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ほのぼの「B級商店街」歩き

東京下町を中心に、決してA級ではないけれど、ほのぼのとした風情ただようB級・C級の商店街を、応援の思いも込めながらぶらぶらと歩きます。

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ほのぶらマン

Author:ほのぶらマン
商店街全盛時代を懐かしむ昭和世代の男です。商店街が少しでも元気を取り戻すことを願いつつ、ほのぼの感を求めてぶらぶらと散歩気分で歩きます。

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皆さまのご感想や情報など、お便りをお待ちします。

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[№890]江古田商和会

■■■・・・戦国合戦の塚もある「昭和度」高めの商店街風景もいつまで?
歩いた日 R03.03.27 【中野区】

 沼袋駅から駅前商店街に相当する「沼袋親交会」の通りを北に向かって歩き、「百観音 明治寺」へ立ち寄って再び北上しようとすると、街路灯が変わっているのに気づきました。ここから商店街組織が別になるということです。現地では商店会名が確認できなかったのですが、後で調べると「江古田商和会」と知りました。ただ、江古田は新青梅街道から北の地名。商店街は新青梅街道を超えて北に続くとはいえ、メインは南の沼袋側。どちらも古い地名でしょうが、こだわりがあるのでしょうね。
 さて、この商店街の領域に入ると、「昭和度」が少し増したように感じます。鉄骨造らしい新しめの建物もあるのですが、昭和の看板建築の店が目立ち、それぞれに惹かれます。青果店などのほか、ミニスーパーの「マツモト」もあるので、生活密着型の機能も果たし続けていると見られます。
  <「沼袋親交会」に近い部分>
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  <ミニスーパー「マツモト」など>
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 このあたりで昼食を、と思い、レトロ喫茶風の「ミカドコーヒー」のランチメニューも興味深いですが、その斜め前の蕎麦店「成田屋」に入り、たぬき丼セットを食しました。若い人も含め幅広い客層に支持されているようです。
 ここを出てさらに北へ進むと、「越後屋」といういかにも「昔ながらの団子屋さん」というべき和菓子店が目を引きます。さらに新青梅街道の手前に、区立丸山塚公園と中野区障害者福祉会館、沼袋区民活動センターがあり、見落としましたが、丸山塚とは、区のサイトによると太田道灌と豊島泰経が戦った江古田ヶ原・沼袋の戦の犠牲者を祀る豊島二百柱社があるとのことです。
 そして、その公園前の掲示看板を見て愕然としました。なんと、都市計画道路事業のお知らせです。中野区の街路で既に事業化しているようで、沼袋駅南から新青梅街道までの商店街の道を14mに拡幅するとのこと。またもや「商店街を破壊する都市計画道路」です。現道を両側に拡幅するようで、この古き良き商店街風景は壊滅するでしょう。地元住民や商店主たち、そして商店会はどのように反応しているのでしょうか。
 複雑な思いで新青梅街道をわたります。商店街は国際短期大学のあるあたりまで暫く続きますが店舗密度は薄くなります。道路は対面通行となり、そのまま進めば練馬区に突入します。
  <蕎麦の「成田屋」があるあたり>
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  <「ミカドコーヒー」などの並び>
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  <古き良き「越後屋」がある風景>
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  <新青梅街道から北の様子>
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・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★★☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★★☆
・ローカル度  ★★☆☆☆

★ランダムリンク
   (駅近くで独特の魅力を醸す商店街(7))
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[№889]沼袋親交会

■■■・・・観音様やお稲荷さんもある、狭い道ながらバスも通る駅前商店街
歩いた日 R03.03.27 【中野区】

 沼袋駅前のメインの商店街がこの「沼袋親交会」です。駅前踏切で線路と直交する南北の通りで、駅を拠点とした人の流れの主軸となっていて人通りは多いのですが、道幅は6m程度。さすがに車両は南向きの一方通行ですが、そこをなんと路線バスが頻繁に走ります。練馬駅から中野駅行きの京王バスで、逆方向は別ルートです。
 踏切から南はすぐに妙正寺川の橋で、ここから北に向かい緩やかな上り勾配で商店街が続きます。バス停を兼ねた駅前小広場に面した角の4階建ての商業ビルの外観がヨーロッパ的なのが面白く、それを横目に北に進みます。駅に近い部分では大手チェーンの店舗も目立ちますが、全体に、駅の開設後に自然発生的に形成された商店街が今に続いているという印象で、店舗ごとに、ビルに更新されているものもあれば昭和の印象のまま残っているところもある、という「商店街らしさ」が濃厚なところです。西武沿線はこういう雰囲気のところが多いですね。
  <駅前の洋館風建物と路線バス>
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  <「尾張屋」という豆腐店など>
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 北へ進むほどに「昭和」感が少しずつ強まり、「尾張屋本店」とあるので蕎麦店かと思えば豆腐店だったり、いかにも歴史ありそうな寿司店があったり、看板建築の空き店舗を商店街事務所が使っていたりします。商店街西側には実相院という由緒ある寺院がありますが、ふと右手(東側)をみると赤い鳥居があり、誘われてくぐっていくと民家の玄関先のようなところに小さなお稲荷さん(大岡稲荷神社)があったりもします。
  <看板建築も並ぶ商店街中ほどの部分>
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  <看板建築を使った商店街事務所など>
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  <生花店などが彩る商店街・・またバスが来た>
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 さらに進んだ右側の小道に誘われて入ると、「百観音 明治寺」があります。その名のとおり、明治天皇のご病気の平癒を祈願するために観音像を祀ったことがはじまりという比較的新しいお寺ですが、境内には寄進されたという多数の観音様が並び、満開の桜とともになかなか見応えがあります。隠れた名所発見、というところですね。
 商店街に戻りますが、それにしてもこの幅の狭い道をバスが走る風景は驚きですが、商店街内に停留所がないのも意外です。「百観音」なんていうバス停があっても良いんじゃないかな。で、さらに進むと、街路灯が異なるのに気づきました。ここから先は別組織の「江古田商和会」となるようです。
  <「百観音 明治寺」(満開の桜の下で)>
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・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

★ランダムリンク
   (駅近くで独特の魅力を醸す商店街(6))
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[№888]禅定院通り商栄会

■■■・・・駅近くにありながらマイペースで時を刻む門前の商店街
歩いた日 R03.03.27 【中野区】

 3月末、コロナの2度目の緊急事態宣言が解除され、陽気も温かくなってきたので、商店街歩きをそろり再開です。「降りたことのない駅に降りてみる」の実践として、密を避ける意味でも各駅停車しか停まらない駅として、西武新宿線沼袋駅を選びました。このあたりの新宿線は連続立体交差(地下化)事業中で、駅も仮囲いなどが目立ちます。
 駅前踏切を挟んだ南北方向の通り(沼袋親交会)がメインの商店街ですが、まず踏切前後をうろうろしていたら、北側の小広場的空間から北東方向に別の商店街があるのが目に入りました。街路灯にくっきりと記された組織名は「禅定院通り商栄会」。150mほどの短い商店街ですが、その名のとおり突き当たりには真言宗豊山派の寺院「禅定院」があります。リンクさせていただいている志歌寿ケイトさんの「東京の商店街を歩こう」では「沼袋栄通睦会」と紹介されているのですが、お寺の御利益にあやかって組織名を変えたのでしょうか。
  <駅側の商店街入口部分>
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 駅に近いこともあり、飲食店が多い印象ではありますが、メイン動線から外れているためこの細い道筋を歩く人は少なく、静かです。平常時なら夜は多少は賑わうのでしょうか。特に強烈に惹かれる店舗や光景もないままに通りすぎてしまいますが、全体に近代的な感じは乏しく、マイペースで時を刻んでいるように見えます。駅側の入口付近の自販機で飲み物を買い、その脇の人の家の庭先のようなスペースで飲みながらくつろぐおじさん達の姿が微笑ましく見えました。
  <商店街風景(1)>
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  <商店街風景(2)>
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  <商店街風景(3)>
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  <商店街風景(4)>
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 「禅定院」は南北朝時代の開創で御本尊は不動明王。境内は清潔で、六地蔵や弘法大師立像などがあり、幼稚園も併設されています。境内の桜が満開でした。このあたりは寺院が多く、また近くには氷川神社もあります。沼袋は蛇行する妙正寺川に囲まれた台地状の地形であるため、古くから人の営みがあったことの証左とも言えるのでしょう。
 商店街観察というよりも久々のお散歩気分で、ぶらぶらと往復し、駅前まで戻ってきました。個性的な店舗などを見落としていたならごめんなさい。なお、この商店街は中野区商連のリストになく、中野区は商連未加盟の商店街も網羅したリストが見当たらないので、貴重な「発見」でありました。
  <桜咲く「禅定院」境内>
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・なつかし度  ★★☆☆☆
・ぬくもり度  ★★★☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★★★☆☆

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   (寺社の門前商店街(5))
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[№887]清新パトリア専門店会

■■■・・・良好な環境の新しい街のショッピングセンターは国際色の個性も
歩いた日 R03.03.20 【江戸川区】

 桜が早くも咲き始めた3月の休日に、地下鉄東西線の西葛西駅に途中下車。この街は、インド系のIT技術者等が集住することで知られ、インドカレー店も多いのが特徴です。ダイバーシティ(多様性)を唱えるまでもなく、それらしき人たちの姿が多く見られ、違和感なく街の風景に溶け込んでいます。
 この駅前や駅高架下の「メトロセンター」は以前紹介しましたが、江戸川区商店街マップを見ると、近くに「清新パトリア専門店会」という組織名が記されており、今回はそちらを探訪というわけです。駅南口から、総合レクリエーション公園の一角をなす部分を抜け長い歩道橋を渡ると、「マルエツ」と「パトリア」の文字が目立つ緑色看板の建物が見えてきます。
  <駅側の歩道橋から公園越しに見る「パトリア」>
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  <西側の施設入口付近>
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 清新町一帯は、かつて「葛西沖」と呼ばれた浅瀬を埋め立ててできた広大な土地を区画整理して、元公団や公社、都営等の大型団地を計画的に整備したところで、町名からもわかるように町の歴史はまだ40年程度という新しさですが、集合住宅群も40年近く経つとやはり年季が入ってきますね。計画的に作られた街なので景観は良好ですが。
 この街の中心的なショッピングセンターの役割を果たしているのが、この「マルエツ」とそれに付随する専門店街の「パトリア」です。2階建ての建物に共存しており、1階、2階双方で相互に行き来ができます。スーパー「マルエツ」が入口付近で焼き芋を販売しているのはお約束の光景ですね。
 「パトリア」は、中央通路を挟んで店舗が並ぶ構成で、通路の中央にエスカレーターがあり上下移動ができます。一部空き区画もありますが、1階の青果店「安じろう」と、食料品や酒などを扱う「まねきや」が集客の核になっているようで、そのほかに精肉店や生花店などもあって、マルエツとうまく棲み分けができているようです。
 2階は生活サービス系が主体ですが、その中で「アンビカベジ&ヴィーガンショップ」はインド食材の店。街の特徴がここにも現れています。その斜め向かいに寿司店が元気に営業しているのがまた面白いところ。
 このショッピングセンターは、駅からほど近い距離のせいか孤立感がなく、団地の成熟にかかわらず賑わいを維持しているところが立派です。道を隔てた東には「江戸川区球場」もあり、環境に恵まれたインターナショナルタウンなのであります。
  <1階の青果店「安じろう」など>
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  <1階のマルエツ入口>
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  <「まねきや」などが客を集める>
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  <2階の状況(左がインド食材店)>
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・なつかし度  ★☆☆☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★★☆☆☆
・ふだん着度  ★★★☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

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   (駅近くで独特の魅力を醸す商店街(5))
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[№886]松戸宿(水戸街道)

■■■・・・重厚な建物が点在して残る宿場町も今は商業色が希薄
歩いた日 R03.03.07 【千葉県松戸市】

 「普通の日常」の商店街を普通に楽しめる日が早く戻ってくることを願いつつ、商店街散策というよりも「街歩き」の中から歴史の片鱗を見いだそうと、松戸に寄り道をしました。
 江戸時代の水戸街道は、千住から葛飾の新宿(にいじゅく)等を通り、金町の関所から江戸川を船で渡るルートで、渡ったところが松戸宿でした。この宿場町は、災害や戦災などの被害が少なかったため昔の風情が比較的最近まで残されていたとのことですが、近代化の波はその面影をどんどん消し去っていきました。それでも、まだ随所に歴史を感じさせる風景を見ることができます。
  <松戸駅入口交差点に近い宿場町の通りの風景>
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 今回歩いたのは、本町の松戸駅入口交差点付近から、渡船場があった場所に近い角町の三叉路までの往復。市川方面と結ぶ京成バスが頻繁に走りますが、道路は渋滞が目立ちます。商店街としては、春雨会、みやまえ会、角町・下横町商店会など複数の組織にまたがるようですが、現在の商業の本場は松戸駅の周辺やさらに郊外に移っており、華やかさはありません。
 駅を降りて、伊勢丹通り(伊勢丹は数年前に閉店し、今は「キテミテマツド」)を横切り、宿場町の通りへ出ます。両方向、車の往来が激しいので横断に苦労しますが、適宜右へ左へ横切りながら街並みを見て歩きます。
 歴史を感じさせる建物としては、春雨橋近くの福岡家住宅や旧原田米店、和菓子の「栄泉堂岡松」、「相幸酒店」など。マンションやビルなどの囲まれながらも重厚感を漂わせています。角町交差点に面した「山崎商店」とその隣で空き店舗化したとも見られる銅板建築風の建物の並びも良い感じです。商店街としては衰退が進んでいる様相ですが、昭和の看板建築の並びが他にも見られ、ここを原点に松戸のまちが発展していったことを偲ばせます。
 宿場の本陣跡は、通りから一歩川寄りに入ったマンションの下に「本陣跡地」の碑が残るばかり。脇本陣は今の松戸郵便局のところだったそうです。
  <和菓子の「栄泉堂岡松」>
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  <歴史的商業建築が残る角町交差点前>
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  <脇本陣があったという郵便局などがあるあたり>
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 そんな旧宿場町には寺社も多く、日本武尊を御祭神とする松戸神社をはじめ、西蓮寺、善照寺、松竜寺、慈眼寺などのほか、「松戸四国八十八ヵ所弘法大師霊場」と称する宝光院には92体の石像が並びます。その入口には「千葉周作修行の地」の標柱が建ち、ここに北辰一刀流で著名な千葉周作が修行した浅利道場があったとのことです。
 春雨橋の下から松戸神社脇にかけて通りと並行する坂川沿いでは、ちょうど河津桜が満開ですが、今年は河津桜まつりも中止のようです。江戸川の堤防にのぼると、開けた視界と川風が心地よく、思わず大声で叫びたくなります。
  <慈願寺付近の坂川(河津桜が見頃)>
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  <江戸川堤防(渡船場があった場所の近く)>
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・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★★☆☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

★ランダムリンク
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[№885]丸ノ内線銀座駅(の思い出)

■■■・・・人間サイズの地下通路にあの頃の「おもかげ」を探して・・
歩いた日 R03.02.27 【中央区】

 2月末(令和3年)ですが、2度目の緊急事態宣言がまだ解けない情勢下では通常の商店街散策を楽しむ雰囲気ではなく、人の外出も商店営業も「自粛」が浸透した中では、商店街風景も「普通の日常」の姿とは言えないでしょうから、新たな記事の作成がなかなかできません。
 必要な所用外出で有楽町に行った後、JRガード下の晴海通りから地下鉄銀座駅に入りました。ここでしばし思い出に浸ります。
 40年近く前、もちろんまだ元号は昭和でしたが、有楽町を通勤の乗換駅にしていた時期があり、一人暮らしだった若かりし私は残業帰りにどこかで夕食をとる必要があり、有楽町周辺をよく徘徊しました。もとより銀座で気軽に食事などできるわけがありませんが、そんな中で、一人でもぶらりと入れる食事処が丸ノ内線銀座駅の改札外通路にありました。
 記憶が不鮮明ですが、ホームの上階通路の中央の店舗区画を細長く2つに仕切って、カレー店(?)と寿司店がありました。銀座らしくない庶民的なスタンド形式の店で、時々そこに立ち寄ったものです。うら若きサラリーマンでも気軽に払える良心的な価格設定で、寿司店でまぐろの握りが10貫ほど乗ったメニューを、少し得したような気分で良く食べていました。
 隣接して書店(確か「山下書店」)もあったと思いますが、今、それらの区画と思われる位置に店舗はなく、黒い壁で囲まれ、東京メトロの職員研修室のような表示があります。現在の店舗は、メインの改札を挟んだ北側に、「Echika fit」としてスターバックスを含む3店舗と、売店のようなものが2つほどあるのみです。通路の装飾もお洒落になり、昔の情景がなかなかフラッシュバックしてきません。あのころ(昭和50年代末頃)のここを覚えている方、いらっしゃいませんか。
  <かつて寿司やカレー店があったと思われる一角>
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  <「Echika fit」の店舗(天井高が人間サイズ)>
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  <2軒の売店>
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  <足元の「Echika fit」表示>
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 丸ノ内線は、銀座線に続いて戦後初の地下鉄路線としてできたもので、この駅は最初は「西銀座駅」で、銀座線の銀座とは別の駅でしたが、その後日比谷線の開通で統合されました。古い路線ゆえに、天井の低さや通路の幅などが小振りの人間サイズに感じられ、私は好きです。今は有楽町のマリオンやイトシア方面への地下通路も連結されていますが、それらとのサイズ感の違いが実感されます。
 最近読んだ浅田次郎氏の小説「おもかげ」は、地下鉄丸ノ内線を舞台にしています。同氏の代表作「地下鉄に乗って」も丸ノ内線が舞台の時空旅行ですね。いろいろな人の思い出を運び続けているのでしょう。
 というわけで、商店街ではない記事を書いてしまいました。
  <人影が途絶えた奇跡的な一瞬>
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・なつかし度  ★★★★☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ☆☆☆☆☆
・ローカル度  ★☆☆☆☆

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[№884]両国3・4丁目国道14号沿い

■■■・・・相撲や文学、忠臣蔵など文化のあるまちの名店で蕎麦食す
歩いた日 R03.02.23 【墨田区】

 ここも独立した商店街組織があるわけではないようですが、「元禄二八そば」の「玉屋」で昼食をとったので、その前後(両国3・4丁目)の道路沿いをレポートします。
 「玉屋」がある国道14号は、東京下町から千葉に向かう大動脈で、墨田、江東区あたりではこれを「京葉道路」と呼びます。因みに、有料の「京葉道路」は篠崎ICから東方面です。
  <両国3・4丁目の京葉道路(国道14号)>
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 位置としては、JR両国駅の東口前から横綱横丁を抜けたところの左右で、国技館や江戸東京博物館、回向院などのメジャーな施設からは人の回遊がしにくい位置とも言えそうです。それでも歴史ある両国のまちの一角なので、ゆっくり歩くと渋さも感じられます。
 まず目に止まるのが、「芥川龍之介生育の地」の説明板です。生誕地ではありませんが、本所小泉町であったこの地の芥川家に13歳で養子に入り6年間を過ごしたそうで、この界隈の環境が龍之介の精神風土に大きな影響を及ぼしたようです。ここから一歩南へ入った両国小学校の脇には、氏の代表作のひとつ「杜子春」の一節を記した文学碑もあります。
 沿道のビルに収まっていますが、「お江戸両国亭」は、民間の不動産会社「永谷」が営む演芸場で、円楽一門の寄席を中心にファンを集めているようです。また、相撲の街らしく、相撲番茶などもある創業安政元年の「中田屋茶舗」といった歴史を刻む店や、各種の相撲グッズを扱う「両国高はし」などの店があるのも楽しいですね。
 清澄通りと交わる「緑一丁目」交差点までが地名の「両国」で、その交差点の角で目を惹くのが、力士達御用達のキングサイズの洋品店という創業明治40年の「ライオン堂」です。周囲に相撲部屋も多いこの地ならでは、というところです。
  <「お江戸両国亭」>
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  <「中田屋茶舗」など>
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  <蕎麦の「玉屋」>
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 さて、創業大正8年の「玉屋」は、外出自粛要請下であってもそこそこの客入りで、やっと片隅に席を用意してもらいました。肉なんばんそばをいただきましたが、メニューには「討入り定食」や「義士御膳」などもあります。そう、この南の本所松坂町公園は旧吉良邸跡で、赤穂浪士の討ち入りの舞台です。いろいろな歴史や伝統が蓄積された「両国の東側の一角」なのでした。
  <「ライオン堂」のある緑一丁目交差点>
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  <こんな風景も・・・>
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・なつかし度  ★★★☆☆
・ぬくもり度  ★★☆☆☆
・ひょうきん度 ★☆☆☆☆
・ふだん着度  ★☆☆☆☆
・ローカル度  ★★★★☆

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