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ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

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ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

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[№838]第一小学校前通り商店会

■■■・・・学校とともに歩んできたはずだが、今は鮮魚店が残るだけ?
歩いた日 R02.02.22 【板橋区】 

 板橋区商店街連合会のホームページで、駅近くの気軽に行けそうな商店街として見つけたもののひとつがこの「第一小学校前通商店会」です。地下鉄都営三田線の板橋区役所前駅から地上に出ると頭上を首都高速が覆う国道17号と山手通りが合流する仲宿交差点。これを渡って少しだけ北へ進むと、板橋第一小学校があります。国道からこの校門前、そしてさらに西に進む道の歩道がレンガ舗装されていて、おそらくここが目的の商店街。
 板橋第一小学校は、後で調べると非常に古い学校で、明治7年開校とのこと。鉄筋コンクリートの校舎からはそんな歴史は感じられませんが、近代において学校は地域の拠点であり、旧中山道の板橋宿に近く、古くから人が集住していたことの証です。
  <歴史ある板橋第一小学校>
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 さて、歩道のレンガ舗装は西へ続きますが、商店街らしさはほとんど感じません。かつてはもっと賑わっていた時代があったのでしょうが、想像もできません。「BON MART」という大きな酒店の看板を掲げる建物が目立ちますが、どうも営業している様子はなく、店外に自動販売機がズラリと並んでいます。
 営業店としてあるのは、その先の鮮魚店「魚政」くらい。その向かいに「酒菜 鴨川」という店がありますが、夜は営業するのでしょうか。そして、南へ少し入ったところにもうひとつの鮮魚店「魚久」があります。他にふつうの小売店らしきものは見当たりません。本当にここが目的の商店街なのかと不安にもなりますが、周囲にそれらしきものも見えず、たぶんここ。
 「魚屋がない商店街は危ない」という商店街衰退の法則のようなことを扱った本を読んだことがありますが、ここは逆に「魚屋しかない」。これはこれで問題だ。
 学校のまわりを一回りしてみましたが、このあたりの地名は「氷川町」。事前の調査不足でしたが、このすぐ北側に、地名の由来となった氷川神社があるのを見落としていました。大宮氷川神社からの分霊で、板橋宿の鎮守として信仰を集めていたとのこと。境内に富士塚もあるそうで、知っていれば参拝していたのに、残念。
  <ここが商店街?>
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  <酒店の看板の建物に自販機が並ぶ>
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  <脇道にある鮮魚店「魚久」>
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  <鮮魚店「魚政」が孤軍奮闘中>
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・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ☆☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

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[№837]瑞江商店会

■■■・・・住宅地内で、新しい道路沿いと古くからの店舗群が共存
歩いた日 R02.02.08 【江戸川区】 

 この「瑞江商店会」は、前記事の「瑞江駅前商店会」と紛らわしい名前ですが、ここは駅から南西方向にだいぶ離れています。比較的新しい道の「鎌田西通り」沿いとそれに接する道沿いで構成されています。江戸川区商連HP上の紹介文では、「この地域は区画整備も進み広い歩道と道路を有しており食料店・飲食店を中心とした商店街です」とされ、会員数21店舗とのことですが、ほぼその通りの規模のようです。
 瑞江駅から下鎌田小学校などを見ながら歩くと「鎌田川親水緑道」が見えてきます。現在の地名は西瑞江、東瑞江、江戸川などですが、鎌田はかつてのこのあたりの地名で、これより南、篠崎街道方面には古い寺や神社などが多くあります。緑道化されているとはいえ「川」があるということは、平らなように見える下町の地形にも微妙な高低があることの証で、そういうことにも最近興味を抱くようになりました。
 さて、鎌田西通りですが、道はまっすぐ綺麗で、主に北面に商店の並びが見られますが、新しい道らしく3階建て程度のマンション等の下に小綺麗な店が店が並ぶという様相です。駅から離れた住宅地主体の地区で、商店街らしき賑わいはありません。そんな中にスーパーの「ヤマイチ」があり、自転車で訪れる人が多いようです。
  <主に直線道路の北面に展開する商店街>
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  <鎌田川親水緑道>
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  <スーパー「ヤマイチ」>
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 その前から斜めに分け入る道沿いにやや古めの建物の商店が並んでおり、そちらは一部レンガ舗装され街路灯も独自のものがあります。これがもともとあった商店街で、道路の新設によって組織を拡大か統合したということでしょうか。入口には「高級食パン」と謳う「東京ノアレザン」がお洒落に構えていますが、奥の道沿いには看板建築も残り、やきとりの店もあるなあと思ったら、そこに福祉施設の車が来て、ご老人を降ろしていきました。デイサービスの帰りでしょう。
 東日本銀行江戸川支店もあって、地域の商業中心的な通りであったとも見られますが、同支店にはまもなく瑞江駅前方面に移転の貼り紙があり、古くからの商店街の衰退を象徴しているようです。
  <古い道の入口にある「東京ノアレザン」>
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  <昔ながらの焼き鳥店等の並び>
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  <東日本銀行支店には移転を知らせる貼り紙が>
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 鎌田西通りをさらに進むと「今井」の交差点に出ます。今井は、城東電車の終点だった時代もあり、旧江戸川と新中川の合流点に面する拠点地区だったのですが、今は新今井橋からの陸橋の下に隠れて商業色はほとんどなくなり、静かに時を刻んでいます。

・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

[№836]瑞江駅前商店会

■■■・・・比較的新しい商業地だが、ボリューム満点の蕎麦に満足
歩いた日 R02.02.08 【江戸川区】 

 地下鉄都営新宿線の瑞江駅開業は昭和61年ですから、それまで陸の孤島と言われたこのあたりの利便性が飛躍的に向上してからもう34年も経つのです。周辺にはマンション等も増え、駅前一帯には大小のビルが建ち、商業施設が集積して、ここで「瑞江駅前商店会」が形成されています。
 碁盤の目状に区画整理されていますが、地下の駅は道路に対し斜めに配置されているのが面白いところ。線路は見えないけれど立派な駅前広場が整備され、京成バスのターミナルとなっています。駅上及びそれに隣接して、ライフ、ラパーク、サミットといった大手スーパーが出店しており、日常生活の利便性はばっちり。日々の食材はほぼ駅前で揃うというところです。
 一回り歩いてみましたが、商業地化したのは駅開業後であり、区画整理地なので歴史的な面影はなく、全国チェーン的な店が多くを占めるので、正直、商店街としての面白みはそれほどありません。老舗らしき店などは見当たりませんでした。
  <整然と広場が整備された瑞江駅前>
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  <駅前広場に面した商店街>
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  <駅東側の焼き鳥店に惹かれる>
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  <駅北側の通り>
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 商業以外の集客施設として、江戸川区の「東部フレンドホール」があります。文化・コミュニティ活動の拠点ということで、ホールや集会室、ギャラリーなどがあり、健康サポートセンターも併設された拠点的な公共施設です。区内「東部」一帯から電車やバスでここに来る人もいるということですね。そして、そのホールから交差点を挟んだところにある公園の名がなんと「東部フレンド公園」。江戸川区は「フレンド」がお好きなようです。
  <東部フレンドホール>
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 実は、この日に瑞江駅に降りたのは、お目当ての店があったからです。駅から南東側で瑞江駅前郵便局の隣の蕎麦店「いどや」で、前日ネットで「盛りが良いそば屋」という情報を見つけて、ぜひと思い、昼食に来てみたわけです。町のそば屋には良く入りますが量的には物足りない場合が多いので、ここはどんなものかと・・・。肉なんばんそばを頼みましたが、確かにボリューム満点。真冬なのに汗をかくほど身体が温まりました。サービスでコーヒーがつくところもグッド。ネット情報では「大盛り」は普通の5~6人分くらいあり、残すと大将に叱られるとのこと。トイレの扉には「はばかり」と書いてあるし。いやはや愉快愉快。
  <大満足の蕎麦店「いどや」>
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・なつかし度  ☆☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

[番外24]駅前レンガ通り商店街(広島)

■■■・・・広島駅近くの道路高架下の大人のたまり場。お好み焼きへゴー!
歩いた日 R02.01.31 【広島市南区】 

 西日本方面に出張で仕事が長引き、急遽広島駅近くに宿をとりました。広島は中国地方随一の大都会で、広島駅は都心部とは離れていますが、駅周辺にもビジネスホテルが多数あります。マツダスタジアムが駅東側に移転してきてからは、駅前の活気もさらに増したようにも見えます。
 広島の市街地は太田川のデルタ地帯の上に形成され、多くの河川が流れる水の都で、とった宿も猿候川を眼前にする位置ですが、駅南北をまたぐ高架道路の脇でもありました。その高架道路の真下、駅前城北通りと川の間が夜の飲食店街となっており、「駅前レンガ通り商店街」と大きく書かれています。周辺には予備校や学習塾なども多いのですが、ここは大人たちのたまり場の様相です。
 焼き鳥等の居酒屋、中華そば店などに混じって「ソーセージマン」などという洋風?居酒屋もあります。
  <高架道路下の「駅前レンガ通り商店街」大看板>
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  <焼き鳥店などが並ぶ光景>
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  <「ソーセージマン」など>
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 さて、宿に荷物を置き、遅めの夕食に一人繰り出すのですが、私のお目当ては大好物の広島お好み焼きです。この商店街を一回り、二回りする中で、お好み焼き店もあるのですが、実はそこには入らず、少しだけ駅前広場側に移動した大きなビルの6階へ。1階がパチンコ店、2階から上は飲食店が多く入居する雑居ビルですが、その6階は広島お好み焼き店をワンフロアに集結させた、その名も「駅前ひろば」です。
 地元の人は街なかのそれぞれ見知った店に行くのでしょうが、よそ者にはこういうところが便利で、観光スポットと言ってもよく、実際、修学旅行の学生団体や外国人の団体も来るそうです。都心部の本通りあたりにもビルひとつ全部お好み焼き店の集合体という「お好み村」があるのですが、ここは駅前という地の利で勝負しています。
 数ある店の中から気に入ったところに入り、店主と会話しながらお好み焼きとビールを楽しみました。これが密かな楽しみです。
 おっと、駅前レンガ通りから話題が外れてしまいました。すみません、そこではどの店にも入らなかったので。翌朝の眼前の川の写真をつけておきます。
  <朝の猿候川の風景>
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・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

[№835]方南商店会

■■■・・・賑わいは過去のものになってしまったような尾根筋の商店街
歩いた日 R02.01.25 【杉並区】 

 杉並区商店街マップによると、環七通りの泉南交番裏の交差点を挟んで東西に「方南商店会」が形成されているのがわかり、実際、柱にその名を刻んだ街路灯が続いています。西端は泉南交番のところで和泉通りにぶつかります。ただ、和泉通りと環七の間100mほどは商店街らしさはほとんどありません。
 で、環七を渡って東へと進みます。入口両側には無粋なビルが建ち、商店街の導入部としては残念な光景です。ただ、入るとすぐ、中華料理店や美容室などの並びがあり、生活型の商店街らしさがわずかながら漂ってきます。向かいにあるのは極真カラテ道場。その隣の和菓子店「清風堂」は、店頭の幟に「はなびらもち」の文字が印象的で、ガラス越しに除くと美味しそうな和菓子が並んでいたので帰りに買って帰ろうと思ったのですが、結局帰りはここを通らず、惜しいことをしました。
 その先、店舗の並びは途切れ、空き店舗や倉庫風の建物、あるいは民家が続きます。その中で「本多精米店」は、土曜のせいかシャッターが降りていましたが、立派な建物の造りが印象的でした。
  <環七からの入口近く(左に極真カラテ道場と和菓子の「清風堂」>
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  <「本多精米店」の建物>
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 その先、商店の並びが復活しますが、空き店舗化していると思しきものも散見されます。「富士薬局」が営業しているあたりが一番商店街らしいところでしょうか。舗装工事中だった小さな交差点の角に西京信用金庫の支店があるので、この界隈が一定の集客力を持っていた時代があったということでしょう。この交差点から少し進んだ「山田内科」のあたりで商店街の街路灯も終わってしまい、今は賑わいとはほど遠い風景となっています。むしろ交差する道沿いのセブンイレブンが最も商業的な香りが強いスポットともいえます。
  <空き店舗などが並ぶ>
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  <最も商店街らしい雰囲気の「富士薬局」付近>
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  <商店街東端付近(左方に西京信用金庫)>
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 ところで、ここは地形的に尾根筋にあたるようです。左右はいずれも下り坂で、神田川の支流が刻んだ谷筋です。いつのまにか中野区南台の領域ですが、このあたり、細い道沿いにアパートが多い印象もあります。マンションというよりアパートです。杉並、中野、渋谷の区境のエリアで大きな道からも離れ、商店街も含めて古き良き時代の香りが残されているというところでしょうか。
 「方南商店会」の所在地は杉並区方南ですが、地下鉄方南町駅からはかなり遠く、結局、10分ほど歩き、賑やかな十号通りを通って京王線笹塚駅に出ました。あっ、結局昼食にありつけなかった。

・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

[№834]和泉通り商店会

■■■・・・目立った特徴もない商店街だが新風を吹き込む行列店も
歩いた日 R02.01.25 【杉並区】 

 土曜日ですが、京王線代田橋駅近くに仕事上の用事があったので、駅周辺を少々ぶらつきました。
 代田橋駅近くの杉並区和泉地区の商店街といえば、「沖縄タウン」として有名な「和泉明店会」がありますが、敢えて有名どころは避け、その入口前を素通りして環七通りを北へと進み、右から水道道路がぶつかってくる泉南の交差点までくると、左斜めに入る道が見えます。入口に商店会名入りの門型アーチがあり、フラグが下がる街路灯が続いているので、ひと目でわかります。
 因みに、水道道路は、明治31年に玉川上水を淀橋浄水場に導くために建設された新水路の跡で、環七通りから新宿側はバス通りとなっていますが、ここから西は狭い路地のままです。そんなことにも関心が向いてしまうのですが、ここは商店街に足を踏み入れます。
 この和泉通りは、環七から斜めに分かれてまた環七に合流するので、環七通りの裏道的な存在で、一方通行路ながらそれなりの道幅を持ちます。でも、交通量は多くないので右へ左へと自由に横断しながら歩けます。全体の印象としては、生鮮品店があるわけでもなく、核となるスーパー等も見当たらず、中層の建物が多く並ぶ中で目立った特徴もない、といったところです。
  <商店街の南側入口付近>
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  <あまり特徴を見いだせない印象の通り>
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 そんな中で、ひとつだけ行列ができている店がありました。店名をみると「バターマスター Living room」。カフェのようですが、フランス仕込みの「フィナンシェ」の専門店だそうです。昨年オープンしてあっと言う間に人気店になったとのことで、ネット情報によると、「本場フランスで修行したパティシエシェフが作るこだわり素材を使用したおいしい洋菓子」だそうです。通りが全体に古びた感じなので、新風を吹き込むようで良いですね。
 このほかに、「珈琲舎イズミ」や「カフェマングローブ」といった、ちょっと寛ぐのに良さそうな喫茶店もあるのですが、この日はちゃんとした食事をとりたかったのに、それらしき店も見つからないまま、次へ歩を進めたのでした。中央部にあるやや年季の入った建物の交番脇から東へ進む道沿いに別の街路灯が見えます。そちら(方南商店会)に期待して空腹のまま和泉通りに別れを告げました。
  <行列店「バターマスター Living room」>
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  <商店街の北半区間の風景>
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・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★☆☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

[№833]金杉通り

■■■・・・奥州街道の風情が良く残る中をそぞろ歩き、金運上昇?も祈る
歩いた日 R02.01.11 【台東区】 

 今回この台東区根岸界隈を訪れたのは、最近、東京の地形にも興味を持ち始めた私が読んだ本で、金杉通りが下町ながらも微高地上に位置することを知ったことがひとつの動機で、もとの奥州街道(日光街道)であった通り沿いには古い商業建築が残る、との情報にも接したためです。この通り沿いは戦災で焼けなかったため、歴史が良く残されているということのようです。
 金杉通りは国道4号(昭和通り)の西に並行する道ですが、こちらがもともとの街道筋。言問通りから根岸三丁目交差点までは「うぐいす通り商栄会」の領域で、前記事で紹介したので、それ以北へ進みます。自動車交通量はそれほど多くないですが一定の道幅があります。
 すると、ありますねえ。渋さ満点の古い商業建築がちらほらと。「くぼた洋品店」が営業する並びの3連棟は、もう芸術と思われるほど絵になっています。失いたくない風景です。その向かいの二階建て三角屋根の建物は、美容室&かつらと表示する、その名も「かなすぎ」。
 次の信号交差点で交差する道は、根岸柳通りです。この柳並木の通り沿いも商店街の様相が見られるのですが、かつての花街の歴史も辿れるとなれば今回は事前の勉強不足で、また改めて、情報を仕入れてから歩きにくることにします。で、金杉通りをさらに北進します。
 引き続きマンション等の間に埋もれるように、土蔵造りにも見える古い建築物で、落花生の店などが営業しているのが見られます。向かい側にも看板建築の並びがあり、これも絵になっています。
  <芸術的ともいえる昭和の看板建築群>
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  <美容室&かつらの「かなすぎ」など>
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  <根岸柳通りとの交差点>
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  <落花生を扱うどっしりした店舗など>
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 そして、金曽木小学校前の信号交差点手前右に三島神社があります。「金運上昇」の幟に釣られて鳥居をくぐる、などというのは神様に浅ましさを見抜かれているようでもありますが、謹んで二拝二拍手一拝。祭神は大山祇命で、境内には、雷を封じ込めたという伝説のある雷井戸や、かつて脇を流れていた川にかかっていた石橋跡などもあり、ここで初めて、地形を実感したしだい。境内社として火除稲荷社もあります。
 斜め向かいの和菓子店「紅林堂」で、大きな黒どら焼きと最中を買いました。明治30年創業とのこと。昔はこの裏あたりが三業地(花街)で賑わっていたことや、金杉通りに路面電車も走っていたこと、三島神社は「落ちないお守り」で有名で、ここに来る人は皆出世することなどを教わりました。
 帰りに、「かなすぎ」並びの看板建築の蕎麦店「甲州屋」で肉南蛮そばを食し、冷えた身体を温めました。ご近所の老婦人たちが地元の話題で盛り上がる中、食後にみかんをサービスでいただきました。こういう店がさりげなく続いているのがまた良いですね。
  <三島神社>
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  <和菓子店「紅林堂」>
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・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★★☆