗なく歩けるので私が好きな街のひとつです。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

飲食店が多い昼過ぎの商店街
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佐竹稲荷神社
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[№297]須田町北部商店会

歩いた日 H26.04.12 【千代田区】 
 靖国通り沿いに展開する多数の商店街が「靖国通り商店街連合会」を組織していますが、その北面の最東端を占めるのが須田町北部商店会です。実は、旧万世橋駅跡に半年ほど前にオープンした「マーチエキュート神田万世橋」を見に行こうと、地下鉄都営新宿線小川町駅から地上に出たら、この商店街区間を歩くことになったというわけです。
 明治45年に甲武鉄道(現・中央線)のターミナルとして開業した「万世橋駅」は、東京駅丸の内駅舎と同じ辰野金吾の設計による赤煉瓦の堂々たる建物でしたが、関東大震災で焼失、中央線の東京駅への延伸等の環境変化とともに衰退し、昭和18年に休止されました。その後にできた交通博物館も平成18年に営業を終了しましたが、その煉瓦のアーチやホームの遺構等を活用した商業施設として再活用されることになったというわけで、個性的な店舗とレトロな構築物が人を集めています。
 これに近接する神田須田町交差点は、市電→都電が健在の時代は交通の要衝でしたが、今は拠点性が失われています。この須田町北部商店会の区間も華やかさはありません。ただし、名店があります。商店街は知らなくとも店の名は知っているという人も多いでしょう。蕎麦の「神田まつや」は池波正太郎も贔屓にしたとのことで、この日も行列の盛況ぶりです。さすがに諦めて、その並びでカレー好きには良く知られた「トプカ」に入り、印度カレーを食しました。
 表通りから一歩入ると、さりげなく出世稲荷、延寿稲荷といった小さいが由緒ある神社があったり、あんこう鍋の「いせ源本店」や、揚げまんじゅうが名物という甘味処「竹むら」、鳥すきやきの「ぼたん」など、重厚な名店が控えています。ここから淡路町にかけての一帯は奇跡的に戦災を免れたところだそうで、拠点性が薄れたこともあって歴史の香りが残されていますね。「竹むら」は東京都選定の歴史的建造物だそうです。「山本歯科医院」の建物なども昭和の趣を良く残しています。
 交通拠点性が薄れたといっても、ここは秋葉原や神田駅にも近く、訪れるのは容易です。都心の喧騒から逃れて一息つきたい時にふと迷い込むのにはお勧めのスポットと言えそうです。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ☆☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

華やかさは乏しいが「まつや」の行列が見える
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出世稲荷や「いせ源」などがしっとりと佇む
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[№286]有楽町高架下センター商店会

歩いた日 H26.02.15 【千代田区】 
 首都圏がこの冬二度目の大雪に見舞われた翌日、所用があって出かけた有楽町で昼食をと思い、この異空間に足を踏み入れました。交通会館を正面に見て左側、東京駅に続く新幹線の高架下です。このあたりの高架下は魅惑的な空間が多いのですが、華やかな銀座や近代的な東京国際フォーラム等に隣接する位置で、この何十年もタイムスリップした感覚に浸れる場は貴重です。
 ドトールコーヒーの脇の入口上には、商店会名とともに古色蒼然たる店名列挙のアーチ看板が。そこに記された店名は、夜のおやじたちを魅了するに十分な懐かしさがいっぱい。昼はもの悲しさが漂っていますが、仕込みに忙しそうな居酒屋もあって、夜の喧騒ぶりが伺えます。隣接地に都庁があったころはお役人の常連たちも多かったのでしょうが、周囲の環境が一変した今もこれらの店が変わらず健在なのがうれしいですね。
 「みんなの居酒屋」という楽しい看板を掲げて準備中の「ヒノマル食堂」などを見ながら少し進むと、左側(在来線高架下部分)に入る通路が鉄格子の扉で閉ざされ、その上に「丸三横丁」の大きな文字が。夜だけオープンの居酒屋横丁といったところでしょう。「焼き鳥」などの文字が踊っているのが見えます。
 昼に営業している店は少なく、入口付近の居酒屋に「かつカレー600円」の表示があるのにも惹かれましたが、さらに奥へ進んだカレー専門店「ふくてい」の「本日ステーキカレー580円(通常は800円)」の表示に誘われて店内に。着席するとすぐに出されたステーキカレーは、カレーライスの上にミディアムレアのステーキがずらりと並んでいます。満足しました。
 完全なおやじ仕様の空間ですが、鍛冶橋方面への抜け道としても使われているようで、さらに奥へ進むと新幹線と在来線の隙間の道となり、積雪に足をとられながら見ると在来線側の高架下にもいくつかの店があります。どこまでがこの「商店会」の範囲かわかりませんが、「我が道を行く」という感じのこの一角は貴重な昭和遺産です。
・なつかし度  ★★★★★
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

駅からすぐの高架下異空間の入口
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昼も営業するカレーの「ふくてい」など
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[№276]東京大神宮通り・飯田橋西口通り商業連合会

歩いた日 H26.01.04 【千代田区】 
 平成26年が明けて最初の土曜日、まだ大半の人が正月休み中ということで、多くの商店街が本稼働していないだろうと思い、敢えて初詣客が集まりそうなところとして、東京大神宮のあるここを選びました。JR飯田橋駅のホームに降りると「靖国神社、東京大神宮は西口へ」のアナウンス。西口に出て神楽坂とは反対の方向に向かうと、確かにたくさんの人出です。
 最初の交差点の手前に青森県会館のビルがあり、その一階にアンテナショップ「北彩館」があります。青森はりんごの産地。りんごそのものだけでなく、りんごカレーやりんごハンバーグなど様々なりんご商品が売られています。
 さて、その交差点を挟んで左右に大行列ができていて、誘導員が少しずつ行列を区切って交差点を渡らせています。東京大神宮の参拝はこの行列に並ばなければいけないのです。私の参拝はまたの機会として、この行列を横切ってまずは飯田橋西口通りの商店街を見学です。さすがに飲食店系が店を開けて客を誘っています。街路灯に下がる日の丸が場所柄を感じさせます。
 大神宮通りの行列沿いに歩くことはできないようなので、別の道から大神宮の正面に出ることにします。その途中に、企業のビル群に挟まれて木造の風格ある建物がいくつかあり、住宅なのか何なのか不明ですが住宅だとしたらどのような御仁が住んでいるのでしょうか。ときおり行き交う車は高級車が多いですが。
 で、大神宮の鳥居の前に来ると、先ほどの行列がやはり少しずつ区切られて境内に導かれています。とりあえず外から拝んで、大神宮通りを鳥居の右側へ下る方向を見ると、こちらは飲食店が少なく、駅とは反対方向となるために静かです。緩やかな坂道を下りきると目白通りに出ます。正月休み中ということで覗ける店もあまりなく、行列見学で終わった感が強いですが、また普通の時期に来ることもあるだろうと割り切って、九段下の駅に向かいました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ☆☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

飲食店が営業する飯田橋西口通り
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大神宮鳥居前から九段下方向を見る
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[№181]神田駅前商店会

歩いた日 H25.03.06 【千代田区】 
 神田駅周辺にはいくつかの商店街がひしめいていて、すべてが駅前商店街と言っても通用しそうですが、この神田駅前商店街は、南口の駅前周辺の商店街というところです。日本橋方面へ続く中央通りと神田金物通り、そしてJRの線路に囲まれた三角形の内側を範囲とするようです。線路東側の道には、商店街名を記した門柱があります。
 場所柄、飲食店が多いですね。平日の昼時、1時を過ぎたころでしたが、どこもまだ混み合っていました。都心の繁華街らしく全国チェーンの飲食店が多く、強い個性を伺わせる店はあまり見当たりません。JR高架下を含め、夜は居酒屋、昼のランチを提供する店が多いようです。そんな中で、駅側の角に風格ある看板の「菓子処 三原堂」があります。ここは神田鍛冶町ですが、そんな地名とともに唯一歴史の香りを感じさせる店舗と言えそうです。一方、中央通り面は、銀行やドラッグストアで多くが占められ、行き交うビジネスマンたちで何か気ぜわしい感じです。
 ところで、千代田区商連のホームページの略地図では、線路の西側面で駅南口から南の一角もこの商店街に含まれるように見え、勝手にそうなのだと解釈して(違ったらごめんなさい)そちらも歩いてみると、東側とはかなり異なる雰囲気のガード下呑み屋街の様相。夜は勤め帰りのおじさんたちが集団で管を巻くであろう庶民的居酒屋が並んでいます。昼は何となく白けたムードですが、夕方からの開店に備えた仕込みや準備などの動きが見られます。
 少々忙しい移動の途中の立ち寄りだったので、見逃した良いものもあるかもしれません。比較的身近なところなので、また歩く機会もあるでしょうが、ご指摘の点がありましたらお知らせください。
・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ☆☆☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

人通りが多い線路の東側の通り
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線路西側の高架下の呑み屋街
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[№153]お茶の水茗溪通り会

歩いた日 H24.12.24 【千代田区】 
 世の中一般はクリスマスイブという日、そんなこととは縁遠く、三連休も仕事が目一杯というおじさんの私は、ちょっとだけ寄り道で遅めの昼食を兼ねてお茶の水駅に下車。かつて十年間ほど通勤の乗り換え駅にしていた駅ですが、最近は降りることも少なくなりました。大学や病院などを控えているので、平日ならば行き交う人が多い街ですが、三連休最終日は何か空虚な雰囲気が漂っています。
 JRお茶の水駅には東の「聖橋口」と西の「お茶の水橋口」という2つの改札があり、駅の南側でその2つの改札口を結ぶ位置にあるのが茗渓通りです。商店会のホームページがあって、江戸時代にこのあたりの神田川両岸が景色の良い崖だったことが「茗渓(めいけい)」の名の由来と書かれています。しかし、両側に建物がびっしり並んだ現在の通りから神田川を見下ろすことはできません。
 飲食店が多い店舗構成ですが、丸善の書店と文具店はかつてよく利用していたところです。書店の丸善の前ではいつも何かのワゴンセールのようなことをやっていて、人だかりが絶えません。道路北面の中ほどに「レモン画翠」があって、ここは建築やデザイン関係の学生さんや専門家の御用達の店です。デザイン用品や画材などの品揃えが豊富です。以前は向かいの丸善文具店の二階にも店舗があって、私もよく図面作成の関連用品などを買いにきていました。今はパソコンでマーキングや色塗りの処理などもしやすいですが、手作業の時代はこれらの用品が結構重宝したものです。
 さて昼食ですが、時刻も3時に近く、休日で閉じている店も多いですが、聖橋側に近い部分に2mほどの狭い間口の飲食店が数軒並んでいる一角があります。この風景は以前から変わりません。よくもこんなに凝縮したものだと見るたびに感心します。しかも一階と二階が別店舗だったりもします。迷った挙句、その隣にある「楽釜製麺所」でうどんを食べました。東方見聞録や月の雫などの居酒屋チェーンと同じ系列のようです。
 周囲には湯島聖堂やニコライ堂など見どころも多いところですが、身近過ぎて逆になかなか訪れることなく、忙しく通りすぎるだけの街になってしまっているのが申し訳ないような気もします。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ☆☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

「レモン画翠」などが並ぶ休日の茗渓通り
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見事に建て詰まった飲食店の集積
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[№130]北神実業会

歩いた日 H24.10.22 【千代田区】 
 神保町は本の街。私もよく行きますが、ここの道路下は都営地下鉄2線と東京メトロ半蔵門線の乗り換え駅でもあります。特に、都営新宿線と半蔵門線の乗り換えは九段下寄りの改札が穴場ルートです。両社の乗り換えは30分以内ならば乗り継ぎ割引が効くので、地上に出てみましょう。A2出口から出たところがこの商店街です。目の前は専大前交差点で、神保町交差点とは200m程離れています。
 靖国通りの北面だけの100mほどの短い区間に専大通り沿いの一部を加えた範囲がこの商店会で、小売や飲食店だけではなく企業会員も多いようで、だから商店会ではなく実業会なのでしょう。実際、銀行や不動産店などが目立ちます。ただし、神保町であってもこの範囲には書店はほとんどありません。
 北神実業会の名は「北神保町」に由来するようです。今は神田神保町二丁目の一部ですが、かつては北神保町の地名があった歴史を、区のみちしるべ標識の記載で知ることができます。江戸時代には武家の屋敷が集まっていたというこの界隈も、現在は専修大学をはじめとする学校や出版・印刷関係の企業等が多く、神保町交差点方面との通路にあたる靖国通りの歩道上は人の流れが絶えません。
 専大通り沿いの千代田工芸は、バッジやカップ、トロフィーなどの専門店のようで、店頭には記念メダルなどが飾られているのが目を引きます。また、靖国通り上の地下鉄A2出口すぐのところに、私が好きな「ボーイズ」というカレー店があります。神保町は有名カレー店の集積地でもありますが、さらっとした感触のここのカレーが私好みで、本屋巡りの際に良く食べに寄るのです。「ボーイズ」という店名は北海道開拓の父として知られるクラーク博士の「Boys, be ambitious.(青年よ大志を抱け)」の言葉によるとのことです。クラーク博士らは、当時の日本人の身体が貧弱なのは米食の偏重によるものだとし、札幌農学校の寮規則に「生徒は米飯を食すべからず」と記載していたと伝えられていますが、そこには「但し、ライスカレーはこの限りにあらず」と添え書きされていたそうで、その趣旨の記載が「ボーイズ」の店内にありました。
 乗り換えの合間にここでカレーを食べるだけなら、乗り継ぎ割引を享受できる場合が多いですよ。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

カレーの「ボーイズ」などがある靖国通り沿い
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バッジやメダル等の千代田工芸
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[№100]日比谷商店会

歩いた日 H24.08.21 【千代田区】 
 このあたりに所用があって、月に一度くらい通るところです。都心部の銀座の隣接地、有楽町駅と帝国ホテルの間で、すぐ隣は日比谷シャンテや映画館等がありますが、レンガ造りのJR高架線下のこのラインだけは、それらのお洒落な雰囲気とは対照的な大衆的ムードを漂わせています。
 千代田区ホームページで、晴海通りから帝国ホテル東側までの線路沿い部分が日比谷商店会に相当すると見られるのですが、正確な範囲は不明です。線路西側に沿う電線類が地中化された通りの、高架下とその向かい側がそうなのだろうと勝手に解釈して、改めてゆっくり一往復歩きました。
 周辺のビジネスマンや都心を訪れる様々な人々を相手にした飲食店が大半を占めます。六本木「アマンド」の支店もありますが、和洋中華あらゆる食の店が入り乱れて並んでいるという感じです。線路の向かい側はビルの連続ですが、少なくともそれらの一階部分は大半が飲食店で、JRの高架下側も、柱と柱の間の丸い屋根の下に各種の飲食店が収まっています。夜も大いに賑わいますが、ランチタイムもかなりの盛況ぶりを見せ、また喫茶需要にも応えられます。さすが都心だけあって人通りが絶えることはなく、飲食店等の立地としては抜群の環境と言ってよいでしょうね。
 中程で線路の反対側に抜ける通路には、昼間からおじさんたちが酒盛りを繰り広げる居酒屋が構え、ある意味で貴重な都心の癒しスポットとなっています。都市の理屈から言えば、地価の高い都心部は高密度の利用で高質な商業や業務空間となるのが合理的なのでしょうが、人の営みには都心であっても猥雑性が必要で、ここはまさにそうした欲求に応えつつ成立しているというすばらしき空間なのだと思います。きれいなビル内の商店群だけでは余りにも無味乾燥ですからね。
 B級の仲間にカウントしては失礼なのかもしれませんが、敢えて取り上げさせていただきました。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★★☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

ガード下も隙間なく飲食店等が並ぶ
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大衆ムード満載の高架下居酒屋
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[№60]神田ふれあい通り商店会

歩いた日 H24.06.13 【千代田区】 
 平日の都内移動の途中、少し遅めの昼食をとろうと神田駅に降りました。神田駅周辺は商店や飲食店が密集し、特に飲食には事欠きませんが、敢えてB級度を求めて線路の東側を北へ駅からやや離れた方向に向かいます。神田ふれあい通りは、神田平成通りから北に、線路の東に貼りつくように靖国通りを超えて神田川手前の柳原通りまでの区間ですが、上を見上げると大工事の真っ最中です。
 JRが、東北・常磐線を東海道線に直通させる「東北縦貫線」を東北・上越新幹線の真上に重ねる形で建設しているもので、二段高架の巨大な壁ができつつあります。この高架下も店舗として使われているので、道路の左右に店舗が続く商店街となっていますが、高架下を生かしたまま上に高架を重ねる技術はすごいですね。
 この商店街より南側の神田駅東口に接する「神田一番街」も街路灯に「ふれあい通り」の表示がありますが、これは別組織のようです。本商店街も神田駅寄りの区間はこの一番街の延長で、サラリーマンの胃袋を満たす飲食店が多いですが、北へ進むとその密度が減ってきます。高架下側にあるカレーの「日乃屋」さんで「名代上メンチカレー」をいただきました。湯島に本店があるそうで、揚げたてのメンチがとても美味しかったです。
 お店を出て少し進むと右側のビルの傍らにかわいいお社があります。鳥居も由緒書きもありませんが、歴史ある下町神田の真っ只中ですから長く地域を見守ってきたことでしょう。この商店街は、神田鍛冶町、神田東松下町、神田須田町の町内にまたがっており、江戸の昔は職人町だったところですね。
 靖国通りを横切り、柳原通りにぶつかるまでカラー舗装が続きますが、その先の神田川に、通り名の由来ともいわれる「神田ふれあい橋」という人道橋が架かります。この橋は、東北・上越新幹線建設時の工事用の橋を地元要望により撤去せずに開放したものだそうで、これを渡ると秋葉原なので便利に使われているようです。靖国通りに戻ると都営新宿線の岩本町駅がすぐ近くです。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

上空で大工事が続く商店街
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小さな社が街を見守る
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[№37]神保町さくら通り

歩いた日 H24.05.12 【千代田区】 
 「本の街」神保町で東西の主軸をなす靖国通りの、神保町交差点と専大前交差点の間の南側に並行するのがさくら通りです。東側に続くすずらん通りは賑やかですが、こちらは歩く人も少なく、土曜日ということもあって静かで、駐車車両が目立ちます。神保町の一角ですが、書店はわずかしかありません。住友商事のビルなどオフィス街の中に商店が混在する感じで、ここの組織名も「神保町さくら通り実業会」であって、商店だけではないぞと宣言しているようです。
 すずらん通りから白山通りを渡ってこのさくら通りに入ると、すぐ左には有斐閣のビルがありますが、本の街の風情はここまで。ここから先、華やかさは乏しいのですが、途中の交差点の角にレンガ造り風の古風なビルが目を引きます。歴史的建築物とも見えるこの建物に入居しているのが「日本タイ協会」であることも面白いところです。タイ王国との友好親善の諸事業を行っている財団法人のようで、玄関にタイのポスターが貼ってありました。
 通りの西の端近くには、閉まっていましたが「大丸やき茶房」の看板を掲げる店があり、開いている時に覗いて「大丸やき」の正体を確かめたいところです。由緒正しき和風スイーツといったところでしょうか。また、柿島酒店の店頭に、足立区の商店街でも見かけた「まぼろしの飴」の文字が。喉や咳に効く飴のようですね。
 実はこの通りのもう一本南の通りに、以前何回か行った雰囲気の良い蕎麦店があって、それでこの通りは知っていたのですが、今回初めて全区間を通り抜けました。といっても250m程度ですが。
・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

さくら通りの西側入口
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日本タイ協会が入居する歴史的建築物
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[№36]神田一八通り商栄会

歩いた日 H24.05.12 【千代田区】 
 都心のビジネス街の中の商店街を土曜日に歩くのは賢明ではないかもしれませんね。ひっそりとして閉まっている店も多く、平日の喧騒が想像しにくいですが、逆にゆったりと落ち着いて歩けるぞと無理に自分を納得させて出かけました。でもここは、千代田区の商店街紹介サイトでは「神田一八通り商栄会」のはずですが、スリムな街路灯はポツポツあるけれど、どこにも商店街名の表示が見当たりません。
 中央通りの須田町一丁目の信号から西へ、外堀通りを跨いで本郷通りまで、ちょうど靖国通りの南側に並行しています。神田須田町、神田多町二丁目、神田司町二丁目、神田美土代町と、古き良き江戸の地名を残すエリアで、因みに多町と司町は二丁目だけがあって一丁目がないという町名です。
 周囲がビジネス街なので飲食店が多く、インド、上海、イタリアなど世界が高密度に集まっている感じですが、その中に、歴史ありそうな寿司店、蕎麦店、江戸小物の店、くずもちも扱う甘味処なども見られます。「一八すし」という寿司店が唯一商店街名と関係ありそうですが、「一八通り」の名の由良を知りたいところです。あの蔵前の有名ラーメン店「元楽」の支店も発見。
 この商店街の魅力は、主に外堀通りから東半分にあります。歴史を感ずる建築物の店舗が散見されるのです。多町二丁目の信号の角にはすばらしく年季が入った建物が。ここは現役のクリーニング店のようです。都心でもこうした生活サービス店が残っているところがうれしいですね。バブル期の地上げでこの種の個人商店はかなり減ったはずですが、人口の都心回帰時代に、こういう立地の商店街もこれからまたあり方を変えていくのかもしれません。
・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ☆☆☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

寿司や天ぷらなど和食店も混在
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超古典的建築物のクリーニング店
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